JP3580267B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、データの記録をチップ製造工程で用いるマスクによってプログラムするマスクROM(Mask Read Only Memory:MROM)など、半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マスクROMとして、図9にその要部を示すようなものが知られている。図中、110はチップ本体、1110〜11115は正規のデータを記憶するメイン・セルアレイ、112はパリティ・データを記憶するパリティ・セルアレイ、113は外部から供給されるアドレス信号が入力されるアドレスバッファである。
【0003】
また、114はアドレスバッファ113から出力されるロウアドレス信号をデコードしてメイン・セルアレイ1110〜11115及びパリティ・セルアレイ112のワード線の選択を行うロウデコーダである。
【0004】
また、115はアドレスバッファ113から出力されるコラムアドレス信号をデコードしてメイン・セルアレイ1110〜11115及びパリティ・セルアレイ112のコラムの選択に必要なコラム選択信号を出力するコラムデコーダ、116はメイン・セルアレイ1110〜11115及びパリティ・セルアレイ112から読み出されたデータを増幅するセンスアンプである。
【0005】
なお、コラムデコーダ115から出力されるコラム選択信号に基づいてメイン・セルアレイ1110〜11115及びパリティ・セルアレイ112のコラムを選択するコラムゲートは、その図示を省略している。
【0006】
また、D0、D1・・・D15はメイン・セルアレイ1110、1111・・・11115から読み出されたデータ、PDはパリティ・セルアレイ112から読み出されたパリティ・データ、117はメイン・セルアレイ1110、1111・・・11115から読み出されたデータD0、D1・・・D15の訂正を行う出力訂正回路である。
【0007】
また、118は冗長アドレス及びデータ値に疑義のある出力データの桁アドレス(D0か、D1か、・・・D15かを示すアドレス)を記憶する冗長アドレス記憶回路、119は出力バッファである。
【0008】
出力訂正回路117は、例えば、図10に示すように構成される。図中、128はメイン・セルアレイ1110〜11115から読み出された出力データD0〜D15のうち、訂正の対象とされた、いずれか1ビットの出力データを反転し、その他のビットについては、そのまま出力する(例えば、出力データD1が訂正の対象とされた場合には、出力データとして、D0、/D1、D2・・・D15を出力する)不良出力反転回路である。
【0009】
また、129は冗長アドレス記憶回路118から供給されるデータ値に疑義のある出力データの桁アドレス信号をデコードするデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号・デコーダである。
【0010】
また、130はメイン・セルアレイ1110〜11115から読み出された出力データD0〜D15から1ビットのパリティを求めるパリティ演算回路、131はパリティ演算回路130により演算されたパリティと、パリティ・セルアレイ112から読み出されたパリティ・データとを比較して、その結果を不良出力反転回路128に供給し、データ値疑義出力データ・桁アドレス信号・デコーダ129により指示された出力データを訂正する必要があるか否かを指示する比較回路である。
【0011】
ここに、外部から供給されるアドレス信号が示すアドレスが冗長アドレス記憶回路118に記憶されている冗長アドレスと一致した場合に、例えば、データ値疑義出力データ・桁アドレス信号・デコーダ129によりデータ値疑義出力データとして出力データD1が指示された場合において、比較回路131でパリティ演算回路130から出力されるパリティとパリティ・セルアレイ112から読み出されたパリティ・データとが一致した場合には、不良出力反転回路128においては、出力データD1の訂正は行われず、出力データとして、D0、D1、D2・・・D15が外部に出力され、パリティ演算回路130から出力されるパリティとパリティ・セルアレイ112から読み出されたパリティ・データとが一致しない場合には、出力データD1が反転され、出力データとして、D0、/D1、D2・・・D15が外部に出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示す従来のマスクROMが備える出力訂正回路117においては、外部から供給されるアドレス信号が示すアドレスが冗長アドレス記憶回路118に記憶されている冗長アドレスと一致した場合、パリティ演算回路130から出力されるパリティとパリティ・セルアレイ112から読み出されたパリティ・データとが一致しない場合には、冗長アドレス記憶回路118から出力されるデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号で指定されたデータ値疑義出力データを反転させるようにしている。このため、データ値疑義出力データが、例えば、「H」又は「L」に固定されない不良データの場合には、正常な出力データを得ることができないという問題点があった。
【0013】
本発明は、かかる点に鑑み、外部から供給されるアドレス信号が示すアドレスが冗長アドレスと一致した場合、メモリセルアレイから出力されたデータ値疑義出力データが「H」又は「L」に固定されない不良データである場合においても、正常な出力データを外部に出力することができるようにした半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体記憶装置は、複数桁からなるデータを記憶する第1の記憶領域と、前記データに対応するパリティ・データを記憶する第2の記憶領域と、第1の記憶領域から出力されるデータのうち、所定桁の値に真偽の疑いのあるもののアドレスを冗長アドレスとして記憶すると共に、前記所定桁を桁アドレスとして記憶する冗長アドレス記憶回路と、第1の記憶領域から出力されるデータ及び第2の記憶領域から出力されるパリティ・データを入力し、外部から供給されるアドレス信号の所定部分が指定するアドレスが冗長アドレスと一致したときは、第1の記憶領域から出力されるデータの前記所定桁の値をパリティ・データの値と入れ換えた上で所定の処理を行って第1の記憶領域から出力されるデータの前記所定桁の正しい値を生成し、第1の記憶領域から出力されるデータの前記所定桁の値を前記生成した正しい値で入れ換えたデータを出力する出力訂正回路を有するというものである。
【0015】
【作用】
本発明においては、出力訂正回路は、第1の記憶領域から出力されるデータ及び第2の記憶領域から出力されるパリティ・データを入力し、外部から供給されるアドレス信号の所定部分が指定するアドレスが冗長アドレスと一致したときは、第1の記憶領域から出力されるデータの真偽の疑いのある所定桁の値をパリティ・データの値と入れ換えた上で所定の処理を行って第1の記憶領域から出力されるデータの前記所定桁の正しい値を生成し、第1の記憶領域から出力されるデータの前記所定桁の値を前記生成した正しい値で入れ換えたデータを出力するので、データ値に疑義のある出力データが「H」又は「L」に固定されない不良データである場合においても、正常な出力データを外部に出力することができる。
【0016】
【実施例】
以下、図1〜図8を参照して、本発明の一実施例について、本発明をマスクROMに適用した場合を例にして説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施例の要部を示すブロック図である。図中、309はチップ本体、3100〜31015は正規のデータを記憶するメイン・セルアレイ、311はパリティ・データを記憶するパリティ・セルアレイである。
【0018】
また、312はアドレス信号が入力されるアドレスバッファ、313はアドレス信号のうち、ロウアドレス信号をデコードして、ワード線の選択を行うロウデコーダである。
【0019】
また、314はアドレス信号のうち、コラムアドレス信号をデコードして、コラムの選択を行うコラム選択信号を出力するコラムデコーダ、315はメモリセルアレイ3100〜31015から読み出されたデータを増幅するセンスアンプである。
【0020】
なお、コラムデコーダ314から出力されるコラム選択信号に基づいてメイン・セルアレイ3100〜31015及びパリティ・セレアレイ311のコラムの選択を行うコラムゲートは、その図示を省略している。
【0021】
また、D0、D1・・・D15はそれぞれメイン・セルアレイ3100、3101・・・31015から出力されたデータ、PDはパリティ・セルアレイ311から出力されたパリティ・データである。
【0022】
また、316は冗長アドレス及び外部から供給されたアドレスが冗長アドレスと一致した場合に出力データD0〜D15のうち、データ値に真偽の疑いのあるデータ値疑義出力データの桁アドレス、即ち、データ値疑義出力データがD0〜D15のうち、何ビット目の出力データであるかを示すデータ値疑義出力データ・桁アドレスを記憶する冗長アドレス記憶回路であり、記憶素子を不揮発性のメモリセルで構成されるものである。
【0023】
また、317は冗長アドレス記憶回路316から出力されるデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号の通過を制御するスイッチ回路である。
【0024】
また、318は試験時に使用される試験用の冗長アドレス記憶回路であり、記憶素子がSRAMセルで構成される点を除き、冗長アドレス記憶回路316と同様に構成されるものである。
【0025】
また、319は試験用の冗長アドレス記憶回路318から出力されるデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号の通過を制御するスイッチ回路である。
【0026】
試験時は、スイッチ回路317=OFF、スイッチ回路319=ONとして、試験用の冗長アドレス記憶回路318が使用され、通常使用時は、スイッチ回路317=ON、スイッチ回路319=OFFとして冗長アドレス記憶回路316が使用される。
【0027】
また、320は冗長アドレス記憶回路316又は試験用の冗長アドレス記憶回路318からデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号が供給されない場合には、メモリセルアレイ3100〜31015から出力される出力データD0〜D15を選択して出力し、冗長アドレス記憶回路316又は試験用の冗長アドレス記憶回路318からデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号が供給された場合には、メモリセルアレイ3100〜31015から出力される出力データD0〜D15のうち、データ値疑義出力データ・桁アドレス信号により指定された出力データについては、それに代わって、パリティ・セルアレイ311から出力されたパリティ・データを考慮して後述のように演算して得た正常なデータを出力する出力訂正回路である。
【0028】
冗長アドレス記憶回路316は、例えば、図2に示すように構成される。図中、322〜325は、それぞれ、1個の冗長アドレスと、この1個の冗長アドレスに対応するデータ値疑義出力データ・桁アドレスを記憶するブロックである。
【0029】
また、A17〜A20は外部から供給されるアドレス信号のうち、上位4ビットのアドレス信号、HIT0〜HIT3はそれぞれブロック322〜325においてアドレス信号A17〜A20が冗長アドレスと一致した場合(ヒットした場合)に出力される一致検出信号である。
【0030】
また、326はブロック322〜325のいずれかから一致検出信号が出力された場合に、一致検出信号HITを所定の内部回路に対して出力するAND回路、SDB0〜SDB3はデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号である。
【0031】
ブロック322〜325は同一の回路構成とされ、ブロック322を代表して示すと、例えば、図3に示すように構成される。図中、327はブロック322を使用状態にするか、不使用状態にするかを設定するブロック使用/不使用状態設定回路であり、328は1ビット記憶回路、329はインバータである。
【0032】
ここに、1ビット記憶回路328が「L」を記憶し、インバータ329の出力=「H」とされる場合には、ブロック322は不使用状態とされ、1ビット記憶回路328が「H」を記憶し、インバータ329の出力=「L」とされる場合には、ブロック322は使用状態とされる。
【0033】
また、330は冗長アドレスの上位4ビット部分RA17〜RA20を記憶し、この記憶した冗長アドレスRA17〜RA20と、外部から供給されるアドレスのうち、上位4ビットのアドレスA17〜A20とを比較して、その一致を検出する一致検出回路である。
【0034】
ここに、331〜334は冗長アドレスRA17〜RA20を1ビットずつ記憶する1ビット記憶回路、335〜338は比較回路をなすEOR回路(排他的論理和回路)、339は冗長アドレスRA17〜RA20と外部から供給されたアドレスA17〜A20の一致を検出するNOR回路である。
【0035】
また、340はNOR回路339の出力に基づいて一致検出信号HIT0を出力するNAND回路、341はNAND回路340の活性化、非活性化を制御するインバータである。
【0036】
例えば、1ビット記憶回路328の記憶データ=「L」、インバータ329の出力=「H」の場合、即ち、ブロック322が不使用状態とされる場合には、インバータ341の出力=「L」となり、NAND回路340は非活性化され、その出力は「H」に固定される。
【0037】
これに対して、1ビット記憶回路328の記憶データ=「H」、インバータ329の出力=「L」の場合、即ち、ブロック322が使用状態とされる場合には、インバータ341の出力=「H」となり、NAND回路340は活性化され、その出力は、NOR回路339の出力を反転した値となる。
【0038】
ここに、例えば、EOR回路335は、1ビット記憶回路331が記憶するアドレスRA17と、外部から供給されるアドレスA17とが一致すると、「L」を出力する。他のEOR回路336〜338も同様な動作を行う。
【0039】
この結果、NOR回路339は、1ビット記憶回路335〜338に記憶されているアドレスRA17〜RA20と、外部から供給されるアドレスA17〜A20とが一致した場合にのみ、その出力として、「H」を出力し、それ以外の場合は、「L」を出力する。
【0040】
ここに、NOR回路339の出力=「H」の場合、NAND回路340の出力、即ち、一致検出信号HIT=「L」となり、一致検出が表示され、NOR回路339の出力=「L」の場合には、NAND回路340の出力、即ち、一致検出信号HIT=「H」となり、不一致が表示される。
【0041】
また、342はデータ値疑義出力データ・桁アドレスを記憶するデータ値疑義出力データ・桁アドレス記憶回路であり、343〜346はデータ値疑義出力データ・桁アドレスを1ビットずつ記憶する1ビット記憶回路、347〜350はスリー・ステート・バッファである。
【0042】
スリー・ステート・バッファ347〜350は、一致検出信号HIT0=「L」の場合(一致を検出した場合)、オンとされ、データ値疑義出力データ・桁アドレス信号SDB0〜SDB3を出力し、一致検出信号HIT0=「H」の場合(一致を検出しない場合)、オフとされ、データ値疑義出力データ・桁アドレス信号SDB0〜SDB3を出力せず、その出力は、ハイ・インピーダンス状態とされる。
【0043】
また、出力訂正回路320は、例えば、図4に示すように構成される。図中、439は冗長アドレス記憶回路316から出力されるデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号SDB0〜SDB3をデコードするデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号・デコーダである。
【0044】
また、440はデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号・デコーダ439からデータ値疑義出力データ・桁アドレス・デコード信号が供給された場合、メイン・セルアレイ3100〜31015から出力されたデータD0〜D15のうち、データ値疑義出力データ・桁アドレス・デコード信号により指定されたデータ値疑義出力データについては、パリティ・セルアレイ311から出力されたパリティ・データPDと入れ換えるデータ値疑義出力データ/パリティ・データ入換え回路である。
【0045】
また、441はデータ値疑義出力データ/パリティ・データ入換え回路440から出力される、データ値疑義出力データをパリティ・データと入れ換えたデータから正しいデータを生成するEOR回路群である。なお、データ値疑義出力データ/パリティ・データ入換え回路440とEOR回路群441とで出力データ生成回路を構成している。
【0046】
また、442はデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号・デコーダ439からデータ疑義出力データ・桁アドレス・デコード信号が供給された場合、メイン・セルアレイ3100〜31015から出力されたデータD0〜D15のうち、データ値疑義出力データ・桁アドレス・デコード信号により指定されたデータ値疑義出力データについては、EOR回路群441出力されるデータを選択して出力し、その他については、メイン・セルアレイ3100〜31015の出力を選択して出力する出力切換え回路である。
【0047】
データ値疑義出力データ・桁アドレス信号・デコーダ439は、例えば、図5に示すように構成される。図中、4430〜4460、4431〜4461はNOR回路、4470、4473、44715はNAND回路、4480、4483、44815はインバータ、SDD0〜SDD15はデータ値疑義出力データ・桁アドレス・デコード信号である。
【0048】
例えば、外部から供給されるアドレスA17〜A20が冗長アドレスと一致した場合において、データ値疑義出力データがD3とされているる場合には、冗長アドレス記憶回路316からデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号として、SDB0=「H」、SDB1=「H」、SDB2=「L」、SDB3=「L」が供給される。また、このとき、HIT=「L」である。
【0049】
この結果、データ値疑義出力データ・桁アドレス・デコード信号SDD3=「H」、データ値疑義出力データ・桁アドレス・デコード信号SDD0〜SDD2、SDD4〜SDD15=「L」とされる。
【0050】
また、データ値疑義出力データ/パリティ・データ入換え回路440は、例えば、図6に示すように構成される。図中、4490、4493、44915はそれぞれデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号・デコーダ439から出力されるデータ値疑義出力データ・桁アドレス・デコード信号SDD0、SDD3、SDD15により切換え動作が制御される切換え回路であり、4500、4503、45015はインバータ、4510、4513、45115、4520、4523、45215、4530、4533、45315はNOR回路である。
【0051】
前述のように、データ値疑義出力データがD3とされている場合には、SDD3=「H」、SDD0〜SDD2、SDD4〜SDD15=「L」とされるので、データ値疑義出力データ/パリティ・データ入換え回路440においては、切換え回路4493のみがパリティ・データPDを選択して通過させ、切換え回路4490、44915等、他の切換え回路は、出力データD0〜D2、D4〜D15を選択して、これを通過させる。
【0052】
したがって、この場合には、出力データD3については、パリティ・データPDと入れ換えた、データD0〜D2、PD、D4〜D15がEOR回路群441に転送される。
【0053】
EOR回路群441は、例えば、図7に示すように構成される。図中、454〜468はEOR回路、CDはEOR回路468の出力、即ち、このEOR回路群441の出力である。
【0054】
また、出力切換え回路442は、例えば、図8に示すように構成される。図中、4690、4693、46915はそれぞれデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号・デコーダ439から出力されるデータ値疑義出力データ・桁アドレス・デコード信号SDD0、SDD3、SDD15により切換え動作が制御される切換え回路であり、4700、4703、47015はインバータ、4710、4713、47115、4720、4723、47215、4730、4733、47315はNOR回路である。
【0055】
前述のように、データ値疑義出力データがD3とされている場合には、SDD3=「H」、SDD0〜SDD2、SDD4〜SDD15=「L」とされるので、この出力切換え回路442においては、切換え回路4693のみEOR回路群441から出力される正しいデータCDを選択して通過させ、切換え回路4690、46915等、他の切換え回路は、出力データD0〜D2、D4〜D15を選択して、これを通過させる。
【0056】
したがって、この場合には、出力データD3については、訂正データCDと入れ換えた、出力データD0〜D2、CD、D4〜D15が出力バッファ321に転送される。
【0057】
以上のように、本発明の一実施例においては、冗長アドレス記憶回路316を構成するブロック322のデータ値疑義出力データ・桁アドレス記憶回路342は、外部から供給されるアドレス信号A17〜A20が冗長アドレスと一致しない場合には、その出力(スリー・ステート・バッファ347〜350の出力)をハイ・インピーダンス状態とするようにしている。他のブロック323〜325も同様である。
【0058】
したがって、冗長アドレス記憶回路316に同一構成の4個のブロック322〜325を設けるようにしても、データ値疑義出力データ・桁アドレス信号SDB0〜SDB3を出力訂正回路320のデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号・デコーダ439に供給する信号線を共通化することができるので、チップ面積を縮小化することができる。
【0059】
また、本発明の一実施例においては、出力訂正回路320は、外部から供給されるアドレス信号A17〜A20が示すアドレスが冗長アドレスと一致した場合、メイン・セルアレイ3100〜31015から出力されたデータD0〜D15のうち、データ値疑義出力データを除く出力データと、EOR回路群441から出力されるデータとを外部に出力するようにしている。したがって、データ値疑義出力データが「H」又は「L」に固定されない不良データの場合であっても、正常なデータを外部に出力することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、出力訂正回路は、第1の記憶領域から出力されるデータ及び第2の記憶領域から出力されるパリティ・データを入力し、外部から供給されるアドレス信号の所定部分が指定するアドレスが冗長アドレスと一致したときは、第1の記憶領域から出力されるデータの真偽の疑いのある所定桁の値をパリティ・データの値と入れ換えた上で所定の処理を行って第1の記憶領域から出力されるデータの前記所定桁の正しい値を生成し、第1の記憶領域から出力されるデータの前記所定桁の値を前記生成した正しい値で入れ換えたデータを出力するので、データ値疑義出力データが「H」又は「L」に固定されない不良データである場合においても、正常な出力データを外部に出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例が備える冗長アドレス記憶回路の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示すブロックの構成を示す回路図である。
【図4】本発明の一実施例が備える出力訂正回路の構成を示す回路図である。
【図5】図4に示すデータ値疑義出力データ・桁アドレス信号・デコーダの構成を示す回路図である。
【図6】図4に示すデータ値疑義出力データ/パリティ・データ入換え回路の構成を示す回路図である。
【図7】図4に示すEOR回路群の構成を示す回路図である。
【図8】図4に示す出力切換え回路の構成を示す回路図である。
【図9】従来のマスクROMの一例の要部を示すブロック図である。
【図10】図9に示す従来のマスクROMが備える出力訂正回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
PD パリティ・データ
Claims (2)
- 複数桁からなるデータを記憶する第1の記憶領域と、
前記データに対応するパリティ・データを記憶する第2の記憶領域と、
前記第1の記憶領域から出力されるデータのうち、所定桁の値に真偽の疑いのあるもののアドレスを冗長アドレスとして記憶すると共に、前記所定桁を桁アドレスとして記憶する冗長アドレス記憶回路と、
前記第1の記憶領域から出力されるデータ及び前記第2の記憶領域から出力されるパリティ・データを入力し、外部から供給されるアドレス信号の所定部分が指定するアドレスが前記冗長アドレスと一致したときは、前記第1の記憶領域から出力されるデータの前記所定桁の値を前記パリティ・データの値と入れ換えた上で所定の処理を行って前記第1の記憶領域から出力されるデータの前記所定桁の正しい値を生成し、前記第1の記憶領域から出力されるデータの前記所定桁の値を前記生成した正しい値で入れ換えたデータを出力する出力訂正回路を有することを特徴とする半導体記憶装置。 - 試験用冗長アドレス及び前記第1の記憶領域から出力されるデータの所定桁を桁アドレスとして記憶する試験用冗長アドレス記憶回路と、
前記冗長アドレス記憶回路及び前記試験用冗長アドレス記憶回路を選択的に使用するための制御回路を有することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
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