JPH08167298A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH08167298A
JPH08167298A JP6307234A JP30723494A JPH08167298A JP H08167298 A JPH08167298 A JP H08167298A JP 6307234 A JP6307234 A JP 6307234A JP 30723494 A JP30723494 A JP 30723494A JP H08167298 A JPH08167298 A JP H08167298A
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Withdrawn
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JP6307234A
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Inventor
Seiji Hirayama
誠二 平山
Waichiro Fujieda
和一郎 藤枝
Tomoyoshi Hasui
知義 蓮井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パリティに基づく不良セルの救済を行う冗長回
路を設けてなる半導体記憶装置、例えば、マスクROM
に関し、不良セルの救済確率を高め、製造歩留りの向上
を図る。 【構成】有効ビット設定回路50により、1ビット記憶
回路44を有効又は無効とし、不良救済領域の規模を可
変するできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パリティに基づく不良
セルの救済を行う冗長回路を設けてなる半導体記憶装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、マスクROM(mask read on
ly memory)として、互いに同一アドレスのメモリセル
を有する複数のメモリセルアレイを設け、複数ビットの
データを出力するようにされたものが知られている。
【0003】通常、このようなマスクROMにおいて
は、製造歩留りを高めるために、不良セルを有するメモ
リセルアレイに、不良セルが含まれるように、アドレス
信号の一部ビットにより指定される不良救済領域を設定
し、この不良救済領域内のアドレスを指定するアドレス
信号が入力された場合に、パリティに基づく不良セルの
救済を行う冗長回路が設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここに、規模の小さい
複数の不良救済領域を設定できるようにする場合には、
不良セルが多くのメモリセルアレイに存在している場合
においても、これら不良セルがロウ(行)アドレスを異
にしている限り、全ての不良セルを救済できる場合が多
いという利点がある。
【0005】しかし、このように、規模の小さい複数の
不良救済領域を設定できるようにする場合には、ロウア
ドレスを異にしているとしても、不良セルがロウアドレ
スの広い範囲に存在している場合には、全ての不良セル
を救済できなくなる場合があるという問題点があった。
【0006】なお、不良救済領域の数が多ければ、ロウ
アドレスを異にしている限り、不良セルがロウアドレス
の広い範囲に存在している場合においても、全ての不良
セルを救済できる場合が多くなるが、このようにする場
合には、不良救済領域のアドレスを記憶するためのアド
レス記憶回路などを増加しなければならず、冗長回路の
規模が大きくなってしまうという問題点があった。
【0007】これに対して、規模の大きい複数の不良救
済領域を設定できるようにする場合には、ロウアドレス
を異にする多くの不良セルが存在する場合においても、
これら不良セルが少ない数のメモリセルアレイに存在し
ている限り、少ない数の不良救済領域で、全ての不良セ
ルを救済できる場合が多いという利点がある。
【0008】しかし、このように、規模の大きい複数の
不良救済領域を設定できるようにする場合には、ロウア
ドレスを異にしているとしても、不良セルが多くのメモ
リセルアレイに存在している場合には、全ての不良セル
を救済できなくなる場合があるという問題点があった。
【0009】本発明は、かかる点に鑑み、パリティを使
用した不良セルの救済を行う半導体記憶装置であって、
不良セルの救済確率を高め、製造歩留りの向上を図るこ
とができるようにした半導体記憶装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、互いに同一アドレスのメモリセルを有する複数のメ
モリセルアレイを設けると共に、不良セルを有するメモ
リセルアレイに、不良セルが含まれるように、アドレス
信号の一部ビットにより指定される不良救済領域を設定
し、この不良救済領域内のアドレスを指定するアドレス
信号が入力された場合、パリティを使用した不良セルの
救済を行う冗長回路を設けてなる半導体記憶装置を改良
するものであり、冗長回路を、不良救済領域の規模をプ
ログラムにより可変できるように構成するというもので
ある。
【0011】
【作用】本発明においては、冗長回路は、不良救済領域
の規模をプログラムにより可変できるように構成される
ので、不良セルの位置に応じた不良救済領域を設定し、
全ての不良セルを救済できる場合が多くなる。即ち、不
良セルの救済確率が高まる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図31を参照して、本発明の一
実施例につき、本発明を8ビット出力のマスクROMに
適用した場合を例にして説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例の要部を示すブロ
ック図であり、図1中、1はチップ本体、2〜9は正規
のデータを記憶するメモリセルが配列されてなるメモリ
セルアレイ、10はパリティを記憶するメモリセルが配
列されてなるメモリセルアレイである。
【0014】ここに、パリティは、メモリセルアレイ2
〜9に記憶される正規のデータの各アドレスごとの排他
的論理和であり、正規の8ビット・データに含まれる
「1」の数が偶数の場合には「0」とされ、正規の8ビ
ット・データに含まれる「1」の数が奇数の場合には
「1」とされる。
【0015】また、11は外部から供給されるアドレス
信号を取り込むアドレスバッファ、12〜16はアドレ
スバッファ11に取り込まれたアドレス信号のうち、ロ
ウアドレス信号をデコードしてワード線の選択を行うロ
ウデコーダである。
【0016】なお、この例では、ロウデコーダ12はメ
モリセルアレイ2、3に対応して設けられており、ロウ
デコーダ13はメモリセルアレイ4、5に対応して設け
られており、ロウデコーダ14はメモリセルアレイ6、
7に対応して設けられており、ロウデコーダ15はメモ
リセルアレイ8、9に対応して設けられており、ロウデ
コーダ16はメモリセルアレイ10に対応して設けられ
ている。
【0017】また、17〜25はアドレスバッファ11
に取り込まれたアドレス信号のうち、コラムアドレス信
号をデコードしてコラム選択信号を出力するコラムデコ
ーダ(C・DEC)であり、これらコラムデコーダ17
〜25は、それぞれ、メモリセルアレイ2〜10に対応
して設けられている。
【0018】また、26〜34は、それぞれ、メモリセ
ルアレイ2〜10に対応して設けられているセンスアン
プ(S/A)であり、メモリセルアレイ2〜10から出
力されるデータを増幅するものである。
【0019】また、35はメモリセルアレイ10に記憶
されたパリティを使用した不良セルの救済を行う冗長回
路、36は冗長回路35から出力されるデータの外部へ
の出力を行う出力バッファである。
【0020】また、図2は本発明の一実施例の一部分を
より詳しく示す回路図であり、図2中、An〜A0は外部
から供給されるアドレス信号である。
【0021】ここに、アドレス信号An〜Am+1は、アド
レスバッファ11を介して、ロウデコーダ12〜16に
伝送され、アドレス信号Am〜A0は、アドレスバッファ
11を介して、コラムデコーダ17〜25に伝送され
る。
【0022】また、アドレス信号An〜A0のうち、特
に、上位4ビットのアドレス信号An〜An-3は、アドレ
スバッファ11を介して、冗長回路35に伝送される。
【0023】また、S1〜S8はそれぞれメモリセルア
レイ2〜9からセンスアンプ26〜33を介して出力さ
れたデータ、PDはメモリセルアレイ10からセンスア
ンプ34を介して出力されたパリティである。
【0024】また、冗長回路35において、38、39
はメモリセルアレイ2〜9から出力されるデータS1〜
S8のうち、救済すべき不良データの番号を示す不良出
力番号を出力する不良出力番号出力回路であり、これら
不良出力番号出力回路38、39は、同一の回路構成と
されている。
【0025】ここに、不良出力番号出力回路38におい
て、40はメモリセルアレイ2〜9の不良救済領域のア
ドレスを記憶するアドレス記憶回路であり、41〜44
は1ビットの記憶容量を有する記憶回路、いわゆる、1
ビット記憶回路である。
【0026】なお、1ビット記憶回路41は、アドレス
信号Anに対応するビットのアドレスを記憶させるため
のものである。
【0027】また、1ビット記憶回路42は、アドレス
信号An-1に対応するビットのアドレスを記憶させるた
めのものである。
【0028】また、1ビット記憶回路43は、アドレス
信号An-2に対応するビットのアドレスを記憶させるた
めのものである。
【0029】また、1ビット記憶回路44は、後述する
ように、所望により無効とされる場合があり、有効とさ
れる場合には、アドレス信号An-3に対応するビットの
アドレスが記憶される。
【0030】また、45はアドレス記憶回路40の出力
と、アドレスバッファ11を介して供給されるアドレス
信号An〜An-3が指定するアドレスとを比較するアドレ
ス比較回路であり、46〜49はENOR回路(非排他
的論理和回路)である。
【0031】ここに、ENOR回路46は、1ビット記
憶回路41に記憶されているアドレスと、アドレス信号
nが指定するアドレスとを比較するものである。
【0032】また、ENOR回路47は、1ビット記憶
回路42に記憶されているアドレスと、アドレス信号A
n-1が指定するアドレスとを比較するものである。
【0033】また、ENOR回路48は、1ビット記憶
回路43に記憶されているアドレスと、アドレス信号A
n-2が指定するアドレスとを比較するものである。
【0034】また、ENOR回路49は、1ビット記憶
回路44の出力(1ビット記憶回路44が有効とされて
いる場合には、記録されているアドレス)と、アドレス
信号An-3が指定するアドレスとを比較するものであ
る。
【0035】また、50はアドレス記憶回路40に記憶
させるアドレスの有効ビットを設定する有効ビット設定
回路であり、51は1ビット記憶回路、52はENOR
回路49の出力と1ビット記憶回路51の出力とをOR
(論理和)処理するOR回路(論理和回路)である。
【0036】この有効ビット設定回路50は、1ビット
記憶回路44を有効又は無効とすることにより、アドレ
ス記憶回路40に記憶させるアドレスの有効ビットを設
定するものである。
【0037】ここに、1ビット記憶回路44を有効とす
る場合には、1ビット記憶回路51の記憶値を「0」と
し、その出力をLレベルとし、OR回路52の出力レベ
ルをENOR回路49の出力レベルと同一とする。
【0038】これに対して、1ビット記憶回路44を無
効とする場合には、1ビット記憶回路51の記憶値を
「1」とし、その出力をHレベルとし、OR回路52の
出力レベルをHレベルに固定する。
【0039】ここに、1ビット記憶回路44を有効とす
る場合には、アドレス記憶回路40に上位4ビットのア
ドレスを記憶させることができるので、メモリセルアレ
イ2〜9について、1/16のアドレス領域を不良救済
領域として設定することができる。
【0040】これに対して、1ビット記憶回路44を無
効とする場合には、アドレス記憶回路40に上位3ビッ
トのアドレスを記憶させることができるので、メモリセ
ルアレイ2〜9について、1/8のアドレス領域を不良
救済領域として設定することができる。
【0041】また、53はENOR回路46〜48の出
力及びOR回路52の出力をNAND処理してアドレス
一致信号HITを出力するNAND回路である。
【0042】ここに、1ビット記憶回路44が有効とさ
れている場合において、アドレス記憶回路40が指定す
る不良救済領域外のアドレスを指定するアドレス信号A
n〜A0が入力された場合、即ち、アドレス記憶回路40
が記憶するアドレスと、アドレス信号An〜An-3が指定
するアドレスとが一致しない場合には、ENOR回路4
6〜48及びOR回路52の出力のいずれか又は全てが
Lレベルとなるので、アドレス一致信号HIT=Hレベ
ルとされる。
【0043】また、1ビット記憶回路44が有効とされ
ている場合において、アドレス記憶回路40が指定する
不良救済領域内のアドレスを指定するアドレス信号An
〜A0が入力された場合、即ち、アドレス記憶回路40
が記憶するアドレスと、アドレス信号An〜An-3が指定
するアドレスとが一致した場合には、ENOR回路46
〜48及びOR回路52の出力の全てがHレベルとなる
ので、アドレス一致信号HIT=Lレベルとされる。
【0044】また、1ビット記憶回路44が無効とされ
ている場合において、アドレス記憶回路40が指定する
不良救済領域外のアドレスを指定するアドレス信号An
〜A0が入力された場合、即ち、アドレス記憶回路40
が記憶するアドレスと、アドレス信号An〜An-2が指定
するアドレスとが一致しない場合、ENOR回路46〜
48の出力のいずれか又は全てがLレベルとなるので、
アドレス一致信号HIT=Hレベルとされる。
【0045】また、1ビット記憶回路44が無効とされ
ている場合において、アドレス記憶回路40が指定する
不良救済領域内のアドレスを指定するアドレス信号An
〜A0が入力された場合、即ち、アドレス記憶回路40
が記憶するアドレスと、アドレス信号An〜An-2が指定
するアドレスとが一致した場合には、ENOR回路46
〜48及びOR回路52の出力の全てがHレベルとなる
ので、アドレス一致信号HIT=Lレベルとされる。
【0046】また、54はアドレス記憶回路40が指定
する不良救済領域内のアドレスを指定するアドレス信号
n〜A0が入力された場合、即ち、アドレス一致信号H
IT=Lレベルとされた場合に、メモリセルアレイ2〜
9から出力されるS1〜S8のうち、救済すべき不良デ
ータの番号を示す不良出力番号P1〜P3を記憶する不
良出力番号記憶回路であり、55〜57は1ビット記憶
回路である。
【0047】即ち、不良出力番号出力回路38は、アド
レス記憶回路40が指定する不良救済領域内のアドレス
を指定するアドレス信号An〜A0が入力された場合に、
不良出力番号記憶回路54が記憶する不良出力番号P1
〜P3を出力するというものである。
【0048】また、不良出力番号出力回路39は、アド
レス記憶回路40に相当するアドレス記憶回路が指定す
る不良救済領域内のアドレスを指定するアドレス信号A
n〜A0が入力された場合に、不良出力番号記憶回路54
に相当する不良出力番号記憶回路が記憶する不良出力番
号Q1〜Q3を出力するというものである。
【0049】また、58はメモリセルアレイ2〜9から
出力されるデータS1〜S8及びメモリセルアレイ10
から出力されるパリティPDについてEOR演算(排他
的論理和演算)を行うEOR演算回路である。
【0050】また、59は不良出力番号出力回路38か
ら出力される不良出力番号P1〜P3又は不良出力番号
出力回路39から出力される不良出力番号Q1〜Q3が
指定する不良データの訂正を行う訂正回路である。
【0051】即ち、この訂正回路59は、不良救済を行
う必要のある場合には、メモリセルアレイ2〜9から出
力されるデータS1〜S8のうち、不良出力番号出力回
路38から出力される不良出力番号P1〜P3又は不良
出力番号出力回路39から出力される不良出力番号Q1
〜Q3が指定する不良データをEOR演算回路58の出
力REと置換して、メモリセルアレイ2〜9から出力さ
れたデータS1〜S8の訂正を行うものである。
【0052】但し、この訂正回路59は、不良救済を行
う必要のない場合には、メモリセルアレイ2〜9から出
力されるデータS1〜S8を訂正することなしに出力す
るように構成されている。
【0053】また、この訂正回路59から出力される8
ビットのデータは、このマスクROMの出力データD1
〜D8として、出力バッファ36を介して、外部に出力
される。
【0054】ここに、アドレス記憶回路40を構成する
1ビット記憶回路41〜44のうち、1ビット記憶回路
41〜43は、同一の構成とされており、図3は、1ビ
ット記憶回路41を代表して示している。
【0055】図3中、/CEはチップイネーブル信号、
VCCは高電圧側の電源電圧、61〜63はpMOSト
ランジスタ、64、65はヒューズ、66はnMOSト
ランジスタ、67はインバータである。
【0056】ここに、図4に示すように、チップイネー
ブル信号/CE=Hレベルとされた場合、即ち、スタン
バイ状態とされた場合には、pMOSトランジスタ61
=OFFとなり、この1ビット記憶回路41は、非活性
状態とされる。
【0057】この場合、nMOSトランジスタ66=O
Nとなるので、図4に示すように、ヒューズ64=切断
状態、ヒューズ65=非切断状態とされている場合にお
いても、あるいは、図示は省略するが、ヒューズ64=
非切断状態、ヒューズ65=切断状態とされている場合
においても、インバータ67の入力=Lレベル、インバ
ータ67の出力=Hレベルになる。
【0058】これに対して、図5に示すように、チップ
イネーブル信号/CE=Lレベル、即ち、チップ活性状
態とされた場合には、pMOSトランジスタ61=O
N、nMOSトランジスタ66=OFFとなり、この1
ビット記憶回路41は、活性状態とされる。
【0059】ここに、図5に示すように、ヒューズ64
=切断状態、ヒューズ65=非切断状態とされている場
合には、pMOSトランジスタ62=ON、pMOSト
ランジスタ63=OFF、インバータ67の入力=Lレ
ベル、インバータ67の出力=Hレベルとなる。
【0060】これに対して、図6に示すように、ヒュー
ズ64=非切断状態、ヒューズ65=切断状態とされて
いる場合には、pMOSトランジスタ62=OFF、p
MOSトランジスタ63=ON、インバータ67の入力
=Hレベル、インバータ67の出力=Lレベルとなる。
【0061】即ち、この1ビット記憶回路41において
は、ヒューズ64、65の切断、非切断の状態と、記憶
値との関係は、表1に示すようになる。
【0062】
【表1】
【0063】また、図7は、アドレス記憶回路40を構
成する1ビット記憶回路44及び有効ビット設定回路5
0を構成する1ビット記憶回路51の構成を示す回路図
である。
【0064】図7中、1ビット記憶回路44において、
69〜71はpMOSトランジスタ、72、73はヒュ
ーズ、74はnMOSトランジスタ、75はインバータ
である。
【0065】また、1ビット記憶回路51において、7
6〜78はpMOSトランジスタ、79、80はヒュー
ズ、81はnMOSトランジスタ、82はインバータで
ある。
【0066】ここに、図8に示すように、チップイネー
ブル信号/CE=Hレベルとされた場合、即ち、スタン
バイ状態とされた場合には、1ビット記憶回路51にお
いては、pMOSトランジスタ76=OFFとなり、1
ビット記憶回路51は、非活性状態とされる。
【0067】この場合、nMOSトランジスタ81=O
Nとなるので、図8に示すように、ヒューズ79=切断
状態、ヒューズ80=非切断状態とされている場合にお
いても、あるいは、図示は省略するが、ヒューズ79=
非切断状態、ヒューズ80=切断状態とされている場合
においても、インバータ82の入力=Lレベル、インバ
ータ82の出力=Hレベルとなり、1ビット記憶回路4
4のヒューズ72、73の切断、非切断の状態に関係な
く、OR回路52の出力=Hレベルとなる。
【0068】また、図9に示すように、チップイネーブ
ル信号/CE=Lレベルとされた場合、即ち、チップ活
性状態とされた場合には、1ビット記憶回路51におい
ては、pMOSトランジスタ76=ON、nMOSトラ
ンジスタ81=OFFとなり、1ビット記憶回路51=
活性状態とされる。
【0069】ここに、図9に示すように、ヒューズ79
=切断状態、ヒューズ80=非切断状態とされている場
合には、pMOSトランジスタ77=ON、pMOSト
ランジスタ78=OFF、インバータ82の入力=Lレ
ベル、インバータ82の出力=Hレベルとなる。
【0070】したがって、この場合には、図9に示すよ
うに、1ビット記憶回路44において、ヒューズ72=
切断状態、ヒューズ73=非切断状態とされている場合
においても、あるいは、図示は省略するが、ヒューズ7
2=非切断状態、ヒューズ73=切断状態とされている
場合においても、OR回路52の出力=Hレベルとな
る。
【0071】したがって、1ビット記憶回路51におい
て、ヒューズ79=切断状態、ヒューズ80=非切断状
態とする場合には、1ビット記憶回路44を無効とする
ことができる。
【0072】これに対して、図10に示すように、ヒュ
ーズ79=非切断状態、ヒューズ80=切断状態とされ
ている場合には、pMOSトランジスタ77=OFF、
pMOSトランジスタ78=ON、インバータ82の入
力=Hレベル、インバータ82の出力=Lレベルとな
る。
【0073】したがって、この場合には、1ビット記憶
回路44においては、pMOSトランジスタ69=O
N、nMOSトランジスタ74=OFFとなり、1ビッ
ト記憶回路44は、活性状態とされると共に、OR回路
52の出力レベルは、ENOR回路49の出力レベルと
同一となる。
【0074】ここに、図10に示すように、ヒューズ7
2=切断状態、ヒューズ73=非切断状態とされている
場合には、pMOSトランジスタ70=ON、pMOS
トランジスタ71=OFF、インバータ75の入力=L
レベル、インバータ75の出力=Hレベルとなる。
【0075】これに対して、図11に示すように、ヒュ
ーズ72=非切断状態、ヒューズ73=切断状態とされ
ている場合には、pMOSトランジスタ70=OFF、
pMOSトランジスタ71=ON、インバータ75の入
力=Hレベル、インバータ75の出力=Lレベルとな
る。
【0076】即ち、図7に示す1ビット記憶回路44、
51において、ヒューズ79、80、72、73の切
断、非切断の状態と、1ビット記憶回路44の記憶値と
の関係は、表2に示すようになる。
【0077】
【表2】
【0078】また、これら1ビット記憶回路44、51
は、図12に示すように構成することもでき、このよう
にする場合には、ヒューズ及びトランジスタの数を減ら
すことができる。
【0079】図12中、1ビット記憶回路44におい
て、84〜88はpMOSトランジスタ、89〜91は
ヒューズ、92はnMOSトランジスタ、93はインバ
ータである。
【0080】また、1ビット記憶回路51において、9
4はnMOSトランジスタ、95はインバータであり、
pMOSトランジスタ84〜88及びヒューズ89〜9
1は1ビット記憶回路44と共有されている。
【0081】ここに、図13に示すように、チップイネ
ーブル信号/CE=Hレベルとされた場合、即ち、スタ
ンバイ状態とされた場合には、pMOSトランジスタ8
4=OFFとなり、1ビット記憶回路44、51は、非
活性状態とされる。
【0082】この場合、nMOSトランジスタ94=O
Nとなるので、図13に示すように、ヒューズ89=切
断状態とされている場合においても、あるいは、図示は
省略するが、ヒューズ89=非切断状態とされている場
合においても、ヒューズ90、91の切断、非切断の状
態に関係なく、インバータ95の入力=Lレベル、イン
バータ95の出力=Hレベル、OR回路52の出力=H
レベルとなる。
【0083】これに対して、図14に示すように、チッ
プイネーブル信号/CE=Lレベルとされた場合、即
ち、チップ活性状態とされた場合には、pMOSトラン
ジスタ84=ON、nMOSトランジスタ92、94=
OFFとなり、1ビット記憶回路44、51は、活性状
態とされる。
【0084】ここに、図14に示すように、ヒューズ8
9=切断状態、ヒューズ90=非切断状態、ヒューズ9
1=非切断状態とされている場合には、pMOSトラン
ジスタ85=ON、pMOSトランジスタ86=OF
F、pMOSトランジスタ87=ON、pMOSトラン
ジスタ88=ON、インバータ95の入力=Lレベル、
インバータ95の出力=Hレベル、OR回路52の出力
=Hレベルとなる。
【0085】したがって、ヒューズ89=切断状態とす
る場合には、1ビット記憶回路44を無効とすることが
できる。
【0086】これに対して、図15に示すように、ヒュ
ーズ89=非切断状態、ヒューズ90=切断状態、ヒュ
ーズ91=非切断状態とされている場合には、pMOS
トランジスタ85=OFF、pMOSトランジスタ86
=ON、pMOSトランジスタ87=ON、pMOSト
ランジスタ88=OFF、インバータ95の入力=Hレ
ベル、インバータ95の出力=Lレベル、インバータ9
3の入力=Lレベル、インバータ93の出力=Hレベル
となる。
【0087】したがって、この場合には、1ビット記憶
回路44は、「1」(Hレベル)を記憶し、OR回路5
2の出力レベルは、ENOR回路49の出力レベルと同
一レベルとなる。
【0088】また、図16に示すように、ヒューズ89
=非切断状態、ヒューズ90=非切断状態、ヒューズ9
1=切断状態とされている場合には、pMOSトランジ
スタ85=OFF、pMOSトランジスタ86=ON、
pMOSトランジスタ87=OFF、pMOSトランジ
スタ88=ON、インバータ95の入力=Hレベル、イ
ンバータ95の出力=Lレベル、インバータ93の入力
=Hレベル、インバータ93の出力=Lレベルとなる。
【0089】したがって、この場合には、1ビット記憶
回路44は、「0」(Lレベル)を記憶し、OR回路5
2の出力レベルは、ENOR回路49の出力レベルと同
一レベルとなる。
【0090】即ち、図12に示す1ビット記憶回路4
4、51においては、ヒューズ89〜91の切断、非切
断の状態と、1ビット記憶回路44の記憶値との関係
は、表3に示すようになる。
【0091】
【表3】
【0092】また、不良出力番号記憶回路54におい
て、1ビット記憶回路55〜57は、同一の回路構成と
されており、図17は、1ビット記憶回路55を代表し
て示している。
【0093】図17中、97〜99はpMOSトランジ
スタ、100、101はヒューズ、102はnMOSト
ランジスタ、103はインバータである。
【0094】ここに、図18に示すように、アドレス一
致信号HIT=Hレベルの場合、即ち、アドレス記憶回
路40が指定する不良救済領域外のアドレスを指定する
アドレス信号An〜A0が入力された場合には、pMOS
トランジスタ97=OFFとなり、1ビット記憶回路5
5は、非活性状態とされる。
【0095】この場合には、nMOSトランジスタ10
2=ONとなるので、図18に示すように、ヒューズ1
00=切断状態、ヒューズ101=非切断状態とされて
いる場合においても、あるいは、図示は省略するが、ヒ
ューズ100=非切断状態、ヒューズ101=切断状態
とされている場合においても、インバータ103の入力
=Lレベル、インバータ103の出力=Hレベルとな
る。
【0096】即ち、アドレス一致信号HIT=Hレベル
とされる場合には、不良出力番号記憶回路54において
は、1ビット記憶回路55の出力=Hレベル、1ビット
記憶回路56の出力=Hレベル、1ビット記憶回路57
の出力=Hレベルとされる。
【0097】同様に、不良出力番号出力回路39におい
ても、アドレス一致信号HITに相当するアドレス一致
信号=Hレベルとされる場合には、1ビット記憶回路5
5に相当する1ビット記憶回路の出力=Hレベル、1ビ
ット記憶回路56に相当する1ビット記憶回路の出力=
Hレベル、1ビット記憶回路57に相当する1ビット記
憶回路の出力=Hレベルとされる。
【0098】これに対して、図19に示すように、アド
レス一致信号HIT=Lレベルとされた場合、即ち、ア
ドレス記憶回路40が指定する不良救済領域内のアドレ
スを指定するアドレス信号An〜A0が入力された場合に
は、pMOSトランジスタ97=ON、nMOSトラン
ジスタ102=OFFとなり、1ビット記憶回路55
は、活性状態とされる。
【0099】ここに、図19に示すように、ヒューズ1
00=切断状態、ヒューズ101=非切断状態とされて
いる場合には、pMOSトランジスタ98=ON、pM
OSトランジスタ99=OFF、インバータ103の入
力=Lレベル、インバータ103の出力=Hレベルとな
る。
【0100】これに対して、図20に示すように、ヒュ
ーズ100=非切断状態、ヒューズ101=切断状態と
されている場合には、pMOSトランジスタ98=OF
F、pMOSトランジスタ99=ON、インバータ10
3の入力=Hレベル、インバータ103の出力=Lレベ
ルとなる。
【0101】したがって、この1ビット記憶回路55に
おいては、ヒューズ100、101の切断、非切断の状
態と、記憶値との関係は、表4に示すようになる。
【0102】
【表4】
【0103】また、図21は、EOR演算回路58の構
成を示す回路図であり、図21中、105〜112はE
OR回路である。
【0104】これらEOR回路105〜112は、図2
2に示すように構成されており、図22中、114〜1
17はpMOSトランジスタ、118〜123はnMO
Sトランジスタである。
【0105】また、図23は、訂正回路59の構成を示
す回路図であり、図23中、125〜127はAND回
路、128〜130はインバータ、131〜138はA
ND回路、139〜146はEOR回路である。
【0106】ここに、例えば、不良出力番号P1=
「0」、P2=「0」、P3=「0」、不良出力番号Q
1=「1」、Q2=「1」、Q3=「1」の場合には、
AND回路125の出力=「0」、AND回路126の
出力=「0」、AND回路127の出力=「0」、イン
バータ128の出力=「1」、インバータ129の出力
=「1」、インバータ130の出力=「1」となる。
【0107】したがって、この場合には、AND回路1
31の出力=EOR演算回路58の出力REの論理値、
AND回路132〜138の出力=「0」となる。
【0108】また、例えば、不良出力番号P1=
「1」、P2=「0」、P3=「0」、不良出力番号Q
1=「1」、Q2=「1」、Q3=「1」の場合には、
AND回路125の出力=「1」、AND回路126の
出力=「0」、AND回路127の出力=「0」、イン
バータ128の出力=「0」、インバータ129の出力
=「1」、インバータ130の出力=「1」となる。
【0109】したがって、この場合には、AND回路1
32の出力=EOR演算回路58の出力REの論理値、
AND回路131、133〜138の出力=「0」とな
る。
【0110】即ち、この訂正回路59においては、不良
出力番号P1〜P3、Q1〜Q3の値と、AND回路1
31〜138の出力(論理値)との関係は、表5に示す
ようになる。
【0111】
【表5】
【0112】ここに、この訂正回路59において、例え
ば、不良出力番号P1=「0」、P2=「0」、P3=
「0」、不良出力番号Q1=「1」、Q2=「1」、Q
3=「1」とされ、AND回路131の出力=EOR演
算回路58の出力REの論理値、AND回路132〜1
38の出力=「0」とされた場合について、EOR回路
139〜146の出力D1〜D8について説明する。
【0113】この場合、EOR回路140においては、
図24に示すように、AND回路132の出力=「0」
とされるので、メモリセルアレイ3の出力S2=「0」
の場合には、EOR回路140の出力D2=「0」とな
る。
【0114】これに対して、図25に示すように、メモ
リセルアレイ3の出力S2=「1」の場合には、EOR
回路140の出力D2=「1」となる。
【0115】即ち、EOR回路140〜146の出力D
2〜D8の論理値は、それぞれ、メモリセルアレイ3〜
9の出力S2〜S8の論理値と一致することになり、メ
モリセルアレイ3〜9の出力は、何ら訂正されることは
ない。
【0116】また、EOR回路139においては、AN
D回路131の出力=EOR演算回路58の出力REの
論理値とされるが、図26、図27に示すように、EO
R演算回路58の出力RE=「0」とされる場合には、
メモリセルアレイ2の出力S1は、正常データと判断す
ることができる。
【0117】そこで、この場合には、図26に示すよう
に、メモリセルアレイ2の出力S1=「0」の場合に
は、EOR回路139の出力D1=「0」とされ、図2
7に示すように、メモリセルアレイ2の出力S1=
「1」の場合には、EOR回路139の出力D1=
「1」とされる。
【0118】これに対して、図28、図29に示すよう
に、EOR演算回路58の出力RE=「1」とされる場
合には、メモリセルアレイ2の出力S1は、不良データ
と判断することができる。
【0119】そこで、この場合には、図28に示すよう
に、メモリセルアレイ2の出力S1=「0」の場合に
は、EOR回路139の出力D1=「1」とされ、図2
9に示すように、メモリセルアレイ2の出力S1=
「1」の場合には、EOR回路139の出力D1=
「0」とされる。
【0120】即ち、不良出力番号P1〜P3、Q1〜Q
3の値と、メモリセルアレイ2〜9の出力S1〜S8の
うち、救済される出力との関係は、表6に示すようにな
る。
【0121】
【表6】
【0122】ここに、図30、図31は、本実施例の作
用、効果を説明するための図であり、図30、図31に
おいて、21〜216はメモリセルアレイ2のアドレス領
域のうち、アドレス信号An〜An-3により指定されるア
ドレス領域、31〜316はメモリセルアレイ3のアドレ
ス領域のうち、アドレス信号An〜An-3により指定され
るアドレス領域、148〜153は不良セルを示してい
る。
【0123】本実施例においては、外部からアドレス信
号An〜A0が入力されると、アドレス信号An〜A
m+1は、アドレスバッファ11を介して、ロウデコーダ
12〜16に伝送されると共に、冗長回路35に伝送さ
れる。
【0124】ロウデコーダ12〜16においては、アド
レス信号An〜Am+1がデコードされ、メモリセルアレイ
2〜10のワード線のうち、アドレス信号An〜Am+1
指定するロウアドレスのワード線が選択される。
【0125】ここに、アドレス記憶回路40が指定する
不良救済領域外のアドレスを指定するアドレス信号An
〜A0が入力された場合には、冗長回路35の不良出力
番号出力回路38においては、NAND回路53から出
力されるアドレス一致信号HIT=Hレベルとなり、1
ビット記憶回路55〜57は、非活性状態とされる。
【0126】この場合には、1ビット記憶回路55の出
力=「1」、1ビット記憶回路56の出力=「1」、1
ビット記憶回路57の出力=「1」となる。
【0127】これに対して、アドレス記憶回路40が指
定する不良救済領域内のアドレスを指定するアドレス信
号An〜A0が入力された場合には、冗長回路35の不良
出力番号出力回路38においては、NAND回路53か
ら出力されるアドレス一致信号HIT=Lレベルとな
り、1ビット記憶回路55〜57は活性状態とされる。
【0128】この場合には、1ビット記憶回路55〜5
7が記憶する不良出力番号P1〜P3が出力され、これ
が訂正回路59に伝送される。
【0129】なお、不良出力番号出力回路39において
も、不良出力番号出力回路38と同様な動作が行われ
る。
【0130】他方、コラムアドレス信号Am〜A0は、ア
ドレスバッファ11を介して、コラムデコーダ17〜2
5に伝送され、これらコラムデコーダ17〜25におい
てデコードされ、コラムアドレス信号Am〜A0が指定す
るコラムアドレスのビット線の選択が行われる。
【0131】ここに、メモリセルアレイ2〜9から出力
されるデータS1〜S8及びメモリセルアレイ10から
出力されるパリティPDは、EOR演算回路58に伝送
されると共に、メモリセルアレイ2〜9から出力される
データS1〜S8は、訂正回路59に伝送される。
【0132】この場合において、1ビット記憶回路55
〜57及び不良出力番号出力回路39の1ビット記憶回
路55〜57に相当する1ビット記憶回路が非活性状態
とされている場合には、訂正回路59においては、AN
D回路131の出力=EOR演算回路58の出力REの
論理値、AND回路132〜138の出力=「0」とな
るが、この場合には、メモリセルアレイ2の出力S1は
正常データとされているので、EOR回路139の出力
D1にも正常データが出力される。
【0133】即ち、この場合には、訂正回路59におい
ては、メモリセルアレイ2〜9から出力されるデータS
1〜S8が訂正されることなしに、データD1〜D8と
して出力される。
【0134】これに対して、1ビット記憶回路55〜5
7が活性状態とされた場合には、訂正回路59において
は、メモリセルアレイ2〜9から出力されたデータS1
〜S8のうち、不良出力番号P1〜P3が指定する不良
データがEOR演算回路58の出力REと置換され、メ
モリセルアレイ2〜9から出力されたデータS1〜S8
の訂正が行われる。
【0135】また、不良出力番号出力回路39の1ビッ
ト記憶回路55〜57に相当する1ビット記憶回路が活
性状態とされている場合には、訂正回路59において
は、メモリセルアレイ2〜9から出力されたデータS1
〜S8のうち、不良出力番号Q1〜Q3が指定する不良
データがEOR演算回路58の出力REと置換され、メ
モリセルアレイ2〜9から出力されたデータS1〜S8
の訂正が行われる。
【0136】ここに、本実施例においては、1ビット記
憶回路44及び不良出力番号出力回路39の1ビット記
憶回路44に相当する1ビット記憶回路を有効とする場
合には、メモリセルアレイ2〜9について、1/16の
アドレス領域の2個を不良救済領域として設定すること
ができる。
【0137】また、1ビット記憶回路44及び不良出力
番号出力回路39の1ビット記憶回路44に相当する1
ビット記憶回路を無効とする場合には、メモリセルアレ
イ2〜9について、1/8のアドレス領域の2個を不良
救済領域として設定することができる。
【0138】そこで、たとえば、図30に示すように、
メモリセルアレイ2のアドレス領域21及びメモリセル
アレイ3のアドレス領域32に、それぞれ、不良セル1
48、149が存在する場合においても、これを救済す
ることができる。
【0139】即ち、このような場合には、1ビット記憶
回路44を有効にし、アドレス記憶回路40において
は、1ビット記憶回路41〜44に「0」を記憶させ、
不良出力番号記憶回路54においては、1ビット記憶回
路55〜57に「0」を記憶させる。これによって、不
良セル148の救済が可能となる。
【0140】また、不良出力番号出力回路39において
は、1ビット記憶回路41〜43に相当する1ビット記
憶回路に「0」を記憶させ、1ビット記憶回路44に相
当する1ビット記憶回路に「1」を記憶させ、1ビット
記憶回路55、56に相当する不良出力番号記憶回路に
「0」を記憶させ、1ビット記憶回路57に相当する不
良出力番号記憶回路に「1」を記憶させる。これによっ
て、不良セル149の救済が可能となる。
【0141】また、例えば、図31に示すように、メモ
リセルアレイ2のアドレス領域21、22及びメモリセル
アレイ3のアドレス領域33、34に、それぞれ、不良セ
ル150、151、152、153が存在する場合にお
いても、これを救済することができる。
【0142】即ち、このような場合には、1ビット記憶
回路44を無効にし、アドレス記憶回路40において
は、1ビット記憶回路41〜43に「0」を記憶させ、
不良出力番号記憶回路54においては、1ビット記憶回
路55〜57に「0」を記憶させる。これによって、不
良セル150、151の救済が可能となる。
【0143】また、不良出力番号出力回路39において
は、1ビット記憶回路44に相当する1ビット記憶回路
を無効にし、1ビット記憶回路41、42に相当する1
ビット記憶回路に「0」を記憶させ、1ビット記憶回路
43に相当する1ビット記憶回路に「1」を記憶させ、
1ビット記憶回路55、56に相当する不良出力番号記
憶回路に「0」を記憶させ、1ビット記憶回路57に相
当する不良出力番号記憶回路に「1」を記憶させる。こ
れによって、不良セル152、153の救済が可能とな
る。
【0144】このように、本実施例によれば、冗長回路
35は、プログラムにより、メモリセルアレイ2〜9に
ついて、1/16又は1/8のアドレス領域を不良救済
領域と設定することができるように構成したことによ
り、不良セルの位置に応じた不良救済領域を設定し、全
ての不良セルを救済できる場合が多くなるので、不良セ
ルの救済確率が高まり、製造歩留りの向上を図ることが
できる。
【0145】なお、上述の実施例においては、1ビット
記憶回路44及び不良出力番号出力回路39の1ビット
記憶回路44に相当する1ビット記憶回路を無効にする
ことができるようにした場合について説明したが、この
代わりに、1ビット記憶回路41、42及び不良出力番
号出力回路39の1ビット記憶回路41、42に相当す
る1ビット記憶回路、あるいは、1ビット記憶回路41
〜43及び不良出力番号出力回路39の1ビット記憶回
路41〜43に相当する1ビット記憶回路を無効にする
ことができるように構成することもできる。
【0146】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、冗長
回路は不良救済領域の規模をプログラムにより可変でき
るように構成するとしたことにより、不良セルの位置に
応じた不良救済領域を設定し、全ての不良セルを救済で
きる場合が多くなるので、不良セルの救済確率が高ま
り、製造歩留りの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の一部分をより詳しく示す回
路図である。
【図3】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方の
不良出力番号出力回路のアドレス記憶回路の無効とされ
ることがない1ビット記憶回路の1個の構成を示す回路
図である。
【図4】図3に示す1ビット記憶回路の動作を説明する
ための回路図である。
【図5】図3に示す1ビット記憶回路の動作を説明する
ための回路図である。
【図6】図3に示す1ビット記憶回路の動作を説明する
ための回路図である。
【図7】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方の
不良出力番号出力回路のアドレス記憶回路の無効とされ
る場合がある1ビット記憶回路及び有効ビット設定回路
の1ビット記憶回路の構成を示す回路図である。
【図8】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方の
不良出力番号出力回路のアドレス記憶回路の無効とされ
る場合がある1ビット記憶回路及び有効ビット設定回路
の1ビット記憶回路(図7に示す1ビット記憶回路)の
動作を説明するための回路図である。
【図9】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方の
不良出力番号出力回路のアドレス記憶回路の無効とされ
る場合がある1ビット記憶回路及び有効ビット設定回路
の1ビット記憶回路(図7に示す1ビット記憶回路)の
動作を説明するための回路図である。
【図10】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方
の不良出力番号出力回路のアドレス記憶回路の無効とさ
れる場合がある1ビット記憶回路及び有効ビット設定回
路の1ビット記憶回路(図7に示す1ビット記憶回路)
の動作を説明するための回路図である。
【図11】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方
の不良出力番号出力回路のアドレス記憶回路の無効とさ
れる場合がある1ビット記憶回路及び有効ビット設定回
路の1ビット記憶回路(図7に示す1ビット記憶回路)
の動作を説明するための回路図である。
【図12】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方
の不良出力番号出力回路のアドレス記憶回路の無効とさ
れる場合がある1ビット記憶回路及び有効ビット設定回
路の1ビット記憶回路の他の構成例を示す回路図であ
る。
【図13】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方
の不良出力番号出力回路のアドレス記憶回路の無効とさ
れる場合がある1ビット記憶回路及び有効ビット設定回
路の1ビット記憶回路の他の構成例(図12に示す1ビ
ット記憶回路)の動作を説明するための回路図である。
【図14】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方
の不良出力番号出力回路のアドレス記憶回路の無効とさ
れる場合がある1ビット記憶回路及び有効ビット設定回
路の1ビット記憶回路の他の構成例(図12に示す1ビ
ット記憶回路)の動作を説明するための回路図である。
【図15】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方
の不良出力番号出力回路のアドレス記憶回路の無効とさ
れる場合がある1ビット記憶回路及び有効ビット設定回
路の1ビット記憶回路の他の構成例(図12に示す1ビ
ット記憶回路)の動作を説明するための回路図である。
【図16】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方
の不良出力番号出力回路のアドレス記憶回路の無効とさ
れる場合がある1ビット記憶回路及び有効ビット設定回
路の1ビット記憶回路の他の構成例(図12に示す1ビ
ット記憶回路)の動作を説明するための回路図である。
【図17】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方
の不良出力番号出力回路の不良出力番号記憶回路の1個
の1ビット記憶回路の構成を示す回路図である。
【図18】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方
の不良出力番号出力回路の不良出力番号記憶回路の1個
の1ビット記憶回路(図17に示す1ビット記憶回路)
の動作を説明するための回路図である。
【図19】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方
の不良出力番号出力回路の不良出力番号記憶回路の1個
の1ビット記憶回路(図17に示す1ビット記憶回路)
の動作を説明するための回路図である。
【図20】本発明の一実施例を構成する冗長回路の一方
の不良出力番号出力回路の不良出力番号記憶回路の1個
の1ビット記憶回路(図17に示す1ビット記憶回路)
の動作を説明するための回路図である。
【図21】本発明の一実施例を構成する冗長回路のEO
R演算回路の構成を示す回路図である。
【図22】本発明の一実施例を構成する冗長回路のEO
R演算回路を構成するEOR回路の構成を示す回路図で
ある。
【図23】本発明の一実施例を構成する冗長回路の訂正
回路の構成を示す回路図である。
【図24】本発明の一実施例を構成する冗長回路の訂正
回路の動作を説明するための回路図である。
【図25】本発明の一実施例を構成する冗長回路の訂正
回路の動作を説明するための回路図である。
【図26】本発明の一実施例を構成する冗長回路の訂正
回路の動作を説明するための回路図である。
【図27】本発明の一実施例を構成する冗長回路の訂正
回路の動作を説明するための回路図である。
【図28】本発明の一実施例を構成する冗長回路の訂正
回路の動作を説明するための回路図である。
【図29】本発明の一実施例を構成する冗長回路の訂正
回路の動作を説明するための回路図である。
【図30】本発明の一実施例の作用、効果を説明するた
めの図である。
【図31】本発明の一実施例の作用、効果を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
(図1) 17〜25 コラムデコーダ 26〜34 センスアンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに同一アドレスのメモリセルを有する
    複数のメモリセルアレイを設けると共に、不良セルを有
    するメモリセルアレイに、不良セルが含まれるように、
    アドレス信号の一部ビットにより指定される不良救済領
    域を設定し、この不良救済領域内のアドレスを指定する
    アドレス信号が入力された場合、パリティを使用した不
    良セルの救済を行う冗長回路を設けてなる半導体記憶装
    置において、前記冗長回路は、前記不良救済領域の規模
    をプログラムにより可変できるように構成されているこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記冗長回路は、前記不良救済領域のアド
    レスを記憶するアドレス記憶回路と、このアドレス記憶
    回路が記憶するアドレスと、外部から供給されるアドレ
    ス信号のうち、前記アドレス記憶回路が記憶するアドレ
    スに対応するビットのアドレス信号が指定するアドレス
    とを比較するアドレス比較回路と、前記アドレス記憶回
    路に記憶させるアドレスの有効ビットを設定する有効ビ
    ット設定回路と、前記複数のメモリセルアレイから出力
    されるデータのうち、不良データの番号を示す不良出力
    番号を記憶する不良出力番号記憶回路とを有し、前記ア
    ドレス記憶回路が記憶するアドレスと、前記外部から供
    給されるアドレス信号のうち、前記アドレス記憶回路が
    記憶するアドレスに対応するビットのアドレス信号が指
    定するアドレスとが一致した場合には、前記不良出力番
    号記憶回路から前記不良出力番号を出力する複数の不良
    出力番号出力回路と、前記複数のメモリセルアレイから
    出力されるデータ及び対応するパリティについて、排他
    的論理和演算を行う排他的論理和演算回路と、前記複数
    のメモリセルアレイから出力されるデータのうち、前記
    不良出力番号出力回路から出力される前記不良出力番号
    が示す不良データを前記排他的論理和演算回路から出力
    されるデータに置換して、前記複数のメモリセルアレイ
    から出力されるデータを訂正する訂正回路とを設けて構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】前記有効ビット設定回路は、前記アドレス
    比較回路から出力される各ビットのアドレスの比較結果
    信号のうち、一部のビットのアドレスの比較結果信号を
    有効又は無効とすることにより、前記アドレス記憶回路
    に記憶させるアドレスの有効ビットを設定できるように
    構成されていることを特徴とする請求項2記載の半導体
    記憶装置。
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KR100372248B1 (ko) * 2000-08-03 2003-02-17 삼성전자주식회사 메모리 셀 구제 장치 및 방법
JP2009110584A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Elpida Memory Inc アンチヒューズ回路及びこれを備える半導体装置、並びに、アンチヒューズ回路へのアドレス書き込み方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100372248B1 (ko) * 2000-08-03 2003-02-17 삼성전자주식회사 메모리 셀 구제 장치 및 방법
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