JPH08169431A - ラベル受渡し方法およびその装置 - Google Patents
ラベル受渡し方法およびその装置Info
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- JPH08169431A JPH08169431A JP31781694A JP31781694A JPH08169431A JP H08169431 A JPH08169431 A JP H08169431A JP 31781694 A JP31781694 A JP 31781694A JP 31781694 A JP31781694 A JP 31781694A JP H08169431 A JPH08169431 A JP H08169431A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一旦剥離されたラベルが接着剤の付着により
台紙のバックフィードの際引き戻されるトラブルを解消
し、自動運転を確実に行う。 【構成】 裏面に接着剤を塗布され、帯状の台紙４に貼
り付けられたラベル３の表面に印字を行い、台紙４を鋭
角にしごいてラベル３のみを剥離する剥離エッジ９と、
ラベル３を載置する受け取りベルト21とを取り付けた受
け取り台車20を、ベースプレート30に対し水平方向に摺
動自在に設置するとともに、受け取りベルト21の駆動ロ
ーラ23を一方向の回転のみを伝達するクラッチ27を介し
てベースプレート30に取り付けたラック26をピニオン24
に噛み合わせて構成する。
台紙のバックフィードの際引き戻されるトラブルを解消
し、自動運転を確実に行う。 【構成】 裏面に接着剤を塗布され、帯状の台紙４に貼
り付けられたラベル３の表面に印字を行い、台紙４を鋭
角にしごいてラベル３のみを剥離する剥離エッジ９と、
ラベル３を載置する受け取りベルト21とを取り付けた受
け取り台車20を、ベースプレート30に対し水平方向に摺
動自在に設置するとともに、受け取りベルト21の駆動ロ
ーラ23を一方向の回転のみを伝達するクラッチ27を介し
てベースプレート30に取り付けたラック26をピニオン24
に噛み合わせて構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、製造業等において、製
品等に貼り付けるため裏面に接着剤を塗布されたラベル
に印字し、台紙から剥離して、ラベル貼り付け装置に引
き渡すラベル受渡し装置に関する。
品等に貼り付けるため裏面に接着剤を塗布されたラベル
に印字し、台紙から剥離して、ラベル貼り付け装置に引
き渡すラベル受渡し装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】製造業等において、裏面に接着剤を塗布
されたラベルを１枚ずつ台紙から剥離し、製品等に貼り
付けることが行われている。以下、本明細書において、
裏面に接着剤を塗布され、直前に表面に印字されたラベ
ルについて、台紙から剥離し、ラベル貼り付け装置に引
き渡すまでの機能を「ラベル受渡し」と称する。
されたラベルを１枚ずつ台紙から剥離し、製品等に貼り
付けることが行われている。以下、本明細書において、
裏面に接着剤を塗布され、直前に表面に印字されたラベ
ルについて、台紙から剥離し、ラベル貼り付け装置に引
き渡すまでの機能を「ラベル受渡し」と称する。
【０００３】従来一般的な、付帯装置を含めたラベル受
渡し装置周辺の設備構成の一例を図７により説明する。
１はラベル・台紙供給リール、２はラベルを剥ぎ取った
あとの台紙のみを巻き取る台紙巻き取りリール、３はラ
ベル、４は台紙、５はカーボン紙供給リール、６はカー
ボン紙、７はカーボン紙巻き取りリール、８は印字器の
プラテン、９は剥離エッジ、10は吸着パッドである。
渡し装置周辺の設備構成の一例を図７により説明する。
１はラベル・台紙供給リール、２はラベルを剥ぎ取った
あとの台紙のみを巻き取る台紙巻き取りリール、３はラ
ベル、４は台紙、５はカーボン紙供給リール、６はカー
ボン紙、７はカーボン紙巻き取りリール、８は印字器の
プラテン、９は剥離エッジ、10は吸着パッドである。
【０００４】裏面に接着剤を塗布されたラベル３は、１
枚ずつベルト状の台紙４に貼り付けられており、ラベル
・台紙供給リール１から巻き戻して供給される。台紙４
は、ラベル３が剥離しやすいようにシリコン油を塗布す
る等の処理を施したいわゆる剥離紙を帯状にしたもので
ある。一方、ラベルの上面にはカーボン紙供給リール５
からカーボン紙６が供給され、プラテン８により、剥離
の直前にラベル３に所要事項の印字が行われ、用済みの
カーボン紙６はカーボン紙巻き取りリール７に巻き取ら
れる。ラベル３と台紙４はそのまま進行し、剥離エッジ
９に到達すると、台紙４は鋭角にしごかれてラベル３が
剥離し、上方に待機しているラベル貼り付け装置の真空
式吸着パッド10に接着剤の塗布されていない表面を吸着
され、図示しない移動手段により製品等の表面に移動
し、押しつけて、貼り付けが行われる。
枚ずつベルト状の台紙４に貼り付けられており、ラベル
・台紙供給リール１から巻き戻して供給される。台紙４
は、ラベル３が剥離しやすいようにシリコン油を塗布す
る等の処理を施したいわゆる剥離紙を帯状にしたもので
ある。一方、ラベルの上面にはカーボン紙供給リール５
からカーボン紙６が供給され、プラテン８により、剥離
の直前にラベル３に所要事項の印字が行われ、用済みの
カーボン紙６はカーボン紙巻き取りリール７に巻き取ら
れる。ラベル３と台紙４はそのまま進行し、剥離エッジ
９に到達すると、台紙４は鋭角にしごかれてラベル３が
剥離し、上方に待機しているラベル貼り付け装置の真空
式吸着パッド10に接着剤の塗布されていない表面を吸着
され、図示しない移動手段により製品等の表面に移動
し、押しつけて、貼り付けが行われる。
【０００５】図８は、この推移を説明するラベル受渡し
装置主要部を示す説明図で、（ａ）では１枚目のラベル
3aが印字中であり、（ｂ）では１枚目のラベル3aは剥離
エッジ９により台紙から剥離され、先端部が吸着パッド
10に吸引されており、後続の２枚目のラベル3bはまだ印
字が行われていない。（ｃ）では１枚目のラベル3aは完
全にラベル貼り付けヘッド10に吸引され、２枚目のラベ
ル3bがプラテン８の手前の位置となるまで台紙４をバッ
クフィードし、２枚目のラベル3bの印字が開始されてい
る。
装置主要部を示す説明図で、（ａ）では１枚目のラベル
3aが印字中であり、（ｂ）では１枚目のラベル3aは剥離
エッジ９により台紙から剥離され、先端部が吸着パッド
10に吸引されており、後続の２枚目のラベル3bはまだ印
字が行われていない。（ｃ）では１枚目のラベル3aは完
全にラベル貼り付けヘッド10に吸引され、２枚目のラベ
ル3bがプラテン８の手前の位置となるまで台紙４をバッ
クフィードし、２枚目のラベル3bの印字が開始されてい
る。
【０００６】送られて来る製品等は何らかの理由で順序
が乱れることがあり、予めラベルの内容を印字しておく
と製品とラベルの対応が崩れるおそれがある。したがっ
て印字は貼付の直前のタイミングで行い、印字の終わっ
たラベルは早急にラベル貼り付け装置に引渡すが、この
時点では次のラベルは印字位置を通過しているのが一般
的であるから、１枚目のラベルの引渡しが完了したら、
一旦台紙を印字位置までバックフィードさせて次のラベ
ルの印字を行う必要があるのである。
が乱れることがあり、予めラベルの内容を印字しておく
と製品とラベルの対応が崩れるおそれがある。したがっ
て印字は貼付の直前のタイミングで行い、印字の終わっ
たラベルは早急にラベル貼り付け装置に引渡すが、この
時点では次のラベルは印字位置を通過しているのが一般
的であるから、１枚目のラベルの引渡しが完了したら、
一旦台紙を印字位置までバックフィードさせて次のラベ
ルの印字を行う必要があるのである。
【０００７】近年産業用ロボットが普及し、ラベルの貼
り付け装置をロボットハンドに装着することにより、ロ
ボットの記憶能力を活用して複数位置や複数種類のラベ
ル貼り付けを自由自在に行わせることも可能となってき
た。ところが、図７に示した装置構成では、処理時間が
遅く、高能率で貼り付けを行ったり、種類の異なるラベ
ルを複数枚貼り付けたりする場合に対応できない。そこ
で、ラベル作成装置１基に対して、台紙から剥離させた
ラベルを受け取る吸着パッドを複数基設置して能率を向
上させようとする試みがなされている。その装置構成の
一例を図９に示す。
り付け装置をロボットハンドに装着することにより、ロ
ボットの記憶能力を活用して複数位置や複数種類のラベ
ル貼り付けを自由自在に行わせることも可能となってき
た。ところが、図７に示した装置構成では、処理時間が
遅く、高能率で貼り付けを行ったり、種類の異なるラベ
ルを複数枚貼り付けたりする場合に対応できない。そこ
で、ラベル作成装置１基に対して、台紙から剥離させた
ラベルを受け取る吸着パッドを複数基設置して能率を向
上させようとする試みがなされている。その装置構成の
一例を図９に示す。
【０００８】図９の構成は、剥離エッジ９までは図７の
ものと同じである。剥離エッジ９に接続して、ラベル受
け取り台11が配置される。ラベル受け取り台11は、ラベ
ルを１枚受け取る毎に剥離エッジ９から離れ、ラベル貼
り付けを行う複数の吸着パッド10ａまたは10b のところ
まで移動してそのラベルを引き渡す。
ものと同じである。剥離エッジ９に接続して、ラベル受
け取り台11が配置される。ラベル受け取り台11は、ラベ
ルを１枚受け取る毎に剥離エッジ９から離れ、ラベル貼
り付けを行う複数の吸着パッド10ａまたは10b のところ
まで移動してそのラベルを引き渡す。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のラベル受渡し装置では、ラベルを台紙から剥離
する際、一旦剥離されたラベルが台紙表面に接触して付
着することがある。接触付着すると、台紙のバックフィ
ードの動きに伴って引き戻されることがあり、吸着パッ
ド10にラベルを吸着することができず、自動運転が停止
してしまう。本発明は、このような一旦剥離されたラベ
ルの接触付着による受渡しミスを解消し、自動運転可能
なラベルの受渡し装置を実現することを目的とする。
な従来のラベル受渡し装置では、ラベルを台紙から剥離
する際、一旦剥離されたラベルが台紙表面に接触して付
着することがある。接触付着すると、台紙のバックフィ
ードの動きに伴って引き戻されることがあり、吸着パッ
ド10にラベルを吸着することができず、自動運転が停止
してしまう。本発明は、このような一旦剥離されたラベ
ルの接触付着による受渡しミスを解消し、自動運転可能
なラベルの受渡し装置を実現することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、裏面に接着剤を塗布され、帯状の台紙に貼り付けら
れたラベルの表面に印字を行い、台紙を鋭角にしごいて
ラベルを剥離させてこれを受け取り台車上に移送するラ
ベル受渡し方法であって、ラベルを剥離させる剥離エッ
ジと、ラベルを載置する受け取りベルトとを同一の受け
取り台車上に設け、この受け取り台車を台紙の供給側に
移動させながら前記受け取りベルトをこれと反対方向に
駆動して剥離の進行とともにラベルを受け取りベルト上
に移送することを特徴とするラベル受渡し方法である。
は、裏面に接着剤を塗布され、帯状の台紙に貼り付けら
れたラベルの表面に印字を行い、台紙を鋭角にしごいて
ラベルを剥離させてこれを受け取り台車上に移送するラ
ベル受渡し方法であって、ラベルを剥離させる剥離エッ
ジと、ラベルを載置する受け取りベルトとを同一の受け
取り台車上に設け、この受け取り台車を台紙の供給側に
移動させながら前記受け取りベルトをこれと反対方向に
駆動して剥離の進行とともにラベルを受け取りベルト上
に移送することを特徴とするラベル受渡し方法である。
【００１１】請求項２に記載の本発明は、受け取り台車
の移動を、帯状の台紙の上流側を固定し、下流側に張力
を作用させることにより行う請求項１に記載のラベル受
渡し方法である。請求項３に記載の本発明は、裏面に接
着剤を塗布され、帯状の台紙に貼り付けられたラベルの
表面に印字を行い、台紙を鋭角にしごいてラベルを剥離
させてこれを受け取り台車上に移送するラベル受渡し装
置であって、鋭角のエッジを有し、このエッジ部分にラ
ベルを貼り付けた台紙をかけわたしてラベルを剥離させ
る剥離エッジと、ラベルを載置する受け取りベルトとを
取り付けた受け取り台車を、ベースプレートに対し水平
方向に摺動自在に設置するとともに、前記受け取りベル
トの駆動ローラを、一方向の回転のみを伝達するクラッ
チを介してベースプレートに係合する駆動手段に接続し
たことを特徴とするラベル受渡し装置である。
の移動を、帯状の台紙の上流側を固定し、下流側に張力
を作用させることにより行う請求項１に記載のラベル受
渡し方法である。請求項３に記載の本発明は、裏面に接
着剤を塗布され、帯状の台紙に貼り付けられたラベルの
表面に印字を行い、台紙を鋭角にしごいてラベルを剥離
させてこれを受け取り台車上に移送するラベル受渡し装
置であって、鋭角のエッジを有し、このエッジ部分にラ
ベルを貼り付けた台紙をかけわたしてラベルを剥離させ
る剥離エッジと、ラベルを載置する受け取りベルトとを
取り付けた受け取り台車を、ベースプレートに対し水平
方向に摺動自在に設置するとともに、前記受け取りベル
トの駆動ローラを、一方向の回転のみを伝達するクラッ
チを介してベースプレートに係合する駆動手段に接続し
たことを特徴とするラベル受渡し装置である。
【００１２】請求項４に記載の本発明は、受け取りベル
トが複数本の円形断面の難付着性ゴムベルトである請求
項３に記載のラベル受渡し装置である。請求項５に記載
の本発明は、受け取りベルトが表面に突起を形成した帯
状の難付着性ゴムベルトである請求項３に記載のラベル
受渡し装置である。請求項６に記載の本発明は、ベース
プレートに係合する駆動手段が、ベースプレートと一体
に取り付けられたラックと、これに噛み合うピニオンで
ある請求項３ないし５のいずれかに記載のラベル受渡し
装置である。
トが複数本の円形断面の難付着性ゴムベルトである請求
項３に記載のラベル受渡し装置である。請求項５に記載
の本発明は、受け取りベルトが表面に突起を形成した帯
状の難付着性ゴムベルトである請求項３に記載のラベル
受渡し装置である。請求項６に記載の本発明は、ベース
プレートに係合する駆動手段が、ベースプレートと一体
に取り付けられたラックと、これに噛み合うピニオンで
ある請求項３ないし５のいずれかに記載のラベル受渡し
装置である。
【００１３】請求項７に記載の本発明は、ベースプレー
トに係合する駆動手段が、一端がベースプレートの一部
に固定され、他の一端が受け取り台車の一部に固定され
たチェーンと、このチェーンに係合するスプロケットで
ある請求項３ないし５のいずれかに記載のラベル受渡し
装置である。
トに係合する駆動手段が、一端がベースプレートの一部
に固定され、他の一端が受け取り台車の一部に固定され
たチェーンと、このチェーンに係合するスプロケットで
ある請求項３ないし５のいずれかに記載のラベル受渡し
装置である。
【００１４】
【作 用】本発明によれば、ラベルを剥離させる剥離エ
ッジと、ラベルを載置する受け取りベルトとを同一の受
け取り台車上に設け、この受け取り台車を台紙の供給側
に移動させながら受け取りベルトをこれと反対方向に駆
動して、剥離の進行とともにラベルを受け取りベルト上
に移送するようにしたので、剥離されたラベルは台紙か
らは完全に分離され、バックフィードによって引き戻さ
れるようなことがなく、ラベル受渡しが確実に行われ、
ラベル貼り付け作業における自動運転の信頼性が向上す
る。
ッジと、ラベルを載置する受け取りベルトとを同一の受
け取り台車上に設け、この受け取り台車を台紙の供給側
に移動させながら受け取りベルトをこれと反対方向に駆
動して、剥離の進行とともにラベルを受け取りベルト上
に移送するようにしたので、剥離されたラベルは台紙か
らは完全に分離され、バックフィードによって引き戻さ
れるようなことがなく、ラベル受渡しが確実に行われ、
ラベル貼り付け作業における自動運転の信頼性が向上す
る。
【００１５】
【実施例】本発明の一実施例を図１〜図４により説明す
る。図１は、装置の全体構成図で、図７と共通するもの
については同一符号を使用している。12はクランプ装
置、13は台紙４の巻き取り張力を調整するテンショナ、
20は受け取り台車、21は受け取りベルト、22はベルトロ
ーラ、23は駆動ローラ、24はピニオン、25はアイドルギ
ア、26はラック、27は一方向の回転のみを伝達するワン
ウエイ形のクラッチ、28はリニア型ベアリング等の摺動
機構、29はウエイト、30はベースプレートである。
る。図１は、装置の全体構成図で、図７と共通するもの
については同一符号を使用している。12はクランプ装
置、13は台紙４の巻き取り張力を調整するテンショナ、
20は受け取り台車、21は受け取りベルト、22はベルトロ
ーラ、23は駆動ローラ、24はピニオン、25はアイドルギ
ア、26はラック、27は一方向の回転のみを伝達するワン
ウエイ形のクラッチ、28はリニア型ベアリング等の摺動
機構、29はウエイト、30はベースプレートである。
【００１６】図２は受け取り台車20の正面図、図３はそ
のＡＡ矢視による断面図である。受け取り台車20は、一
端に剥離エッジ９を備え、これに接続する中央部には上
面を水平としたエンドレスの受け取りベルト21が設けら
れ、全体がベースプレート30上を図２の左右方向に摺動
自在に載置されている。受け取りベルト21は下方の駆動
ローラ23により駆動されるが、駆動ローラ23の先端部に
はピニオン24が取り付けられ、アイドルギア25を介して
ベースプレート30に取り付けられたラック26と係合して
いる。また、駆動ローラ23とピニオン24の中間には、ワ
ンウエイ形のクラッチ27が挿入されている。
のＡＡ矢視による断面図である。受け取り台車20は、一
端に剥離エッジ９を備え、これに接続する中央部には上
面を水平としたエンドレスの受け取りベルト21が設けら
れ、全体がベースプレート30上を図２の左右方向に摺動
自在に載置されている。受け取りベルト21は下方の駆動
ローラ23により駆動されるが、駆動ローラ23の先端部に
はピニオン24が取り付けられ、アイドルギア25を介して
ベースプレート30に取り付けられたラック26と係合して
いる。また、駆動ローラ23とピニオン24の中間には、ワ
ンウエイ形のクラッチ27が挿入されている。
【００１７】図４は、受け取り台車20の作動を説明する
正面図である。受け取り台車20は、ウエイト29により図
１における右方向に引かれるとともに、左側の剥離エッ
ジ９には帯状のラベルの台紙４が左側上方から左側下方
に掛けわたされているので、台紙４の張力により左方向
に引かれている。常時はウエイト29による張力が大きい
ので、受け取り台車20は図１に実線で示す右寄り位置に
停止している。図４（ａ）に示すように、剥離しようと
するラベル3aが剥離エッジ９に差しかかるまではこの状
態であり、ここで（ｂ）に示すようにクランプ装置12に
より台紙４を押さえつけて入側を停止させ、図１に示す
テンショナ13により台紙４に大きい張力を作用させる
と、（ｃ）に示すように受け取り台車20は台紙の供給
側、この図では左方向へ移動する。このとき、台紙上の
ラベル3aは剥離エッジ９により剥離されると同時に、ラ
ック26により駆動されて受け取りベルト21が右方向へ移
動し、ラベル3aはその上面に乗り移る。
正面図である。受け取り台車20は、ウエイト29により図
１における右方向に引かれるとともに、左側の剥離エッ
ジ９には帯状のラベルの台紙４が左側上方から左側下方
に掛けわたされているので、台紙４の張力により左方向
に引かれている。常時はウエイト29による張力が大きい
ので、受け取り台車20は図１に実線で示す右寄り位置に
停止している。図４（ａ）に示すように、剥離しようと
するラベル3aが剥離エッジ９に差しかかるまではこの状
態であり、ここで（ｂ）に示すようにクランプ装置12に
より台紙４を押さえつけて入側を停止させ、図１に示す
テンショナ13により台紙４に大きい張力を作用させる
と、（ｃ）に示すように受け取り台車20は台紙の供給
側、この図では左方向へ移動する。このとき、台紙上の
ラベル3aは剥離エッジ９により剥離されると同時に、ラ
ック26により駆動されて受け取りベルト21が右方向へ移
動し、ラベル3aはその上面に乗り移る。
【００１８】ついでクランプ装置12を作用させたまま台
紙４の張力をゆるめると、（ｄ）に示すようにウエイト
29によって受け取り台車20は元の右側位置に復帰する。
この移動の間、ラック26によってピニオン24は回転する
けれども、クラッチ27があるために受け取りベルト21は
動かない。つづいて（ｅ）のようにクランプ装置12を開
放し、台紙４をバックフィードし、プラテン８によりつ
ぎのラベル3bの印字を行う。
紙４の張力をゆるめると、（ｄ）に示すようにウエイト
29によって受け取り台車20は元の右側位置に復帰する。
この移動の間、ラック26によってピニオン24は回転する
けれども、クラッチ27があるために受け取りベルト21は
動かない。つづいて（ｅ）のようにクランプ装置12を開
放し、台紙４をバックフィードし、プラテン８によりつ
ぎのラベル3bの印字を行う。
【００１９】以上説明したように、本発明によれば剥離
されたラベルはそのまま受け取りベルト21に引き取られ
て右側に持ち出されるので、安定して確実に吸着パッド
10に引き渡される。なお、上記実施例において、受け取
りベルト21は円断面のシリコンゴムベルトを複数本使用
しているが、ラベル３の糊面と接着しないものであれば
よいので、ふっ素樹脂ベルトや網目状のベルト、表面に
無数の突起を形成した帯状のシリコンゴムベルトなどで
もよい。
されたラベルはそのまま受け取りベルト21に引き取られ
て右側に持ち出されるので、安定して確実に吸着パッド
10に引き渡される。なお、上記実施例において、受け取
りベルト21は円断面のシリコンゴムベルトを複数本使用
しているが、ラベル３の糊面と接着しないものであれば
よいので、ふっ素樹脂ベルトや網目状のベルト、表面に
無数の突起を形成した帯状のシリコンゴムベルトなどで
もよい。
【００２０】また、図５に示すように、ラック26をピニ
オン24の上面に設置すれば、アイドルギア25をなくすこ
とができる。図６に示すように、このラック26、ピニオ
ン24を、チェーン31、これに噛み合うスプロケット32の
組み合わせとしてもよい。さらに、ウエイト29に代え
て、シリンダ等を使用してもよい。
オン24の上面に設置すれば、アイドルギア25をなくすこ
とができる。図６に示すように、このラック26、ピニオ
ン24を、チェーン31、これに噛み合うスプロケット32の
組み合わせとしてもよい。さらに、ウエイト29に代え
て、シリンダ等を使用してもよい。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、剥離エッジから受け取
りベルト上へのラベルの受け渡しが確実に行われ、ラベ
ル貼り付け作業における自動運転の信頼性が向上して生
産性が向上するという、すぐれた効果を奏する。
りベルト上へのラベルの受け渡しが確実に行われ、ラベ
ル貼り付け作業における自動運転の信頼性が向上して生
産性が向上するという、すぐれた効果を奏する。
【図１】本発明の実施例を示す設備構成図である。
【図２】図１の受け取り台車部分を示す部分正面図であ
る。
る。
【図３】図２のＡＡ矢視による断面図である。
【図４】本発明の受け取り台車の作動を説明する正面図
である。
である。
【図５】本発明の他の実施例を示す部分正面図である。
【図６】本発明のさらに他の実施例を示す部分正面図で
ある。
ある。
【図７】従来の技術を示すラベル受渡し装置の正面図で
ある。
ある。
【図８】図５の一部を示す部分正面図である。
【図９】従来の他の技術を示すラベル受渡し装置の正面
図である。
図である。
１ ラベル・台紙供給リール ２ 台紙巻き取りリール ３ ラベル ４ 台紙 ５ カーボン紙供給リール ６ カーボン紙 ７ カーボン紙巻き取りリール ８ プラテン ９ 剥離エッジ 10 吸着パッド 11 ラベル受け取り台 12 クランプ装置 13 テンショナ 20 受け取り台車 21 受け取りベルト 22 ベルトローラ 23 駆動ローラ 24 ピニオン 25 アイドルギア 26 ラック 27 クラッチ 28 摺動機構 29 ウエイト 30 ベースプレート 31 チェーン 32 スプロケット
Claims (7)
- 【請求項１】 裏面に接着剤を塗布され、帯状の台紙に
貼り付けられたラベルの表面に印字を行い、台紙を鋭角
にしごいてラベルを剥離させてこれを受け取り台車上に
移送するラベル受渡し方法であって、ラベルを剥離させ
る剥離エッジと、ラベルを載置する受け取りベルトとを
同一の受け取り台車上に設け、この受け取り台車を台紙
の供給側に移動させながら前記受け取りベルトをこれと
反対方向に駆動して剥離の進行とともにラベルを受け取
りベルト上に移送することを特徴とするラベル受渡し方
法。 - 【請求項２】 受け取り台車の移動を、帯状の台紙の上
流側を固定し、下流側に張力を作用させることにより行
う請求項１に記載のラベル受渡し方法。 - 【請求項３】 裏面に接着剤を塗布され、帯状の台紙
（４）に貼り付けられたラベル（３）の表面に印字を行
い、台紙を鋭角にしごいてラベルを剥離させてこれを受
け取り台車上に移送するラベル受渡し装置であって、鋭
角のエッジを有し、このエッジ部分にラベルを貼り付け
た台紙をかけわたしてラベルを剥離させる剥離エッジ
（９）と、ラベルを載置する受け取りベルト（21）とを
取り付けた受け取り台車（20）を、ベースプレート（3
0）に対し水平方向に摺動自在に設置するとともに、前
記受け取りベルト（21）の駆動ローラ（23）を、一方向
の回転のみを伝達するクラッチ（27）を介してベースプ
レート（30）に係合する駆動手段に接続したことを特徴
とするラベル受渡し装置。 - 【請求項４】 受け取りベルト（21）が複数本の円形断
面の難付着性ゴムベルトである請求項３に記載のラベル
受渡し装置。 - 【請求項５】 受け取りベルト（21）が表面に突起を形
成した帯状の難付着性ゴムベルトである請求項３に記載
のラベル受渡し装置。 - 【請求項６】 ベースプレート（30）に係合する駆動手
段が、ベースプレート（30）と一体に取り付けられたラ
ック（26）と、これに噛み合うピニオン（24）である請
求項３ないし５のいずれかに記載のラベル受渡し装置。 - 【請求項７】 ベースプレート（30）に係合する駆動手
段が、一端がベースプレート（30）の一部に固定され、
他の一端が受け取り台車（20）の一部に固定されたチェ
ーン（31）と、このチェーン（31）に係合するスプロケ
ット（32）である請求項３ないし５のいずれかに記載の
ラベル受渡し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31781694A JP3525526B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | ラベル受渡し方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31781694A JP3525526B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | ラベル受渡し方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08169431A true JPH08169431A (ja) | 1996-07-02 |
| JP3525526B2 JP3525526B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=18092371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31781694A Expired - Fee Related JP3525526B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | ラベル受渡し方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3525526B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009166869A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Teraoka Seiko Co Ltd | ラベル発行装置及びラベル貼付装置 |
| JP2012101830A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Bridgestone Corp | ラベル貼付方法及びラベル貼付装置 |
| DE102016002250A1 (de) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | Focke & Co. (Gmbh & Co. Kg) | Verfahren und Vorrichtung zum Aufbringen von Etiketten auf Produkten |
| DE102022125422A1 (de) | 2022-09-30 | 2024-04-04 | Tesa Se | Applikationsvorrichtung mit Nachfüllkassette |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31781694A patent/JP3525526B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009166869A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Teraoka Seiko Co Ltd | ラベル発行装置及びラベル貼付装置 |
| JP2012101830A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Bridgestone Corp | ラベル貼付方法及びラベル貼付装置 |
| DE102016002250A1 (de) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | Focke & Co. (Gmbh & Co. Kg) | Verfahren und Vorrichtung zum Aufbringen von Etiketten auf Produkten |
| DE102022125422A1 (de) | 2022-09-30 | 2024-04-04 | Tesa Se | Applikationsvorrichtung mit Nachfüllkassette |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3525526B2 (ja) | 2004-05-10 |
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