JPH08161264A - データベース更新処理装置及びデータベース更新処理方法 - Google Patents

データベース更新処理装置及びデータベース更新処理方法

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JPH08161264A
JPH08161264A JP6301177A JP30117794A JPH08161264A JP H08161264 A JPH08161264 A JP H08161264A JP 6301177 A JP6301177 A JP 6301177A JP 30117794 A JP30117794 A JP 30117794A JP H08161264 A JPH08161264 A JP H08161264A
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JP6301177A
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English (en)
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Motoyuki Ozawa
基之 小澤
Hiromi Sanekata
洋美 真方
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、オンライン処理を中断せず
に、並行してデータベースを更新するバッチ処理が可能
データベースの更新処理装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は、処理基準日より以前の先日付と、
先日付レコードを設定する先日付レコード設定手段10
と、処理基準日以降に処理要求電文が発行されると、先
日付レコードを参照して更新処理を行う更新手段20とを
有する。また、後日付よりも前に処理要求電文が発行さ
れると、データレコード110に対して処理基準日に行
うべきバッチ処理を行い、さらに、オンライン処理要求
電文に従ってデータレコード110 に対して更新を行う更
新手段40とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベース更新処理
装置及びデータベース更新処理方法に係り、特にバンキ
ングシステム等のデータベースに保有される金融機関の
顧客の預金の預貯金等の原簿(金融業界では「元帳」と
呼ばれる)データについて、CD、ATM、金融機関の
窓口端末装置等のオンライン端末装置から入力されるデ
ータベース更新要求電文に従い、24時間稼働するオン
ラインプログラムが行うデータベース更新処理と時間的
に並行して、バッチ処理を行うデータベース更新処理装
置及びデータベース更新処理方法に関する。
【0002】近年、金融機関のオンライン業務の運用時
間は延長される傾向にあり、近い将来24時間運転が予
想されることに対し、オンラインプログラムを無中断の
状態で、バッチ処理が可能なシステムが望まれている。
従って、オンライン処理を停止させずに、オンラインプ
ログラムの処理と並行して、金融システムのバッチ処理
を本来の処理日である処理基準日よりも前の日付で処理
する、または、後の日付で処理するようなデータベース
の更新処理を行おうとするものである。例えば、処理基
準日よりも前の日付で予めデータベースの更新処理を行
っておく給与振込処理のような先日付処理と、処理基準
日以降の日付でデータベースの更新処理を行う利息計算
処理のような後日付処理がある。
【0003】
【従来の技術】銀行システムの預金処理システムを例と
して、従来のシステムについて説明する。預金残高、預
金入金額、預金出金額等の情報は、預金口座番号を識別
番号として識別される口座情報レコードとしてデータベ
ース内に記憶されている。オンライン処理やバッチ処理
により、預金取引が発生する度に預金の元帳情報である
データベース内に保有されている預金取引の対象である
預金者の口座情報レコードのデータを更新する。
【0004】この口座情報レコードの更新処理は、預金
口座に対する入金や、出金の指示要求に対してデータベ
ース内の口座情報レコードにある預金残高について入金
額や出金額を加減算し、加減算の結果を最新の残高とし
て口座情報レコードに記録する。公知のオンライン処理
やバッチ処理等の更新処理では、口座情報レコードに記
録されている残高が最新状態であることを前提とするた
めに、更新要求取引の時間的な順序を守る必要がある。
【0005】また、金融機関では、預金顧客との契約に
従い、公共料金の自動振替、給与振込等を預金口座単位
に、指定した第三者から、指定された日に指定された金
額を入金または出金する取引処理が行われていることは
公知である。これらの処理は、バッチ処理として実行さ
れており、一般的には、指定された日の前日のオンライ
ン処理終了後、かつ、指定された日のオンライン処理開
始前にバッチ処理が実行される。
【0006】図14は、従来の銀行システムの運用形態
を示す。同図に示す運用形態は、10日の午前9時から
19時00分までオンライン処理を実行し、21時まで
の間にデータベースのバックアップ処理を行う。このデ
ータベースのバックアップ処理が終了する21時を日付
変更時刻として、21時過ぎから11日のバッチ処理の
入出金処理が行われる。即ち、21時がバッチ処理上の
日付変更時点となる。
【0007】例えば、オンライン運用前に、バッチ処理
を行う場合は、21時までは10日付のオンライン処理
を行い、21時以降は11日付けのバッチ処理を行うも
のとし、11日の9時からのオンライン運用は11日付
で実行される。また、10日21時までにオンライン処
理により更新されたデータに基づいて10日付のバッチ
処理を行い、11日9時より11日付のオンライン運用
を開始する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の方法には、以下のような問題がある。 (1)従来の銀行システムにおけるオンライン処理で
は、オンライン処理を停止している時間に、バッチ処理
を実行しているが、オンライン処理の24時間無中断運
転を行う場合に、バッチ処理を並行して行うことは不可
能であり、仮に行うにしても更新データに矛盾が発生す
る。
【0009】(2)公共料金の自動振替、給与振込等の
バッチ処理を、契約で指定された日に、その日のオンラ
イン処理開始時点、即ち、オンライン24時間連続運転
では、その日の0時0分0秒にバッチ処理によるデータ
ベース更新が完了している口座情報レコードの状態が必
要になるが、オンライン処理が無中断で実行されている
場合には不可能である。
【0010】(3)給与振込のバッチ処理の実行を、振
込を指定された日の0時0分0秒から開始したとしても
オンライン処理で預金口座から預金者が出金しようとし
た時、当該預金口座に対して給与振込のバッチ処理の更
新が既に実行されているとは限らない。従って、預金者
が出金操作した時点では残高が不足することも考えら
れ、金融機関の預金者に対するサービスの低下が発生す
る。このような不具合を解決するためには、口座情報レ
コードの給与振込の入金処理が指定された日の0時0分
0秒前に完了していて、且つ、入金処理が指定された日
の0時0分0秒に出金操作が行われた場合に、口座情報
レコードは、入金処理完了時点の残高に更新されていな
ければならない。
【0011】(4)従来、普通預金の利息決算処理は、
金融機関が定めた日にオンライン処理によるデータベー
スの更新が行われていない時間帯にバッチ処理によって
実行しているが、オンライン24時間連続運転を行うた
めには、オンライン処理によるデータベースの更新が行
われている時間帯に並行して利息計算のバッチ処理を実
行する必要がある。
【0012】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、オンラインの24時間連続運転を前提に、オンライ
ン処理を中断せずに、並行してデータベースを更新する
バッチ処理を可能とし、かつ、オンラインプログラムに
よるデータベース更新処理とバッチ処理によるデータベ
ース更新処理の順序が金融機関の取引発生順序として時
間的に正しくなるようにデータベースを更新する処理が
可能なデータベースの更新処理装置及びデータベース更
新処理方法を提供することを目的とする。
【0013】本発明の更なる目的は、バッチ処理をバッ
チ処理基準日より前の日に実行しておく先日付処理がオ
ンライン処理と並行して実行できるデータベースの更新
処理装置及びデータベース更新処理方法を提供すること
である。本発明の更なる目的は、バッチ処理をバッチ処
理基準日より後の日に実行する後日付処理がオンライン
処理と並行して実行できるデータベースの更新処理装置
及びデータベース更新処理方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図である。本発明のデータベース更新処理装置は、デ
ータベース100のデータレコード110をオンライン
処理にて更新する処理において、更新を行うべき処理基
準日より以前の先日付と、先日付で更新する値からなる
先日付レコード120を設定する先日付レコード設定手
段10と、処理基準日以降(処理基準日を含む)オンラ
イン処理要求電文が発行されると、先日付レコード12
0を参照してデータレコード110の更新処理を行う更
新手段20とを有する。
【0015】また、上記の更新手段20は、オンライン
処理要求電文の発行日時以前に先日付レコード120が
先日付レコード設定手段10により予め設定されている
場合には、先日付レコード120の処理基準日の古い順
にデータレコード110を更新し、更新済みを記録する
バッチ更新手段21と、バッチ更新手段終了後にオンラ
イン処理要求電文によるデータレコード110の更新を
行うオンライン更新手段22を含む。
【0016】また、上記の更新手段20は、所定の周期
により行われる。また、上記の先日付レコード設定手段
10は、データベース100内に先日付レコード120
を設定したことを記録する手段を有する。図2は、本発
明の原理構成図(その2)を示す。本発明のデータベー
ス更新処理装置は、データベース100のデータレコー
ド110をオンライン処理にて更新する処理において、
データレコード110のバッチ処理を行うべき処理基準
日の翌日以降の後日付にバッチ処理を行う場合のデータ
ベースの更新処理装置において、データレコード110
のバッチ処理が処理基準日の翌日以降の後日付に実行さ
れる前にオンライン処理要求電文が発行された場合に、
処理基準日と、処理基準日の更新前のデータレコード1
10を後日付レコードに格納する後日付レコード設定手
段30と、後日付よりも前にオンライン処理要求電文が
発行されると、データレコード110に対して処理基準
日に行うべき更新を行い、さらに、オンライン処理要求
電文に従ってデータレコード110に対して更新を行う
更新手段40とを有する。
【0017】また、上記の後日付レコード設定手段30
は、データレコード110に後日付レコードが作成され
ている旨を記録する手段を有する。また、上記の更新手
段40は、後日付レコードにバッチ処理済を記録する手
段を有する。本発明のデータベース更新処理方法は、デ
ータベースのデータレコードをオンライン処理にて更新
する処理において、バッチ処理を所定の処理基準日以前
に行うデータベースの更新処理方法において、バッチ処
理を所定の処理基準日以前に行う場合には、バッチ処理
の更新指示内容をデータベース内に一時記録し、処理基
準日にオンライン処理要求電文が発行されると、バッチ
処理の更新指示内容に基づいてデータレコードのバッチ
処理を行い、オンライン処理要求電文に基づいてオンラ
イン処理によりデータレコードのバッチ処理を行う。
【0018】また、本発明のデータベース更新処理方法
は、データベースのデータレコードをオンライン処理に
て更新する処理において、バッチ処理を所定の処理基準
日以降に行うデータベースの更新処理方法において、バ
ッチ処理を所定の処理基準日の翌日以降に実行する前に
オンライン処理要求が発行された場合に、オンラインプ
ログラムによりデータレコードをデータベース内に記録
しておき、バッチ処理をデータレコードに対して実行し
た後に、オンラインプログラムによるデータレコードを
更新する。
【0019】
【作用】第1の発明は、データベース上のデータレコー
ドを更新する際に、先日付レコードをデータベースに設
け、先日付レコードを設けたことを口座情報レコードに
記録することにより、オンライン処理基準日以降(オン
ライン処理基準日当日を含む)に更新処理要求電文が発
行された場合に、先日付レコードを参照してバッチ処理
基準日の順序に基づいてバッチ処理によるデータレコー
ドの更新を行うことが可能であるため、処理基準日以降
にオンライン処理による更新を行う際に時間的順序が守
られたデータが得られる。即ち、バッチ処理基準日(1
0月25日)以前に(10月20日)、バッチ処理基準
日にオンライン処理を行う前にバッチ処理による更新が
必要となる旨を記録した先日付レコードを設定してお
く。これにより、バッチ処理基準日以降(10月25日
を含む)に更新要求電文が入力された場合に、先日付レ
コードを参照し、オンラインによる更新処理以前に実行
しておくべきバッチ処理の有無を確認して、バッチ処理
の必要が有る場合に、先日付レコードに基づいてデータ
レコードを更新し、その後に、更新要求電文によるデー
タレコードの更新を行うものである。従って、オンライ
ン処理を停止させることなく、バッチ処理基準日以降に
データベース更新要求電文がオンライン処理として入力
された場合に無矛盾なデータ更新が可能となる。
【0020】また、第2の発明は、バッチ処理基準日
(例えば、9月15日)の翌日以降(例えば、9月17
日)に当該バッチ処理を行う場合に、9月15日以降9
月17日以前(例えば、9月16日)にオンラインプロ
グラムにより更新要求が発行された場合には、データベ
ース内に更新前のデータレコードを退避させた後に、本
来バッチ処理基準日(9月15日)に行うべきバッチ処
理を行い、その後にオンラインプログラムによる更新処
理を行うことにより、データレコードの内容には、矛盾
は発生しない。さらに、オンラインプログラムにより更
新される前のデータをデータベース内に退避させること
により、バッチ処理基準日時点の更新されていないデー
タレコードの内容を保持できるため、その後発生するバ
ッチ処理を行う際に、時間的に無矛盾なデータを使用す
ることが可能である。
【0021】
【実施例】以下、図面と共に、本発明の実施例を詳細に
説明する。以下の実施例では、金融期間の顧客の預金等
の原簿となるデータを例として説明する。 [第1の実施例] 先日付処理 図3は、本発明の第1の実施例の先日付処理を説明する
ための図である。同図に示すシステムは、元帳データベ
ース100、制御プログラム200、バッチプログラム
300及びオンラインプログラム400より構成され
る。
【0022】同図に示すシステムは、端末装置(図示せ
ず。例えば、窓口端末装置、現金自動支払機等)や外部
記憶装置(図示せず)等より入力された更新指示データ
に基づいて、オンラインプログラム400または、バッ
チプログラム300により元帳データベース100の処
理対象データレコードの更新を行うものである。データ
ベース100(元帳)は、口座情報レコード110と先
日付レコード120が格納されている。バッチプログラ
ム300は、バッチ処理によりデータベース100内の
レコードを処理するためのプログラムである。オンライ
ンプログラム400は、オンライン処理により無中断で
データベース100の口座情報レコード110を更新す
るためのプログラムである。制御プログラム200は、
これらの各プログラムやデータベース、データの入出力
を制御するプログラムである。
【0023】図4は、本発明の第1の実施例の口座情報
レコードと先日付レコードのフォーマットを示す。同図
(a)は、データベース100内の口座情報レコード1
10であり、口座番号1111、預金種別1112、氏
名1113からなる顧客情報111と、取引種別112
1、金額1122、取引日1123、先日付1124か
らなる取引データ112、残高113及び先日付レコー
ドフラグ118より構成される。先日付レコードフラグ
118は、当該口座情報レコード110に対応する先日
付レコード120が作成されている場合には、当該フラ
グ118は、“1”となり、作成されていない場合には
“0”となる。
【0024】同図(b)は、データベース100内の先
日付レコード120であり、口座情報レコード110に
対応する口座番号1121、預金種別1212、氏名1
213からなる顧客情報121、取引種別1221、金
額1222、バッチ処理基準日1223よりなる更新指
示データ122、及び処理済フラグ123より構成され
る。処理済フラグ123は、更新指示データ122の内
容の更新が既に行われている場合には、“1”が設定さ
れ、未処理の場合には“0”が設定される。
【0025】以下に、指定された処理基準日より先の日
付で更新処理を行う場合の先日付処理について説明す
る。以下の説明では、銀行システムの預金者毎に有する
口座情報を保持するデータベースの更新処理を行う場合
を例として説明する。本実施例では、オンライン処理中
にバッチ処理を行っても、データに矛盾が発生しないよ
うに、処理基準日以前に予め所定のバッチ処理を完了し
ておき、その後更新指示データによりオンライン処理を
行う先日付処理について説明する。
【0026】先日付処理は、バッチ処理でデータベース
100を更新する場合、バッチプログラム300が、更
新処理の対象となる口座に対して、本来バッチ処理が更
新を予定する日、即ち、バッチ処理基準日より以前の日
に、バッチ処理基準日以降のオンライン処理に先立っ
て、該当口座に対して指定された金額で加減算する必要
がある事を知らせる情報をデータベース100内の先日
付レコード120に記録しておき、先日付レコードを用
いてバッチ処理及びオンライン処理により更新を行うも
のである。
【0027】次に、各プログラムの動作を示す。以下の
説明において、バッチ処理基準日を10月25日とし、
先日付レコード作成日を10月20日として説明する。 ステップ1) 図3において、バッチ処理基準日(10
月25日)以前の日(10月20日)に端末装置や外部
記憶装置から更新指示データが入力された場合に、バッ
チ処理基準日(10月25日)より以前の日であるの
で、バッチプログラム300は、先日付レコード120
の更新指示データ122に入力された更新指示データを
格納する。
【0028】ステップ2) 次に、バッチプログラム3
00は、当該口座情報レコード110に対応する先日付
レコード120が作成されたことを意味する情報とし
て、口座情報レコード110の先日付レコードフラグ1
18に“1”を設定する。 ステップ3) 次にオンラインプログラム400が、1
0月25日に端末より処理要求電文を受信すると、口座
情報レコード110の先日付レコードフラグ118を参
照する。フラグが“1”の場合には、先日付レコード1
20より更新指示データ112を読み込む。
【0029】ステップ4) 続いて、オンラインプログ
ラム400は、更新指示データ112に基づいて、口座
情報レコード110の内容を更新する。この更新は、更
新指示データ122のバッチ処理基準日1223の順
(日付の古い順)に行う。 ステップ5) バッチ処理による口座情報レコード11
0の更新処理が終了すると、オンラインプログラム40
0は、先日付レコード120の処理済みフラグを“1”
に変更する。
【0030】ステップ6) 次に、オンラインプログラ
ム400は、端末装置より処理要求電文に従って口座情
報レコード110を更新する。図5は、本発明の第1の
実施例の先日付処理におけるオンラインプログラムの動
作を示すフローチャートである。 ステップ101) オンラインプログラム400が端末
装置より処理対象の口座に対する更新要求電文を受信す
る。
【0031】ステップ102) オンラインプログラム
400は、処理対象の口座番号をキーにしてデータベー
ス100より先日付レコード120を読み込む。 ステップ103) 処理対象の口座番号に対応する先日
付レコードが存在しない場合には、ステップ108に移
行し、合致する先日付レコードが存在する場合には、ス
テップ103に移行する。
【0032】ステップ104) 先日付レコード120
の処理済フラグ123が“1”であれば処理済のレコー
ドであるので、このレコードは読みとばし、ステップ1
08に移行する。処理済フラグ123が“0”である場
合には、未処理のレコードであるので処理を行うためス
テップ105に移行する。 ステップ105) 先日付レコード120のバッチ処理
基準日1223が本日より以前の日付であればステップ
106に移行し、それ以外はステップ108に移行す
る。
【0033】ステップ106) オンラインプログラム
400は、先日付レコード120の更新指示データ12
2に従って口座情報レコード110のデータを更新す
る。 ステップ107) オンラインプログラム400は、先
日付レコード120の処理済フラグ123に“1”を設
定し、当該先日付レコード120を処理済のレコードと
する。
【0034】ステップ108) オンラインプログラム
400は、更新要求電文に従って口座情報レコード11
0を更新する。次に、図6に示すバッチプログラムの動
作を説明する。図6は、本発明の一実施例のバッチプロ
グラムの動作を示すフローチャートである。バッチプロ
グラム300は、先日付レコード120の作成及び先日
付レコード120を作成した旨を口座情報レコード11
0に通知するプログラムである。
【0035】ステップ201) バッチプログラム30
0は、外部記憶装置等より入力される更新指示データを
読み込む。 ステップ202) 更新指示データの読み込みが終了し
たらバッチプログラム300の処理を終了する。 ステップ203) 読み込んだ更新指示データのバッチ
処理基準日を参照し、バッチ処理基準日が本日(システ
ム日付)より先の日付であるかを判断する。例えば、本
日が10月20日であり、バッチ処理基準日が10月2
5日であれば、バッチ処理が必要であると判断する。バ
ッチ処理基準日が本日より先の日付でない場合には、ス
テップ206に移行し、バッチ処理基準日が本日より先
の日付である場合には、ステップ204に移行する。
【0036】ステップ204) バッチプログラム30
0は、更新指示データの内容を口座番号1211、預金
種別1212、氏名1213等の顧客情報121と共に
先日付レコード120に書き込む。 ステップ205) バッチプログラム300は、口座番
号1211をキーにして口座情報レコード110を読
み、該当する口座番号の口座情報レコード110の先日
付レコードフラグ118に“1”を設定し、当該口座情
報レコード110に対応する先日付レコードが存在して
いることを通知し、ステップ201に移行する。
【0037】ステップ206) ステップ203におい
て、バッチ処理基準日が本日より先の日付ではない場合
(例えば、本日が10月20日であり、バッチ処理基準
日が10月19日である場合)には、更新指示データに
従って口座情報レコード110の取引データ112及び
残高113を更新し、ステップ201に移行する。次
に、具体的な例を用いて先日付処理について説明する。
【0038】図7は、本発明の一実施例の先日付処理の
例を示す。同図において、更新指示データ発行日が9月
15日、9月22日、9月25日であり、ここで、処理
基準日である9月25日の先日付処理を9月15日に行
う。その他の処理は、オンライン処理されるものとす
る。また、元帳データベース100の処理対象の口座と
して口座番号“001”と口座番号“002”の2つの
口座がある。
【0039】(1)9月15日のバッチ処理実行前の各
口座情報レコード110の内容は、口座番号“001”
の残高は200,000 円(口座情報レコード)であり、先日
付レコードは記録されていない(先日付フラグ=0)。
口座番号“002”も残高は200,0000円であり、先日付
レコードは記録されていない。 (2)9月15日に更新指示データ『9月25日をバッ
チ処理基準日とする給与振込処理』が発行された。 ・バッチプログラム300は、まず、口座番号“00
1”の口座情報レコードに対応する先日付レコードを作
成する。先日付レコード120の取引種別1221は
『給与振込入金』、金額1222は『100,000 円』、バ
ッチ処理基準日1223『9月25日』を顧客情報12
1と共に書き込み、顧客情報121の口座番号1211
をキーにして口座情報レコード110を読み、該当する
口座情報レコード110の先日付レコードフラグ118
に“1”を設定する。 ・また、口座番号“002”についても上記の処理と同
様である。
【0040】9月15日時点では、先日付レコード12
0のみを作成しているため、口座情報レコード110は
更新されないため、口座番号“001”の口座情報レコ
ード110の残高は100,000 円である。また、口座番号
“002”の口座情報レコード110の残高も同様に10
0,000 円である。 (3)9月22日に口座番号“001”の預金者が現金
支払機より30,000円の出金を行った。 ・オンラインプログラム400は、出金処理の更新要求
電文を現金支払機より受信すると、先日付レコード12
0を読み込む。この場合、口座番号“001”に該当す
る先日付レコード120は存在するが、バッチ処理基準
日が9月25日であるため、この先日付レコード120
は読みとばし、口座情報ファイル110の残高113よ
り30,000円を差し引いて、更新処理を行うため、口座番
号“001”の更新後残高は170,000 円となる。 ・口座番号“002”に関する更新要求及び更新指示デ
ータは入力されないため、口座情報レコード110及び
先日付レコード120の内容は(2)の状態と同じであ
る。
【0041】(4)9月25日に口座番号“001”及
び“002”の預金者が現金支払機より50,000円ずつの
出金処理を行った。 ・オンラインプログラム400は、出金処理の更新要求
電文を現金支払機より受信すると、先日付レコード12
0を読み込む。口座番号“001”に該当する先日付レ
コード120のバッチ処理基準日1223を参照する
と、9月25日となっているため、先日付レコード12
0のデータを口座情報レコード110に反映させる必要
がある。先日付レコード120に記録されている給与振
込分の100,000 円を口座情報レコード110の残高に加
算し、残高を270,000 円とする。次に先日付レコード1
20の処理済フラグ123に“1”を設定する。更に、
受信した更新要求電文に従って口座情報レコード110
を更新する。これにより、口座番号“001”の口座情
報レコード110の残高は、270,000 円−50,000円を行
うことにより、220,000 円となる。最後に、口座番号
“001”の口座情報レコード110の先日付レコード
フラグ118に“0”を設定する。 ・次に、オンラインプログラム400は口座番号“00
2”の出金処理の更新要求電文(50,000円の出金)を現
金支払機より受信すると、先日付レコード120を読み
込む。口座番号“002”に該当する先日付レコード1
20のバッチ処理基準日1223を参照すると、9月2
5日となっているため、先日付レコード120のデータ
を口座情報レコード110に反映させる必要がある。先
日付レコード120に記録されている給与振込分の100,
000 円を口座情報レコード110の残高に加算し、残高
を300,000 円とする。次に先日付レコード120の処理
済フラグ123に“1”を設定する。更に、受信した更
新要求電文に従って口座情報レコード110を更新す
る。これにより、口座番号“002”の口座情報レコー
ド110の残高は、300,000 円−50,000円を行うことに
より、250,000 円となる。最後に、口座番号“002”
の口座情報レコード110の先日付レコードフラグ11
8に“0”を設定する。
【0042】なお、上記の第1の実施例において、給与
振込処理を例として説明したが、この例に限定されるも
のではなく、他の銀行業務や、データベースを更新する
オンラインシステムに広く適用できる。また、バッチ処
理前後のオンライン取引の回数に制限はなく、自由に取
引が可能である。さらに、システムの処理能力やメモリ
等の資源に問題がない限り、先日付の処理が可能な日数
に制限はない。
【0043】[後日付処理]次に、実施例の第2の方法
として、処理基準日より後の日(後日付)にバッチ処理
を行う後日付処理について説明する。後日付処理は、口
座情報レコードについて、あるバッチ処理基準日(例え
ば9月15日)に行う更新処理をバッチ処理基準日の翌
日(例えば9月16日)以降(例えば9月17日)に実
行するものである。
【0044】図8は、本発明の第2の実施例の後日付処
理の第1の例を説明するための図である。同図に示すシ
ステムは、元帳データベース100、制御プログラム2
00、バッチプログラム300及びオンラインプログラ
ム400より構成される。同図に示すシステムは、端末
装置(図示せず。例えば、窓口端末装置、現金自動支払
機等)や外部記憶装置(図示せず)等より入力された更
新指示データに基づいて、オンラインプログラム400
または、バッチプログラム300により元帳データベー
ス100の処理対象データレコードの更新を行うもので
ある。
【0045】データベース100(元帳)は、口座情報
レコード110と後日付レコード130が格納されてい
る。バッチプログラム300は、外部記憶装置等により
入力された更新指示データを用いるバッチ処理によりデ
ータベース100内のレコードを処理するためのプログ
ラムである。オンラインプログラム400は、オンライ
ン処理により無中断でデータベース100の口座情報レ
コード110を更新するためのプログラムである。制御
プログラム200は、これらの各プログラムやデータベ
ース、データの入出力を制御するプログラムである。
【0046】図9は、本発明の第2の実施例の口座情報
レコードと後日付レコードのフォーマットを示す。同図
(a)は、データベース100内の口座情報レコード1
10であり、口座番号1111、預金種別1112、氏
名1113からなる顧客情報111と、取引種別112
1、金額1122、取引日1123からなる取引データ
112、残高113処理済フラグ114、及び後日付レ
コードフラグ115より構成される。後日付レコードフ
ラグ115は、当該口座情報レコード110に対応する
後日付レコード130がデータベース100内に作成さ
れている場合には、当該フラグ115は、“1”とな
り、作成されていない場合には“0”となる。また、処
理済フラグ114は、バッチ処理終了前は“0”が設定
され、バッチ処理が終了した場合には“1”が設定され
る。
【0047】同図(b)は、データベース100内の後
日付レコード130であり、口座情報レコード110に
対応する口座番号1311、預金種別1312、氏名1
313からなる顧客情報131、取引種別1321、金
額1322、更新日1323、バッチ処理基準日132
4よりなる更新前取引データ132、残高134及び処
理済フラグ133より構成される。処理済フラグ133
は、処理基準日1324に行われるべきバッチ処理が終
了していない場合には“0”が設定されており、処理が
終了すると“1”が設定される。
【0048】以下に、指定された処理基準日以降の日付
の処理を行う場合の後日付処理について説明する。以下
の説明では、銀行システムの預金者毎に有する口座情報
を保持するデータベースの更新処理を行う場合を例とし
て説明する。以下の実施例の第2の方法として、オンラ
イン処理中にバッチ処理を行っても、データに矛盾が発
生しないように、さらに、オンライン処理によりデータ
レコードの更新終了後、処理基準日時点のデータベース
のデータレコードの内容がバッチ処理で無矛盾で利用可
能となるようにデータベース中にデータを一時退避させ
る方法である。
【0049】後日付処理は、オンライン処理でデータベ
ースを更新する場合、本来処理基準日の翌日以降に行う
後日付処理日以前にオンライン処理要求が発行された場
合に、オンラインプログラムによる処理を行う前に、更
新前の口座情報レコード110のデータを後日付レコー
ドとして、データベース100内の後日付レコード13
0に格納しておき、その後でオンラインプログラムによ
る更新処理を行うものである。このとき、口座情報レコ
ード110には、後日付レコードを作成した旨を記録し
ておく。これらの一連の動作はオンラインプログラム4
00により実行される。
【0050】次に、各プログラムの動作を示す。 ステップ301) 図8において、処理基準日の翌日以
降にバッチ処理を実行する以前にオンライン更新要求電
文が端末装置より発行されると、オンラインプログラム
400は、データベース100の口座情報レコード11
0の内容を後日付レコード130に転送する。
【0051】ステップ302) オンラインプログラム
400は、当該口座情報レコード110に対応する後日
付レコード130を作成したので、後日付レコードフラ
グ115に“1”を設定する。 ステップ303) オンラインプログラム400は、本
来バッチプログラム300で実行すべきバッチ処理を口
座情報レコード110に対して行う。
【0052】ステップ304) オンラインプログラム
400は、端末装置より受信した更新要求に基づいて口
座情報レコード110を更新する。 ステップ305) バッチプログラム300が口座情報
レコード110の処理済みフラグ114に“1”を設定
し、バッチ処理済みであることを通知する。 ステップ306) バッチプログラム300は、後日付
レコード130の処理済フラグ133にも同様にバッチ
処理が終了している旨の“1”を設定する。
【0053】図10は、本発明の第2の実施例の第2の
例を説明するための図である。同図に示すバッチプログ
ラム300、オンラインプログラム400、データベー
ス100の構成は図8と同様であるので、その説明は省
略する。同図に示す例は、バッチプログラム300が実
行される前にオンラインプログラム400が実行されな
い場合を示す。即ち、バッチプログラム300が後日付
処理を完了する前にオンラインプログラム400が実行
されないため、後日付レコード130が作成されない例
である。
【0054】従って、以下に示すようにバッチプログラ
ム300が口座情報レコード110の更新をオンライン
プログラム400実行前に完了させる処理である。 ステップ401) バッチプログラム300は、口座情
報レコード110の更新処理を行う。 ステップ402) バッチプログラム300は、口座情
報レコード110の処理済フグ114に処理済を示す
“1”を設定する。
【0055】ステップ403) オンラインプログラム
400が端末装置から更新要求電文を受け取ると、当該
更新要求電文に基づいて口座情報レコード110を更新
する。上記の処理では、処理済フラグ115が“1”と
なっているため、バッチプログラム300により既にバ
ッチ処理が終了しているため、後日付レコード130に
は書き込まない。即ち、後日付レコード130は、バッ
チ処理の処理基準日の翌日以降(後日付)の前にオンラ
インプログラムが実行された場合のみ生成されるレコー
ドである。
【0056】図11は、本発明の一実施例の後日付処理
のオンラインプログラムのフローチャートである。 ステップ501) まず、オンラインプログラム400
が、端末装置から更新要求電文を受信する。 ステップ502) データベース100の処理対象の口
座情報レコード110の処理済フラグ113を参照し
て、バッチプログラム300による処理が終了している
かを判定し、処理済(処理済フラグ=1)であれば、ス
テップ506に移行し、未処理(処理済フラグ=0)で
あれば、ステップ503に移行する。
【0057】ステップ503) バッチ処理に対応する
オンラインプログラム300による処理が行われていな
い場合には(処理済フラグ=0)、データベース100
の後日付レコード130に口座情報レコード110の情
報(取引データ112)を記録する。 ステップ504) さらに、オンラインプログラム40
0は、バッチ処理として口座情報レコード110に対し
て、後日付レコード130を生成した旨を記録する。即
ち、口座情報レコード110の後日付レコードフラグ1
15に“1”を設定する。
【0058】ステップ505) オンラインプログラム
400は、バッチプログラム300に代わって、バッチ
処理による口座情報レコード110の更新処理を行う。 ステップ506) 処理対象の口座情報レコード110
のバッチ処理済フラグ113が処理済(フラグ=1)に
なっている場合、もしくは、ステップ503からステッ
プ505までの処理が終了していれば、オンラインプロ
グラム400は端末装置より受信した更新要求電文に従
って口座情報レコードを更新する。
【0059】次に、バッチプログラム300の動作を説
明する。図12は、本発明の第2の実施例の後日付処理
のバッチプログラムのフローチャートである。 ステップ601) まず、バッチプログラム300は、
データベース100を読む。 ステップ602) データベースのデータが終了したら
処理を終了する。
【0060】ステップ603) 処理対象の口座情報レ
コード110に後日付レコード130に記録した旨の情
報があるかを後日付レコードフラグ115を参照して判
定し、処理対象の口座情報レコード110に対応する後
日付レコードが存在する場合には、ステップ605に移
行し、存在しない場合にはステップ604に移行する。
【0061】ステップ604) 口座情報レコード11
0に対応する後日付レコード130が存在しない場合に
は、バッチプログラム300は、バッチ処理用のデータ
に基づいて口座情報レコード110を更新する。即ち、
口座情報レコード110の取引データ112を書込み、
残高113に対して処理内容に基づき加減算を行い、ス
テップ607に移行する。
【0062】ステップ605) 口座情報レコード11
0に対応する後日付レコード130が存在する場合に
は、バッチプログラム300は、後日付レコード130
を読み込み、口座情報レコード110をバッチ処理用の
データに基づいて更新する。即ち、更新前取引データ1
32で指定されたバッチ処理による口座情報レコード1
10の更新を行う。
【0063】ステップ606) バッチプログラム30
0は、後日付レコード130の処理済フラグ133にバ
ッチ処理済として“1”を設定する。 ステップ607) 最後にバッチプログラム300は、
口座情報レコード110のバッチ処理フラグ114に
“1”を設定する。次に、具体的な例を用いて後日付処
理について説明する。
【0064】図13は、本発明の第2の実施例の後日付
処理の例を示す。同図において、9月15日は本来バッ
チ処理を行う処理基準日であり、9月16日は、オンラ
インによる更新要求が端末から発行された日であり、9
月17日を後日付処理日とする。また、元帳データベー
ス100の処理対象の口座として口座番号“003”と
口座番号“004”の2つの口座がある。
【0065】(1)9月15日のバッチ処理実行前の各
口座の内容として、口座番号“003”の口座情報レコ
ード110の残高は200,000 円であり、このとき、後日
付レコード130は設定されていない。口座番号“00
4”の口座情報レコード110の残高も200,000 円であ
り、口座番号“003”と同様に後日付レコード130
は作成されていない。
【0066】また、9月15日は、利息決算処理の基準
日であるが後日付処理とするために利息決算処理は行わ
ない。 (2)9月16日に発生する処理として、・『オンライ
ン処理で口座番号“003”から30,000円出金する』が
更新要求として入力されると、オンラインプログラム4
00は、口座番号“003”の更新前の口座情報レコー
ド110の残高200,000 円を後日付レコード130に書
込み、口座情報レコード110の後日付レコードフラグ
115に“1”を設定し、当該口座情報レコード110
に対応する後日付レコード130が作成されたことを通
知する。これにより、オンラインプログラム400は、
本来バッチプログラム300で行う利息処理を行い、取
引種別1121を「利息」、金額1122を「100
円」、取引日「9月15日」、残高「200,100 円」とす
る。
【0067】この後、オンラインプログラム400は、
口座番号“003”の口座情報レコード110に対して
30,000円の出金処理を行う。これにより、口座番号“0
03”の口座情報レコード110の残高は「170,100
円」となる。・口座番号“004”の口座情報レコード
110については、オンラインによる更新要求が入力さ
れないため、口座情報レコード110の内容は更新され
ていない。
【0068】(3)9月17日に発生する処理として、
この日は、バッチプログラム300により後日付処理を
行う日である。・口座番号“003”の口座情報レコー
ド110については、既に口座情報レコード110の処
理済フラグ114が“1”となっているため、バッチ処
理済となっているので、口座番号“003”に対するバ
ッチ処理は行わず、さらに、オンラインによる更新要求
電文も入力されていないため、口座情報レコード110
の内容は、9月16日時点の内容のままである。・口座
番号“004”の口座情報レコード110については、
処理済フラグ114が“0”となっており、バッチ処理
はまだ行われていないため、バッチプログラム300
は、口座情報レコード110に対して利息計算のバッチ
処理を行い、口座情報レコード110の内容を更新し、
この時の残高113は200,100 円となる。口座番号“0
04”については、後日付以前にオンラインによる更新
処理が実行されなかったため、後日付レコードは作成さ
れていない。最後に、口座番号“004”の口座情報レ
コード110の処理済フラグ114を“1”とする。
【0069】上記の利息計算は、利息計算を行うに当た
り、処理基準日の残高に対して利息を計算するので、オ
ンライン処理により更新された後の値で利息計算する
と、正確な値が求められないので、利息を計算する当日
(処理基準日)の残高を記憶しておく必要がある。従っ
て、後日付レコード130に処理基準日の残高を退避さ
せ、後日付レコード130の値に基づいて利息計算を行
うものである。これにより、オンライン処理で口座情報
レコード110の値が更新されていても、後日付レコー
ド130を参照することにより、正確な計算が可能であ
る。
【0070】なお、上記の後日付処理において、バッチ
処理として利息決算処理を例として説明したが、この例
に限定されることなく、データベースを更新するオンラ
イン処理であればよい。また、バッチ処理の前後のオン
ライン取引の回数に制限はない。さらに、システムの処
理能力や資源に問題がない限り、後日付の処理が可能な
日数には特に制限はない。
【0071】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、オンライ
ン処理を24時間連続運転する場合に対応が不可欠であ
るバッチ処理の時間的制限を意識することなく実行する
ことが可能である。また、バッチ処理をバッチ処理基準
日以外の任意の日に実行が可能であるため、バッチ処理
によるコンピュータシステムへの負荷の集中を平準化で
きる。
【0072】さらに、これまで深夜に行われることが多
かったバッチ処理が日中の任意の時間に実行できるよう
になるため、コンピュータシステム運用におけるオペレ
ータの負荷が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図(その1)である。
【図2】本発明の原理構成図(その2)である。
【図3】本発明の第1の実施例の先日付処理を説明する
ための図である。
【図4】本発明の第1の実施例の口座情報レコード及び
先日付レコードのフォーマットを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例の先日付処理におけるオ
ンラインプログラムの動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第1の実施例の先日付処理におけるバ
ッチプログラムの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施例の先日付処理の例を示す
図である。
【図8】本発明の第2の実施例の後日付処理の第1の例
を説明するための図である。
【図9】本発明の第2の実施例の口座情報レコード及び
後日付レコードのフォーマットを示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例の後日付処理の第2の
例を説明するための図である。
【図11】本発明の第2の実施例の後日付処理のオンラ
インプログラムのフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例の後日付処理のバッチ
プログラムのフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施例の後日付処理の例を示
す図である。
【図14】従来の銀行システムの運用形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 先日付レコード設定手段 20 更新手段 21 バッチ更新手段 22 オンライン更新手段 23 出力手段 30 後日付レコード設定手段 40 更新手段 100 データベース 110 データレコード、口座情報レコード 111 顧客情報 112 取引データ 113 残高 114 処理済フラグ 115 後日付レコードフラグ 118 先日付レコードフラグ 120 先日付レコード 121 顧客情報 122 更新指示データ 123 処理済フラグ 130 後日付レコード 131 顧客情報 132 取引データ 133 処理済フラグ 134 残高 200 制御プログラム 300 バッチプログラム 400 オンラインプログラム 1111 口座番号 1112 預金種別 1113 氏名 1121 取引種別 1122 金額 1123 取引日 1124 先日付 1211 口座番号 1212 預金種別 1213 氏名 1221 取引種別 1222 金額 1223 バッチ処理基準日 1311 口座番号 1312 預金種別 1313 氏名 1321 取引種別 1322 金額 1323 更新日 1324 処理基準日

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースのデータレコードをオンラ
    イン処理にて更新する処理において、 更新を行うべき処理基準日より以前の先日付と、該処理
    基準日において更新する値からなる先日付レコードを設
    定する先日付レコード設定手段と、 前記処理基準日以降(処理基準日を含む)にオンライン
    処理要求電文が発行されると、前記先日付レコードを参
    照して前記データレコードの更新処理を行う更新手段と
    を有することを特徴とするデータベース更新処理装置。
  2. 【請求項2】 前記更新手段は、 前記オンライン処理要求電文の発行日時以前に前記先日
    付レコードが前記先日付レコード設定手段により予め設
    定されている場合には、前記先日付レコードの処理基準
    日の古い順に前記データレコードを更新し、更新済みを
    記録するバッチ更新手段と、 前記バッチ更新手段終了後に前記オンライン処理要求電
    文による前記データレコードの更新を行うオンライン更
    新手段を含む請求項1記載のデータベース更新処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記更新手段は、所定の周期で行う請求
    項1記載のデータベース更新処理装置。
  4. 【請求項4】 前記先日付レコード設定手段は、 前記データベース内に前記先日付レコードを設定したこ
    とを記録する手段を有する請求項1記載のデータベース
    更新処理装置。
  5. 【請求項5】 データベースのデータレコードをオンラ
    イン処理にて更新する処理において、該データレコード
    のバッチ処理を行うべき処理基準日の翌日以降の後日付
    に該バッチ処理を行う場合のデータベースの更新処理装
    置において、 前記データレコードの前記バッチ処理が前記処理基準日
    の翌日以降の後日付に実行される前にオンライン処理要
    求電文が発行された場合に、該処理基準日と、該処理基
    準日の更新前のデータレコードを後日付レコードに格納
    する後日付レコード設定手段と、 前記後日付よりも前にオンライン処理要求電文が発行さ
    れると、前記データレコードに対して前記処理基準日に
    行うべき更新を行い、さらに、該オンライン処理要求電
    文に従って前記データレコードに対して更新を行う更新
    手段とを有することを特徴とするデータベース更新処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記後日付レコード設定手段は、前記デ
    ータレコードに後日付レコードが作成されている旨を記
    録する手段を有する請求項5記載のデータベースの更新
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記更新手段は、 前記後日付レコードにバッチ処理済を記録する手段を有
    する請求項5記載のデータベースの更新処理装置。
  8. 【請求項8】 データベースのデータレコードをオンラ
    イン処理にて更新する処理において、バッチ処理を所定
    の処理基準日以前に行うデータベースの更新処理方法に
    おいて、 前記バッチ処理を前記所定の処理基準日以前に行う場合
    には、前記バッチ処理の更新指示内容を前記データベー
    ス内に一時記録し、 前記処理基準日以降にオンライン処理要求電文が発行さ
    れると、前記バッチ処理の更新指示内容に基づいて前記
    データレコードのバッチ処理を行い、 前記オンライン処理要求電文に基づいてオンライン処理
    により前記データレコードのバッチ処理を行うことを特
    徴とするデータベースの更新処理方法。
  9. 【請求項9】 データベースのデータレコードをオンラ
    イン処理にて更新する処理において、バッチ処理を所定
    の処理基準日以降に行うデータベースの更新処理方法に
    おいて、 前記バッチ処理を前記所定の処理基準日の翌日以降に実
    行する前にオンライン処理要求が発行された場合に、オ
    ンラインプログラムにより前記データレコードを前記デ
    ータベース内に記録しておき、 前記バッチ処理を前記データレコードに対して実行した
    後に、前記オンラインプログラムによる前記データレコ
    ードを更新することを特徴とするデータベースの更新処
    理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5940813A (en) * 1996-07-26 1999-08-17 Citibank, N.A. Process facility management matrix and system and method for performing batch, processing in an on-line environment
JP2009020765A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Hitachi Computer Peripherals Co Ltd リードライト方法及び該リードライト方法を使用したコンピュータシステム
JP2016110553A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 東芝情報システム株式会社 データベースシステム

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