JPH0816360A - コード変換装置 - Google Patents

コード変換装置

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JPH0816360A
JPH0816360A JP6151839A JP15183994A JPH0816360A JP H0816360 A JPH0816360 A JP H0816360A JP 6151839 A JP6151839 A JP 6151839A JP 15183994 A JP15183994 A JP 15183994A JP H0816360 A JPH0816360 A JP H0816360A
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character
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JP6151839A
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English (en)
Inventor
Takashi Kondo
隆 近藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 入力された文字コードを、特定のコード体系
の文字コードに変換するとともに、その文字コードの文
字属性を抽出することができるコード変換装置を提供す
る。 【構成】 入力文字コードに対応する文字の文字属性
と、その文字の変換後の文字コードを、2種のテーブル
内に設定された情報から算出させる。第1変換テーブル
には、同一の上位バイトを有する文字グループに対して
共通に用いられる第1文字属性と第1文字コードと、変
換時に参照する第2変換テーブルを指定する情報を、各
上位バイトに対応づけて設定しておき、第2変換テーブ
ルには、文字コードの各下位バイトに対して用いる第2
文字属性と第2文字コードとを設定しておき、2つの文
字属性情報のビットごとの論理積を文字属性として出力
させ、第1および第2変換コードの算術和を変換後の文
字コードとして出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コード変換装置に係わ
り、特に、入力された文字コードのコード体系を変換す
るとともに、その文字コードの文字属性を出力するコー
ド変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワードプロセッサやコンピュータ
など、日本語文書処理が行なえる装置が、さまざまな場
所で用いられるようになり、通信回線などを用いて装置
間で文書情報を交換するといったことも行なわれるよう
になってきている。しかし、文書情報を処理する際に用
いられているコード体系は、装置を製造するメーカによ
って異なっているため、異なるメーカの装置間で文書情
報を交換する場合には、その文書のコード体系を変換す
ることが必要である。
【0003】たとえば、プリンタに複数のコード体系の
文書を印刷させるための技術としては、プリンタ内部の
フォントデータを印刷する文書のコード体系に応じて書
き換えてしまうものと、文字コードとフォントデータが
記憶されたアドレスとの対応関係が記憶されたテーブル
をコード体系ごとに用意しておき、印刷すべき文章のコ
ード体系に応じて、テーブルを使い分けるといった技術
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の、コード体系に
応じてフォントデータを書き換える装置では、プリンタ
内部(または、外部)に、膨大な容量のフォントデータ
を記憶するための記憶領域が必要となり、装置のコスト
が高くなってしまう。実際上、その記憶領域内に格納さ
れる、各フォントデータは、各文字に対するデータの並
び方だけが異なったものとなるので、記憶領域が無駄に
使用されることになってしまう。
【0005】また、コード体系ごとに変換に用いるテー
ブルを用意しておく技術では、上述のような記憶領域の
無駄が生ずることはないが、テーブル自体が大きいもの
となってしまうという問題があった。
【0006】なお、1つのコード体系における文字コー
ドから、その文字コードに応じた文字のフォントデータ
が記憶されたアドレスを算出する際に用いられるテーブ
ルサイズを縮小するための技術が、特公昭63−122
97号公報に開示されている。
【0007】この公報に開示されているコード変換装置
には、上位13ビットが同一の値である8種の文字コー
ドのうち、文字が割り当てられている、最も値の小さな
文字コードに対応するフォントデータの番号(登録順
序)と、その8種の文字コードのうち、どの文字コード
に文字が割り当てられているかを示す3ビットの情報
(登録状況)が、上位13ビットの値と関連づけて記憶
されている。文字コードの入力が行なわれた際、コード
変換装置は、入力文字コードを上位13ビットと下位3
ビットに分割し、その上位13ビットに対応する登録順
序および登録状況を読み出すとともに、登録状況と入力
文字コードの下位3ビットの比較を行うことにより、登
録順序に加算すべき数を決定し、これを読み出した登録
順序に加えた値を、入力文字コードに対応するフォント
データの番号として出力している。
【0008】この技術によれば、文字コードをアドレス
に変換する際に用いるテーブルのサイズを小さくするこ
とはできるが、2つの異なる文字コードの入力に応じて
出力される2つのコード(登録順序)間の大小関係は、
常に、入力される文字コードの大小関係と一致してしま
う。複数のコード体系に対してコード変換を実行させる
場合には、文字コード“0000”(16進)が入力さ
れた際に、文字コードなどとして用いられる情報“00
01”を出力し、文字コード“0001”が入力された
際に、“0000”を出力するといったことが必要にな
るが、上述の技術では、このような場合に対処すること
ができない。
【0009】また、従来の技術では、ある文字の指定を
文字コードにより行なうコード体系と、その文字の指定
を制御文字により行なうコード体系間のコード変換が行
なえないという問題もあった。
【0010】たとえば、日本語には、縦書き時と横書き
時に、字形を変える必要がある文字(括弧や句読点)が
存在するが、このような文字の指定を、各文字に文字コ
ードを割り当てることにより行なっているコード体系も
あれば、制御文字と横書き用の文字コードを組み合わせ
ることにより行なうコード体系も存在している。また、
半角文字や添字に文字コードを割り当てているコード体
系もあり、それらの指定に制御文字を用いるコード体系
もある。
【0011】従来のテーブルを用いたコード変換におい
ては、テーブル内に設定される情報は、出力すべきコー
ド体系における文字コード(またはアドレス)であった
ため、出力コード体系において、文字コードが割り当て
られていない文字のコード変換を行なうことができなか
った。
【0012】そこで、本発明の目的は、入力された文字
コードを、特定のコード体系の文字コードに変換すると
ともに、その文字コードの文字属性を抽出することがで
きるコード変換装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)文字コードのコード体系を変換する際に用い
る第1変換テーブルおよび第2変換テーブルを記憶する
ための記憶手段と、(ロ)変換を行なう文字コードの上
位成分の値に応じた第1文字属性情報と第1変換コード
情報と変換テーブル指定情報を前記第1変換テーブルか
ら読み出す第1読出手段と、(ハ)第1読出手段で読み
出された変換テーブル指定情報により指定される第2変
換テーブルから、前記文字コードの下位成分の値に応じ
た第2文字属性情報と第2変換コード情報を読み出す第
2読出手段と、(ニ)第1読出手段および第2読出手段
により読み出された第1文字属性情報および第2文字属
性情報内で共に指定されている文字属性を前記文字コー
ドの文字属性として出力する文字属性出力手段と、
(ホ)第1変換コード情報および第2変換コード情報の
算術和を、変換後の文字コードとして出力する文字コー
ド出力手段とを具備する。
【0014】すなわち、請求項1記載の発明では、文字
コードのコード体系変換の際に用いる2種の変換テーブ
ルを用意しておき、入力された文字コードで指定される
文字の文字属性と、変換結果である文字コードとを出力
する。なお、文字属性とは、その文字の字形の種類を示
す情報であり、たとえば、その文字が、縦書き用の文字
であるか、半角文字であるかといったことを示す情報で
ある。
【0015】入力された文字コードは、上位成分と下位
成分に分けられ、上位成分は、第1変換テーブル中に記
憶された、第1文字属性情報と第1変換コード情報と変
換テーブル指定情報を選択する条件として使用される。
なお、上位成分のビット数は特に規定されるものではな
いが、2バイト文字コード中の第1バイトを上位成分と
すれば、現在、一般に使用されているコード体系に対応
させることはできる。
【0016】第1変換テーブル中の第1文字属性情報と
第1変換コードは、それぞれ、第2変換テーブル中の第
2文字属性情報と第2変換コードと組み合わされて用い
られる情報であり、また、変換テーブル指定情報は、第
2変換テーブルを指定する情報として用いられる。第2
読出手段は、変換テーブル指定情報が指定する第2変換
テーブル内の、文字コードの下位成分に対応させて記憶
された、第2文字属性情報および第2変換コード情報の
読み出しを行なう。文字属性出力手段は、第1文字属性
情報および第2文字属性情報とで共に指定されている文
字属性を、入力された文字コードに対応する文字の文字
属性として出力し、文字コード出力手段は、第1変換コ
ード情報および第2変換コード情報の算術和を、変換結
果として出力する。
【0017】請求項2記載の発明は、(イ)文字コード
のコード体系を変換する際に用いる第1変換テーブルお
よび第2変換テーブルを記憶するための記憶手段と、
(ロ)変換を行なう文字コードが属するコード体系を指
定する指定手段と、(ハ)指定されたコード体系に応じ
た第1変換テーブルを前記記憶手段に記憶された複数の
第1変換テーブルから選択する選択手段と、(ニ)変換
を行なう文字コードの上位成分の値に応じた第1文字属
性情報と第1変換コード情報と変換テーブル指定情報を
前記選択手段により選択された第1変換テーブルから読
み出す第1読出手段と、(ホ)第1読出手段で読み出さ
れた変換テーブル指定情報により指定される第2変換テ
ーブルから、前記文字コードの下位成分の値に応じた第
2文字属性情報と第2変換コード情報を読み出す第2読
出手段と、(ヘ)第1読出手段および第2読出手段によ
り読み出された第1文字属性情報および第2文字属性情
報内で共に指定されている文字属性を前記文字コードの
文字属性として出力する文字属性出力手段と、(ト)第
1変換コード情報および第2変換コード情報の算術和
を、変換後の文字コードとして出力する文字コード出力
手段とを具備する。
【0018】すなわち請求項2記載の発明では、複数の
コード体系に対するコード変換を可能にするために、請
求項1記載の発明に、指定手段と選択手段を付加する。
指定手段は、変換を行なう文字コードが属するコード体
系を指定し、選択手段は、記憶手段中に記憶されること
になる、複数(変換対象とするコード体系の数と同数)
の第1変換テーブルから、入力された文字コードが属す
るコード体系に応じた第1変換テーブルを選択する。
【0019】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
【0020】図1に、本発明の一実施例におけるコード
変換装置の構成を示す。コード変換装置11は、中央処
理装置(CPU)12とリード・オンリ・メモリ(RO
M)13とランダム・アクセス・メモリ(RAM)14
と磁気ディスク装置15とインタフェース16により構
成されている。CPU12は、各部を統合的に制御する
制御回路であり、その動作手順を規定するプログラム
は、ROM13に記憶されている。RAM14は、CP
U12が、作業領域として用いるメモリであり、。コー
ド変換処理時に用いる変換テーブルも、装置立ち上げ時
に、磁気ディスク装置15から読み出されて、このメモ
リに書き込まれる。
【0021】実施例のコード変換装置は、文字コード
と、その文字コードのコード体系(以下、入力コード体
系と表記する。)を指定するコード体系識別情報を、イ
ンタフェース16を介して受信し、それらの情報を基
に、コード変換装置が接続されるシステムに適したコー
ド体系(以下、出力コード体系と表記する。)における
文字コードと文字属性を出力する装置であり、そのコー
ド変換処理時に、第1変換テーブルおよび第2変換テー
ブルと名付けた2種の変換テーブルを用いる。
【0022】ここでは、まず、流れ図を用いて、このコ
ード変換装置におけるコード変換処理の概要と、各変換
テーブルに設定される情報の概要を説明し、後ほど、各
変換テーブルに設定する情報の説明を行なうことにす
る。
【0023】図2に、実施例のコード変換装置における
コード変換処理の流れを示す。CPU12は、コード体
系識別情報と文字コードを、インタフェース16を介し
て受信することによりコード変換処理を開始する(ステ
ップS101およびS102)。そして、コード体系識
別情報を基に、参照する第1変換テーブルを特定(ステ
ップS103)し、特定した第1変換テーブルから、入
力文字コードの上位バイトに関係付けられて記憶され
た、第1文字属性と変換テーブル指定情報と第1変換コ
ードという3種の情報を読み出す(ステップS10
4)。
【0024】次に、CPU12は、第1変換テーブルか
ら読み出した変換テーブル指定情報を基に、参照する第
2変換テーブルを特定(ステップS105)し、文字コ
ードの下位バイトに関連付けられて記憶された第2文字
属性情報および第2変換コードを、その第2変換テーブ
ルから読み出す(ステップS106)。そして、第1文
字属性と第2文字属性のビットごとの論理積の算出(ス
テップS107)と、第1変換コードと第2変換コード
の算術和の算出(ステップS108)を行い、これら2
つのステップにおける演算結果を、文字属性および文字
コードとして出力(ステップS109)する。
【0025】なお、処理を行なう文字コードが複数ある
場合には、ステップS102に戻り、次の文字コードに
対する処理が行なわれる。
【0026】各ステップにおける動作の詳細は、本発明
において特に規定されるものではないが、実施例のコー
ド変換装置では、以下に示すような形で各変換テーブル
を構成することにより、読み出し手順の簡略化、およ
び、変換テーブルの小容量化を図っている。
【0027】図3を用いて、実施例のコード変換装置に
おける情報読み出し動作の詳細を説明する。この図は、
メモリ上での各変換テーブルの配置を模式的に示したも
のであり、実線枠内に示した“00”、“10”等の数
値は、そこに記憶された情報を16進表記したものであ
り、点線枠内に示した4桁の数値(16進表記)は、実
線枠内の1行分の情報を読み出す際に指定されるアドレ
スであり、テーブル内に記憶される情報ではない。
【0028】第1変換テーブル21内に設定される3種
の情報である、第1文字属性22と変換テーブル指定情
報23と第2変換コード24は、図示したように、1つ
のアドレス指定で読み出されるようにメモリ上に記憶さ
れている。また、各第1変換テーブル21は、たとえ
ば、第1変換テーブル21A が“0000”から“00
FF”までの領域に図示してあるように、上位バイトが
同一の値を持つアドレスで指定される記憶領域に配置さ
れる。そして、それぞれの第1変換テーブル21内で、
上位バイトが“XY”である文字コードに対して用いら
れる第1文字属性22XYと変換テーブル指定情報23XY
と第2変換コード24XYは、下位バイトが“XY”であ
るアドレスに配置されている。
【0029】図示してあるように、第1文字属性情報2
2は、8ビットのデータであり、このコード変換装置で
は、たとえば、第1ビットが“1”であれば半角文字を
示し、第2ビットが“1”であれば、縦書き用字形を示
すといったように、各ビットにそれぞれ文字属性を対応
づけてあり、第1文字属性情報には、対応する文字コー
ドグループ内の文字の属性の論理和が設定される。ま
た、変換テーブル指定情報23は、第1変換テーブルと
同様の形で情報が設定された第2変換テーブル31のベ
ースアドレスの上位バイトとなっている。なお、第2変
換テーブル31内に設定すべき情報は、第2文字属性3
2と第2文字コード34だけであるので、変換テーブル
指定情報に対応する部分は、未使用領域となっている。
【0030】実施例のコード変換装置では、このような
形態で、第1変換テーブル21および第2変換テーブル
31が、メモリ上に記憶されているため、入力情報を基
に読み出すアドレスを決定するといった処理は不要とな
っている。たとえば、CPU12が、ステップS103
およびS104でコード体系識別情報と入力文字コード
を基に行なっている実際の処理は、コード体系識別情報
をベースアドレス(の上位バイト)として、入力文字コ
ードの上位バイトをオフセットとしたアドレスに記憶さ
れた情報を読み出すといった処理であり、ステップS1
06における読み出しも同様の手順で行なわれている。
【0031】以下に、類似度が高いコード体系間のコー
ド変換を行なう際を例に、各変換テーブルに設定する情
報の詳細を説明する。ここでは、縦書き用の字形に文字
コードを割り当てているコード体系と、その表示指示を
制御文字により行なうコード体系間のコード変換を行な
う場合を例とすることにし、入力コード体系と出力コー
ド体系は、共にJISコードに準拠したものであるとす
る。また、入力コード体系においては、縦書き用字形
に、横書き用の字形の文字コードに“0800”を加え
た文字コードが割り当てられているものとする。すなわ
ち、“」”(文字コード“2157”)、“『”(文字
コード“2158”)に対する縦書き用字形には、それ
ぞれ、文字コード“2957”、文字コード“295
8”が割り当てられているものとする。
【0032】図4および図5に、それぞれ、上述のよう
なケースで用いられる第1変換テーブルと第2変換テー
ブルの概要を示す。なお、図中、点線枠内に示した2桁
の数値は、その情報が対応付けられる入力文字コードの
上位バイトあるいは下位バイト(メモリのアドレスの下
位バイトと一致する。)を示したものである。
【0033】上述のような、類似度の高いコード体系間
の変換では、図4に示したように第1変換テーブル内の
変換テーブル指定情報23を全て同一の内容とすること
ができ、入力コード体系において、縦書き用の字形が割
り当てられている文字コード“2900”から“29F
F”に対して用いられる第1文字属性2229には、縦書
き用の字形であることを示す情報“04”を設定し、ま
た、第1変換コード2429には、第1変換コード2421
と同じ内容の情報“2100”を設定しておく。また、
他の上位バイトを有する文字に対して用いられる第1文
字属性22には、“00”を設定し、第1変換コード2
4には、上位バイトが入力文字コードの上位バイトと一
致し、下位バイトが“00”である情報を設定する。
【0034】そして、図5に示したように、第2変換テ
ーブル中の第2文字属性情報22には、“04”を設定
し、また、各第2変換コード34には、上位バイトが
“00”であり、下位バイトが、その情報を変換に用い
る文字コードの下位バイトと一致する2バイトの情報が
設定しておく。当然、この第2変換テーブルは、第1変
換テーブル内の変換テーブル指定情報で指定されるベー
スアドレスから始まる記憶領域に書き込んでおく。
【0035】このように、各変換テーブルを設定してお
くと、入力文字コードが横書き用の字形“『”を指示す
る“2158”であった場合には、図2を用いて説明し
た流れに従って、上位バイト“21”に対応する第1文
字属性2221(“00”)と変換テーブル指定情報22
21(“10”)と第1変換テーブル2321(“210
0”)が読み出される。また、入力文字コードが、縦書
き用の字形の出力を指示する“2958”であった場合
には、上位バイト“29”に対応する第1文字属性22
29(“04”)と変換テーブル指定情報2229(“1
0”)と第1変換テーブル2329(“2100”)が読
み出されることになる。
【0036】いずれの文字コードに対しても、変換テー
ブル指定情報として同一の値が設定されており、また、
2つの文字コードの下位バイトも同一の値であるため、
第2変換テーブルから読み出される情報は、第2文字属
性3258(“04”)と第2文字コード3458(“00
58”)となる。
【0037】以上説明したように、文字コード“215
8”と“2958”が入力された際に、文字コードの算
出に用いられる情報の組み合わせは、共に、“210
0”と“0058”であるので、算出される文字コード
はいずれの場合も“2158”となる。しかし、第1変
換テーブルから読み出される第1文字属性は、それぞれ
“00”、“04”と異なる値となるため、最終的に出
力される文字属性は、文字コード“2158”に対して
は、“00”となり、文字コード“2958”に対して
は、“04”となる。
【0038】このように、実施例のコード変換装置で
は、変換テーブル中に、入力された文字コードの文字属
性を検出するための情報を設定してあるので、文字コー
ドを変換する際に、その文字コードが指示する文字の属
性、すなわち、制御文字と同等に扱えることができる情
報をも出力することができる。このため、従来のテーブ
ルによるコード変換では、対応できなかったコード体系
間の文字コード変換も行なうことができる。
【0039】また、図4および図5に示したように、入
力コード体系と出力コード体系の類似の程度が高い場合
には、1種の第2変換テーブルを用意するだけで、コー
ド変換を行なうことが可能であるが、たとえば、上位バ
イトが“29”である文字コードに、縦書き用の括弧な
どの他に、特殊な字形の文字が割り当てられている場合
には、その上位バイトを有する文字コードの変換の際に
使用される第2変換テーブルを、他の文字コードの処理
に用いる第2変換テーブルとは別に用意することにな
る。
【0040】一般に用いられているコード体系では、J
ISで規格されている文字に対応する文字コード領域に
関しては、同一の第2変換テーブルを用いることで対応
できる場合が多い。このため、コード変換装置に、新た
に処理対象とするコード体系を加える場合にも、そのコ
ード体系における、第1水準および第2水準に対応する
文字コード領域に関しては、既に作成してある第2変換
テーブルを使えることが多く、追加するコード体系用の
第1変換テーブルと、そのコード体系独自の部分の変換
に用いる第2変換テーブルを作成してやるだけで、その
コード体系に対するコード変換が行なえるようになる。
【0041】なお、実施例のコード変換装置では、入力
文字コードを上位バイトと下位バイトに分けて使用する
ように構成されているが、変換を行なうコード体系によ
っては、たとえば、上位バイトの代わりに、上位10ビ
ットを用い、下位バイトの代わりに下位6ビットを用い
た方が良い場合も考えられる。あり、入力文字コードか
ら2種の情報を作成する際の分割の仕方は、処理対象と
するコード体系に応じて変更することも可能である。ま
た、コード変換装置を独立の装置として構成せず、たと
えば、プリンタを制御するCPUに、以上説明してきた
処理を行なわせるように構成してもよいことは当然であ
る。
【0042】変形例
【0043】実施例のコード変換装置は、CPUを用い
てコードの変換を行なうものであったが、その動作は、
あるアドレスに記憶された情報を読み出すことと、2つ
の情報間の論理積の算出と、2つの情報間の算術和とい
う処理の組み合わせであるので、CPUを用いない構成
とすることもできる。
【0044】図6に、CPUを用いない構成としたコー
ド変換装置の概要を示す。この場合、コード変換装置
は、第1変換器41と第2変換器42と加算器43と論
理積器44で構成されることになり、コード体系識別情
報51と入力文字コードの上位バイト成分521 は、第
1変換器41に入力され、入力文字コードの下位バイト
成分522 は、第2変換器42に入力される。
【0045】第1変換器41は、第1変換テーブルが記
憶されたROMであり、コード体系識別情報51と入力
文字コードの上位バイト成分521 は、そのアドレスを
指定するための情報となる。このような2種の情報の入
力により、アドレスが指定されると、第1変換器41
は、第1文字属性53と変換テーブル指定情報54と第
1変換コード55を出力し、第1文字属性53は論理積
器44に入力され、第1変換コード55は加算器43に
入力される。
【0046】また、第2変換テーブルが記憶されたRO
Mである第2変換器42は、第1変換器41からの変換
テーブル指定情報54をベースアドレスとし、入力文字
コードの下位バイト成分522 をオフセットとしたアド
レスに記憶された第2文字属性57と第2変換コード5
6を出力する。第2変換コード56は、加算器43に入
力され、加算器43は、第1変換コード55と第2変換
コード56の算術和を、出力コード体系における文字コ
ード58として出力する。第2文字属性57は、論理積
器44に入力され、論理積器44は、第1文字属性53
と第2文字属性57との論理積演算を行い、その結果を
文字属性59として出力する。
【0047】このように、CPUを用いない構成でも、
本発明を実現することは可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項2記載の発明によれば、文字コードのコード体系の
変換と、その文字の文字属性を得ることができるため、
どのようなコード体系間の変換をも行なうことができ
る。また、コード変換の際に用いる情報を2種のテーブ
ルに分けて記憶しているため、従来のテーブルを用いた
コード変換技術と比して、テーブルの記憶に必要とされ
る記憶容量が少なくてすむ。
【0049】また、請求項2記載の発明のように、複数
のコード体系に対処できる構成とした場合には、本発明
では、同一の第2変換テーブルを、異なるコード体系の
変換に用いることができるようになっているので、コー
ド変換のために記憶することが必要な情報量を少なくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるコード変換装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 実施例のコード変換装置におけるコード変換
処理の流れを示す流れ図である。
【図3】 実施例のコード変換装置がコード変換処理時
に用いる第1変換テーブル内の内容を模式的に示す説明
図である。
【図4】 実施例のコード変換装置がコード変換処理時
に用いる第1変換テーブル内の内容を模式的に示す説明
図である。
【図5】 実施例のコード変換装置がコード変換処理時
に用いる第2変換テーブル内の内容を模式的に示す説明
図である。
【図6】 変形例によるコード変換装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
11、41…コード変換装置、12…CPU、13…リ
ード・オンリ・メモリ(ROM)、14…ランダム・ア
クセス・メモリ(RAM)、15…磁気ディスク装置、
16…インタフェース、21…第1変換テーブル、2
2、53…第1属性情報、23、54…変換テーブル指
定情報、24、55…第1変換コード、31…第2変換
テーブル、32、57…第2属性情報、34、56…第
2変換コード、42…第1変換器、43…第2変換器、
44…論理積器、45…加算器、51…コード体系識別
情報、52…入力文字コード、58…文字コード、59
…文字属性

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字コードのコード体系を変換する際に
    用いる第1変換テーブルおよび第2変換テーブルが記憶
    された記憶手段と、 入力された文字コードの上位成分の値に応じた第1文字
    属性情報と第1変換コード情報と変換テーブル指定情報
    を前記記憶手段内の第1変換テーブルから読み出す第1
    読出手段と、 この第1読出手段により読み出された変換テーブル指定
    情報により指定される第2変換テーブルから、前記文字
    コードの下位成分の値に応じた第2文字属性情報と第2
    変換コード情報を読み出す第2読出手段と、 第1読出手段および第2読出手段により読み出された第
    1文字属性情報および第2文字属性情報内で共に指定さ
    れている文字属性を前記文字コードの文字属性として出
    力する文字属性出力手段と、 前記第1変換コード情報および第2変換コード情報の算
    術和を、変換後の文字コードとして出力する文字コード
    出力手段とを具備することを特徴とするコード変換装
    置。
  2. 【請求項2】 文字コードのコード体系を変換する際に
    用いる第1変換テーブルおよび第2変換テーブルが記憶
    された記憶手段と、 変換を行なう文字コードが属するコード体系を指定する
    指定手段と、 指定されたコード体系に応じた第1変換テーブルを前記
    記憶手段に記憶された複数の第1変換テーブルから選択
    する選択手段と、 入力された文字コードの上位成分の値に応じた第1文字
    属性情報と第1変換コード情報と変換テーブル指定情報
    を前記選択手段により選択された第1変換テーブルから
    読み出す第1読出手段と、 前記第1読出手段で読み出された変換テーブル指定情報
    により指定される第2変換テーブルから、前記文字コー
    ドの下位成分の値に応じた第2文字属性情報と第2変換
    コード情報を読み出す第2読出手段と、 第1読出手段および第2読出手段により読み出された第
    1文字属性情報および第2文字属性情報内で共に指定さ
    れている文字属性を前記文字コードの文字属性として出
    力する文字属性出力手段と、 前記第1変換コード情報および第2変換コード情報の算
    術和を、変換後の文字コードとして出力する文字コード
    出力手段とを具備することを特徴とするコード変換装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040773A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像出力装置および画像出力プログラム
JP2011108171A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Seiko Epson Corp 記録制御装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム

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