JPH0816086A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0816086A
JPH0816086A JP15241294A JP15241294A JPH0816086A JP H0816086 A JPH0816086 A JP H0816086A JP 15241294 A JP15241294 A JP 15241294A JP 15241294 A JP15241294 A JP 15241294A JP H0816086 A JPH0816086 A JP H0816086A
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JP15241294A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kagawa
哲也 香川
Masahito Yanagida
雅人 柳田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 学校等にも広く普及している複写機、特に近
年急速に普及してきているデジタル複写機のような画像
処理装置を利用して、問題用紙の作成や答案の採点とい
った教育に不可欠な作業の効率化を図る。 【構成】 画像読取手段(イメージスキャナ)1によっ
て問題用紙の画像情報を読み取り、必要に応じて該問題
用紙を画像出力手段(プリンタ)3から印字出力する。
この印字出力を学習スケジュールに合わせて自動的に行
なうために、画像読取手段1からスケジュール表を読み
取るとともに、該スケジュール表に記入したスケジュー
ルを認識し、タイマ13に該スケジュール時刻を設定す
る。そして、設定時刻がきたら自動的に所望の問題用紙
を問題記憶手段5から読み出し、印字出力するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル複写機のよ
うに、原稿の画像を読み取る画像読取手段と、該手段に
よって読み取った画像情報を記憶する画像記憶手段と、
該画像記憶手段に記憶された画像情報を用紙上に画像形
成して出力する画像出力手段とを備えた画像処理装置に
関し、特に問題用紙の作成機能,答案の採点機能に加
え、受験者の解答所要時間を自動的に算出する機能およ
びスケジュールにそって問題用紙を自動印字する機能を
持つ画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】学校や学習塾を始め各種教育の場等で
は、生徒や学習者の学習成果を確認したりその学習成果
に応じた成績を判定したり、資格を与えたり、あるいは
入学者を決めるためなどに頻繁に試験(テスト)が実施
されている。その各種試験に使用する問題用紙は、教師
等の試験実施者が自分で問題及び原稿を作成して必要枚
数の問題用紙を複写機でコピーしたり簡易印刷機で印刷
するか、あるいは専門の業者に印刷させたものや、業者
自身が問題も作成して印刷したものなどが使用される。
【0003】また、その試験後の解答用紙の採点も、学
校などでは試験実施者である教師が手作業で行なうのが
一般的であるが、入学試験や資格試験、あるいは大規模
な模擬試験などの場合には、大勢の採点者が分担して行
なったり、コンピュータを用いた自動採点システムによ
る自動採点も行なわれている。また、多数の受験者の答
案用紙の採点結果をコンピュータを用いて集計し、平均
点や偏差値等の計算を行なったり、表やグラフを作成す
ることも行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、答案用
紙の採点を手作業で行なう場合には、相当の手間がかか
り採点効率が悪いばかりか、誤った採点を行なってしま
う恐れもある。一方、自動採点を行なう場合には、予め
解答用紙の解答欄に塗り潰しマーク等の決められた方法
で解答させるマークシート方式が多く採用されている
が、解答方法が極めて単純なものに規制されてしまうば
かりか、その採点装置も専用のもので、短時間に大量の
解答用紙を読み込んで採点する高速処理の装置であり、
大容量のメモリも必要とするために非常に高価なものと
なっている。さらに、装置が大きくその使用方法も特殊
なため、個々の学校や学習教室などでは使用することが
できなかった。
【0005】その上、マークシートを読むこと以外はで
きないため、専用機として購入する必要があり、ダウン
サイジング(分散化)への障害となっている。また、答
案用紙自体に採点がなされないため、採点した答案用紙
を受験者に返却して学習に役立てることができないし、
受験者も個々の問題に対する解答の正否を確認できない
という問題もあった。
【0006】そこで、解答用紙がマークシートに制限さ
れず、任意の答案用紙に直接採点でき、しかも教師等が
パーソナルで手軽に使用できる自動採点・集計システム
が開発された。このシステムでは、採点台上の所定の位
置に採点する答案用紙をセットして、解答欄の解答に対
して従来の手作業による採点方法と同様に赤ペン等で○
や×を付けていくと、それを自動的に読み取って合計点
を算出し、そのデータをデータベースに蓄積して、個人
別の成績表を作成したり、設問ごとの正解率や平均点な
どの統計情報も提供できるものである。
【0007】しかしながら、このようなシステムでは、
採点(○×をつけること)自体は人手によって行なわな
ければならず、採点した答案用紙への合計点の記入も、
ディスプレイに表示される点数を採点者が転記しなけれ
ばならないなどの手間がかかり、殆ど省力化には役立た
ない。
【0008】また、頻繁にテストを行なう場合、その問
題作成の労力も大変であり、現在小学校等で行なわれて
いるテストは業者等から購入した問題用紙を使用するこ
とが多く、別の学校で先にテストが行なわれるとその情
報が塾等で交換されて、テストをする前に問題がわかっ
てしまう等の社会問題も発生している。
【0009】この発明は上記のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、学校等にも広く普及している複写機、
特に近年急速に普及してきているデジタル複写機のよう
に、画像読取手段(イメージスキャナ)とその読み取っ
た画像情報を記憶する画像記憶手段(画像メモリ)、及
びその記憶された画像情報を用紙上に画像形成して出力
する画像出力手段(プリンタ部)を備えた画像処理装置
を利用して、問題用紙の作成や答案の採点といった教育
に不可欠な作業の効率化を図ることを目的とする。
【0010】また、スケジュールに合わせて問題用紙を
印字出力できるようにして、適切な学習計画,教育指導
の助けとすることを目的とする。さらに、受験者の解答
所要時間を自動的に記録できるようにして、適切な学習
管理が行なえるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、図1の機能ブロック図に示すように、
原稿の画像情報を読み取る画像読取手段1と、該手段に
よって読み取った画像情報を記憶する画像記憶手段2
と、この画像記憶手段2に記憶された画像情報を用紙上
に画像形成して出力する画像出力手段3とを備えた画像
処理装置において、
【0012】画像読取手段1で画像情報を読み取る原稿
として問題用紙を指定する問題読取指定手段4と、この
問題読取指定手段4で指定され画像読取手段1によって
読み取った問題用紙の画像情報を記憶する問題記憶手段
5と、問題記憶手段5に記憶してある問題用紙の画像情
報を読み出し、画像出力手段3によって用紙上に画像形
成して出力させる問題用紙出力手段6と、時刻を計数す
るクロック7と、問題用紙出力手段6が読み出した問題
用紙の画像情報に対し、その読み出した時刻をクロック
7から入力して付加する出力時刻印字手段8とを設けて
ある。
【0013】また、図2の機能ブロック図に示すよう
に、画像読取手段1で画像情報を読み取る原稿として問
題用紙を指定する問題読取指定手段4と、この問題読取
指定手段4で指定され画像読取手段1によって読み取っ
た問題用紙の画像情報を記憶する問題記憶手段5と、こ
の問題記憶手段5に記憶してある問題用紙の画像情報を
読み出し、画像出力手段3によって用紙上に画像形成し
て出力させる問題用紙出力手段6と、画像読取手段1に
より画像情報を読み取る原稿としてスケジュール用紙を
指定するスケジュール用紙読取指定手段9と、このスケ
ジュール用紙読取指定手段9で指定され画像読取手段1
によって読み取ったスケジュール用紙の画像情報を記憶
するスケジュール用紙記憶手段10と、このスケジュー
ル用紙記憶手段10に記憶してあるスケジュール用紙の
画像情報の読み出しを指定するスケジュール用紙出力指
定手段11と、このスケジュール用紙出力指定手段11
で指定されたスケジュール用紙をスケジュール用紙記憶
手段10から読み出し、画像出力手段3によって用紙上
に画像形成して出力させるスケジュール用紙出力手段1
2とを備えた構成としてもよい。
【0014】さらに、図3の機能ブロック図に示すよう
に、画像読取手段1で画像情報を読み取る原稿として問
題用紙を指定する問題読取指定手段4と、この問題読取
指定手段4で指定され画像読取手段1によって読み取っ
た問題用紙の画像情報を記憶する問題記憶手段5と、こ
の問題記憶手段5に記憶してある問題用紙の画像情報を
読み出し、画像出力手段3によって用紙上に画像形成し
て出力させる問題用紙出力手段6と、この問題用紙出力
手段6をあらかじめ指示された時刻に作動させるタイマ
13と、画像読取手段1により画像情報を読み取る原稿
として少なくとも問題用紙の出力指定時刻が記載された
スケジュール表を指定するスケジュール表読取指定手段
14と、このスケジュール表読取指定手段14で指定さ
れ画像読取手段1によって読み取ったスケジュール表に
記載されていた少なくとも問題用紙の出力指定時刻を認
識するスケジュール認識手段15と、このスケジュール
認識手段15の認識結果に基づいて、問題用紙出力手段
6の作動時刻をタイマ13に指示するスケジュール設定
手段16とを備えた構成とすることもできる。ここで、
画像読取手段1が、問題識別情報の付与されている問題
用紙の画像情報を読み取るような場合には、図4の機能
ブロック図に示すように、画像読取手段1で読み取った
問題用紙の画像情報から、該問題用紙に付与されている
問題識別情報を認識する問題認識手段17と、この問題
認識手段17によって認識した問題識別情報と関連付け
て該問題用紙の画像情報を問題記憶手段5に記憶させる
問題識別情報付与手段18と、所要の問題識別情報を指
定することにより該識別情報の付与された問題用紙の画
像情報を問題用紙出力手段6により読み出させる問題出
力指定手段19とを設けるとよい。
【0015】特に、図3に示した画像処理装置が問題識
別情報の付与されている問題用紙の画像情報を読み取る
場合には、図5の機能ブロック図に示すように、画像読
取手段1で読み取った問題用紙の画像情報から、該問題
用紙に付与されている問題識別情報を認識する問題認識
手段17と、この問題認識手段17によって認識した問
題識別情報と関連付けて該問題用紙の画像情報を問題記
憶手段5に記憶させる問題識別情報付与手段18と、所
要の問題識別情報が付与された問題用紙の画像情報を問
題用紙出力手段6により読み出させる問題出力指定手段
19とを設け、かつ、出力したい問題用紙の問題識別情
報を記載したスケジュール表に対し、スケジュール認識
手段15が該問題識別情報を認識し、このスケジュール
認識手段15で認識した問題識別情報を、スケジュール
設定手段16が問題出力指定手段19に送り、該問題識
別情報を同手段19に指定させるようにするとよい。
【0016】また、図6の機能ブロック図に示すよう
に、画像読取手段1によって読み取る原稿を、模範解答
用紙または解答開始時刻が印字された答案用紙に選別す
る原稿選別手段20と、この原稿選別手段20によって
選別した模範解答用紙または答案用紙上の解答領域に記
載されている文字を認識する文字認識手段21と、この
文字認識手段21で認識した文字列から該模範解答用紙
または答案用紙上の解答領域に記載されている単語を判
別する単語判別手段22と、この単語判別手段22の判
別結果に基づいて該模範解答用紙または答案用紙上の解
答領域に記載されている解答を特定する解答特定手段2
3と、この解答特定手段23によって特定した模範解答
用紙上の解答を記憶する模範解答記憶手段24と、解答
特定手段23によって特定した答案用紙上の解答を記憶
する答案記憶手段25と、模範解答記憶手段24から読
み出した模範解答用紙上の解答と答案記憶手段25から
読み出した答案用紙上の解答とを比較する解答比較手段
26と、この解答比較手段26による比較結果を所定の
採点情報に変換して出力する採点結果出力手段27と、
原稿選別手段20によって選別した答案用紙から解答開
始時刻に関する画像情報を認識する解答開始時刻認識手
段28と、時刻を計数するクロック29と、解答開始時
刻認識手段28が認識した解答開始時刻とクロック29
から入力した該答案用紙を読み取った際の時刻との差を
解答時間として算出して出力する解答時間出力手段30
とで構成することもできる。
【0017】この場合、図7の機能ブロック図に示すよ
うに、画像記憶手段1に複数の原稿の画像情報を記憶さ
せるとともに、答案記憶手段25に複数の答案用紙上の
解答を記憶させ、かつ解答比較手段26に該答案記憶手
段25から順次読み出された答案用紙上の解答を模範解
答記憶手段24から読み出された模範解答用紙上の解答
と比較させ、さらに解答比較手段26の比較結果および
該答案用紙に対する解答時間出力手段30で得た解答時
間の情報を記憶する採点結果・解答時間記憶手段31
と、この採点結果・解答時間記憶手段31に記憶してあ
る比較結果および解答時間を呼び出して採点結果出力手
段27に送る採点結果・解答時間呼出手段32とを設
け、採点結果出力手段27が解答比較手段26による比
較結果を所定の採点情報に変換するとともに、この採点
情報に解答時間を付加して出力するように構成してもよ
い。
【0018】さらに、図8の機能ブロック図に示すよう
に、答案用紙に記載された受験者に関する個人情報を認
識する受験者情報認識手段33を設け、採点結果・解答
時間記憶手段31が該個人情報と関連付けて各答案用紙
に対する比較結果および解答時間を記憶するとともに、
採点結果・解答時間呼出手段32が該個人情報に基づい
て任意の答案用紙に対する比較結果および解答時間を呼
び出して採点結果出力手段27に出力するようにしても
よい。
【0019】
【作用】この発明による画像処理装置は、原稿として通
常のコピー原稿をセットして画像読取手段1に読み取ら
せれば、その読み取った画像情報を画像記憶手段2に一
旦記憶し、その記憶した画像情報を用紙上に画像形成し
て出力するので、従来のデジタル複写機と同様に必要な
枚数のコピーを簡単にとることができる。
【0020】また、原稿として問題用紙を指定して画像
読取手段に読み取らせれば、読み取った問題用紙の画像
情報を問題記憶手段に記憶することができる。したがっ
て、ユーザは必要に応じて該記憶手段に記憶してある問
題用紙の画像情報を容易に取り出して使用することがで
きるので、問題用紙の原稿が紛失しても速やかに問題用
紙を入手することができる。ここで問題用紙は、デジタ
ル複写機のコピー機能(画像出力手段3)を使用して印
字出力するので、構造的に製品コストを低廉に抑えるこ
とができる。
【0021】さらに、この発明は、問題用紙を印字出力
するとき、その出力時刻を受験者の解答開始時刻と想定
し、出力時刻印字手段8によって該問題用紙の画像情報
に付加することができる(図1参照)。このように印字
出力した問題用紙に出力時刻(解答開始時刻)が印字さ
れていれば、解答終了時刻をチェックするだけで容易に
解答に要した時間を計算することができる。
【0022】また、受験者に問題を解答させるためのス
ケジュールを書き込むスケジュール用紙を画像出力手段
3を介して印字出力することができる(図2参照)。さ
らに、このスケジュール用紙に記載したスケジュールを
画像読取手段1で読み取り、そのスケジュールに合わせ
て所定の時刻に問題用紙を自動的に印字出力することが
でき(図3参照)、学習計画に合わせた問題用紙の入手
が可能となる。
【0023】さて、多数の問題を問題記憶手段5に登録
した場合、所望する問題用紙の画像情報をなかなか見つ
けられないおそれが生じてくる。その場合には、問題識
別情報付与手段18によって問題用紙に所定の問題識別
情報を付与しておき、該識別情報と関連付けて問題用紙
の画像情報を記憶させておく。そして、所望する問題用
紙の識別情報を問題出力指定手段19により指定するこ
とで、容易に該識別情報の付与された問題用紙の画像情
報を問題記憶手段5から呼び出して印字出力することが
できる(図4参照)。
【0024】さらに、問題記憶手段5に記憶した問題用
紙の問題識別情報をスケジュールの内容に組み込み、画
像読取手段1で読み取ったスケジュール表から該問題識
別情報を認識し、問題出力指定手段19がそのスケジュ
ールに沿って該問題識別情報を指定して該当する問題用
紙を自動的に印字出力すれば(図5参照)、詳細にわた
る学習計画をたて、その計画に沿って所望の問題用紙を
入手することが可能となる。
【0025】また、原稿として、模範解答の記載された
模範解答用紙、または受験者の解答が記載された答案用
紙をセットして画像読取手段1に読み取らせれば、ま
ず、それぞれの用紙における解答領域に記載された文字
を認識し、次いで認識した文字列から特定の単語を判別
する。その結果、この判別された単語から解答を特定す
ることができる。続いて、模範解答用紙上に記載されて
いた解答と、答案用紙上に記載されていた受験者の解答
とを解答比較手段26により比較して、自動的に採点情
報を出力することができる。
【0026】このような採点処理に際して、例えば図1
に示した画像処理装置で問題用紙(答案用紙)に付加し
た出力時刻、すなわち解答開始時刻を認識するととも
に、該答案用紙を画像読取手段1が読み取った時の時刻
を解答終了時刻と想定して、これら時刻の差を算出し、
解答に要した時間(解答時間)を自動的に出力すること
ができる(図6参照)。この解答時間データは、採点結
果とともに受験者の教育指導に役立つ資料となる。例え
ば、長い解答時間を要した受験者に対しては、復習を中
心とする学習指導を行ない、一方、短い解答時間で解答
できた受験者に対しては、ステップアップした内容の学
習指導を行なうというような指導計画を立てることがで
きる。
【0027】また、この画像処理装置は複数の原稿、特
に複数の答案用紙を連続して読み取るようにすることも
できる。この場合には、自動原稿送り装置(ADF)を
使用し連続して読み取った答案用紙の画像情報を画像記
憶手段2に記憶し、順次、該画像情報を読み出して解答
領域に記載されている文字の認識,単語の判別,乃至解
答の特定を行ない、答案記憶手段25に記憶させてい
く。その後、模範解答と各答案用紙の解答とを比較して
採点処理を行ない、その比較結果を採点結果・解答時間
記憶手段31に記憶させる。記憶した比較結果は任意に
呼び出して、正解,誤り等の採点情報に変換して出力す
ることができる(図7参照)。採点結果・解答時間記憶
手段31には、比較結果と合わせて該答案用紙の解答時
間を記憶しておき、比較結果とともに出力すればよい。
【0028】また、採点結果・解答時間記憶手段31か
ら比較結果および解答時間を呼び出す場合、答案用紙に
記入された受験者の個人情報、例えば、受験番号,氏名
などを任意に特定して、該受験者の答案用紙に関する比
較結果と解答時間を呼び出し、それらの情報を得るよう
にすることがユーザにとって都合のよい場合が多い。そ
のためには、答案用紙の比較結果および解答時間を、受
験者の個人情報と対応付けて記憶しておき、採点結果・
解答時間呼出手段32は任意に特定された個人情報が対
応付けられている比較結果および解答時間を、採点結果
・解答時間記憶手段31から呼び出して出力するように
する(図8参照)。
【0029】なお、この明細書において、「問題用紙」
という場合には、解答の記載されていないものをいい、
受験者が解答を記載した問題用紙を「答案用紙」とい
う。また、「スケジュール用紙」という場合には、スケ
ジュールの記載されていない状態のものをいい、スケジ
ュールの記載されたものは「スケジュール表」という。
【実施例】
【0030】以下、この発明の実施例を図面の図9以降
を参照して詳細に説明する。図9は、この発明の実施例
に係る画像処理装置(デジタル複写機)の機構部の構成
例を示す。このデジタル複写機は、大きく分けて上部に
ある画像読取手段としてのイメージスキャナ(以下「ス
キャナ部」という)100と、その下に配置された画像
出力手段としてのレーザプリンタ(以下「プリンタ部」
という)200で構成されている。図10は、そのプリ
ンタ部の感光体ドラム回りの画像形成作用を示す拡大説
明図である。
【0031】スキャナ部100の最上部に、原稿を配置
するコンタクトガラス101が設置されており、その上
に自動原稿送り装置(ADF)102が取り付けられて
いる。自動原稿送り装置102は、多数枚の原稿を配置
できる原稿配置台107、この原稿配置台107上の原
稿を一枚一枚分離する呼出しローラ108、分離した一
枚の原稿を画像面が下向きの姿勢でコンタクトガラス1
01の方向に導く給紙ローラ109、導かれた原稿をコ
ンタクトガラス101の所定位置に配置する搬送ベルト
110を有している。
【0032】さらに、搬送ベルト110の原稿排出方向
(図9の右方向)の端部近くには、両面原稿を自動的に
反転させる原稿反転機構111が設けてある。この原稿
反転機構111は、反転ローラ112と切替爪113と
で構成されており、切替爪113が図9の実線の位置に
あるとき、反転ローラ112に巻き込んだ原稿を、再び
コンタクトガラス101と搬送ベルト110の間に図9
の右方向から送り込み、同ガラス101上の所定位置に
配置する。一方、片面原稿の場合は、切替爪113が図
9の想像線の位置となり、反転ローラ112に巻き込ん
だ原稿を排紙テーブル114に排出する。
【0033】また、コンタクトガラス101の下方に
は、光学走査系103が設けられている。コンタクトガ
ラス101上に載置された原稿は、その下側の面が光学
走査系103の露光ランプ104によって露光され、そ
の反射光つまり画像光が、光学走査系103に設けられ
ている各種ミラーおよびレンズ105を通って、光電変
換デバイスである一次元CCDイメージセンサ(以下単
に「CCD」という)106の受光面に結像される。
【0034】光学走査系103は、機械的な駆動系によ
って図面の左右方向に駆動されるので、原稿面の各部の
露光によって得られる画像光が順次1ライン毎にCCD
106に読み取られる。このCCD106によって読み
取られた画像情報は、後述する画像メモリに一旦記憶さ
れて画像処理を経た後に出力画像データに変換され、レ
ーザプリンタ200の書込装置201に送出される。
【0035】それによって、書込装置201から出力画
像データに応じて変調されたレーザ光が書込用の光学系
を通って射出され、図10にも明示するように、矢示方
向に回転する感光体ドラム202の表面を露光する。そ
の感光体ドラム202の表面は、予め帯電チャージャ2
03によって全面が均一に所定の高電位に帯電されてお
り、レーザ光の照射を受けると、その光強度に応じて電
荷が消失して電位が変化し、画像に対応する電位分布つ
まり静電潜像が形成される。
【0036】感光体ドラム202に形成された静電潜像
は、それが現像ユニット204を通過する時に、現像ロ
ーラR1,R2(図10)によって供給される現像剤と
接触し、そのトナーを吸着して可視化され、トナー像を
形成する。
【0037】一方、給紙カセット212または213の
うち選択されたものから記録紙(普通紙)が給紙ローラ
群214または215によって繰り出され、その記録紙
はレジストローラ対216によって、感光体ドラム20
2上のトナー像の形成タイミングに同期して感光体ドラ
ム202の表面に重なるように送り込まれる。続いて、
プラスのバイアス電圧を印加された画像出力部を形成す
る転写ベルト208によって、マイナスに帯電したトナ
ー像を記録紙P(図10)に転写する。
【0038】その転写後、記録紙Pを分離爪209によ
って感光体ドラム202から分離させて、転写ベルト2
08によって定着ユニット217へ搬送し、その定着ユ
ニット217によって記録紙上のトナー像を熱定着す
る。その後、その記録紙Pは排紙ローラ群218によっ
て排紙トレイ219上に排出される。
【0039】一方、トナー像の転写および記録紙の分離
後、感光体ドラム202の表面の残留トナーをクリーニ
ングユニット210のクリーニングブラシBKとクリー
ニングブレードCBによってクリーニングし、除電用L
ED211による全面露光と除電チャージャのACコロ
ナ放電によって残留電荷を消去して、次回の画像形成に
備える。
【0040】また、220は手差し給紙部であり、給紙
カセット212,213にセットされている記録紙と異
なるサイズや種類の記録紙にコピーしたい場合に、同給
紙部220に設けた手差しトレイ221からその記録紙
を挿入して給紙させることができる。手差しトレイから
供給した記録紙は、給紙コロ222によってレジストロ
ーラ対216に送られ、感光体ドラム202へと導かれ
る。
【0041】さらに、プリンタ部200には、記録紙の
両面にコピー(両面コピー)したり合成コピーをする場
合の再給紙ユニット223が設けてある。この再給紙ユ
ニット223は、排紙ローラ群218の近傍に設けた切
替爪224、湾曲形状の反転ガイド板225、搬送ガイ
ド226、再給紙ローラ群227を備えた構成となって
いる。
【0042】すなわち、片面コピー済みの記録紙を再給
紙する場合は、切替爪224が図9の実線で示した位置
になり、排紙ローラ群に巻き込まれる直前の記録紙を反
転ガイド板225へ導く。反転ガイド板225は、その
湾曲形状に沿って記録紙を反転させ、搬送ガイド226
に送り込む。そして、再給紙ローラ227によって記録
紙を搬送し、レジストローラ対216へと記録紙を再給
紙する。
【0043】図11はこの発明の実施例に係る画像処理
装置のデータ処理及び制御系の構成を示す図である。5
0はCPUバスで、図示のように各構成部をシステム制
御部(CPU)51に接続している。
【0044】操作部52は、図12に示すように、図示
左側寄りに、この発明の問題用紙登録機能,スケジュー
ル用紙登録機能,スケジュール設定機能,および採点・
解答時間算出機能に係わるキー群、すなわち上記各機能
のモード表示キー53、用紙の画像読取キー54、印字
出力キー55、問題用紙に付された問題識別情報の表示
キー(問題表示キー)56、受験者情報の表示キー(受
験者表示キー)57、モードの選択,問題識別情報によ
る問題用紙の出力選択,受験者情報による採点結果・解
答時間の出力選択等を行なうための選択キー58および
指定キー59が設けてある。この実施例では、操作部5
2が問題読取指定手段4,スケジュール用紙読取指定手
段9,スケジュール用紙出力指定手段11,スケジュー
ル表読取指定手段14,問題出力指定手段19,原稿選
別手段20等として機能している(図1〜図8参照)。
【0045】60はLCDからなる表示器であり、モー
ド表示キー53によって呼び出された各種モード、問題
表示キー56によって呼び出された問題識別情報、受験
者キー57によって呼び出された受験者情報等を表示す
る他、操作ガイダンスなどを表示する。また、採点結果
および解答時間をこの表示器60に表示して出力するこ
ともできる。操作部52は、これらの他に通常のコピー
モードでも使用するスタートキー61およびストップキ
ー62、コピー枚数等の数値入力用のテンキー63など
の各種キーを備えている。
【0046】スキャナ部100およびプリンタ部200
は、図9および図10に基づいて上記説明したとおりの
構成となっている。なお、プリンタ部200には、スキ
ャナ部100で読み込んだ画像情報の画像処理に関する
構造も備わっている。その画像処理方式については、従
来公知のデジタル複写機と同様であるため、その詳細は
省略する。
【0047】画像メモリ(画像記憶手段)64は、スキ
ャナ部100で読み込んだ原稿のイメージ画像データ
(画像情報)を記憶しておくメモリである。問題登録メ
モリ(問題記憶手段)65は、スキャナ部100で読み
込んだ問題用紙のイメージ画像を記憶しておくメモリで
ある。
【0048】この実施例で問題登録メモリ65に登録す
る問題用紙の一例を図19に示す。この問題用紙Qは上
部が出題領域Qaになっており、この出題領域内Qaに
問題が記載される。同図では問題内容として、「この動
物は何でしょう?」という問題文と問題となる動物の絵
が描かれている。また、問題用紙Qの下部が解答領域Q
bになっており、ここに受験者が解答を記入する。
【0049】また、図20は問題用紙の他の例を示す。
この問題用紙Q’では、上欄に問題識別欄Qcが設けて
あり、この欄Qcに問題識別情報が記載される。問題識
別情報としては、該問題用紙Q’で出題された問題を特
定するための情報、例えば算数,国語,理科,社会等の
問題分野と「001」等の問題番号を予め定めておく。
【0050】時刻描画部(出力時刻印字手段)66は、
問題登録メモリ65に登録してある問題用紙の画像情報
を読み出すに際して、その読出し時の時刻をクロック6
7から入力して該画像情報に付加する。スケジュール用
紙登録メモリ(スケジュール用紙記憶手段)68は、ス
キャナ部100で読み込んだスケジュール用紙のイメー
ジ画像を記憶しておくメモリである。
【0051】スケジュール認識・設定部69は、スキャ
ナ部100で読み込んだスケジュール表に記載された内
容を認識し、そのスケジュール内容にしたがってタイマ
70に時刻を設定する。スケジュール認識・設定部69
は、この発明のスケジュール認識手段およびスケジュー
ル設定手段として機能する。タイマ70は、設定された
時刻になった時、システム制御部51にその旨を通知
し、問題登録メモリ65に記憶してある問題用紙Qの画
像情報の読み出し、乃至読み出した問題用紙Qの画像情
報をプリンタ部200を経て印字出力させる。
【0052】図24はスケジュール表の一例を示す。同
図に示したスケジュール表Sには、問題用紙を印字出力
する日付記入欄Sa,時間記入欄Sb,および出力する
問題用紙の問題識別情報記入欄Scが設けてある。
【0053】問題認識部(問題認識手段)71は、図2
0に示したような問題用紙Q’に記入された問題識別情
報を認識する。問題認識部71は、例えば、スキャナ部
100で読み取られた問題用紙Q’の画像における問題
識別欄Qc内に記載された文字を認識し、次いで必要に
応じ辞書72を参照して上記認識した文字列から単語を
判別し、この単語によって問題識別情報を特定する。な
お、問題識別欄Qcの位置は予め問題認識部にインプッ
トしておくとよい。また、問題識別情報をバーコードで
表示しておき、公知のバーコードスキャナをこの問題認
識部71とすることもできる。この問題認識部71で認
識した問題識別情報は、問題用紙Q’の画像情報に関連
付けて問題登録メモリ65に記憶される。
【0054】受験者情報認識部(受験者情報認識手段)
73は、答案用紙の受験者情報記入欄に記入された受験
者の個人情報を認識する。例えば図22に示すように、
受験者の個人情報記入欄(受験者情報記入欄)Acが設
けられた答案用紙Aを使用して、この答案用紙Aをスキ
ャナ部100で読み込み、該受験者情報記入欄Acに記
入された受験者の個人情報(同図では受験者の氏名「山
田太郎」)を受験者情報認識部73で認識する。この認
識方法は、例えば同欄Acに記入された文字を認識し、
次いで認識した文字から単語を判別し、その単語から受
験者の氏名を特定すればよい。
【0055】解答認識部74は、スキャナ部100で読
み込んだ模範解答用紙または答案用紙の解答領域に記載
されている文字を認識するとともに(文字認識手段)、
認識された文字列につき辞書72を参照して一定の単語
を判別し(単語判別手段)、さらに判別した単語から模
範解答用紙または答案用紙に記載されていた解答を特定
する(解答特定手段)という一連の機能を有している。
【0056】模範解答メモリ(模範解答記憶手段)75
は、解答認識部74で特定した模範解答用紙上の解答を
記憶するメモリである。また、答案メモリ(答案記憶手
段)76は、同じく解答認識部74で特定した答案用紙
上の解答を記憶するメモリである。解答比較部(解答比
較手段)77は、模範解答メモリ75に記憶した模範解
答用紙上の解答と、答案メモリ76に記憶した答案用紙
上の解答とを比較して、双方の解答が一致またはそれに
相当するものであるか否かを判別する。
【0057】時刻認識部(解答開始時刻認識手段)78
は、スキャナ部100で読み取った答案用紙Aの画像情
報に含まれる時刻を読み取る。この時刻は、問題用紙Q
の出力する時、時刻描画部66によって該問題用紙Qに
描画された時刻であり、この実施例では該時刻を受験者
の解答開始時刻と想定している。すなわち、時刻認識部
78は、この解答開始時刻を答案用紙の画像情報から認
識する。なお、解答開始時刻は、出題者や受験者が自ら
問題用紙Qに記入してもよいことは勿論である。
【0058】時間演算部(解答時間出力手段)79は、
答案用紙Aのがスキャナ部100から読み取られたとき
の時刻をクロック67から入力する。この実施例では、
該読取り時の時刻を解答終了時刻と想定している。そし
て、この解答終了時刻と時刻認識部78で認識した解答
開始時刻とに基づいて、受験者が解答に要した時間(解
答時間)を算出する。
【0059】採点・時間メモリ(採点結果・解答時間記
憶手段)80は、スキャナ部100から複数の答案用紙
Aの画像情報が読み込まれた場合に、それら答案用紙A
と模範解答用紙との比較結果を記憶するとともに、該答
案用紙Aの解答時間を関連付けて記憶しておくメモリで
ある。採点処理部(採点結果出力手段)81は、解答比
較部77での比較結果を所定の採点情報に変換して出力
する。採点情報としては、例えば、「正解」,「間違
い」等の文字や、○,×等の記号の他、解答に対する採
点結果を示す任意の標識や文章等を設定することができ
る。ここで、比較結果が一致またはそれに相当するもの
であった場合には、正解を意味する採点情報を出力し、
一方、比較結果が不一致であった場合には、誤答を意味
する採点情報を出力すべきことは勿論である。
【0060】作画部82は、採点情報および解答時間を
答案用紙Aの画像情報に付加した状態でプリンタ部20
0を介して印字出力する場合、画像メモリ64から答案
用紙Aの画像情報を取り込むとともに、該画像情報に採
点情報および解答時間を重ね合わせて描画する機能を有
している。システム制御部51は、後述する画像処理装
置の動作フローに従って上記各部を制御する。
【0061】上述した画像処理装置を通常のコピー機能
で使用する際には、図9に示した自動原稿送り装置10
2の原稿配置台107上に原稿をセットし、図12に示
した操作部52のテンキー63によってコピー枚数を指
定した後(1枚の場合は枚数指定不要)、スタートキー
61を押せば、スキャナ部100によってその画像を読
み取り、その画像データを画像処理して画像メモリ64
に記憶した後、それをプリンタ部200で記録紙に指定
された枚数だけ画像形成しコピーとして排出する。この
通常のコピー動作は従来のデジタル複写機と同じなの
で、詳細な説明は省略する。
【0062】次に、この実施例における問題用紙登録モ
ードについて、図13に示したフローチャートを参照し
て説明する。図12に示した操作部52に設けてある画
像読取キー54を押すとともに、モード表示キー53を
押して表示器60にモードの一覧を表示し、選択キー5
8で問題用紙を選択してから、指定キー59を押すと、
システム制御部51が、次に読み込まれる原稿を問題用
紙Q’として認識し、該問題用紙Q’の画像情報を問題
登録メモリ65に登録するための問題用紙登録モードに
設定される。
【0063】続いて、図9に示した自動原稿送り装置1
02の原稿配置台107上に問題用紙Q’をセットし、
スタートキー61を押せば、自動原稿送り装置102に
よって問題用紙Q’がコンタクトガラス101上に画像
面を下向きにして配置され、スキャナ部100がその画
像を読み取り、画像処理した後、問題用紙Q’の画像情
報を画像メモリ64に一旦記憶する。
【0064】次いで、システム制御部51からの指令に
基づき、問題用紙Q’の画像情報を画像メモリ64から
読み出して問題認識部71に送り、問題識別欄Qcに記
載されている問題識別情報の認識処理を行なう。ここで
は、まず問題用紙Q’の画像情報から問題識別欄Qcを
認識しなければならない。そこで、例えば予め問題用紙
Q’における問題識別欄Qcの位置を問題認識部71に
インプットしておく。このインプット作業には、操作部
52のテンキー63を使用すればよい。
【0065】問題識別情報の認識処理は、まず問題識別
欄Qcに記載されている文字を認識し、必要に応じ辞書
72を参照してその文字列から一定の単語を判別し、こ
の単語から問題識別情報を特定するという順序で行な
う。このようにして問題用紙Q’の問題識別情報を特定
した後、システム制御部51が問題用紙Q’の画像情報
を、認識した問題識別情報と関連付けて問題登録メモリ
65に登録する。このとき、システム制御部51から操
作部52にメッセージ指令を送り、表示器60に「読み
取り完了」の表示を行なうようにしてもよい。
【0066】問題登録メモリ65には複数の問題用紙
Q’の画像情報が登録される。そのうち、所望の問題用
紙Q’の画像情報を取り出して印字出力するには、まず
操作部52に設けた印字出力キー55を押すとともに、
モード表示キー53を押して表示器60にモードの一覧
を表示し、選択キー58で問題用紙を選択してから、指
定キー59を押す。続いて問題表示キー56を押して表
示器60に問題識別情報の一覧を表示する。この一覧
は、問題登録メモリ65に登録されている問題用紙Q’
の種類に対応している。
【0067】該一覧表示を見ながら選択キー58により
所要の問題識別情報を選択し、指定キー59を押すとと
もにスタートキー61を押すと、システム制御部51が
指定された問題用紙Q’の画像情報を問題登録メモリ6
5から読み出す。読み出された問題用紙Q’の画像情報
は、時刻描画部66で読出し時の時刻(解答開始時刻)
を付加し、プリンタ部200に送る。プリンタ部200
では、給紙カセット212または213(図9参照)か
ら給送されてきた用紙に、問題用紙Q’の画像を形成し
て排紙トレイ219に排出する。
【0068】このようにして、問題登録メモリ65に登
録した複数の問題用紙Q’の画像情報から、所望のもの
を容易に印字出力することができる。また、印字出力し
た問題用紙Q’には、図21に示すように解答開始時刻
Qdが印字されている。なお、問題登録メモリ65に単
一の問題用紙のみを登録しておく場合は、問題を選択す
る必要がないため、問題用紙に問題識別情報の記載を必
要とせず(図19参照)、ゆえに同情報の認識と問題用
紙読み出しの際の指定は省略される。
【0069】次に、この実施例におけるスケジュール用
紙登録モードについて、図14に示したフローチャート
を参照して説明する。図12に示した操作部52に設け
てある画像読取キー54を押すとともに、モード表示キ
ー53を押して表示器60にモードの一覧を表示し、選
択キー58でスケジュール用紙を選択してから、指定キ
ー59を押すと、システム制御部51が、次に読み込ま
れる原稿をスケジュール用紙として認識し、該スケジュ
ール用紙の画像情報をスケジュール用紙登録メモリ68
に登録するためのスケジュール用紙登録モードに設定さ
れる。
【0070】続いて、図9に示した自動原稿送り装置1
02の原稿配置台107上にスケジュール用紙をセット
し、スタートキー61を押せば、自動原稿送り装置10
2によってスケジュール用紙がコンタクトガラス101
上に画像面を下向きにして配置され、スキャナ部100
がその画像を読み取り、画像処理した後、スケジュール
用紙の画像情報を画像メモリ64に一旦記憶する。次い
で、システム制御部51からの指令に基づき、スケジュ
ール用紙の画像情報を画像メモリ64から読み出してス
ケジュール用紙登録メモリ68に登録する。このとき、
システム制御部51から操作部52にメッセージ指令を
送り、表示器60に「読み取り完了」の表示を行なうよ
うにしてもよい。
【0071】登録したスケジュール用紙を印字出力する
には、まず操作部52に設けた印字出力キー55を押す
とともに、モード表示キー53を押して表示器60にモ
ードの一覧を表示し、選択キー58でスケジュール用紙
を選択してから、指定キー59を押す。続いてスタート
キー61を押すと、システム制御部51がスケジュール
用紙の画像情報をスケジュール用紙登録メモリ68から
読み出してプリンタ部200に送る。プリンタ部200
では、給紙カセット212または213(図9参照)か
ら給送されてきた用紙に、スケジュール用紙の画像を印
字して排紙トレイ219に排出する。このようにして、
スケジュール用紙登録メモリ68に登録した複数のスケ
ジュール用紙の画像情報を印字出力することができ、こ
の用紙を使用して後述するスケジュール設定モードを実
行することができる。
【0072】次に、この実施例におけるスケジュール設
定モードについて、図15に示したフローチャートを参
照して説明する。図12に示した操作部52に設けてあ
る画像読取キー54を押すとともに、モード表示キー5
3を押して表示器60にモードの一覧を表示し、選択キ
ー58でスケジュール表を選択してから、指定キー59
を押すと、システム制御部51が、次に読み込まれる原
稿をスケジュールの記入されたスケジュール表S(図2
4参照)として認識し、該スケジュールに従って問題用
紙を印字出力するためのスケジュール設定モードに設定
される。スケジュール表には、例えば図24に示したよ
うに、印字出力したい問題用紙の問題識別情報、および
該問題用紙の出力を希望する設定時刻が記入されてい
る。
【0073】続いて、図9に示した自動原稿送り装置1
02の原稿配置台107上にスケジュール表Sをセット
し、スタートキー61を押せば、自動原稿送り装置10
2によってスケジュール表Sがコンタクトガラス101
上に画像面を下向きにして配置され、スキャナ部100
がその画像を読み取り、画像処理した後、スケジュール
表Sの画像情報を画像メモリ64に一旦記憶する。
【0074】次いで、システム制御部51からの指令に
基づき、スケジュール表Sの画像情報を画像メモリ64
から読み出してスケジュール認識・設定部69に送り、
スケジュール内容の認識処理を行なう。ここでは、まず
スケジュール表Sの画像情報から日付記入欄Sa,時間
記入欄Sb,および出力する問題用紙の問題識別情報記
入欄Scをそれぞれ認識しなければならない。そこで、
例えば予めスケジュール表Sにおける各欄の位置をスケ
ジュール認識・設定部69にインプットしておく。この
インプット作業には、操作部52のテンキー63を使用
すればよい。
【0075】スケジュール内容の認識処理は、まず各欄
に記載されている文字を認識し、必要に応じ辞書72を
参照してその文字列から一定の単語を判別し、この単語
から問題識別情報を特定するとともに設定時刻を認識す
るという順序で行なう。このようにしてスケジュール表
Sに記入されていた設定時刻と問題識別情報の指定とを
認識した後、タイマ70を該設定時刻にセットするとと
もに、認識した問題識別情報の指定を問題登録メモリ6
5に登録して待機する。このとき、システム制御部51
から操作部52にメッセージ指令を送り、表示器60に
「スケジュール設定完了」の表示を行なうようにしても
よい。
【0076】設定時刻になると、タイマからシステム制
御部51にその旨の通知が行なわれ、問題登録メモリ6
5に登録してあった問題識別情報の指定に基づき、該問
題識別情報に対応する問題用紙Q’を問題登録メモリ6
5から読み出す。読み出された問題用紙Q’の画像情報
は、時刻描画部66で読出し時の時刻(解答開始時刻)
を付加し、プリンタ部200に送る。プリンタ部200
では、給紙カセット212または213(図9参照)か
ら給送されてきた用紙に、スケジュール表Sの画像を形
成して排紙トレイ219に排出する。
【0077】このようにして、問題登録メモリ65に登
録した問題用紙Q’の画像情報を、スケジュールに合わ
せて自動的に印字出力することができる。この場合も、
印字出力した問題用紙Q’には、図21に示すように解
答開始時刻Qdが印字されている。なお、スケジュール
表には出力を希望する時刻のみを記載し、印字出力する
問題用紙の種類については、操作部52の問題表示キー
56,選択キー58,指定キー59を使用して指定して
もよい。また、問題登録メモリ65に単一の問題用紙だ
けを登録する場合は、問題識別情報の指定、およびその
認識は必要なくなる。
【0078】次に、この実施例における採点・解答時間
算出モードについて、図16乃至図18に示したフロー
チャートを参照して説明する。このモードは、さらに模
範解答登録モード(図16),答案採点モード(図1
7),採点結果印字モード(図18)に分かれている。
図12に示した操作部52に設けてある画像読取キー5
4を押すとともに、モード表示キー53を押して表示器
60にモードの一覧を表示し、選択キー58で模範解答
用紙を選択してから、指定キー59を押すと、システム
制御部51が、次に読み込まれる原稿を模範解答用紙と
して認識し、該模範解答用紙に記載された解答の画像情
報を模範解答メモリ75に登録するための模範解答登録
モードに設定される。
【0079】続いて、図9に示した自動原稿送り装置1
02の原稿配置台107上に模範解答用紙をセットし、
スタートキー61を押せば、自動原稿送り装置102に
よって模範解答用紙がコンタクトガラス101上に画像
面を下向きにして配置され、スキャナ部100がその画
像を読み取り、画像処理した後、模範解答用紙の画像情
報を画像メモリ64に一旦記憶する。
【0080】次いで、システム制御部51からの指令に
基づき、模範解答用紙の画像情報を画像メモリ64から
読み出して解答認識部74に送り、解答領域に記載され
ている解答の認識処理を行なう。ここでは、まず模範解
答用紙の画像情報から解答領域を認識しなければならな
い。そこで、例えば予め模範解答用紙における解答領域
の位置を解答認識部74にインプットしておく。このイ
ンプット作業には、操作部52のテンキー63を使用す
ればよい。
【0081】また、解答領域に記載する解答を、模範解
答用紙の他の画像情報とは異なった情報形態(例えば、
異なった色彩)で表示することにより、該情報形態の画
像情報のみを認識するようにしてもよい。この場合は、
解答領域を認識しなくとも解答を読み取ることができ
る。
【0082】解答の認識処理は、まず解答領域に記載さ
れている文字を認識し、その文字列から辞書72を参照
して一定の単語を判別し、さらに判別した単語から解答
を特定するという順序で行なう。このようにして模範解
答用紙に記載されていた解答を特定した後、その解答情
報を模範解答メモリ75に格納して、模範解答登録モー
ドが終了する。このとき、システム制御部51から操作
部52にメッセージ指令を送り、表示器60に「読み取
り完了」の表示を行なうようにしてもよい。
【0083】次に、図12に示した操作部52に設けて
ある画像読取キー54を押すとともに、モード表示キー
53を押して表示器60にモードの一覧を表示し、選択
キー58で答案用紙を選択してから、指定キー59を押
すと、システム制御部51が、次に読み込まれる原稿を
答案用紙として認識し、該答案用紙に記載された解答を
採点するための答案採点モードに設定される。
【0084】続いて、図9に示した自動原稿送り装置1
02の原稿配置台107上に答案用紙A(図22参照)
をセットし、スタートキー61を押せば、自動原稿送り
装置102によって答案用紙がコンタクトガラス101
上に画像面を下向きにして配置され、スキャナ部100
がその画像を読み取り、画像処理した後、答案用紙の画
像情報を画像メモリ64に一旦記憶する。
【0085】同様にして、原稿配置台107上にセット
された複数の答案用紙の画像情報をスキャナ部100で
読み取り、画像メモリ64に記憶する。複数の答案用紙
Aの画像情報をすべて画像メモリ64に記憶した後、シ
ステム制御部51が画像メモリ64に記憶した各答案用
紙Aの画像情報を順次読み出して時刻認識部78に送
り、答案用紙Aに印字されている解答開始時刻Adを認
識する。ここでは、まず同時刻の印字領域を認識し、続
いて同領域内に印字されていた解答開始時刻を認識して
いく。解答開始時刻Adの印字領域は、例えば予め時刻
認識部78にインプットしておけばよい。
【0086】また、解答開始時刻Adを、答案用紙の他
の画像情報とは異なった情報形態(例えば、異なった色
彩)で印字することにより、該情報形態の画像情報のみ
を認識するようにしてもよい。この場合は、印字領域を
認識しなくとも解答開始時刻Adを読み取ることができ
る。解答開始時刻Adを認識したら、時間演算部79に
おいて解答に要した時間(解答時間)を算出する。この
解答時間は、クロック67から入力した該算出処理時点
の時刻から解答開始時間を減算することで算出すること
ができる。
【0087】続いて、各答案用紙Aの画像情報を受験者
情報認識部73に送り、受験者情報記入欄Acに記入さ
れている受験者情報の認識処理を行なう。例えば、該個
人情報として受験者の氏名が記入されていれば、その氏
名を構成する文字について認識し、認識した文字から辞
書72を参照しながら姓と名前を判別して氏名を特定す
ればよい。この受験者情報の認識,後述する解答の認
識,模範解答との比較処理は、上記解答時間の算出動作
と並行または該動作の前に行なってもよい。
【0088】さらに、画像メモリ64から読み出した各
答案用紙Aの画像情報は、解答認識部74にも送られ、
ここで解答領域Abに記載されている解答の認識処理を
行なう。ここでの解答領域の認識やその領域内の文字情
報の認識は、上述した模範解答用紙の場合と同様であ
り、各答案用紙Aの画像情報についてそれぞれ解答領域
Acに記載されている文字を認識し、その文字列から辞
書72を参照して一定の単語を判別し、さらに判別した
単語から解答を特定するという順序で行なう。このよう
にして特定した答案用紙A上の解答は、上記受験者情報
認識部73で認識した受験者情報と関連付けて、答案メ
モリ76に順次格納していく。
【0089】すべての答案用紙についてその解答,受験
者情報を答案メモリ76に格納した後、模範解答メモリ
75に格納してあった解答、および答案メモリ76に格
納した一の答案用紙Aの解答を、それぞれシステム制御
部51が読み出して解答比較部77へ入力する。解答比
較部77ではそれぞれの解答を比較し、比較結果が一致
またはそれに相当するものであるか否かを判別する。
【0090】この比較結果は、受験者情報および上記算
出した解答時間と関連付けて採点・時間メモリ80に記
憶させる。なお、時間演算部79で算出した解答時間
は、答案用紙の解答,受験者情報とともに一旦答案メモ
リ76に記憶してから採点・時間メモリ80に移しても
よく、また時間演算部79から直接採点・時間メモリ8
0に送り、同メモリ80で答案用紙の解答,受験者情報
との関連付けを行なってもよい。。
【0091】続いて、答案メモリ76から答案用紙Aの
解答を順次読み出し、模範解答用紙の解答との比較処理
を行ない、その比較結果を採点・時間メモリ80に記憶
させていく。答案メモリ76に記憶してあった答案用紙
Aの解答をすべて読み出し、模範解答用紙の解答と比較
して、その比較結果を受験者情報,解答時間と関連付け
て採点・時間メモリ80に記憶させて、答案採点モード
を終了する。このとき、操作部52に設けた表示器60
に、答案採点モードの終了を表示することが好ましい。
【0092】次に、操作部52に設けた印字出力キー5
5を押すとともに、モード表示キー53を押して表示器
60にモードの一覧を表示し、選択キー58で問題用紙
を選択してから、指定キー59を押すと、システム制御
部51が採点結果印字モードに設定される。続いて受験
者表示キー57を押して表示器60に受験者情報の一覧
を表示する。この一覧は、答案採点モードで読み込んだ
答案用紙Aの受験者情報に対応している。
【0093】該一覧表示を見ながら選択キー58により
所要の受験者情報を選択し、指定キー59を押すととも
にスタートキー61を押すと、システム制御部51が指
定された答案用紙の比較結果,解答時間をシステム制御
部51が採点・時間メモリ80から読み出してきて、採
点処理部81に出力する。採点処理部81では、入力し
た比較結果を、例えば〇×等の採点情報に変換して作画
部82に出力する。
【0094】一方、システム制御部51は、指定された
受験者情報の記入されている答案用紙Aの画像情報を画
像メモリ64から読み出して、作画部82に出力する。
作画部82は、画像メモリ64から入力した答案用紙A
の画像情報に、採点処理部81から入力した採点情報、
および採点・時間メモリ80から読み出した解答時間の
画像を重ね合わせ、採点情報Caと解答時間Cbの付加
された答案用紙Cの画像情報を描画する(図23参
照)。
【0095】作画部82で形成した答案用紙Aの画像情
報(採点情報付加)がプリンタ部200に出力され、通
常のデジタル複写機の機能をもって用紙に印字出力され
る。このように答案用紙および採点情報の印字された出
力用紙は、あたかも受験者の解答した答案用紙に先生が
採点したような形態となるため、受験者はこの出力用紙
をその後の復習等にそのまま利用することができる。ま
た、先生にとっても、採点結果をいちいち答案用紙に転
記する必要がないため、採点作業の効率化を図ることが
できる。このようにして希望する答案用紙の採点出力を
すべて終えたら、例えばストップキー62やテンキー6
3を用いてシステム制御部51に採点結果印字モードの
終了を指示して該モードが終了する。
【0096】なお、単一の答案用紙の採点処理のみを行
なう場合には、受験者情報の認識、比較結果および解答
時間の採点・時間メモリ80への記憶は必要なく、比較
結果を得た後、連続して該比較結果を採点情報に変換し
印字出力するようにしてもよい。また、採点情報・解答
時間の出力指定を受験者情報によらず、例えば答案用紙
の読み取る順序に従って出力するようにしてもよい。こ
の場合には、受験者情報の認識処理および比較結果との
関連付けが必要なくなる。さらに、採点情報・解答時間
の出力指定を答案用紙に記載された問題分野,問題番号
等の問題識別情報によって行なうこともできる。この場
合には、問題識別情報の認識処理、解答,比較結果との
関連付け、同情報に基づく比較結果の呼出しといった工
程が必要となる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、学校等にも広く普及している複写機、特に近年急速
に普及してきているデジタル複写機のような画像処理装
置を利用して、問題用紙の作成や答案の採点といった教
育に不可欠な作業の効率化を図ることができる。
【0098】また、請求項3乃至5の発明によれば、ス
ケジュールにしたがって所望の問題用紙を自動的に印字
出力できるので、学習計画や教育指導を適切に進めてい
くことができる。このスケジュールは、請求項2の発明
のように登録したスケジュール用紙を印字出力し、該用
紙を使用して画像処理装置に読み込ませれば、簡易に設
定することができる。
【0099】さらに、請求項6乃至8の発明によれば、
受験者が問題の解答に要した時間(解答時間)を自動的
に記録できるので、適切な学習管理を行なうことができ
る。この解答時間の算出に必要な解答開始時刻は、請求
項1の発明のように登録した問題用紙を印字出力すると
き、自動的に該用紙に付与しておけば、記入忘れなどの
おそれがなくなり都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による問題用紙登録機能を有する画像
処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明によるスケジュール用紙登録機能を有
する画像処理装置の構成例を示す機能ブロック図であ
る。
【図3】この発明によるスケジュール設定機能を有する
画像処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図4】この発明による問題用紙登録機能,スケジュー
ル用紙登録機能,スケジュール設定機能を複数の問題用
紙に対応できるようにした画像処理装置の構成例を示す
機能ブロック図である。
【図5】この発明によるスケジュール設定機能を有する
画像処理装置の他の構成例を示す機能ブロック図であ
る。
【図6】この発明による採点・解答時間算出機能を有す
る画像処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図7】この発明による採点・解答時間算出機能を有す
る画像処理装置の他の構成例を示す機能ブロック図であ
る。
【図8】この発明による採点・解答時間算出機能を有す
る画像処理装置のさらに他の構成例を示す機能ブロック
図である。
【図9】この発明の実施例に係る画像処理装置の機構を
示す構成図である。
【図10】図9のプリンタ部200の感光体ドラム回り
の画像形成作用を示す拡大説明図である。
【図11】同装置のシステム構成例を示すブロック図で
ある。
【図12】同装置の操作部の一例を示す平面図である。
【図13】同装置の問題用紙登録モードを説明するため
のフローチャートである。
【図14】同装置のスケジュール用紙登録モードを説明
するためのフローチャートである。
【図15】同装置のスケジュール設定モードを説明する
ためのフローチャートである。
【図16】同装置の模範解答登録モードを説明するため
のフローチャートである。
【図17】同装置の答案採点モードを説明するためのフ
ローチャートである。
【図18】同装置の採点結果印字モードを説明するため
のフローチャートである。
【図19】同装置に登録する問題用紙の一例を示す平面
図である。
【図20】同装置に登録する問題用紙の他の例を示す平
面図である。
【図21】同装置から印字出力した問題用紙の例を示す
平面図である。
【図22】答案用紙の一例を示す平面図である。
【図23】採点結果,解答時間の印字された答案用紙の
一例を示す平面図である。
【図24】スケジュール表の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
Q,Q’:問題用紙 A,C:答案用紙 S:スケジュール表 50:CPUバス 51:システム制御部 52:操作部 60:表示器 64:画像メモリ 65:問題登録メモリ 66:時刻描画部 67:クロック 68:スケジュール用紙登録メモリ 69:スケジュール認識・設定部 70:タイマ 71:問題認識部 73:受験者情報認識部 74:解答認識部 75:模範解答メモリ 76:答案メモリ 77:解答比較部 78:時刻認識部 79:時間演算部 80:採点・時間メモリ 81:採点処理部 82:作画部 100:スキャナ部 200:プリンタ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像情報を読み取る画像読取手段
    と、該手段によって読み取った画像情報を記憶する画像
    記憶手段と、該画像記憶手段に記憶された画像情報を用
    紙上に画像形成して出力する画像出力手段とを備えた画
    像処理装置において、 前記画像読取手段で画像情報を読み取る原稿として問題
    用紙を指定する問題読取指定手段と、 この問題読取指定手段で指定され前記画像読取手段によ
    って読み取った問題用紙の画像情報を記憶する問題記憶
    手段と、 前記問題記憶手段に記憶してある問題用紙の画像情報を
    読み出し、前記画像出力手段によって用紙上に画像形成
    して出力させる問題用紙出力手段と、 時刻を計数するクロックと、前記問題用紙出力手段が読
    み出した問題用紙の画像情報に対し、その読み出した時
    刻を前記クロックから入力して付加する出力時刻印字手
    段とを設けたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像情報を読み取る画像読取手段
    と、該手段によって読み取った画像情報を記憶する画像
    記憶手段と、該画像記憶手段に記憶された画像情報を用
    紙上に画像形成して出力する画像出力手段とを備えた画
    像処理装置において、 前記画像読取手段で画像情報を読み取る原稿として問題
    用紙を指定する問題読取指定手段と、 この問題読取指定手段で指定され前記画像読取手段によ
    って読み取った問題用紙の画像情報を記憶する問題記憶
    手段と、 前記問題記憶手段に記憶してある問題用紙の画像情報を
    読み出し、前記画像出力手段によって用紙上に画像形成
    して出力させる問題用紙出力手段と、 前記画像読取手段により画像情報を読み取る原稿として
    スケジュール用紙を指定するスケジュール用紙読取指定
    手段と、 このスケジュール用紙読取指定手段で指定され前記画像
    読取手段によって読み取ったスケジュール用紙の画像情
    報を記憶するスケジュール用紙記憶手段と、 このスケジュール用紙記憶手段に記憶してあるスケジュ
    ール用紙の画像情報の読み出しを指定するスケジュール
    用紙出力指定手段と、 このスケジュール用紙出力指定手段で指定されたスケジ
    ュール用紙を前記スケジュール用紙記憶手段から読み出
    し、前記画像出力手段によって用紙上に画像形成して出
    力させるスケジュール用紙出力手段とを設けたことを特
    徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 原稿の画像情報を読み取る画像読取手段
    と、該手段によって読み取った画像情報を記憶する画像
    記憶手段と、該画像記憶手段に記憶された画像情報を用
    紙上に画像形成して出力する画像出力手段とを備えた画
    像処理装置において、 前記画像読取手段で画像情報を読み取る原稿として問題
    用紙を指定する問題読取指定手段と、 この問題読取指定手段で指定され前記画像読取手段によ
    って読み取った問題用紙の画像情報を記憶する問題記憶
    手段と、 前記問題記憶手段に記憶してある問題用紙の画像情報を
    読み出し、前記画像出力手段によって用紙上に画像形成
    して出力させる問題用紙出力手段と、 この問題用紙出力手段をあらかじめ指示された時刻に作
    動させるタイマと、 前記画像読取手段により画像情報を読み取る原稿として
    少なくとも問題用紙の出力指定時刻が記載されたスケジ
    ュール表を指定するスケジュール表読取指定手段と、 このスケジュール表読取指定手段で指定され前記画像読
    取手段によって読み取ったスケジュール表に記載されて
    いた少なくとも問題用紙の出力指定時刻を認識するスケ
    ジュール認識手段と、 このスケジュール認識手段の認識結果に基づいて、前記
    問題用紙出力手段を作動させる時刻を前記タイマに指示
    するスケジュール設定手段とを設けたことを特徴とする
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 問題識別情報が付与されている問題用紙
    の画像情報を読み取るようにした請求項1乃至3のいず
    れか一項記載の画像処理装置において、 前記画像読取手段で読み取った問題用紙の画像情報か
    ら、該問題用紙に付与されている問題識別情報を認識す
    る問題認識手段と、 この問題認識手段によって認識した問題識別情報と関連
    付けて該問題用紙の画像情報を前記問題記憶手段に記憶
    させる問題識別情報付与手段と、 所要の問題識別情報を指定することにより該識別情報の
    付与された問題用紙の画像情報を前記問題用紙出力手段
    により読み出させる問題出力指定手段とを設けたことを
    特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 問題識別情報が付与されている問題用紙
    の画像情報を読み取るようにした請求項3記載の画像処
    理装置において、 前記画像読取手段で読み取った問題用紙の画像情報か
    ら、該問題用紙に付与されている問題識別情報を認識す
    る問題認識手段と、 この問題認識手段によって認識した問題識別情報と関連
    付けて該問題用紙の画像情報を前記問題記憶手段に記憶
    させる問題識別情報付与手段と、 所要の問題識別情報が付与された問題用紙の画像情報を
    前記問題用紙出力手段により読み出させる問題出力指定
    手段とを設け、 かつ、出力したい問題用紙の問題識別情報が記載されて
    いる前記スケジュール表に対し、前記スケジュール認識
    手段が該問題識別情報を認識し、 このスケジュール認識手段で認識した問題識別情報を、
    前記スケジュール設定手段が前記問題出力指定手段に送
    り、該問題識別情報を同手段に指定させるようにしたこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取った画像情報を記憶する画像記憶
    手段と、該画像記憶手段に記憶された画像情報を用紙上
    に画像形成して出力する画像出力手段とを備えた画像処
    理装置において、 前記画像読取手段によって読み取る原稿を、模範解答用
    紙または解答開始時刻が印字された答案用紙に選別する
    原稿選別手段と、 この原稿選別手段によって選別した模範解答用紙または
    答案用紙上の解答領域に記載されている文字を認識する
    文字認識手段と、 この文字認識手段で認識した文字列から該模範解答用紙
    または答案用紙上の解答領域に記載されている単語を判
    別する単語判別手段と、 この単語判別手段の判別結果に基づいて該模範解答用紙
    または答案用紙上の解答領域に記載されている解答を特
    定する解答特定手段と、 この解答特定手段によって特定した模範解答用紙上の解
    答を記憶する模範解答記憶手段と、 前記解答特定手段によって特定した答案用紙上の解答を
    記憶する答案記憶手段と、 前記模範解答記憶手段から読み出した模範解答用紙上の
    解答と前記答案記憶手段から読み出した答案用紙上の解
    答とを比較する解答比較手段と、 この解答比較手段による比較結果を所定の採点情報に変
    換して出力する採点結果出力手段と、 前記原稿選別手段によって選別した答案用紙から解答開
    始時刻に関する画像情報を認識する解答開始時刻認識手
    段と、 時刻を計数するクロックと、前記解答開始時刻認識手段
    が認識した解答開始時刻と前記クロックから入力した該
    答案用紙を読み取った際の時刻との差を解答時間として
    算出して出力する解答時間出力手段とを設けたことを特
    徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の画像処理装置において、 前記画像記憶手段が複数の原稿の画像情報を記憶すると
    ともに、前記答案記憶手段が複数の答案用紙上の解答を
    記憶し、かつ前記解答比較手段が該答案記憶手段から順
    次読み出された答案用紙上の解答を前記模範解答記憶手
    段から読み出された模範解答用紙上の解答と比較するよ
    うにしてあり、 さらに前記解答比較手段の比較結果および該答案用紙に
    対する前記解答時間出力手段で得た解答時間の情報を記
    憶する採点結果・解答時間記憶手段と、該記憶手段に記
    憶してある比較結果および解答時間を呼び出して前記採
    点結果出力手段に送る採点結果・解答時間呼出手段とを
    設け、 前記採点結果出力手段は前記解答比較手段による比較結
    果を所定の採点情報に変換するとともに、この採点情報
    に前記解答時間を付加して出力することを特徴とする画
    像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像処理装置において、 前記答案用紙に記載された受験者に関する個人情報を認
    識する受験者情報認識手段を設け、 前記採点結果・解答時間記憶手段が該個人情報と関連付
    けて各答案用紙に対する比較結果および解答時間を記憶
    するとともに、前記採点結果・解答時間呼出手段が該個
    人情報に基づいて任意の答案用紙に対する比較結果およ
    び解答時間を呼び出して前記採点結果出力手段に出力す
    るようにしたことを特徴とする画像処理装置。
JP15241294A 1994-07-04 1994-07-04 画像処理装置 Pending JPH0816086A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8576443B2 (en) 2010-09-13 2013-11-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Device, image forming apparatus, and non-transistory computer readable medium for displaying and executing a periodic process
JP2014182789A (ja) * 2013-03-15 2014-09-29 Fuji Xerox Co Ltd ドキュメントを編集する装置、方法及びプログラム
JP2020017888A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014182789A (ja) * 2013-03-15 2014-09-29 Fuji Xerox Co Ltd ドキュメントを編集する装置、方法及びプログラム
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