JP6889028B2 - 建物の外壁支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の外壁支持構造に関する。
特許文献1のパラペットの防水下地構造では、梁の長さ方向に防水下地部材を連続して設置すると共に、隣接する防水下地部材の自由端片を把持部材によって把持して連結している。防水下地材と外壁パネルとの間には、間隙が形成されている。
特開2009−79400号
止水材を挟んで建物の高さ方向に並ぶ下側外壁及び上側外壁を備えた外壁部を有する建物がある。この建物では、上側外壁の上方に配置される部材と上側外壁との間に隙間が形成されている場合に、上側外壁が傾くなどして上側外壁の通り出しを行い難くなる可能性がある。さらに、上側外壁が傾くことで、一部の止水材の圧縮が不十分となり、外壁部の目地における止水性が低下する可能性がある。つまり、外壁部の通り出しを向上させると共に外壁部の目地における止水性の低下を抑制するには、改善の余地がある。
本発明は、外壁の通り出しを向上させると共に外壁部の目地における止水性の低下を抑制することができる建物の外壁支持構造を得ることが目的である。
第1態様に係る建物の外壁支持構造は、止水材を挟んで建物の高さ方向に並んで配置された下側外壁及び上側外壁を有する外壁部と、前記建物の内外方向において前記上側外壁を屋内側から支持する支持部材と、前記支持部材に取付けられ、前記上側外壁を前記下側外壁に向けて押付ける押付部材と、を有する。
第1態様に係る建物の外壁支持構造では、支持部材が上側外壁を屋内側から支持することで、建物の高さ方向に対する屋内側への上側外壁の傾きが抑制される。さらに、支持部材に取付けられた押付部材が上側外壁を下側外壁に向けて押付けることで、水平方向に対する上側外壁の傾きが抑制されると共に、予め設定した押付力が止水材に作用して、止水材が圧縮される。これにより、外壁の通り出しを向上させると共に外壁部の目地における止水性の低下を抑制することができる。
第2態様に係る建物の外壁支持構造の前記押付部材の前記支持部材に取付けられる部位には、前記押付部材による前記上側外壁への押付力を調整可能とする調整手段が設けられている。
第2態様に係る建物の外壁支持構造では、押付部材による上側外壁への押付力が、調整手段によって調整可能となっている。これにより、押付部材から上側外壁に作用する押付力を調整できるので、押付力を調整しない構成に比べて、止水材が上側外壁により過剰に圧縮されることを抑制することができる。
第3態様に係る建物の外壁支持構造の前記押付部材は、前記内外方向において前記上側外壁に屋内側から接触する接触部を有する。
第3態様に係る建物の外壁支持構造では、押付部材の接触部が上側外壁と接触することで、上側外壁が支持部材だけでなく押付部材によっても屋内側から支持されるので、上側外壁の通り出しをさらに向上させることができる。
第4態様に係る建物の外壁支持構造の前記支持部材は、前記建物の躯体に取付けられる底壁と、該底壁の前記外壁部側の端部に前記高さ方向に沿って立設され厚さ方向に貫通する貫通孔が形成された縦壁と、該縦壁の上端部から前記外壁部側とは反対側に延出され前記押付部材が取付けられる上壁とを有し、前記貫通孔に挿入され前記上側外壁を前記支持部材に締結する締結部材が設けられている。
第4態様に係る建物の外壁支持構造では、貫通孔に締結部材が挿入され、上側外壁と支持部材とが締結部材により仮留めされる。そして、押付部材が上側外壁を下側外壁に向けて押付けた状態となってから、上側外壁と支持部材とが締結部材により本締めされる。これにより、支持部材への上側外壁の取付け位置がずれるのを抑制することができる。
第5態様に係る建物の外壁支持構造の前記支持部材には、防水材が取付けられる被取付部が設けられている。
第5態様に係る建物の外壁支持構造では、支持部材に、防水材を取付けるための被取付部が設けられる。これにより、支持部材を取付けた場所とは異なる場所に別部材を設けて防水材を取付ける構成に比べて、防水材の設置スペースを広げることができる。
以上説明したように、本発明に係る建物の外壁支持構造では、外壁の通り出しを向上させると共に外壁部の目地における止水性の低下を抑制することができる。
第1実施形態に係る支持構造を有する建物の説明図である。 第1実施形態に係る支持構造の斜視図である。 (A)第1実施形態に係るパラペットフレームの正面図であり、(B)第1実施形態に係るパラペットフレームの側面図である。 (A)第1実施形態に係るパラペットフレームの平面図であり、(B)第1実施形態に係るパラペットフレームの底面図である。 (A)第1実施形態に係る上側外壁に押付部材を載せた状態を示す説明図であり、(B)第1実施形態に係るパラペットフレームに押付部材を締結して上側外壁に押付力を作用させている状態を示す説明図である。 第2実施形態に係る支持構造を有する建物の説明図である。 第2実施形態に係る支持構造の斜視図である。 (A)第2実施形態に係るパラペットフレームの正面図であり、(B)第2実施形態に係るパラペットフレームの側面図である。 (A)第2実施形態に係るパラペットフレームの平面図であり、(B)第2実施形態に係るパラペットフレームの底面図である。 (A)第2実施形態に係る上側外壁に押付部材を載せた状態を示す説明図であり、(B)第2実施形態に係るパラペットフレームに押付部材を締結して上側外壁に押付力を作用させている状態を示す説明図である。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る建物の外壁支持構造の一例について説明する。
〔全体構成〕
図1には、建物10に適用された建物の外壁支持構造の一例としての支持構造30が示されている。支持構造30の詳細については後述する。以後の説明では、建物10の桁方向をZ方向、妻方向をX方向、高さ方向(上下方向)をY方向と称する。X方向、Y方向及びZ方向は、互いに直交する。また、X方向及びZ方向は、水平方向の一例とされている。なお、以後は、X方向を建物10の内外方向の一例として説明する。
建物10は、陸屋根12と、陸屋根12の外縁部に立設されたパラペット14と、パラペット14の主要部を構成する支持構造30とを有する。また、建物10は、天井大梁16と、天井スラブ18と、断熱材22と、防水シート24、25と、防水鋼板26と、笠木ホルダ27と、笠木28とを有する。
天井大梁16は、建物10の躯体の一例である。また、天井大梁16は、一例として、H型鋼で構成されている。天井大梁16は、Z方向から見た場合にY方向に延びるウェブ16Aと、ウェブ16AのY方向の上端部からX方向の両外側に張出された上フランジ16Bと、ウェブ16AのY方向の下端部からX方向の両外側に張出された図示しない下フランジとを有する。上フランジ16Bには、Y方向に貫通した図示しない貫通孔が形成されている。ウェブ16Aに対するX方向の屋外側の上フランジ16Bの下面には、図示しない貫通孔と連通するウェルドナット16Cが形成されている。ウェルドナット16Cには、ボルト17が締結される。
ウェブ16Aに対してウェルドナット16C側とは反対側の上フランジ16B上には、天井スラブ18の一端部が載置されている。なお、天井スラブ18をZ方向から見た場合において、天井スラブ18のY方向の下面18AをX方向に延長した仮想線Kは、ルーフスラブライン(RSL)を意味する。
断熱材22は、天井スラブ18上に敷設されている。また、断熱材22は、防水シート24によって覆われている。防水シート24は、パラペット14の基部(Y方向の下端部)付近までX方向に延びており、防水鋼板26の後述する底部26Aに上側から重ねられている。
防水鋼板26は、防水材の一例である。また、防水鋼板26は、一例として、2箇所で屈曲された形状とされている。具体的には、防水鋼板26は、Z方向から見た場合に、断熱材22上に載る底部26Aと、底部26AのX方向の一端部からY方向に直立する縦壁部26Bと、縦壁部26BのY方向の上端部から屋外側に延びる上部26Cとを有する。そして、防水鋼板26は、パラペット14における陸屋根12側(屋内側)で、縦壁部26Bが後述するブラケット56及びブラケット58に取付けられることにより、後述するパラペットフレーム34を陸屋根12側から覆っている。
防水シート25は、Z方向から見た場合に、防水鋼板26における縦壁部26BのY方向の上端部から、後述する押付部材36を上側から覆って、後述する上側外壁43の屋外側まで延びている。
笠木ホルダ27は、Z方向から見た場合に、X方向に沿った平板状に形成され防水シート25上に載置される板部27Aと、板部27AのX方向の両端部からY方向の上側及び下側に張出された被取付部27Bとを有する。板部27Aは、後述するビス54を用いて、防水シート25、後述する押付部材36、スペーサ38及び上側外壁43に共締めにより固定されている。笠木28は、Z方向から見た場合の断面形状が、Y方向の下側に向けて開口する逆U字状に形成されている。また、笠木28は、2つの被取付部27BをX方向に挟むことで、被取付部27Bに取付けられている。
〔要部構成〕
次に、支持構造30について説明する。
支持構造30は、外壁部32と、支持部材の一例としてのパラペットフレーム34と、押付部材36とを有する。また、支持構造30には、一例として、止水材41と、スペーサ38と、ビス54と、調整手段の一例としての調整部44と、締結部材の一例としてのボルト46と、被取付部の一例としてのブラケット56、58とが設けられている。
<外壁部>
外壁部32は、後述する止水材41を挟んでY方向に並んで配置された下側外壁42及び上側外壁43を有する。
(下側外壁)
下側外壁42は、一例として、軽量気泡コンクリート(ALC)で構成されている。また、下側外壁42は、Z方向から見た場合の断面形状がY方向に長い略矩形状とされ、Z方向に延びる板状に形成されている。さらに、下側外壁42は、Z方向に複数枚並んで配置されている。そして、下側外壁42は、屋内側の部位が図示しない下地フレームを介して建物10の躯体に取付けられることにより、Y方向に沿って立設されている。
下側外壁42のY方向上端となる上面42Aは、X−Z面(略水平面)に沿って広がっている。また、上面42Aは、Z方向から見た場合に、一例として、既述の仮想線K上に位置している。なお、下側外壁42は、天井大梁16とX方向に並んでおり、天井大梁16に対する屋外側に配置されている。
(上側外壁)
上側外壁43は、下側外壁42と同様に軽量気泡コンクリート(ALC)で構成されている。また、上側外壁43は、Z方向から見た場合の断面形状がY方向に長い略矩形状とされ、Z方向に延びる板状に形成されている。上側外壁43のX方向の幅は、下側外壁42のX方向の幅とほぼ同じ大きさに揃えられている。上側外壁43のZ方向の長さは、下側外壁42のZ方向の長さとほぼ同じ長さとされている。上側外壁43のY方向の高さは、一例として、下側外壁42のY方向の高さよりも低い。
上側外壁43のY方向の上端部には、X方向に間隔をあけると共にY方向に延びる2箇所のネジ穴45が形成されている。ネジ穴45には、後述するビス54が螺合(締結)される。また、上側外壁43の屋内側の部位でかつY方向の中央部には、X方向に沿ったネジ穴47が形成されている。ネジ穴47には、後述するボルト46が螺合(締結)される。
さらに、上側外壁43は、Z方向に下側外壁42と同じ数で複数枚並んで配置されている。それぞれの上側外壁43は、後述するパラペットフレーム34にボルト46を用いて締結されることで、Y方向に沿った状態で屋内側から支持されている。上側外壁43のY方向下端となる下面43Aは、X−Z面(略水平面)に沿って広がっている。また、下面43Aは、上面42AとY方向に間隔をあけて対向配置されている。言い換えると、下側外壁42と上側外壁43との間には、目地の一例としての横目地49が形成されている。横目地49には、後述する止水材41及びシール材52が配置される。
<止水材>
止水材41は、一例として、ポリウレタン製の発泡体で構成されている。また、止水材41は、一例として、Z方向に延びる四角柱状に形成されており、Z方向から見た場合の断面形状が、X方向を長手方向とする矩形状とされている。さらに、止水材41は、一例として、上面42AのX方向の中央に対する屋外側の部位と、下面43AのX方向の中央に対する屋外側の部位とで挟まれており、Y方向に圧縮されている。本実施形態では、止水材41は、一例として、横目地49におけるX方向の中央よりも屋内側の部位(空間)には配置されていない。加えて、横目地49における止水材41に対する屋外側の部位(空間)には、シール材52が充填されている。
なお、本実施形態では、建物10の躯体に水が染み込むことを防ぐ部材を防水材と称し、2つの部材の隙間(目地)に水が浸入することを防ぐ部材を止水材と称して区別している。また、本実施形態では、2つの部材の隙間に屋外側から充填されるものをシール材(コーキング材)と称して、止水材と区別している。
<パラペットフレーム>
図2に示すように、パラペットフレーム34は、一例として、それぞれ同程度の厚さの板状に形成された底壁34A、縦壁34B、上壁34C及び2つの側壁34Dにより構成されている。また、パラペットフレーム34の全体は、屋内側に向けて開口する箱状に形成されている。さらに、パラペットフレーム34は、ウェブ16Aに対してウェルドナット16C(図1参照)側の上フランジ16B上に載置されている。そして、パラペットフレーム34は、ボルト17(図1参照)がウェルドナット16Cに締結されることより、上フランジ16B(天井大梁16)に取付けられている。さらに、パラペットフレーム34は、上側外壁43をX方向の屋内側から支持する。なお、図2では、後述する調整部44(図1参照)及びボルト、ビス等の図示を省略している。
(底壁)
図4(B)に示す底壁34Aは、X方向及びZ方向に広がっている。底壁34AをY方向から見た場合の形状は、Z方向を長手方向としX方向を短手方向とする略矩形状とされている。底壁34AのZ方向の長さは、上側外壁43(図1参照)のZ方向の長さよりも短い。また、底壁34AのY方向の厚さは、上フランジ16B(図1参照)のY方向の厚さよりも薄い。底壁34AにおけるX方向の中央に対する一方側(屋内側)には、Z方向に間隔をあけて配置されY方向に貫通した2つの貫通孔35が形成されている。貫通孔35の大きさは、ボルト17(図1参照)を挿通可能な大きさとされている。そして、底壁34Aは、上フランジ16B(図1参照)にボルト17により取付けられる。
(縦壁)
図1に示す縦壁34Bは、底壁34AのX方向の屋外側の端部にY方向に沿って立設されている。縦壁34BのY方向の高さは、上側外壁43のY方向の下端から中央までの高さよりも高くかつ上側外壁43のY方向の下端から上端までの高さよりも低くなるように設定されている。また、図3(A)に示すように、縦壁34Bは、Y方向及びZ方向に広がっている。縦壁34BをX方向から見た場合の形状は、Y方向を長手方向としZ方向を短手方向とする略矩形状とされている。縦壁34BのZ方向の長さは、底壁34AのZ方向の長さ、上壁34CのZ方向の長さとそれぞれ等しく、上側外壁43(図1参照)のZ方向の長さよりも短い。縦壁34BにおけるY方向及びZ方向の中央には、X方向(厚さ方向)に貫通した1つの貫通孔48が形成されている。貫通孔48のZ方向、Y方向の大きさは、ボルト46(図1参照)の雄ネジが形成された軸部の直径よりも大きい。なお、ボルト46の頭部は、貫通孔48には挿通されない。
(上壁)
図1に示す上壁34Cは、縦壁34BのY方向の上端部から外壁部32側とは反対側にX方向に沿って延出され、底壁34AとY方向に対向配置されている。また、上壁34Cには、後述する調整部44により押付部材36が取付けられている。
図4(A)に示すように、上壁34Cは、X方向及びZ方向に広がっている。上壁34CをY方向から見た場合の形状は、Z方向を長手方向としX方向を短手方向とする略矩形状とされている。上壁34CのZ方向の長さは、既述のように、底壁34AのZ方向の長さと等しく、上側外壁43(図1参照)のZ方向の長さよりも短い。また、上壁34CのX方向の長さは、底壁34AのX方向の長さよりも短い。さらに、上壁34CのY方向の厚さは、上フランジ16B(図1参照)のY方向の厚さよりも薄く、底壁34AのY方向の厚さとほぼ同じとされている。
上壁34CにおけるZ方向の中央でかつX方向の中央に対する一方側(屋外側)には、Y方向に貫通した1つの貫通孔62が形成されている。貫通孔62の大きさは、後述する調整部44のボルト74(図1参照)の雄ネジが形成された軸部を挿通可能な大きさとされている。また、上壁34CのY方向の下面における貫通孔62の周縁部には、調整部44のウェルドナット76(図1参照)が設けられている。ウェルドナット76には、ボルト74が締結される。
(側壁)
図3(A)に示すように、側壁34Dは、縦壁34BにおけるZ方向の両端部に配置されている。また、図3(B)に示すように、側壁34Dは、縦壁34BからX方向の屋内側に延び底壁34Aと上壁34CとをY方向に繋いでいる。言い換えると、側壁34Dは、底壁34Aから上壁34Cまで、Y方向に沿って直立しており、X方向及びY方向に広がっている。側壁34DをZ方向から見た場合の形状は、Y方向を長手方向としX方向を短手方向とする略矩形状とされている。側壁34DのX方向の長さは、上壁34CのX方向の長さと等しい。
<押付部材>
図2に示す押付部材36は、一例として、Z方向から見た場合の断面形状がクランク状となるように2箇所で屈曲された板材で構成されており、Z方向に延在されている。押付部材36のZ方向の長さは、1つの上側外壁43のZ方向の長さよりも長い。具体的には、押付部材36は、第1横板部36Aと、接触部の一例としての縦板部36Bと、第2横板部36Cとを有する。
(第1横板部)
第1横板部36Aは、X方向及びZ方向に広がっている。第1横板部36AをY方向から見た場合の形状は、Z方向を長手方向としX方向を短手方向とする略矩形状とされている。第1横板部36AのX方向の長さは、上壁34CのX方向の長さとほぼ等しい。また、第1横板部36AのZ方向の一部は、上壁34C上に載置される。第1横板部36Aにおいて、上壁34Cの貫通孔62(図4(A)参照)とY方向に並ぶ部位には、Y方向に貫通した貫通孔64が1箇所形成されている。貫通孔64の大きさは、後述する調整部44のボルト74(図1参照)の雄ネジが形成された軸部を挿通可能な大きさとされている。そして、第1横板部36Aは、上壁34Cにボルト74により取付けられる。
(縦板部)
縦板部36Bは、第1横板部36AのX方向の屋外側(外壁部32側)の端部からY方向に沿って直立している。縦板部36BをX方向から見た場合の形状は、Z方向を長手方向としY方向を短手方向とする略矩形状とされている。縦板部36BのY方向の高さは、上壁34C上に第1横板部36Aが載置された状態で、X方向から見た場合に縦板部36Bと上側外壁43のY方向の上部とが重なるように、後述するスペーサ38のY方向の高さも含めて設定されている。これにより、縦板部36Bは、パラペットフレーム34に押付部材36が取付けられた状態で、X方向において上側外壁43に屋内側から接触して、上側外壁43の上部を支持するようになっている。
(第2横板部)
第2横板部36Cは、X方向及びZ方向に広がっている。第2横板部36CをY方向から見た場合の形状は、Z方向を長手方向としX方向を短手方向とする略矩形状とされている。第2横板部36CのX方向の長さは、上側外壁43の上面43BのX方向の長さとほぼ等しい。また、第2横板部36Cは、後述するスペーサ38上に載置される。第2横板部36Cには、Y方向に貫通した貫通孔66がX方向に間隔をあけて2箇所形成されている。2箇所の貫通孔66は、一例として、Y方向から見た場合に貫通孔64とX方向に並んでいる。貫通孔66の大きさは、後述するビス54(図1参照)の雄ネジが形成された軸部を挿通可能な大きさとされている。そして、第2横板部36Cは、スペーサ38を介して上側外壁43にビス54により取付けられる。
ここで、図1に示すように、押付部材36では、第1横板部36Aが上壁34Cにボルト74により取付けられることにより、第2横板部36Cが上側外壁43を下側外壁42に向けて(Y方向の下側に向けて)押付けるようになっている。
<スペーサ>
スペーサ38は、Z方向を長手方向としX方向を短手方向とする板材で構成されている。スペーサ38のZ方向の長さは、一例として、押付部材36のZ方向の長さとほぼ等しい。また、スペーサ38のX方向の長さは、上側外壁43の上面43BのX方向の長さよりも短い。そして、スペーサ38は、上面43Bに載置されている。
上側外壁43と第2横板部36Cとの間でかつスペーサ38に対する屋外側には、シール材52が充填される空間部であるシールポケット68が形成されている。ここで、スペーサ38のY方向の厚さは、シールポケット68として必要な大きさに合わせて設定されている。また、スペーサ38には、Y方向に貫通した貫通孔72がX方向に間隔をあけて2箇所形成されている。2箇所の貫通孔72は、押付部材36の2箇所の貫通孔66(図2参照)とY方向に連通される。そして、貫通孔72には、ビス54が螺合される。
<ビス>
ビス54の長さは、一例として、笠木ホルダ27の板部27Aの厚さと、防水シート25の厚さと、第2横板部36Cの厚さと、スペーサ38の厚さとを合計した長さよりも長い。これにより、上側外壁43上にスペーサ38、第2横板部36C、防水シート25及び板部27Aが重ねられた状態でビス54により共締めされることで、これらが上側外壁43に取付けられて(固定されて)いる。
<調整部>
調整部44は、押付部材36のパラペットフレーム34に取付けられる部位(第1横板部36A)に設けられている。また、調整部44は、一例として、ボルト74と、ウェルドナット76と、図示しないワッシャとを有する。ボルト74は、頭部74Aと、雄ネジが形成された軸部74Bとを有している。ここで、軸部74Bが貫通孔62(図4(A)参照)及び貫通孔64(図2参照)に挿入され、雄ネジがウェルドナット76の雌ネジと螺合されることにより、第1横板部36Aが上壁34Cに取付けられる。
ボルト74とウェルドナット76との螺合量が減少するほど、上壁34Cと第1横板部36AとのY方向の間隔が拡がる。また、ボルト74とウェルドナット76との螺合量が増加するほど、上壁34Cと第1横板部36AとのY方向の間隔が狭くなる。言い換えると、ボルト74とウェルドナット76との螺合量が減少するほど、押付部材36からスペーサ38を介して上側外壁43に作用する押付力が減少する。また、ボルト74とウェルドナット76との螺合量が増加するほど、押付部材36からスペーサ38を介して上側外壁43に作用する押付力が増加する。このように、調整部44では、ボルト74とウェルドナット76との螺合量を減少又は増加させることで、押付部材36から上側外壁43に作用する押付力が調整可能とされている。
<ボルト>
ボルト46は、頭部46Aと、雄ネジが形成された軸部46Bとを有している。ここで、軸部46Bが縦壁34Bの貫通孔48に挿入されると共に、雄ネジがネジ穴47の雌ネジと螺合されることにより、上側外壁43がパラペットフレーム34に締結されている。言い換えると、パラペットフレーム34が上側外壁43をX方向の屋内側から支持している。なお、軸部46Bの直径の大きさは、貫通孔48の孔壁に対してY方向及びZ方向に間隔があくように設定されている。このため、ネジ穴47に対するボルト46の螺合量が少ない状態(仮留め状態)では、上側外壁43が、パラペットフレーム34に対してY方向及びZ方向に移動可能となっている。
<ブラケット>
図4(A)に示すブラケット56は、一例として、Y方向から見た場合の断面形状がL字状のアングル材で構成されている。具体的には、ブラケット56は、Y方向から見た場合に、Z方向に沿って延びる縦壁56Aと、縦壁56AのZ方向の一端部からX方向に沿って延びる縦壁56Bとを有する。縦壁56Bは、一方の側壁34Dの内側面におけるY方向の上部に接着により設けられて(固定されて)いる。縦壁56Aは、縦壁56Bが固定されることにより、上壁34CのX方向の屋内側の端面とY方向に面を揃えて配置されている。
図4(B)に示すブラケット58は、一例として、Y方向から見た場合の断面形状がL字状のアングル材で構成されている。具体的には、ブラケット58は、Y方向から見た場合に、Z方向に沿って延びる縦壁58Aと、縦壁58AのZ方向の一端部からX方向に延びる縦壁58Bとを有する。縦壁58Bは、一方の側壁34Dの内側面におけるY方向の中央部に接着により設けられて(固定されて)いる。縦壁58Aは、縦壁58Bが固定されることにより、上壁34CのX方向の屋内側の端面とY方向に面を揃えて配置されている。
図1に示すように、縦壁56A及び縦壁58Aには、一例として、防水鋼板26が屋内側から接着により取付けられている。
〔作用〕
次に、第1実施形態の支持構造30の作用について説明する。
図5(A)、(B)には、支持構造30の各部材が模式的に示されている。図5(A)では、調整部44(図1参照)による押付力の調整前の状態が示されており、図5(B)では、調整部44による押付力の調整後の状態が示されている。なお、天井スラブ18及び断熱材22(図1参照)は、天井大梁16上に既に取付けられているが、図5(A)、(B)では図示を省略している。
図5(A)に示すように、天井大梁16には、パラペットフレーム34が取付けられている。また、下側外壁42の上側には、止水材41を挟んで上側外壁43が配置されている。上側外壁43には、縦壁34Bを介してボルト46が仮留めされている。言い換えると、上側外壁43は、パラペットフレーム34によって屋内側から支持された状態で、Z方向及びY方向に移動可能(位置を微調整可能)とされている。
上側外壁43の上面43Bには、スペーサ38が接着されている。スペーサ38の上面には、第2横板部36Cの下面が接着されている。なお、調整前状態において、ビス54(図1参照)は押付部材36、スペーサ38及び上側外壁43には締結されていない。さらに、押付部材36上には、笠木ホルダ27(図1参照)は載置されていない。また、調整前状態において、第1横板部36Aと上壁34Cとの間には、Y方向に隙間d1が形成されている。下側外壁42と上側外壁43との間(横目地49)には、Y方向に隙間d2(>d1)が形成されている。
続いて、図5(B)に示すように、ウェルドナット76にボルト74を螺合させることで、調整部44が形成される。そして、調整部44において、ウェルドナット76に対するボルト74の螺合量が増加される。調整部44では、一例として、第1横板部36Aと上壁34Cとが密着するまで、ウェルドナット76に対するボルト74の螺合量が増加されている。
ここで、第1横板部36Aと上壁34Cとが近接することで、押付部材36からスペーサ38を介して上側外壁43に押付力Fが作用する。この押付力Fにより、上側外壁43がY方向の下側に変位すると共に、止水材41がY方向に圧縮される。このため、この押付け状態において、下側外壁42と上側外壁43との間の隙間d3は、隙間d2(図5(A)参照)よりも小さくなる。止水材41に作用する押付力(圧縮力)は、押付け前の状態に比べて増加する。また、上側外壁43は、パラペットフレーム34によりX方向の屋内側から支持されている。さらに、上側外壁43のY方向の上部に縦板部36Bが接触することで、上側外壁43のY方向の上部は、X方向の屋内側から支持されている。このようにして、上側外壁43のX方向、Y方向及びZ方向に対する傾きが調整される。そして、ボルト46が本締めされることにより、上側外壁43の位置が決まる。
続いて、図1に示すように、防水シート24、25が取付けられた状態で、ブラケット56、58に防水鋼板26が取付けられる。そして、防水シート25上に笠木ホルダ27が載置され、ビス54により笠木ホルダ27、防水シート25、押付部材36、スペーサ38及び上側外壁43が共締めされる。笠木ホルダ27には、笠木28が取付けられる。なお、横目地49及びシールポケット68には、シール材52が充填される。
以上、説明したように、支持構造30では、上側外壁43がパラペットフレーム34によって屋内側から支持されることで、Y方向に対する屋内側への上側外壁43の傾きが抑制される。さらに、パラペットフレーム34に取付けられた押付部材36によって、上側外壁43が下側外壁42に向けて押付けられる。これにより、X方向及びZ方向に対する上側外壁43の傾きが抑制されると共に、予め設定した押付力F(図5(B)参照)が止水材41に作用して、止水材41が圧縮される。このように、支持構造30では、X方向、Y方向、Z方向に対する上側外壁43の傾きが抑制されるので、外壁部32の通り出しを向上させることができる。さらに、支持構造30では、止水材41が圧縮されるので、押付部材36により上側外壁43を押付けない構成に比べて、外壁部32の横目地49における止水性の低下を抑制することができる。
また、支持構造30では、押付部材36による上側外壁43への押付力が、調整部44によって調整可能となっている。具体的には、調整部44において、ボルト74の螺合量を増加又は減少させることで、押付部材36から上側外壁43に作用する押付力が調整される。これにより、押付力を調整しない構成に比べて、止水材41が上側外壁43により過剰に圧縮されることを抑制することができる。
さらに、支持構造30では、押付部材36の縦板部36Bが、上側外壁43と接触することで、上側外壁43がパラペットフレーム34だけでなく押付部材36によっても屋内側から支持される。これにより、上側外壁43の通り出しをさらに向上させることができる。具体的には、Z方向から見た場合に縦壁34BのY方向の中央部が屋外側に凸となるように湾曲していて、かつ上側外壁43がY方向の中央部のみで縦壁34Bと接触する場合には、上側外壁43の上部がX方向に傾く可能性がある。一方、支持構造30では、上側外壁43と縦壁34Bとが接触することに加えて、上側外壁43の上部と縦板部36Bとが接触することで、複数箇所での支持となるので、上側外壁43の傾きが抑制され、上側外壁43の通り出しをさらに向上させることができる。
加えて、支持構造30では、貫通孔48にボルト46が挿入され、上側外壁43とパラペットフレーム34とがボルト46により仮留めされる。そして、押付部材36が上側外壁43を下側外壁42に向けて押付けた状態となってから、上側外壁43とパラペットフレーム34とがボルト46により本締めされる。このように、押付部材36が上側外壁43を押付ける前の段階から、上側外壁43とパラペットフレーム34とがボルト46によって繋がっているので、パラペットフレーム34への上側外壁43の取付け位置がずれるのを抑制することができる。
また、支持構造30では、パラペットフレーム34の側壁34Dに、ブラケット56、58が設けられている。そして、ブラケット56、58に防水鋼板26が屋内側から接着により取付けられることで、防水鋼板26が立設される。このように、パラペットフレーム34の設置スペース内において防水鋼板26が取付けられるので、パラペットフレーム34を取付けた場所とは異なる場所に別部材を設けて防水鋼板26を取付ける構成に比べて、防水鋼板26の設置スペースを広げることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る建物の外壁支持構造の一例について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一の部材、部位には、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図6には、第2実施形態に係る建物の外壁支持構造の一例としての支持構造80が示されている。支持構造80は、第1実施形態の建物10(図1参照)において、支持構造30(図1参照)に換えて設けられている。
支持構造80は、外壁部32と、支持部材の一例としてのパラペットフレーム82と、押付部材84とを有する。また、支持構造80には、一例として、止水材41と、スペーサ38と、ビス54と、調整部44と、ボルト46と、被取付部の一例としての2つのブラケット86とが設けられている。なお、図6では、配置を分かり易く示すために、ボルト17、46、74及びビス54を同一断面上で示している。
上側外壁43は、第1実施形態に比べて、ネジ穴47がY方向の上側に配置されているが、他の部位は同様の構成とされている。笠木ホルダ27は、第1実施形態に比べて、板部27AのX方向の長さが長い構成とされている。笠木28は、第1実施形態に比べて、X方向の長さが長い構成とされている。防水鋼板26は、ウェブ16Aの上方に配置されている。
<パラペットフレーム>
図7及び図8(B)に示すように、パラペットフレーム82は、一例として、それぞれ同程度の厚さの板状に形成された底壁82A、縦壁82B及び上壁82Cにより構成されている。また、パラペットフレーム82の全体は、Z方向から見た場合に屋内側に向けて開口する断面略U字状に形成されている。さらに、図7に示すパラペットフレーム82は、ウェブ16Aに対してウェルドナット16C(図6参照)側の上フランジ16B上に載置されている。そして、パラペットフレーム82は、ボルト17(図6参照)がウェルドナット16Cに締結されることより、上フランジ16B(天井大梁16)に取付けられている。さらに、パラペットフレーム82は、上側外壁43をX方向の屋内側から支持する。なお、図7では、調整部44(図6参照)及びボルト、ビス等の図示を省略している。
(底壁)
図9(B)に示す底壁82Aは、X方向及びZ方向に広がっている。底壁82AをY方向から見た場合の形状は、Z方向を長手方向としX方向を短手方向とする略矩形状とされている。底壁82AのZ方向の長さは、上側外壁43(図6参照)のZ方向の長さよりも短い。また、底壁82AのY方向の厚さは、上フランジ16B(図6参照)のY方向の厚さよりも薄い。底壁82AにおけるX方向の中央に対する一方側(屋内側)には、Z方向に間隔をあけて配置されY方向に貫通した2つの貫通孔85が形成されている。貫通孔85の大きさは、ボルト17(図6参照)を挿通可能な大きさとされている。そして、底壁82Aは、上フランジ16B(図6参照)にボルト17により取付けられる。
(縦壁)
図6に示す縦壁82Bは、底壁82AのX方向の屋外側の端部にY方向に沿って立設されている。縦壁82BのY方向の高さは、上側外壁43のY方向の下端から中央までの高さよりも高くかつ上側外壁43のY方向の下端から上端までの高さよりも低くなるように設定されている。また、図8(A)に示すように、縦壁82Bは、Y方向及びZ方向に広がっている。縦壁82BをX方向から見た場合の形状は、Y方向を長手方向としZ方向を短手方向とする略矩形状とされている。縦壁82BのZ方向の長さは、底壁82AのZ方向の長さ、上壁82CのZ方向の長さとそれぞれ等しく、上側外壁43(図6参照)のZ方向の長さよりも短い。縦壁82BにおけるY方向及びZ方向の中央には、X方向(厚さ方向)に貫通した1つの貫通孔87が形成されている。貫通孔87のZ方向、Y方向の大きさは、ボルト46(図6参照)の雄ネジが形成された軸部の直径よりも大きい。なお、ボルト46の頭部は、貫通孔87には挿通されない。
(上壁)
図6に示す上壁82Cは、縦壁82BのY方向の上端部から外壁部32側とは反対側にX方向に沿って延出され、底壁82AとY方向に対向配置されている。また、上壁82Cには、調整部44により、後述する押付部材84が取付けられている。
図9(A)に示すように、上壁82Cは、X方向及びZ方向に広がっている。上壁82CをY方向から見た場合の形状は、Z方向を長手方向としX方向を短手方向とする略矩形状とされている。上壁82CのZ方向の長さは、既述のように、底壁82AのZ方向の長さと等しく、上側外壁43(図6参照)のZ方向の長さよりも短い。また、上壁82CのX方向の長さは、底壁82AのX方向の長さよりも短い。さらに、上壁82CのY方向の厚さは、上フランジ16B(図6参照)のY方向の厚さよりも薄く、底壁82AのY方向の厚さとほぼ同じとされている。
上壁82CにおけるZ方向の中央でかつX方向の中央に対する一方側(屋外側)には、Y方向に貫通した1つの貫通孔89が形成されている。貫通孔89の大きさは、調整部44のボルト74(図6参照)の雄ネジが形成された軸部を挿通可能な大きさとされている。また、上壁82CのY方向の下面における貫通孔89の周縁部には、調整部44のウェルドナット76(図6参照)が設けられている。ウェルドナット76には、ボルト74が締結される。
<押付部材>
図7に示す押付部材84は、一例として、Z方向の一部において、Z方向から見た場合の断面形状がクランク状となるように2箇所で屈曲された板材で構成されており、Z方向に延在されている。押付部材84のZ方向の長さは、1つの上側外壁43のZ方向の長さよりも長い。具体的には、押付部材84は、第2横板部84Aと、接触部の一例としての縦板部84Bと、第1横板部84Cとを有する。
(第2横板部)
第2横板部84Aは、X方向及びZ方向に広がっている。第2横板部84AをY方向から見た場合の形状は、Z方向を長手方向としX方向を短手方向とする略矩形状とされている。第2横板部84AのX方向の長さは、上側外壁43の上面43BのX方向の長さよりも長い。また、第2横板部84Aは、スペーサ38上に載置される。第2横板部84AのX方向の屋外側の端部は、上側外壁43のX方向における屋外側の側面の上方に配置されている。第2横板部84AのX方向の屋内側の端部は、上側外壁43のX方向における屋内側の側面に対して屋内側に延びている。
第2横板部84Aにおいて、パラペットフレーム82とY方向に対向する部位には、第2横板部84Aの屋内側の端部から内側(屋外側)に向けて切欠かれた切欠部92が形成されている。切欠部92は、Y方向から見た場合に、Z方向を長手方向としX方向を短手方向とする略矩形状に形成されている。また、第2横板部84Aにおいて、切欠部92に対して屋外側の部位には、Y方向に貫通した貫通孔66がX方向に間隔をあけて2箇所形成されている。そして、第2横板部84Aは、スペーサ38を介して上側外壁43にビス54(図6参照)により取付けられる。
(縦板部)
縦板部84Bは、切欠部92のX方向の屋外側の縁部からY方向の下側に向けて延びている。縦板部84BをX方向から見た場合の形状は、Z方向を長手方向としY方向を短手方向とする略矩形状とされている。縦板部84BのY方向の高さは、上壁82C上に後述する横板部84Cが載置された状態で、X方向から見た場合に縦板部84Bと上側外壁43のY方向の上部とが重なるように、スペーサ38のY方向の高さも含めて設定されている。これにより、縦板部84Bは、パラペットフレーム82に押付部材84が取付けられた状態で、X方向において上側外壁43に屋内側から接触して、上側外壁43の上部を支持するようになっている。
(第1横板部)
第1横板部84Cは、縦板部84BのY方向の下端部からX方向の屋内側に延びている。第1横板部84CをY方向から見た場合の形状は、Z方向を長手方向としX方向を短手方向とする略矩形状とされている。第1横板部84CのX方向の長さは、上壁82CのX方向の長さとほぼ等しい。第1横板部84Cは、上壁82C上に載置される。第1横板部84Cにおいて、貫通孔89(図9(A)参照)とY方向に並ぶ部位には、Y方向に貫通した貫通孔94が2箇所形成されている。貫通孔94の大きさは、ボルト74(図6参照)の雄ネジが形成された軸部を挿通可能な大きさとされている。そして、第1横板部84Cは、上壁82Cにボルト74により取付けられる。
ここで、図6に示すように、押付部材84では、第1横板部84Cが上壁82Cにボルト74により取付けられることにより、第2横板部84Aが上側外壁43を下側外壁42に向けて(Y方向の下側に向けて)押付けるようになっている。
ビス54の長さは、一例として、笠木ホルダ27の板部27Aの厚さと、防水シート25の厚さと、第2横板部84Aの厚さと、スペーサ38の厚さとを合計した長さよりも長い。これにより、上側外壁43上にスペーサ38、第2横板部84A、防水シート25及び板部27Aが重ねられた状態でビス54により共締めされることで、これらが上側外壁43に取付けられて(固定されて)いる。
ボルト46の軸部46Bが貫通孔87に挿入されると共に、雄ネジがネジ穴47の雌ネジと螺合されることにより、上側外壁43がパラペットフレーム82に締結されている。言い換えると、パラペットフレーム82が上側外壁43をX方向の屋内側から支持している。なお、軸部46Bの直径の大きさは、貫通孔87の孔壁に対してY方向及びZ方向に間隔があくように設定されている。このため、ネジ穴47に対するボルト46の螺合量が少ない状態(仮留め状態)では、上側外壁43が、パラペットフレーム82に対してY方向及びZ方向に移動可能となっている。
<ブラケット>
図7に示すブラケット86は、一例として、Y方向から見た場合の断面形状が、X方向の屋外側に向けて開口する略U字状に形成されている。具体的には、ブラケット86は、Y方向から見た場合に、縦壁82BとX方向に対向する対向壁86Aと、対向壁86AのZ方向の両端部から縦壁82BのZ方向の両端部に向けてX方向に延びる2つの側壁86Bとを有する。それぞれの側壁86BのX方向の屋外側の端部には、縦壁82Bの屋内側の側面と接触するようにZ方向に屈曲された取付部86Cが形成されている。取付部86Cは、一例として、縦壁82Bに接着により取付けられている。なお、2つのブラケット86は、縦壁82BのY方向の上部と中央部とに1つずつ取付けられている。
図6に示すように、2つのブラケット86の対向壁86Aには、一例として、防水鋼板26が屋内側から接着により取付けられている。
〔作用〕
次に、第2実施形態の支持構造80の作用について説明する。
図10(A)、(B)には、支持構造80の各部材が模式的に示されている。図10(A)では、調整部44(図6参照)による押付力の調整前の状態が示されており、図10(B)では、調整部44による押付力の調整後の状態が示されている。なお、天井スラブ18及び断熱材22(図6参照)は、天井大梁16上に既に取付けられているが、図10(A)、(B)では図示を省略している。
図10(A)に示すように、天井大梁16には、パラペットフレーム82が取付けられている。また、下側外壁42の上側には、止水材41を挟んで上側外壁43が配置されている。上側外壁43には、縦壁82Bを介してボルト46が仮留めされている。言い換えると、上側外壁43は、パラペットフレーム82によって屋内側から支持された状態で、Z方向及びY方向に移動可能(位置を微調整可能)とされている。
上側外壁43の上面43Bには、スペーサ38が接着されている。スペーサ38の上面には、第2横板部84Aの下面が接着されている。なお、調整前状態において、ビス54(図6参照)は押付部材84、スペーサ38及び上側外壁43には締結されていない。さらに、押付部材84上には、笠木ホルダ27(図6参照)は載置されていない。また、調整前状態において、第1横板部84Cと上壁82Cとの間には、Y方向に隙間d1が形成されている。下側外壁42と上側外壁43との間(横目地49)には、Y方向に隙間d2(>d1)が形成されている。
続いて、図10(B)に示すように、ウェルドナット76にボルト74を螺合させることで、調整部44が形成される。そして、調整部44において、ウェルドナット76に対するボルト74の螺合量が増加される。調整部44では、一例として、第1横板部84Cと上壁82Cとが密着するまで、ウェルドナット76に対するボルト74の螺合量が増加されている。
ここで、第1横板部84Cと上壁82Cとが近接することで、押付部材84からスペーサ38を介して上側外壁43に押付力Fが作用する。この押付力Fにより、上側外壁43がY方向の下側に変位すると共に、止水材41がY方向に圧縮される。このため、この押付け状態において、下側外壁42と上側外壁43との間の隙間d3は、隙間d2(図10(A)参照)よりも小さくなる。止水材41に作用する押付力(圧縮力)は、押付け前の状態に比べて増加する。また、上側外壁43は、パラペットフレーム82によりX方向の屋内側から支持されている。さらに、上側外壁43のY方向の上部に縦板部84Bが接触することで、上側外壁43のY方向の上部は、X方向の屋内側から支持されている。このようにして、上側外壁43のX方向、Y方向及びZ方向に対する傾きが調整される。そして、ボルト46が本締めされることにより、上側外壁43の位置が決まる。
続いて、図6に示すように、防水シート24、25が取付けられた状態で、2つのブラケット86の対向壁86Aに防水鋼板26が取付けられる。そして、防水シート25上に笠木ホルダ27が載置され、ビス54により笠木ホルダ27、防水シート25、押付部材84、スペーサ38及び上側外壁43が共締めされる。笠木ホルダ27には、笠木28が取付けられる。なお、横目地49及びシールポケット68には、シール材52が充填される。
以上、説明したように、支持構造80では、上側外壁43がパラペットフレーム82によって屋内側から支持されることで、Y方向に対する屋内側への上側外壁43の傾きが抑制される。さらに、パラペットフレーム82に取付けられた押付部材84によって、上側外壁43が下側外壁42に向けて押付けられる。これにより、X方向及びZ方向に対する上側外壁43の傾きが抑制されると共に、予め設定した押付力F(図10(B)参照)が止水材41に作用して、止水材41が圧縮される。このように、支持構造80では、X方向、Y方向、Z方向に対する上側外壁43の傾きが抑制されるので、外壁部32の通り出しを向上させることができる。さらに、支持構造80では、止水材41が圧縮されるので、押付部材84により上側外壁43を押付けない構成に比べて、外壁部32の横目地49における止水性の低下を抑制することができる。
また、支持構造80では、押付部材84による上側外壁43への押付力が、調整部44によって調整可能となっている。具体的には、調整部44において、ボルト74の螺合量を増加又は減少させることで、押付部材84から上側外壁43に作用する押付力が調整される。これにより、押付力を調整しない構成に比べて、止水材41が上側外壁43により過剰に圧縮されることを抑制することができる。
さらに、支持構造80では、上側外壁43と接触することで、上側外壁43がパラペットフレーム82だけでなく押付部材84によっても屋内側から支持される。これにより、上側外壁43の通り出しをさらに向上させることができる。具体的には、Z方向から見た場合に縦壁82BのY方向の中央部が屋外側に凸となるように湾曲していて、かつ上側外壁43がY方向の中央部のみで縦壁82Bと接触する場合には、上側外壁43の上部がX方向に傾く可能性がある。一方、支持構造80では、上側外壁43と縦壁82Bとが接触することに加えて、上側外壁43の上部と縦板部84Bとが接触することで、複数箇所での支持となるので、上側外壁43の傾きが抑制され、上側外壁43の通り出しをさらに向上させることができる。
加えて、支持構造80では、貫通孔48にボルト46が挿入され、上側外壁43とパラペットフレーム82とがボルト46により仮留めされる。そして、押付部材84が上側外壁43を下側外壁42に向けて押付けた状態となってから、上側外壁43とパラペットフレーム82とがボルト46により本締めされる。このように、押付部材84が上側外壁43を押付ける前の段階から、上側外壁43とパラペットフレーム82とがボルト46によって繋がっているので、パラペットフレーム82への上側外壁43の取付け位置がずれるのを抑制することができる。
また、支持構造80では、パラペットフレーム82にブラケット86が設けられて(取付けられて)いる。そして、ブラケット86に防水鋼板26が屋内側から接着により取付けられることで、防水鋼板26が立設される。このように、パラペットフレーム82の設置スペース内において防水鋼板26が取付けられるので、パラペットフレーム82を取付けた場所とは異なる場所に別部材を設けて防水鋼板26を取付ける構成に比べて、防水鋼板26の設置スペースを広げることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
支持構造30において、調整部44を除いて、パラペットフレーム34にピンを設け、押付部材36に貫通孔を形成して、このピンを貫通孔に嵌め込む構成としてもよい。また、パラペットフレーム34に貫通孔を形成し、押付部材36にピンを設けて、このピンを貫通孔に嵌め込む構成としてもよい。また、支持構造30において、ボルト46を用いずに、上側外壁43とパラペットフレーム34とをX方向に接触させた状態で、押付部材36により上側外壁43に押付力を作用させてもよい。
さらに、支持構造30において、ブラケット56、58を設けずに、他の場所に部材を設けて、この部材に防水鋼板26を取付けてもよい。また、ブラケット56、58は、1つのブラケット又は3つ以上のブラケットで構成されていてもよい。加えて、支持構造30において、スペーサ38を設けずに押付部材36を平板状に形成して、この平板状の押付部材36によって上側外壁43を押付けてもよい。また、支持構造30において、上側外壁43をパラペットフレーム34のみで支持して、押付部材36がパラペットフレーム34を支持しない構成としてもよい。
支持構造80において、調整部44を除いて、パラペットフレーム82にピンを設け、押付部材84に貫通孔を形成して、このピンを貫通孔に嵌め込む構成としてもよい。また、パラペットフレーム82に貫通孔を形成し、押付部材84にピンを設けて、このピンを貫通孔に嵌め込む構成としてもよい。また、支持構造80において、ボルト46を用いずに、上側外壁43とパラペットフレーム82とをX方向に接触させた状態で、押付部材84により上側外壁43に押付力を作用させてもよい。
さらに、支持構造80において、ブラケット86を設けずに、他の場所に部材を設けて、この部材に防水鋼板26を取付けてもよい。また、ブラケット86は、1つのブラケット又は3つ以上のブラケットで構成されていてもよい。加えて、支持構造80において、スペーサ38を設けずに押付部材84を平板状に形成して、この平板状の押付部材84によって上側外壁43を押付けてもよい。また、支持構造80において、上側外壁43をパラペットフレーム82のみで支持して、押付部材84がパラペットフレーム82を支持しない構成としてもよい。
防水材は、防水鋼板に限らず、防水シートであってもよい。止水材41を配置する場所は、横目地49におけるX方向の中央よりも屋外側の場所に限らず、中央部及び屋内側の場所であってもよい。
支持部材は、パラペットフレーム34、82のようにZ方向から見た場合の断面形状がU字状のものに限らず、断面形状がL字状のものであってもよい。この構成では、押付部材の支持部材への取付部位を逆L字状として、押付部材及び支持部材のそれぞれの縦壁部分をX方向に重ねてビスなどで取付ければよい。パラペットフレーム34、82を取付ける部位は、天井大梁16に限らず、床梁や柱等といった、建物10の他の躯体に取付けられていてもよい。
押付部材36、84は、上側外壁43に対して、笠木ホルダ27と共締めされていなくてもよい。ビス54は、上側外壁43に締結されるものに限らず、笠木ホルダ27からスペーサ38までを共締めするものであってもよい。
ボルト46、ビス54、ボルト74及びウェルドナット76の数は、本実施形態において記載した数に限らず、異なる数であってもよい。
支持構造30、80は、建物10のパラペットの外壁部32に用いられるものに限らず、建物10の図示しないバルコニーの外壁部に用いられるものであってもよい。
10 建物
16 天井大梁(躯体の一例)
26 防水鋼板(防水材の一例)
30 支持構造(建物の外壁支持構造の一例)
32 外壁部
34 パラペットフレーム(支持部材の一例)
34A 底壁
34B 縦壁
34C 上壁
36 押付部材
36B 縦板部(接触部の一例)
41 止水材
42 下側外壁
43 上側外壁
44 調整部(調整手段の一例)
46 ボルト(締結部材の一例)
48 貫通孔
49 横目地(目地の一例)
56 ブラケット(被取付部の一例)
58 ブラケット(被取付部の一例)
80 支持構造(建物の外壁支持構造の一例)
82 パラペットフレーム(支持部材の一例)
82A 底壁
82B 縦壁
82C 上壁
84 押付部材
84B 縦板部(接触部の一例)
86 ブラケット(被取付部の一例)

Claims (4)

  1. 止水材を挟んで建物の高さ方向に並んで配置された下側外壁及び上側外壁を有する外壁部と、
    前記建物の内外方向において前記上側外壁を屋内側から支持する支持部材と、
    前記支持部材に取付けられ、前記上側外壁を前記下側外壁に向けて押付ける押付部材と、を有し、
    前記押付部材の前記支持部材に取付けられる部位には、前記押付部材による前記上側外壁への押付力を調整可能とする調整手段が設けられている建物の外壁支持構造。
  2. 前記押付部材は、前記内外方向において前記上側外壁に屋内側から接触する接触部を有する請求項1に記載の建物の外壁支持構造。
  3. 前記支持部材は、前記建物の躯体に取付けられる底壁と、該底壁の前記外壁部側の端部に前記高さ方向に沿って立設され厚さ方向に貫通する貫通孔が形成された縦壁と、該縦壁の上端部から前記外壁部側とは反対側に延出され前記押付部材が取付けられる上壁とを有し、
    前記貫通孔に挿入され前記上側外壁を前記支持部材に締結する締結部材が設けられた請求項1又は2に記載の建物の外壁支持構造。
  4. 前記支持部材には、防水材が取付けられる被取付部が設けられている請求項1から請求項のいずれか1項に記載の建物の外壁支持構造。
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