JPH07255804A - 風呂装置及び風呂装置用接続アダプタ - Google Patents

風呂装置及び風呂装置用接続アダプタ

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JPH07255804A
JPH07255804A JP6053539A JP5353994A JPH07255804A JP H07255804 A JPH07255804 A JP H07255804A JP 6053539 A JP6053539 A JP 6053539A JP 5353994 A JP5353994 A JP 5353994A JP H07255804 A JPH07255804 A JP H07255804A
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JP
Japan
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bubble
pipe
bath
water
air
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Withdrawn
Application number
JP6053539A
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English (en)
Inventor
Kenji Fujii
憲二 藤井
Kazuhiko Kimoto
和彦 木元
Shusuke Nakao
▲脩▼介 中尾
Masaru Miyazaki
勝 宮▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYUSHU HENATSUKI KK
Kyushu Electric Power Co Inc
Original Assignee
KYUSHU HENATSUKI KK
Kyushu Electric Power Co Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by KYUSHU HENATSUKI KK, Kyushu Electric Power Co Inc filed Critical KYUSHU HENATSUKI KK
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  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】気泡用配管の設置に特別の工夫を施す必要がな
い風呂装置及びこれに用いる風呂装置用接続アダプタを
提供する。 【構成】戻り管路192と、往き管路193と空気管路
194とを内部に備えて浴槽の壁部に取付けられる接続
アダプタ19を介して、気泡用管路と循環用管路とを接
続する。接続アダプタ19の空気管路194と気泡用配
管との連結部にバキュームブレーカ29を設ける。バキ
ュームブレーカを、ホルダ291と、ホルダ291の内
部に形成された流路の途中に配置したOリング294か
らなる弁座と、ボール状弁体295と、弁体295を弁
座に向かって付勢するバネ部材297とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、循環水と一緒に気泡を
噴射するいわゆる気泡ジェット機能を備えた風呂装置及
びこの風呂装置に用いる接続用アダプタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5(A)〜(C)は、従来の気泡ジェ
ット機能を備えた風呂装置の概略構成をそれぞれ示して
いる。これらの図において、101は浴槽であり、10
2は接続アダプタ、103は自動風呂給湯装置、104
は浴槽101内の水(湯を含む)を循環する循環用配
管、105は気泡発生用の空気を送給するための気泡用
配管、106は気泡用配管105の端部に設けられた気
泡用電磁弁ユニットである。自動風呂給湯装置103の
内部には、循環用配管104を通して浴槽101内の水
を循環させる循環ポンプと、循環用配管104を通る水
を加熱する追い焚き用ヒータと、貯湯式電気温水器等の
給湯源から供給される湯を循環用配管104を介して浴
槽101に供給する注湯用配管等が収納されている。給
湯源は、給湯装置103と同じ収納ケース内に配置され
る場合もあれば、別の収納ケース内に配置される場合も
ある。図5(A)及び(B)の場合には、気泡用電磁弁
ユニット106も給湯装置103の収納ケース内に収納
されている。循環用配管104は、浴槽101に水を送
る往き管104aと浴槽101から水を引き出す戻し管
104bとを備えている。浴槽101の壁部に取付けら
れる接続アダプタ102には、循環用配管104の往き
管104aと、戻し管104bと、気泡用配管105と
が接続されている。接続アダプタ102の内部には、戻
し管104bと連通する戻り管路と、往き管104aと
連通する往き管路とこの往き管路に接続されて気泡用配
管105と連通する空気管路とが形成されている。これ
らの風呂装置では、給湯装置103内の循環ポンプを駆
動して浴槽101の水を循環用配管に流している状態
で、気泡用電磁弁106を開くと、ベンチュリー管の原
理によって接続アダプタ102内の往き管路を流れる水
の中に気泡用配管105と連通する空気管路から空気が
吸込まれ、吸込まれた空気は浴槽101内に気泡ジェッ
トとして噴射される。
【0003】図5(A)の例は、浴槽101が給湯装置
103よりも下方に配置される例である。この場合には
浴槽101からの水の逆流を防止するために、気泡用配
管105を下り勾配が付くようにして配設している。ま
た図5(B)の例は、浴槽101が給湯装置103より
も上方に配置される例である。この場合には浴槽101
からの水の逆流を防止するために、気泡用配管105を
浴槽101よりも高い位置まで立ち上げるようにして配
設している。図5(C)の例は、浴槽101が建屋の二
階に配置され給湯装置103が地上に配置される場合の
例である。この場合には、気泡用配管105の端部を浴
槽101よりも上方の位置で終端させ、給湯装置103
内の気泡用電磁弁ユニットとは別の気泡用電磁弁ユニッ
ト106´を浴槽101側で終端する気泡用配管の端部
に取付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、いず
れも浴槽101側から気泡用配管105に水が逆流する
のを防止するために、気泡用配管105の設置に工夫が
必要であった。そのため設置作業が面倒になるだけでな
く、設置費用が高くなる問題があった。また従来の装置
では、気泡用配管105の内部に、ある程度は水が入り
込むため、気泡用配管105に入り込んだ水が排出され
るまでは、気泡が発生せず、気泡発生までに時間がかか
る問題があった。更に図5(A)及び(C)の例では、
気泡用配管105を循環用配管104に沿って配置する
ことができないため、美観が損なわれる問題が生じ、図
5(C)の例では、気泡用配管105から外気が直接浴
槽101内に入り込むため、冬場等のように外気温度が
低い場合には、気泡を発生させると湯の温度が低下する
問題があった。
【0005】本発明の目的は、従来の問題点を解消でき
る自動風呂装置及びこれに用いる風呂装置用接続アダプ
タを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、気泡用配管の設置に
特別の工夫を施す必要がない風呂装置及びこれに用いる
風呂装置用接続アダプタを提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は、比較的早く気泡を発
生することができる風呂装置及びこれに用いる風呂装置
用接続アダプタを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、設置作業が容易な風
呂装置及びこれに用いる風呂装置用接続アダプタを提供
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、浴槽に接続
されて浴槽内の水を循環させる循環用管路と、循環用管
路の途中に設けられた循環ポンプと、循環用管路に接続
された気泡用管路と、気泡用管路に設けられた気泡用制
御弁とを備え、循環ポンプを駆動して浴槽内の水を循環
させている状態で気泡用制御弁を開いて気泡用管路から
空気を循環用管路に吸込ませて循環する水と一緒に浴槽
内に気泡を噴射する風呂装置を対象とする。なお気泡用
制御弁としては、制御が容易で価格の安い電磁弁を用い
ることができる。
【0010】本発明では、気泡用管路と循環用管路との
接続部にバキュームブレーカを設ける。気泡用管路と循
環用管路とは、一般には戻り管路と、往き管路と往き管
路に接続された空気管路とを内部に備えて浴槽の壁部に
取付けられる接続アダプタを介して接続するが、循環用
管路の途中に気泡用管路を接続してもよいのは勿論であ
る。接続アダプタを用いる場合には、接続アダプタの戻
り管路と往き管路に循環用配管を接続し、接続アダプタ
の空気管路に気泡用配管を接続するが、この場合には、
接続アダプタの空気管路と気泡用配管との連結部にバキ
ュームブレーカを設ければよい。
【0011】バキュームブレーカとしては、気泡用制御
弁が閉じると気泡用管路から循環用管路への空気の流入
を阻止するように構成された逆止弁を用いることができ
る。逆止弁は、誤動作することがなく、しかも安価に入
手できるため、装置全体の価格を上げることなく、本発
明を実現することができる。逆止弁としては、ホルダの
内部に形成された流路と、流路の途中に該流路を囲むよ
うに設けられた弁座と、流路内に配置された弁体と、弁
体を弁座に向かって付勢するバネ部材とを具備するもの
を用いることができる。この構造の逆止弁では、バネ部
材が弁体を弁座に向かって常時付勢しているため、弁が
開くまでに多少時間を要するが、素早く弁を閉じること
ができるため、気泡用管路を構成する気泡用配管への水
の逆流を確実且つ迅速に阻止することができる。
【0012】本発明の風呂装置用接続アダプタでは、空
気管路の気泡用配管接続部にバキュームブレーカを取付
けている。接続アダプタに予めバキュームブレーカが取
付けられていれば、設置用の部品点数が減る上、風呂装
置の設置工数が減って設置作業が容易になる。
【0013】
【作用】気泡用管路と循環用管路との接続部にバキュー
ムブレーカを設けると、気泡用制御弁を開いたときに
は、循環用管路に水が流れて生じる負圧によりバキュー
ムブレーカの弁が開き、気泡用管路から循環用管路を流
れる水に空気が吸込まれる。バキュームブレーカの弁の
開状態は、バキュームブレーカを通して空気が流入し得
る期間は維持される。気泡用制御弁を閉じると、気泡用
管路からの空気の流入が停止するため、バキュームブレ
ーカの弁が閉じ、気泡用管路内に水が逆流するのを防止
する。したがって、浴槽と給湯装置との位置関係を気に
せずに、気泡用管路を構成する気泡用配管を設置するこ
とができるため、設置作業が容易になって、設置費用を
安くすることが可能になる。また気泡用管路内に水が逆
流していないため、比較的早く気泡を噴出させることが
できる。更に気泡用配管を循環用配管に沿って配置する
ことが可能になるため、工事が容易になるばかりか、全
体の美観を良好なものとすることができる。また気泡用
管路内に水が逆流しないことから、浴槽を建屋の二階に
設置し、給湯装置を地上に設置した場合でも、気泡用制
御弁を給湯装置内に配置することが可能になり、気泡の
噴出による湯の温度の低下を抑制できる。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の風呂装置の構成の概略図であ
り、この図は「保温・追い焚き」の際の状態を示してい
る。図1において、1は貯湯タンクの内部に加熱用ヒー
タが収納された貯湯式電気温水器である。温水器1の貯
湯タンクの出湯口2から出た湯は、管路L1から管路L
2を経て温水器1とは別の収納ケース3内に収納された
給湯装置本体4内の混合弁5に供給され、管路L3を通
して風呂場の蛇口6へと供給される。管路L2には逆止
弁7が配置されている。温水器1の貯湯タンクの下部に
は、水道管8から管路L4を通って水道水が供給され
る。管路L4には、減圧弁9が配置されており、温水器
1の給水口には逆止弁10が取り付けられている。水道
水は、管路L5を通って混合弁5に供給され、また管路
L6を通して蛇口6に供給される。
【0015】温水器1から供給される湯と水道管8から
供給される水とを混合する混合弁5から出た湯は、管路
L7を通して逆流防止装置11に供給される。逆流防止
装置11は注湯回路Aの主要部と循環回路Bとの間の絶
縁を図る機能を果たす。管路L7には、この管路を流れ
る湯の量を測定する水量センサ12が取付けられてい
る。逆流防止装置11の出湯口は管路L8を介して湯張
り2方弁13に接続されており、また逆流防止装置11
の排出口は管路L9に設けた制御弁15を介して管路L
8に接続されている。管路8には逆止弁14が設けられ
ている。温水器1の出湯口2から湯張り2方弁13まで
の回路が注湯回路Aを構成している。注湯回路Aを通し
て供給された湯は、以下に説明する循環回路Bを通して
浴槽16へと供給される。
【0016】循環回路Bは、途中に追い焚き2方弁17
と水位センサ18とが設けられて、湯張り2方弁13か
ら接続アダプタ19まで延びる管路L10からなる戻り
管と、途中に循環ポンプ20と,水流センサを構成する
水流スイッチ21と,洗濯機注水3方弁22と追い焚き
ヒータ23とが設けられて、湯張り2方弁13から接続
アダプタ19まで延びる管路L11からなる往き管とか
ら構成される。注湯回路Aと循環回路Bとの接続部に
は、サーミスタを用いた水温センサ24が取付けられて
いる。この位置に水温センサ24を設けると、注湯回路
Aからどのような態様で浴槽16に湯を供給する場合で
も、供給する湯の温度を検出できる上、後述する保温動
作または追い焚き動作の際に湯の温度を測定することが
できる。往き管を構成する管路L11の途中に設けた洗
濯機注水3方弁22は、浴槽16の湯を管路L12を通
して図示しない洗濯機に供給する場合に制御されるもの
であり、また接続アダプタ19に接続された気泡用管路
L13の端部には、気泡ジェットを発生する際に大気に
解放される気泡用制御弁としての気泡用電磁弁25が取
付けられている。循環ポンプ20から延びる管路L14
は、ポンプ水を抜く管路である。
【0017】温水器1と給湯装置本体4の電気回路の制
御と各制御弁の制御は、風呂場に取付けられた風呂用リ
モコン26と台所に設けられた台所リモコン27からの
設定に応じて作動する制御装置28によって制御され
る。この制御装置28には、水量センサ12、水位セン
サ18、水温センサ24、水流スイッチ21からの検出
信号と、温水器1からの検出信号が入力され、制御装置
28はこれらの検出信号に基いてメモリに記憶した所定
のプログラムに従いマイクロコンピュータを動作させ
て、各ヒータ、制御弁及び循環ポンプ20の制御を行
う。
【0018】図2は、本実施例で用いる接続アダプタ1
9の一例を示しており、図3はこの接続アダプタ19の
内部構成を説明するための略図である。接続アダプタ1
9は、アダプタ本体191内部に、戻り管路192と、
往き管路193と戻り管路192に接続された空気管路
194とを備えて浴槽の壁部160に取付けられる。戻
り管路192と往き管路193は、それぞれ循環回路B
を構成する循環用管路の一部を構成している。戻り管路
192及び往き管路193には、それぞれ延長管195
及び196が接続されており、これらの延長管195及
び196の接続口195a及び196aには循環回路B
を構成する循環用配管の管路L10とL11とが接続さ
れる。空気管路194の一部を構成する気泡用配管接続
部197には、バキュームブレーカとして用いられる逆
止弁29が取付けられている。198は、浴槽16の内
部に配置される浴槽フィルタである。
【0019】図4に拡大して示すように、逆止弁29の
ホルダは第1及び第2の管状部材292及び293が組
み合わされてなるL字状の管状本体291からなる。第
1の環状部材292には、内部に直線状の流路が形成さ
れている。そして第1の管状部材292の一端には、気
泡用配管が接続される配管接続部292aが形成されて
いる。この配管接続部292aには、外周に断面形状が
楔状をなす環状の溝292bが形成されている。第1の
管状部材292の他方の端部292cの内部には、ゴム
等の弾性材からなるOリング294が嵌合される環状の
嵌合凹部292dが形成されている。この嵌合凹部29
2dは、他方の端部292cの内径よりも直径が大きく
なるように形成されているため、Oリング294が簡単
にこの嵌合凹部292dから抜け出ることはない。他方
の端部292cの軸線方向の長さは、ボール状弁体29
5の大部分を収容できる長さになっている。そして他方
の端部292cの外周には、フランジ部292eに隣接
する位置にOリング296が嵌合される凹部292fが
形成されており、またこの凹部292fから端部に向か
う表面部には、雄ねじ292gが形成されている。尚O
リング294がボール状弁体295の弁座を構成してい
る。なおOリング294を用いない場合には、第1の管
状部材292の内周壁部に一端292a側に向かって縮
径するテーパの付いた座面を形成すればよい。
【0020】第2の管状部材293は、図4で見ると逆
L字状の形状を有しており、その一端293aの内周部
には、Oリング296の一部を収容する環状の凹部29
3bと、第1の管状部材292の他端292cに形成さ
れた雄ねじ292gと螺合する雌ねじ293cが形成さ
れている。第2の管状部材293の一端293aの端面
は、第1の管状部材292のフランジ部292eの側面
と当接している。第2の管状部材293の内壁部には、
第1の管状部材292内を直線的に延びる流路が突き当
たる位置に、突起部293dが一体に突設されている。
この突起部293dには、ボール状弁体295を弁座を
構成するOリング294に向かって常時付勢するつる巻
状またはコイル状のバネ部材297の一端がきつく嵌合
されている。バネ部材297は、第1の管状部材292
と第2の管状部材293とを組み合わせた状態である程
度圧縮された状態にあり、これによりボール状弁体29
5を常時付勢するバネ力を発生している。第2の管状部
材293の他端293eの外周部には、アダプタ本体1
91の気泡用配管接続部197の内周部に形成された雌
ねじと螺合される雄ねじ293fが形成されている。
【0021】逆止弁29は、アダプタ本体191に取付
けられた状態で、第1の管状部材292が、延長管19
5及び196とほぼ平行になる。したがって第1の管状
部材292に接続された気泡用配管は自然に、循環用配
管に沿うようになる。図1においては、気泡用配管を構
成する管路L13が循環用管路を構成する管路L11の
端部及びL10の端部とが添わないように描いてある
が、実際には本体4のケースに入るまでは、これらの管
路を構成する配管は互いに添うように配置されている。
【0022】以下、動作について説明する。自動湯張り
または足し湯の際の自動注湯時には、逆止弁5、湯張り
2方弁13、追い焚き2方弁17が開かれており、制御
弁15,洗濯機注水3方弁22及び気泡用電磁弁25は
閉じている。注湯回路Aから循環回路Bに供給された湯
は、管路L10及びL11の両方を通して、浴槽16へ
と供給される。浴槽16への湯張りは、水量センサ12
と、水位センサ18と水流スイッチ21とを用いて、種
々提案されている公知の方法を用いて行う。基本的に
は、定期的に湯張り2方弁13を閉じて水位センサ18
により水位を測定し、所定の水位までの湯張りを行う。
湯温の測定は、注湯回路Aと循環回路Bの接続部に設け
られた水温センサ24を用いて行なわれる。足し湯動作
は、浴槽内の水位が設定水位より低下すると自動的に行
われる。なおこの足し湯動作も本発明の要旨とは関係が
ないため説明は省略する。
【0023】湯張り完了後または足し湯完了後または追
い焚き時には、湯張り2方弁13を閉じ、制御弁14及
び追い焚き2方弁17を開いた状態にする。本実施例で
は、スタートから所定時間の間は、保温動作が行なわれ
る。保温動作または追い焚き動作では、定期的に循環ポ
ンプ20を作動させて循環回路B内に浴槽16の湯を引
き込み、水温センサ24で湯温を測定して、湯温が設定
温度以下であれば、追い焚きヒータ23に通電を行なう
ことにより、浴槽16内の湯を設定温度まで上昇させ
る。
【0024】気泡を浴槽16内に噴出させる際には、循
環ポンプ20を駆動して循環回路Aに水を流した状態
で、風呂用リモコン26からの指令により気泡用電磁弁
25を開けばよい。気泡用電磁弁25を開くと、図3に
示した接続アダプタ19の内部の往き管路193に水が
流れ、空気管路194内に溜まった水が排出されると、
空気管路194の内部は負圧状態になる。そして空気管
路194の内部の負圧によってボール状弁体295が、
バネ部材297に抗して内部に引き込まれる。ボール状
弁体295が内部に引き込まれてボール状弁体295が
Oリング296から離れると、気泡用配管を通って空気
が空気管路194に流入し、往き管路193から浴槽内
に出される水と一緒に空気が浴槽内に噴射されて気泡ジ
ェットとなる。気泡ジェットを停止する場合には、気泡
用電磁弁25を閉じる。気泡用電磁弁25が閉じられる
と、気泡用管路を構成する管路L13の内部も負圧とな
り、ボール状弁体295はバネ部材297のバネ力によ
ってOリング294に押し付けられる。これによって空
気管路194内に逆流する水が、気泡用管路に流入する
のが阻止される。
【0025】気泡用電磁弁25の制御は、風呂用リモコ
ン26からの指令により行なうようにしてもよいが、タ
イマを用いて所定時間経過すると自動的に気泡用電磁弁
25を閉じるようにしてもよい。
【0026】以下本願明細書及び図面に記載した発明の
実施態様を記載する。
【0027】(実施態様1)アダプタ本体191内部に
戻り管路192と、往き管路193と前記往き管路に接
続された空気管路194とを備えて浴槽の壁部160に
取付けられる風呂装置用接続アダプタであって、前記空
気管路194の気泡用配管接続部197にバキュームブ
レーカ29が取付けられており、前記バキュームブレー
カ29が、ホルダ291と、前記ホルダの内部に形成さ
れた流路と、前記流路の途中に該流路を囲むように設け
られた弁座294と、前記流路内に配置された弁体29
5と、前記弁体を前記弁座に向かって付勢するバネ部材
297とから構成されていることを特徴とする風呂装置
用接続アダプタ。
【0028】(実施態様2)前記ホルダはL字状の管状
本体291からなり、前記管状本体の一端に前記アダプ
タ本体191と接続される本体接続部293eが形成さ
れており、前記管状本体の他端には気泡用配管L13が
接続される配管接続部292aが形成されており、前記
弁座は前記流路内の前記配管接続部に隣接した位置に設
けられたOリング295からなり、前記弁体はボール状
弁体295からなり、前記バネ部材297は前記ホルダ
の内壁部に突設された突起部293dに一端が固定さ
れ、他端が前記ボール状弁体295と当接するコイル状
バネからなる実施態様1に記載の風呂装置用アダプタ。
【0029】(実施態様3)前記本体接続部293eは
前記アダプタ本体191にねじ止めされる構造を有して
いる実施態様2に記載の風呂装置用アダプタ。
【0030】(実施態様4)前記管状本体291は第1
及び第2の管状部材292及び293から構成され、前
記第1の管状部材292の一端には前記配管接続部29
2aが形成され、前記第1の管状部材の内部には前記O
リング294が嵌合され且つ前記ボール状弁体295が
収容されており、前記第2の管状部材293の一端は前
記第1の管状部材292の他端292cと着脱可能に結
合され、前記第2の管状部材の他端292eには前記本
体接続部293eが形成され、前記第2の管状部材の内
壁部に前記突起部293dが形成されている実施態様2
に記載の風呂装置用接続アダプタ。
【0031】(実施態様5)給湯装置よりも上方に配置
された浴槽に接続されて前記浴槽内の水を循環させる循
環用管路Bと、前記循環用管路の途中に設けられた循環
ポンプ20と、前記循環用管路に接続された気泡用管路
L13と、前記気泡用管路に設けられた気泡用制御弁2
5とを備え、前記循環ポンプ20を駆動して前記浴槽内
の水を循環させている状態で前記気泡用制御弁25を開
いて前記気泡用管路から空気を前記循環用管路Bに吸込
ませて循環する水と一緒に前記浴槽内に気泡を噴射する
風呂装置であって、前記気泡用制御弁25を前記給湯装
置の収納ケース3内に配置し、前記気泡用管路と前記前
記循環用管路との接続部にバキュームブレーカ29を設
けたことを特徴とする風呂装置。
【0032】図1の実施例を本実施態様のように構成す
ると、浴槽を給油装置よりも上方に配置する場合でも特
別の工夫を要しない。また、気泡用制御弁を外部に配置
しないで済むため、湯の温度の低下を防止できる。
【0033】
【発明の効果】請求項1及び3の発明によれば、気泡用
制御弁を閉じると、バキュームブレーカの弁が閉じて、
気泡用管路内に水が逆流するのを防止することができる
ため、浴槽と給湯装置との位置関係を気にせずに、気泡
用管路を構成する気泡用配管を設置することができ、設
置作業が容易になって、設置費用を安くすることが可能
になる利点がある。また気泡用管路内に水が逆流してい
ないため、比較的早く気泡を噴出させることができる利
点がある。更に気泡用配管を循環用配管に沿って配置す
ることが可能になるため、工事が容易になるばかりか、
全体の美観を良好なものとすることができる。また気泡
用管路内に水が逆流しないことから、浴槽を建屋の二階
に設置し、給湯装置を地上に設置した場合でも、気泡用
制御弁を給湯装置内に配置することが可能になり、気泡
の噴出による湯の温度の低下を抑制できる利点がある。
【0034】請求項2の発明によれば、バキュームブレ
ーカとして逆止弁を用いることができるため、装置全体
の価格を上げることなく、本発明を実現することができ
る。
【0035】請求項4または6の発明によれば、逆止弁
として、ホルダの内部に形成された流路と、流路の途中
に該流路を囲むように設けられた弁座と、流路内に配置
された弁体と、弁体を弁座に向かって付勢するバネ部材
とを具備するものを用いるため、素早く弁を閉じること
ができ、気泡用管路を構成する気泡用配管への水の逆流
を確実且つ迅速に阻止することができる。
【0036】請求項5の発明の風呂装置用接続アダプタ
によれば、接続アダプタに予めバキュームブレーカが取
付けられているため、設置用の部品点数が減る上、風呂
装置の設置工数が減って設置作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風呂装置の一実施例の「保温・追い焚
き」の際の概略回路図である。
【図2】本発明の実施例で用いる接続アダプタの一例の
外観図である。
【図3】接続アダプタの内部構成を説明するための略図
である。
【図4】バキュームブレーカの一例を示す断面図であ
る。
【図5】(A)〜(C)は従来の気泡ジェット機能を備
えた風呂装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 貯湯式電気温水器 2 出湯口 3 収納ケース 4 本体 5 混合弁 6 蛇口 8 水道管 11 逆流防止装置 12 水量センサ 13 湯張り2方弁 15 制御弁 16 浴槽 17 追い焚き2方弁 18 水位センサ 19 接続アダプタ 20 循環ポンプ 21 水流スイッチ(水流センサ) 22 洗濯機注水3方弁 23 追い焚きヒータ 24 水温センサ 25 空気電磁弁 26 風呂用リモコン 27 台所用リモコン 28 制御装置
フロントページの続き (72)発明者 中尾 ▲脩▼介 福岡県宗像郡福間町字汐井道2150番地の1 九州変圧器株式会社内 (72)発明者 宮▲崎▼ 勝 福岡県宗像郡福間町字汐井道2150番地の1 九州変圧器株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽に接続されて前記浴槽内の水を循環さ
    せる循環用管路と、 前記循環用管路の途中に設けられた循環ポンプと、 前記循環用管路に接続された気泡用管路と、 前記気泡用管路に設けられた気泡用制御弁とを備え、 前記循環ポンプを駆動して前記浴槽内の水を循環させて
    いる状態で前記気泡用制御弁を開いて前記気泡用管路か
    ら空気を前記循環用管路に吸込ませて循環する水と一緒
    に前記浴槽内に気泡を噴射する風呂装置であって、 前記気泡用管路と前記循環用管路との接続部にバキュー
    ムブレーカを設けたことを特徴とする風呂装置。
  2. 【請求項2】前記バキュームブレーカは、前記気泡用制
    御弁が閉じると前記気泡用管路から前記循環用管路への
    空気の流入を阻止するように構成された逆止弁である請
    求項1に記載の風呂装置。
  3. 【請求項3】戻り管路と、往き管路と前記往き管路に接
    続された空気管路とを内部に備えて浴槽の壁部に取付け
    られる接続アダプタと、 前記接続アダプタの前記戻り管路と前記往き管路に接続
    されて前記浴槽内の水を循環させる循環用配管と、 前記循環用配管の途中に設けられた循環ポンプと、 前記接続アダプタの前記空気管路に接続された気泡用配
    管と、 前記気泡用配管に設けられた気泡用電磁弁とを備え、 前記循環ポンプを駆動して前記浴槽内の水を循環させて
    いる状態で前記気泡用電磁弁を開いて前記空気管路から
    前記往き管路に空気を吸込ませて循環する水と一緒に前
    記浴槽内に気泡を噴射する風呂装置であって、 前記接続アダプタの前記空気管路と前記気泡用配管との
    連結部にバキュームブレーカを設けたことを特徴とする
    風呂装置。
  4. 【請求項4】前記バキュームブレーカは、ホルダの内部
    に形成された流路と、前記流路の途中に該流路を囲むよ
    うに設けられた弁座と、前記流路内に配置された弁体
    と、前記弁体を前記弁座に向かって付勢するバネ部材と
    を具備する逆止弁からなる請求項3に記載の風呂装置。
  5. 【請求項5】戻り管路と、往き管路と前記往き管路に接
    続された空気管路とを内部に備えて浴槽の壁部に取付け
    られる風呂装置用接続アダプタであって、 前記空気管路の気泡用配管接続部にバキュームブレーカ
    が取付けられていることを特徴とする風呂装置用接続ア
    ダプタ。
  6. 【請求項6】前記バキュームブレーカは、ホルダの内部
    に形成された流路と、前記流路の途中に該流路を囲むよ
    うに設けられた弁座と、前記流路内に配置された弁体
    と、前記弁体を前記弁座に向かって付勢するバネ部材と
    を具備する逆止弁からなる請求項5に記載の風呂装置用
    接続アダプタ。
JP6053539A 1994-03-24 1994-03-24 風呂装置及び風呂装置用接続アダプタ Withdrawn JPH07255804A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015108493A (ja) * 2013-12-06 2015-06-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 風呂アダプタ及び給湯機
US9650768B2 (en) 2012-07-17 2017-05-16 Delta Faucet Company Shower valve system

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US9650768B2 (en) 2012-07-17 2017-05-16 Delta Faucet Company Shower valve system
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