JP2001099484A - 給湯装置及び給湯方法 - Google Patents

給湯装置及び給湯方法

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JP2001099484A
JP2001099484A JP27685499A JP27685499A JP2001099484A JP 2001099484 A JP2001099484 A JP 2001099484A JP 27685499 A JP27685499 A JP 27685499A JP 27685499 A JP27685499 A JP 27685499A JP 2001099484 A JP2001099484 A JP 2001099484A
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hot water
water
water supply
supply loop
valve
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JP27685499A
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Hiroyuki Moriki
啓之 森木
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水栓等から湯を吐出させる場合に、吐出当初
から十分に温度の高い湯が吐出されるようにする。常に
湯を循環させておく場合の加熱コストの無駄を省く。 【解決手段】 水栓6又は8から吐湯する場合、給湯ル
ープ内に残っていた水を加熱器30に戻して加熱し、水
温センサ72又は92の検出水温が所定温度に達した
後、電磁弁66又は96を開弁して吐湯を行う。一方の
給湯ループが給湯に用いられている場合、他方の給湯ル
ープの該一方の給湯ループに排出しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯装置及び給湯方
法に係り、特に、水栓等において吐出開始当初から十分
に温度の高い湯を吐出させるようにした給湯装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水栓から吐出当初より湯が出るようにし
た即湯式の給湯装置として、ボイラから浴室や洗面室に
まで循環給湯ラインを設け、常時この循環給湯ラインに
湯を循環させ、この循環給湯ラインに接続された水栓か
ら湯を吐出させるようにしたものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような循環式の即
湯給湯システムは、ホテル、病院等において採用されて
いるが、一般住宅などにあっては待機中にも常にボイラ
を作動させておくためのコストが著しく高くつき、普及
していない。そのため、一般住宅にあっては、吐出水温
が高くなるまで冷水を捨てるようにしており、特に冬期
にあってはかなり多量の水が無駄になっている。なお、
水栓の直近の給湯配管に電気ヒータ付きポットを設け水
を暖めておく装置も市販されているが、ポット内に常に
湯を貯留しておくための電力コストがかかる。
【0004】本発明は水の無駄の解消及び加熱コストの
低減を実現する給湯装置及び方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の給湯装置は、水
の流入口と湯の流出口を有した水の加熱器と、該加熱器
の湯の流出口と水の流入口とを接続している給湯ループ
と、該給湯ループに設けられた循環ポンプと、該給湯ル
ープの途中に吐水弁を介して接続された吐水器とを有す
る給湯循環式の給湯装置において、該吐水器からの吐水
を開始及び停止させる指令信号を発生する吐水操作部
と、該給湯ループに設けられた水温センサと、該吐水操
作部及びセンサの信号が入力され、前記循環ポンプ及び
吐水弁を制御する制御器とを備えており、該制御器は、
該吐水操作部からの吐水開始指令信号が入力されたとき
に水温センサの検出水温が所定温度以下であるときに
は、この検出水温が所定温度に達するまで該循環ポンプ
を作動させ、この検出水温が所定温度に達した後、前記
吐水弁を開弁させることを特徴とするものである。
【0006】本発明の給湯方法は、水の流入口と湯の流
出口を有した水の加熱器と、該加熱器の湯の流出口と水
の流入口とを接続している給湯ループと、該給湯ループ
に設けられた循環ポンプと、該給湯ループの途中に吐水
弁を介して接続された吐水器とを有する給湯循環式の給
湯装置によって該吐水器から湯を吐出させる給湯方法に
おいて、該吐水器から吐水させるときに該給湯ループ内
の水温が所定温度に達するまで該循環ポンプを作動さ
せ、その後、該吐水弁を開弁して湯を該吐水器から吐出
させることを特徴とするものである。
【0007】かかる給湯装置及び方法にあっては、給湯
ループ内の循環水温が高くなるまで水(湯)を循環さ
せ、その後この給湯ループから湯を水栓等に給湯するた
め、この水栓等からは吐出当初から湯が出るようにな
る。また、吐水器からの吐水が希望の温度に昇温するま
での待機中の水の加熱コストが削減される。
【0008】本発明の一態様においては、給湯ループの
該吐水弁よりも上流側と下流側とを短絡するバイパスが
設けられ、該バイパスに前記制御器によって制御される
開閉式のバイパス弁が設けられており、該制御器は、前
記吐水弁を開弁させて吐水器から吐水させるときに該バ
イパス弁を開弁させ、該バイパスを介しても湯を該吐水
器に供給する。このようにすれば湯の流通抵抗を小さく
することができる。この場合、該バイパスと吐水器との
間の給湯ループは、吐水器よりも上流側の流路と下流側
の流路とを同軸的に配置した二重管にて構成されてもよ
い。このようにすれば、配管施工作業性が良くなると共
に、内管のシールの信頼性を緩くすることができる。
【0009】本発明の別の一態様においては、給湯ルー
プとして並列に第1の給湯ループと第2の給湯ループと
が設けられ、第1の給湯ループの途中に第1の吐水弁を
介して第1の吐水器が接続され、第2の給湯ループの途
中に第2の弁を介して第2の吐水器が接続され、前記吐
水操作部として第1の吐水器用の第1の吐水操作部と第
2の吐水器用の第2の吐水操作部とが設けられており、
第1の給湯ループに第1の水温センサが設けられ、第2
の給湯ループに第2の水温センサが設けられており、第
1及び第2の水温センサの検出信号並びに第1及び第2
の吐水操作部の信号がそれぞれ前記制御器に入力されて
おり、各給湯ループのうちそれぞれ吐水器よりも下流側
同士が連通ラインで連通されると共に、該連通ラインに
開閉式の連通弁が設けられており、該制御器は、一方の
給湯ループを介して該一方の吐水器から湯を吐出させて
いる状態において他方の吐水操作部から他方の吐水器の
吐水開始指令信号が入力した場合、該他方の給湯ループ
の水温センサの検出水温が所定温度以下であるときに
は、この検出水温が所定温度に達するまで該連通弁を開
弁させ、該他方の給湯ループ内の冷水を一方の給湯ルー
プへ送り出し、この検出水温が所定温度に達した後、該
他方の吐水弁を開弁させて該他方の吐水器から湯の吐出
を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態
に係る給湯装置の系統図、図2〜7はそれぞれこの給湯
装置の作動状態を示す系統図である。なお、図1におい
ては、制御器10及びそれと各部材とを接続する信号線
が表示されているが、図2〜7においては、図面を明瞭
とするためにこの制御器10及びそれに連なる信号線の
図示が省略されている。
【0011】図1を参照して、この給湯装置及び制御系
統の全体構成について説明する。給水は、配管2を介し
てこの給湯装置に導入され、この給水の一部は配管4及
びそれから分岐した配管4a,4bを介して浴室の水栓
金具6及び洗面室の水栓金具8に供給される。また、給
水の一部は、電磁弁12、配管14を介して加熱器30
の水の流入口(流入ポート)16に供給される。加熱器
30内に導入された水は、配管18、流水センサ20、
配管22、熱交換器24、配管26及び湯の流出口(流
出ポート)28を介して湯として出湯される。
【0012】加熱器30は熱交換器24の直近に配置さ
れたバーナ36を備えており、このバーナ36に対して
はガバナ34を有するガス配管32を介してガスが供給
される。ガバナ34は前記流水センサ20によって制御
されるものであり、流水センサ20が水の流通を検知す
るとガバナ34が開弁しバーナ36が着火する。
【0013】この流出ポート28からの湯は配管40を
介して前記水栓金具6,8に供給されると共に、配管4
2を介して台所の水栓金具(図示略)にも供給される。
【0014】配管40からは2本の配管44,74が分
岐している。配管44は、電磁弁46、配管48,5
0,52、電磁弁54、配管56、ポンプ58、逆止弁
60、配管62及び前記配管14と共に一つの給湯ルー
プを構成している。この配管50の途中には温度センサ
72が設けられている。
【0015】配管74は、電磁弁76、配管78、配管
80,82、電磁弁84、配管86、ポンプ58、逆止
弁60、配管62,14によって他の給湯ループを構成
している。配管80には温度センサ92が設けられてい
る。
【0016】配管48,50の接続部からは配管64が
分岐しており、この配管64は電磁弁66を介して浴室
水栓6に接続されている。配管78,80の接続部から
は配管94が分岐しており、この配管94は電磁弁96
を介して洗面室水栓8に接続されている。
【0017】これらの水栓6,8にはそれぞれ給湯スイ
ッチ6a,8aが設けられており、この給湯スイッチ6
a,8aからの吐水開始及び吐水停止指令信号が制御器
10に入力される。水栓6,8には、吐出温度を調節す
るための温調ハンドル6b,8bが設けられている。こ
の温調ハンドル6b,8bを回すことにより、水栓6,
8の内部に設けられた湯水混合弁の湯水混合割合が調節
される。
【0018】前記一方の給湯ループを構成している配管
48,50は、バイパス配管70を介して短絡的に接続
されており、この配管70にバイパス弁として電磁弁6
8が設けられている。前記他方の給湯ループを構成する
配管78,80はバイパス弁としての電磁弁88を有す
るバイパス配管90によって短絡的に接続されている。
【0019】該一方の給湯ループの配管50と他方の給
湯ループの配管80とは連通ラインとしての配管100
によって接続され、この配管100に連通弁としての電
磁弁102が設けられている。
【0020】温度センサ72,92の検出信号は制御器
10に入力されており、この制御器10から各電磁弁5
4,68,84,88,96,102にそれぞれ開弁信
号及び閉弁信号が与えられる。制御器10は更に前記ポ
ンプ58にも作動信号を与える。
【0021】このように構成された給湯装置にあって
は、基本的には浴室及び洗面室の水栓6,8の吐水スイ
ッチ6a,8aを操作することによりこの水栓6,8か
ら湯が吐出されるものであるが、吐出開始当初から湯が
出るようにするために各電磁弁、ポンプ58等が制御さ
れる。この制御方法について図2〜7を参照して次に説
明する。
【0022】図2は浴室水栓6の吐水スイッチ6aを操
作した場合の水(湯)の流れを説明する系統図である。
この吐水スイッチ6aを操作した場合、給湯ループ内に
は通常は温度の低い水が残っているので、この冷たい水
を水栓6から吐出させないようにするために前記一方の
給湯ループに水を循環させて熱交換器24にて加熱し、
この循環水温が十分に高くなった後、図3の如く浴室水
栓6からの吐水(吐湯)を開始するようにしている。
【0023】図2にあっては、電磁弁46,54が開弁
され、その他の電磁弁は閉弁されている。この状態でポ
ンプ58が作動され、給湯ループ内の残留水が配管1
4,18,22,26,40,44,48,50,5
2,56,62の給湯ループを循環し、熱交換器24に
て加熱される。この循環している水(湯)の温度は配管
50に設けられた温度センサ72によって検出されてお
り、この温度センサ72で検出される循環水温が所定温
度に達するまでこの循環が続行される。なお、流水セン
サ20が水の流水を検知すると、ガバナ34が開弁し、
バーナ36が着火する。
【0024】温度センサ72の検出水温が所定温度に達
した後は、図3の流路選択とし、浴室水栓6からの吐湯
を行う。図3の状態にあっては、電磁弁12,46,6
6,68が開弁され、その他の電磁弁は閉弁されてい
る。また、ポンプ58も停止されている。この状態にあ
っては、給水配管2からの水が配管14,18,22を
介して熱交換器24に供給され、ここで加熱されて湯と
なる。この湯は配管26,40,44を介して流れ、更
に配管48,50の双方に分岐して流れ、配管64にお
いて合流して浴室水栓6に供給される。前記の通り、循
環ループ内に残っていた水が十分に加熱されてから電磁
弁66が開弁されるので水栓6から吐出し始めた当初か
ら湯が流出することになる。
【0025】なお、配管70の電磁弁68を開弁するこ
とにより、配管44から流れてきた湯が配管48,50
の双方に分岐して流れるようになる。このように途中で
双方の配管48,50を使用して給湯することにより、
湯の流通抵抗が小さくなり、浴室水栓6に十分な量の湯
を供給することが可能となる。
【0026】前記一方の給湯ループ及び他方の給湯ルー
プのいずれにも冷たい水が残留している状態において洗
面室水栓8の吐水スイッチ8aを操作した場合の作動に
ついて次に図4,5を参照して説明する。
【0027】この場合は、図4の如く電磁弁76,84
を開弁し、その他の電磁弁は閉弁しておきポンプ58を
作動させる。これにより、水が配管14,18,22、
熱交換器24、配管26,40,74,78,80,8
2,86,62の順に循環する。前記の通り、流水セン
サ20が流水を検知することによりガバナ34が開弁
し、バーナ36が着火して熱交換器24内を流れる水が
加熱される。この給湯ループを循環する水の温度が水温
センサ92で検出され、この検出水温が所定温度に達す
るまで循環が継続される。
【0028】循環水温が所定水温になると、図5の通
り、電磁弁12,76,88,96が開弁状態とされ、
他の電磁弁が閉弁されると共に、ポンプ58が停止され
る。この状態にあっては、給水配管2からの水が配管1
4,18,22を介して熱交換器24に供給され、湯と
なる。この湯は配管26,40,74を介して流れ、配
管78,80の双方を介して流れて配管94にて再び合
流し、洗面室水栓8に供給される。
【0029】このようにして、洗面室水栓8からも吐出
当初から湯が流れ出るようになる。また、この場合も、
加熱器30から供給される湯が配管78,80の双方を
介して水栓8に供給されるため、湯の流通抵抗が小さ
く、水栓8に対し十分な量の湯を供給することが可能で
ある。
【0030】図4,5は前記一方及び他方の給湯ループ
のいずれにも冷たい水が残っていた場合の作動例である
が、一方の給湯ループから給湯を行っており、それゆえ
に一方の給湯ループには、湯が流れている場合におい
て、他方の給湯ループから給湯を開始する場合、この他
方の給湯ループ内の水を一方の給湯ループに供給し、他
方の給湯ループ内の水を湯に置換した後、他方の給湯ル
ープから給湯を開始するようにしても良い。
【0031】図6は浴室水栓6から吐湯を行っている状
態において、洗面室水栓8からの吐湯を行おうとした場
合に、この洗面室水栓給湯用のループ内の残留水(冷
水)をこの浴室水栓6側に流し出す状態を示している。
図6においては、電磁弁12,46,66,68,7
6,102が開弁され、その他の電磁弁が閉弁されると
共に、ポンプ58が停止している。この状態にあって
は、給水配管2からの水が配管14,18,22を介し
て熱交換器24で加熱される。熱交換器24からの湯は
配管26,40,44,48,50を介して浴室水栓6
から湯として吐出されている。また、配管40からの湯
は、配管74,78,80,100を流れる。これによ
り、配管74,78,80内に残っていた冷たい水が配
管100を介して配管50に排出され、配管74,7
8,80内の水が湯に置換される。所定時間湯を流すこ
とによりこの配管74,78,80内の残留冷水を湯に
置換した後、電磁弁96を開、電磁弁102を閉とす
る。これにより、浴室水栓6及び洗面室水栓8の双方か
ら湯が吐出する。そして、洗面室水栓8からは、吐出当
初から湯が流出するようになる。
【0032】図7は、洗面室水栓8で吐湯を行っている
状態において、浴室水栓6から吐湯を開始しようとする
場合の湯の流れを示している。この場合にあっては、電
磁弁12,46,76,88,96,102が開とさ
れ、その他の電磁弁は閉とされ、ポンプ58は停止され
ている。給水配管2からの水は配管14,18,22を
介して熱交換器24に供給され、湯が配管40,74,
78,80,94を介して洗面室水栓8に供給されてい
る。この場合、電磁弁46,102を開弁しているとこ
ろから、配管40からの湯の一部が配管44にも流れ、
配管48,50,100を介してその中に残っていた冷
たい水が配管80側に排出される。所定時間このように
湯を配管44,48,50に流して冷水を湯に置換した
後、電磁弁66を開、電磁弁102を閉とし、浴室水栓
6からの吐湯を開始する。この場合、吐出当初から湯が
流出する。
【0033】本発明においては、前記配管48,50が
対をなし、配管78,80が対をなしているのである
が、この対をなす配管48、50及び配管78,80を
それぞれペアチューブ或いは二重管にて構成しても良
い。このようにペアチューブ(二本の配管を平行に引き
揃えて両者を連結したもの)或いは二重管を採用した場
合には、配管48,50又は配管78,80の引き回し
作業を一度の配管引き回し作業で済ませることが可能で
ある。特に二重管を採用した場合には、内管シールの信
頼性が低いものでも支障がないという長所がある。
【0034】図8,9はこの二重管を採用した構成例を
示すものであり、図8は内管及び外管のいずれをも給湯
に使用し、図9は給湯ループを湯の循環に使用している
状態を示している。この二重管110は内管112と外
管114とを備えており、内管112の内部が流路11
6となっており、内管112と外管114との間が流路
118となっている。なお、図8(b),(c)の如く
内管112と外管114とはリブ113によって連結さ
れている。
【0035】この二重管110の一端側(図8(a)の
上端側)には分岐継手120が連結され、他端側には集
合継手130が連結されている。分岐継手120を取り
付けるには、図8(b),(c)の如くコア119を外
管114の内面に沿って押し込み、分岐継手120を二
重管110の一端側に嵌めた後、締付リング121を本
体側122に螺じ込むことにより挿入片123を分岐継
手120の内周面と外管114との間に押し込み、分岐
継手120を固定する。集合継手130も同様にして二
重管110に連結固定される。
【0036】この分岐継手120は、二つのポート12
4,128を備えており、図8(a)の如くこの二重管
の流路116,118のいずれをも給湯スペースとして
利用する場合には、ポート124,128の双方から湯
を導入し、集合継手130にて合流させて前記水栓6又
は8に供給する。
【0037】集合継手130は、内管112内に連通す
る流路132と外周側の流路137とを有しており、両
者が開口138を介して連通している。集合継手130
の外周部136が外管114に外嵌し、流出口134が
前記電磁弁66又は96を介して水栓6又は8に連通さ
れる。二重管110の流路116,118のいずれをも
給湯に用いる場合には、分岐継手120のポート128
からの湯は開口138を通ってポート124からの湯と
合流し、水栓6又は8に供給される。
【0038】水を循環させて給湯ループ内の水温を高め
る場合には、図9の如く、ポート124から湯を内管1
12内の流路116に流す。この場合電磁弁66又は9
6が閉弁しているので集合継手130内に流れ込んだ湯
は開口138、流路137,118,126の順に流
れ、ポート128から流出し、前記の如くポンプ58を
介して熱交換器24に戻される。
【0039】上記実施の形態にあっては、水(湯)を吐
出させるために水栓6,8が採用されているが、水栓以
外の湯吐出用のノズル等を採用しても良い。
【0040】
【発明の効果】以上の通り本発明によると、水栓等から
吐出させる場合に吐出当初から湯が吐出するようにな
る。従って、冷たい水を捨てて、温かい湯まで待つとい
う従来例に比べて水の廃棄量が節約される。また、常に
湯を循環させたりポット内で加熱して温めておくものに
比べて水の加熱コストを節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る給湯装置の系統図で
ある。
【図2】図1の装置の作動状態の系統図である。
【図3】図1の装置の作動状態の系統図である。
【図4】図1の装置の作動状態の系統図である。
【図5】図1の装置の作動状態の系統図である。
【図6】図1の装置の作動状態の系統図である。
【図7】図1の装置の作動状態の系統図である。
【図8】二重管の構成図である。
【図9】二重管の構成図である。
【符号の説明】
12,46,66,54,68,84,88,96,1
02 電磁弁 58 ポンプ 60 逆止弁 70,90 バイパス配管 72,92 水温センサ 100 連通ラインとしての配管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水の流入口と湯の流出口を有した水の加
    熱器と、 該加熱器の湯の流出口と水の流入口とを接続している給
    湯ループと、 該給湯ループに設けられた循環ポンプと、 該給湯ループの途中に吐水弁を介して接続された吐水器
    とを有する給湯循環式の給湯装置において、 該吐水器からの吐水を開始及び停止させる指令信号を発
    生する吐水操作部と、該給湯ループに設けられた水温セ
    ンサと、 該吐水操作部及びセンサの信号が入力され、前記循環ポ
    ンプ及び吐水弁を制御する制御器とを備えており、 該制御器は、該吐水操作部からの吐水開始指令信号が入
    力されたときに水温センサの検出水温が所定温度以下で
    あるときには、この検出水温が所定温度に達するまで該
    循環ポンプを作動させ、この検出水温が所定温度に達し
    た後、前記吐水弁を開弁させることを特徴とする給湯装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該給湯ループの該吐
    水弁よりも上流側と下流側とを短絡するバイパスが設け
    られ、該バイパスに前記制御器によって制御される開閉
    式のバイパス弁が設けられており、 該制御器は、前記吐水弁を開弁させて吐水器から吐水さ
    せるときに該バイパス弁を開弁させ、該バイパスを介し
    ても湯を該吐水器に供給するものであることを特徴とす
    る給湯装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、該バイパスと吐水器
    との間の給湯ループは、吐水器よりも上流側の流路と下
    流側の流路とを同軸的に配置した二重管にて構成されて
    いることを特徴とする給湯装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、前記給湯ループとして並列に第1の給湯ループと第
    2の給湯ループとが設けられ、第1の給湯ループの途中
    に第1の吐水弁を介して第1の吐水器が接続され、第2
    の給湯ループの途中に第2の弁を介して第2の吐水器が
    接続され、 前記吐水操作部として第1の吐水器用の第1の吐水操作
    部と第2の吐水器用の第2の吐水操作部とが設けられて
    おり、 第1の給湯ループに第1の水温センサが設けられ、第2
    の給湯ループに第2の水温センサが設けられており、 第1及び第2の水温センサの検出信号並びに第1及び第
    2の吐水操作部の信号がそれぞれ前記制御器に入力され
    ており、 各給湯ループのうちそれぞれ吐水器よりも下流側同士が
    連通ラインで連通されると共に、該連通ラインに開閉式
    の連通弁が設けられており、 該制御器は、一方の給湯ループを介して該一方の吐水器
    から湯を吐出させている状態において他方の吐水操作部
    から他方の吐水器の吐水開始指令信号が入力した場合、
    該他方の給湯ループの水温センサの検出水温が所定温度
    以下であるときには、この検出水温が所定温度に達する
    まで該連通弁を開弁させ、該他方の給湯ループ内の冷水
    を一方の給湯ループへ送り出し、この検出水温が所定温
    度に達した後、該他方の吐水弁を開弁させて該他方の吐
    水器から湯の吐出を行うことを特徴とする給湯装置。
  5. 【請求項5】 水の流入口と湯の流出口を有した水の加
    熱器と、 該加熱器の湯の流出口と水の流入口とを接続している給
    湯ループと、 該給湯ループに設けられた循環ポンプと、 該給湯ループの途中に吐水弁を介して接続された吐水器
    とを有する給湯循環式の給湯装置によって該吐水器から
    湯を吐出させる給湯方法において、 該吐水器から吐水させるときに該給湯ループ内の水温が
    所定温度に達するまで該循環ポンプを作動させ、その
    後、該吐水弁を開弁して湯を該吐水器から吐出させるこ
    とを特徴とする給湯方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記給湯ループとし
    て並列に第1の給湯ループと第2の給湯ループとが設け
    られ、第1の給湯ループの途中に第1の吐水弁を介して
    第1の吐水器が接続され、第2の給湯ループの途中に第
    2の弁を介して第2の吐水器が接続され、 各給湯ループのうちそれぞれ吐水器よりも下流側同士が
    連通ラインで連通されると共に、該連通ラインに開閉式
    の連通弁が設けられており、 一方の給湯ループを介して一方の吐水器から湯を吐出さ
    せているときに他方の吐水器から吐出を開始する場合、
    他方の給湯ループ内の水温が所定温度に達するまで該連
    通弁を開弁して他方の給湯ループ内の低温水を一方の給
    湯ループに流出させることを特徴する給湯方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101542886B1 (ko) 2014-03-05 2015-08-07 지에스네오텍(주) 급탕 설비의 급탕 제어방법
JP2015210061A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 三菱電機株式会社 給湯装置

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