JP4000463B2 - 浴槽給湯装置、並びに、洗濯注水装置 - Google Patents

浴槽給湯装置、並びに、洗濯注水装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上水が流れる上水回路と、雑水が流れる雑水回路との間に逆流防止装置を設けた浴槽給湯装置、並びに、洗濯注水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の浴槽給湯装置や洗濯注水装置には、上水が流れ、給湯等に用いられる上水回路と、浴槽内の湯水のような雑水が流れる雑水回路とを具備したものがある。かかる構成を有する浴槽給湯装置や洗濯注水装置では、上水に雑水が混合してしまうのを防止すべく、雑水回路側から上水回路側に雑水が逆流するのを防止する必要があった。そのため、従来技術では、雑水回路と上水回路との間に、例えば下記の特許文献1や特許文献2に開示されているような逆流防止装置が設置されていた。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−103358号公報
【特許文献2】
特開2000−304144号公報
【0004】
逆流防止装置は、1次側および2次側の圧力を導入するための圧力導入部と、2次側の圧力導入部に連通したオーバーフロー口と、1次側と2次側との圧力差により作動するダイヤフラムやスプール等を具備している。逆流防止装置は、1次側の圧力が2次側の圧力よりも高い場合にオーバーフロー口を閉成し、1次側から2次側への水流を許す。また逆に、逆流防止装置は、2次側の圧力が1次側の圧力よりも高くなると、オーバーフロー口を開成して2次側を開成することにより、2次側の雑水が1次側に逆流するのを阻止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の浴槽給湯装置や洗濯注水装置では、使用者が留守にするなどして長期間にわたって使用しないと想定される場合に、配管内の湯水を排出する水抜きが行われる。冬季のように低温の環境下で湯水を排出した状態で放置すると、逆流防止装置の内部に残留している水分が凍結し、ごく希にオーバーフロー口が開成されたままの状態となってしまう場合がある。
【0006】
上記したように、逆流防止装置は、内部に残留した湯水の凍結によりオーバーフロー口を開成したままになってしまうことがある。この場合、浴槽給湯装置や洗濯注水装置を起動すべく電源が投入され、1次側の圧力導入部に水圧が作用しても、凍結によって逆流防止装置が作動せず、雑水側への上水の供給に伴って大量の漏水が発生してしまうという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、水抜き等により逆流防止装置に残留した湯水の凍結に起因する大量の漏水が起こらない浴槽給湯装置、並びに、洗濯注水装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した問題に鑑み提供される請求項1に記載の発明は、外部から上水を供給する給水配管と、当該給水配管を介して導入された上水を加熱する給湯回路と、前記給湯回路から上水を浴槽へ供給すると共に浴槽内の雑水を循環および加熱可能な浴槽循環回路と、逆流防止装置とを具備しており、当該逆流防止装置が、一次側および二次側の圧力を導入するための圧力導入部と、二次側の圧力導入部に連通したオーバーフロー口とを有し、一次側の圧力が二次側の圧力よりも高い場合にオーバーフロー口を閉成し、一次側から二次側への水流を許し、二次側の圧力が一次側の圧力よりも高くなると、オーバーフロー口を開成して二次側を開成することにより、二次側の雑水が一次側に逆流するのを阻止するものであり、前記逆流防止装置の一次側に給湯回路が配され、二次側に浴槽循環回路が配された浴槽給湯装置であって、当該浴槽給湯装置の電源を投入した後、逆流防止装置の内部に残留している水分が凍結し、オーバーフロー口が開成されたままの状態となってしまうことを想定し、逆流防止弁の凍結部分を解凍するのに必要な時間にわたって浴槽循環回路側への上水の供給を禁止する機能制限を行うことを特徴とする浴槽給湯装置である。
【0009】
本発明の浴槽給湯装置は、給湯回路と浴槽循環回路との間に、外部から供給される上水の給水圧によってオーバーフロー口を閉止すると共に、前記給水圧が低下した場合にオーバーフロー口を開成し、浴槽循環回路内を流れる雑水の逆流を防止する逆流防止装置を具備している。そのため、本発明の浴槽給湯装置では、浴槽および浴槽循環回路内の雑水が上水側に混入しない。
【0010】
水抜きの完了後に浴槽給湯装置への電源供給が断たれ、低温の環境下に放置されるなどすると、ごく希に逆流防止装置内に残留した湯水が凍結し、逆流防止装置がオーバーフロー口を開成したままの状態となる場合がある。この状態において浴槽給湯装置を起動させるべく電源を投入し、給水配管側あるいは給湯回路側から上水を供給すると、前記したようにオーバーフロー口において大量の漏出が発生するおそれがある。
【0011】
そこで、本発明の浴槽給湯装置では、電源の投入から所定時間にわたって浴槽循環回路側への上水の供給を禁止する機能制限が行われる。そのため、本発明の浴槽給湯装置は、逆流防止装置内に残留した湯水の凍結によってオーバーフロー口が開成された状態で起動されても、上水の供給が行われず漏水が発生しない。
【0012】
その一方で、本発明の浴槽給湯装置では、電源が投入されると、給水圧により上水が逆流防止装置の凍結部分またはその近傍に至る。そのため、本発明の浴槽給湯装置では、電源の投入時に逆流防止装置が内部に残留していた湯水の凍結によりオーバーフロー口を開成したままの状態となっていても、電源投入から所定時間が経過した頃、即ち機能制限が終了する頃には給水圧により凍結部分またはその近傍に至った上水によって逆流防止装置の凍結部分が解凍され、給水圧によってオーバーフロー口が閉成されている。従って、上記した構成によれば、浴槽給湯装置の電源投入時に、内部に残留した湯水の凍結により逆流防止装置がオーバーフロー口を開成したままの状態となっていても、これに伴う大量の水漏れを確実に防止することができる。またさらに、後記するように、逆流防止装置の近傍にヒータを配置する構成とすれば、逆流防止装置の凍結部分をより一層確実に解凍し、オーバーフロー口からの大量の水漏れをより一層確実に防止することができる。
【0013】
請求項に記載の発明は、外部から上水を供給する給水配管と、所定の汲み出し動作を行うことにより、浴槽内の雑水を洗濯機に注水する洗濯注水回路と、逆流防止装置とを具備しており、当該逆流防止装置が、一次側および二次側の圧力を導入するための圧力導入部と、二次側の圧力導入部に連通したオーバーフロー口とを有し、一次側の圧力が二次側の圧力よりも高い場合にオーバーフロー口を閉成し、一次側から二次側への水流を許し、二次側の圧力が一次側の圧力よりも高くなると、オーバーフロー口を開成して二次側を開成することにより、二次側の雑水が一次側に逆流するのを阻止するものであり、前記逆流 防止装置の一次側に給水配管が配され、二次側に洗濯注水回路が配された洗濯注水装置であって、当該洗濯注水装置の電源を投入した後、逆流防止装置の内部に残留している水分が凍結し、オーバーフロー口が開成されたままの状態となってしまうことを想定し、逆流防止弁の凍結部分を解凍するのに必要な時間にわたって前記給水配管側から洗濯注水回路側への上水の供給を禁止する機能制限を行うことを特徴とする洗濯注水装置である。
【0014】
本発明の洗濯注水装置には浴槽内の湯水を汲み出して洗濯機に注水する洗濯注水回路が設けられている。洗濯注水回路は、上記した浴槽循環回路と同様に雑水が流れる流水回路である。本発明の洗濯注水装置においては、雑水が流れる洗濯注水回路と、上水が流れる給水配管との間に逆流防止弁が設けられているため、給水配管内への雑水の混入が起こらない。
【0015】
また、本発明の洗濯注水装置においては、電源の投入から所定時間にわたって浴槽循環回路および洗濯注水回路側への上水の供給を禁止する機能制限が行われる。そのため、本発明の洗濯注水装置では、水抜き時等に逆流防止装置内に残留した湯水の凍結によりオーバーフロー口が開成されたままの状態で洗濯注水装置の電源が投入されても漏水を起こさない。
【0016】
またその一方で、本発明の洗濯注水装置では、機能制限中に給水圧によって上水が逆流防止装置の凍結部分またはその近傍に至る。そのため、本発明の洗濯注水装置では、電源投入時に水抜き等に伴って逆流防止装置内に残留した湯水の凍結によってオーバーフロー口が開成したままの状態であっても、機能制限が完了した頃には給水圧により凍結部分あるいはその近傍に至った上水により逆流防止装置の凍結部分が解凍され、給水圧によってオーバーフロー口が閉成されている。従って、上記した構成によれば、水抜き時等に内部に残った湯水の凍結によりオーバーフロー口が開成された状態において洗濯注水装置の電源が投入されても、大量の水漏れを起こすことなく洗濯注水装置を起動できる。また、後記するように、逆流防止装置の近傍にヒータを配置する構成とすれば、逆流防止装置の凍結部分をより一層確実に解凍し、オーバーフロー口からの大量の水漏れを確実に防止することができる。
【0017】
本発明において、「給水配管」とは外部から供給される上水又は上水を加熱して供給するものであり、例えば外部から上水を供給するための配管や、外部から供給された上水を加熱して給湯する給湯用の配管などを含むものである。
【0018】
また、上記した浴槽給湯装置あるいは洗濯注水装置は、逆流防止装置の近傍に、逆流防止装置の凍結を防止するヒータが設置されており、当該ヒータが、浴槽給湯装置への電源投入から所定時間だけ経過するか、ヒータ近傍の雰囲気温度が所定温度に達するまで作動することを特徴とするものであってもよい。(請求項2,
【0019】
かかる構成によれば、水抜き等により逆流防止装置内に残留し、凍結した湯水の解凍を確実に行うことができる。そのため、本発明によれば、逆流防止装置内に残留した湯水の凍結に伴う逆流防止装置の誤作動を防止し、オーバーフロー口における大量の水漏れを確実に防止することができる。
【0020】
また、上記した浴槽給湯装置あるいは洗濯注水装置は、電源投入時における外気温が所定温度以上である場合に機能制限を解除することを特徴とするものであってもよい。(請求項3,
【0021】
かかる構成によれば、電源投入時に既に外気温が所定温度以上であり、逆流防止装置の凍結が発生していないと想定される場合に機能制限を行わなくて済む。即ち、上記した構成によれば、外気温が高く、逆流防止装置の凍結に伴う漏水が発生しないと想定される場合に、機能制限を行わず直ちに次の動作へと移行することができる。
【0022】
上記した浴槽給湯装置あるいは洗濯注水装置は、逆流防止装置への入水が阻止された状態において、一次側の圧力導入部に作用する給水圧によって一次側の圧力導入部から逆流防止装置に侵入した上水により逆流防止装置の凍結部分が解凍されていくものであることを特徴とするものであってもよい。(請求項4,8)
【0023】
【発明の実施の形態】
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である浴槽給湯装置の配管系統図である。また、図2は、図1に示す浴槽給湯装置における制御フローを示すフローチャート図である。
【0024】
図1において、1は本実施形態の浴槽給湯装置である。浴槽給湯装置1は、落とし込み給湯及び他栓への給湯を行う給湯部2と、浴槽3内の湯を追い焚きする追焚き部5を持つ。
【0025】
給湯部2は、公知の給湯器と同様の構成であり、給湯用熱交換器10に接続される高温湯回路11と、給湯用熱交換器10をバイパスするバイパス回路12を持つ。そしてバイパス回路12を流れるバイパス水量をバイパス水量調節弁15によって調節し、高温湯回路11を流れる高温湯とバイパス回路12を流れる冷水を混合して湯の温度を調節する。また高温湯回路11とバイパス回路12との混合部分の下流側には水量調節弁18と温度センサー20が設けられており、温度センサー20によって検知された温度が前記したバイパス水量調節弁15等にフィードバックされると共に、水量調節弁18によって総水量が調節される。
【0026】
高温湯回路11には、水量センサー14と、温度センサー19が設けられ、高温湯の温度が80・C程度となる様に比例制御弁17の開度が調節され、燃料ガスの供給量が調整される。
【0027】
追焚き部5は、浴槽3と追い焚き用熱交換器21とに湯水を循環させる浴槽循環回路22を持つものである。即ち浴槽循環回路22は、追い焚き用熱交換器21側から浴槽3へ湯を送る往き側水路23と、浴槽3から追い焚き用熱交換器21側に湯を戻す戻り側水路24を持つ。そして戻り側水路24には、水位センサー25と、循環ポンプ26、水流スイッチ27及び湯温センサー28が設けられている。ここで水位センサー25は、浴槽3内の水位を検出するものであり、湯温センサー28は、浴槽内の水温を検知するものである。
【0028】
給湯部2と追焚き部5とは、落とし込み水路30によって接続されている。落とし込み水路30は、前記した給湯部2の温度センサー20が取付けられた部位の下流側から分岐されたものであり、追焚き部5の戻り側水路24に接続されている。また落とし込み水路30と戻り側水路24との接続部位には水量センサー33、注湯電磁弁32が接続され、さらにその下流には二つの逆止弁34,35が直列に設けられている。なお二つの逆止弁34,35は、いずれも給湯部2側から追焚き部5側に向かう水流を許し、逆を阻止する方向に取り付けられている。
【0029】
また逆止弁34,35の間には、逆流防止装置50が設けられている。逆流防止装置50には高温湯回路11の入水側から分岐された給水分岐管36が接続される検圧口51と、オーバーフロー口52が設けられている。
逆流防止装置50は、落とし込み水路30側の圧力、即ち検圧口51側(一次側)から作用する一次側圧力と、逆止弁35側(二次側)から作用する二次側圧力との圧力の差に基づいて作動するダイヤフラムを具備している。さらに具体的には、逆流防止装置50は、一次側圧力が二次側圧力よりも高い場合にオーバーフロー口52を閉成し、一次側と二次側を直接的に接続する。したがって検圧口51の一次側圧力が雑水回路側の圧力よりも高く、且つ注湯電磁弁32が開くと上水回路側たる一次側から雑水回路側たる二次側への水流を許す。
【0030】
逆に雑水回路たる二次側の圧力が上水回路たる一次側圧力よりも高くなると、オーバーフロー口52を開き、雑水回路たる二次側と上水回路たる一次側を強制的に遮断する。
【0031】
この様に逆流防止装置50は、落とし込み水路30を介して逆止弁34側から供給される湯の圧力、さらに具体的には給水分岐管36を介して検圧口51に作用する圧力が、雑水側たる逆止弁35より下流側の水圧よりも高い場合に逆止弁34側から逆止弁35側に向けて湯水を流す。逆に、逆流防止装置50は、二次側の圧力が一次側の圧力よりも高くなると、オーバーフロー口52を開成して二次側を大気開放し、戻り側水路24内を流れる雑水が落とし込み水路30(上水側)に逆流するのを阻止する。
【0032】
また本実施形態では、凍結防止用の電気ヒータとして、缶体ヒータ81、第1入水ヒータ82、第2入水ヒータ83、出湯ヒータ85、風呂ポンプヒータ86、並びに、凍結防止ヒータ88が設けられている。
【0033】
各ヒータについて説明すると、本実施形態では、給湯側の給湯部2に缶体ヒータ81が設けられている。
また給水栓87の給水口近傍に第1入水ヒータ82が設けられている。また高温湯回路11の入水側に設けられた水量センサー14の近傍に第2入水ヒータ83が設けられている。
さらに水量調節弁18の近傍に出湯ヒータ85が設けられている。
【0034】
風呂ポンプヒータ86は、風呂・暖房部の風呂水循環ポンプ26の近傍に設けられている。また、凍結防止ヒータ88は、逆流防止装置50の近傍に設置されている。
【0035】
上記した給湯部2と追焚き部5の熱交換器10,21は、それぞれ独立した燃焼ケース37,38内に配されており、それぞれ独立した給気ファン40,41によって給気される。
またバーナ47,48に供給されるガスの経路も、元電磁弁43以降が独立している。給湯部2の給湯用のバーナ47には、比例制御弁17によって比例制御され、追焚き部5は、電磁弁45を経て追い焚き用のバーナ48にガスが供給される。
【0036】
上記した構成に加えて、浴槽給湯装置1には外気温を検知する気温検知センサ90が設けられている。
【0037】
浴槽給湯装置1は、公知の熱源装置と同様の駆動制御を行う制御プログラムが入力された制御装置60を具備している。制御装置60には、制御プログラムの他に、本実施形態の浴槽給湯装置1に特有の動作である機能制限を行うプログラムが入力されている。以下、本実施形態の浴槽給湯装置1に特有の動作である機能制限について詳細に説明する。
【0038】
使用者は、長期にわたって留守にする場合等に、給水配管に設けられた図示しない止水栓を閉止し、浴槽給湯装置1内への送水を停止し、さらに水抜き栓を開栓して内部の湯水の水抜きを行い、浴槽給湯装置1への電力供給を停止する。ここでさらに機器が低温下に晒されるなどすると、逆流防止装置50内に残留した湯水が凍結し、ごく希にオーバーフロー口52が開成したままの状態となる場合がある。この場合、浴槽給湯装置1を起動すべく、電源の投入と給水とを行い、さらに注湯電磁弁32が開成されると、オーバーフロー口52から大量の湯水が漏出してしまう。
【0039】
そこで、本実施形態の浴槽給湯装置1では、上記した凍結による大量の湯水の漏出を防止すべく、電源投入時に制御装置60が図2に示す制御フローに則って機能制限を開始する。以下さらに詳細に説明すると、制御装置60は、ステップ1において浴槽給湯装置1に電源が投入されると直ちにステップ2において気温検知センサ90によって外気温tを検知する。ここで、制御装置60は、外気温tが所定の温度Tよりも高く逆流防止装置50が凍結がしていないと想定される場合は、制御フローをステップ7へと進める。
【0040】
一方、ステップ2において外気温tが所定の温度Tよりも低く、逆流防止装置50が凍結しているおそれがある場合、制御装置60は制御フローをステップ3へと進める。ステップ3において、制御装置60は、注湯電磁弁32の開動作を禁止する。さらに具体的には、本実施形態において、注湯電磁弁32は常時において閉成されている電磁弁であるため、制御装置60は注湯電磁弁32への通電を遮断し閉成状態を維持し、使用者が浴槽給湯装置1の操作を行うためのリモコン(図示せず)等を介して制御装置60に対して浴槽3への注湯要求を出しても、制御装置60はこの要求を取り消す。これにより、逆止弁34側から逆流防止弁50への入水が阻止され、オーバーフロー口52からの漏水が阻止される。その一方で給水栓87から流入する上水の給水圧により、検圧口51から少量の上水が逆流防止装置50内に浸入する。逆流防止装置50の凍結部分は検圧口51から浸入した上水により徐々に解凍されていく。即ち、外部から供給される上水は、高温湯回路11の入水側の配管や当該配管から分岐された給水分岐管36内を流れるものであり、通常は冬季でも10℃程度の水温を有する。そのため、検圧口51から浸入する上水によって逆流防止装置50の凍結部分を次第に解凍することができる。
【0041】
これに続いて、制御装置60は、逆流防止弁50の凍結部分をさらに確実に解凍するために、ステップ4において逆流防止装置50の近傍に設置された凍結防止ヒータ88に通電を行い、逆流防止装置50の加熱を開始する。ステップ5において、凍結防止ヒータ88による逆流防止装置50の加熱開始から所定時間(A分)が経過したことが確認されると、制御装置60は制御フローをステップ6へと進行させ、凍結防止ヒータ88への通電を停止して逆流防止装置50の加熱を終了する。ステップ6において凍結防止ヒータ88への通電が停止されると、制御装置60は、ステップ7において注湯電磁弁32の開動作の禁止を解除すると共に、公知の熱源装置と同様の制御プログラムに基づく浴槽給湯装置1の駆動制御を開始する。
【0042】
本実施形態の浴槽給湯装置1は、外気温tが所定温度Tよりも低く、水抜き時に逆流防止装置50内に残留していた湯水の凍結により逆流防止装置50のオーバーフロー口52が開成されたままになっているおそれがある場合に、上記した機能制限を行う。そのため、浴槽給湯装置1では、仮に電源投入時に凍結により逆流防止装置50がオーバーフロー口52を開成したままの状態となっていても、凍結部分が検圧口51から浸入した上水により徐々に解凍されていく。またさらに、浴槽給湯装置1は、凍結防止ヒータ88によって逆流防止装置50を加熱するものであるため、確実に逆流防止装置50の凍結部分が解凍される。そのため、本実施形態の浴槽給湯装置1では、逆流防止装置50が通常の動作を行えるようになってから、逆流防止装置50に湯水が供給される。従って、浴槽給湯装置1は、水抜き等に伴って逆流防止装置50内に残留した湯水が凍結してしまい、オーバーフロー口52が開成された状態で起動されても、オーバーフロー口52における漏水を起こさない。
【0043】
また、浴槽給湯装置1は、外気温tが所定温度Tよりも高い場合に上記した機能制限を行わず、電源の投入後に直ちに注湯電磁弁32の開動作の禁止を解除し、公知の熱源装置と同様の制御プログラムによって浴槽給湯装置1の駆動制御を開始する。そのため、上記した構成によれば、水抜き時に例え湯水が残留していても逆流防止装置50の凍結が起こらないと想定される場合に、直ちに浴槽3および浴槽循環回路22に湯水を給湯することができる。
【0044】
続いて、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、上記した第1実施形態と同様の構成であるため、共通する部分については同一の符号を付し、詳細の説明については省略する。
図3は、本発明の一実施形態である洗濯注水装置の配管系統図である。本実施形態の洗濯注水装置100は、上記実施形態の浴槽給湯装置1と略同一の配管系統を具備しているが、洗濯機101に注湯を行う洗濯注水回路102を具備している点が大きく異なる。洗濯注水回路102は、三方弁103、フィルター105、水流スイッチ106、安全弁107を備えている。
【0045】
即ち洗濯注水回路102は、図3に示すように洗濯注水装置100の追焚き部5から浴槽3に至る往き側水路23の一部に三方弁103が設けられ、その一部が分岐されたものである。即ち、三方弁103は、往き側水路23に設けられると共に、フィルター105の一方の接続口に接続されている。また、フィルター105の他方の接続口は、水流スイッチ106を経て雑水用水栓108に接続されている。
【0046】
また前記したフィルター105と水流スイッチ106とを繋ぐ流路は中途で分岐され、二つの逆止弁34,35を経て洗濯注水装置100の給湯部2に接続されている。即ち、高温湯回路11の入水側から分岐された給水分岐管36が、注水電磁弁110およびガバナ111を介して逆止弁34側に接続されている。本実施形態において、注湯電磁弁32および注水電磁弁110は、常時において開成されており、通電することにより閉成するものである。逆流防止弁50の検圧口51には、給水分岐管36の中途であってガバナ111よりも上流側において分岐された検圧管115が接続されている。また、高温湯回路11の出湯側から分岐された落とし込み水路30が、逆流抵抗弁112および注湯電磁弁32を介して逆止弁34側に接続されている。
【0047】
また逆止弁34,35と注水電磁弁110及び注湯電磁弁32との間には、安全弁113が設けられている。一方、もう一つの安全弁107は、フィルター105に取り付けられており、排出側が三方弁103と浴槽3との間に接続されている。
【0048】
本実施形態の洗濯注水装置100では、雑水用水栓108から浴槽3内の残湯、上水、上水を加熱した湯の三者を個別に供給することができる。
即ち浴槽3内の湯水を追い焚きする場合には、三方弁103を図3(a)の様に切り替え、洗濯注水装置100の追焚き部5と浴槽3とを連通させ、フィルター105側(雑水用水栓108側)は遮蔽する。その結果、湯水は、浴槽3と追焚き部5との間だけで循環する。
【0049】
一方、雑水用水栓108から上水を流出させる場合は、三方弁103を図3(b)の様に切り替え、フィルター105側(雑水用水栓108側)に連通させ、浴槽3側を遮蔽する。
そしてこの状態において、注水電磁弁110を開く。その結果、給湯部2側から上水が流れ込み、ガバナ111、注水電磁弁110を経て逆止弁34,35に至る。そして上水は、水流スイッチ106に流れ込み、雑水用水栓108から吐出される。
【0050】
また雑水用水栓108から上水を加熱した湯を出湯させる場合についても、三方弁103を図3(b)の様に切り替え、フィルター105側(雑水用水栓108側)に連通させ、浴槽3側を遮蔽する。
そしてこの状態において、注湯電磁弁32を開く。その結果、給湯部2側から湯が流れ込み、逆流抵抗弁112、注湯電磁弁32を経て逆止弁34,35に至る。そしてこの湯は、水流スイッチ106に流れ込み、雑水用水栓108から吐出される。
【0051】
また浴槽3内の残湯を雑水用水栓108から出湯させる場合は、三方弁103を図3(b)の様に切り替え、フィルター105側(雑水用水栓108側)を連通させ、浴槽3側を遮蔽する。
そしてこの状態において、追焚き部5の循環ポンプ26を起動する。その結果、浴槽3内の残湯が循環ポンプ26に吸い込まれ、追焚き部5の追焚き用熱交換器21を経て往き側水路23に吐出される。そしてこの湯水は、往き側水路23から三方弁103を経てフィルター105に流れ、さらに水流スイッチ106を経て雑水用水栓108から出湯される。なお浴槽3内の残湯を雑水用水栓108から出湯させる場合には、水流スイッチ106が水流を検知した状態で一旦循環ポンプ26を停止し、一旦三方弁103を図3(c)の様に三方共に連通する状態に切り替え、この状態で注湯電磁弁32を開いて上水を加熱した湯をフィルター105に導入することが望ましい。このように湯をフィルター105を通じて浴槽3に導入するとフィルター105に付着した毛髪や垢が浴槽3側に押し戻され、雑水用水栓108から排出される湯水への毛髪や垢の混入を防止できる。
【0052】
本実施形態の洗濯注水装置100は、上記した浴槽給湯装置1と同様の制御装置120を具備している。制御装置120には、本実施形態の洗濯注水装置100に特有の動作である機能制限を行うプログラムが入力されている。以下、本実施形態の洗濯注水装置100の電源投入直後の動作を図4に示すフローチャート図を参照しながら順を追って詳細に説明する。
【0053】
本実施形態の洗濯注水装置100では、ステップ1において洗濯注水装置100に電源が投入されると、制御装置120は、ステップ2において気温検知センサ90によって外気温tを検知する。ここで、制御装置120は、外気温tが所定の温度Tよりも高い場合、逆流防止装置50が凍結がしていないものと見なし、制御フローをステップ8へと進める。
【0054】
ステップ2において外気温tが所定温度Tよりも低温である場合は、水抜き時に逆流防止装置50内に残留していた湯水が凍結し、逆流防止装置50のオーバーフロー口52が開成したままの状態となっているおそれがあり、これに伴う大量の漏水が懸念される。そのため、制御装置120は制御フローをステップ3へと進め、注湯電磁弁32および注水電磁弁110の開動作を禁止して洗濯注水回路102側への上水の供給を停止してオーバーフロー口52からの漏水を防止する。さらに具体的には、ステップ3において、制御装置120は、注湯電磁弁32および注水電磁弁110を閉成し、逆止弁34側への通水を禁止し、オーバーフロー口52からの漏水を防止する。その一方で、外部から供給される上水の給水圧により、検圧管115を介して検圧口51から少量の上水が逆流防止装置50内に浸入する。そのため、逆流防止装置50の凍結部分は検圧口51から浸入した上水により徐々に解凍されていく。
【0055】
これに続いて、制御装置120は、逆流防止装置50の凍結部分をより一層確実に解凍すべく、ステップ4において逆流防止装置50近傍の凍結防止ヒータ88に通電すると共に、洗濯注水装置100内の各部を加熱すべく缶体ヒータ81、第1入水ヒータ82、第2入水ヒータ83、出湯ヒータ85、風呂ポンプヒータ86にも通電を行う。
【0056】
ステップ5において、凍結防止ヒータ88による逆流防止装置50の加熱開始から所定時間(A分)が経過したことが確認されると、制御装置120は制御フローをステップ6へと進行させる。制御装置120は、ステップ6において逆流防止装置50近傍の雰囲気温度dを検知する。ここで、雰囲気温度dが所定の温度Dよりも高い場合は、制御フローをステップ7へと進行させる。
【0057】
一方、ステップ6において、逆流防止装置50近傍の雰囲気温度dが所定の所定の温度Dよりも低い場合、制御装置120は制御フローをステップ6aに進め、凍結防止ヒータ88を始めとする上記各ヒータによる加熱を継続する。各ヒータによる加熱を開始してから所定時間(B分)が経過すると、制御装置120は制御フローをステップ7へと進行させ、上記各ヒータによる加熱を停止させる。
【0058】
ステップ7において各ヒータへの通電が停止すると、制御装置120は注湯電磁弁32および注水電磁弁110の開動作の禁止を解除し、公知の熱源装置と同様の制御プログラムによる洗濯注水装置100の駆動制御を開始する。
【0059】
本実施形態の洗濯注水装置100は、外気温tが所定温度Tよりも低く、逆流防止装置50内に残留していた湯水の凍結によりオーバーフロー口52が開成したままとなっているおそれがある場合に限って、上記した機能制限を行う。そのため、上記した構成によれば、凍結による逆流防止装置50の作動不良が起こらないと想定される場合に、直ちに雑水用水栓108から上水の供給を行うことができる。
【0060】
また、洗濯注水装置100では、外気温tが所定温度Tを下回っており、逆流防止装置50が凍結していると想定される場合に凍結防止ヒータ88に通電し、所定時間だけ逆流防止装置50を加熱するものである。さらに、洗濯注水装置100では、ヒータ88によって所定時間にわたって逆流防止装置50を加熱した後の雰囲気温度dが所定の温度Dを下回っている場合に引き続き逆流防止装置50の加熱を行うことによって、逆流防止装置50の凍結部分の解凍をより一層確実なものとしている。そのため、本実施形態の洗濯注水装置100では、逆流防止装置50の凍結状態が確実に解除された状態となってから逆流防止装置50に湯水が供給される。従って、上記した構成によれば、水抜き等に伴い、電源投入時に逆流防止装置50がオーバーフロー口52が開成された状態で凍結していても、オーバーフロー口52からの漏水を起こすことなく洗濯注水装置100を起動することができる。
【0061】
上記実施形態の浴槽給湯装置1および洗濯注水装置100は、逆流防止装置50の近傍に凍結防止ヒータ88が配置された構成であるため、逆流防止装置50の凍結部分を迅速且つ効率よく解凍し、逆流防止装置50の凍結に伴うオーバーフロー口52からの漏水を確実に防止することができる。
【0062】
上記実施形態の浴槽給湯装置1および洗濯注水装置100は、いずれも凍結防止ヒータ88を具備したものであったが、本発明はこれに限定されず、凍結防止ヒータ88を具備しない構成であっても良い。即ち、上記した浴槽給湯装置1および洗濯注水装置100は、機能制限を行っている間に、給水圧によって逆流防止装置50の検圧口51から僅かに浸入する上水によって凍結部分を解凍する構成とすることも可能である。また、浴槽給湯装置1および洗濯注水装置100は、内部にバーナ47,48を熱源として具備しているため、このバーナ47,48の作動に伴い発生する熱によって凍結部分を解凍する構成とすることも可能である。
【0063】
上記実施形態の洗濯注水装置100では、機能制限中に凍結防止ヒータ88を所定時間にわたって作動させると共に、前記所定時間が経過した時点で逆流防止装置50近傍の雰囲気温度dに応じて凍結防止装置88による加熱を継続させる実施例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。さらに具体的には、浴槽給湯装置1および洗濯注水装置100は、逆流防止装置50近傍の雰囲気温度dに応じて凍結防止装置88による加熱を行うものであってもよい。また、浴槽給湯装置1は、上記した洗濯注水装置100と同様に、外気温に応じて凍結防止ヒータ88を所定時間にわたって作動させ、さらにこの時点で逆流防止装置50近傍の雰囲気温度dに応じて凍結防止装置88による加熱を行う構成としてもよい。
【0064】
【発明の効果】
請求項1乃至に記載の発明によれば、水抜き等に伴い逆流防止装置がオーバーフロー口を開成した状態で凍結することによる大量の水漏れを防止することができる。
【0065】
また、請求項乃至に記載の発明によれば、電源の投入から所定時間にわたって浴槽への湯水の供給を禁止する機能制限を行うことにより、オーバーフロー口からの水漏れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である浴槽給湯装置の配管系統図である。
【図2】 図1に示す浴槽給湯装置における制御フローを示すフローチャート図である。
【図3】 本発明の一実施形態である洗濯注水装置の配管系統図である。
【図4】 図3に示す洗濯注水装置における制御フローを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 浴槽給湯装置
3 浴槽
11 高温湯回路(上水回路)
22 浴槽循環回路(雑水回路)
23 往き側水路
24 戻り側水路
30 落とし込み水路
32 注湯電磁弁
34 逆止弁
35 逆止弁
36 給水分岐管
50 逆流防止装置
51 検圧口
52 オーバーフロー口
60 制御装置
88 凍結防止ヒータ
90 気温検知センサ
100 洗濯注水装置
102 洗濯注水回路
110 注水電磁弁
115 検圧管
120 制御装置

Claims (8)

  1. 外部から上水を供給する給水配管と、
    当該給水配管を介して導入された上水を加熱する給湯回路と、
    前記給湯回路から上水を浴槽へ供給すると共に浴槽内の雑水を循環および加熱可能な浴槽循環回路と
    逆流防止装置とを具備しており、
    当該逆流防止装置が、一次側および二次側の圧力を導入するための圧力導入部と、二次側の圧力導入部に連通したオーバーフロー口とを有し、一次側の圧力が二次側の圧力よりも高い場合にオーバーフロー口を閉成し、一次側から二次側への水流を許し、二次側の圧力が一次側の圧力よりも高くなると、オーバーフロー口を開成して二次側を開成することにより、二次側の雑水が一次側に逆流するのを阻止するものであり、
    前記逆流防止装置の一次側に給湯回路が配され、二次側に浴槽循環回路が配された浴槽給湯装置であって、
    当該浴槽給湯装置の電源を投入した後、逆流防止装置の内部に残留している水分が凍結し、オーバーフロー口が開成されたままの状態となってしまうことを想定し、逆流防止弁の凍結部分を解凍するのに必要な時間にわたって浴槽循環回路側への上水の供給を禁止する機能制限を行うことを特徴とする浴槽給湯装置。
  2. 逆流防止装置の近傍には、逆流防止装置の凍結を防止するヒータが設置されており、当該ヒータは、浴槽給湯装置への電源投入から所定時間だけ経過するか、ヒータ近傍の雰囲気温度が所定温度に達するまで作動することを特徴とする請求項1に記載の浴槽給湯装置。
  3. 電源投入時における外気温が所定温度以上である場合に機能制限を解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の浴槽給湯装置。
  4. 逆流防止装置への入水が阻止された状態において、一次側の圧力導入部に作用する給水圧によって一次側の圧力導入部から逆流防止装置に侵入した上水により逆流防止装置の凍結部分が解凍されていくものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浴槽給湯装置。
  5. 外部から上水を供給する給水配管と、
    所定の汲み出し動作を行うことにより、浴槽内の雑水を洗濯機に注水する洗濯注水回路と
    逆流防止装置とを具備しており、
    当該逆流防止装置が、一次側および二次側の圧力を導入するための圧力導入部と、二次側の圧力導入部に連通したオーバーフロー口とを有し、一次側の圧力が二次側の圧力よりも高い場合にオーバーフロー口を閉成し、一次側から二次側への水流を許し、二次側の圧力が一次側の圧力よりも高くなると、オーバーフロー口を開成して二次側を開成することにより、二次側の雑水が一次側に逆流するのを阻止するものであり、
    前記逆流防止装置の一次側に給水配管が配され、二次側に洗濯注水回路が配された洗濯注水装置であって、
    当該洗濯注水装置の電源を投入した後、逆流防止装置の内部に残留している水分が凍結し、オーバーフロー口が開成されたままの状態となってしまうことを想定し、逆流防止弁の凍結部分を解凍するのに必要な時間にわたって前記給水配管側から洗濯注水回路側への上水の供給を禁止する機能制限を行うことを特徴とする洗濯注水装置。
  6. 逆流防止装置の近傍には、逆流防止装置の凍結を防止するヒータが設置されており、当該ヒータは、浴槽給湯装置への電源投入から所定時間だけ経過するか、ヒータ近傍の雰囲気温度が所定温度に達するまで作動することを特徴とする請求項に記載の洗濯注水装置。
  7. 電源投入時における外気温が所定温度以上である場合に機能制限を解除することを特徴とする請求項4又は5に記載の洗濯注水装置。
  8. 逆流防止装置への入水が阻止された状態において、一次側の圧力導入部に作用する給水圧によって一次側の圧力導入部から逆流防止装置に侵入した上水により逆流防止装置の凍結部分が解凍されていくものであることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の浴槽給湯装置。
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