JP2007206413A - 搬送ユニットの取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送ユニットの締め付け固定を1箇所にしながらも安定状態で取付面に固定することができる取り付け構造を提供する。
【解決手段】写真フィルムの現像処理を行なうプロセッサFPと、現像済み写真フィルムのコマ画像を読み取るスキャナーFSと、写真フィルムをスキャナーFSへ搬送する搬送ユニットFCを装置本体フレームに固定する取り付け構造であって、装置本体フレーム側の取付面100aと、これに植設され、係合溝102aを有する取り付けピン102と、搬送ユニット側の固定プレート200と、これの第1の箇所を取付面100aに対して結合するネジ203と、第2の箇所に設けられ係合溝102aと係合可能な小径部200cと、ネジ203と固定プレート200を連動させるリンク部材206とを備え、ネジ203による締め付け作用により、第1の箇所を取付面100aに対して固定し、リンク部材206により、第2の箇所を非係合状態から係合状態へと移行させる
【選択図】図5A

Description

本発明は、未現像写真フィルムの現像処理を行なうフィルムプロセッサと、このフィルムプロセッサにより処理された現像済み写真フィルムのコマ画像をデジタル画像データとして取得するためのフィルムスキャナーと、フィルムプロセッサから排出される現像済み写真フィルムをフィルムスキャナーへ搬送するための搬送ユニットとを備えたフィルム処理装置において、前記搬送ユニットを装置本体フレームに固定するための取り付け構造に関するものである。
未現像写真フィルムの現像処理を行なうフィルムプロセッサと、現像済み写真フィルムのコマ画像をデジタル画像データとして取得するためのフィルムスキャナーとを結合して一体化したシステムとしては、下記特許文献1に開示される写真感光材料処理装置が公知である。フィルムプロセッサにおいて、写真フィルムの現像処理及び乾燥処理が終了すると、写真フィルムはフィルムプロセッサから排出されて、搬送ユニットへ送り込まれる。この搬送ユニットにおいて、写真フィルムとフィルムリーダを分離し、カット後の現像済み写真フィルムのみがフィルムスキャナーに引き続き送り込まれて、各コマ画像のスキャニングが行われる。
特開平11−234476号公報
かかるフィルム処理装置においては、フィルムプロセッサ内におけるトラブルやメンテナンスを行なうためには、カバーを開ける必要がある。このようなメンテナンスなどは1日あるいは数日に1回程度のペースで行なわれている。このようなメンテナンスに対応するためには、フィルムプロセッサの上部や側部に配置される搬送ユニットを取り外さなければならない。従って、搬送ユニットはフィルム処理装置の装置本体フレームに対して取り外し可能な状態で取り付ける必要がある。
搬送ユニットを装置本体フレームに対して取り付ける場合には、最低でも2箇所にネジ結合を行うことで締め付け固定することが好ましいが、搬送ユニットをフィルムプロセッサとフィルムスキャナーの間に配置する関係上、スペース的に2箇所の固定箇所を確保できないことがある。かかる場合に、特に搬送ユニットの重心から離れた位置で1箇所だけを締め付け固定すると、固定後に何らかの外力が搬送ユニットに作用した場合に、締め付け固定した箇所から離れた位置では隙間が生じるなどの問題が発生する。そのために、搬送ユニットの取り付け位置の安定性が確保できなくなると共に、写真フィルムを搬送させるときに搬送経路に歪みなどが生じて、写真フィルムの搬送が蛇行したり詰まりが生じるなどのトラブルが発生する可能性があった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、搬送ユニットの締め付け固定を1箇所にしながらも安定した状態で取付面に固定することができる搬送ユニットの取り付け構造を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る搬送ユニットの取り付け構造は、
未現像写真フィルムの現像処理を行なうフィルムプロセッサと、このフィルムプロセッサにより処理された現像済み写真フィルムのコマ画像をデジタル画像データとして取得するためのフィルムスキャナーと、フィルムプロセッサから排出される現像済み写真フィルムをフィルムスキャナーへ搬送するための搬送ユニットとを備えたフィルム処理装置において、前記搬送ユニットを装置本体フレームに固定するための取り付け構造であって、
装置本体フレーム側に設けられた取付面と、
この取付面に植設され、係合部を有する取り付け体と、
搬送ユニット側に設けられる被取り付け体と、
この被取り付け体の第1の箇所を前記取付面に対して結合させるための締め付け具と、
被取り付け体の第2の箇所に設けられ前記係合部と係合可能な被係合部と、
前記締め付け具と被取り付け体を連動させるための連動機構とを備え、
前記締め付け具による締め付け作用により、第1の箇所を取付面に対して固定すると共に、前記連動機構により、第2の箇所を非係合状態から係合状態へと移行させることを特徴とするものである。
かかる構成による取り付け構造による作用・効果を説明する。装置本体フレーム側には搬送ユニットを取り付けるための取付面が設けられ、この取付面に、係合部を有する取り付け体が植設される。一方、搬送ユニット側には取付面に結合される被取り付け体が設けられている。被取り付け体の第1の箇所は、締め付け具により取付面に対して締め付け固定される。また、連動機構の作用により、締め付け具による締め付け作用を行うと、被取り付け体の被係合部が取り付け体の係合部に係合する。第2の箇所は締め付け具による固定ではないが、かかる係合作用により安定した結合状態にすることができる。これにより、第1の箇所の締め付け固定により第1の箇所と第2の箇所の2箇所を同時に結合することができる。その結果、搬送ユニットの締め付け固定を1箇所にしながらも安定した状態で取付面に固定することができる搬送ユニットの取り付け構造を提供することができる。
本発明に係る連動機構は、締め付け具に設けられるリンク部材を含み、このリンク部材に形成されるリンク溝に被取り付け体に設けられるリンク軸が嵌合するように構成されていることが好ましい。
連動機構として、締め付け具にリンク部材を設け、このリンク部材にリンク溝を形成し、これにリンク軸を嵌合させることで、締め付け具の締め付け操作によりリンク軸がリンク溝に沿って移動し、第2の箇所を係合状態にすることができる。これにより、簡単な機構により1つの締め付け具で第1の箇所と第2の箇所の両方を結合することができる。
本発明において、前記取り付け体の係合部は係合溝であり、被取り付け体が取付面に対して平行移動することで、被取り付け体の被係合部が係合溝に係合するように構成されることが好ましい。
被取り付け体を取付面に対して平行移動させることで、取り付け体に形成された係合溝に被係合部を係合させ、第2の箇所を確実に結合することができる。係合溝を設けることで、取付面からの浮き上がりなどを確実に防止することができる。
本発明に係るフィルム処理装置の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、フィルムプロセッサFPとフィルムスキャナーFSで構成されるフィルム処理装置FAと、プリント作成装置PAを有するプリント処理システム1全体の外観構成を示す図である。なお、プリント処理システム1は、その他の装置(例えば、注文者用受付端末、記録媒体への書き込み・読み取り装置、インターネット受け付け可能なPC端末等)を有するものであってもよい。
<システムの全体構成>
図1において、フィルム処理装置FAは、未現像写真フィルムの現像処理を行なうフィルムプロセッサFPと、このフィルムプロセッサFPにより現像処理された現像済み写真フィルムのコマ画像を光電変換によりデジタルの画像データとして取得するためのフィルムスキャナーFSとを上下位置に配置する。そして、フィルム処理装置FAは、フィルムプロセッサFPの排出部から排出された現像済み写真フィルムをフィルムスキャナーFSの供給部へ搬送するための搬送ユニットFCを備えている。
このフィルム処理装置FAは、通信回線を介してプリント作成装置PAに接続される。プリント作成装置PAは、通信機能、オーダー管理・制御機能、画像処理機能、プリント作成機能を有し、コンピュータ、ディスプレイ等の表示手段、キーボード、マウス等のインターフェースとを備えている。この構成によりフィルム処理装置FAで取得した画像データは、通信回線を介してプリント作成装置PAに伝送され、このプリント作成装置PAにより印画紙等のプリント媒体に画像がプリントされる。オーダー管理・制御は、画像データをオーダー単位で管理し、プリント作成の順序を設定できるように構成される。
なお、プリント作成装置PAは銀塩式の印画紙を使用するものに限定されず、インクジェット型、昇華型のプリント作成装置を用いてもよい。
本発明において、フィルムプロセッサFPにより現像処理される前の写真フィルム(コマ画像が潜像状態のもの)を特に未現像写真フィルムと称し、フィルムプロセッサFPにより現像処理された後の写真フィルム(コマ画像が顕在化したもの)を特に現像済み写真フィルムと称することがある。
<フィルムプロセッサ>
フィルムプロセッサFPは、図1、2に示すように、プロセッサ本体の前部にフィルム挿入部11を配置し、プロセッサ本体内部に現像処理部12、乾燥処理部13とを備え、プロセッサ本体の後部に排出部14を配置し、フィルム挿入部11から排出部14にわたって搬送機構15を形成している。プロセッサ本体の前部位置には各種情報を表示する液晶ディスプレイ16aと複数の操作ボタン16bを有したコントロールパネル16を備え、プロセッサ本体内部にフィルムプロセッサFP全体の制御を実現する制御ユニット17を備える。プロセッサ本体の上面には、排出部14から送りだされる現像済み写真フィルムを受け止めるフィルムストッカー18が形成されている。
フィルム挿入部11には、開閉自在な蓋体11aを備え、フィルムカートリッジCa(もしくはパトローネ)に収容されたロール状の未現像写真フィルムをセットし、搬送機構15に受け渡す作動系(フィルム駆動機構11e)と、写真フィルムの後端を切断する切断ユニット11bを備える。
また、写真フィルムの長さの情報を得るために、搬送機構15によって搬送される写真フィルムの先端及び後端の通過を検出するローディングセンサー11cを備える。ローディングセンサー11cは、一対の光学式センサー(受光式、投光式)で構成される。このローディングセンサー11cは、フィルム先端位置(もしくはフィルムリーダの先端位置)とフィルム後端位置を検出することができる。これら検出された先端位置と後端位置情報に基づいて、写真フィルムの長さ情報を演算する。
APSフィルムの現像処理の場合、カートリッジCaから引き出した写真フィルムの先端にフィルムリーダLを取り付け、蓋体11aを開放して、このフィルムリーダLが先行するようにフィルム挿入部11にカートリッジCaをセットする。写真フィルムFとフィルムリーダLとを接続した状態を図3に示す。フィルムリーダLは、樹脂製のフィルムと同程度の柔軟性を持つシート状部材であり、写真フィルムFよりも大きな幅寸法を有する。フィルムリーダLには、多数のパーフォレーションLaが形成されており、このパーフォレーションLaと噛み合うスプロケットにより、写真フィルムFはフィルムプロセッサFP内を搬送される。かかるパーフォレーションLaを設けることで、フィルムプロセッサFP内をすべりが生じることなく確実に写真フィルムを案内することができる。
パーフォレーションLaは、図示のようにフィルムリーダLの中央ではなく、幅方向の片側端部(図3(b)参照)あるいは両端部に形成されていてもよい。写真フィルムFとフィルムリーダLとの連結は、図3(a)に示すように、フィルムリーダLに形成された係合突起を写真フィルムFに形成された孔に挿入することで連結してもよいし、図3(b)に示すように、粘着テープTにより写真フィルムFの先端部とフィルムリーダLとを連結してもよい。使用されるフィルムリーダLの形状・大きさは予め決まっている。また、フィルムリーダLと写真フィルムFの連結は治具を用いて行なうため、フィルムリーダLに対する写真フィルムFの連結位置(貼り付け位置)も予め決まっている。
フィルムリーダL付きの写真フィルムFをセットして、蓋体11aを閉じた後、コントロールパネル16の所定の操作ボタン16bを操作することで制御ユニット17の制御によってフィルム搬送(ローディング)が開始され、現像処理部12での現像処理と、乾燥処理部13での乾燥処理の後に排出部14からフィルムリーダLを先頭にして写真フィルムが排出される。この場合、カートリッジ検出手段11dがカートリッジCaを検出して、次いで、蓋体11aを閉じると、ローディングが開始され、写真フィルムFが搬送開始される。
制御ユニット17は、ローディングを開始するようにフィルムプロセッサFPの各要素を制御する。フィルム駆動機構11eが、フィルムリーダL及び写真フィルムFを圧着ローラで狭持しながら現像処理部12まで搬送し、ローディングセンサー11cが搬送されてきたフィルムリーダL及び写真フィルムの先端を検出すると、現像処理部12及び乾燥処理部13の搬送機構15が駆動され、フィルムリーダL及び写真フィルムを圧着ローラで挟持して、現像処理部側に搬送する。ここで、フィルム駆動機構11eと搬送機構15は、別駆動で動作する。なお、フィルムプロセッサFPでの「ローディング」とは、フィルムカートリッジCaから写真フィルムがフィルム駆動機構11eによって引き出され、現像処理部12に搬送される動作を意味する。
現像処理部12は、発色現像槽、漂白槽、定着槽、安定槽を有し、現像処理部12内部において搬送機構15は、フィルムリーダL及び写真フィルムを搬送するためフィルムリーダLのパーフォレーションLaと係合する複数のスプロケット機構と圧着ローラ機構15aを備えている。また、乾燥処理部13は、現像処理部12から搬送されてきた写真フィルムを乾燥するブロワ13aを備える。同様に、乾燥処理部13にも上記スプロケット機構と圧着ローラ機構が備えられている。搬送機構15は、スプロケット機構と圧着ローラ機構15aと、これらを電動モータ(不図示)で同期駆動する駆動系を備えている。
排出部14には、現像済み写真フィルムをフィルムプロセッサFPから排出するための排出ローラ15bが設けられている。排出ローラ15bにより排出された写真フィルムは、搬送ユニットFCに受け渡されフィルムスキャナーFSへと搬送されることになる。
フィルムスキャナーFSは、図1,2に示すように、スキャナー本体の下部にフィルムキャリア21を配置し、このフィルムキャリア21の下側に光源ユニット22を、フィルムキャリア21の上側にズームレンズ23と光電変換ユニット24とを配置している。スキャナー本体の内部にスキャナー制御部25(制御ユニット)を配置している。フィルムスキャナーFSは、フィルムプロセッサFPに固定されており、排出部14の排出ブロック上部位置に配置されている。
フィルムキャリア21は、フィルムプロセッサFPの前部と同じ方向に現像済み写真フィルムの供給部21aを形成し、この供給部21aからフィルムを後部側に搬送しながらスキャニングを行えるように構成される。なお、フィルムキャリア21に写真フィルムを送り出す前に、搬送ユニットFCにおいて写真フィルムからフィルムリーダLを切り離す処理がなされる。また、フィルムキャリア21は、搬送ローラ21bを駆動する搬送モータ(不図示)を備える。
光源ユニット22は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色の発光ダイオード(不図示)を有し、ズームレンズ23は、焦点距離の調節によって、写真フィルムのコマの情報を設定された拡大率で光電変換ユニット24の光電変換面に結像させる。この光電変換ユニット24は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色に対応してCCD等の光電変換素子でなる3つのラインセンサ(不図示)を備える。
<搬送ユニットの構成>
次に、フィルムプロセッサFPから排出された現像済み写真フィルムをフィルムスキャナーFSへ搬送するための搬送ユニットFCの構成を図4により説明する。図4に示すように、フィルムプロセッサFPの排出部14には、排出ローラ15bが設けられている。
搬送ユニットFCは、フレームに固定された搬送ブロックBと、所定の軸芯周りに回転可能に取り付けられたチャッカーCとを備えている。搬送ブロックBの下側のブロック部の上流側端部には、フィルムガイド30が設けられており、軸芯30a周りに回転可能に軸支されている。フィルムガイド30は、搬送すべき写真フィルムの幅寸法に対応したガイド部を備えており、図4に示す第1位置と想像線で示す第2位置との間をガイド切替ソレノイド31によりいずれかの位置に切り替えられる。第1位置にセットされているときは、写真フィルムをフィルムスキャナーFSの方向に導くことができる。第2位置にセットしているときは、写真フィルムはフィルムストッカー18に排出される。
搬送経路に沿って、上流側の搬送ローラ対32aと下流側の搬送ローラ対32bとからなるローラ搬送機構32が設けられている。各搬送ローラ対32a,32bは、駆動ローラと圧着ローラにより構成され、第1駆動モータ(図示せず)により同期駆動される。下流側の搬送ローラ対32bの上流側近傍に第1フィルムセンサー33とリーダセンサー34が設けられている。これらのセンサーは、発光素子と受光素子からなる光センサーであり、写真フィルムやフィルムリーダがセンサー位置を通過すると、透光状態から遮光状態に切り換わることで検出を行なう。第1フィルムセンサー33とリーダセンサー34は、図4の紙面に直交する方向から見ると同じ位置に配置されているが、幅方向において異なる位置に配置されており、写真フィルムとフィルムリーダを別々に検出することができる。
下流側搬送ローラ対32bの更に下流側には、写真フィルムとフィルムリーダを切り離すためのカッター35が設けられており、カットモータ36により駆動される。カットされたフィルムリーダはリーダーストッカー19に回収される。カッター35のすぐ下流側には、第2フィルムセンサー37が設けられており、フィルムリーダの先端や写真フィルムの先端を検出する。第2フィルムセンサー37も第1フィルムセンサー33と同様の光センサーで構成することができる。
チャッカーCはフィルムリーダが切り離された写真フィルムの先端部を挟持ローラ対40により挟持し、フィルムスキャナーFSの供給部21aへと搬送する。チャッカーCは、チャッカー駆動モータにより軸芯41回りに回転可能に設けられている。チャッカーCは、図4に示すような写真フィルムを受け取る受け取り位置と、写真フィルムをフィルムスキャナーFSに受け渡し可能な受け渡し位置の間を回転可能であり、更に、ループボックス50内にループを形成するためにループ形成位置において中間停止することができる。
搬送ユニットFCの右側の空間はループボックス50であり、写真フィルムがループを形成するための空間部が形成されている。搬送ユニットFCの上部には、第1ガイド部60と第2ガイド部61が設けられており、夫々写真フィルムを搬送するための搬送経路60a,61aが形成されている。チャッカーCが受け渡し位置に回転してきたときは、第2ガイド部61は経路外に退避するように移動し、第1ガイド部60の搬送経路60aに写真フィルムが受け渡される。
ループボックス50の上方には第1排出経路51と第2排出経路52が設けられている。フィルムスキャナーFSによるコマ画像の読み取りが終了した写真フィルムは、第1ガイド部60と第2ガイド部61を逆方向に搬送され、第1排出経路51へと導かれる。第1排出経路51の終端はフィルムストッカー18へと連結されており、スキャニングを終了した写真フィルムはフィルムストッカー18に回収される。
フィルムプロセッサFPにより現像処理された写真フィルムは、搬送ユニットFCを介して自動的にフィルムスキャナーFSに送り込まれるが、手動でフィルムスキャナーFSに写真フィルムを供給することもできる。この場合は、第2ガイド部61を開いて、手動で写真フィルムを第1ガイド部60aを介して供給部21aから供給する。例えば、焼き増しプリントの依頼で写真フィルムの現像処理を行わない場合は、手動で写真フィルムをフィルムスキャナーFSに供給する。手動で挿入された写真フィルムは、第2排出経路52から排出されるように構成されている。
フィルムスキャナーFSには、搬送経路に沿って搬送ローラ21bが配置されており、その途中に読み取り用の開口部21cが設けられる。この開口部21cの位置に読み取り光軸SLが設定される。供給部21aには、ローディングセンサー26が設けられており、写真フィルムの先端が搬送されてきたことを検出する。この検出に基づいて、各搬送ローラ21bを回転させるための駆動モータを駆動する。また、ローディングセンサー26とは別にレディセンサー27が設けられており、このレディセンサー27による検出タイミングを基準として、写真フィルムの画像スキャニング開始が制御される。
<搬送ユニットの取り付け構造>
次に搬送ユニットFCの取り付け構造について説明する。図5は、搬送ユニットFCを装置本体フレームから分離した状態を示している。フィルムプロセッサFPの搬送系にトラブルが生じた場合やメンテナンスを行う場合には、フィルムプロセッサFPの上部のカバーを開ける必要がある。そのために、フィルムプロセッサFPの上部に位置している搬送ユニットFCを取り外し可能な構成にしている。搬送ユニットFCは図のTで示す箇所においてのみ、装置本体フレームに対して結合される。
次に、取り付け構造の詳細を説明する。図5A、図6は取り付け構造の要部斜視図を示し、図7は取り付け構造の要部平面図を示す。装置本体フレーム側には、取り付けブロック100が設けられており、搬送ユニットFCを取り付けるための垂直な取付面100aが形成される。取付面100aの第1の箇所には位置決めピン101が植設され、第2の箇所には取り付けピン102(取り付け体に相当)が植設され、これら位置決めピン101と取り付けピン102は所定の間隔を隔てて配置されている。取り付けピン102には、他の部分とは小径に形成された係合溝102a(係合部に相当)が設けられており、取付面100aから近い位置に設けられる。位置決めピン101と取り付けピン102の先端部101b,102bにはテーパが形成されており、搬送ユニットFCの取り付けをスムーズに行なうことができる。位置決めピン101と取り付けピン102は、取付面100aに対して圧入等の方法により固定される。
搬送ユニットFC側には、固定プレート200とこの固定プレート200と一体結合されるカバー体201(これらは、被取り付け体に相当)が設けられている。図5Aはカバー体201を取り付けた状態を示すが、図6はカバー体201を取り外して固定プレート200を分かりやすく図示している。固定プレート200の第1の箇所の側にはU溝200aが形成されている。固定プレート200、搬送ユニットFC全体を支持するフレーム部材と連結されており、固定プレート200を取り付けブロック100に固定することで、搬送ユニットFCを装置本体に固定できることになる。
固定プレート200の第2の箇所の側には、だるま穴200bが形成されており、その小径部200c(被係合部に相当)は取り付けピン102の係合溝102aに係合することができる。だるま穴200bの大径部は、取り付けピン102の外形を通過させるに十分な直径を有している。
カバー体201の第1の箇所の側には異形穴が形成されており、そのU字部201aが位置決めピン101の外形に嵌合可能に構成されている。カバー体201の第2の箇所の側には穴201bが形成されており、取り付けピン102の外形を通過させるに十分な直径を有している。固定プレート200とカバー体201とは、結合ピン202により結合されている。
固定プレート200を取付面100aに固定するための締め付けネジ203(締め付け具に相当)が設けられている。締め付けネジ203の一端側には雄ねじ203aが形成されており、取付面100aの第1の箇所に形成された雌ねじ100bと螺合することができる。締め付けネジ203の他端側には操作つまみ203bが設けられており、搬送ユニットFCの着脱を行なう時には、オペレータにより手動操作される。
固定プレート200のU字溝200aの位置には、リンク軸204が取り付けられる。リンク軸204の上下端部がネジ205によりU字溝200aの位置に固定される。また、リンク軸204の中央部はリンク嵌合部204aを構成する(図6参照)。
締め付けネジ203の先端側には、リンク部材206が取り付けられる。リンク部材206には、リンク溝206aが形成されており、リンク軸204のリンク嵌合部204aが嵌合する。リンク溝206aは、取付面100aに対して傾斜した角度で取り付けられており、リンク嵌合部204aがこのリンク溝206aに沿って摺動可能である。これらリンク軸204とリンク部材206は、締め付け具(締め付けネジ203)と被取り付け体(固定プレート200)を連動させる連動機構として機能する。
リンク部材206には取り付け円筒部206bが設けられており、締め付けネジ203の小径部203cが貫通している(図7参照)。この構成により、リンク部材206に対して締め付けネジ203はその軸方向に相対的に移動することはできないようになっているが、リンク部材206に対して回転することは許容されている。従って、締め付けネジ203を回転させながら前進させると、リンク部材206も一緒に前進する。
<取り付け操作>
次に、上記の取り付け構造において搬送ユニットFCを取り付けブロック100に取り付けるときの動作について図8により説明する。固定プレート200を取付面100aに当接させて、締め付けネジ203を操作していくと、締め付けネジ203は軸方向に前進する。この前進に伴い、リンク部材206も前進し、リンク溝206aに嵌合しているリンク軸204が溝に沿って移動するため、固定プレート200は図8に示すように取付面100aに平行な方向に沿って移動する。
この移動に伴い、固定プレート200の小径部200cが取り付けピン102の係合溝102aに係合する。結合が完了した状態を図9の斜視図(カバー体201は不図示)に示す。第1の箇所は締め付けネジ203のネジ結合力により固定され、第2の箇所は取り付けピン102による係合力により、取付面100aから分離することを防止できる。このように、1本の締め付けネジ203を操作するだけで、2箇所を確実に固定することができる。搬送ユニットFCを取り外す場合は、今と逆の操作を行なえばよい。
搬送ユニットFCの装置本体フレームに対する位置決めは、固定プレート200の小径部200cが取り付けピン102の係合溝102aへ嵌合することと、カバー体201のU字部201aが位置決めピン101の外形に嵌合することで行なわれる。
<取り付け構造の別実施形態>
上記実施形態において、固定プレート200とカバー体201が結合されて一体に移動するように構成しているが、固定プレート200のみが移動するように構成してもよい。この場合、カバー体201は固定プレート200とユニット化されているが、固定プレート200はカバー体201に対して相対的に移動することができる。装置本体側への位置決めは、カバー体201に形成されるU字部201aと孔201cを位置決めピン101と取り付けピン102に夫々嵌合させることで行うことができる。固定プレート200の作用については、本実施形態で説明したのと同じようにすることができる。
<別実施形態>
本実施形態において、取付面は塊状の取り付けブロックに形成されているが、金属プレートにより製作されるフレームにより取付面を構成してもよい。取付面は垂直面ではなく傾斜した面であってもよい。固定プレートとカバー体を一体化した部材により構成してもよい。締め付け具はネジ以外の構造の結合機構を用いてもよい。
フィルム処理装置を有するプリント処理システム全体の外観構成を示す図 フィルム処理装置の全体構成を示す断面図 写真フィルムとフィルムリーダを連結した状態を示す図 搬送ユニットの構成を示す断面図 搬送ユニットの装置本体に対する取り付けを示す図 取り付け構造の要部を示す斜視図 取り付け構造の要部を示す斜視図 取り付け構造の要部を示す平面図 取り付け操作を示す動作図 取り付け完了状態を示す要部斜視図
符号の説明
1 プリント処理システム
100 取り付けブロック
100a 取付面
100b 雌ねじ
101 位置決めピン
102 取り付けピン
102a 係合溝
200 固定プレート
200a U字溝
200b だるま穴
200c 小径部
201 カバー体
202 ピン
203 締め付けネジ
203a 雄ねじ
203b 操作つまみ
203c 小径部
204 リンク軸
204a 嵌合部
205 ネジ
206 リンク部材
206a リンク溝
F 写真フィルム
FP フィルムプロセッサ
FA フィルム処理装置
FC 搬送ユニット
FS フィルムスキャナー
C チャッカー
L フィルムリーダ

Claims (3)

  1. 未現像写真フィルムの現像処理を行なうフィルムプロセッサと、このフィルムプロセッサにより処理された現像済み写真フィルムのコマ画像をデジタル画像データとして取得するためのフィルムスキャナーと、フィルムプロセッサから排出される現像済み写真フィルムをフィルムスキャナーへ搬送するための搬送ユニットとを備えたフィルム処理装置において、前記搬送ユニットを装置本体フレームに固定するための取り付け構造であって、
    装置本体フレーム側に設けられた取付面と、
    この取付面に植設され、係合部を有する取り付け体と、
    搬送ユニット側に設けられる被取り付け体と、
    この被取り付け体の第1の箇所を前記取付面に対して結合させるための締め付け具と、
    被取り付け体の第2の箇所に設けられ前記係合部と係合可能な被係合部と、
    前記締め付け具と被取り付け体を連動させるための連動機構とを備え、
    前記締め付け具による締め付け作用により、第1の箇所を取付面に対して固定すると共に、前記連動機構により、第2の箇所を非係合状態から係合状態へと移行させることを特徴とする搬送ユニットの取り付け構造。
  2. 前記連動機構は、締め付け具に設けられるリンク部材を含み、このリンク部材に形成されるリンク溝に被取り付け体に設けられるリンク軸が嵌合するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送ユニットの取り付け構造。
  3. 前記取り付け体の係合部は係合溝であり、被取り付け体が取付面に対して平行移動することで、被取り付け体の被係合部が係合溝に係合するように構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送ユニットの取り付け構造。
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