JPH08165262A - パラホルムアルデヒドの製造方法 - Google Patents

パラホルムアルデヒドの製造方法

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JPH08165262A
JPH08165262A JP7182422A JP18242295A JPH08165262A JP H08165262 A JPH08165262 A JP H08165262A JP 7182422 A JP7182422 A JP 7182422A JP 18242295 A JP18242295 A JP 18242295A JP H08165262 A JPH08165262 A JP H08165262A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C47/00Compounds having —CHO groups
    • C07C47/02Saturated compounds having —CHO groups bound to acyclic carbon atoms or to hydrogen
    • C07C47/04Formaldehyde
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G2/00Addition polymers of aldehydes or cyclic oligomers thereof or of ketones; Addition copolymers thereof with less than 50 molar percent of other substances
    • C08G2/08Polymerisation of formaldehyde

Abstract

(57)【要約】 【課題】製造後、粒子が膠着せず、困難な後処理を有さ
ないパラホルムアルデヒドの製造方法を提供する。 【解決手段】溶液を80〜100℃に加熱する;加熱ゾ
ーン群から他のゾーン、冷却ゾーン群、まで動く金属ベ
ルトコンベア上の加熱ゾーンに加熱された溶液を注ぐこ
とからなる方法。ホルムアルデヒド溶液は、事前に触媒
と混合されるのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラホルムアルデ
ヒドの製造方法に関し、特に80〜89重量%の範囲の
純度を有するパラホルムアルデヒドの連続的製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】パラホルムアルデヒドは、ホルムアルデ
ヒドのポリマーであり、重合度が8〜100の範囲、純
度が80〜98重量%の範囲にある。市場で最も多い種
類は、89〜93重量%の純度を有するものであり、よ
り高純度の種類は特殊な種類である。
【0003】パラホルムアルデヒドは、数多くの適用に
おいて濃縮したホルムアルデヒドを使用することのでき
る製品である。該使用、ただし、その用途は単純であ
り、特に容易に溶解することが要求される。より高純度
品質は、通常のものより溶けにくいことが知られている
が、樹脂製造のケースのように、後者においても通常の
使用条件下で不溶性又は難溶性である高分子量ポリマー
のフラクションがある。
【0004】一方、製品が低純度、89重量%未満であ
れば、より溶けやすいが、柔らかすぎ、貯蔵及び運搬中
に膠着し、それらの取り扱いは、困難である。
【0005】パラホルムアルデヒドは、常に濃縮ホルム
アルデヒド溶液から製造される。これらホルムアルデヒ
ド溶液は、従来のホルムアルデヒド製造プラントにおい
て得られる希釈ホルムアルデヒド溶液の低圧蒸留によっ
て形成される。パラホルムアルデヒドは、以下の方法の
一つによって、ホルムアルデヒドの80〜89重量%の
濃縮溶液から調製される。
【0006】最初の、そして最も古い方法は、濃縮ホル
ムアルデヒド溶液を反応器中でバッチ方式で凝固させる
ことである。凝固は、形成する塊(mass)を粉砕する何
かの種類の攪拌翼(stirrer blade) を備え付けている
であろう反応器それ自体において、触媒とともにまたは
触媒無しで、或いは、反応器の中身を、フレーカー(fl
aker)を備えた冷却面に注ぐことによって行われる。も
う一つの方法では、濃縮溶液が、加熱されたローラー装
置上に注がれ、該ローラー装置は、該濃縮溶液の一部を
蒸発させ、極めて純粋なホルムアルデヒド製品を導く(l
ead)(フランス特許第2067169号)。二軸スクリ
ューニーダーの使用(米国特許第2992277号)
も、押し出し機の使用さえも(カナダ特許第10502
01号)開示されている。使用する装置によって、生成
物は、粉末状(powdered)、塊状または、フレーク状(f
laked)の生成物になる(米国特許第2992277号二
軸スクリューニーダー)。これら後半に挙げた方法は、
連続的に行われてもよいが、全ての場合において、貯蔵
中及び輸送中に塊を形成しないような十分に硬い生成物
を得るため、最終生成物は、後に乾燥処理を必要とす
る。一般に、この種の反応器は、水への溶解時に解重合
を促進するアルカリ物質を包含しなければ、高分子量
で、高度に酸性で、ほとんど溶けない生成物を形成す
る。
【0007】一般的な方法の他の型式は、現在濃縮ホル
ムアルデヒド溶液が供給されるプリリングタワー(pril
ling tower)を用いている。該タワーを落下するプリル
(prill)は、空気の流れの中で冷やされる。それは、
先の方法よりも多大な利点を有する連続的な方法であ
る。球状の物理的形状を有する生成物が得られ、該生成
物は、後の取り扱いに極めて有利である。しかしなが
ら、製造後すぐの物質は、まだ柔らかすぎ、流動床また
はコンベアーベルトにおいて続いて仕上げなければなら
ない。その他の異なった方法(米国特許第377239
2号)において、パラホルムアルデヒドの分子量の調整
剤としてホルムアルデヒドとアミンとの反応生成物の添
加が開示されている。該試薬は、100℃で20時間続
く別個の方法によって調製されなければならない。いっ
たん形成されると、該試薬は、プリリングタワーに詰め
込まれた濃縮ホルムアルデヒド溶液に添加される。しか
し、この場合もある一定の時間、流動床内で又はベルト
コンベアー上で仕上げる必要がある。87〜89重量%
未満の低純度の生成物において、プリルは、膠着し、自
由に流れない塊を形成し、最後に、使用できないペース
トブロックを生じる。プリル化方法は、大抵の変形物
(variants)を生じる方法である(米国特許第4550
213号及びドイツ特許第3925966号の要約参
照)。これら特許は、パラホルムアルデヒドの製造方法
の数多くの変化(variation)を新しくする。それらから
読みとれるのは、課題は常に同じであること、つまり、
粒子が膠着し、後処理を困難にすることである。従来の
技術に改良を加えたと主張するドイツ特許第39259
66号においてさえ、83重量%を越える濃度が、塊に
ならない粒子を得るために用いられ、これは、生成物の
再循環の操作を用いていても、プラントを複雑にし、も
っと費用がかかるようになる。
【0008】多くの用途、すなわち、ウレア−ホルムア
ルデヒド、メラミン−ホルムアルデヒド又はフェノール
−ホルムアルデヒド樹脂の製造及びパーティクルボード
用の接着剤として、パラホルムアルデヒドはプリリング
タワーで得られるほど純粋である必要はない。通常、純
度は80重量%を越えれば樹脂製造に十分であり、該純
度は、普通の40重量%の市販のホルムアルデヒド溶液
中の水を運搬する必要はなく、また反応から過剰の水を
蒸留する必要もない。
【0009】上記のように、これら低純度のホルムアル
デヒド生成物は、粒子が簡単に膠着するために、プリル
化技術で生成され得ない。同様に、バッチ法及びフレー
カーのような半連続方法により得られる低純度生成物
は、取り扱うことができない。取り扱いに適するために
は、触媒の添加又は反応容器内の長い滞留時間のどちら
か一方、若しくは両方同時に必要となる。それによっ
て、十分に重合し、しかし同時にフレークを与えるくら
い十分柔らかい生成物が得られるが、硬くて取り扱いの
できる生成物を得るために乾燥されなければならない。
【0010】同様に、加熱したローラー又は押し出し機
を備えた装置を使用する方法もまた生成物を適当な濃度
及び硬さにするために補助の乾燥のような後処理が必要
となる。一般に、これら全ての方法は、バッチ方式であ
る。
【0011】最後に、ホルムアルデヒドのより低濃度溶
液による連続操作のできる方法が米国特許第30012
35号に開示されている。ここで、ホルムアルデヒドの
高温濃縮溶液は、適当に冷却されたロータリードラムが
部分的に埋もれているバット状の (vatlike) 反応器内
に入れられている。固体の薄い層が、ドラム上に沈殿し
スクレーパーブレード(scraper blade) により除去さ
れる。このことによって、尚柔らかいフレークが得られ
る。これらフレークは、その後、高温乾燥不活性ガスの
通過により穿孔ベルト乾燥器上で乾燥される。
【0012】この方法は、いくつかの欠点を有する。
【0013】まず第一に、濃縮ホルムアルデヒド溶液
は、容器中で高温に保たれなければならず、ホルムアル
デヒド蒸気が放出される結果となる。該蒸気は、適切に
集める必要があり、酸性度を増すことにもなる。二番目
に、低い固体の濃度、つまり80重量%に達するには、
ドラムは、当然、高価な冷却浴及び冷却装置の使用を必
要とする極めて低い温度、−10℃まで冷却されなけれ
ばならない。三番目に、生じた酸性度の実質的な低減を
達するのを望めば、空気又は不活性ガス、つまり窒素を
用いる必要もある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
制限を有しないパラホルムアルデヒドの製造方法を提供
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記制限を克
服するために探索するものである。この目的は、最初に
述べた種類の方法によって達成され、該方法は、以下の
工程を包含する:得られるパラホルムアルデヒドの純度
と実質上同じ濃度のホルムアルデヒド溶液を調製する工
程;前記溶液を80℃〜100℃の温度範囲に加熱する
工程;前記加熱溶液を、第1加熱ゾーン群から第2冷却
ゾーン群まで動く金属コンベアーベルト上に注下する工
程;ただし、前記注下は該第1ゾーン群の1つ上で行わ
れる。
【0016】本発明の好ましい特徴によると、前記ホル
ムアルデヒド溶液は、ミキサー中に加えられ、続いて触
媒も加えられる;前記ホルムアルデヒド溶液及び前記触
媒は、均一混合が得られるまで80℃〜100℃の温度
範囲で混合される;そして、前記温度範囲を保ちなが
ら、前記均一化された混合物は、前記金属ベルトコンベ
アーの前記第1ゾーン群の1つ上に注がれる。触媒の使
用は、純度87重量%未満のパラホルムアルデヒドを得
ることを目的としているときには、特に好ましい。
【0017】本発明によると、触媒は、強塩基性水酸化
物又は、10.4〜11.3のpKaを有するアミンであ
る。
【0018】また本発明によると第一級アミンで好まし
いのは、メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルア
ミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン及び第三級
ブチルアミンである;第二級アミンの中では、ジメチル
アミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ジ
イソプロピルアミン及びジブチルアミンである;第三級
アミンの中では、トリエチルアミン及びトリエタノール
アミンである。
【0019】本発明のもう一つの好ましい特徴による
と、前記均一化された混合物中のアミン濃度は、6.0
〜20.0meq/kgの範囲、より好ましくは9.5m
eq/kg程度である。
【0020】本発明は、第1加熱ゾーン群を70〜90
℃の温度範囲に保ち、第2ゾーン群は、25〜35℃の
温度範囲に保つことに関する。
【0021】本発明のいくつかの特別な面は、一端で濃
縮されたホルムアルデヒド溶液を受ける金属ベルトコン
ベアーを使用し及び該ベルトに沿って温度制御をするこ
とにある。ベルトの第1ゾーンが高温に保たれ、続くゾ
ーン群は冷却されていると、ベルト上で形成された固体
生成物は、ベルトのもう一端に達するとひとりでに離れ
るようになり、生成物を所望のサイズに縮小するには、
標準のブレーカーで十分である。一方、ベルトに沿って
ずっと冷却されれば、目的生成物は、柔らかく、他の方
法のように後に乾燥されなければならない。本方法によ
ると、得られるパラホルムアルデヒドは、製造中又は製
造後も塊にならず、後の乾燥又は処理を必要としない。
【0022】ホルムアルデヒド溶液濃度が87重量%未
満であればそれに依存して、物体の固化を促進をするあ
る種の触媒を添加するのが好ましい。濃度がより高けれ
ば、触媒は必要でないが、それらの混合は、固化工程を
促進する。さらに、上記のように、固めることを達成す
るためにベルトの最初の部分を高温に保つことが必要で
あり、そのことにより、生成物の重合度が増大し、後の
処理が簡単になる。ベルトから落下する生成物は、梱包
及び運搬という取り扱いに充分硬く、当初希望した濃度
と事実上同じ濃度を有するので後処理も不活性ガスによ
る乾燥も要求されない。
【0023】ベルトは、通常の方法の水又は5〜10℃
に冷却された水により冷却されてもよい。
【0024】ホルムアルデヒド蒸気のわずかな放出が起
こるのを避けるため、ガス吸収フードを取り付けるのが
望ましい。これらガスは、後に適当なガス洗浄機で洗浄
されるか、既存のホルムアルデヒド製造プラントに送ら
れる。
【0025】
【発明の実施の形態】濃縮したホルムアルデヒド溶液
は、80〜89重量%の範囲の純度を有し、好ましくは
80〜100℃の温度範囲において84%であって、任
意の公知の方法で、特にこの場合、希釈ホルムアルデヒ
ド溶液の低圧蒸留で調製される。
【0026】ライン1を通って300〜600kg/h
rの範囲の量の該濃縮ホルムアルデヒドが、所望の生産
速度及び以下に示されるその他の作業変数(work varia
bles) に依存してミキサー2に供給され、該ミキサー2
にはライン3を通って触媒の希釈水溶液も供給される。
ミキサー2は、100〜150mlの内容積を有するよ
うに設計され、上記のホルムアルデヒドの流量により、
ミキサー2中の混合物の滞留時間は、0.5〜2.5秒の
範囲にわたり、該滞留時間は、完全な均一混合物を達成
するのに十分な時間であるが、ポリマーの沈殿がない。
両方の生成物は、それらを一つのラインにいっしょに流
すことにより混合されてもよい。
【0027】触媒としては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム及び水酸化バリウムのような強塩基性水酸化
物、または10.4〜11.3の範囲のpKa(pKa=
14−pKb)を有する特定のアミンを用いてもよい。
好ましく用いられるアミンは、既に記載したが、最も適
しているのは第2級アミンであることが強調される。該
アミンは、10〜25重量%の濃度の水溶液の形で用い
られ、混合された生成物中の最終的なアミン濃度が6.
0〜20meq/kg、好ましくは9.5meq/kgの
量であり、それは用いるアミンの種類及びホルムアルデ
ヒドの純度に依存する。
【0028】ホルムアルデヒド及び触媒溶液の均一化さ
れた混合物は、ディストリビューター4を通過して、ス
テンレス鋼ベルト5上に一様に拡がる。
【0029】80〜89重量%の純度のホルムアルデヒ
ドの溶液は、希釈ホルムアルデヒド溶液の低圧蒸留プラ
ントより供給されるのが好ましく、凝固を避けるため、
該金属ベルト5上に注がれるまで80〜100℃の温度
範囲に保たれる。該ベルトには、70〜90℃の、好ま
しくは80℃である第1領域6が備えられ、その温度に
保持される。
【0030】25〜35℃、好ましくは30℃の最終温
度への該ベルト上の生成物の冷却及びその後の凝固は、
ベルト5の第2領域7において行われる。
【0031】ベルト寸法は、所望の生産速度の関数とし
て調節される。上記の速度のためには長さ10m、幅1
mのベルトで十分である。これら寸法に依存して、ベル
トが加熱又は冷却のために分割される領域の数は、3〜
6に変化する。
【0032】ベルトのスピードが調整でき、加熱/冷却
のために用いられる領域の数は変更してもよいので、反
応及び冷却時間は、得られるパラホルムアルデヒドの硬
さ及び温度がどのように変化するかに依存する。
【0033】ベルト上のパラホルムアルデヒドの滞留時
間は、3〜6分に変化し、該時間の1/3〜2/3は重合
時間に、残りの時間は生成物の最終的な冷却に供され
る。
【0034】冷却は、所望の冷却速度に応じて、25〜
30℃の温度でライン8を通して水が供給される工程に
よりなされてもよく、又は5〜10℃に冷却した水によ
りなされてもよい。
【0035】いったんパラホルムアルデヒドが十分に重
合しそれらの冷却が始まれば、生成物は、ベルトからは
ずれるまでひとりでに徐々にひびが入り始め、容易には
がすことができる。従って、生成物は、ドクターブレー
ド9の助けにより難なくベルトの端からはずれ、梱包の
ための準備ができる。
【0036】得られるパラホルムアルデヒドは、1〜1
0cm2の面積及び1〜4mmの厚さを有する硬いプレ
ートの面を有する。ステンレス鋼ベルトの端における生
成物の温度は、25〜35℃である。
【0037】該生成物は、コンベアーベルト10から貯
蔵サイロ(storage silo)11に運ばれ、そこから直接
袋詰機(bagging machine) 12において梱包され市場に
出されてもよく、又は異なるサイズのパラホルムアルデ
ヒドの他の品質が要求されるなら、好適な粉砕機13に
進められなければならない。
【0038】
【実施例】
実施例1 83℃に保たれた80.4%ホルムアルデヒド溶液48
0kg/h及び10%水酸化ナトリウム水溶液1.5 l/
hが、容量150mlの直通 (straight-through) ミキ
サーに加えられた。放出される混合物は、200m/h
の速さで動いている長さ10m、幅1mのステンレス鋼
ベルト上に拡がった。ベルトの、長さ3mの第1領域の
末端において温度は72℃(±2℃)以上という操作で
あった。ベルトの、長さ2mの第2領域の末端において
温度は55℃(±2℃)、残りの長さ5mの第3領域
は、室温で水によって冷却され、生成物はベルトの末端
を28で通り抜けるという操作であった。ここから貯蔵
サイロまで生成物はコンベアーベルト10に積まれ、そ
こで直接荷造りされてもよいし、または要求されるサイ
ズに粉砕するためにミルに運ばれてもよい。
【0039】実施例2 85℃に保たれた83.5%ホルムアルデヒド溶液32
0kg/h及びn−プロピルアミン124g/lを含む水
溶液2.2 l/hが、容量120mlの直通ミキサーに加
えられた。放出される混合物は、120m/hの速さで
動いている長さ10m、幅1mのステンレス鋼ベルト上
に拡がった。ベルトの、長さ5mの第1領域の末端にお
いて温度は84℃(±2℃)以上、残りの長さ5mの第
2領域おいて室温で水によって冷却され、生成物はベル
トの末端を26℃で通り抜けるという操作であった。こ
こから貯蔵サイロまで生成物はコンベアーベルト10に
積まれ、そこで直接荷造りされてもよいし、または要求
されるサイズに粉砕するためにミルに運ばれてもよい。
【0040】実施例3 85℃に保たれた82.8%ホルムアルデヒド溶液48
0kg/h及び22%ジイソプロピルアミン水溶液1.8
l/hが、容量150mlの直通ミキサーに加えられ
た。放出される混合物は、120m/hの速さで動いて
いる長さ10m、幅1mのステンレス鋼ベルト上に拡が
った。ベルトの長さ5mの第1領域の末端において温度
は78℃(±2℃)以上であり、残りの長さ5mの第2
領域の末端において室温で水によって冷却され、よって
生成物はベルトの末端を26℃で通り抜けるという操作
であった。ここから貯蔵サイロまで生成物はコンベアー
ベルト10に積まれ、そこで直接荷造りされてもよい
し、または要求されるサイズに粉砕するためにミルに運
ばれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の方法の概要の配置図を示す。
【符号の説明】
1 ライン 2 ミキサー 3 ライン 4 ディストリビューター 5 ステンレス鋼ベルト 6 第1領域 7 第2領域 8 ライン 9 ドクターブレード 10 コンベアーベルト 11 貯蔵サイロ 12 袋詰機 13 粉砕機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 C07C 47/04 9049−4H

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラホルムアルデヒドの製造方法、特に
    80〜89重量%の純度のパラホルムアルデヒドの連続
    的製造方法であり、以下の工程を包含する方法:得られ
    るパラホルムアルデヒドの純度と実質上同じ濃度のホル
    ムアルデヒド溶液を調製する工程;前記溶液を80℃〜
    100℃の温度に加熱する工程;前記加熱された溶液
    を、第1の加熱ゾーン群から第2の冷却ゾーン群まで移
    動する金属コンベアーベルトに注下する工程;ただし前
    記注下が前記の第1ゾーン群の1つで行われる。
  2. 【請求項2】 前記ホルムアルデヒド溶液が、ミキサー
    に加えられ、続いて触媒が加えられ、前記ホルムアルデ
    ヒド溶液及び前記触媒を、均一化された混合物が得られ
    るまで80℃〜100℃の温度で混合し、前記温度範囲
    を保ちながら、均一化された混合物が、前記金属ベルト
    コンベアーの第1ゾーン群上に注下される請求項1に記
    載の方法
  3. 【請求項3】 前記触媒が、強塩基性水酸化物である請
    求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記触媒が、10.4〜11.3の範囲の
    pKaを有する請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記アミンが、メチルアミン、エチルア
    ミン、n−プロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブ
    チルアミン及び第3級ブチルアミンから成る群から選択
    された第1級アミンである請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記アミンが、ジメチルアミン、ジエチ
    ルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ジイソプロピルア
    ミン及びジブチルアミンから成る群から選択された第2
    級アミンである請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記アミンが、トリエチルアミン及びト
    リエタノールアミンから成る群から選択された第3級ア
    ミンである請求項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記均一化された混合物におけるアミン
    濃度が、6.0〜20.0meq/kgの範囲にある請求
    項4〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記均一化された混合物におけるアミン
    濃度が、約9.5meq/kgである請求項8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記第1ゾーン群が、70〜90℃の
    温度範囲に保たれる請求項1〜9のいずれかに記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 第2のゾーン群が、25〜35℃の温
    度範囲に保たれる請求項1〜10のいずれかに記載の方
    法。
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ES9402512 1994-12-09

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