JP3854202B2 - 湯張り回路付き給湯装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、風呂の湯張りや追い焚き及び給湯を行える湯張り回路付き給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種のものに於いては、例えば特公平8−6967号公報に開示されているように、湯張り回路に2つの逆止弁を備えたことで、断水等で給水側が負圧となっても浴槽水が湯張り回路及び給湯回路を介して、水道管へ逆流することを確実に阻止するようにしているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この従来のものでは、2つの逆止弁がごみ詰まり等で閉止状態が維持できなくなり、この時たまたま湯張り作動中で断水が発生した場合には、2つの逆止弁を備えていても浴槽水が水道管へ逆流してしまう不具合を有し、又近年逆流に対する関心が高まり、性能試験に於いても、逆止弁を開成して行われるので、湯張り回路以外に何らかの逆止装置を設ける必要が生じているものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明はこの点に着目し、上記欠点を解決するため、特にその構成を、接続した水道管から給水された水道水を給湯用熱交換器にて加熱し適宜給湯する給湯回路と、風呂用熱交換器にて浴槽水の追い焚きを行う風呂回路と、前記給湯回路と風呂回路とを結ぶ湯張り回路とを備え、給湯回路からの給湯を湯張り回路を介して浴槽に湯張りするものに於いて、前記湯張り回路には風呂回路側からの逆流を防止する逆止弁を少なくとも一つ備えると共に、前記水道管が接続する器具本体外の給水配管接続口には、通常時はバネ圧に勝る給水圧で押圧されて水道管と給水管を連通すると共に、排水口を閉塞し、断水等の負圧時にはバネ圧によって水道管側を閉塞すると共に、給水管と排水口とを連通するようにした弁体で構成した逆流水排水装置を一体に備えたものである。
【0005】
これにより、湯張り回路の逆止弁が開成状態で、断水が発生して給水側が負圧となった時には、給水配管接続口の逆流水排水装置が、負圧及びバネ圧によって第一弁体が水道管側を閉じると共に、逆側の排水管と給水管とを連通させるので、逆流して来た浴槽水は水道管へ逆流することなく、排水されるものであり、浴槽水の水道管への逆流は確実に阻止され安心して使用できるものであり、又この逆流水排水装置は給湯回路の何処に付けても良いものであるが、器具本体内であると場所を取ると共に、排水の始末に困るので、器具本体外で別部品で構成された給水配管接続口に備えることで、場所の心配が無く器具を大型にせずに済み、又器具外であるので排水の始末も容易であると言う効果を有するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次にこの発明に係る湯張り回路付き給湯装置を図面に示された一実施例で説明する。
1は湯張り回路付き給湯装置の本体で、給湯用熱交換器2及び風呂用熱交換器3とからなる熱交換器4が設けられている。
【0007】
5は前記熱交換器4の下部に備えられた燃焼部で、石油気化式のバーナ6に送風機(図示せず)により燃焼用空気を送風すると共に、燃料ポンプ(図示せず)により燃油を供給することにより燃焼を行うものである。
【0008】
7は給水配管接続口8に接続した給水管9から給湯用熱交換器2を経て給湯管10を介して給湯配管接続口11に至る給湯回路で、水道管12に直結している給水配管接続口8から給水された水道水を給湯フローセンサ13により空焚き防止のため通水検知し、給水サーミスタ14にてその温度を検知し、給湯用熱交換器2にて熱交換した後、設定温度になるようにミキシング弁15にて給水管9を流れる給水の一部を混合し、給湯サーミスタ16で出湯水の温度を検知して、給湯管10から給湯配管接続口11に接続されている水栓(図示せず)に向けて出湯するもので、更にミキシング弁15の下流側には断続して給湯した場合の湯温ムラを防ぐための水比例弁17を設けたものである。
【0009】
18は浴槽19から往管20を通り、風呂用熱交換器3を経て復管21を通って再び浴槽19に至る風呂回路で、浴槽19から往管20を通って風呂用熱交換器3に流入する浴槽水の温度を検知する風呂サーミスタ22及び浴槽19内の水位を検出する水位センサ23と、往管20と風呂用熱交換器3との間に位置して風呂回路18内に浴槽水を循環させる循環ポンプ24と、風呂用熱交換器3と復管21との間に位置して、空焚き防止のため浴槽水の水流を検知する流水スイッチ25とを備えたものである。
【0010】
26は一端を給湯配管接続口11と給湯サーミスタ16との間の給湯管10と接続し、他端を三方弁27を介してから往管20を通り、風呂用熱交換器3を経て復管21を通って再び浴槽19に循環ポンプ24と風呂用熱交換器3との間の風呂回路18と接続した湯張り回路で、給湯回路7と湯張り回路26との開通及び不通は電磁弁28の開閉により行い、風呂回路18と湯張り回路26との開通及び不通は三方弁27の動作により行い、給湯回路7から供給されたお湯を湯張りフローセンサ29により通水量を検知して所定量検知で電磁弁28を閉成して湯張り停止するものであり、更にこの湯張り回路26には直列に2つの逆止弁30、31とが設けられ風呂回路18からの浴槽水が給湯回路7を介して水道管12に逆流するのを防止しているものである。
【0011】
32は給水配管接続口8と一体に形成された逆流水排水装置で、水道管12と給水管9との連通の開閉を行う第一弁体33と、該第一弁体33との間には常時離反する方向への第一バネ部材34のバネ圧を受けながら、給水管9と排水口35との連通の開閉を第一弁体33とは開閉が逆となるようにした第二弁体36と、常時第一弁体33を水道管12と給水管9の連通を遮断する方向にバネ圧を作用させる第二バネ部材37とから構成され、通常状態で水道管12からの給水がある時には、第二バネ部材37のバネ圧が給水圧に負けて第一弁体33は水道管12と給水管9とを連通し、逆に第一弁体36によって排水口35が閉塞され、更に断水等で水道管12が負圧となり給水が止まることで、第一弁体33が第二バネ部材37のバネ圧で水道管12と給水管9との連通が遮断されると共に、逆に第二弁体36によって給水管9と排水口35とが連通されるものである。
【0012】
次にこの一実施例の作動について説明する。
今リモコン(図示せず)の自動風呂スイッチ(図示せず)を押圧することで湯張りモ−ドとなり、湯張り回路27中の電磁弁29が開成すると共に三方弁27が該湯張り回路26と風呂回路18とを連通し、給湯回路7で加熱されミキシング弁15で設定温度にミシキングされた湯水を浴槽19に湯張りするものである。
【0013】
そして、この湯張り量を湯張りフロ−センサ29がカウントし、予め設定された所定量をカウントすることで、電磁弁28を閉成すると共に三方弁27を風呂回路18の循環方向に戻して、湯張りを停止するものである。
【0014】
更に循環ポンプ24を駆動して、浴槽19内の湯を風呂回路18を循環させ、燃焼部5の加熱で設定温度になるまで追い焚きを行って、最終的な湯張りモ−ドを終了するものである。
【0015】
次に水道が断水し水道管12が負圧となった場合には、通常時では湯張り回路26には少なくとも一つ逆止弁30が備えられており、ここでは直列の2つの逆止弁30、31が備えられているので、浴槽水が湯張り回路26を逆流することが阻止され、水道管12にまで浴槽水が逆流することはないものである。
【0016】
しかし、万一この断水時に逆止弁30、31共にごみ詰まりで開成状態だったとしても、この発明では、給水配管接続口8と一体に逆流水排水装置32が備えられているので、断水時の負圧と同時に、今まで給水圧で水道管12と給水管9とを連通していた第一弁体33が、第二バネ部材37のバネ圧でこの連通を遮断すると共に、逆に排水口35を閉成していた第二弁体36が開成して給水管9と排水口35とを連通させるので、湯張り回路26及び給湯回路7を逆流して来た浴槽水は、水道管12に流入することなく排水口35より器具本体外に放出されるものである。
【0017】
従って、湯張り回路26中の逆止弁30、31が機能しない場合でも、給水配管接続口8と鋳物で一体成形された逆流水排水装置32が最終的な安全装置と成り、浴槽水の水道管12への混入を確実に阻止することが出来て極めて安全であり、又配管部品で外枠に固定される給水配管接続口8と一体に設けたことで、枠体内に別部品として新規に追加して設ける必要がなく、器具のコンパクト化に支障をきたす心配もなく、しかも排水も器具外で行われるので、特別な処理や配置を工夫することもなく、極めて簡単な構成で済み安価に提供出来るものである。
【0018】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、給水配管接続口と一体成形された逆流水排水装置が断水による負圧時の最終的な安全装置と成り、浴槽水の水道管への混入を確実に阻止することが出来て極めて安全で安心して使用出来るものであり、又配管部品で外枠に固定される給水配管接続口と一体であるから、枠体内に別部品として新規に追加して設ける必要がなく、器具のコンパクト化に支障をきたす心配もなく大型化せず、しかも排水も器具外で行われるので、特別な処理や配置を工夫することもなく、極めて簡単な構成で済み安価に提供出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を付した湯張り回路付き給湯装置を示す全体構成図。
【図2】同給水配管接続口の通常時を示す断面図。
【図3】同給水配管接続口の断水時の状態を示す断面図。
【符号の説明】
2 給湯用熱交換器
3 風呂用熱交換器
7 給湯回路
8 給水配管接続口
12 水道管
18 風呂回路
19 浴槽
26 湯張り回路
30、31 逆止弁
32 逆流水排水装置
Claims (1)
- 接続した水道管から給水された水道水を給湯用熱交換器にて加熱し適宜給湯する給湯回路と、風呂用熱交換器にて浴槽水の追い焚きを行う風呂回路と、前記給湯回路と風呂回路とを結ぶ湯張り回路とを備え、給湯回路からの給湯を湯張り回路を介して浴槽に湯張りするものに於いて、前記湯張り回路には風呂回路側からの逆流を防止する逆止弁を少なくとも一つ備えると共に、前記水道管が接続する器具本体外の給水配管接続口には、通常時はバネ圧に勝る給水圧で押圧されて水道管と給水管を連通すると共に、排水口を閉塞し、断水等の負圧時にはバネ圧によって水道管側を閉塞すると共に、給水管と排水口とを連通するようにした弁体で構成した逆流水排水装置を一体に備えた事を特徴とする湯張り回路付き給湯装置。
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JP2002205276A JP3854202B2 (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | 湯張り回路付き給湯装置 |
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- 2002-07-15 JP JP2002205276A patent/JP3854202B2/ja not_active Expired - Fee Related
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