JPH1193301A - 断熱床下地の施工構造 - Google Patents
断熱床下地の施工構造Info
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- JPH1193301A JPH1193301A JP25089697A JP25089697A JPH1193301A JP H1193301 A JPH1193301 A JP H1193301A JP 25089697 A JP25089697 A JP 25089697A JP 25089697 A JP25089697 A JP 25089697A JP H1193301 A JPH1193301 A JP H1193301A
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Abstract
整が可能な断熱床下地の施工構造を提供する 【解決手段】断熱内壁パネルを立設させる床下地の施工
構造であって、一対の板材14間に複数の束材15が連
結された木製下地材11の外面側に防湿シート12が貼
設され、この防湿シート12の外面側であって、木製下
地材11の枠外に、断熱材13が貼設された断熱床下地
材1と、断熱床下地材1を嵌め込む溝型に形成された金
具本体3と、梁6のフランジ部61に固定する固定部材
4と、金具本体3と固定部材4とを連結する調整ボルト
5とを具備した梁固定用金具2とを備え、梁6の上側の
フランジ部61に、固定部材4を固定させるとともに、
金具本体3に断熱床下地材1が嵌め込まれ、調整ボルト
5の回動具合によって、断熱床下地材1が、梁6上の断
熱内壁パネルの施工位置に固定されたものである。
Description
ベーター部、玄関部、二階吹き抜け部など、床下地材の
無い部分に、断熱内壁パネルを立設固定するための断熱
床下地材を施工する施工構造に関するものである。
がカーテンウォール構造をとっているような場合、内壁
の施工に当たって、自立した下地材と内壁裏面に密着す
る断熱材の施工が必要となる。
した木製下地枠bの枠内に断熱材cを設けるとともに、
この木製下地枠bの室内側となる内面側に防湿シートd
を貼設して断熱内壁パネルaを構成し、この断熱内壁パ
ネルaを施工することで、断熱内壁下地を形成すること
が行われている。
地の無い部分、例えば、二階吹き抜け部などの空洞とな
った部分に施工する場合、梁eの上側のフランジ部fの
上面などに、床下地に相当する厚みの木下地材gをボル
トhで固定して床下地を施工していた。そして、この木
下地材g上に断熱内壁パネルaの木製下地枠bの下辺を
固定していた。
うに木下地材gを用いて断熱内壁パネルaを固定する場
合、この木製下地材gの部分が熱橋となってしまい、断
熱内壁パネルaによる断熱効果が生かされないといった
不都合を生じることとなる。
ルaの施工位置に合わせて、あらかじめ位置決め固定し
ておかなければならないといった不都合を生じることと
なる。
であって、優れた断熱効果が得られるとともに、出入り
調整が可能な断熱床下地の施工構造を提供することを目
的としている。
の本発明の断熱床下地の施工構造は、断熱内壁パネルを
立設させるための床下地の施工構造であって、一対の板
材間に複数の束材が連結されてなる木製下地材の外面側
に防湿シートが貼設されるとともに、この防湿シートの
外面側であって、木製下地材の枠外に、断熱材が貼設さ
れてなる断熱床下地材と、断熱床下地材を嵌め込む溝型
に形成された金具本体と、梁のフランジ部に固定する固
定部材と、金具本体と固定部材とを連結する調整ボルト
とを具備した梁固定用金具とを備え、梁の上側のフラン
ジ部に、固定部材を固定させるとともに、金具本体に断
熱床下地材が嵌め込まれ、調整ボルトの回動具合によっ
て、断熱床下地材が、梁上の断熱内壁パネルの施工位置
に固定されたものである。
断熱床下地の施工構造は、断熱内壁パネルを立設させる
ための床下地の施工構造であって、一対の板材間に複数
の束材が連結されてなる木製下地材の外面側に防湿シー
トが貼設されるとともに、この防湿シートの外面側であ
って、木製下地材の枠外に、断熱材が貼設されてなる断
熱床下地材を、基礎上に配置された木根太上に固定した
ものである。
を参照して説明する。
定用金具2によって梁6の上に施工した状態を示し、図
3および図4は同施工に使用される断熱床下地材1を示
し、図5は同施工に使用される梁下固定用金具2を示し
ている。
地材1を梁固定用金具2によって梁6の上に固定したも
のである。
側に防湿シート12が貼設されるとともに、この防湿シ
ート12の外面側であって、木製下地材11の枠外に、
断熱材13が貼設されている。
材14の間に複数の束材15を連結して構成される。束
材15は、木製下地材11を250mmの間隔で設けた
切断線Lの位置で切断した状態で、この切断された板材
14間を二本の束材15が安定した状態で支持するよう
に、規則的に配置されている。したがって、木製下地材
11は、2mの長さのまま使用しても良いし、必要に応
じて250mmの間隔毎に切断して使用することもでき
る。
側全体に貼設される。この防湿シート12としては、ア
ルミニウム蒸着したポリエチレン製フィルムを使用する
ことができる。
貼設された防湿シート12のさらに外面側に貼設され
る。この断熱材13は、木製下地材11と略同じ大きさ
に貼設されるが、断熱床下地材1を施工した状態で、木
製下地材11の下側の板材14と梁6との間隙を充分に
被覆することができるように、木製下地材11の下側の
板材14から、かなり下方にはみ出した状態となるよう
に貼設される。この断熱材13としては、例えば、フィ
ルム包装された高密度グラスウール製の断熱材13を使
用することができる。この断熱材13は、木製下地材1
1の外面側に当接した状態で、鋲16によって固定され
る。この断熱材13は、250mm間隔で切断できるよ
うになされた木製下地材11に合わせて、250mm単
位毎にフィルム包装したものを使用する。フィルム包装
された断熱材13を使用する場合、少なくとも防湿シー
ト12に貼設される部分のフィルムを、あらかじめこの
防湿シート12と同材質のものとしておいても良い。こ
の場合、木製下地材11の外面側に断熱材13を貼設す
るだけで、防湿シート12と断熱材13との双方を貼設
したこととできる。
具本体3と、固定部材4と、調整ボルト5とを具備し、
断熱床下地材1と梁6とを固定するようになされてい
る。
とその基端部をつなぐ基端面33とを溶接一体化した溝
型に形成されており、挟持片31、32の間に断熱床下
地材1の木製下地材11が嵌め込み可能となされてい
る。この金具本体2は、木製下地材11が嵌め込まれた
状態で、室外側に位置することとなる挟持片31の部分
と基端面33の部分とが厚みのある鋼板を折り曲げて形
成されており、室内側に位置することとなる挟持片32
の部分のみが、薄いバネ鋼板によって形成されている。
挟持片32の部分には、釘孔34が形成され、木製下地
材11が嵌め込まれた状態で、釘孔34から釘7を打ち
付けることによって木製下地材11と金具本体3とを固
定できるようになされている。金具本体3の基端面33
には、突出片35が延設されている。突出片35には、
調整ボルト5と螺合するネジ孔36が設けられている。
て、対向する固定片41、41とその基端部をつなぐ基
端片42と、一方の固定片41から連続し、基端面42
に対向する支持片43とを有する断面略矩形状に形成さ
れている。この折り曲げ状態で基端片42の上方から支
持片43の方向に向けて挟持片44が延設されている。
この挟持片44は、固定片41、41および支持片43
の上端部との間で、梁6のフランジ部61を挟持固定す
るようになされている。基端片42と支持片43とに
は、ボルト孔45が設けられている。
のボルト孔45から挿通されて、金具本体3の突出片3
5のネジ孔36に螺合し、固定部材4の支持片43のボ
ルト孔45に貫通するようになされている。そして、こ
の支持片43のボルト孔45を貫通した位置でナット5
1に螺合するようになされている。ただし、このナット
51は、調整ボルト5の抜け止めを意図したものである
ため、調整ボルト5を回動させても基端片42と支持片
43との間を締結しないようになされている。そのた
め、調整ボルト5を回動させると、この調整ボルト5に
螺合した突出片35のみが、固定部材4に対して矢符A
方向または矢符B方向にスライド移動可能となる。した
がって、この梁固定用金具2は、調整ボルト5を回動さ
せることで、固定部材4に対して金具本体3を、矢符A
方向または矢符B方向にスライド移動させて出入り調整
できるようになされている。
下地材1を梁6上に固定する施工方法について説明す
る。
ンジ部61に固定する。この固定は、梁固定用金具2の
固定部材4の固定片41および支持片43と挟持片44
との間に、ラーメン柱6のフランジ部61を噛み込ませ
るようにしてハンマ(図示省略)などで打ち込む。
に断熱床下地材1を嵌め込ませて、金具本体3の釘孔3
4から釘7を打ち付けることによって木製下地材11と
金具本体3とを固定する。この際、断熱床下地材1は、
必要に応じた適宜の長さに切断して使用する。また、断
熱床下地材1は、二本の板材14の間に複数の束材15
を連結して木製下地材11を構成しているので、図1に
示すように、この木製下地材11の下側の板材14の部
分を切断することで、梁6に突出したボルト62などの
障害物を避けて施工することができる。
ることによって、固定部材4に対して金具本体3を、矢
符A方向または矢符B方向にスライド移動させて出入り
調整を行う。この出入り調整により、梁6に固定された
断熱床下地材1の位置決めを行って施工を完了する。
の施工構造は、例えば、図6に示すように、床面10を
構成することができない二階吹き抜け部などの空洞10
aとなった梁6の部分で実施される。この施工状態で、
梁固定用金具2と断熱床下地材1との合計の高さは、床
面10の厚みに相当するようになされ、断熱床下地材1
の上端面は、床面10と面一となされる。図7は、この
断熱床下地材1に断熱内壁パネル8を施工した断面を示
している。断熱内壁パネル8は、矩形に枠組みされた木
製下地枠81の外面側に防湿シート82が貼設されると
ともに、この防湿シート82の外面側であって、木製下
地枠81の枠外に、断熱材83を貼設して構成されてい
る。この断熱内壁パネル8の下端部は、木製下地枠81
の枠内から断熱床下地材1の上側の板材14に釘7を打
ちつけることによって固定される。また、断熱内壁パネ
ル8の上端部は、梁固定用金具2によって固定する。こ
の場合、梁固定用金具2は、上記断熱床下地材1を固定
した時とは上下逆に、ラーメン柱6の下側のフランジ部
61に固定して使用する。
調整ボルト5の回動具合を調整することによって、断熱
床下地材1の出入り調整が行えるので、断熱床下地材1
を、梁6の直下に正しい建ち位置で施工することができ
る。また、施工完了状態で、断熱床下地材1と梁6のと
間は、通常、梁固定用金具1が取り付けられるために間
隙を生じることとなるが、断熱床下地材1は、木製下地
材11の下側の板材14から、下方にはみ出すように断
熱材13を設けているため、間隙を部分を断熱材13で
塞いだ状態とすることができる。したがって、梁6の上
方から断熱内壁パネル8までの間に熱橋が形成されるこ
とが無く、優れた断熱効果を保つことができる。この断
熱床下地材1の断熱材13は、木製下地材11の外面側
に貼設しているため、木製下地材11の枠内に納めると
いったことを考えることなく、自由な幅や厚みのものを
貼設することができるので、一般地域や寒冷地域などの
断熱地域区分に簡単に対応することができる。
施工構造を実施する場所として二階吹き抜け部について
述べているが、バスコア部、エレベーター部、玄関部、
など、床面10が無く空洞10aとなった梁6の部分で
あれば、有効に実施することができる。
部61に梁固定用金具2によって断熱床下地材1を施工
する場合について述べているが、図8に示すように、基
礎9の木根太91上に断熱床下地材1を施工する場合で
あっても良い。この場合、断熱床下地材1は、二本の板
材14の間に複数の束材15を連結して木製下地材11
を構成しているので、この木製下地材11の上側の板材
14の部分を部分的に切断し、この切断箇所の上方から
釘7を打ちつけることによって、下側の板材14の部分
を木根太91に固定することができる。
1は、2mの長さに形成され、250mm間隔で切断し
易く構成されているが、特に2mの長さに限定されるも
のではなく、また、250mmの間隔で切断し易く構成
したものに限定されるものではない。また、断熱床下地
材1の木製下地材11の部分が鋼製のものであっても良
い。
用金具1としては、金具本体3に断熱床下地材1を固定
し、固定部材4を梁6のフランジ部61に固定し、この
金具本体3と固定部材4との位置調整をすることができ
るように構成されたものであれば、特にこのような形状
のものに限定されるものではなく、各種形状のものを使
用することができる。
1の外面側に防湿シート82および断熱材83を貼設し
た断熱内壁パネル8を固定するようになされているが、
この断熱内壁パネル8としては、パネル状に形成された
ものであれば、特に限定されるものではなく、各種構成
の断熱内壁パネル8を使用することができる。また、木
製下地枠81の部分が、鋼製のものであっても良い。
整ボルトの回動具合を調整することで、梁上における断
熱内壁パネルの正しい施工位置に断熱床下地材を固定す
ることができる。また、この断熱床下地材は、木製下地
材の外面側に放湿シートを貼設し、この防湿シートの外
面側であって、木製下地材の枠外に断熱材を貼設したも
のであるため、断熱床下地材上に施工される断熱内壁パ
ネル同様に優れた断熱効果を得ることかできる。
部分拡大正面図である。
図である。
面図、側面図、正面図である。
面図および同正面図のV−V線断面図である。
の概略を示す斜視図である。
を示す断面図である。
下地材の施工構造を示す部分正面図および断面図であ
る。
工した状態を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 断熱内壁パネルを立設させるための床下
地の施工構造であって、 一対の板材間に複数の束材が連結されてなる木製下地材
の外面側に防湿シートが貼設されるとともに、この防湿
シートの外面側であって、木製下地材の枠外に、断熱材
が貼設されてなる断熱床下地材と、 断熱床下地材を嵌め込む溝型に形成された金具本体と、
梁のフランジ部に固定する固定部材と、金具本体と固定
部材とを連結する調整ボルトとを具備した梁固定用金具
とを備え、 梁の上側のフランジ部に、固定部材を固定させるととも
に、金具本体に断熱床下地材が嵌め込まれ、調整ボルト
の回動具合によって、断熱床下地材が、梁上の断熱内壁
パネルの施工位置に固定されたことを特徴とする断熱床
下地材の施工構造。 - 【請求項2】 断熱内壁パネルを立設させるための床下
地の施工構造であって、 一対の板材間に複数の束材が連結されてなる木製下地材
の外面側に防湿シートが貼設されるとともに、この防湿
シートの外面側であって、木製下地材の枠外に、断熱材
が貼設されてなる断熱床下地材を、基礎上に配置された
木根太上に固定したことを特徴とする断熱床下地の施工
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25089697A JP3557332B2 (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 断熱下地の施工構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25089697A JP3557332B2 (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 断熱下地の施工構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1193301A true JPH1193301A (ja) | 1999-04-06 |
JP3557332B2 JP3557332B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=17214648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25089697A Expired - Fee Related JP3557332B2 (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 断熱下地の施工構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3557332B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012092523A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Asahi Kasei Homes Co | 建物の断熱構造、及び下地固定部材 |
JP2020111943A (ja) * | 2019-01-10 | 2020-07-27 | トヨタホーム株式会社 | 建物の断熱構造 |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP25089697A patent/JP3557332B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012092523A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Asahi Kasei Homes Co | 建物の断熱構造、及び下地固定部材 |
JP2020111943A (ja) * | 2019-01-10 | 2020-07-27 | トヨタホーム株式会社 | 建物の断熱構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3557332B2 (ja) | 2004-08-25 |
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