JPH08174220A - 溶接ロボットのトーチ原点確認装置 - Google Patents

溶接ロボットのトーチ原点確認装置

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JPH08174220A
JPH08174220A JP32413294A JP32413294A JPH08174220A JP H08174220 A JPH08174220 A JP H08174220A JP 32413294 A JP32413294 A JP 32413294A JP 32413294 A JP32413294 A JP 32413294A JP H08174220 A JPH08174220 A JP H08174220A
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JP
Japan
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welding
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torch
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original point
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JP32413294A
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Shuji Goto
修司 後藤
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Sango Co Ltd
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Sango Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接開始の原点に対して、溶接ロボットのト
ーチ7の原点がずれているか否かを確認する。確認操作
を容易にする。装置を小形・簡単にする。溶接ワイヤー
の真の原点がずれているか否かがわかるようにする。 【構成】 溶接開始の原点位置にある溶接ワイヤー10
の直下に、溶接ワイヤー10と略同径の原点確認チップ
12を配置する。原点確認チップ12の下部に大径の原
点確認ゲージ13を接続する。スライドカバー14を上
方に移動させると、原点位置ずれがないときは図bのよ
うにスライドカバー14の開孔15が溶接ワイヤー10
に嵌まって上方へ動く。ずれがあると、スライドカバー
14は溶接ワイヤー10に当たって上方への移動が制限
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接ロボットにより溶接
を行なうに当たり、溶接ロボットのトーチが溶接開始の
原点に対してずれているか否かを確認する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】溶接ロボットにより溶接を行なうに当た
っては、溶接不良を生じさせないために、溶接ロボット
のトーチを溶接開始の原点に一致させる必要があり、こ
のためにはトーチが溶接開始の原点に対してずれている
か否かを確認する必要がある。
【0003】これを確認する第1の従来技術として、実
公平3−12454号公報に記載のトーチ原点ずれ確認
装置が公知である。このトーチ原点ずれ確認装置の正面
図を図2に、平面図を図3に示す。
【0004】図において、この装置は本体フレーム1と
その本体フレーム1のブラケット1aに水平ピン3を支
点として回動可能に取り付けられるプレート2と、プレ
ート2の基端部下面に装着され、本体フレーム1に形成
した吸着面1bに吸着することによりプレート2を水平
状態に保持させる磁石4と、プレート2の先端側に設け
られたトーチ挿入用孔5と、前記本体フレーム1のプレ
ート2基端側に設置され、プレート2の回動により該プ
レート2と接触すると作動して溶接ロボット(図示せ
ず)へ停止信号を出力する検出器6とを備えている。前
記トーチ挿入用孔5は溶接ロボットのトーチ7の外径D
1 よりも僅かに(2.00mm程度)大きい孔径D2 に選定さ
れ、かつ被溶接体の溶接開始の原点(いずれも図示せ
ず)と一致する位置に設けられている。
【0005】溶接開始に当たり、溶接ロボットのトーチ
7と被溶接体との間にプレート2を介在させ、前記トー
チ7をプレート2のトーチ挿入用孔5に向かって移動さ
せる。この時トーチ7の被溶接体の溶接開始原点とが一
致している場合には、トーチ7が図2の仮想線で示すよ
うにトーチ挿入用孔5に挿入され、プレート2は水平状
態に保持されたままとなる。またトーチ7が溶接開始原
点に対してずれているとトーチ7がプレート2に干渉
し、図4に示すようにプレート2が水平ピン3を支点に
回動して基端部が検出器6に接触し、検出器6が作動す
る。これにより、検出器6から停止信号が出力されて溶
接ロボットの作動が停止する。
【0006】この第1の従来技術では、プレート2のト
ーチ挿入用孔5にトーチ7のシールドノズル8を挿入し
て、溶接開始原点のずれを確認しているため、シールド
ノズル8の外面にスパッタが付着すると孔5にシールド
ノズルが挿入できなくなる。
【0007】また、トーチ7の溶接チップ9内の溶接ワ
イヤー送給用の通路孔が摩耗によって拡がるとトーチと
溶接ワイヤーの軸心が偏心するため、トーチ7のシール
ドノズル8の外周を孔5に挿入して原点位置ずれを確認
しても、溶接ワイヤーの中心位置で決まる真の溶接原点
のずれを確認することはできない。又、溶接ワイヤーに
は曲りぐせがついているため、シールドノズル8及び溶
接チップ9と溶接ワイヤー先端の位置関係が補償されて
おらず、この面からも真の溶接原点のずれを確認するこ
とはできない。
【0008】更にプレート2が設置スペースを広く要す
るとともに構造も複雑となり、経済的でない。そこで図
5に示す第2の従来技術が、より簡単な溶接原点の位置
ずれ確認のために用いられていた。
【0009】図5において、7は図示されていない溶接
ロボットで操作されるトーチ、8と9はトーチ7を構成
する周知のシールドノズルと、溶接チップ、10は溶接
チップの通路孔を通って送給される溶接ワイヤーであ
る。
【0010】11は溶接開始原点に位置する溶接ワイヤ
ー10の直下に配設された原点確認用治具で、上端に溶
接ワイヤー10と同程度の径を有する棒状の原点確認チ
ップ12を備えている。
【0011】溶接開始に当たり、トーチ7を図5のよう
に溶接開始原点におき、溶接ワイヤー10が原点確認チ
ップ12と同心に対向しているか否かを目視すること
で、溶接ワイヤー10が溶接開始の原点に対してずれて
いないか否かを確認していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の従来技術で
は、シールドノズル外面へのスパッタの付着や、溶接チ
ップの通路孔の摩耗や溶接ワイヤーの曲りぐせがある
と、溶接開始の真の原点に対する位置ずれの有無が確認
出来ないばかりでなく、装置が大型になり、かつ複雑で
経済的でないという問題点があった。
【0013】また前記第2の従来技術では、目視時に一
方向だけから見るだけではずれが生じることがあるた
め、複数の方向からみて溶接ワイヤー10と原点確認チ
ップ12の同心性を目視で確認する必要があるため、効
率的でないという問題点があった。 そこで本発明は、
溶接開始の真の原点ずれがあるか否かを容易に確認でき
る、小型で簡単な構成の溶接ロボットのトーチ原点確認
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の溶接ロボットのトーチ原点確認装置は、
溶接ロボットにより溶接を行なうに当たり、溶接ロボッ
トのトーチ(7)が溶接開始の原点に対してずれている
か否かを確認する装置であって、溶接開始原点の直下に
溶接ワイヤー(10)と略同径の原点確認チップ(1
2)を鉛直に配し、原点確認チップ(12)より若干大
径の開孔(15)を上面に有する筒状のスライドカバー
(14)を原点確認チップ(12)に軸方向へ摺動可能
に配するとともにスライドカバー(14)の開孔(1
5)を原点確認チップ(12)に軸方向に摺動可能に外
嵌したことを特徴とするものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の溶接ロボッ
トのトーチ原点確認装置おいて、原点確認チップ(1
2)の下方に、原点確認チップ(12)より大径の原点
確認ゲージ(13)を同軸に接続し、接続部の段差にて
スライドカバー(14)を係止することを特徴とするも
のである。
【0016】
【作用】請求項1の発明では、溶接開始に当たり、溶接
ロボットにより先ずトーチを溶接開始原点に移動させ
る。この状態で、スライドカバー(14)を上方へ移動
させる。溶接ワイヤー(10)の位置、即ち真の原点位
置にずれがないとスライドカバー(14)の上面開孔
(15)が溶接ワイヤー(10)に嵌まるため、スライ
ドカバー(14)が上方に移動できる。
【0017】若し、真の原点位置にずれがあると、スラ
イドカバー(14)の上面が溶接ワイヤー(10)の下
端に当たって上方に移動できない。そのため原点位置に
ずれがあるとわかる。
【0018】請求項2の発明では、スライドカバー(1
4)が接続部の段差で係止されて下方への移動が制限さ
れるため、スライドカバー(14)を上方に移動しない
ときのスライドカバー(14)の位置が決められ、原点
ずれを見るために上方へ操作したときの移動の確認がよ
り確実となる。
【0019】
【実施例】図1(a)(b)は本発明の1実施例で、7
はトーチ、8と9はトーチ7を構成するシールドノズル
と溶接チップ、10は溶接チップ9に同心に明けた通路
孔を通って送給される溶接ワイヤーで、図示のように溶
接チップ9から下方に突出している。
【0020】12は原点確認チップで、溶接ワイヤー9
と略同径の棒状部材からなり、その下端基部は原点確認
チップ12より大径の原点確認ゲージ13の上端に圧入
接続されている。
【0021】原点確認ゲージ13の下端は図示されてい
ない基台に固定され、溶接開始原点にある溶接ワイヤー
10の直下に原点確認チップ12が同心的に対向配置す
るように位置決めされている。
【0022】14は筒状のスライドカバーで上面に原点
確認チップ12の外径より若干大径の開孔15を有する
とともに、開孔15が原点確認チップ12に軸方向(図
示上下方向)に移動可能に嵌挿されている。また、筒状
のスライドカバー14の内周大径部16は原点確認ゲー
ジ13の外周に嵌挿され、スライドカバー14はその天
井(上面部)が原点確認チップ12と原点確認ゲージ1
3の接続部の段部に係止されて下方への移動が制限され
ている。
【0023】トーチ7を図示されていない溶接ロボット
のアームで図1(a)の溶接開始原点に移動させる。そ
してこの状態で、スライドカバー14を上方に移動させ
ることで、原点位置のずれがあるか否かが分かる。
【0024】原点位置のずれがないときには、図1
(b)に示すように開孔15が溶接ワイヤー10に嵌ま
るため、スライドカバー14が図1(b)の位置まで上
昇移動できる。
【0025】ところが原点位置ずれがあると、スライド
カバー14の天井(上面部)に溶接ワイヤー10の下端
が当たってスライドカバー14を図1(b)の位置まで
上昇移動させられないのですぐにずれがあるとわかる。
【0026】なお、上記実施例では、原点確認チップ1
2を原点確認ゲージ13に圧入して一体に接続する構造
としたが、両者を一体的に切削形成して構成してもよ
い。
【0027】
【発明の効果】本発明の溶接ロボットのトーチ原点確認
装置は上述のように構成されているので、トーチを溶接
開始原点に移動させたあとスライドカバー(14)を上
げ、開孔(15)に溶接ワイヤー(10)が貫通するか
否か、つまりスライドカバー(14)が十分上方へ移動
するか否かをみるだけで、真の原点位置にずれがないか
否かが確認できるので、図5の従来技術で一方向だけか
ら目視するのと同じ簡単な操作で確認作業ができ効率的
である。
【0028】また構造自体も簡単で小形であるため、効
率的,経済的である。更に又、第1の従来技術の欠点も
全て解消された。そのため、溶接チップの通路孔が摩耗
して拡がり、溶接ワイヤーの先端がずれた場合にも対応
でき、溶接チップ(9)の使用限界が確認できる利点も
ある。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】 本発明の一実施例で(a)は正面図、(b)
は(a)と異なる態様を拡大した一部縦断正面図であ
る。
【0031】
【図2】 第1の従来技術の正面図である。
【0032】
【図3】 図2の従来技術の平面図である。
【0033】
【図4】 図2の従来技術の作用図である。
【0034】
【図5】 図2の従来技術の正面図である。
【0035】
【符号の説明】
7…トーチ 8…シールドノズル 9…溶接チップ 10…溶接ワイヤー 12…原点確認チップ 13
…原点確認ゲージ 14…スライドカバー 15…開孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接ロボットにより溶接を行なうに当た
    り、溶接ロボットのトーチ(7)が溶接開始の原点に対
    してずれているか否かを確認する装置であって、 溶接開始原点の直下に溶接ワイヤー(10)と略同径の
    原点確認チップ(12)を鉛直に配し、 原点確認チップ(12)より若干大径の開孔(15)を
    上面に有する筒状のスライドカバー(14)を原点確認
    チップ(12)に軸方向へ摺動可能に配するとともにス
    ライドカバー(14)の開孔(15)を原点確認チップ
    (12)に軸方向に摺動可能に外嵌したことを特徴とす
    る溶接ロボットのトーチ原点確認装置。
  2. 【請求項2】 原点確認チップ(12)の下方に、原点
    確認チップ(12)より大径の原点確認ゲージ(13)
    を同軸に接続し、接続部の段差にてスライドカバー(1
    4)を係止することを特徴とする請求項1記載の溶接ロ
    ボットのトーチ原点確認装置。
JP32413294A 1994-12-27 1994-12-27 溶接ロボットのトーチ原点確認装置 Withdrawn JPH08174220A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101454620B1 (ko) * 2012-09-28 2014-10-27 주식회사화신 용접로봇 원점확인장치
KR101534390B1 (ko) * 2013-06-12 2015-07-09 (주)영신산업 자동 용접장치의 용접원점 확인방법
JPWO2014129162A1 (ja) * 2013-02-25 2017-02-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 産業用ロボットおよび産業用ロボットのツール取り付け位置の較正方法
CN110405772A (zh) * 2019-08-08 2019-11-05 天津和达汽车配件有限公司 一种焊口偏移量校正工装及其校正方法

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Effective date: 20020305