JPH08177135A - 基礎水切材 - Google Patents

基礎水切材

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JPH08177135A
JPH08177135A JP32030794A JP32030794A JPH08177135A JP H08177135 A JPH08177135 A JP H08177135A JP 32030794 A JP32030794 A JP 32030794A JP 32030794 A JP32030794 A JP 32030794A JP H08177135 A JPH08177135 A JP H08177135A
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JP
Japan
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foundation
piece
wall
draining
rising
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Withdrawn
Application number
JP32030794A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kako
寛 加古
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
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Publication of JPH08177135A publication Critical patent/JPH08177135A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、外壁13が厚い場合であ
っても簡単かつ確実に基礎10と外壁13との間に防水
処理を施すことができる基礎水切材を提供することであ
る。 【構成】 基礎10と外壁13との間に基礎水切材17
を介挿し、基礎水切材17は基礎10の上面に取着する
筒状の取付部18と、この取付部18から立上がった立
上片19と、この立上片19に連設し外壁13の下面と
の間にコーキング充填空間35を形成して屋外方向に延
びる受片20と、この受片20の屋外側端部から垂下し
た水切片21とからなり、取付部18の内部に断熱材2
8を充填したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物の基礎と外壁と
の間に、防水処理を施すための基礎水切材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、建物の基礎と、基礎に立設し
た外壁との間に防水処理を施している。図6は住宅の部
分断面図を示しており、40は基礎、41は基礎40上
に立設した1階の外壁パネル、42は1階の床パネル、
43は天井、44は梁、45は2階の床パネル、46は
2階の外壁パネルである。
【0003】図6のVII部分の拡大図を図7に示す。
外壁パネル41は、枠材47に外装材48を貼着してな
り、基礎40の上面に立設したアングル49に枠材47
を固定して立て込んである。基礎40と外壁パネル41
との間の水切りは、モルタル50を外壁パネル41の下
端から基礎40の屋外面に渡って塗布することにより行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成によれば、外壁パネル41の外装材48が薄手の
場合には外壁パネル41の下面をモルタル50で完全に
埋めることは可能であるが、外装材48がALC等から
なる厚手(図7の想像線で示す)の場合に問題が生じ
る。すなわち、外装材48が厚手の場合、基礎40の屋
外面からの張り出し幅tが大きく、そのためモルタル5
0の厚みを増して外壁パネル41下部を完全に覆う納ま
りが必要となるが、モルタル50を厚くするとひび割れ
が生じたり崩れたりするといった問題が生じ、モルタル
50で外壁パネル41下部を完全に埋めるのには限界が
あった。
【0005】この発明の目的は、外壁が厚い場合であっ
ても簡単かつ確実に基礎と外壁との間に防水処理を施す
ことができる基礎水切材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の基礎水切材
は、基礎と、この基礎の上方に立設した外壁との間に介
挿され、基礎の上面に取着する取付部と、この取付部か
ら立上がった立上片と、この立上片に連設し外壁の下面
との間にコーキング充填空間を形成して屋外方向に延び
る受片と、この受片の屋外側端部から垂下した水切片と
からなることを特徴とするものである。
【0007】請求項2の基礎水切材は、請求項1の取付
部が筒状に形成され、その内部に断熱材を充填したもの
である。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、基礎と外壁との間に
基礎水切材を介挿し、基礎水切材の水切片にて基礎上端
の防水処理を行うとともに、基礎水切材の受片と外壁の
下面との間に形成されるコーキング充填空間にコーキン
グ材を充填することで、外壁が厚い場合であっても基礎
水切材と外壁との間の防水が確実に行える。
【0009】請求項2の構成によれば、基礎水切材の筒
状の取付部に断熱材を充填し、基礎水切材と断熱材を一
体形成したので、断熱材を別途施工する手間を省くこと
ができる。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明する。図1において、10は基礎であり、基礎
10の上面に立設したアンカーボルト12にアングル1
1が固定されている。13は外壁パネルであり、外枠材
14の表面にALCからなる外装材15を貼着してな
り、外枠材14をアングル11にボルト・ナット16に
て固定して立設されている。このように、基礎10に外
壁パネル13を立て込んだ後から、基礎10の上面と外
壁パネル13の下面との間に基礎水切材17を介挿す
る。
【0011】基礎水切材17は基礎10に沿って延びる
長尺状の部材であって、図2に示すように、金属板を折
曲してなる取付部18,立上片19,受片20,水切片
21にて構成されている。取付部18は角筒状に折曲形
成され、先端片18aを立上片19に溶接等にて固着し
てある。取付部18の屋外側端縁から立ち上がった立上
片19は、上端19aを外向きに折り返した後、屋外側
に水平に折曲して受片20を連設する。さらに、受片2
0の屋外側端縁を下向きに折曲して垂下させ水切片21
を形成する。水切片21の途中には、内向きの段部21
aが形成され、かつ下端縁21bは内側に折り返してあ
る。
【0012】基礎水切材17は、取付部18を基礎10
と外壁パネル13の間に屋外側から挿入し、取付部18
をアングル11に当接させて位置決めして設置する。こ
のとき、取付部18の下片18bならびに側片18cの
各外面に、あらかじめ両面ブチルテープ等の接着層22
を形成しておき、基礎10の上面ならびにアングル11
に接着固定する。さらに、立上片19の上端19aが外
壁パネル13の下面に当接し、受片20と外壁パネル1
3の外装材15の下面との間に形成されるコーキング充
填空間35に、バックアップ材23を介してコーキング
材24を充填する。なお、基礎水切材17の筒状の取付
部18内には、グラスウール等の断熱材28を充填して
おき、屋内の保温等を図っている。
【0013】図2において、25は基礎水切材17のジ
ョイント金具である。すなわち、基礎10に沿って複数
の基礎水切材17を並設する必要がある場合、このジョ
イント金具25にて隣接する基礎水切材17,17どう
しを接続する。ジョイント金具25は、金属板を折曲し
て基礎水切材17に嵌入する形状に形成されており、基
礎水切材17の立上片19ならびに取付部18の下面に
沿う後片25aと、受片20に沿う上片25bと、水切
片21に沿う前片25cと、後片25aの下縁から垂下
した下片25dとから構成されている。また、上片25
bから後片25aの外面に渡って両面ブチルテープ等の
接着層26が形成されている。
【0014】ジョイント金具25は、図3および図4に
示すように、隣接する基礎水切材17,17に渡って嵌
入固定され、下片25dを基礎10の屋外面に当接す
る。ジョイント金具25は接着層26にて両側の基礎水
切材17,17に接着し、隣接する基礎水切材17,1
7どうしを連結する。さらに、下片25dを覆うように
して基礎10の屋外面にモルタル27を塗布する。
【0015】このように構成された基礎基礎水切材によ
ると、基礎10と外壁パネル13の下面との間に基礎水
切材17を介挿し、基礎水切材17の水切片21にて基
礎10上端の防水処理を行うとともに、基礎水切材17
の受片20と外壁パネル13の外装材15の下面との間
に形成されるコーキング充填空間35にコーキング材2
4を充填したので、ALC等の厚手の外装材15であっ
ても、受片20と外装材15の間をコーキング材24に
て確実に埋めることができる。このように、外壁パネル
13の外装材15が厚い場合でも、基礎水切材17とコ
ーキング材24によって、基礎10と外壁パネル13の
間を乾式工法にて簡単かつ確実に防水処理を施すことが
できる。
【0016】また、基礎水切材17の立上片19の上端
19aが外壁パネル13の下面に当接しているので、コ
ーキング材24を充填する前であっても外壁パネル13
と基礎水切材17の間から雨水が浸入するのを防止で
き、施工段階での防水性にも優れる。また、基礎水切材
17の筒状の取付部18に断熱材28を充填し、基礎水
切材17と断熱材28を一体形成したので、断熱材28
を別途施工する手間を省くことができる。
【0017】また、断熱材28は、基礎水切材17の端
部から筒状の取付部18内に詰め込むだけで簡単かつ確
実に充填でき、断熱材28が途中でとぎれる等のばらつ
きもなく、確実な断熱効果が期待できる。また、基礎水
切材17を基礎10と外壁パネル13の間に介挿する
際、取付部18をアングル11に突き当てることによっ
て位置決めでき、基礎水切材17の施工が容易に行え
る。
【0018】また、基礎水切材17の取付部18の下片
18bならびに側片18cの外面に形成したブチルテー
プからなる接着層22を介して、基礎水切材17を基礎
10およびアングル11に固定しており、基礎水切材1
7が直に基礎10およびアングル11に接触せず、ヒー
トブリッジによる基礎水切材17,アングル11,外壁
の外枠材14等の結露の発生を防止できる。
【0019】さらに、基礎水切材17の水切片21の下
端縁21bを内側に折り返したので、施工時に手等を傷
つける心配がなく安全である。この発明の他の実施例を
図5に示す。この実施例は、外壁が出入口等の開口部を
有する場合に関するものであり、前記実施例と同一部分
は同一符号を付してその説明を省略する。図において、
32は外壁30の外枠材であり、アングル11にボルト
・ナット16にて固定されている。また、31は外枠材
32に固定した開口部のサッシであり、基礎10の屋外
面より屋外側に張出して設けられている。基礎水切材1
7は基礎10と外枠材32の間に介挿され、立上片19
をサッシ31の下片垂下部31aに当接し、受片20と
サッシ31の下片31bとの間のコーキング充填空間3
5にバックアップ材23を介してコーキング材24を充
填する。
【0020】このように構成された基礎水切構造におい
ても前記実施例と同様の効果が得られる。なお、前記各
実施例の基礎水切材17は断熱材28を充填する筒状の
取付部18を有するものであったが、基礎10とアング
ル11に沿うL形の取付部や、単に基礎10の上面に取
付ける平板状の取付部としてもよい。また、立上片19
は外壁パネル13の下面に当接していなくてもよく、さ
らに水切片21は途中に段部21aを有しない垂直片か
らなるものでもよい。
【0021】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、基礎と外壁と
の間に基礎水切材を介挿し、基礎水切材の水切片にて基
礎上端の防水処理を行うとともに、基礎水切材の受片と
外壁の下面との間に形成されるコーキング充填空間にコ
ーキング材を充填することで、外壁が厚い場合であって
も基礎と外壁との間の防水処理が簡単かつ確実に行える
という効果が得られる。
【0022】請求項2の構成によれば、基礎水切材の筒
状の取付部に断熱材を充填し、基礎水切材と断熱材を一
体形成したので、断熱材を別途施工する手間を省くこと
ができ、施工性に優れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の断面図である。
【図2】この発明の一実施例の部分分解斜視図である。
【図3】この発明の一実施例の基礎水切材の連結部の断
面図である。
【図4】この発明の一実施例の基礎水切材の連結部の正
面図である。
【図5】この発明の他の実施例の断面図である。
【図6】従来例の断面図である。
【図7】図6のVII部分の拡大図である。
【符号の説明】
10 基礎 13 外壁パネル 17 基礎水切材 18 取付部 19 立上片 20 受片 21 水切片 24 コーキング材 35 コーキング充填空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎と、この基礎の上方に立設した外壁
    との間に介挿される基礎水切材であって、 前記基礎の上面に取着する取付部と、この取付部から立
    上がった立上片と、この立上片に連設し前記外壁の下面
    との間にコーキング充填空間を形成して屋外方向に延び
    る受片と、この受片の屋外側端部から垂下した水切片と
    からなることを特徴とする基礎水切材。
  2. 【請求項2】 前記取付部が筒状に形成され、その内部
    に断熱材を充填した請求項1記載の基礎水切材。
JP32030794A 1994-12-22 1994-12-22 基礎水切材 Withdrawn JPH08177135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32030794A JPH08177135A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 基礎水切材

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JP32030794A JPH08177135A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 基礎水切材

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JPH08177135A true JPH08177135A (ja) 1996-07-09

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ID=18120037

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JP32030794A Withdrawn JPH08177135A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 基礎水切材

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JP (1) JPH08177135A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002276043A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Asahi Glass Co Ltd 水切り材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002276043A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Asahi Glass Co Ltd 水切り材

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Effective date: 20020305