JP2834684B2 - 基礎見切構造 - Google Patents

基礎見切構造

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JP2834684B2
JP2834684B2 JP7104034A JP10403495A JP2834684B2 JP 2834684 B2 JP2834684 B2 JP 2834684B2 JP 7104034 A JP7104034 A JP 7104034A JP 10403495 A JP10403495 A JP 10403495A JP 2834684 B2 JP2834684 B2 JP 2834684B2
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秀哲 黒岩
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基礎見切構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、外壁パネル5
3を基礎51に設置する場合、外壁パネル53の下端に
配置された枠材54に水切55を取付けて、外壁パネル
53と基礎51の間等から水が浸入するのを防止してい
る。52は仕上げ用のモルタルである。
【0003】しかしながら、図7に示すように、溝形鋼
等で構成された枠組50aの前面にコンクリート板等の
化粧板50bを固着した外壁パネル50を基礎51に設
置する場合には、上記のように水切55が取付けられな
いので、基礎51の前面に設けた仕上げ用のモルタル5
2を外壁パネル50の下端まで立ち上げて水密性を保持
している。
【0004】あるいは、図8に示すように、外壁パネル
60の下端を基礎51の上に設置されたパネル受け具6
2で受けて、このパネル受け具62の下面に水切63を
粘着材64で貼着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来例で
は、建物に大きな力が加わった時、外壁パネル50の下
端でモルタル52との密着度が低くなり、水を室内に呼
び込むおそれがあった。また、化粧板50bの下部に水
が回り込み、下面から水を吸い込むことにより化粧板5
0bの腐食、劣化を招くという問題があった。
【0006】また、図8に示す従来例では、水切63と
外壁パネル60の間にパネル受け具62が介在し、水切
63を直接外壁パネル60に取付ける構造ではないの
で、水密性に影響を与えることがあった。また、水切6
3は予めパネル受け具62に粘着材64で貼着されるた
め、施工時において外壁パネル60をパネル受け具62
に支持させる際に、水切63が損傷を受けることがあ
る。
【0007】したがって、この発明の目的は、外壁パネ
ルの下面を保護し水密性の向上を図り、施工時に損傷を
受けることがない基礎見切構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の基礎見切
構造は、基礎上に固定した土台の前面に、枠組と化粧板
からなる外壁パネルの下端を前記基礎の上面から離間さ
せて前記枠組を前記土台に固定し、水平片が前記外壁パ
ネルの幅方向に延びてその長手方向に沿った後縁に下方
へ折曲した返し部が形成された長尺の見切縁を、前記外
壁パネルの下面を被覆するように配置し、前記返し部を
前記土台の外側面に当接した状態で前記水平片を前記枠
組にビス止めしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の基礎見切構造は、請求項1
において、前記見切縁の前縁に下方へ段になった段部を
形成するとともに、前記化粧板の前面下端に切欠き部を
形成し、前記段部と前記切欠き部でコーキング材充填用
溝を形成したものである。
【0010】請求項1の構成によれば、枠組と化粧板か
らなる外壁パネルの下端を、基礎の上面から離間させて
基礎上に固定した土台の前面に固定したので、外壁パネ
ルの下面にスペースが形成されて見切縁を取付けること
ができる。このように外壁パネルの下面に見切縁を取付
けて枠組と化粧板を被覆したので、化粧板の下面を保護
することができる。また、枠組の下面も同様に見切縁で
保護することができるので、化粧板と枠組の間から外壁
パネル内および室内に雨水等が浸入するのを防止でき
る。また、基礎の前面にモルタルを設けた場合に、見切
縁がモルタルとの見切を兼ねるため、施工性および防水
性の向上が図れる。また、見切縁の長手方向に沿った後
縁に形成された返し部が下方へ折曲してあり、この返し
部を土台の外側面に当接した状態で水平片を枠組にビス
で固定するので、見切縁の位置決めを容易に行うことが
できるとともに、外壁パネルを土台に固定する施工が完
了してから見切縁を取付けることができる。このため、
外壁パネルと見切縁の施工順序を問わず施工ができ、施
工時に見切縁を土台に先に取付けた場合や、予め外壁パ
ネルに見切縁を取付けた場合等に受ける見切縁の損傷を
防止することができる。
【0011】請求項2の構成によれば、請求項1の作用
に加えて、見切縁の前縁に下方へ段になった段部を形成
するとともに、化粧板の前面下端に切欠き部を形成し、
段部と切欠き部でコーキング材充填用溝を形成したの
で、コーキング材は見切縁の段部と化粧板の切欠き部の
両方で受けられる形で充填され水密性能が向上する。ま
た、予め切欠き部を設けているので割れやすい化粧板の
前面下端が施工時に割れることを防止できる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例の基礎見切構造を図1な
いし図3に基づいて説明する。建物の外周に打設された
基礎1の上面に土台2が載置される。この土台2はL形
の金物で、その垂直片が屋外側となるように水平片が基
礎1に埋設したアンカーボルト3に固定される。土台2
の前面に外壁パネル4の下端が固定され、この外壁パネ
ル4の下面に見切縁8が取付けられる。
【0013】外壁パネル4は、溝形鋼等で構成された枠
組5の前面にコンクリート板等の化粧板6を固着したも
のである。化粧板6の前面下端には切欠き部6aが設け
てある。取付状態では、外壁パネル4の下端を基礎1の
上面から上方に離間させて枠組5の下端を土台2にボル
ト7で固定している。見切縁8は、水平片45が外壁パ
ネル4の幅方向に延びた長尺の部材で、その幅は外壁パ
ネル4の下面を被覆可能な寸法に設定してある。また、
図3に示すように、長手方向に沿った後縁に下方へ折曲
した返し部9が形成してある。長手方向に沿った前縁に
は下方へ段になった段部10が形成され、この段部10
の端縁からさらに下方へ折曲した返し部11が形成され
る。段部10は外壁パネル4の切欠き部6aとともにコ
ーキング材充填用溝14を形成する。また、ビス固定用
の凹部12が水平片45の所定位置に設けられる。
【0014】この見切縁8の取付けに際しては、図2に
示すように、返し部9を土台2に当接させて外壁パネル
4の下面に見切縁8を配置し、ビス13を凹部12にね
じ込んで枠組5に固定する。これにより、外壁パネル4
の下面が見切縁8で被覆される。この場合、枠組5と化
粧板6の端面のレベルが異なるため、化粧板6と見切縁
8の間に隙間Bが形成される。そして、化粧板6の切欠
き部6aと見切縁8の段部10で形成されたコーキング
材充填用溝14にコーキング材15を充填する。また、
基礎仕上げモルタル16を基礎1の屋外面から見切縁8
まで立ち上げて、モルタル16を返し部9で受ける。
【0015】上記のようにこの実施例の基礎見切構造が
構成される。また、図1に示す外壁の他の構造について
は、基礎1の屋内面に大引20が架設され、この大引2
0に床パネル21が支持される。また、床パネル21の
側縁部の上に石膏ボード等の内装材22が配置され、外
壁パネル4に隣接した一対の縦枠34の端部を連結する
枠材25,25に貼着される。また、内装材22の裏面
の縦枠34間にはグラスウールを防湿シートの袋に詰め
た断熱材23が設けられる。この断熱材23は、枠材2
5およびこの枠材25から屋外側へずれた位置で一対の
縦枠34の中間部を連結する枠材24で保持される。2
6は1階の天井材である。
【0016】また、27はラチス梁で、内部に断熱材2
3が設けられる。ラチス梁27の上端には略L形の金物
28がボルト29で固定される。そして、この金物28
に外壁パネル4の枠組5の上端、および上側の外壁パネ
ル4′の枠組5′の下端をボルト30で固定している。
また、2階の床パネル31がラチス梁27で支持される
とともに、2階の内装材32が貼着される枠材33がラ
チス梁27の上に設けられる。
【0017】この実施例では、枠組5と化粧板6からな
る外壁パネル4の下端を、基礎1のう上面から離間させ
て基礎1上に固定した土台2の前面に固定したので、外
壁パネル4の下面にスペースが形成されて見切縁8を取
付けることができる。このように外壁パネル4の下面に
見切縁8を取付けて枠組5と化粧板6を被覆したので、
化粧板6の下面を保護することができ、水を含んで劣化
することはなく化粧板6の耐久性が向上する。また、枠
組5の下面も同様に見切縁8で保護することができるの
で、化粧板6と枠組5の間から外壁パネル4内および室
内に雨水等が浸入するのを防止できる。また、見切縁8
がモルタル16との見切を兼ねるため、施工性および防
水性の向上が図れる。また、図2に示すように、見切縁
8の長手方向に沿った後縁に形成された返し部9が下方
へ折曲してあり、この返し部9を土台2の外側面に当接
した状態で水平片45を枠組5にビス13で固定するの
で、見切縁8の位置決めを容易に行うことができるとと
もに、外壁パネル4を土台2に固定する施工が完了して
から見切縁8を取付けることができる。このため、外壁
パネル4と見切縁8の施工順序を問わず施工ができ、施
工時に見切縁8を土台2に先に取付けた場合や、予め外
壁パネル4に見切縁8を取付けた場合等に受ける見切縁
8の損傷を防止することができる。
【0018】また、見切縁8の前縁に下方へ段になった
段部10を形成するとともに、化粧板6の前面下端に切
欠き部6aを形成し、段部10と切欠き部6aでコーキ
ング材充填用溝14を形成したので、コーキング材15
は見切縁8の段部10と化粧板6の切欠き部6aの両方
で受けられる形で充填され水密性能が向上する。また、
予め切欠き部6aを設けているので割れやすい化粧板6
の前面下端が施工時に割れることを防止できる。
【0019】図4および図5は別の実施例を示してお
り、建物の外壁35より屋外側に装飾外壁パネル36,
36を立設している。この場合、図5に示すように、基
礎37の上に溝形の金物38が固着され、この金物38
の両側に2枚の装飾外壁パネル36,36の下端がそれ
ぞれが固定される。装飾外壁パネル36は枠組39と化
粧板40からなるが、化粧板40はALC等で現場貼り
である。42は天井材である。そして、上記実施例と同
様に各々の装飾外壁パネル36の下面に見切縁41が取
付けられる。この見切縁41には段部が設けられておら
ず、化粧板40にも切欠き部が設けられていないが、上
記実施例と同様に設けてもよい。その他の構成効果は、
上記実施例と同様である。
【0020】
【発明の効果】請求項1の基礎見切構造によれば、枠組
と化粧板からなる外壁パネルの下端を、基礎の上面から
離間させて基礎上に固定した土台の前面に固定したの
で、外壁パネルの下面にスペースが形成されて見切縁を
取付けることができる。このように外壁パネルの下面に
見切縁を取付けて枠組と化粧板を被覆したので、化粧板
の下面を保護することができ、水を含んで劣化すること
はなく化粧板の耐久性が向上する。また、枠組の下面も
同様に見切縁で保護することができるので、化粧板と枠
組の間から外壁パネル内および室内に雨水等が浸入する
のを防止できる。また、基礎の前面にモルタルを設けた
場合に、見切縁がモルタルとの見切を兼ねるため、施工
性および防水性の向上が図れる。また、見切縁の長手方
向に沿った後縁に形成された返し部が下方へ折曲してあ
り、この返し部を土台の外側面に当接した状態で水平片
を枠組にビスで固定するので、見切縁の位置決めを容易
に行うことができるとともに、外壁パネルを土台に固定
する施工が完了してから見切縁を取付けることができ
る。このため、外壁パネルと見切縁の施工順序を問わず
施工ができ、施工時に見切縁を土台に先に取付けた場合
や、予め外壁パネルに見切縁を取付けた場合等に受ける
見切縁の損傷を防止することができる。
【0021】請求項2では、請求項1の効果に加えて、
見切縁の前縁に下方へ段になった段部を形成するととも
に、化粧板の前面下端に切欠き部を形成し、段部と切欠
き部でコーキング材充填用溝を形成したので、コーキン
グ材は見切縁の段部と化粧板の切欠き部の両方で受けら
れる形で充填され水密性能が向上する。また、予め切欠
き部を設けているので割れやすい化粧板の前面下端が施
工時に割れることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の断面側面図である。
【図2】その要部拡大図である。
【図3】見切縁の断面図である。
【図4】別の実施例の平面図である。
【図5】図4のA−A拡大断面図である。
【図6】従来例の断面側面図である。
【図7】別の従来例の断面側面図である。
【図8】さらに別の従来例の断面側面図である。
【符号の説明】
1 基礎 2 土台 4 外壁パネル 5 枠組 6 化粧板 6a 切欠き部 8 見切縁 10 段部 14 コーキング材充填用溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎上に固定した土台の前面に、枠組と
    化粧板からなる外壁パネルの下端を前記基礎の上面から
    離間させて前記枠組を前記土台に固定し、水平片が前記
    外壁パネルの幅方向に延びてその長手方向に沿った後縁
    に下方へ折曲した返し部が形成された長尺の見切縁を、
    前記外壁パネルの下面を被覆するように配置し、前記返
    し部を前記土台の外側面に当接した状態で前記水平片を
    前記枠組にビス止めしたことを特徴とする基礎見切構
    造。
  2. 【請求項2】 前記見切縁の前縁に下方へ段になった段
    部を形成するとともに、前記化粧板の前面下端に切欠き
    部を形成し、前記段部と前記切欠き部でコーキング材充
    填用溝を形成した請求項1記載の基礎見切構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6083107U (ja) * 1983-11-15 1985-06-08 株式会社クボタ 基礎天端雨仕舞構造
JPH0425843Y2 (ja) * 1985-03-28 1992-06-22
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JP2515957B2 (ja) * 1993-05-11 1996-07-10 ナショナル住宅産業株式会社 水切構造

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