JP3280723B2 - 固体走査ヘッドの駆動装置 - Google Patents

固体走査ヘッドの駆動装置

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JP3280723B2
JP3280723B2 JP33710592A JP33710592A JP3280723B2 JP 3280723 B2 JP3280723 B2 JP 3280723B2 JP 33710592 A JP33710592 A JP 33710592A JP 33710592 A JP33710592 A JP 33710592A JP 3280723 B2 JP3280723 B2 JP 3280723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、電子写真式
プリンタ、デジタル式複写機、ファクシミリ装置などの
画像形成装置において、露光手段として用いられる固体
走査ヘッドを駆動する固体走査ヘッドの駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、電子写真プロセスを用
いた電子写真式プリンタにおいて、プリントする画像デ
ータに応じて感光体(像担持体)上を走査露光すること
により、感光体上に静電潜像を形成する露光手段とし
て、固体走査ヘッドを用いたものがある。
【0003】この種の固体走査ヘッドには、たとえば、
LED(発光ダイオード)、EL(エレクトロ・ルミネ
ッセンス)素子、蛍光体などの発光素子を多数配列し、
これら発光素子を画像データに応じて選択的に発光させ
るもの、あるいは、液晶素子、PLZTなどからなる光
シャッタを多数配列し、これら光シャッタの開閉時間を
画像データに応じて選択的に制御することにより、光源
からの光を制御するものなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の固体走査ヘッドは、多数の発光素子あるいは光シャッ
タから構成されているため、個々の発光素子の発光強度
や光シャッタの光透過率にばらつきがあるのが普通であ
る。したがって、このような固体走査ヘッドを用いて、
単純に発光素子の発光時間あるいは光シャッタの開閉時
間を制御して階調記録を行なった場合、発光素子の発光
強度や光シャッタの光透過率のばらつきに起因する濃度
むらが現れる。このため、このような固体走査ヘッド
は、2値プリンタに用いられるのが一般的であった。
【0005】また、最近、高画質化の手段として、いわ
ゆるレーザプリンタにおいては、レーザ光の発光時間を
微妙に制御することにより、階調記録を可能としたり、
あるいは、斜線部や曲線部を滑らかにプリントするスム
ージング処理などが一般的になっている。
【0006】しかし、固体走査ヘッドを用いたプリンタ
においては、多数の発光素子あるいは光シャッタの個々
の発光タイミングあるいは開閉タイミングを制御する必
要があるため、固体走査ヘッドへのデータ転送に時間が
かかり、プリンタのプリント速度が著しく低下するとい
う問題があった。
【0007】また、露光点単位で発光時間を制御し、階
調を表現する方法においては、露光面積が小さくなるこ
とが避けられない。この場合、露光面積が小さければ小
さいほど現像は安定せず、画質が劣化するという問題が
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
述した発光素子の発光強度のばらつきや光シャッタの光
透過率のばらつきを補正し、濃度むらの無い階調表現
を、速度を低下させることなく行なうことができる固体
走査ヘッドの駆動装置を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、個々の発光素子の発光タ
イミングあるいは個々の光シャッタの開閉タイミングを
微妙に制御し、スムージング処理を行なうことができる
固体走査ヘッドの駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0010】さらに、本発明は、副走査方向(被露光面
の移動方向)に隣り合う被露光部を連続して露光するこ
とにより、露光面積が小さくなることを極力防止し、よ
り安定した中間調画像(階調記録)を実現することがで
きる固体走査ヘッドの駆動装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の固体走査ヘッド
の駆動装置は、画像データに応じて複数の発光手段を選
択的に発光させることによって、被露光面を走査する
走査ヘッドを駆動する駆動装置において、前記画像デ
ータと前記複数の発光手段の各発光能力とに応じて、そ
れぞれの発光手段の一走査時間内での発光時間を決定す
る第1の決定手段と、一走査時間をm個(mは2以上の
整数)の時間間隔に分割する第1の分割手段と、前記第
1の決定手段および前記第1の分割手段からの情報に基
づき、前記複数の発光手段の一走査時間内での発光タイ
ミングと前記第1の分割手段で分割された時間内での前
記複数の発光手段の発光時間をそれぞれの発光手段ごと
決定する第2の決定手段と、前記第1の分割手段によ
って分割された時間間隔を更にn個(nは2以上の整
数)の時間間隔に分割する第2の分割手段と、前記第2
の決定手段および前記第2の分割手段からの情報に基づ
いて前記複数の発光手段の発光動作を制御する制御手段
とを具備している。
【0012】また、本発明の固体走査ヘッドの駆動装置
は、画像データに応じて複数の発光手段を選択的に発光
させることによって、被露光面を走査する固体走査ヘッ
ドを駆動する駆動装置において、前記画像データと前記
複数の発光手段の各発光能力とに応じて、それぞれの発
光手段の一走査時間内での発光時間を決定する第1の決
定手段と、一走査時間をm個(mは2以上の整数)の時
間間隔に分割する第1の分割手段と、一走査時間内のど
の部分で前記複数の発光手段を発光させるかを指定する
ための複数の発光モードから所定の発光モードを決定す
る発光モード決定手段と、前記第1の決定手段および前
記第1の分割手段および前記発光モード決定手段からの
情報に基づき、前記複数の発光手段の一走査時間内での
発光タイミングと前記第1の分割手段で分割された時間
内での前記複数の発光手段の発光時間をそれぞれの発光
手段ごとに決定する第2の決定手段と、前記第1の分割
手段によって分割された時間間隔を更にn個(nは2以
上の整数)の時間間隔に分割する第2の分割手段と、前
記第2の決定手段および前記第2の分割手段からの情報
に基づいて前記複数の発光手段の発光動作を制御する制
御手段とを具備している。さらに、本発明の固体走査ヘ
ッドの駆動装置は、画像データに応じて複数の発光手段
を選択的に発光させることによって、被露光面を走査す
る固体走査ヘッドを駆動する駆動装置において、外部機
器から送信される画像データを受信する画像データ受信
手段と、一走査時間内のどの部分で前記複数の発光手段
を発光させるかを指定する複数の発光モードの中から所
定の発光モードを指定するための指定データを受信する
指定データ受信手段と、前記画像データ受信手段で受信
した画像データと前記複数の発光手段の各発光能力と
応じて、それぞれの発光手段の一走査時間内での発光時
間を決定する第1の決定手段と、一走査時間をm個(m
は2以上の整数)の時間間隔に分割する第1の分割手段
と、前記第1の決定手段および前記第1の分割手段から
の情報と前記指定データ受信手段で受信した発光モード
指定データに基づいて、前記複数の発光手段の一走査時
間内での発光タイミングと前記第1の分割手段で分割さ
れた時間内での前記複数の発光手段の発光時間をそれぞ
れの発光手段ごとに決定する第2の決定手段と、前記第
1の分割手段によって分割された時間間隔を更にn個
(nは2以上の整数)の時間間隔に分割する第2の分割
手段と、前記第2の決定手段および前記第2の分割手段
からの情報に基づいて前記複数の発光手段の発光動作を
制御する制御手段とを具備している。
【0013】
【作用】たとえば、第1の分割手段によって一走査時間
をm分割し、このm分割された時間を更に第2の分割手
段によってn分割することにより、一走査時間を細かく
分割し、発光手段の発光時間を一走査時間内で細かく規
定することが可能となる。また、第1の決定手段によっ
て、個々の発光手段の発光能力を加味し、画像データか
ら個々の発光手段の発光時間を決定することにより、固
体走査ヘッドの持つ光量ばらつきを補正することが可能
となる。
【0014】すなわち、第1の決定手段は、発光強度が
弱い発光手段に対しては、その分発光時間が長くなるよ
うに補正する。さらに、第2の決定手段によって、第1
の分割手段によって分割された時間内での発光時間を決
定することによ、第1の分割手段の時間単位で第2の決
定手段で決定したデータを固体走査ヘッドに転送するこ
とで、データの転送回数を減らし、プリンタのプリント
速度を低下させることなく、発光時間と発光タイミング
をきめ細かく制御することを可能とし、階調記録と副走
査方向の露光位置の制御が可能となる。
【0015】つまり、第1の分割手段による分割数
(m)を2以上の整数とすることにより、露光タイミン
グの制御、すなわち、副走査方向の露光位置の制御が分
割数に応じて自由に設定可能となる。また、第2の分割
手段による分割数(n)を2以上の整数とすることによ
り、データの転送回数を増やすことなく、発光時間の種
類を(2n −1)倍に増やすことができる。したがっ
て、高速、かつ、階調記録が可能、かつ、スムージング
処理が可能なプリンタを構成することが可能となる。ま
た、一走査時間のどの部分で発光手段を発光させるかを
指定する発光モード決定手段を備えることにより、プリ
ンタ単体でスムーージング処理を行なうことが可能とな
り、文字画像などの印字品質の向上が図れる。また、疑
似的に2ライン単位で階調表現を行なうことが可能とな
り、階調画像の安定化を図ることができる。
【0016】さらに、一走査時間内のどの部分で前記発
光手段を発光させるかを指定する発光モード指定データ
を受信する指定データ受信手段を備えることにより、外
部から個々の発光手段の発光タイミングを制御可能と
し、副走査方向の露光位置を制御可能とすることによっ
て、プリンタの応用範囲を広げることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0018】図1は、本発明に係る固体走査ヘッドを露
光手段として用いた電子写真式プリンタの作像部を概略
的に示すものである。図において、1は像担持体として
の感光体ドラムで、図示矢印方向に一定の速度で回転す
るようになっている。感光体ドラム1の周囲部には、そ
の回転方向に沿って順次、帯電用帯電器2、固体走査ヘ
ッド3、現像器4、転写ローラ5、除電ランプ6、およ
び、クリーナ7が配設されている。
【0019】しかして、画像形成時には、感光体ドラム
1が回転され、帯電用帯電器2を通過する際、その表面
が一様に帯電される。固体走査ヘッド3は、多数の発光
部、たとえば、多数の発光素子あるいは光シャッタが1
次元あるいは2次元的に配列されたもので、図示しない
スキャナあるいは外部から送られてくる画像データにし
たがって、選択的に発光あるいは光を透過させ、その光
をレンズで集光し、帯電された感光体ドラム1上を走査
露光する。
【0020】この露光により、光の当たった感光体ドラ
ム1の表面の電位が変化し、画像データに応じた静電潜
像が形成される。この形成された感光体ドラム1上の静
電潜像は、現像器4を通過する際にトナーが付着される
ことにより現像され、可視像となる。
【0021】一方、転写紙(図示しない)は、図示しな
い給紙部から転写ベルト8によって転写ローラ5の部分
に搬送されており、現像器4で現像された感光体ドラム
1上の可視像(トナー像)は、転写ローラ5によって転
写紙上に転写される。トナー像が転写された転写紙は、
図示しない定着部に搬送され、転写紙上のトナー像は、
加熱および加圧されることにより、転写紙にしっかりと
定着される。
【0022】転写後の感光体ドラム1は、除電ランプ6
によって除電され、その後、転写されずに感光体ドラム
1上に残ったトナーは、クリーナ7によってクリーニン
グされ、再び帯電用帯電器2に達する。このように、電
子写真式プリンタは、上記したプロセスを繰り返すこと
によって、連続的にプリント動作を行なうようになって
いる。
【0023】図2は、発光素子としてLED(発光ダイ
オード)を用いた固体走査ヘッド3の構成と、この固体
走査ヘッド3と感光体ドラム1との相対的な位置関係を
示すものである。すなわち、固体走査ヘッド3は、セラ
ミック基板11と、セラミック基板11上に感光体ドラ
ム1の回転軸と平行に配列された多数のLEDチップ1
2と、セラミック基板11上に配列され、各LEDチッ
プ12を駆動するための多数の駆動用ICチップ13
と、各LEDチップ12の各発光点14からの光を集光
し、感光体ドラム1上に導くためのセルフォックレンズ
15とから構成されている。
【0024】セラミック基板11上の各LEDチップ1
2は、その各発光点14が感光体ドラム1の回転軸に沿
う直線上に等ピッチで並ぶように配列されている。な
お、本実施例では、このピッチは例えば84.7μm
(300DPI相当)となっている。各LEDチップ1
2の両側部には、それぞれLEDチップ12を駆動する
ための駆動用ICチップ13が配設されており、これら
LEDチップ12とICチップ13とはワイヤーボンデ
ィングで電気的に接続されている。
【0025】各LEDチップ12の各発光点14からの
光は、セルフォックレンズ15で集光され、感光体ドラ
ム1の表面を露光する。したがって、感光体ドラム1上
の露光点16は、感光体ドラム1の移動方向(回転方
向)と直角方向にLEDチップ12の各発光点14の配
列ピッチと同じ84.7μm(300DPI相当)で並
ぶことになる。
【0026】ここで、固体走査ヘッドの光量ばらつき
と、その影響について説明しておく。前述したように、
固体走査ヘッドには、たとえば、LED、EL素子、蛍
光体などの発光素子を多数配列し、これら発光素子を画
像データに応じて選択的に発光させるもの、あるいは、
液晶素子、PLZTなどからなる光シャッタを多数配列
し、これら光シャッタの開閉時間を画像データに応じて
選択的に制御することにより、光源からの光を制御する
ものなどがある。
【0027】これらの固体走査ヘッドは、多数の発光素
子あるいは光シャッタから構成されているため、個々の
発光素子の発光強度や光シャッタの光透過率にばらつき
があり、そのばらつきは±20%程度あるのが普通であ
る。したがって、このような固体走査ヘッドを用いて、
単純に発光素子の発光時間あるいは光シャッタの開閉時
間を制御して階調記録を行なった場合、発光素子の発光
強度や光シャッタの光透過率のばらつきに起因する濃度
むらが現れる。
【0028】この濃度むらの程度は、現像特性に依存す
る。通常、露光量と現像濃度(画像濃度)との関係は、
所謂ガンマ特性を有しており、比例関係ではない。図3
は、このとこを示したグラフである。このグラフの横軸
は露光量(発光量)、縦軸は現像濃度(画像濃度)であ
る。両軸ともにここでは特に単位は設けない。このグラ
フから読取れるように、低露光領域と高露光領域での現
像濃度変化は比較的小さく、これに対して中間露光領域
においては現像濃度変化が大きい。
【0029】したがって、固体走査ヘッドの発光量が、
発光素子あるいは光シャッタによってばらつきがある場
合、特に中間露光領域においては、現像濃度(画像濃
度)のばらつき(濃度むら)は非常に目だってしまう。
たとえば、±20%の光量ばらつきを持つ固体走査ヘッ
ドで中間調を表現した場合、出力画像の濃度ばらつき
は、図3に示したグラフの場合、±30%を越えたばら
つき(濃度むら)となって画像に現れる。したがって、
このような固体走査ヘッドを用いて中間調(ハーフトー
ン)を表現する場合には、固体走査ヘッドの発光量によ
る露光量のばらつきを極力抑える必要がある。
【0030】次に、スムージング処理について簡単に説
明しておく。図4は、スムージング処理の効果を説明す
るための図である。図4(a)は、通常の2値プリンタ
で曲線を描いた例である。この場合、図に示すように1
ドット単位で曲線を表現するため、曲線が滑らかに表現
できていない。
【0031】図4(b)は、レーザプリンタにおいてス
ムージング処理を施した例である。この場合、レーザ光
は左から右方向へと走査しており、このようなレーザプ
リンタにおいては、1ドットに対するレーザ光の露光時
間と、その露光タイミングを制御することにより、主走
査方向にドットの位置をシフトすることができ、より曲
線を滑らかにすることができる。
【0032】図4(c)は、固体走査ヘッドを用いてス
ムージング処理を行なった例である。この場合、同図
(b)の場合とは異なり、副走査方向にドットの位置を
シフトさせることにより、スムージング処理を行なって
いる。これは、固体走査ヘッドの発光点は主走査方向に
は動かせないため、各発光素子の発光時間と発光タイミ
ング、あるいは、各光シャッタの開閉時間と開閉タイミ
ングを制御した場合、副走査方向にドットのシフトが起
こるためである。このように、固体走査ヘッドを用いた
場合においても、スムージング処理を行なうことは可能
である。次に、このような発光量(露光量)のばらつき
補正とスムージング処理が同時に可能な固体走査ヘッド
の駆動方法について説明する。
【0033】図5は、本駆動方法を実現するための処理
回路を示すブロック図である。図に示すように、この処
理回路は、プリンタインタフェイス21、発光時間決定
部(第1の決定手段)22、発光モード決定部23、発
光タイミング制御部24、これらに各種タイミング信号
を供給するタイミング回路25から構成されている。以
下に、主要部のそれぞれの機能を簡単に説明する。
【0034】発光時間決定部22は、プリンタインタフ
ェイス21を介して送られてくる画像データを、露光を
行なう発光素子の発光強度あるいは光シャッタの光透過
率(すなわち、発光部の発光能力)に応じて、その発光
能力に応じた発光時間データに変換するものである。本
実施例で用いている固体走査ヘッド3の場合、発光点
(LED)14の数は2560ポイントであるので、一
走査時間内に2560ポイントの発光点14に対して各
発光点14に適切な発光時間データを出力する。ここ
で、図6を用いて発光モードの定義について説明する。
図6は、固体走査ヘッド3の一走査時間が2msで、あ
る発光点(n,n+1,n+2,n+3番目の発光点)
の発光時間が1ms(一走査時間の50%)である場
合、発光モードによる発光の違いを表した図である。
【0035】図において、相対的な発光タイミングを明
確にするため、直前の走査ライン、注目の走査ライン、
直後の走査ラインの3ラインを図示し、発光モードの違
いによる発光タイミングを示している。感光体ドラム1
の移動方向(副走査方向)は上下方向、発光点(露光
点)の配列方向(主走査方向)は左右方向である。
【0036】図6から明らかなように、一走査時間の2
msのどの部分に1ms分の発光を行なうかを指定する
のが、この発光モード指定データである。本実施例で
は、4通りの発光パターンを指定できる構成となってお
り、図に示したのは、n番目の発光点が直前の走査ライ
ン寄りに発光する前半発光モード、(n+1)番目の発
光点が直後の走査ライン寄りに発光する後半発光モー
ド、(n+2)番目の発光点が走査ラインの中央で発光
する中央発光モード、(n+3)番目の発光点が走査ラ
イン内で平均的に発光する平均発光モードを指定した場
合の各発光の様子を示したものである。これらの発光時
間の合計はいずれも1msである。
【0037】さて、発光モード決定部23は、画像デー
タの1つ1つについて上で述べた発光モードを決定する
手段である。この発光モード決定部23には、複数ライ
ン分の画像データを記憶するラインメモリを内蔵してお
り、注目発光点の周辺の画像データが参照できる構成と
なっている。たとえば、3×3あるいは5×5などのマ
トリックスの中心に注目発光点を配置し、周りの画像デ
ータの分布によって、注目発光点の発光モードを決定す
る。
【0038】ここでは詳細には説明しないが、代表的な
処理の例を上げると、たとえば、以下のような処理があ
る。周りの画像データがどれもほぼ等しい場合には、ハ
ーフトーンの画素であると判断し、発光位置に片寄りを
持たせず、平均発光モードとする。また、上下(副走査
方向)の画像データの値が大きく異なる場合には、文字
などの線画の一部分と判断し、画像データの大きい値の
方(発光量の多い方)へ発光タイミングをシフトさせ
る。たとえば、直前のライン画像データが直後の画像デ
ータに比べ、かなり大きい(露光量が多い)場合には、
前半発光モードとする。また、周りの画像データが小さ
い場合には、孤立点であると判断し、中心発光モードと
する。
【0039】なお、このような処理回路(発光モード決
定部23)は、必ずしもプリンタ内部に内蔵させる必要
はなく、プリンタの外部(たとえば、ワードプロセッ
サ、コンピュータなどの外部装置)でこのような処理を
施し、画像データとともに発光モード指定データを受信
してもよい。このような構成の処理回路を示したブロッ
ク図が図7である。図に示すように、プリンタインタフ
ェイス(発光モード指定データ受信手段、画像データ受
信手段)21で、外部からの画像データと発光モード指
定データの両方を受信することができる構成となってい
る。
【0040】発光タイミング制御部24は、発光時間デ
ータと発光モード指定データに基づいて、固体走査ヘッ
ド3の各発光点14の発光タイミングを制御するもので
ある。発光タイミングを制御する方法としては、次のよ
うな方法がある。すなわち、一走査分として送られてく
る発光時間データに対する発光を複数の走査によって行
なう方法である。つまり、一走査を更に走査時間の短い
複数の走査(サブライン走査)に分割し、それぞれの走
査時に発光、非発光の指定を行なう方法である。
【0041】たとえば、発光時間データとして7ビット
の多値情報があるとすると、発光時間の長さは128種
類あることになる。このとき、一走査を127個のサブ
ライン走査に分割し、一走査を127回のサブライン走
査によって構成すれば、128種類の発光時間を実現で
きる。すなわち、発光時間データが「0」の発光点は、
127回のサブライン走査のうち一度も発光を行なわ
ず、発光時間は「0」とする。
【0042】発光時間データが「127」の発光点は、
127回のサブライン走査の全ての発光を行なうことに
よって、一走査に割り当てられた時間の全てを発光する
ことができる。また、発光時間データが「0」と「12
7」以外のときは、127回のサブライン走査のうち発
光時間データ分の回数の発光を発光モード指定データに
したがって行なえばよい。
【0043】このような制御方法は構成が簡単である
が、プリント速度が遅くなるという欠点がある。すなわ
ち、上述した方法では、一走査につき127回の2値デ
ータ(発光、非発光)を固体走査ヘッド3に対して転送
しなければならないため、データの転送に時間がかかっ
てしまう。簡単にプリント速度を計算すると、解像度を
300dpi、用紙サイズをA4、2値データの転送速
度を10MHz程度とした場合、2560ポイント分
(約216mmの印字長)のデータ転送にかかる時間は
256μsである。さらに、127ライン分の転送が必
要であるので、一走査に必要な時間は32ms以上必要
となり、プリンタの速度としては2.6 mm/s程度
になる。
【0044】本実施例では、この速度の問題を解決する
ため、一走査時間を8分割し、固体走査ヘッド3に8分
割された時間内の発光時間データ(4ビット)を8回送
ることにより、データの転送回数を127回から8回に
減らしている。このように、データの転送回数を16分
の1に減らすことにより、プリント速度を16倍に上げ
ることができる。
【0045】また、さらに固体走査ヘッド3へのデータ
転送ラインを複数にすることにより、より高速のプリン
ト速度が実現できる。たとえば、奇数番目の発光点への
発光時間データと偶数番目の発光点への発光時間データ
の転送ラインを別々にすることにより、データの転送に
要する時間を1/2にすることができる。
【0046】以上、発光量のばらつき補正とスムージン
グ処理が同時に可能な固体走査ヘッドの駆動方法につい
ての概略を説明した。次に、個々の手段について更に詳
細に説明する。
【0047】なお、以下に示す実施例は、発光点14を
2560ポイント持つ固体走査ヘッド3に対し、前述し
た4つの発光モードが可能で、固体走査ヘッド3の持つ
発光量のばらつきを補正し、16階調の階調露光を可能
とするものであり、画像データとして入力するのは4ビ
ットのデジタルデータである。
【0048】図8は、図5、図7に示したブロック図中
の発光時間決定部22の構成を示している。図に示すよ
うに、発光時間決定部22は、発光点アドレスカウンタ
31およびメモリ32によって構成されており、4ビッ
トの画像データ、この画像データに同期した画像クロッ
ク、および、HSYNC信号が入力されている。画像デ
ータと画像クロックは、図16および図17のタイミン
グチャートに示すように、HSYNC信号の一周期の間
に2560画素分出力されている。なお、HSYNC信
号は、一走査の画像データ転送に先だって送られてくる
水平同期信号である。
【0049】したがって、発光点アドレスカウンタ31
は、まず、このHSYNC信号によって、クリアされ、
その出力値は「0」となる。次に、画像データの転送が
始まると、発光点アドレスカウンタ31は、画像クロッ
クをカウントし始める。つまり、発光点アドレスカウン
タ31のカウント値は、現在送られている画像データが
どの発光点に対する画像データであるかを示している。
【0050】一走査分の画像データの転送が終了した時
点では、本実施例の場合、発光点アドレスカウンタ31
の値は「2560」になっている。次の走査ラインの画
像データの転送が始まる前には、やはりHSYNC信号
が入力され、発光点アドレスカウンタ31はクリアさ
れ、再び「0」から「2560」までのカウントを開始
する。
【0051】メモリ32には、画像データと発光点アド
レスカウンタ31の出力がメモリアドレスとして入力さ
れている。この場合、下位4ビットに対して画像データ
が、上位12ビットに対して発光点アドレスカウンタ3
1の出力が入力されている。たとえば、1つ目の画像デ
ータが送られたときには、発光点アドレスカウンタ31
の値は「1」となっているので、上位12ビットのアド
レスは「001H」となる。このときの画像データが
「0H」であれば、下位4ビットのアドレスは「0H」
となり、メモリ32からはアドレス「0010H」の内
容が出力される。画像データが「1H」であれば、同様
にアドレス「0011H」の内容が出力される。
【0052】したがって、1つ目の画像データに対して
は、画像データの値によってアドレス「0010H」か
ら「001FH」までのどこかのアドレスのデータが出
力される。
【0053】同様にして、2つ目の画像データに対して
は、アドレス「0020H」から「002FH」までの
どこかのアドレスのデータが出力される。最後、すなわ
ち2560個目の画像データに対しては、「A000
H」から「A00FH」までのアドレスが対応する。
【0054】次に、図9を参照しながらメモリ32に書
込まれている発光時間データについて説明する。この発
光時間データは、あらかじめ固体走査ヘッド3の発光量
を1発光点ずつ測定し、その発光強度に基づいて書込ま
れている。ここでは、固体走査ヘッド3に±20%の発
光量ばらつきがあるものとして、その代表的な120
%、100%、80%の発光点に対する発光時間データ
の作成方法について説明する。求める発光時間データ
は、0(非発光)から120(78H、全発光)までと
する。
【0055】まず、最も発光強度が弱い発光点(80
%)に対しては、画像データ「0」から「15(F
H)」に対して発光時間データを均等に割付ける。すな
わち、画像データ「0」に対しては発光時間データも
「0」とする。また、画像データ 「15(FH)」に
対しては、全発光の「120(78H)」を割当てる。
さらに、画像データ「2」から「14(EH)」に対し
ては、比例計算で発光時間を求め、「8」から「112
(70H)」を得る。
【0056】次に、平均的な発光強度を持つ発光点(1
00%)に対する発光時間データの求め方を説明する。
画像データが「0」の場合は発光時間データも「0」で
ある。画像データが「15(FH)」のときは、発光強
度が最も弱い発光点が全発光したときの発光量に合わせ
なければならない。すなわち、この100%の発光強度
を持つ発光点は、その発光時間を80%にしなければな
らない。したがって、発光時間データは 120×(80/100)=96 となる。他の画像データに対しても同様の計算を施せば
よい。
【0057】次に、発光強度が最も強い発光点(120
%)に対する発光時間データの求め方を説明する。画像
データが「0」のときは、やはり発光時間データも
「0」である。画像データが「15(FH)」のとき
は、発光強度が最も弱い発光点が全発光したときの発光
強度に合わせるために発光時間を短くする。その比率
は、80/120である。したがって、発光時間データ
は 120×(80/120)=80 となる。
【0058】このようにして得たデータが図9の一覧表
である。ここでは、3ポイントの例をあげたが、実際
は、前述したように全ての発光点について、その発光強
度を測定し、その測定結果に基づいて適切な発光時間デ
ータが、それぞれの発光点に対するアドレスに書込まれ
ている。
【0059】図10は、このようにして作成されたメモ
リ32のアドレスとデータとの関係を示した一例であ
る。ここでは、第1番目の発光点が平均的な発光強度を
持つ発光点(100%)で、第2番目が最も発光量が少
ない発光点(80%)であった場合の例を示している。
【0060】この図から明らかなように、発光点アドレ
スカウンタ31が「1」を出力した場合、第1番目の発
光点に対する画像データの値によって「0」から「9
6」までの値を出力し得ることがわかる。また、発光点
アドレスカウンタ31が「2」を出力した場合、第2番
目の発光点に対する画像データの値によって「0」から
「120」までの値を出力し得る。次に、このような発
光時間決定部22による発光強度のばらつき補正の効果
について説明する。
【0061】まず、このような発光時間決定部22を用
いない場合については、前述したように±20%の発光
強度のばらつきがある。これに対して、この発光時間決
定部22を用いた場合には、それぞれの発光強度につい
て120種類の発光時間が設定可能な構成となってい
る。したがって、たとえば上記80%、100%、12
0%の発光点については、それぞれ 80/120=0.67% 100/120=0.83% 120/120=1.00% 刻みの発光強度の設定が可能である。
【0062】これにより、ある任意の発光強度(0〜8
0%)に対して生じる発光量の誤差は、上記の値の半分
となり、それぞれ最大±0.33%、±0.42%、±
0.50%となる。ただし、この値は100%発光量の
点を基準とした場合の値であり、実際に使用する際には
80%の発光量が最大発光量の基準となるため、この発
光量に対する発光量の誤差は 0.50/(80/100)=0.63% となる。したがって、この発光時間決定部22を用いる
ことにより、最大±20%あった発光量のばらつきが、
最大±0.63%に抑えられることがわかる。
【0063】以上、発光時間決定部22の構成と具体的
な補正効果について説明した。上記説明で明らかなよう
に、この発光時間決定部22に4ビットの画像データを
画像クロックに同期させ入力することにより、各発光点
14の発光能力に応じて補正され、「0」から「12
0」の7ビットの発光時間データが出力され、この発光
時間データに応じた発光時間で各発光点14の発光を行
なうことで、この固体走査ヘッド3から出力される発光
量は、最大発光量に対して±0.63%以内の発光量ば
らつきとなる。したがって、この発光時間決定部22を
用いて、固体走査ヘッド3の持つ発光強度のばらつきを
補正することにより、むらの無い中間調画像を得ること
ができる。
【0064】図11は、図5、図7に示したブロック図
中の発光タイミング制御部24の構成を示している。図
に示すように、発光タイミング制御部24は、書込み制
御回路41、2つのFIFOメモリ42,43、読出し
制御回路44、サブラインカウンタ(第1の分割手段)
45、メモリ46から構成されている。
【0065】発光時間決定部22からの発光時間データ
と、発光モード決定部23あるいはプリンタインタフェ
イス21からの発光モード指定データは、書込み制御回
路41によって選択されたFIFOメモリ42または4
3に書込まれる。書込み制御回路41には、HSYNC
信号が入力されており、HSYNC信号が入力される
と、発光時間データと発光モード指定データを書込む対
象となるFIFOメモリを切換える構成となっている。
【0066】一方、読出し制御回路44にも、同様にH
SYNC信号が入力されており、読出し対象となるFI
FOメモリ42,43が1走査ラインごとに入れ替わる
構成となっている。すなわち、書込み動作が行なわれて
いるFIFOメモリに対しては読出し動作は行なわれ
ず、前走査ライン周期で書込みの終了しているFIFO
メモリから読出しし動作を行なう構成となっている。
【0067】サブラインカウンタ45は、タイミング回
路25から送られてくるサブラインカウンタクロック
(第1のクロックパルス)をカウントし、HSYNC信
号により、そのカウント値がクリアされる構成となって
いる。本実施例では、図16および図17のタイミング
チャートに示すように、固体走査ヘッド3の一走査周期
内に7カウントする、すなわち、一走査時間を8分割す
る構成となっている。
【0068】すなわち、サブラインカウンタ45によっ
て、固体走査ヘッド3の一走査周期を、図16および図
17のタイミングチャートに示すように、「0」から
「7」までの8つのサブラインに分割している。このサ
ブラインカウンタ45の出力は、メモリアドレスとして
メモリ(第2の決定手段)46に入力されている。
【0069】FIFOメモリ42,43からの読出し動
作は、サブラインカウンタ45のカウント動作と同期し
て、固体走査ヘッド3の一走査周期内に8回行なわれ
る。この8回の読出し動作によって読出されるデータは
同じデータである。そして、この読出されたデータは、
メモリアドレスとしてメモリ46に入力されている。次
に、図12および図13を用いて発光タイミング制御部
24に内蔵されているメモリ46について説明する。
【0070】メモリ46には、アドレスとして上述した
サブラインカウンタ45のカウント値、および、FIF
Oメモリ42または43からの読出しデータが入力され
ている。FIFOメモリ42または43からの読出しデ
ータは、発光モード指定データおよび発光時間データで
ある。このメモリ46の役割は、それぞれの発光点に対
する発光モード指定データ、発光時間データ、サブライ
ンカウンタ45のカウント値をアドレス入力として、ア
ドレス指定されることにより、固体走査ヘッド3に送る
4ビットの発光データを出力することである。
【0071】図12および図13は、発光タイミング制
御部24に内蔵されているメモリ46のメモリマップを
示すものである。図に示すように、メモリ46の内部
は、発光モードによってデータ記憶領域が分割されてい
る。すなわち、アドレス 「0000H」から「0FF
FH」まではモード0(前半発光モード)の発光データ
が格納されている領域46a、アドレス「1000H」
から「1FFFH」まではモード1(後半発光モード)
の発光データが格納されている領域46b、アドレス
「2000H」から「2FFFH」まではモード2(中
央発光モード)の発光データが格納されている領域46
c、アドレス「3000H」から 「3FFFH」
まではモード3(平均発光モード)の発光データが格納
されている領域46dである。
【0072】メモリ46のアドレスの振り分けを更に詳
細に説明すると、上位2ビットは今説明した発光モード
指定データが割り当てられている。次に、中位8ビット
には、発光時間データが割り当てられている。本実施例
では、発光時間データは7ビットであるので、実際には
8ビットのうち下位7ビットが発光時間データに割り当
てられている(上位1ビットは「0」に固定)。次に、
下位4ビットには、サブラインカウンタ45の出力が割
り当てられている。本実施例では、サブラインカウンタ
45の出力は3ビットであるので、実際には下位3ビッ
トにサブラインカウンタ45の出力が割当てられている
(上位1ビットは「0」に固定)。
【0073】図12および図13には、発光時間データ
が「65(41H)」である場合、アクセスするアドレ
スとデータとの対応を記載してある。まず、発光モード
指定データが「0」(前半発光モード)であった場合に
は、アドレス「0410H」から「0417H」までを
アクセスする。すなわち、サブラインカウンタ45の出
力値が「0」であるときには、アドレス「0410H」
に格納されているデータ「15(FH)」が固体走査ヘ
ッド3に転送される。
【0074】また、サブラインカウンタ45が「1」を
出力しているときに、発光モード指定データが「0」
(前半発光モード)、発光時間データが「65(41
H)」であると、アドレス「0411H」に格納されて
いるデータ「15(FH)」が固体走査ヘッド3に転送
される。
【0075】以下、同様にして、サブラインカウンタ4
5が「2」を出力した場合にはデータ「15(FH)」
が、「3」を出力した場合にはデータ「15(FH)」
が、「4」を出力した場合にはデータ「5」が、「5」
を出力した場合にはデータ「0」が、「6」を出力した
場合にはデータ「0」が、「7」を出力した場合にはデ
ータ「0」が、それぞれ固体走査ヘッド3に転送され
る。
【0076】次に、発光モード指定データが「1」(後
半発光モード)の場合には、アドレス「1410H」か
ら「1417H」までをアクセスする。この場合も、サ
ブラインカウンタ45の出力値によって、固体走査ヘッ
ド3へ転送される発光データが変化する。すなわち、サ
ブラインカウンタ45の出力値が「0」から「2」のと
き「0」、「3」のとき「5」、「4」から「7」のと
き「15(FH)」である。
【0077】次に、発光モード指定データが「2」(中
央発光モード)の場合には、アドレス「2410H」か
ら「2417H」までをアクセスする。この場合も、サ
ブラインカウンタ45の出力値によって、固体走査ヘッ
ド3へ転送される発光データが変化する。すなわち、サ
ブラインカウンタ45の出力値が「0」から「1」のと
き「0」、「2」から「5」のとき「15(FH)」、
「6」のとき「5」、「7」のとき「0」である。
【0078】次に、発光モード指定データが「3」(平
均発光モード)の場合には、アドレス「3410H」か
ら「3417H」までをアクセスする。この場合も、サ
ブラインカウンタ45の出力値によって、固体走査ヘッ
ド3へ転送される発光データが変化する。すなわち、サ
ブラインカウンタ45の出力値が「0」から「2」のと
き「8」、「3」のとき「9」、「4」から「7」のと
き「8」である。
【0079】このように、発光モード指定データによっ
てメモリ46に格納されている発光データの値は異なる
が、サブラインカウンタ45が「0」から「7」まで変
化する間に、固体走査ヘッド3に転送される発光データ
の合計は、各発光モードとともに「65(41H)」と
なっている。
【0080】すなわち、発光モードが異なっても、発光
時間データが同じであれば、固体走査ヘッド3の発光す
る時間の合計は同じになるように、このメモリ46に発
光データが書込まれている。ここで、上記4ビットの発
光データの意味を説明するために、図14および図15
を用いて固体走査ヘッド3の内部構成について説明す
る。
【0081】図14は、発光素子としてLEDを用いた
固体走査ヘッド3の内部回路例を示すものである。図に
示すように、固体走査ヘッド3には、感光体ドラム1を
露光するための前記発光点14(図2参照)として、2
560個のLED(LEDチップ12は40個で、1個
のLEDチップ12が64個のLEDを有する)、およ
び、これら各LED(発光点14)を駆動するための駆
動用ICチップ13が80個内蔵されている。なお、以
降の説明においては、80個の駆動用ICチップ13を
IC1〜IC80と呼称することもある。
【0082】発光タイミング制御部24からの4ビット
の発光データは、まずIC80に入力され、IC内部の
シフトレジスタにより隣接する次のIC79、IC7
8、…へと順次シフトされていく。一走査分の発光デー
タ、すなわち2560画素分の発光データが入力された
時点で、全てのIC、すなわちIC80、…、IC1へ
データが行き渡る。
【0083】次に、駆動用ICチップ13について図1
5を用いて説明する。駆動用ICチップ13は、4ビッ
トカウンタ(第2の分割手段)51、シフトレジスタ5
2、32個の4ビットラッチ53、32個の4ビットコ
ンパレータ(制御手段)54、32個のドライバ55か
ら構成されている。
【0084】すなわち、前述したように、まず発光デー
タはシフトレジスタ52に入力される。該駆動用ICチ
ップ13は、1個で32個の発光点14(LED)を駆
動制御できるようになっており、シフトレジスタ52は
32個以上の発光データが入力されると、隣の駆動用I
Cチップ13のシフトレジスタ52へ発光データを転送
する。このようにして、発光データを転送することによ
り、一走査ライン分の発光データが転送された時点で
は、先頭から32個の発光データがIC1へ、最後の3
2個の発光データがIC80へ転送される。
【0085】一走査ライン分の発光データの転送が完了
すると、サブラインカウンタクロックが4ビットカウン
タ51および4ビットラッチ53にそれぞれ入力され
る。4ビットラッチ53は、前述したように4ビット×
32個の構成となっている。したがって、一走査ライン
分の4ビット×2560個の発光データがIC1からI
C80に全てラッチされる。
【0086】4ビットカウンタ51は、サブラインカウ
ンタクロックによってクリアされ、4ビットカウンタク
ロック(第2のクロックパルス)をカウントする。図1
6および図17にタイミングチャートを示すように、4
ビットカウンタクロックはサブラインカウンタクロック
の1周期の時間内に16個のパルスを出力する。したが
って、4ビットカウンタ51は、サブラインカウンタク
ロック1周期分の時間に「0」から「15」までのカウ
ント動作を行なう。すなわち、サブラインカウンタクロ
ック(第1のクロックパルス)1周期分の時間を16分
割する。
【0087】ここで、全体のタイミングとの関係を整理
する。図16および図17のタイミングチャートに示す
ように、一走査ライン分の発光モード指定データと発光
時間データが送られてくる時間、すなわち、HSYNC
信号の1周期(一走査時間)にサブラインカウンタ45
は「0」から「7」までのカウント動作を行なう。固体
走査ヘッド3内の4ビットカウンタ51は、サブライン
カウンタ45の1周期で「0」から「15」までのカウ
ント動作を行なうので、HSYNC信号の1周期には、
「0」から「15」までのカウント動作を8回繰り返す
ことになる。
【0088】すなわち、サブラインカウンタ(第1の分
割手段)45は、一走査時間を8分割し、4ビットカウ
ンタ(第2の分割手段)51は、それを更に16分割す
ることになる。
【0089】さて、このような周期でカウント動作を行
なっている4ビットカウンタ51の出力値と、前述した
4ビットラッチ53にラッチされている値とが4ビット
コンパレータ54によって比較され、その各比較結果が
それぞれドライバ55に出力される。4ビットコンパレ
ータ54は、4ビットラッチ53からのデータが4ビッ
トカウンタ51のカウント値よりも大きいときに出力を
ハイレベルとする。ドライバ55は、4ビットコンパレ
ータ54からの出力がハイレベルのとき、対応するLE
Dの発光駆動を行なうようになっている。
【0090】図16および図17のタイミングチャート
は、4ビットラッチ53にラッチされたデータが「1、
2、15(FH)」の場合の発光時間の様子を示してい
る。図に示すように、データが「1」の場合には、4ビ
ットカウンタ51の出力値が「1」になるまで発光を行
なう。同様に、データが「2」のときは、4ビットカウ
ンタ51の出力値が「2」になるまで、データが「15
(FH)」のときは、4ビットカウンタ51の出力値が
「15」になるまで発光を行なう。
【0091】以上説明したように、固体走査ヘッド3に
4ビットの発光データを転送することで、固体走査ヘッ
ド3はサブラインカウンタ45のカウント周期の16分
の1の時間単位で発光時間を変化させることができる。
また、サブラインカウンタ45のカウント周期一周期で
15種類の発光時間があり、一走査時間に8つのサブラ
インがあるため、一走査時間内に120通り(発光時間
「0」も数に入れると121通り)の発光時間を設定で
きる。
【0092】なお、ここでは、説明が簡単になるよう
に、80個の駆動用ICチップ13を一列に接続した例
をあげた。しかし、図2に示した固体走査ヘッド3の構
成は、80個の駆動用ICチップ13を各LEDチップ
12の両側部に40個ずつ配設している例である。この
ような構成では、たとえば、奇数番目の発光点14を駆
動するために40個の駆動用ICチップ13を、偶数番
目の発光点14を駆動するために40個の駆動用ICチ
ップ13を使用し、発光データを、奇数番目用と、偶数
番目用の別々に転送する方法をとっている。
【0093】図18は、発光時間データとして「65
(41H)」を発光タイミング制御部24に入力したと
きの発光の様子を表したタイミングチャート例である。
前半発光モードを指定した場合には、サブラインカウン
タ45が「0」から「4」までカウントする間に発光が
行なわれており、直前の走査ラインの直ぐ後に発光が行
なわれていることがわかる。
【0094】後半発光モードを指定した場合には、サブ
ラインカウンタ45が「3」から「7」までカウントす
る間に発光が行なわれていることがわかる。したがっ
て、発光されるのは直後の走査ラインの直前の部分であ
る。ここで、サブラインカウンタ45が「3」の部分の
発光がサブラインカウンタ45が「4」以降の部分の発
光と離れてしまうが、これは、本実施例における回路の
構成上避けられないものである。
【0095】中央発光モードを指定した場合には、サブ
ラインカウンタ45が「2」から「6」までカウントす
る間に発光が行なわれており、走査ラインのほぼ中央で
発光が行なわれているのがわかる。
【0096】平均発光モードを指定した場合には、サブ
ラインカウンタ45が「0」から「7」までの全てのカ
ウント部分で発光が行なわれており、走査ラインの全域
にわたって平均的に発光が行なわれていることがわか
る。
【0097】以上、4種類の発光モードについて、その
発光の様子を簡単に説明したが、いずれの発光モードに
おいても、感光体ドラム1に与えられる発光エネルギは
全て等しくなっている。このような発光点ごとに指定さ
れれた発光モードにしたがって、発光タイミングを変化
させる機能を有する発光タイミング制御部24を用いる
ことで、前述の図6に示した発光パターンを実現するこ
とができる。
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【0106】
【0107】
【0108】以上、一走査時間が、サブラインカウンタ
(第1の分割手段)45によって8分割され、この8分
割された時間が、4ビットカウンタ(第2に分割手段)
51によって更に16分割される例について説明した。
しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、一
走査時間を「2」以上の整数で多重に分割することによ
り、分割数に応じた効果を得ることができる。
【0109】すなわち、サブラインカウンタ45による
分割数が大きければ大きいほど、表現できる階調数は増
え、発光手段の発光量ばらつき補正、スムージング処理
の効果も大きい。しかしながら、分割数を大きくする
と、データ転送に時間がかかり、プリントスピードの低
下を招く。
【0110】また、4ビットカウンタ(第2の分割手
段)51の分割数を増やせば増やすほど(カウンタのビ
ット数を増やせば増やすほど)、表現できる階調数は増
え、発光手段の発光量ばらつき補正の効果は大きい。し
かしながら、固体走査ヘッド3に内蔵する回路規模が大
きくなり、実用的ではない。
【0111】図19〜図20は、分割数を変えた場合の
例である。図19は、サブラインカウンタ45が一走査
時間を4分割している様子を表した図であり、図20
は、第2の分割手段(固体走査ヘッド3に内蔵されるカ
ウンタ)が3ビットカウンタで、サブラインカウンタ
(第1の分割手段)45によって分割された時間を更に
8分割している様子を表した図である。このような構成
の場合、図から明らかなように、28通り(発光時間
「0」も数にいれると29通り)の発光時間が設定でき
る。
【0112】図21は、発光時間データとして「15
(0FH)」が与えられた場合の発光の様子を表した図
である。図18の場合と同様に、発光モードによって発
光タイミングが異なっていることがわかる。すなわち、
前半発光モードを指定した場合には、サブラインカウン
タ45が「0」から「2」までカウントする間に発光が
行なわれており、直前の走査ラインの直ぐ後に発光が行
なわれていることがわかる。
【0113】後半発光モードを指定した場合には、サブ
ラインカウンタ45が「1」から「3」までカウントす
る間に発光が行なわれていることがわかる。したがっ
て、発光するのは直後の走査ラインの直前の部分であ
る。ここでも、先の例と同様に、サブラインカウンタ4
5が「1」の部分の発光がサブラインカウンタ45が
「2」以降の部分の発光と離れてしまうが、これは、本
実施例における回路の構成上避けられないものである。
【0114】中央発光モードを指定した場合には、サブ
ラインカウンタ45が「1」から「3」までカウントす
る間に発光が行なわれており、走査ラインのほぼ中央で
発光が行なわれていることがわかる。
【0115】平均発光モードを指定した場合には、サブ
ラインカウンタ45が「0」から「3」までの全てのカ
ウント部分で発光が行なわれており、走査ラインの全域
にわたって平均的に発光が行なわれていることがわか
る。
【0116】以上、第1の分割手段(サブラインカウン
タ45)によって一走査時間が4分割され、第2の分割
手段(3ビットカウンタ(図示せず))によって更に8
分割された場合の例を説明した。この例と、先に説明し
た、第1の分割手段(サブラインカウンタ45)が一走
査時間を8分割、第2の分割手段(4ビットカウンタ5
1)が更に16分割する場合と比較すると、先に説明し
た実施例の方が表現できる階調数が多く、スムージング
処理もより滑らかに行なえることがわかる。
【0117】しかしながら、後で説明したものの方が、
データ転送にかかる時間を短縮することにより、プリン
トスピードを上げることができる可能性があること、4
ビットカウンタを3ビットカウンタにすることにより、
固体走査ヘッド3に内蔵する回路を簡略化できることが
わかる。
【0118】このように、本発明は、プリントスピー
ド、固体走査ヘッドの発光能力のばらつきの程度、要求
される画質などに応じて、分割手段の分割数を選択する
ことができる。
【0119】次に、図22を用いてコントロールパネル
から発光モードを指定する方法について説明する。図2
2に示すように、発光モード指定データは発光モード決
定部から出力される。
【0120】すなわち、発光モード決定部23はコント
ロールパネル27に接続されており、プリンタユーザが
コントロールパネル27で指定した発光モード情報によ
り発光モードが決定される。たとえば、前半発光モード
がコントロールパネル27から指定された場合には、発
光モード決定部23からは前半発光モードの発光モード
指定データが出力され、発光タイミング制御部24に入
力される。
【0121】この前半発光モード時、画像濃度を徐々に
増やした場合の感光体ドラム1に対する露光結果を模式
的に表したのが図23である。図において、横方向が主
走査方向、縦方向が副走査方向である。露光は上から下
に行なっている。同様に、後半発光モード、中央発光モ
ード、平均発光モードを指定した場合の露光結果を模式
的に表したのが、図24、図25、図26である。
【0122】図27に示す露光結果は、前半発光モード
と後半発光モードとを組合わせたものである。発光モー
ド決定部23に前述したHSYNC信号を入力し、この
HSYNC信号で一走査ラインごとに発光モード指定デ
ータを前半発光モードと後半発光モードに変化させるこ
とによって、このような露光パターンが実現できる。こ
の露光パターンは、図から明らかなように、2走査ライ
ンの露光が連続するという特徴がある。
【0123】すなわち、図23〜図26までの露光パタ
ーンにおいては、全発光の場合を除き、1つの発光に対
して必ず光始めと終りが1回以上存在するのに対して、
図27の場合は、上下2つの発光に対して光始めと終り
が一回だけ存在することになる。このような発光パター
ンで形成した露光パターンは、他の露光パターンに比
べ、電子写真の特性上、比較的安定的に現像できる(露
光面積とトナーの付着面積が比例する)ことがわかって
いる。
【0124】したがって、本実施例では、コントロール
パネル27から、このような発光モードを指定できる構
成とし、露光面積とトナーの付着面積をより正確に比例
させたいとき(階調をより正確に表現したいとき)、こ
の発光パターンをユーザが選択できる構成となってい
る。
【0125】また、この発光パターンの選択は、コント
ロールパネル27からだけではなく、プリンタインタフ
ェイス21を介して行なうこともできる。すなわち、図
22に示すように、外部装置からのコマンドを発光モー
ド決定部23に入力することにより、発光モードを指定
することもできる。
【0126】なお、前記実施例では、発光部としての発
光素子としてLEDを用いた固体走査ヘッドに適用した
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、たとえばEL素子あるいは蛍光体などを発光
素子として用いた固体走査ヘッドにも同様に適用でき
る。
【0127】また、発光部としてはLED、EL素子、
蛍光体に限らず、たとえば、液晶シャッタアレイなどの
光シャッタを用いてもよく、以下、発光部として液晶シ
ャッタアレイを用いた固体走査ヘッドについて、図28
を用いて簡単に説明する。
【0128】液晶シャッタアレイは、周知のごとく自ら
は発光しないので、各液晶素子(液晶セル)の電気光学
効果を用いて、背面の光源(たとえば、蛍光灯)61か
ら照明された光を制御することにより、感光体ドラム1
を露光する。
【0129】通常、液晶シャッタアレイは、液晶封入用
に2枚のガラス基板62,63を用いており、それぞれ
のガラス基板62,63上に設けた電極64,65を制
御することにより、液晶層66の液晶分子の配列状態を
変化させて、光源61からの光の通過を制御するように
なっている。
【0130】この実施例では、たとえば、ねじれネマチ
ィック(TN)形の液晶シャッタアレイを用いた場合に
ついて説明する。2枚のガラス基板62,63の各外側
には、それぞれ偏向方向が垂直となるように偏向板(偏
向子)67,68が配設されている。そして、ガラス基
板62,63の間には液晶層66が設けられている。液
晶層66は、電界のない場合には、90度の旋光性を有
するものであり、光源61からの光は偏向板67を通過
し、液晶層66の液晶分子のねじれに沿って90度旋光
する。したがって、液晶層66を通過した光は、もう1
つの偏向板68を通過する。
【0131】一方、電界がある場合には、液晶層66の
液晶分子は電場方向と平行に配列し、90度の旋光性は
消失する。したがって、光源61からの光は偏向板67
を通過し、液晶層66を通過した光は、もう1つの偏向
板68を通過することができず、光は遮断される。
【0132】図28において、液晶層66の両側部に形
成されたITO(酸化インジウム膜)64,65は、電
界を生成するための透明電極であり、これらの間の電界
によって液晶層66の分子配列が変化する。この場合、
光源61側の電極(ITO)64は共通電極となってお
り、各液晶シャッタに対して同じ電位が与えられてい
る。そして、各液晶シャッタの形状は、電極64の周囲
に設けられた遮光膜(Cr)によって規定される。
【0133】一方、セルフォックレンズ15側の電極
(ITO)65は、アルミ配線70の延長上に形成され
ている薄膜トランジスタ(図示しない)によって、その
電位が制御されることにより、各液晶シャッタ内の液晶
分子配列が制御される。
【0134】なお、液晶層66と各電極64,65との
間にそれぞれ形成されたポリイミド層71,72は分子
配向層で、均一な安定した液晶分子配列を得るためのも
のである。また、ガラス基板63と電極65との間に形
成された窒化珪素(SiNx)層73は透明な絶縁膜で
ある。
【0135】このような構成で、各液晶シャッタ内の液
晶分子配列を制御することにより、感光体ドラム1への
光量(露光量)を制御することができる。さらに、電気
的に各液晶シャッタの開閉時間を制御することにより、
露光時間(発光部の発光時間)を制御することができ
る。このような液晶シャッタアレイを用いた固体走査ヘ
ッドを用いても、前記実施例と同様な作用効果が期待で
きる。
【0136】以上説明したように、上記実施例によれ
ば、プリンタのプリント速度を低下させることなく、前
述した発光素子の発光強度ばらつきや光シャッタの光透
過率のばらつきを補正し、濃度むらの無い階調表現が可
能となる。また、各発光点ごとに発光モードを指定する
ことにより、個々の発光素子の発光タイミングあるいは
個々の光シャッタの開閉タイミングを微妙に制御し、ス
ムージング処理や均一な露光が可能となる。
【0137】また、個々の発光点に対する発光モードを
決定する手段を設けることによって、外部から画像デー
タを転送するだけで、その画像データに最適な発光状態
で感光体ドラムを露光することが可能となる。
【0138】さらに、コントロールパネルあるいは外部
装置からの指定によって発光モードを選択できる構成と
することにより、ユーザの希望する画質を容易に選択す
ることができる。
【0139】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、固
体走査ヘッドの各発光素子の発光強度のばらつきや光シ
ャッタの光透過率のばらつきを補正し、濃度むらの無い
階調表現を、速度を低下させることなく行なうことがで
きる固体走査ヘッドの駆動装置を提供できる。
【0140】また、本発明によれば、個々の発光素子の
発光タイミングあるいは個々の光シャッタの開閉タイミ
ングを微妙に制御し、スムージング処理を行なうことが
できる固体走査ヘッドの駆動装置を提供できる。
【0141】さらに、本発明によれば、副走査方向(被
露光面の移動方向)に隣り合う被露光部を連続して露光
することにより、露光面積が小さくなることを極力防止
し、より安定した中間調画像(階調記録)を実現するこ
とができる固体走査ヘッドの駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る固体走査ヘッドを用いた
電子写真式プリンタの作像部を概略的に示す構成図。
【図2】固体走査ヘッドの構成と感光体ドラムとの相対
的な位置関係を概略的に示す斜視図。
【図3】露光量と現像濃度(画像濃度)との関係を示す
グラフ。
【図4】スムージング処理の概念を説明するための図
で、(a)はスムージング処理を行なわずに曲線を表現
した図、(b)は主走査方向にスムージング処理を行な
って曲線を表した図、(c)は副走査方向にスムージン
グ処理を行なって曲線を表した図。
【図5】本発明の実施例に係る固体走査ヘッドの駆動方
法を実現するための処理回路を示すブロック図。
【図6】4つの発光モードを説明するための図。
【図7】固体走査ヘッドの駆動方法を実現するための処
理回路の変形例を示すブロック図。
【図8】発光時間決定部の内部構成を示すブロック図。
【図9】画像データと発光時間データとの対応関係を示
す図。
【図10】発光時間決定部に内蔵されるメモリの内容を
説明するための図。
【図11】発光タイミング制御部の内部構造を示すブロ
ック図。
【図12】発光タイミング制御部に内蔵されるメモリの
内容を説明するための図。
【図13】発光タイミング制御部に内蔵されるメモリの
内容を説明するための図。
【図14】固体走査ヘッドの回路構成を説明するための
ブロック図。
【図15】固体走査ヘッドに内蔵される駆動用ICチッ
プの内部構成を示すブロック図。
【図16】固体走査ヘッドの発光動作の一例を説明する
ためのタイミングチャート。
【図17】固体走査ヘッドの発光動作の一例を説明する
ためのタイミングチャート。
【図18】発光モードの違いによって発光タイミングが
どのように異なるかの一例を説明するための図。
【図19】固体走査ヘッドの発光動作の他例を説明する
ためのタイミングチャート。
【図20】固体走査ヘッドの発光動作の他例を説明する
ためのタイミングチャート。
【図21】発光モードの違いによって発光タイミングが
どのように異なるかの他例を説明するための図。
【図22】固体走査ヘッドの駆動方法を実現するための
処理回路の変形例を示すブロック図。
【図23】前半発光モードで発光を行なった際の露光パ
ターンを模式的に表した図。
【図24】後半発光モードで発光を行なった際の露光パ
ターンを模式的に表した図。
【図25】中央発光モードで発光を行なった際の露光パ
ターンを模式的に表した図。
【図26】平均発光モードで発光を行なった際の露光パ
ターンを模式的に表した図。
【図27】前半発光モードと後半発光モードとを組合わ
せて発光を行なった際の露光パターンを模式的に表した
図。
【図28】発光部として液晶シャッタアレイを用いた固
体走査ヘッドの例を説明するための構成図。
【符号の説明】
1……感光体ドラム(被露光面)、2……帯電用帯電
器、3……固体走査ヘッド、4……現像器、5……転写
ローラ、12……LEDチップ、13……駆動用ICチ
ップ、14……発光点、15……セルフォックレンズ
(光学手段)、16……露光点、21……プリンタイン
タフェイス(指定データ受信手段、画像データ受信手
段)、22……発光時間決定部(第1の決定手段)、2
3……発光モード決定部、24……発光タイミング制御
部、25……タイミング回路、26……発光モード選択
部、27……コントロールパネル、31……発光点アド
レスカウンタ、32……メモリ、41……書込み制御回
路、42,43……FIFOメモリ、44……読出し制
御回路、45……サブラインカウンタ(第1の分割手
段)、46……メモリ(第2の決定手段)、51……4
ビットカウンタ(第2の分割手段)、54……4ビット
コンパレータ(制御手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井出 直朗 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝イ ンテリジェントテクノロジ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−195087(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44 B41J 2/45 B41J 2/455 H04N 1/036

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに応じて複数の発光手段を選
    択的に発光させることによって、被露光面を走査する
    走査ヘッドを駆動する駆動装置において、 前記画像データと前記複数の発光手段の各発光能力とに
    応じて、それぞれの発光手段の一走査時間内での発光時
    間を決定する第1の決定手段と、 一走査時間をm個(mは2以上の整数)の時間間隔に分
    割する第1の分割手段と、 前記第1の決定手段および前記第1の分割手段からの情
    報に基づき、前記複数の発光手段の一走査時間内での発
    光タイミングと前記第1の分割手段で分割された時間内
    での前記複数の発光手段の発光時間をそれぞれの発光手
    段ごとに決定する第2の決定手段と、 前記第1の分割手段によって分割された時間間隔を更に
    n個(nは2以上の整数)の時間間隔に分割する第2の
    分割手段と、 前記第2の決定手段および前記第2の分割手段からの情
    報に基づいて前記複数の発光手段の発光動作を制御する
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする固体走査ヘッドの駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 画像データに応じて複数の発光手段を選
    択的に発光させることによって、被露光面を走査する固
    体走査ヘッドを駆動する駆動装置において、 前記画像データと前記複数の発光手段の各発光能力と
    応じて、それぞれの発光手段の一走査時間内での発光時
    間を決定する第1の決定手段と、 一走査時間をm個(mは2以上の整数)の時間間隔に分
    割する第1の分割手段と、 一走査時間内のどの部分で前記複数の発光手段を発光さ
    せるかを指定するための複数の発光モードから所定の発
    光モードを決定する発光モード決定手段と、 前記第1の決定手段および前記第1の分割手段および前
    記発光モード決定手段からの情報に基づき、前記複数の
    発光手段の一走査時間内での発光タイミングと前記第1
    の分割手段で分割された時間内での前記複数の発光手段
    の発光時間をそれぞれの発光手段ごとに決定する第2の
    決定手段と、 前記第1の分割手段によって分割された時間間隔を更に
    n個(nは2以上の整数)の時間間隔に分割する第2の
    分割手段と、 前記第2の決定手段および前記第2の分割手段からの情
    報に基づいて前記複数の発光手段の発光動作を制御する
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする固体走査ヘッドの駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 画像データに応じて複数の発光手段を選
    択的に発光させることによって、被露光面を走査する固
    体走査ヘッドを駆動する駆動装置において、 外部機器から送信される画像データを受信する画像デー
    タ受信手段と、 一走査時間内のどの部分で前記複数の発光手段を発光さ
    せるかを指定する複数の発光モードの中から所定の発光
    モードを指定するための指定データを受信する指定デー
    タ受信手段と、 前記画像データ受信手段で受信した画像データと前記複
    数の発光手段の各発光能力とに応じて、それぞれの発光
    手段の一走査時間内での発光時間を決定する第1の決定
    手段と、 一走査時間をm個(mは2以上の整数)の時間間隔に分
    割する第1の分割手段と、 前記第1の決定手段および前記第1の分割手段からの情
    報と前記指定データ受信手段で受信した発光モード指定
    データに基づいて、前記複数の発光手段の一走査時間内
    での発光タイミングと前記第1の分割手段で分割された
    時間内での前記複数の発光手段の発光時間をそれぞれの
    発光手段ごとに決定する第2の決定手段と、 前記第1の分割手段によって分割された時間間隔を更に
    n個(nは2以上の整数)の時間間隔に分割する第2の
    分割手段と、 前記第2の決定手段および前記第2の分割手段からの情
    報に基づいて前記複数の発光手段の発光動作を制御する
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする固体走査ヘッドの駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の決定手段は、前記画像データ
    とともに同期して送られてくる画像クロックをカウント
    するカウンタと、前記画像データがアドレスとして入力
    されるメモリとで構成され、前記メモリ内には、前記カ
    ウンタにより指定される発光手段の発光能力に応じて画
    像データを発光時間情報に変換するデータがあらかじめ
    記憶されていることを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のうちいずれか1つに記載の固体走査ヘッドの駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の分割手段は、一走査時間内に
    複数個発生する第1のクロックパルスをカウントし、一
    走査時間ごとにクリアされるカウンタであることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1つに記
    載の固体走査ヘッドの駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の決定手段は、前記第1の決定
    手段および前記第1の分割手段からの情報をアドレス入
    力とし、前記第1の分割手段で分割された時間間隔内で
    の発光時間情報を出力するメモリであることを特徴とす
    る請求項1記載の固体走査ヘッドの駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の決定手段は、前記第1の決定
    手段および前記第1の分割手段および前記発光モード決
    定手段からの情報をアドレス入力とし、前記第1の分割
    手段で分割された時間間隔内での発光時間情報を出力す
    るメモリであることを特徴とする請求項2記載の固体走
    査ヘッドの駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の決定手段は、前記第1の決定
    手段および前記第1の分割手段および前記指定データ受
    信手段からの情報をアドレス入力とし、前記第1の分割
    手段で分割された時間間隔内での発光時間情報を出力す
    るメモリであることを特徴とする請求項3記載の固体走
    査ヘッドの駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の分割手段は、一走査時間をm
    分割した時間間隔内に複数個発生する第2のクロックパ
    ルスをカウントし、前記第1のクロックパルスによって
    クリアされるカウンタであることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のうちいずれか1つに記載の固体走査ヘ
    ッドの駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記第2の決定手段
    からの情報と前記第2の分割手段からの情報とを比較
    し、その比較結果に基づいて、前記発光手段の発光、非
    発光を決定することを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のうちいずれか1つに記載の固体走査ヘッドの駆動装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第2の分割手段および前記制御手
    段は、前記固体走査ヘッド内に設けられており、一走査
    時間内に前記第2の決定手段からの情報をm回、前記固
    体走査ヘッドに転送することを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のうちいずれか1つに記載の固体走査ヘッド
    の駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記発光モード決定手段は、一走査時
    間内の前半に発光するモード、一走査時間内の後半に発
    光するモード、一走査時間の中央部で発光するモード、
    一走査時間を通して平均的に発光するモードの中からい
    ずれかのモードを選択することを特徴とする請求項2記
    載の固体走査ヘッドの駆動装置。
  13. 【請求項13】 前記発光モード決定手段は、前記画像
    データに基づいて自動的に画像データ単位で複数の発光
    モードから最適な発光モードを指定することを特徴とす
    る請求項12記載の固体走査ヘッドの駆動装置。
  14. 【請求項14】 前記発光モード決定手段は、コントロ
    ールパネルからの情報に基づいて発光モードを指定する
    ことを特徴とする請求項12記載の固体走査ヘッドの駆
    動装置。
  15. 【請求項15】 前記発光モード決定手段は、外部から
    のコマンドに基づいて発光モードを指定することを特徴
    とする請求項12記載の固体走査ヘッドの駆動装置。
  16. 【請求項16】 前記発光モード決定手段は、一走査時
    間単位で、一走査時間内の前半に発光するモード、一走
    査時間内の後半に発光するモードを交互に指定すること
    を特徴とする請求項12記載の固体走査ヘッドの駆動装
    置。
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