JPH08174908A - 画像形成装置のled書込み装置 - Google Patents

画像形成装置のled書込み装置

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JPH08174908A
JPH08174908A JP32636994A JP32636994A JPH08174908A JP H08174908 A JPH08174908 A JP H08174908A JP 32636994 A JP32636994 A JP 32636994A JP 32636994 A JP32636994 A JP 32636994A JP H08174908 A JPH08174908 A JP H08174908A
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一幸 大西
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 感光体を有するディジタル複写機に備えられ
る。感光体に主走査方向に並べられた複数のLED16
…にて画像データに基づく静電潜像を書き込む。各LE
D16…は複数の発光部16a〜16gが並べられたも
のからなる。画像データに基づいて、一定電圧を越える
毎に発光面積がステップ状に増加するように各発光部1
6a〜16gに電圧を印加する駆動用IC19…が設け
られている。 【効果】 画像データの感光体への多階調静電潜像の書
込みを、精度良く確実にかつ容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、複写機及び
ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置のLED
書込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ディジタル複写装置及びファ
クシミリ等の電子写真方式の画像形成装置では、装置の
高画質化に伴い階調を有する画像記録が求められてい
る。特に、ディジタル複写装置では必ず階調記録が必要
となる。
【0003】従来の電子写真方式の画像形成装置に備え
られた、発光素子(LED)を用いて感光体に情報を書
き込むLED書込み装置では、階調表現を行うために、
入力された多値画像データに応じて下記の方法にて感光
体上に多値画像の静電潜像を形成している。
【0004】 LEDの駆動電流を変化させることで
発光強度を変え、感光体上に形成されるドット濃度を変
えて階調表現を行う(特開昭62−179962号公報
参照)。
【0005】 LEDの発光時間を変化させること
で、感光体上に形成されるドット面積を変えて階調表現
を行う(特開昭62−184868号公報参照)。
【0006】 LEDの前に特殊なフィルタを設け、
感光体上に形成されるドット面積を変えて階調表現を行
う(特開平4−31877号公報参照)。
【0007】 LEDの電極を工夫し、発光部位によ
って光量を不均一にしたり、発光部位を変えたりするこ
とで、発光光量や発光面積を変えて階調表現を行う(特
開平4−28572号公報及び特開平4−14853号
公報参照)。
【0008】一方、上記の階調表現を行うに際して、個
々のLED自体は発光光量のばらつきを有している。こ
のため、発光光量のばらつきを補正するための対策とし
て、予め補正データを用意し、入力された画像データや
LEDの駆動電流を補正する方式が開示されている(特
開昭63−270167号公報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置のLED書込み装置において、第1の
階調表現方式、すなわち、発光強度を変化させることに
よる階調表現では、上述のように、LEDの発光光量の
ばらつきが比較的大きいので、各LEDのばらつきを補
正するための回路が必要である。また、補正のために
は、60μmの間隔で一列に配置されている数千個のL
ED素子における個々の特性を測定する必要があり、L
EDヘッドを製造する際の障害となるという問題点を有
している。
【0010】また、第2の階調表現方式、すなわち、発
光時間を変化させることによる階調表現では、感光体上
に形成されるドットの副走査方向の径を変化させ、面積
階調によって多階調を表現するので、感光特性のγ値が
高い感光体を用いることによって発光強度のばらつきに
よる濃度ばらつきの影響を排除できる。しかし、数千個
のLEDに対して個々に発光時間を制御するために、L
ED毎に発光時間を制御するシフトレジスタ等を設ける
必要があり、ドライブIC等の集積度を高くしなければ
ならないという問題点を有している。
【0011】また、第3の階調表現方式、すなわち、L
EDと感光体との間に特殊なフィルタを用いて発光量を
変えることで感光体上に異なるドット径の潜像を形成す
る方法では、透過率が微小範囲で変化するフィルタ自体
の製造が困難な上に、フィルタとLEDとの位置決めが
必要となり、また発光強度のばらつきに加えてフィルタ
自体のばらつきも考慮する必要があるという問題点を有
している。
【0012】さらに、第4の階調表現方式、すなわち、
LEDの電極を工夫する方法では、LEDの電極を特殊
なものとする必要があると共に、電極を複数形成する必
要があるという問題点を有している。
【0013】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、画像データの感光体への
多階調静電潜像の書込みを、精度良く確実にかつ容易に
行い得る画像形成装置のLED書込み装置を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像形成装置のLED書込み装置は、上記課題を解決する
ために、感光体を有する画像形成装置に備えられ、この
感光体に主走査方向に並べられた複数のLEDにて画像
データに基づく静電潜像を書き込む画像形成装置のLE
D書込み装置において、上記各LEDは複数の発光部が
並べられたものからなる一方、画像データに基づいて、
一定電圧を越える毎に発光面積がステップ状に増加する
ように各発光部に電圧を印加する発光部駆動手段が設け
られていることを特徴としている。
【0015】請求項2記載の発明の画像形成装置のLE
D書込み装置は、上記課題を解決するために、請求項1
記載の画像形成装置のLED書込み装置において、上記
各LEDにおいて最初に発光する第1発光部は、トナー
粒子径とほぼ同じ面積以上の発光面積を有していること
を特徴としている。
【0016】請求項3記載の発明の画像形成装置のLE
D書込み装置は、上記課題を解決するために、請求項1
記載の画像形成装置のLED書込み装置において、上記
各発光部は、発光面積のステップ増加がLEDの中央か
ら順次周囲に広がるように形成されていることを特徴と
している。
【0017】請求項4記載の発明の画像形成装置のLE
D書込み装置は、上記課題を解決するために、請求項1
記載の画像形成装置のLED書込み装置において、上記
多数のLEDにおける少なくとも2個ずつのLEDにつ
いて、各発光部を主走査方向の一方向から発光面積が増
加するように構成した第1LEDと、各発光部をその反
対方向から発光面積が増加するように構成した第2LE
Dとを対にして隣り合わせに配置したことを特徴として
いる。
【0018】請求項5記載の発明の画像形成装置のLE
D書込み装置は、上記課題を解決するために、請求項1
記載の画像形成装置のLED書込み装置において、上記
LEDと感光体との間に、LEDの発光光量の増加によ
る発光波長の変化に伴って透過率が減少する特性を有す
る光学フィルタを設けたことを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1の構成によれば、発光部駆動手段は、
画像データに基づいて発光面積がステップ状に増加する
ように各発光部に電圧を印加する。すなわち、画像デー
タが複数の発光部により発光面積がステップ状に増加す
るように制御されて感光体が露光され静電潜像が形成さ
れるため、階調表現を精度良く確実に行うことができ
る。
【0020】また、発光面積は、主走査方向にも副走査
方向にも増加させることが可能であり、これによって、
さらにきめ細かい階調表現が可能となる。
【0021】さらに、上記の発光面積をステップ状に増
加させる際に、発光部駆動手段は、一定電圧を越える毎
に発光面積がステップ状に増加するように各発光部に電
圧を印加する。このため、個々のLEDの発光面積の制
御を容易に行うことができる。
【0022】したがって、画像データの感光体への多階
調静電潜像の書込みを、精度良く確実にかつ容易に行う
ことができる。
【0023】また、請求項2の構成によれば、各LED
において最初に発光する第1発光部は、トナー粒子径と
ほぼ同じ面積以上の発光面積を有している。
【0024】すなわち、最も薄い濃度の画像データが入
力された場合に、発光面積がトナー粒子径よりも小さい
ときには第1発光部が発光しても、感光体にトナー粒子
が付着しない。
【0025】しかし、本発明では、第1発光部の発光面
積は、トナー粒子径とほぼ同じ面積以上の発光面積を有
しているので、最も薄い濃度の画像データが入力された
場合でも、感光体にトナー粒子が付着し階調表現でき
る。この結果、画像データを入力したにもかかわらず階
調表現されないという問題を回避することができる。
【0026】また、第1発光部が発光しているにもかか
わらず階調表現に寄与しないという冗長さが無くなり、
LEDの駆動を効率良く行うことができると共に、配線
量も減少させることができるので、LED書込み装置の
コンパクト化及びコスト低減化を図ることができる。
【0027】また、請求項3の構成によれば、各LED
に最低発光印加電圧を与えると、LEDの中央がまず発
光し、印加電圧が高くなるに伴って順次ステップ状に周
囲に広がるように発光する。
【0028】このため、感光体に形成される静電潜像の
ドットの大きさが中央から順次拡大するのでトナー像の
再現性が向上し、しかも滑らかな階調表現をすることが
できる。
【0029】また、請求項4の構成によれば、各発光部
を主走査方向の一方向から発光面積が増加するように構
成した第1LEDと、各発光部をその反対方向から発光
面積が増加するように構成した第2LEDとを対にして
隣り合わせに配置したので、LEDへの印加電圧を高く
するのに伴い、第1LEDと第2LEDとの接合部分か
ら各々の発光部を発光させて、主走査方向の両側に広が
るように発光面積を増加させることができる。
【0030】これにより、LEDの発光面積の変化によ
り感光体に形成される静電潜像の形状変化が2個のLE
D毎にその発光した加算面積の大きさまで集中的に起こ
る。
【0031】したがって、トナー像の再現性が向上し、
しかも滑らかな階調表現をすることができる。
【0032】また、請求項5の構成によれば、LEDと
感光体との間に、LEDの発光光量の増加による発光波
長の変化に伴って透過率が減少する特性を有する光学フ
ィルタを設けているので、感光体への露光に際しては、
照射光量はほぼ一定に保たれた状態で発光面積のみが変
化する。
【0033】したがって、入力された画像データに対す
る階調特性において、急激に濃度が高くなるという不具
合を防止することができ、中間調再現を良好に行うこと
ができる。
【0034】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図8
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0035】本実施例のLED書込み装置を備えた画像
形成装置としての例えばディジタル複写機1は、図2に
示すように、上端部に硬質の透明ガラスにて形成された
原稿載置台2を備えている。原稿載置台2の下方には、
CCD(Charge Coupled Device) センサ6等を有する読
取部5が設けられている。読取部5では、原稿載置台2
上に載置された原稿3がハロゲンランプ4にて照射さ
れ、その反射光がミラー5a・5b・5c及び結像レン
ズ5dを介してCCDセンサ6に露光されて原稿3の光
学像が結像される。
【0036】上記のCCDセンサ6は、5000画素分
のセンサにて構成されており、A3サイズの原稿を40
0dpiの解像度で読み取ることができる。
【0037】上記読取部5の下方には、画像信号処理回
路7が設けられている。上記CCDセンサ6からの信号
はA/D変換された後、この画像信号処理回路7により
必要な処理が行われ、画像データのディジタル信号とし
てLED書込み装置8に入力される。LED書込み装置
8は、感光体9の主走査方向(長手方向)に一列に配列
された後述するLEDアレイ17を有しており、画像デ
ータのディジタル信号に応じてLED16…を点灯し、
予め帯電器11にて帯電された感光体9上に出射して静
電潜像を形成する。
【0038】感光体9に形成された静電潜像は、露光位
置の下流側に設けられた現像槽10からトナーの供給を
受けてトナー像となり、用紙カセット12から供給され
た用紙に転写部13にて転写され、定着装置14にて定
着される。感光体9上に残留したトナーはクリーナ15
にて感光体9上から除去される。
【0039】上記のディジタル複写機1におけるLED
書込み装置8について詳述する。LED書込み装置8
は、図1(a)に示すように、上記CCDセンサ6と同
様の400dpiの解像度を有する5000個のLED
(Light Emitting Diode)16…が主走査方向(長手方
向)に一列に配列されたLEDアレイ17と、LEDア
レイ17を固定するための基板18と、この基板17に
同様に固定されてLED16…を駆動する発光部駆動手
段としての駆動用IC19…と、このLEDアレイ17
の出射側に設けられるセルフォックスレンズアレイ20
とから構成されている。上記LED16…の点灯による
出射光は、セルフォックスレンズアレイ20を通して上
記感光体9上に結像される。
【0040】本実施例では、LED16…は、図1
(b)に示すように、発光開始電圧のそれぞれ異なる7
個の第1発光部16a〜第7発光部16gにて構成され
ている。
【0041】すなわち、各LED16…は、図3(a)
に示すように、通常、一定電圧V0以下ではほとんど電
流が流れず発光しないが、印加電圧が一定電圧V0を越
えると電流が流れ始め発光を開始する。そこで、本実施
例では、LED16…を製造時に材料の組成を少しずつ
変えた7つのエリアで構成し、図3(b)に示すよう
に、それぞれの発光開始電圧がdV〔V〕ずつ異なるよ
うに形成している。
【0042】同図(b)において、まず、印加電圧がV
1〔V〕のときLED16…の最も低い電圧で発光する
第1発光部16aが発光を開始する。次いで、印加電圧
がdV〔V〕ずつ高くなるに伴って、さらに次の第2発
光部16b、第3発光部16c…の順に発光を開始す
る。これによって、図4に示すように、発光面積がステ
ップ状に増加する。最後に第7発光部16gがV2
〔V〕以上で発光し、1画素部分における1個のLED
16つまり1素子の全てが発光し、最大発光面積とな
る。
【0043】上記の各LED16…の印加電圧の制御
は、上記駆動用IC19にて行われる。
【0044】駆動用IC19は、図5に示すように、シ
フトレジスタ21、ラッチ22、デコーダ23、トラン
ジスタ24及び抵抗25等から構成されている。
【0045】画像信号処理回路7から駆動用IC19に
入力される画像データは、3bitディジタル値であ
り、白も含めて1画素当たり8段階の濃度を表現できる
ようになっている。画像データは、図示しない同期用ク
ロックと共に画像信号処理回路7から画像信号線30を
通してMSB(Most Significant Bit) 側から順次シフ
トレジスタ21に入力される。このシフトレジスタ21
は、 〔LEDの個数〕×〔1画素当たりの画像データbit
数〕 つまり、15000(5000×3)bitが直列に接
続されたものからなり、画像信号処理回路7から出力さ
れたシリアル画像データを順次シフト入力する一方、シ
フトレジスタ21の各bitに接続されるラッチ22の
各bitにパラレルに出力する。
【0046】上記のラッチ22は、画像信号処理回路7
がシフトレジスタ21に1ライン分の画像データを送っ
たときにラッチ信号31を0から1にするので、このラ
ッチ信号31の0から1への立ち上がりによりシフトレ
ジスタ21の出力を保持する。
【0047】上記ラッチ22の各bitは、3bit毎
に1個のデコーダ23に接続されている。すなわち、デ
コーダ23は、LED16…の個数に合わせて5000
個設けられている。また、各デコーダ23…は、それぞ
れ7本の出力Y1〜Y7を有し、入力された3bitの
数値n(nは0〜7)に応じた出力Ynだけを1にす
る。ただし、入力した数値nが0の場合は全ての出力Y
1〜Y7が0となる。ここで、上記数値nは、駆動用I
C19に入力される段階では、白に相当する画像データ
では0となっている一方、黒に相当する画像データでは
7となっている。
【0048】上記の各デコーダ23…の出力Y1〜Y7
は、それぞれ7個のトランジスタ24…の各ベースに接
続されている。
【0049】また、駆動用IC19は、上記LED16
…に供給する駆動電圧を受けるための第1基準電圧端子
26と第2基準電圧端子27とを有しており、この第1
基準電圧端子26と第2基準電圧端子27との間には、
同じ抵抗値rを持つ8個の抵抗25…が直列に接続され
ている。上記の第1基準電圧端子26及び第2基準電圧
端子27は、5000組の抵抗ネットワークに対して共
通になっている。そして、上記トランジスタ24のコレ
クタが各抵抗25…の各接続点に接続されている。
【0050】さらに、各トランジスタ24…のエミッタ
は全て共通接続されてLED16…のアノードに接続さ
れている。また、LED16…のカソードは接地されて
いる。
【0051】なお、同図に示す7個のトランジスタ24
…及び8個の抵抗25…は、全て1画素分に対するもの
であり、実際には5000画素分の同様な構成の回路が
設けられ、各デコーダ23とLED16…とに接続され
ている。
【0052】上記の構成を有する駆動用IC19におけ
るLED16…の発光制御は以下のように行われる。
【0053】まず、画像信号処理回路7から1ライン分
の画像データがシリアルにシフトレジスタ21に入力さ
れる。次いで、ラッチ信号31によってラッチ22にこ
の画像データが書き込まれ、これを保持する。デコーダ
23は3bit毎、つまり1画素毎に画像データをデコ
ードし、画像データの数値nが1〜7であれば、出力Y
1〜Y7のいずれか1つの出力を1としかつ他の出力を
0とする。画像データの数値nが0であれば、全ての出
力を0とする。1となったデコーダ出力に接続されたト
ランジスタ24は、コレクタ・エミッタ間がONし、抵
抗25…にて分割された電圧がLED16…に印加され
る。
【0054】ここで、第1基準電圧端子26には、 V2+1.5dV〔V〕 の電圧を、また第2基準電圧端子27には、 V1−0.5dV〔V〕 の電圧をそれぞれ印加したとする。このとき、画像デー
タの数値nが1〜7の場合にLED16…に印加される
電圧は、 V1+(n−0.5)dV〔V〕 となり、図3(b)に示す第1発光部16a〜第7発光
部16gの各特性の発光開始電圧に対して、n=1なら
第1発光部16aと第2発光部16bとの各発光開始電
圧の中間電圧、n=2なら第2発光部16bと第3発光
部16cとの各発光開始電圧の中間電圧、…となり、数
値nの値に応じた各発光部16a〜16gまでが発光す
る。例えば、黒の画像データに相当する数値n=7の場
合には、図4に示す全てのトランジスタ24…がONと
なり、LED16…の全ての発光部16a〜16gに電
流が流れて発光する。また、n=0の場合には、全ての
トランジスタ24…がOFFとなり、LED16…には
電流が流れず、全く発光しない。
【0055】なお、本実施例では、γ特性の高い感光体
9を使用している。この理由は、感光体9におけるトナ
ーによるドット形成を、LED16…の発光の有無にの
み依存し、発光光量の大小には影響を受けずに行わせる
ためでをある。すなわち、本実施例では、発光面積がス
テップ状に増加するので、LED16…毎に輝度のばら
つきを生じても、高いγ特性を有する感光体9を使用す
ることにより、確実に面積階調が可能となり、良好な階
調表現を行うことができる。
【0056】このように、本実施例の画像形成装置のL
ED書込み装置8では、駆動用IC19は、画像データ
に基づいて発光面積がステップ状に増加するように各発
光部16a〜16gに電圧を印加する。すなわち、画像
データが複数の発光部16a〜16gにより発光面積が
ステップ状に増加するように制御されて感光体9が露光
され静電潜像が形成されるため、階調表現を精度良く確
実に行うことができる。
【0057】さらに、発光面積がステップ状に増加する
ようにしたことによって、LED16…のみで、感光体
9上に形成される1画素の静電潜像のドットサイズを特
殊なフィルタを用いることなく容易に確実に変更するこ
とができる。このため、解像度を低下させることなく確
実な階調表現を行うことができる。
【0058】また、上記の発光面積をステップ状に増加
させる際に、駆動用IC19は、一定電圧を越える毎に
発光面積がステップ状に増加するように各発光部16a
〜16gに電圧を印加する。このため、個々のLED1
6…の発光面積の制御を容易に行うことができる。
【0059】したがって、画像データの感光体9への多
階調静電潜像の書込みを、精度良く確実にかつ容易に行
うことができる。
【0060】また、本実施例においては、各発光部16
a〜16gは、一定電圧を越える毎に発光面積がステッ
プ状に増加する。すなわち、単に0Vから最大駆動電圧
までを単純に割り振った場合は、発光開始電圧V1以下
に振られた画像データは全て白になるが、本実施例で
は、発光開始電圧V1をスタートとして割り振っている
ので上記の問題を回避することができる。
【0061】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能で
ある。例えば、上記実施例では、画像信号処理回路7か
らLED書込み装置8に入力される画像信号を3bit
とし、画像データが変化すると、必ずLED16…の発
光面積が変化するように構成しているが、特にこれに限
定するものではない。
【0062】例えば、通常、CCDセンサ6からの画像
データは、8bit以上の階調で画像信号処理回路7に
入力されるので、画質向上のために予めLED16…の
発光面積変化に対する実際のトナー像濃度変化を測定し
ておき、画像信号処理回路7にて3bit以上の元画像
データから3bitのLED駆動用データに変換しても
良い。
【0063】また、本実施例では、LED16…におけ
る各発光部16a〜16gは、主走査方向に順に点灯す
るように構成されているが、副走査方向に順に点灯させ
ることも可能である。
【0064】すなわち、図6に示すように、LEDアレ
イ17の発光部の面積増加が副走査方向(同図において
縦方向)に例えば2段階に起こるようにすることができ
る。
【0065】同図に示すLED32…の第2発光部32
b…は、第1発光部32a…に対して副走査方向に並べ
られている。
【0066】このLED32…は、第1発光部32a…
のみの発光と第1発光部32a…及び第2発光部32b
…との2つの発光パターンを印加電圧の値により選択可
能になっている。
【0067】発光パターンの選択は、副走査方向の解像
度における記録モード選択(通常の2倍か否か)により
制御部にて選択設定されるようになっている。通常解像
度の場合には第1発光部32a及び第2発光部32bの
全発光が選択され、通常解像度の2倍の解像度である高
解像度の場合は第1発光部32aのみの発光が選択され
る。そして、各発光部32a・32bの発光時間の制御
と発光間隔(タイミング)の制御によって、感光体9上
に静電潜像を形成するようになっている。
【0068】第1発光部32aのみの発光の場合、つま
り2倍の解像度の場合には、発光間隔は、全発光の場合
の1/2間隔(2倍早いタイミング)で発光させる。
【0069】なお、これら発光部32a・32bの発光
面積変化を利用した多階調の中間調記録及び高解像度記
録は、前述したように、ある光量を境にして急激に表面
電位が低下する高いγを有する感光体9との組み合わせ
ることにより確実に実施できるものである。
【0070】このように、発光面積は、上述した主走査
方向にも、また、副走査方向にも増加させることが可能
である。すなわち、副走査方向にも発光面積をステップ
状に増加する場合には、感光体9に形成されるドットの
副走査方向の形状を印加電圧によりステップ状に変える
ことができる。このため、副走査方向に解像度を高くす
る場合に、発光面積を小さくする(副走査方向の形状を
小さくする)ことによりLED16…の発光時間の制御
範囲を少なくできる。これによって、さらにきめ細かい
階調表現が可能となると共に、LED16…の駆動用I
C19を簡単な構成とすることができる。
【0071】また、本実施例においては、LED16…
の発光光量の増大に伴う発光波長の変化に伴って透過率
が減少する特性をもったフィルタをLED16…と感光
体9との間に設けることが可能である。
【0072】すなわち、図7に示すように、各発光部1
6a〜16gにおける発光開始時のピーク発光波長は、
各発光部16a〜16gとも同一の波長λ0にて表され
るが、その後、順方向電圧の増加に伴う発光光量の単調
増加によってピーク発光波長が長波長側へシフトする傾
向がある。
【0073】そこで、ピーク発光波長が長波長側へシフ
トするのを利用して、LED16…の順方向電圧の増加
に伴う光量増加を抑えるように、フィルタを設けるのが
望ましい。
【0074】このフィルタの特性は、図8に示すよう
に、波長が長い程透過率が減衰するようになっている。
【0075】このように、フィルタをLED16…と感
光体9との間に設けることによって、LED16…の各
発光部16a〜16gによる感光体9上への露光量は、
どれも同程度となる。このため、LED16…における
順方向電圧の増加に対して、感光体9上への微小部分の
露光量は一定のままで、露光面積だけが増加する。
【0076】この結果、不要な濃度変化を抑えることが
でき、純粋に面積階調による階調再現を実現することが
できる。したがって、入力された画像データに対する階
調特性において、急激に濃度が高くなるという不具合を
防止することができ、中間調再現を良好に行うことがで
きる。
【0077】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図9及
び図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。な
お、説明の便宜上、前記の実施例1の図面に示した部材
と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0078】図9に示すように、感光体9への露光面積
がトナー粒子径と同程度以下では、トナー付着量は殆ど
0となるので、LED16…の最小発光面積をトナー粒
子径以下にしても、トナーは感光体9に付着しない。
【0079】そこで、本実施例では、図10に示すよう
に、LED36…の最小発光面積相当である第1発光部
36aだけをトナー粒子径と同程度の大きさ若しくはそ
れ以上として他の発光部36b〜36gの面積よりも大
きいものしている。そして、他の発光部36b〜36g
の面積は等面積に形成している。
【0080】すなわち、400dpiのLED書込み装
置8では、1画素は63.5μm四方となる。仮に、1
画素の分割数が多く、均等に31分割とする場合を想定
すると、約2μm間隔になってしまい、トナー粒子径よ
りも小さくなるので点灯開始から4〜5ステップ分のエ
リアはトナーが付着せずに無駄になる。
【0081】これを回避するためには、最初に点灯する
エリアをトナー粒子径程度の大きさに設定すると共に、
残りの部分を残り30エリアに等分割すれば良いことが
分かる。
【0082】したがって、本実施例では、上述のように
第1発光部36aをトナー粒子径と同程度の大きさ若し
くはそれ以上の大きさに形成することによって、第1発
光部36aのみの点灯によって確実に感光体9上にトナ
ーが付着し得る大きさを照射することができる。
【0083】また、本実施例では、第1発光部36aか
ら第3発光部36cまでの加算面積(同図における斜線
部分)は、第4発光部36dから第7発光部36gまで
の加算面積と等しく丁度最大発光面積の1/2としてい
る。さらに、第1発光部36aから第3発光部36cま
での加算面積の形状は、僅かに横長の長方形になるよう
に形成すると共に、全発光部36a〜36gが発光して
最大発光面積となる時の長方形の縦横比がほぼ1:2と
なるように形成している。すなわち、LED36…の副
走査方向(同図において縦方向)の長さは1画素サイズ
のほぼ半分である30μmとなっている。これによっ
て、発光時間を制御することにより、前記感光体9上に
形成される静電潜像のドットの副走査方向の長さを30
μmから1画素の長さである約60μmまで変化させる
ことができ、発光部36a〜36gの主走査方向(同図
において横方向)の面積変化と組み合わせれば、非常に
多くの階調表現が可能となる。
【0084】このように、本実施例のディジタル複写機
1のLED書込み装置8は、各LED16…において最
初に発光する第1発光部16aは、トナー粒子径とほぼ
同じ面積以上の発光面積を有している。
【0085】すなわち、最も薄い濃度の画像データが入
力された場合に、発光面積がトナー粒子径よりも小さい
ときには第1発光部16aが発光しても、感光体9にト
ナー粒子が付着しない。
【0086】しかし、本実施例では、第1発光部16a
の発光面積は、トナー粒子径とほぼ同じ面積以上の発光
面積を有しているので、最も薄い非白レベルの濃度の画
像データが入力された場合でも、感光体9にトナー粒子
が付着し階調表現できる。この結果、画像データを入力
したにもかかわらず階調表現されないという問題を回避
することができる。
【0087】また、第1発光部16aが発光しているに
もかかわらず階調表現に寄与していないという冗長さが
無くなり、LED16…の駆動を効率良く行うことがで
きると共に、配線量も減少させることができるので、L
ED書込み装置8のコンパクト化及びコスト低減化を図
ることができる。
【0088】また、本実施例では、第2発光部36b〜
第7発光部36gの発光面積を第1発光部36aの発光
面積よりも小さく形成している。
【0089】これによって、第1発光部36aの面積を
大きく形成することができ、感光体9に形成される最小
ドットの静電潜像にトナーを確実に付着させることがで
きる。また、第2発光部36b以降の発光面積増加が少
ないため、限られた大きさの最大発光面積となるまでの
発光面積増加回数を多くとることができ、1個のLED
36、つまり1画素の階調表現数を多くとることができ
る。
【0090】また、本実施例では、LED36…の発光
形状を最大発光面積の1/2の発光面積以上で横長とし
ている。
【0091】これによって、感光体9上に形成されるド
ットの副走査方向の大きさをも変化させることが可能と
なり、主走査方向と副走査方向との両方の発光面積を変
えることによって、さらに階調数の多い中間調表現が可
能となる。
【0092】〔実施例3〕本発明の他の実施例を図11
及び図12に基づいて説明すれば、以下の通りである。
なお、説明の便宜上、前記の実施例1及び実施例2の図
面に示した部材と同一の機能を有する部材については、
同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0093】本実施例のLED書込み装置8は、図11
に示すように、LEDアレイ17における各LED37
…の第1発光部37aをLED37の中央に配置し、そ
の両側に第2発光部37b〜第7発光部37gをそれぞ
れ配置している。
【0094】また、上記の第1発光部37aの形状は長
方形又は正方形とすると共に、発光面積の増加が第1発
光部37aを中心として両側に均等に生じるように構成
している。すなわち、印加電圧の上昇に伴いステップ状
にLED16…の中央から両側に向かって、発光面積が
増加していく。
【0095】このように、本実施例のディジタル複写機
1のLED書込み装置8は、各LED36…に最低発光
印加電圧を与えると、LED36…の中央の第1発光部
36aがまず発光し、印加電圧が高くなるに伴って順次
ステップ状に周囲に広がるように発光する。
【0096】このため、感光体9に形成される静電潜像
のドットの大きさが中央から順次拡大するのでトナー像
の再現性が向上し、しかも滑らかな階調表現をすること
ができる。
【0097】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能で
ある。例えば、上記第1発光部37aはLED37の中
央に長方形又は正方形として形成されているが、必ずし
も長方形又は正方形に限らず、図12に示すように、例
えば、LED38の第1発光部38aを菱形に形成し、
この第1発光部38aの4辺の外側にそれぞれ均等に第
2発光部38b〜第7発光部38gを配することも可能
である。
【0098】また、この拡大する菱形は、LED38へ
の印加電圧の上昇に伴い発光面積が菱形のままで増加す
る一方、発光面積が最大発光面積の1/2になったとこ
ろ、つまり第4発光部38dのところで、LED38の
縁である4辺に接触するように形成している。
【0099】このように形成したときの図11と図12
との大きな相違点は、1/2面積発光時にLEDアレイ
17を主走査方向に連続発光させた場合には、図12で
は、主走査方向に途切れなく発光するのに対して、図1
1では、主走査方向に途切れて発光する。このことは、
主走査方向の細線の再現性に影響を及ぼす。つまり、図
12では、1/2面積発光時から主走査方向の細線が切
れ目無く再現されるが、図11では発光部37a〜37
gが全発光しないと主走査方向に細線が確実に繋がらな
い。この結果、図12のほうが主走査方向の細線の再現
性に優れていることが分かる。
【0100】なお、上記の第1発光部38aの形状及び
1/2面積発光時の形状を菱形としているが、必ずしも
これに限らず、例えば円形、楕円形又は多角形等の別の
形状とすることも可能である。
【0101】このように、発光領域が最大発光面積の1
/2以上になったときに、その発光形状がLED38の
縁の4辺に接触するように形成することが可能である。
【0102】これにより、発光面積が1/2以上で主走
査方向又は副走査方向に細線を再現した場合に、隣合う
LED38・38同士による感光体9上に形成される静
電潜像のドットが主走査方向又は副走査方向に連続して
形成されるため、主走査方向又は副走査方向の細線が切
れ目なく連続して再現されるため細線の再現が良くな
る。
【0103】〔実施例4〕本発明の他の実施例を図13
ないし図16に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、前記の実施例1ないし実施例
3の図面に示した部材と同一の機能を有する部材につい
ては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0104】本実施例のLED書込み装置8は、図13
に示すように、LEDアレイ17の各LEDにおける第
1発光部40a〜第7発光部40gを右側から構成した
第1LEDとしてのLED40と、LEDにおける第1
発光部41a〜第7発光部41gを左側から構成した第
2LEDとしてのLED41とを対にして主走査方向に
交互に配置している。
【0105】この構成によって、第1発光部40a・4
1a同士が隣合わせとなる部分が2素子(LED40・
41)間隔にできることになり、それぞれのLED40
・41における各発光部40a〜40g・41a〜41
gへの印加電圧の増加に伴い、2素子毎に発光面積が両
側に増加する形態となる。
【0106】このため、感光体9上に形成される静電潜
像のドットも2画素間隔に集中して形成されるので、ト
ナーの付着も集中して行われ、これによって、忠実なト
ナー像の再現ができる。
【0107】このように、本実施例のディジタル複写機
1のLED書込み装置8では、各発光部40a〜40g
・41a〜41gを主走査方向の一方向から発光面積が
増加するように構成したLED40と、各発光部をその
反対方向から発光面積が増加するように構成したLED
41とを対にして隣り合わせに配置したので、LED4
0及びLED41への印加電圧を高くするのに伴い、L
ED40とLED41との接合部分から各々の発光部4
0a〜40g・41a〜41gを発光させて、主走査方
向の両側に広がるように発光面積を増加させることがで
きる。
【0108】これにより、LED40及びLED41の
発光面積の変化により感光体9に形成される静電潜像の
形状変化が2個のLED40及びLED41毎にその発
光した加算面積の大きさまで集中的に起こる。
【0109】したがって、トナー像の再現性が向上し、
しかも滑らかな階調表現をすることができる。
【0110】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能で
ある。例えば、上記のLEDアレイ17を使用して隣合
う発光部を1対としてディザ方式により中間調書込みを
行ことが可能である。
【0111】説明し易いように、図14(a)〜(g)
に示すように、発光部の面積増加を少なくした3段階で
説明する。面積増加が3段階の場合には、一番低い電圧
で発光を開始するLED42の第1発光部42a及びL
ED43の第1発光部43a、中間の電圧で発光を開始
する第2発光部42b及び第2発光部43b、最大の電
圧で発光を開始する第3発光部42c及び第3発光部4
3cがそれぞれ形成されており、隣合う第1発光部42
a・43aと第1発光部42a・43aに繋がるそれぞ
れの第2発光部42b・43bと第3発光部42c・4
3cとの全部で横1列の6個の発光部が形成されること
になる。
【0112】したがって、構成できるディザ方式による
ディザパターンは、図14(a)〜(g)に示すよう
に、無発光の場合を含めて7通り、つまり、7段階の面
積階調を得ることができる。
【0113】これを一般化する。すなわち、1画素を構
成する発光部の個数をmとすると、表現できる面積階調
数は、m+1階調となる。ただし、1素子(LED)1
画素構成と比べると主走査方向の解像度は1/2となる
が階調数はほぼ2倍となる。
【0114】したがって、1画素を構成する発光部の個
数を増加することにより階調数を増加することができ
る。例えば、1素子の発光部の個数が7個で1画素を1
4個で構成した場合には、15階調の中間調表現ができ
る。
【0115】一方、図15(a)〜(m)に示すよう
に、LEDアレイ17を使用してさらに副走査方向にお
ける次ラインの発光部も1画素の構成に含めたディザパ
ターンとすることも可能である。
【0116】この例では、2個のLED44・45によ
る2ライン分の発光部、つまり4素子分で構成されてい
る。ここでも説明し易いように、1素子の発光部の個数
を3個として説明する。発光部44a〜44c・45a
〜45cの延べ個数は、12個となり解像度は主走査方
向及び副走査方向方向共に1/2となるが再現可能な階
調数は12+1で13階調と多くすることができる。
【0117】なお、図15(a)〜(m)に示すディザ
パターンは一例であり、発光部44a〜44c・45a
〜45cの順番であれば、必ずしもこれに限らず、例え
ば、左右の素子の順序はいずれが先でも構わない。
【0118】また、副走査方向への変形例として、図1
6に示すように、副走査方向のパルス幅制御とディザ方
式とを組み合わせたディザパターンとすることも可能で
ある。
【0119】この例ではLEDアレイ17の構成は前記
と同様であるが、発光時間を1/2に落とし、発光タイ
ミングを2倍早くしてLEDアレイ17を発光させてい
る。
【0120】これにより、感光体9上に形成される静電
潜像の副走査方向の長さが1/2となり、連続した2回
の発光にて1画素分の副走査方向のサイズとなる。つま
り、1画素内に2回分割して発光できるようにしてい
る。したがって、ディザ方式と組み合わせることでさら
に2倍の階調数の中間調記録が可能となる。また、これ
によって、主走査方向のみの解像度が1素子1画素構成
の場合の解像度と比較して1/2低下するものの、副走
査方向の解像度は低下することなく、前述の図15
(a)〜(m)の例と同じ階調数を得ることができる。
また、この例では、副走査方向のパルス幅制御を2分割
としているが、この分割数を多く取ることにより、同一
解像度でさらに階調数を多くとることができる。
【0121】このように、LEDの各発光部の変化をデ
ィザパターンに構成することが可能であり、その結果、
1画素単位でディザが可能となり、純粋に面積階調によ
る階調表現が可能となる。したがって、光量の補正回路
等が不要となり、コンパクトなLED書込み装置8を容
易に形成することができ、コスト低減を図ることができ
る。また、解像度を落とさずに豊富な階調画像を形成す
ることができる。
【0122】特に、主走査方向に隣合わせた2個のLE
D40・41を一対としてディザ方式の中間調書込みを
行った場合には、主走査方向の解像度が1/2に低下す
るが階調数を2倍にすることができる。また、一対のL
ED40・41の発光面積変化により感光体9上に形成
される静電潜像の形状変化が1画素毎に集中的に行われ
るので、トナー像の再現性が向上し、しかも滑らかな階
調表現ができる。
【0123】さらに、主走査方向に隣合わせた2個のL
ED44・45を一対とし、かつ次のラインでの同一対
の発光を合わせた4素子分を1画素としたディザ方式の
中間調書込みを行った場合には、主走査方向及び副走査
方向の解像度がそれぞれ1/2に低下するが階調数を共
に2倍にすることができる。
【0124】また、ディザ方式と副走査方向のパルス幅
制御とを組み合わせて中間調書込みを行った場合には、
副走査方向について同一解像度を維持して階調数をさら
に多くすることができる。
【0125】〔実施例5〕本発明の他の実施例を図3及
び図17ないし図20に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、説明の便宜上、前記の実施例1ないし
実施例4の図面に示した部材と同一の機能を有する部材
については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0126】本実施例では、図17(a)(b)に示す
ように、1個のLED50…は、主走査方向に4個及び
副走査方向に4個の合計16個の発光部にて構成されて
いる。ただし、15番目の第15発光部50oと16番
目の第16発光部50pとは全く同じ電圧で発光を開始
する。このため、実質的に15個の発光部で構成されて
いることになる。このようにしたのは、前記画像信号処
理回路7からLED書込み装置8へ画像データを送る際
にLED50…の点灯エリアが16箇所であると白も含
めて17通りのデータ表現が必要となり、2進法で動作
するディジタル回路では5bitが必要となって効率が
悪いこと、及び高濃度部では定着でのトナーの潰れ等で
信号に対する濃度変化が少なくなることを考慮したため
である。
【0127】上記の1画素分のLED50…は、印加電
圧が上がるにつれて、各第1発光部50aから第16発
光部50pまで順に発光する。
【0128】これら各第1発光部50aから第16発光
部50pまでの各発光電圧は図18にて示される。すな
わち、印加電圧(順方向電圧)がV1′〔V〕以下で
は、全ての発光部の電流が流れずLED16…は全く発
光しないが、印加電圧がV1′〜V1′+dV′〔V〕
では、図17に示す第1発光部50aのみ順方向電流が
流れて発光する。以下、V2′〔V〕までdV′〔V〕
刻みで発光部50b〜50pが発光し、発光面積が増加
する。
【0129】なお、実施例1では、画像信号処理回路7
からの画像データは3bitであったが、本実施例で
は、LED50…の発光部50a〜50oが15個ある
ため、1画素当たり4bitとなっている。
【0130】したがって、図19(a)(b)に示すよ
うに、シフトレジスタ21及びラッチ22はそれぞれ2
0000(5000×4)bitの容量を持ち、またト
ランジスタ24も1画素当たり15個となっている。
【0131】また、画像信号処理回路7からは、LED
点灯制御用信号線51が出力されており、LED点灯制
御用トランジスタ52のベースに入力されている。
【0132】上記のLED点灯制御用信号線51が1に
なるとLED点灯制御用トランジスタ52がONし、こ
れによって、各LED50…がデコーダ53…からの出
力値に応じた電圧で駆動される。また、LED点灯制御
用トランジスタ52のコレクタは他の画素を構成するL
ED50…に並列に接続されているので、同時に複数の
LED50…が点灯制御される。
【0133】上記の構成を有する駆動用IC54の動作
を、図20のタイミングチャートに基づいて説明する。
【0134】まず、画像信号が画像信号処理回路7から
送り始められ(t1)、送信が完了すると(t2)、画
像ラッチ信号31が出力される(t3)。次いで、感光
体9が停止すると同時にLED50…の点灯制御信号が
ONする(t4)。なお、このように感光体9が停止す
るのは、本実施例では、感光体9が、図示しない感光体
駆動モータによって、前記画像信号処理回路7からの信
号に応じて極めて短い時間間隔でステップ駆動し得るよ
うになっているためである。
【0135】次いで、LED50…による感光体9への
書込み完了と同時に感光体9が回転を開始する(t
5)。また、LED50…による感光体9への書込み中
に次の画像信号が送られる。
【0136】以上のように、本実施例では、感光体9の
駆動とLED50…の点灯とを交互に行うために、LE
D50…におけるディザパターンでの発光がそのままの
形態で感光体9上に静電潜像として形成される。
【0137】これにより、解像度を落とすことなく画像
を再現できる。
【0138】ここで、図3(b)に示すように発光部が
7個の場合の各駆動電圧と、図18に示す発光部が16
個の場合の駆動電圧とを比較した場合に、V1=V1′
かつdV=dV′であったとすると、 V2 =6dV+V1 V2′=14dV+V1 であり、明らかにV2′はV2に比べて大きな電圧値と
なる。
【0139】仮に、図3(b)において、最初に駆動電
圧V1で発光する第1発光部16aの最大許容電圧値が
V1+10dV〔V〕であったとすると、図3(b)に
おける駆動電圧V2は、最大許容電圧値以内の値である
が、図18においては、第11発光部50kが発光した
時点で第1発光部50aは破壊することになる。
【0140】そこで、この破壊を防止するために、LE
D50…を構成する材料の組成を調整することで、LE
D50…の各発光部50a〜50oにおける発光開始電
圧を調整すると共に、第1基準電圧端子26及び第2基
準電圧端子27に印加する電圧を適宜調整することで、
上記不具合を回避することができる。
【0141】このように、本実施例では、発光面積のス
テップ変化に必要な駆動電圧の変化量を、LEDの発光
面積が最大となる駆動電圧がLEDの特性に影響を与え
ない範囲となるように小さく設定している。これによっ
て、LEDの動作電圧範囲を一杯に使用して階調表現す
ることができ、かつLEDの破壊を招くことなく、より
広い階調表現をすることができる。また、LEDへの画
像データ転送に必要な信号線数や信号の情報量を必要最
小限に抑えることができるので、LED書込み装置8の
回路規模や大きさを最小とすることができる。
【0142】〔実施例6〕本発明の他の実施例について
図17、図20及び図21に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施例1な
いし実施例5の図面に示した部材と同一の機能を有する
部材については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0143】本実施例では、実施例5とは異なり、感光
体9は常に等速度で回転する。なお、画像信号と画像ラ
ッチ信号31のタイミングは実施例5と同様である。
【0144】今、図17(b)に示した第1発光部50
a及び第13発光部50mに着目する。なお、第1発光
部50aが感光体9の回転方向に対して第13発光部5
0mよりも隣合わせの上流側にあるとする。
【0145】このとき、第1発光部50aによる露光部
分の内、第1発光部50aと第13発光部50mとの境
界に接する部分は、感光体9が等速度で回転するので、
LED50…が点灯するとすぐに第13発光部50mの
領域に入る。このため、副走査方向に隣接した発光部間
での露光の重なりが生じる。
【0146】そこで、感光体9への出射部分が第1発光
部50aと第13発光部50mとの境界に接する部分か
ら第13発光部50mの領域の中央(50%)まで進ん
だ時点で、LED50…を消灯すれば、第1発光部50
aの露光部分と第13発光部50mの露光部分との重な
りは半分となり、階調再現への影響は比較的小さい。
【0147】すなわち、図21に示すように、LED5
0…の消灯タイミング(t5′)を図20に比べて早く
すれば、副走査方向に隣接した発光部間での露光の重な
りは十分少なく抑えられる。
【0148】なお、本実施例では、感光体9に高感度で
γ特性が高い高いものを使用することで、上記のような
方法でも十分な静電潜像を形成することができる。
【0149】このように、本実施例では、副走査方向に
隣接する例えば第1発光部50aと第13発光部50m
との感光体9上での互いの露光の重なりが、少なくとも
50%以下に収まるように、感光体9の回転速度と各発
光部50a〜50pにおける発光時間との関係を設定し
ている。
【0150】これにより、LED50…の発光面積の分
割を副走査方向にも拡大でき、広い階調表現を行うに十
分な発光面積の分割数が容易に得られ、豊富な階調表現
を行うことができる。また、LED書込み装置8自体の
製造が容易となり、製造コストの低減を図ることができ
る。
【0151】
【発明の効果】請求項1の発明の画像形成装置のLED
書込み装置は、以上のように、各LEDは複数の発光部
が並べられたものからなる一方、画像データに基づい
て、一定電圧を越える毎に発光面積がステップ状に増加
するように各発光部に電圧を印加する発光部駆動手段が
設けられている構成である。
【0152】これにより、画像データが複数の発光部に
より発光面積がステップ状に増加するように制御されて
感光体が露光され静電潜像が形成されるため、階調表現
を精度良く確実に行うことができる。
【0153】また、発光面積は、主走査方向にも副走査
方向にも増加させることが可能であり、これによって、
さらにきめ細かい階調表現が可能となる。
【0154】さらに、上記の発光面積をステップ状に増
加させる際に、発光部駆動手段は、一定電圧を越える毎
に発光面積がステップ状に増加するように各発光部に電
圧を印加する。このため、個々のLEDの発光面積の制
御を容易に行うことができる。
【0155】したがって、画像データの感光体への多階
調静電潜像の書込みを、精度良く確実にかつ容易に行う
ことができるという効果を奏する。
【0156】請求項2の発明の画像形成装置のLED書
込み装置は、以上のように、請求項1の画像形成装置の
LED書込み装置において、各LEDにおいて最初に発
光する第1発光部は、トナー粒子径とほぼ同じ面積以上
の発光面積を有している構成である。
【0157】これにより、最も薄い濃度の画像データが
入力された場合でも、感光体にトナー粒子が付着し階調
表現できる。この結果、画像データを入力したにもかか
わらず階調表現されないという問題を回避することがで
きる。
【0158】また、第1発光部が発光しているにもかか
わらず階調表現に寄与しないという冗長さが無くなり、
LEDの駆動を効率良く行うことができると共に、配線
量も減少させることができるので、LED書込み装置の
コンパクト化及びコスト低減化を図ることができるとい
う効果を奏する。
【0159】請求項3の発明の画像形成装置のLED書
込み装置は、以上のように、請求項1の画像形成装置の
LED書込み装置において、上記各発光部は、発光面積
のステップ増加がLEDの中央から順次周囲に広がるよ
うに形成されている構成である。
【0160】これにより、感光体に形成される静電潜像
のドットの大きさが中央から順次拡大するのでトナー像
の再現性が向上し、しかも滑らかな階調表現をすること
ができるという効果を奏する。
【0161】請求項4の発明の画像形成装置のLED書
込み装置は、以上のように、請求項1の画像形成装置の
LED書込み装置において、上記多数のLEDにおける
少なくとも2個ずつのLEDについて、各発光部を主走
査方向の一方向から発光面積が増加するように構成した
第1LEDと、各発光部をその反対方向から発光面積が
増加するように構成した第2LEDとを対にして隣り合
わせに配置した構成である。
【0162】これにより、LEDへの印加電圧を高くす
るのに伴い、第1LEDと第2LEDとの接合部分から
各々の発光部を発光させて、主走査方向の両側に広がる
ように発光面積を増加させることができる。
【0163】このため、LEDの発光面積の変化により
感光体に形成される静電潜像の形状変化が2個のLED
毎にその発光した加算面積の大きさまで集中的に起こ
る。
【0164】したがって、トナー像の再現性が向上し、
しかも滑らかな階調表現をすることができるという効果
を奏する。
【0165】請求項5の発明の画像形成装置のLED書
込み装置は、以上のように、請求項1の画像形成装置の
LED書込み装置において、上記LEDと感光体との間
に、LEDの発光光量の増加による発光波長の変化に伴
って透過率が減少する特性を有する光学フィルタを設け
た構成である。
【0166】これにより、感光体への露光に際しては、
照射光量はほぼ一定に保たれた状態で発光面積のみが変
化する。
【0167】したがって、入力された画像データに対す
る階調特性において、急激に濃度が高くなるという不具
合を防止することができ、中間調再現を良好に行うこと
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディジタル複写機の
LED書込み装置を示す斜視図であり、(a)はLED
書込み装置の全体構成を示すもの、(b)はLEDの構
造を示すものである。
【図2】上記ディジタル複写機の全体構成図である。
【図3】上記LEDの電圧特性を示すグラフであり、
(a)はLEDの印加電圧と発光光量との関係を示すも
の、(b)はLEDの各第1発光部〜第7発光部におけ
る印加電圧(順方向電圧)と発光電流(順方向電流)と
の関係を示すものである。
【図4】上記LEDの各発光部の発光面積がステップ状
に増加する状態を示す説明図である。
【図5】上記LED書込み装置の駆動用ICを示すブロ
ック図である。
【図6】上記LED書込み装置における発光部の面積増
加が副走査方向に2段階に起こるLEDを示す平面図で
ある。
【図7】上記LED書込み装置における各発光部の順方
向電圧と発光光量とピーク発光波長との関係を示すグラ
フである。
【図8】上記LED書込み装置に付加するフィルタの光
学特性を示すグラフである。
【図9】本発明の他の実施例を示すものであり、LED
の点灯面積とトナー付着量との関係を示すグラフであ
る。
【図10】上記LEDの第1発光部を大きく形成したL
EDを示す平面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例を示すものであ
り、中央部に長方形の第1発光部を形成したLEDを示
す平面図である。
【図12】上記LEDの変形例を示すものであり、中央
部に菱形の第1発光部を形成したLEDの平面図であ
る。
【図13】本発明のさらに他の実施例を示すものであ
り、2つのLEDを対にしたLEDアレイを示す平面図
である。
【図14】2つのLEDを対にしたときの各発光部の発
光状態を示す平面図であり、(a)は0個、(b)は1
個、(c)は2個、(d)は3個、(e)は4個、
(f)は5個、(g)は6個の各発光部が発光したもの
である。
【図15】4つのLEDを対にしたときの各発光部の発
光状態を示す平面図であり、(a)は0個、(b)は1
個、(c)は2個、(d)は3個、(e)は4個、
(f)は5個、(g)は6個、(h)は7個、(i)は
8個、(j)は9個、(k)は10個、(l)は11
個、(m)は12個の各発光部が発光したものである。
【図16】ディザ方式と副走査方向のパルス幅制御とを
組み合わせたときの各発光部の発光状態を示す平面図で
あり、(a)は0個、(b)は1個、(c)は2個、
(d)は3個、(e)は4個、(f)は5個、(g)は
6個、(h)は7個、(i)は8個、(j)は9個、
(k)は10個、(l)は11個、(m)は12個の各
発光部が発光したものである。
【図17】本発明のさらに他の実施例におけるディジタ
ル複写機のLED書込み装置を示す斜視図であり、
(a)はLED書込み装置の全体構成を示すもの、
(b)はLEDの構造を示すものである。
【図18】上記LED書込み装置のLEDにおける各発
光部の印加電圧(順方向電圧)と発光電流(順方向電
流)との関係を示すグラフである。
【図19】上記LED書込み装置に備えられた駆動用I
Cの構造を示すブロック図である。
【図20】感光体がステップ駆動して、副走査方向にも
発光面積を増加して階調を行うときの動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図21】本発明のさらに他の実施例におけるLED書
込み装置を示すものであり、感光体が等速度回転して、
副走査方向にも発光面積を増加して階調を行うときの動
作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 ディジタル複写機(画像形成装置) 7 画像信号処理回路 8 LED書込み装置 9 感光体 16 LED 16a〜16g 発光部 17 LEDアレイ 19 駆動用IC(発光部駆動手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/52 (72)発明者 藤本 修 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体を有する画像形成装置に備えられ、
    この感光体に主走査方向に並べられた複数のLEDにて
    画像データに基づく静電潜像を書き込む画像形成装置の
    LED書込み装置において、 上記各LEDは複数の発光部が並べられたものからなる
    一方、画像データに基づいて、一定電圧を越える毎に発
    光面積がステップ状に増加するように各発光部に電圧を
    印加する発光部駆動手段が設けられていることを特徴と
    する画像形成装置のLED書込み装置。
  2. 【請求項2】上記各LEDにおいて最初に発光する第1
    発光部は、トナー粒子径とほぼ同じ面積以上の発光面積
    を有していることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置のLED書込み装置。
  3. 【請求項3】上記各発光部は、発光面積のステップ増加
    がLEDの中央から順次周囲に広がるように形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置のL
    ED書込み装置。
  4. 【請求項4】上記多数のLEDにおける少なくとも2個
    ずつのLEDについて、各発光部を主走査方向の一方向
    から発光面積が増加するように構成した第1LEDと、
    各発光部をその反対方向から発光面積が増加するように
    構成した第2LEDとを対にして隣り合わせに配置した
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置のLED
    書込み装置。
  5. 【請求項5】上記LEDと感光体との間に、LEDの発
    光光量の増加による発光波長の変化に伴って透過率が減
    少する特性を有する光学フィルタを設けたことを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置のLED書込み装置。
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