JP3601663B2 - 風呂給湯設備 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は風呂給湯設備に関し、詳しくは浴槽内の湯をうめる機能に特徴を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、湯張機能付の風呂給湯設備として、図5に示すような並走管式(2缶2水路1バーナ式)のもの、即ち浴水を外部循環させる循環管路とこれとは別の給湯管路とをそれぞれ部分的に並走させ、その並走部に共通のバーナ及び熱交換器部を設けた形態のものが用いられている。
【0003】
同図において200は浴槽で、202は浴槽200内の浴水を浴槽200から取り出して外部循環させた上、浴槽200へと戻す循環管路である。
この循環管路202上には風呂サーミスタ204,循環ポンプ206,風呂水流スイッチ208が設けられている。
【0004】
210は給水口212から流入した水を湯に換えて出湯口214から出湯し、水栓239の蛇口240等の吐出部に送る給湯管路で、上記循環管路202とは別途に設けられている。
この給湯管路210上にはフローセンサ216,給水サーミスタ218,出湯サーミスタ220,給湯確認スイッチ222が設けられている。
【0005】
上記循環管路202と給湯管路210とは、並走部224,226において互いに並走しており、そこに共通の熱交換器部228とこれを加熱するための共通のバーナ(ここでは石油バーナ)230が設けられている。
【0006】
給湯管路210における熱交換器部228の下流部からは、供給管路232が延び出していて、その先端が循環管路202に接続されており、給水口212から流入した水ないし熱交換器部228で加熱された湯が、供給管路232を通じて循環管路202を介し浴槽200へと供給されるようになっている。
ここで、供給管路232上には電磁弁234,逆止弁236が設けられている。
尚、図5中238は装置の作動を制御する制御部である。
【0007】
この風呂給湯設備の場合、供給管路232及び風呂側の循環管路202を通じて浴槽200に湯張りすることができる。即ちこの風呂給湯設備は湯張機能を備えている。
【0008】
この風呂給湯設備の場合、浴槽200内の湯をうめるときにも同様にして供給管路232,循環管路202を用いて行う。即ち給水口212から流入した水を、供給管路232,循環管路202を通じて浴槽200内に供給する。
【0009】
しかしながらこのとき、給水口212から流入した水は熱交換器部228を通過した後に、供給管路232,循環管路202を経て浴槽200内に供給されることから、従来次のような問題、即ち浴槽200内のお湯をうめるために水を給水したにもかかわらず、一部加熱された湯が浴槽200へと供給されてしまい、浴槽200内の湯がなかなかうまらなかったりするといった問題を生じていた。
【0010】
図6〜図8はその理由を具体的に示したものである。
先ず図6(I)は、出湯口214からの出湯、例えば水栓239の蛇口240からの出湯を行っているときの状態を示したもので、このとき給水口212から流入した水は、給湯管路210内を流通し、そして熱交換器部228による加熱によって湯となり、出湯口214、つまり水栓239の蛇口240から出湯する。
【0011】
同図(II)は出湯口214からの出湯を停止した直後の状態を示しており、このとき給湯管路210における熱交換器部228の配管内部の水は余熱によって加熱され、熱い湯となっている。
例えば(I)において65℃で出湯を行った場合、(II)の状態では給湯管路210における熱交換器部228の配管内部の水は熱交換器部228の余熱によって65℃以上の熱い湯となっている。
【0012】
図7(III)はその後にうめるスイッチを押して、浴槽200内の湯をうめる操作を行ったときの状態を示したもので、このうめる操作により、給水口212から流入した水が、熱交換器部228を経て供給管路232へと流入し、更に循環管路202を流通して浴槽200内へと給水される。そしてその給水により浴槽200内の湯が給水分だけうめられる。
【0013】
但しこのうめる操作を行ったとき、初期に熱交換器部228の余熱によって熱い湯の状態となっているものが浴槽200内に流入することとなる。
そして給湯管路210における熱交換器部228の配管内部に残っていた湯が浴槽200内に流入した後において、初めて冷たい水が浴槽200内に流れ込むこととなる。
【0014】
ところでこのようにして給水口212から流入した水を給湯管路210を通じて流通させ、供給管路232,循環管路202を経て浴槽200に給水し、そのままうめる動作を終了してしまうと、当然ながら熱交換器部228は冷却状態且つ給湯管路210における熱交換器部228の配管内部には水が入っている状態となる。
従って次に出湯口214から出湯させるべく操作を行ったとき、出湯口214から冷たい水が出て来ることになる。即ち次の出湯の際の死水が多くなることとなる。
【0015】
そこでこのようなことをできるだけ回避するため、従来の風呂給湯設備にあっては、上記うめる動作を完了する前に、例えば浴槽200内の湯をうめるために給水を10リットル行うとすると、最後の2〜3リットル前のところで、バーナ230を燃焼させて熱交換器部228の配管内部の水を加熱し暖めるようにしている。
ところがこのような動作を行えば必然的にうめる動作の最後のところで、つまり最後の2〜3リットル分が熱い湯として浴槽200に供給されてしまうことになる。
【0016】
以上のように従来の風呂給湯設備の場合、浴槽200内の湯をうめるために浴槽200への給水を行っても、実際には湯を浴槽200に供給している時間が相当あり、このため浴槽200内の湯の温度が十分に下がらないといった不都合を生じていた。
【0017】
特に浴槽200内の湯をうめるための操作を行った後、出湯口214からの出湯が頻繁に行われると、従来の風呂給湯設備の場合、その出湯の間、うめるための動作を一旦中断して待機状態となり、出湯が完全に終わった後に残りの分を浴槽200に給水してうめる動作を行うようにしているために、浴槽200への給水用として(うめるための水として)、熱交換器部228の余熱で熱くなった湯がそれだけ多く浴槽200に供給されることとなり、場合によって浴槽200への給水分が殆ど湯であったりするといったことが生じ得る。
従って従来の風呂給湯設備の場合、特に夏期においてうめるための操作を行っても、浴槽200内の湯が殆どうまらないといったことが生じていた。
【0018】
尚、従来の風呂給湯設備の場合、図6(I)〜図7(IV)に示しているようにうめる動作を行っている間、循環管路202上の循環ポンプ206は停止状態にあり、図8(V)に示しているように浴槽200への給水を終了した時点で、初めて循環ポンプ206をオン状態として循環を行い、浴槽200内の浴水を撹拌するようにしているため、風呂給湯設備におけるうめる運転時間が長くかかるといった問題も有していた。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本願の発明はこのような課題を解決するためになされたものである。
而して請求項1の風呂給湯設備は、(イ)浴水を外部に取り出した上浴槽に戻す循環管路と、(ロ)該循環管路上に設けられた循環ポンプと、(ハ)該循環管路と部分的に並走し、給水口から流入した水を並走部で湯に変えて出湯口から出湯する、前記循環管路とは別の給湯管路と、(ニ)該並走部において前記循環管路内の水と給湯管路内の水とを共通に加熱する、それら循環管路及び給湯管路に共通のバーナ及び熱交換器部と、(ホ)前記給湯管路における前記熱交換器部の下流部と風呂側の循環管路とを連絡し、該循環管路を通じて浴槽内に給湯を行うための供給管路と、(ヘ)装置の作動を制御する制御部と、を備えた風呂給湯設備において、前記給湯管路における前記熱交換器部の上流部から分岐し、該熱交換器部をバイパスして、先端を前記供給管路に接続したバイパス管路を設けたことを特徴とする。
【0020】
請求項2の風呂給湯設備は、請求項1に記載の風呂給湯設備において、前記バイパス管路上に該バイパス管路を通じての給水・給水停止を行うための電磁弁を設けたことを特徴とする。
【0021】
【作用及び発明の効果】
上記のように請求項1の風呂給湯設備は、給湯管路における熱交換器部の上流部から分岐し、給湯管路における給水口から流入した水を熱交換器部をバイパスして循環管路に導くバイパス管路を設けたもので、この風呂給湯設備の場合、給水口から流入した水を熱交換器部を経由することなくバイパス管路を通じて直接的に浴槽へと給水でき、従ってこの風呂給湯設備によれば、うめる動作を行うときその当初から最終まで常に冷たい水をうめるための水として浴槽に給水できる。
【0022】
即ちこの請求項1の風呂給湯設備によれば、浴槽内の湯をうめるときに、給湯管路における熱交換器部の配管内部に残っていた熱い湯が浴槽へと供給されてしまうといったことを回避でき、確実に冷たい水を浴槽へと給水することができる。
従ってこの風呂給湯設備によれば、浴槽内の湯を確実に所望温度まで低下させ、うめることができる。
【0023】
請求項2のものは、上記バイパス管路上にこれを開閉する電磁弁を設け、その電磁弁によって浴槽への給水・給水停止を行うようになしたもので、この風呂給湯設備の場合、バイパス管路を通じての浴槽への給水を、その電磁弁の開閉に基づいて簡単且つ良好に制御することができる。
【0024】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は湯張機能付の風呂給湯設備を示したもので、図示のようにこの例の風呂給湯設備は並走管式(2缶2水路1バーナ式)のものである。
同図において10は浴槽で、12は浴槽10内の浴水を浴槽10から取り出して外部循環させた上、浴槽10へと戻す循環管路である。
【0025】
この循環管路12上には第一サーミスタ14,循環ポンプ16,風呂水流スイッチ18及び第二サーミスタ20が設けられている。
ここで第一サーミスタ14は浴槽10内の浴水の温度を検知する風呂サーミスタとしてのものであり、また第二サーミスタ20は循環管路12における後述の熱交換器部40の出口温度を検知するもので、かかる熱交換器部40の下流部に設けられている。
【0026】
22は給水口24から流入した水を湯に換えて出湯口26から出湯する給湯管路で、上記循環管路12とは別途に設けられている。
尚この例では出湯口26に水栓28が接続されており、出湯口26から流出した湯が水栓28の蛇口30から吐出される。
但し出湯口26への水栓28の接続はあくまで1つの例であって、他の様々な吐水用の器具が一般に出湯口26に接続される。
この給湯管路22上にはフローセンサ32,給水サーミスタ34,出湯サーミスタ36,給湯確認スイッチ37が設けられている。
【0027】
上記循環管路12と給湯管路22とは並走部38,39において互いに並走しており、そこに共通の熱交換器部40とこれを加熱するための共通のバーナ(本例では石油バーナ)42が設けられている。
給湯管路22における熱交換器部40の下流部からは供給管路44が延び出していて、その先端が循環管路12に、詳しくは循環ポンプ16と風呂水流スイッチ18との間の部位に接続されている。
この供給管路44上には第一電磁弁46,逆止弁48が設けられている。
【0028】
この供給管路44は、浴槽10に湯張りを行うときに熱交換器部40で加熱された湯を、この供給管路44を通じて循環管路12内に導き、その循環管路12を経由して浴槽10へと供給する。また浴槽10に給水するに際しても、この供給管路44を通じて行うことができる。
但し浴槽10への給水については、後述するバイパス管路50を通じて行うこともできる。特に浴槽10内の湯をうめる動作を行うときには、このバイパス管路50を通じて浴槽10への給水を行う。
【0029】
50は給水口24から流入した水を、熱交換器部40をバイパスして循環管路12内に導くバイパス管路で、給湯管路22における熱交換器部40の上流部から分岐して延び出し、先端が上記供給管路44に、詳しくは供給管路44における逆止弁48の下流部に接続されている。
このバイパス管路50上には第二電磁弁52,逆止弁54が設けられている。
尚、56は装置の作動を制御する制御部であり、58は操作装置としての遠隔操作用のリモコンである。
【0030】
本例の風呂給湯設備は湯張機能付のもので、その湯張動作は次のようにして行われる。
即ち、給水口24から流入した水が給湯管路22内を流通し、そして熱交換器部40においてバーナ42の燃焼により加熱されて湯となり、供給管路44を通じて循環管路12内に流入し、更にその循環管路12を通じて浴槽10内に供給される。
【0031】
尚この湯張動作の際、当然ながら供給管路44上の第一電磁弁46は開状態にある。
この第一電磁弁46の作動制御は、リモコン58からの信号に基づいて制御部56により行われる。
従ってこのとき、当然ながらバイパス管路50上の第二電磁弁52はオフ状態、即ち閉状態に保持される。
この第二電磁弁52の作動制御も制御部56によって行われる。
尚出湯口26から出湯を行う際には、フローセンサ32からの信号に基づいて制御部56により第一電磁弁46,第二電磁弁52共に閉状態に保持される。
【0032】
この風呂給湯設備では、浴槽10に冷たい水を給水する場合にも供給管路44を通じて行うことができる。
このときバーナ42は非燃焼状態にある。即ちバーナ42を燃焼させない状態で、湯張りと同様にして浴槽10に給水口24からの水を供給することで、浴槽10内に冷たい水を張ることができる。
【0033】
但し本例ではバイパス管路50が付加されており、浴槽10への給水はそのバイパス管路50を通じて行うこともできる。
本例において、バイパス管路50は特に浴槽10内の湯をうめる際に、給水口24から流入した水を浴槽10へと供給するために設けられたものである。
【0034】
次にこのバイパス管路50の機能を含む本例の風呂給湯設備の各動作状態を、図2及び図3に基づいて詳しく説明する。
先ず図2(I)は出湯口26、即ち水栓28の蛇口30から出湯を行っているときの動作状態を示したもので、このとき給水口24から流入した水は、給湯管路22を流通して熱交換器部40で加熱されて湯となり、その後給湯管路22における熱交換器部40の下流部を流通して出湯口26,つまり水栓28における蛇口30から出湯される。
このとき供給管路44及びバイパス管路50における各電磁弁46,52は制御部56によって閉状態に保持されている。
【0035】
次に図2(II)は出湯口26からの出湯を停止した直後の状態を示しており、このとき給湯管路22における熱交換器部40の配管内部は余熱によって熱い湯の状態となっている。
この状態で次に浴槽10内の湯をうめるべく操作がされたとき、上述したように従来の風呂給湯設備にあっては、その熱交換器部40の配管内部の熱い湯がそのまま浴槽10へと供給されてしまうが、本例ではこのうめる運転動作の際、熱交換器部40の配管内部の熱い湯は浴槽10へと供給されず、給水口24から流入した水がバイパス管路50を通じて循環管路12へと導かれ、その循環管路12を通じて浴槽10へと給水される。
【0036】
即ちそのうめる運転の際には、図3(III)に示しているように制御部56によって供給管路44上の第一電磁弁46が閉状態,バイパス管路50上の第二電磁弁52が開状態とされ、給水口24から流入した水が、熱交換器部40を経由することなくバイパス管路50を通じて直接的に循環管路12内に流入し、浴槽10へと供給される。
【0037】
尚このとき、循環管路12上の循環ポンプ16は制御部56によってオン状態とされる。従って給水口24からの冷たい水が浴槽10内に流入する際に、循環ポンプ16の強制循環に基づいて浴槽10内の浴水が撹拌される。
【0038】
以上のように本例の風呂給湯設備では、給水口24から流入した水を、熱交換器部40を経由することなくバイパス管路50を通じて直接的に浴槽10へと給水するようにしており、従ってこの風呂給湯設備によれば、うめる動作を行うときその当初から最終まで常に冷たい水をうめるための水として浴槽10に給水できる。
【0039】
即ち本例の風呂給湯設備によれば、浴槽10内の湯をうめるときに、給湯管路22における熱交換器部40の配管内部に残っていた熱い湯が浴槽10へと供給されてしまうといったことがなく、確実に冷たい水を浴槽10へと給水することができる。従って浴槽10内の湯を確実に所望温度まで低下させ、うめることができる。
尚この場合において、バイパス管路50の先端は循環管路12に接続(供給管路44の一部を介して)しているため、バイパス管路50を通じて給水された水は循環管路12を経て浴槽10内に給水される。
【0040】
また本例の風呂給湯設備の場合、バイパス管路50を通じての浴槽10への給水を、その第二電磁弁52の開閉に基づいて簡単且つ良好に制御することができる。
更にこの風呂給湯設備の場合、浴槽10内の湯をうめるための運転時間を短縮化することができる。
【0041】
図4は本発明の比較例を示している。
図示のようにこの例では、給湯管路22における熱交換器部40の上流部から分岐させたバイパス管路50の先端を、直接循環管路12に、詳しくは熱交換器部40の下流部であって浴槽10に近い位置において循環管路12に接続している。
【0042】
上記第一の実施例の場合、バイパス管路50を通じて冷たい水を供給し浴槽10内部の湯をうめる際に、循環ポンプ16の駆動によって、循環管路12における熱交換器部40の配管内部が冷たい水で置き換わってしまい、これにより給湯管路22における熱交換器部40の配管内部が冷却されてしまうこととなるが、図4に示す例の場合、バイパス管路50を通じて供給された冷たい水は、循環ポンプ16の駆動の下で熱交換器部40を経由することなく直接浴槽10へと流入する。そして浴槽10内の温かい湯が循環ポンプ16の駆動の下に循環管路12における熱交換器部40の配管内部を流通する。
【0043】
従ってこの図4に示す例の場合、浴槽10内の湯をうめるために供給された冷たい水によって給湯管路22における熱交換器部40の配管内部が冷却されてしまうといった不都合を生じない。
【0044】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である風呂給湯設備の概略構成図である。
【図2】図1の風呂給湯設備の一動作状態を示す図である。
【図3】図1の風呂給湯設備の、図2とは異なる動作状態を示す図である。
【図4】本発明の比較例を示す図である。
【図5】従来の風呂給湯設備の概略構成図である。
【図6】図5の風呂給湯設備の一動作状態を示す図である。
【図7】図5の風呂給湯設備の、図5とは異なる動作状態を示す図である。
【図8】図5の風呂給湯設備の、図5及び図6とは異なる動作状態を示す図である。
【符号の説明】
10 浴槽
12 循環管路
16 循環ポンプ
22 給湯管路
24 給水口
26 出湯口
38,39 並走部
40 熱交換器部
42 バーナ
44 供給管路
50 バイパス管路
52 第二電磁弁
56 制御部
【発明の属する技術分野】
この発明は風呂給湯設備に関し、詳しくは浴槽内の湯をうめる機能に特徴を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、湯張機能付の風呂給湯設備として、図5に示すような並走管式(2缶2水路1バーナ式)のもの、即ち浴水を外部循環させる循環管路とこれとは別の給湯管路とをそれぞれ部分的に並走させ、その並走部に共通のバーナ及び熱交換器部を設けた形態のものが用いられている。
【0003】
同図において200は浴槽で、202は浴槽200内の浴水を浴槽200から取り出して外部循環させた上、浴槽200へと戻す循環管路である。
この循環管路202上には風呂サーミスタ204,循環ポンプ206,風呂水流スイッチ208が設けられている。
【0004】
210は給水口212から流入した水を湯に換えて出湯口214から出湯し、水栓239の蛇口240等の吐出部に送る給湯管路で、上記循環管路202とは別途に設けられている。
この給湯管路210上にはフローセンサ216,給水サーミスタ218,出湯サーミスタ220,給湯確認スイッチ222が設けられている。
【0005】
上記循環管路202と給湯管路210とは、並走部224,226において互いに並走しており、そこに共通の熱交換器部228とこれを加熱するための共通のバーナ(ここでは石油バーナ)230が設けられている。
【0006】
給湯管路210における熱交換器部228の下流部からは、供給管路232が延び出していて、その先端が循環管路202に接続されており、給水口212から流入した水ないし熱交換器部228で加熱された湯が、供給管路232を通じて循環管路202を介し浴槽200へと供給されるようになっている。
ここで、供給管路232上には電磁弁234,逆止弁236が設けられている。
尚、図5中238は装置の作動を制御する制御部である。
【0007】
この風呂給湯設備の場合、供給管路232及び風呂側の循環管路202を通じて浴槽200に湯張りすることができる。即ちこの風呂給湯設備は湯張機能を備えている。
【0008】
この風呂給湯設備の場合、浴槽200内の湯をうめるときにも同様にして供給管路232,循環管路202を用いて行う。即ち給水口212から流入した水を、供給管路232,循環管路202を通じて浴槽200内に供給する。
【0009】
しかしながらこのとき、給水口212から流入した水は熱交換器部228を通過した後に、供給管路232,循環管路202を経て浴槽200内に供給されることから、従来次のような問題、即ち浴槽200内のお湯をうめるために水を給水したにもかかわらず、一部加熱された湯が浴槽200へと供給されてしまい、浴槽200内の湯がなかなかうまらなかったりするといった問題を生じていた。
【0010】
図6〜図8はその理由を具体的に示したものである。
先ず図6(I)は、出湯口214からの出湯、例えば水栓239の蛇口240からの出湯を行っているときの状態を示したもので、このとき給水口212から流入した水は、給湯管路210内を流通し、そして熱交換器部228による加熱によって湯となり、出湯口214、つまり水栓239の蛇口240から出湯する。
【0011】
同図(II)は出湯口214からの出湯を停止した直後の状態を示しており、このとき給湯管路210における熱交換器部228の配管内部の水は余熱によって加熱され、熱い湯となっている。
例えば(I)において65℃で出湯を行った場合、(II)の状態では給湯管路210における熱交換器部228の配管内部の水は熱交換器部228の余熱によって65℃以上の熱い湯となっている。
【0012】
図7(III)はその後にうめるスイッチを押して、浴槽200内の湯をうめる操作を行ったときの状態を示したもので、このうめる操作により、給水口212から流入した水が、熱交換器部228を経て供給管路232へと流入し、更に循環管路202を流通して浴槽200内へと給水される。そしてその給水により浴槽200内の湯が給水分だけうめられる。
【0013】
但しこのうめる操作を行ったとき、初期に熱交換器部228の余熱によって熱い湯の状態となっているものが浴槽200内に流入することとなる。
そして給湯管路210における熱交換器部228の配管内部に残っていた湯が浴槽200内に流入した後において、初めて冷たい水が浴槽200内に流れ込むこととなる。
【0014】
ところでこのようにして給水口212から流入した水を給湯管路210を通じて流通させ、供給管路232,循環管路202を経て浴槽200に給水し、そのままうめる動作を終了してしまうと、当然ながら熱交換器部228は冷却状態且つ給湯管路210における熱交換器部228の配管内部には水が入っている状態となる。
従って次に出湯口214から出湯させるべく操作を行ったとき、出湯口214から冷たい水が出て来ることになる。即ち次の出湯の際の死水が多くなることとなる。
【0015】
そこでこのようなことをできるだけ回避するため、従来の風呂給湯設備にあっては、上記うめる動作を完了する前に、例えば浴槽200内の湯をうめるために給水を10リットル行うとすると、最後の2〜3リットル前のところで、バーナ230を燃焼させて熱交換器部228の配管内部の水を加熱し暖めるようにしている。
ところがこのような動作を行えば必然的にうめる動作の最後のところで、つまり最後の2〜3リットル分が熱い湯として浴槽200に供給されてしまうことになる。
【0016】
以上のように従来の風呂給湯設備の場合、浴槽200内の湯をうめるために浴槽200への給水を行っても、実際には湯を浴槽200に供給している時間が相当あり、このため浴槽200内の湯の温度が十分に下がらないといった不都合を生じていた。
【0017】
特に浴槽200内の湯をうめるための操作を行った後、出湯口214からの出湯が頻繁に行われると、従来の風呂給湯設備の場合、その出湯の間、うめるための動作を一旦中断して待機状態となり、出湯が完全に終わった後に残りの分を浴槽200に給水してうめる動作を行うようにしているために、浴槽200への給水用として(うめるための水として)、熱交換器部228の余熱で熱くなった湯がそれだけ多く浴槽200に供給されることとなり、場合によって浴槽200への給水分が殆ど湯であったりするといったことが生じ得る。
従って従来の風呂給湯設備の場合、特に夏期においてうめるための操作を行っても、浴槽200内の湯が殆どうまらないといったことが生じていた。
【0018】
尚、従来の風呂給湯設備の場合、図6(I)〜図7(IV)に示しているようにうめる動作を行っている間、循環管路202上の循環ポンプ206は停止状態にあり、図8(V)に示しているように浴槽200への給水を終了した時点で、初めて循環ポンプ206をオン状態として循環を行い、浴槽200内の浴水を撹拌するようにしているため、風呂給湯設備におけるうめる運転時間が長くかかるといった問題も有していた。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本願の発明はこのような課題を解決するためになされたものである。
而して請求項1の風呂給湯設備は、(イ)浴水を外部に取り出した上浴槽に戻す循環管路と、(ロ)該循環管路上に設けられた循環ポンプと、(ハ)該循環管路と部分的に並走し、給水口から流入した水を並走部で湯に変えて出湯口から出湯する、前記循環管路とは別の給湯管路と、(ニ)該並走部において前記循環管路内の水と給湯管路内の水とを共通に加熱する、それら循環管路及び給湯管路に共通のバーナ及び熱交換器部と、(ホ)前記給湯管路における前記熱交換器部の下流部と風呂側の循環管路とを連絡し、該循環管路を通じて浴槽内に給湯を行うための供給管路と、(ヘ)装置の作動を制御する制御部と、を備えた風呂給湯設備において、前記給湯管路における前記熱交換器部の上流部から分岐し、該熱交換器部をバイパスして、先端を前記供給管路に接続したバイパス管路を設けたことを特徴とする。
【0020】
請求項2の風呂給湯設備は、請求項1に記載の風呂給湯設備において、前記バイパス管路上に該バイパス管路を通じての給水・給水停止を行うための電磁弁を設けたことを特徴とする。
【0021】
【作用及び発明の効果】
上記のように請求項1の風呂給湯設備は、給湯管路における熱交換器部の上流部から分岐し、給湯管路における給水口から流入した水を熱交換器部をバイパスして循環管路に導くバイパス管路を設けたもので、この風呂給湯設備の場合、給水口から流入した水を熱交換器部を経由することなくバイパス管路を通じて直接的に浴槽へと給水でき、従ってこの風呂給湯設備によれば、うめる動作を行うときその当初から最終まで常に冷たい水をうめるための水として浴槽に給水できる。
【0022】
即ちこの請求項1の風呂給湯設備によれば、浴槽内の湯をうめるときに、給湯管路における熱交換器部の配管内部に残っていた熱い湯が浴槽へと供給されてしまうといったことを回避でき、確実に冷たい水を浴槽へと給水することができる。
従ってこの風呂給湯設備によれば、浴槽内の湯を確実に所望温度まで低下させ、うめることができる。
【0023】
請求項2のものは、上記バイパス管路上にこれを開閉する電磁弁を設け、その電磁弁によって浴槽への給水・給水停止を行うようになしたもので、この風呂給湯設備の場合、バイパス管路を通じての浴槽への給水を、その電磁弁の開閉に基づいて簡単且つ良好に制御することができる。
【0024】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は湯張機能付の風呂給湯設備を示したもので、図示のようにこの例の風呂給湯設備は並走管式(2缶2水路1バーナ式)のものである。
同図において10は浴槽で、12は浴槽10内の浴水を浴槽10から取り出して外部循環させた上、浴槽10へと戻す循環管路である。
【0025】
この循環管路12上には第一サーミスタ14,循環ポンプ16,風呂水流スイッチ18及び第二サーミスタ20が設けられている。
ここで第一サーミスタ14は浴槽10内の浴水の温度を検知する風呂サーミスタとしてのものであり、また第二サーミスタ20は循環管路12における後述の熱交換器部40の出口温度を検知するもので、かかる熱交換器部40の下流部に設けられている。
【0026】
22は給水口24から流入した水を湯に換えて出湯口26から出湯する給湯管路で、上記循環管路12とは別途に設けられている。
尚この例では出湯口26に水栓28が接続されており、出湯口26から流出した湯が水栓28の蛇口30から吐出される。
但し出湯口26への水栓28の接続はあくまで1つの例であって、他の様々な吐水用の器具が一般に出湯口26に接続される。
この給湯管路22上にはフローセンサ32,給水サーミスタ34,出湯サーミスタ36,給湯確認スイッチ37が設けられている。
【0027】
上記循環管路12と給湯管路22とは並走部38,39において互いに並走しており、そこに共通の熱交換器部40とこれを加熱するための共通のバーナ(本例では石油バーナ)42が設けられている。
給湯管路22における熱交換器部40の下流部からは供給管路44が延び出していて、その先端が循環管路12に、詳しくは循環ポンプ16と風呂水流スイッチ18との間の部位に接続されている。
この供給管路44上には第一電磁弁46,逆止弁48が設けられている。
【0028】
この供給管路44は、浴槽10に湯張りを行うときに熱交換器部40で加熱された湯を、この供給管路44を通じて循環管路12内に導き、その循環管路12を経由して浴槽10へと供給する。また浴槽10に給水するに際しても、この供給管路44を通じて行うことができる。
但し浴槽10への給水については、後述するバイパス管路50を通じて行うこともできる。特に浴槽10内の湯をうめる動作を行うときには、このバイパス管路50を通じて浴槽10への給水を行う。
【0029】
50は給水口24から流入した水を、熱交換器部40をバイパスして循環管路12内に導くバイパス管路で、給湯管路22における熱交換器部40の上流部から分岐して延び出し、先端が上記供給管路44に、詳しくは供給管路44における逆止弁48の下流部に接続されている。
このバイパス管路50上には第二電磁弁52,逆止弁54が設けられている。
尚、56は装置の作動を制御する制御部であり、58は操作装置としての遠隔操作用のリモコンである。
【0030】
本例の風呂給湯設備は湯張機能付のもので、その湯張動作は次のようにして行われる。
即ち、給水口24から流入した水が給湯管路22内を流通し、そして熱交換器部40においてバーナ42の燃焼により加熱されて湯となり、供給管路44を通じて循環管路12内に流入し、更にその循環管路12を通じて浴槽10内に供給される。
【0031】
尚この湯張動作の際、当然ながら供給管路44上の第一電磁弁46は開状態にある。
この第一電磁弁46の作動制御は、リモコン58からの信号に基づいて制御部56により行われる。
従ってこのとき、当然ながらバイパス管路50上の第二電磁弁52はオフ状態、即ち閉状態に保持される。
この第二電磁弁52の作動制御も制御部56によって行われる。
尚出湯口26から出湯を行う際には、フローセンサ32からの信号に基づいて制御部56により第一電磁弁46,第二電磁弁52共に閉状態に保持される。
【0032】
この風呂給湯設備では、浴槽10に冷たい水を給水する場合にも供給管路44を通じて行うことができる。
このときバーナ42は非燃焼状態にある。即ちバーナ42を燃焼させない状態で、湯張りと同様にして浴槽10に給水口24からの水を供給することで、浴槽10内に冷たい水を張ることができる。
【0033】
但し本例ではバイパス管路50が付加されており、浴槽10への給水はそのバイパス管路50を通じて行うこともできる。
本例において、バイパス管路50は特に浴槽10内の湯をうめる際に、給水口24から流入した水を浴槽10へと供給するために設けられたものである。
【0034】
次にこのバイパス管路50の機能を含む本例の風呂給湯設備の各動作状態を、図2及び図3に基づいて詳しく説明する。
先ず図2(I)は出湯口26、即ち水栓28の蛇口30から出湯を行っているときの動作状態を示したもので、このとき給水口24から流入した水は、給湯管路22を流通して熱交換器部40で加熱されて湯となり、その後給湯管路22における熱交換器部40の下流部を流通して出湯口26,つまり水栓28における蛇口30から出湯される。
このとき供給管路44及びバイパス管路50における各電磁弁46,52は制御部56によって閉状態に保持されている。
【0035】
次に図2(II)は出湯口26からの出湯を停止した直後の状態を示しており、このとき給湯管路22における熱交換器部40の配管内部は余熱によって熱い湯の状態となっている。
この状態で次に浴槽10内の湯をうめるべく操作がされたとき、上述したように従来の風呂給湯設備にあっては、その熱交換器部40の配管内部の熱い湯がそのまま浴槽10へと供給されてしまうが、本例ではこのうめる運転動作の際、熱交換器部40の配管内部の熱い湯は浴槽10へと供給されず、給水口24から流入した水がバイパス管路50を通じて循環管路12へと導かれ、その循環管路12を通じて浴槽10へと給水される。
【0036】
即ちそのうめる運転の際には、図3(III)に示しているように制御部56によって供給管路44上の第一電磁弁46が閉状態,バイパス管路50上の第二電磁弁52が開状態とされ、給水口24から流入した水が、熱交換器部40を経由することなくバイパス管路50を通じて直接的に循環管路12内に流入し、浴槽10へと供給される。
【0037】
尚このとき、循環管路12上の循環ポンプ16は制御部56によってオン状態とされる。従って給水口24からの冷たい水が浴槽10内に流入する際に、循環ポンプ16の強制循環に基づいて浴槽10内の浴水が撹拌される。
【0038】
以上のように本例の風呂給湯設備では、給水口24から流入した水を、熱交換器部40を経由することなくバイパス管路50を通じて直接的に浴槽10へと給水するようにしており、従ってこの風呂給湯設備によれば、うめる動作を行うときその当初から最終まで常に冷たい水をうめるための水として浴槽10に給水できる。
【0039】
即ち本例の風呂給湯設備によれば、浴槽10内の湯をうめるときに、給湯管路22における熱交換器部40の配管内部に残っていた熱い湯が浴槽10へと供給されてしまうといったことがなく、確実に冷たい水を浴槽10へと給水することができる。従って浴槽10内の湯を確実に所望温度まで低下させ、うめることができる。
尚この場合において、バイパス管路50の先端は循環管路12に接続(供給管路44の一部を介して)しているため、バイパス管路50を通じて給水された水は循環管路12を経て浴槽10内に給水される。
【0040】
また本例の風呂給湯設備の場合、バイパス管路50を通じての浴槽10への給水を、その第二電磁弁52の開閉に基づいて簡単且つ良好に制御することができる。
更にこの風呂給湯設備の場合、浴槽10内の湯をうめるための運転時間を短縮化することができる。
【0041】
図4は本発明の比較例を示している。
図示のようにこの例では、給湯管路22における熱交換器部40の上流部から分岐させたバイパス管路50の先端を、直接循環管路12に、詳しくは熱交換器部40の下流部であって浴槽10に近い位置において循環管路12に接続している。
【0042】
上記第一の実施例の場合、バイパス管路50を通じて冷たい水を供給し浴槽10内部の湯をうめる際に、循環ポンプ16の駆動によって、循環管路12における熱交換器部40の配管内部が冷たい水で置き換わってしまい、これにより給湯管路22における熱交換器部40の配管内部が冷却されてしまうこととなるが、図4に示す例の場合、バイパス管路50を通じて供給された冷たい水は、循環ポンプ16の駆動の下で熱交換器部40を経由することなく直接浴槽10へと流入する。そして浴槽10内の温かい湯が循環ポンプ16の駆動の下に循環管路12における熱交換器部40の配管内部を流通する。
【0043】
従ってこの図4に示す例の場合、浴槽10内の湯をうめるために供給された冷たい水によって給湯管路22における熱交換器部40の配管内部が冷却されてしまうといった不都合を生じない。
【0044】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である風呂給湯設備の概略構成図である。
【図2】図1の風呂給湯設備の一動作状態を示す図である。
【図3】図1の風呂給湯設備の、図2とは異なる動作状態を示す図である。
【図4】本発明の比較例を示す図である。
【図5】従来の風呂給湯設備の概略構成図である。
【図6】図5の風呂給湯設備の一動作状態を示す図である。
【図7】図5の風呂給湯設備の、図5とは異なる動作状態を示す図である。
【図8】図5の風呂給湯設備の、図5及び図6とは異なる動作状態を示す図である。
【符号の説明】
10 浴槽
12 循環管路
16 循環ポンプ
22 給湯管路
24 給水口
26 出湯口
38,39 並走部
40 熱交換器部
42 バーナ
44 供給管路
50 バイパス管路
52 第二電磁弁
56 制御部
Claims (2)
- (イ)浴水を外部に取り出した上浴槽に戻す循環管路と、(ロ)該循環管路上に設けられた循環ポンプと、(ハ)該循環管路と部分的に並走し、給水口から流入した水を並走部で湯に変えて出湯口から出湯する、前記循環管路とは別の給湯管路と、(ニ)該並走部において前記循環管路内の水と給湯管路内の水とを共通に加熱する、それら循環管路及び給湯管路に共通のバーナ及び熱交換器部と、(ホ)前記給湯管路における前記熱交換器部の下流部と風呂側の循環管路とを連絡し、該循環管路を通じて浴槽内に給湯を行うための供給管路と、(ヘ)装置の作動を制御する制御部と、を備えた風呂給湯設備において、
前記給湯管路における前記熱交換器部の上流部から分岐し、該熱交換器部をバイパスして、先端を前記供給管路に接続したバイパス管路を設けたことを特徴とする風呂給湯設備。 - 請求項1に記載の風呂給湯設備において、前記バイパス管路上に該バイパス管路を通じての給水・給水停止を行うための電磁弁を設けたことを特徴とする風呂給湯設備。
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