JPH08164177A - 水位検知機能を有する浴槽システム - Google Patents

水位検知機能を有する浴槽システム

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JPH08164177A
JPH08164177A JP30797594A JP30797594A JPH08164177A JP H08164177 A JPH08164177 A JP H08164177A JP 30797594 A JP30797594 A JP 30797594A JP 30797594 A JP30797594 A JP 30797594A JP H08164177 A JPH08164177 A JP H08164177A
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water
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bathtub
level detecting
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JP30797594A
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Mitsuaki Hashida
光明 橋田
Hiroshi Kanamaru
宏 金丸
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】循環流路に複数の機能部ユニットを設けた浴槽
システムであって、いかなる運転態様においても水位を
正確に検出できる浴槽システムである。 【構成】始端と終端とをそれぞれ浴槽本体の吸込口と吐
出口とに接続する循環流路の中途に、それぞれ異なった
機能を有する複数の機能部ユニットを設け、かつ、機能
部ユニットの一つに水位検知手段を設けた水位検知機能
を有する浴槽システムにおいて、水位検知手段を設けた
上記した一機能部ユニットと浴槽本体とを、浴槽水の水
位のみによる圧力変化を水位検知手段に伝達するととも
に、他の機能部ユニットの運転による浴湯流の圧力変動
は水位検知手段に伝達しない水位検知流路によって連通
連結している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、循環流路に複数の機能
部ユニットを設けた浴槽システムであって、いかなる運
転態様においても水位を正確に検出できる浴槽システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴槽の使い勝手や快適性を向上す
るために、それぞれ異なった機能を有する複数の機能部
ユニットを浴槽に付帯させた浴槽システムとして各種形
態のものが開発されており、例えば、図12及び図14に示
す浴槽システムS1がある。
【0003】図示するように、浴槽システムS1は、浴槽
本体100 の側壁に設けた吸込口101と吐出口102 とを、
それぞれ、吸込配管103 と吐出配管104 を介して気泡発
生装置 (浄化・殺菌・保温装置等でもよい)105内に設け
たポンプPの吸込口と吐出口とに接続して循環流路106
を形成している。
【0004】また、同浴槽システムS1は、浴槽本体100
の側壁に設けた吸込口107 と吐出口108 とを、それぞ
れ、吸込配管109 と吐出配管110 を介して給湯機111 内
に設けたポンプPの吸込口と吐出口とに接続して、上記
した循環流路106 とは独立した循環流路112 を形成して
いる。同浴槽システムS1は、さらに、給湯機111 のポン
プの吸込口側に水位検知手段113 を取付けている。
【0005】かかる構成によって、図12に示すように気
泡発生装置105 が運転していない場合、及び、図14に示
すように気泡発生装置105 が運転している場合のいずれ
においても、図13及び図15に示すように、水位検知手段
113 は、浴槽本体100 内の浴湯の水位のみによる圧力変
化を受け、気泡発生装置105 のポンプPの作動による浴
湯流の圧力変動は受けることがないので、浴湯水位を正
確に検知することができる。即ち、浴湯水位が低下した
場合、水位検知手段113 によって、正確に、同浴湯水位
の低下を検出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した浴槽
システムS1は、未だ、以下の解決すべき課題を有してい
た。
【0007】即ち、浴槽システムS1は、浴槽本体100
に、吸込口101 と吐出口102 の他、吸込口107 と吐出口
108 とを設けるため、全部で4個所に開口を設ける必要
があるが、かかる作業は、浴槽本体100 の外観を損なう
とともに、強度を低下し、さらに、配管工事を含めた施
工性も悪いものとしていた。
【0008】なお、このような浴槽システムS1における
問題点を解決するものとして、図16及び図18に示す形態
の浴槽システムS2が考えられる。
【0009】この浴槽システムS2は、浴槽本体200 の側
壁に設けた吸込口201 と吐出口202とに、それぞれ、循
環流路203 の始端と終端とをそれぞれ接続し、同循環流
路203 に、給湯機204 と気泡発生装置 (浄化・殺菌・保
温装置でもよい)205とを並列状態に接続したことを特徴
とする。即ち、給湯機204 に設けたポンプPは、その吸
込口と吐出口とを、それぞれ吸込配管206 と吐出配管20
7 によって循環流路203 に接続するとともに、気泡発生
装置205 に設けたポンプPは、その吸込口と吐出口と
を、それぞれ、吸込配管208 と吐出配管209 によって循
環流路203 に接続している。同浴槽システムS2は、さら
に、給湯機204 のポンプPの吸込口側に水位検知手段21
0 を取付けている。
【0010】また、循環流路203 の始端側、循環流路20
3 に接続する給湯機204 の吸込配管206 と吐出配管207
の分岐部間、及び、気泡発生装置205 の吸込配管208 に
は、それぞれ、逆止弁211,212,213 が取付けられてい
る。
【0011】かかる構成によって、浴槽システムS2は、
浴槽本体200 に、吸込口201 と吐出口202 のみ設ければ
よいので、全部で浴槽本体200 の2個所に開口を設けれ
ばよく、浴槽本体200 の外観を損なうことなく、かつ強
度低下も防止でき、さらに、配管工事を含めた施工性も
向上できる。
【0012】また、図16に示すように、浴槽システムS2
において気泡発生装置205 を運転しない状態では、図17
に示すように、循環流路203 及び吸込配管206 を介し
て、水位検知手段210 は浴湯水位の低下を正確に検知す
ることができる。
【0013】しかし、図18に示すように、浴槽システム
S2において、気泡発生装置205 を運転した場合は、水位
検知手段210 が気泡発生装置205 のポンプPによる浴湯
流の圧力を受けるので、浴湯水位の低下を検出できなく
なる。
【0014】本発明は、上記した課題を解決することが
でき、循環流路に複数の機能部ユニットを設けた浴槽シ
ステムであって、いかなる運転態様においても水位を正
確に検出できる浴槽システムに関する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、始端と終端と
をそれぞれ浴槽本体の吸込口と吐出口とに接続する循環
流路の中途に、それぞれ異なった機能を有する複数の機
能部ユニットを設け、かつ、機能部ユニットの一つに水
位検知手段を設けた水位検知機能を有する浴槽システム
において、水位検知手段を設けた上記した一機能部ユニ
ットと浴槽本体とを、浴槽水の水位のみによる圧力変化
を水位検知手段に伝達するとともに、他の機能部ユニッ
トの運転による浴湯流の圧力変動は水位検知手段に伝達
しない水位検知流路によって、連通連結したことを特徴
とする水位検知機能を有する浴槽システムに係るもので
ある。
【0016】本発明は、また、イ) 浴槽本体に複数の吐
出口を設けるとともに、同吐出口にそれぞれ吐出配管を
接続し、いずれかの吐出配管を一機能部ユニットに連通
連結する水位検知流路としても用いること、ロ) 一機能
部ユニットは給湯機であり、他の機能部ユニットは気泡
発生装置や浄化・殺菌・保温装置であることにも構成上
の特徴を有する。
【0017】
【実施例】以下、添付図 (図1〜図11) に示す実施例を
参照して本発明に係る水位検知機能を有する浴槽システ
ムSの具体的構成を説明する。
【0018】(実施例1)図1〜図7に示すように、本実
施例は、浴槽システムSを、三つの機能部ユニット、即
ち、気泡発生装置U1と、給湯機U2と、浄化・殺菌・保温
装置U3とを、循環流路Cに配置して構成した場合であ
る。
【0019】まず、浴槽本体10に接続される循環流路に
ついて説明すると、かかる循環流路は、図1に示すよう
に、白抜矢印で示される気泡発生流路C1と、実線矢印で
示される給湯流路C2と、点線矢印で示される浄化・殺菌
・保温流路C3とから構成される。
【0020】ここに、気泡発生流路C1は、始端を浴槽本
体10の吸込口11に接続した吸込配管12の終端を気泡発生
装置U1内に配設したポンプP1の吸込口13に接続するとと
もに、始端を同ポンプP1の吐出口14に接続した吐出配管
15の終端を分岐吐出配管16,17の始端に接続するととも
に、両分岐吐出配管16,17 の終端を、浴槽本体10の背側
吐出口18と足側吐出口19にそれぞれ接続することによっ
て構成している。
【0021】また、図示しないが、背側吐出口18と足側
吐出口19とには、それぞれ、エジェクタ効果を利用して
空気を噴出浴湯中に混入するための空気吸込配管が接続
されている。
【0022】さらに、分岐吐出配管16,17 は、その始端
近傍に、それぞれ、開閉弁20,21 を取付けている。
【0023】次に、給湯流路C2は、浴槽本体10から給湯
機U2内に配設したポンプP2までの吸込配管を、上記した
気泡発生流路C1の吸込配管12と、吐出配管15と、足側の
分岐吐出配管17と、始端を同分岐吐出配管17に接続する
とともに、終端をポンプP2の吸込口22に接続した給湯用
吸込配管22a とから構成するとともに、その吐出配管
を、始端をポンプP2の吐出口23に接続するとともに、そ
の終端を気泡発生流路C1の足側分岐吐出配管17の終端に
接続した給湯用吐出配管24から構成している。
【0024】給湯流路C2をこのように形成することによ
って、本実施例では、給湯機U2を気泡発生装置U1と実質
的に直列に接続することができる。
【0025】また、給湯機U2は、そのポンプP2の吸込口
22の近傍において、給湯用吸込配管22a に、浴槽本体10
内の浴湯の水位を検知するための水位検知手段としての
水位検知センサDを取付けている。
【0026】さらに、給湯流路C2は、給湯用吸込配管22
a の終端に給水配管24a の終端を接続しており、同給水
配管24a はその中途に開閉弁24b を取付けている。
【0027】なお、図示しないが、給湯機U2は、給湯機
ケーシング内に、ポンプP2や水位検知センサDのみなら
ず、バーナー装置や熱交換器を具備するものである。
【0028】次に、浄化・殺菌・保温流路C3は、浴槽本
体10から浄化・殺菌・保温装置U3内に配設したポンプP3
までの吸込配管を、上記した気泡発生流路C1の吸込配管
12と、始端を吸込配管12の中途を接続するとともに、終
端をポンプP3の吸込口25に接続した浄化・殺菌・保温用
吸込配管26とから構成するとともに、その吐出配管を、
始端をポンプP3の吐出口27に接続するとともに、その終
端を気泡発生流路C1の足側分岐吐出配管17の終端に接続
した浄化・殺菌・保温用吐出配管28から構成している。
【0029】浄化・殺菌・保温流路C3をこのように形成
することによって、本実施例では、浄化・殺菌・保温装
置U3を気泡発生装置U1と実質的に並列に接続することが
できる。
【0030】なお、図示しないが、浄化・殺菌・保温装
置U3は、そのケーシング内に、ポンプP3のみならず、浄
化装置や、加熱装置や、紫外線殺菌装置を具備するもの
である。
【0031】また、本実施例では、始端を気泡発生流路
C1の吸込配管12の終端側に接続するとともに、終端を給
湯用吸込配管22a の中途に接続した給湯用バイパス配管
29を設けている。 従って、給湯流路C2における、浴槽
本体10から給湯機U2内に配設したポンプP2までの吸込配
管を、気泡発生流路C1の吸込配管12→給湯用パイパス配
管29→給湯用吸込配管22a から構成することもできる。
【0032】この場合、給湯機U2と気泡発生装置U1とは
並列に接続されることになる。
【0033】さらに、本実施例では、上記した循環流路
Cに、図1に示すように、複数の逆止弁V1〜V4を設けて
いる。
【0034】第1逆止弁V1は、気泡発生流路C1の吸込配
管12上であって、給湯用バイパス配管29が分岐する分岐
部30の上流側をなす個所に設けられている。
【0035】第2逆止弁V2は、足側分岐吐出配管17上で
あって、給湯用吸込配管22a が分岐する分岐部31と、給
湯用吐出配管24が足側分岐吐出配管17に接続される接続
部32との間をなす個所に設けられている。
【0036】第3逆止弁V3は、浄化・殺菌・保温吸込配
管26の中途に設けられている。
【0037】第4逆止弁V4は、給湯用バイパス配管29の
中途に設けられている。
【0038】従って、所望の機能部ユニットU1〜U3のポ
ンプP1〜P3を、任意の組み合わせで作動させた場合、従
来の浴槽システムとは異なり、全ての機能部ユニットU1
〜U3を、それぞれの機能に干渉することなく、円滑に作
動させることができる。
【0039】本実施例では、上記した構成を有する浴槽
システムSにおいて、水位検知センサDを設けた給湯機
U2と浴槽本体10とを、浴槽水の水位のみによる圧力変化
を水位検知センサDに伝達するとともに、他の機能部ユ
ニットである気泡発生装置U1や浄化・殺菌・保温装置U3
の運転による浴湯流の圧力変動は水位検知センサDに伝
達しない水位検知流路によって、連通連結したことを特
徴とする。
【0040】以下、図2〜図7を参照して具体的に説明
する。
【0041】図2は、気泡発生装置U1, 給湯機U2及び浄
化・殺菌・保温装置U3のいずれも運転してない場合であ
り、この場合、二つの系統の水位検知流路が形成される
ことになる。
【0042】即ち、一方の水位検知流路は、気泡発生流
路C1の吸込配管12→給湯用バイパス配管29→給湯用吸込
配管22a を介して水位検知センサDに連絡する流路であ
り、他方の水位検知流路は、背側吐出口18→背側分岐吐
出配管16→足側分岐吐出配管17→給湯用吸込配管22a を
介して水位検知センサDに連絡する流路である。
【0043】この場合、気泡発生装置U1, 給湯機U2及び
浄化・殺菌・保温装置U3のいずれも運転していないの
で、水位検知センサDは、上記した二つの水位検知流路
を通して、図3に示すように、確実かつ正確に浴槽本体
10内の浴湯の水位の変動ないし低下を検知することがで
きる。
【0044】図4は、気泡発生装置U1と給湯機U2とは運
転せず、浄化・殺菌・保温装置U3のみを運転する場合で
あり、この場合、一つの系統の水位検知流路が形成され
ることになる。
【0045】即ち、水位検知流路は、背側吐出口18→背
側分岐吐出配管16→足側分岐吐出配管17→給湯用吸込配
管22a を介して水位検知センサDに連絡する流路であ
る。
【0046】この場合、浄化・殺菌・保温装置U3のポン
プの駆動によって、浄化・殺菌・保温流路C3を通して浴
湯が長時間 (約1ケ月程度) 流動することになるが、上
記した水位検知流路は、この浴湯の流動によって何ら影
響を受けないので、図5に示すように、水位検知センサ
Dは、確実かつ正確に浴槽本体10内の浴湯の水位の変動
ないし低下を検知することができる。
【0047】図6は、給湯機U2と浄化・殺菌・保温装置
U3は運転せず、気泡発生装置U1のみを運転する場合であ
り、この場合、水位検知流路は形成されない。
【0048】即ち、気泡発生装置U1のポンプの駆動によ
って、気泡発生流路C1を通して浴湯が流動することにな
るので、水位検知センサDも、上記浴湯の流動による圧
力変動の影響を受けることになるからである。
【0049】しかし、この場合であっても、図7に示す
ように、通常、気泡発生装置U1の運転時間は一人当たり
10〜15分と短時間であり、その間のみ水位検知が不能で
あっても、その後、気泡発生装置U1の運転停止と同時
に、水位検知流路が、図2又は図4に示すように形成さ
れることになり、図7に示すように、水位検知センサD
は、確実かつ正確に浴槽本体10内の浴湯の水位の変動な
いし低下を検知することができる。
【0050】さらに、本実施例において、浴槽システム
Sは、浴槽本体10に、吸込口11と吐出口18,19 のみ設け
ればよいので、全部で浴槽本体10の3個所 (吐出口を1
個所とした場合は2個所) に開口を設ければよく、浴槽
システムSの外観を損なうことなく、かつ強度低下も防
止でき、さらに、配管工事を含めた施工性も著しく向上
できる。
【0051】(実施例2)本実施例は、浴槽本体50に接続
した循環流路51に、別途、バイパス流路からなる水位検
知流路を付加した浴槽システムSに係るものである。
【0052】図8及び図10に示すように、浴槽システム
Sは、浴槽本体50の側壁に設けた吸込口51と吐出口52と
に、それぞれ、循環流路53の始端と終端とをそれぞれ接
続し、同循環流路53に、気泡発生装置U1( 浄化・殺菌・
保温装置U3でもよい) と給湯機U2とを並列状態に接続し
ている。
【0053】即ち、給湯機U2に設けたポンプP2は、その
吸込口と吐出口とを、それぞれ吸込配管54と吐出配管55
によって循環流路53に接続するとともに、気泡発生装置
U1に設けたポンプP1は、その吸込口と吐出口とを、それ
ぞれ、吸込配管56と吐出配管57によって循環流路53に接
続している。同浴槽システムSは、さらに、給湯機U2
ポンプP2の吸込口側に、水位検知手段としての水位検知
センサDを取付けている。
【0054】また、循環流路53の始端側、循環流路53に
接続した給湯機U2の吸込配管54と吐出配管55の分岐部5
8, 59間、及び、気泡発生装置U1の吸込配管56には、そ
れぞれ、逆止弁60,61,61a が取付けられている。
【0055】さらに、本実施例では、上記した循環流路
53に加えて、水位検知流路として機能するバイパス流路
62を別途設けており、かかるバイパス流路62は、その始
端を浴槽本体50の水位検知用開口63に接続するととも
に、その終端を循環流路53に接続した給湯機U2の吸込配
管54の分岐部58に接続している。
【0056】かかる構成を有する浴槽システムSにおい
て、図8に示すような運転状態、即ち、気泡発生装置U1
と給湯機U2がともに運転していない状態では、二つの系
統の水位検知流路が形成されることになる。
【0057】即ち、一方の水位検知流路は、循環流路53
→給湯機U2の吸込配管54を介して水位検知センサDに連
絡する流路であり、他方の水位検知流路は、バイパス流
路62→給湯機U2の吸込配管54を介して水位検知センサD
に連絡する流路である。
【0058】この場合、気泡発生装置U1と給湯機U2のい
ずれも運転していないので、水位検知センサDは、上記
した二つの水位検知流路を通して、図9に示すように、
確実かつ正確に浴槽本体50内の浴湯の水位の変動ないし
低下を検知することができることになる。
【0059】また、図10に示すような運転状態、即ち、
気泡発生装置U1のみを運転し、給湯機U1を運転していな
い状態では、一つの水位検知流路が形成されることにな
る。
【0060】即ち、水位検知流路は、バイパス流路62→
給湯機U2の吸込配管54を介して水位検知センサDに連絡
する流路から形成されることになる。
【0061】水位検知流路は、直径12 mm 以上あること
が望ましく、直径15 mm 以上であればさらに好ましい。
【0062】この場合、気泡発生装置U1のポンプP1の駆
動によって、浴槽本体50→循環流路53→吸込配管56→気
泡発生装置U1→吐出配管57→循環流路53→浴槽本体を通
して浴湯が流動することになるが、上記した水位検知流
路を形成するバイパス流路62は、この浴湯の流動によっ
て何ら影響を受けないので、図11に示すように、水位検
知センサDは、確実かつ正確に浴槽本体50内の浴湯の水
位の変動ないし低下を検知することができる。
【0063】さらに、本実施例において、浴槽システム
Sは、浴槽本体50に、吸込口51と吐出口52と水位検知用
開口63のみ設ければよいので、全部で浴槽本体10の3個
所に開口を設ければよく、浴槽システムSの外観を損な
うことなく、かつ強度低下も防止でき、さらに、配管工
事を含めた施工性も著しく向上できる。
【0064】
【発明の効果】この発明によれば次のような効果を有す
る。
【0065】始端と終端とをそれぞれ浴槽本体の吸込
口と吐出口とに接続する循環流路の中途に、それぞれ異
なった機能を有する複数の機能部ユニットを設け、か
つ、機能部ユニットの一つに水位検知手段を設けた水位
検知機能を有する浴槽システムにおいて、水位検知手段
を設けた上記した一機能部ユニットと浴槽本体とを、浴
槽水の水位のみによる圧力変化を水位検知手段に伝達す
るとともに、他の機能部ユニットの運転による浴湯流の
圧力変動は水位検知手段に伝達しない水位検知流路によ
って連通連結している。
【0066】従って、他の機能部ユニットの運転によっ
て浴湯が流動しても、水位検出手段はこの浴湯の流動に
よって何ら影響を受けないので、水位検知手段は、確実
かつ正確に浴槽本体内の浴湯の水位の変動ないし低下を
検知することができる。
【0067】さらに、浴槽システムは、浴槽本体に、吸
込口と吐出口と水位検知用開口のみ設ければよいので、
浴槽本体に設ける開口の数を可及的に少なくすることが
でき、浴槽システムの外観を損なうことなく、かつ強度
低下も防止でき、さらに、配管工事を含めた施工性も著
しく向上できる。
【0068】また、水位検知流路を浴槽システムの循
環流路の一部によって形成することとした場合は、さら
に、浴槽本体に設ける開口の数を少なくすることがで
き、浴槽システムの外観の向上、強度低下の防止、及
び、配管工事を含めた施工性の向上をさらに促進するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る水位検知機能を有する
浴槽システムの概念的平面図である。
【図2】同浴槽システムの運転態様を説明する図であ
る。
【図3】図2における運転態様を説明するグラフであ
る。
【図4】同浴槽システムの運転態様を説明する図であ
る。
【図5】図4における運転態様を説明するグラフであ
る。
【図6】同浴槽システムの運転態様を説明する図であ
る。
【図7】図6における運転態様を説明するグラフであ
る。
【図8】実施例2に係る水位検知機能を有する浴槽シス
テムの運転態様を説明する図である。
【図9】図8における運転態様を説明するグラフであ
る。
【図10】同浴槽システムの運転態様を説明する図であ
る。
【図11】図10における運転態様を説明するグラフであ
る。
【図12】従来の水位検知機能を有する浴槽システムの
運転態様を説明する図である。
【図13】同運転態様説明を説明するグラフである。
【図14】同浴槽システムの運転態様を説明する図であ
る。
【図15】同運転態様を説明するグラフである。
【図16】同浴槽システムの運転態様を説明する図であ
る。
【図17】同運転態様を説明するグラフである。
【図18】同浴槽システムの運転態様を説明する図であ
る。
【図19】同運転態様を説明するグラフである。
【符号の説明】
D 水位検知センサ S 浴槽システム U1 気泡発生装置 U2 給湯機 U3 浄化・殺菌・保温装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】始端と終端とをそれぞれ浴槽本体の吸込口
    と吐出口とに接続する循環流路の中途に、それぞれ異な
    った機能を有する複数の機能部ユニットを設け、かつ、
    機能部ユニットの一つに水位検知手段を設けた水位検知
    機能を有する浴槽システムにおいて、 水位検知手段を設けた上記した一機能部ユニットと浴槽
    本体とを、浴槽水の水位のみによる圧力変化を水位検知
    手段に伝達するとともに、他の機能部ユニットの運転に
    よる浴湯流の圧力変動は水位検知手段に伝達しない水位
    検知流路によって、連通連結したことを特徴とする水位
    検知機能を有する浴槽システム。
  2. 【請求項2】浴槽本体に複数の吐出口を設けるととも
    に、同吐出口にそれぞれ吐出配管を接続し、いずれかの
    吐出配管を一機能部ユニットに連通連結する水位検知流
    路としても用いることを特徴とする水位検知機能を有す
    る浴槽システム。
  3. 【請求項3】一機能部ユニットは給湯機であり、他の機
    能部ユニットは気泡発生装置や浄化・殺菌・保温装置で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の水位検知機
    能を有する浴槽システム。
JP30797594A 1994-12-12 1994-12-12 水位検知機能を有する浴槽システム Pending JPH08164177A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000024070A (ja) * 1998-07-16 2000-01-25 Sakai Medical Co Ltd 浴 槽
JP2019181460A (ja) * 2018-04-10 2019-10-24 リンナイ株式会社 微細気泡発生装置

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JP2000024070A (ja) * 1998-07-16 2000-01-25 Sakai Medical Co Ltd 浴 槽
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