JP2020106775A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】事前に漢字書き取りテストを行うことなく、対象者の学力に合わせた漢字問題を迅速に作成することを可能とする。【解決手段】画像形成装置1は、対象者が書いた手書き文字を含む画像を取得する画像読取部5と、取得した画像に含まれる手書き文字を文字認識する文字認識部101と、文字認識した文字のうち平仮名文字で書かれた平仮名単語を特定する平仮名単語特定部102と、平仮名単語に対応する漢字を特定する漢字特定部103と、特定した漢字が学習済み漢字であるか否かを判定する判定部105と、特定した漢字が学習済み漢字であると判定されると、特定した漢字を出題漢字として出題漢字記憶部921に記憶させる記憶制御部106と、出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する漢字問題文作成部107と、漢字問題文の画像を記録紙に形成する画像形成部12とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に関し、特に、対象者の学力に合わせた漢字問題文を迅速に作成するための技術に関する。
特許文献1には、学校等に設置されている画像形成装置を利用して、漢字問題文を作成して印刷することが開示されている。この画像形成装置は、学習教材である教科書中に出題者によってマーキングされた漢字を含む当該教科書の原稿を読み取り、この読み取りで得られた画像データから、マーキングされた漢字を出題する漢字として取得し、この出題する漢字の読み仮名を特定し、出題する漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成し、この漢字問題文を含む問題用紙を印刷するように構成されている。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、出題者が教科書から選んだ漢字についての書き取り問題を作成するだけであり、生徒などの対象者の学力に合わせた漢字問題を作成することができない。
また、対象者の学力に合わせた漢字問題を作成するためには、事前に対象者に対して漢字書き取りテストを行い、そのテスト結果に基づいて、書き取りが出来なかった漢字を特定しなければならない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、事前に漢字書き取りテストを行うことなく、対象者の学力に合わせた漢字問題を迅速に作成することを可能とすることを目的とする。
本発明の一局面にかかる画像形成装置は、対象者が書いた手書き文字を含む画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部が取得した画像に含まれる手書き文字を文字認識する文字認識部と、
前記文字認識部が文字認識した文字のうち平仮名文字で書かれた平仮名単語を特定する平仮名単語特定部と、
前記平仮名単語特定部が特定した平仮名単語に対応する漢字を特定する漢字特定部と、
前記漢字特定部が特定した漢字が、前記対象者にとって既に習っている漢字として予め記憶されている学習済み漢字であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部にて前記漢字特定部が特定した漢字が前記学習済み漢字であると判定されると、当該漢字特定部が特定した漢字を出題漢字として出題漢字記憶部に記憶させる記憶制御部と、
前記出題漢字記憶部に記憶された前記出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する漢字問題文作成部と、
前記漢字問題文作成部が作成した漢字問題文の画像を記録紙に形成する画像形成部と、を備えるものである。
前記画像取得部が取得した画像に含まれる手書き文字を文字認識する文字認識部と、
前記文字認識部が文字認識した文字のうち平仮名文字で書かれた平仮名単語を特定する平仮名単語特定部と、
前記平仮名単語特定部が特定した平仮名単語に対応する漢字を特定する漢字特定部と、
前記漢字特定部が特定した漢字が、前記対象者にとって既に習っている漢字として予め記憶されている学習済み漢字であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部にて前記漢字特定部が特定した漢字が前記学習済み漢字であると判定されると、当該漢字特定部が特定した漢字を出題漢字として出題漢字記憶部に記憶させる記憶制御部と、
前記出題漢字記憶部に記憶された前記出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する漢字問題文作成部と、
前記漢字問題文作成部が作成した漢字問題文の画像を記録紙に形成する画像形成部と、を備えるものである。
本発明によれば、事前に漢字書き取りテストを行うことなく、対象者の学力に合わせた漢字問題を迅速に作成することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の外観を示す斜視図である。本発明の一実施形態にかかる画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。なお本実施形態では、学校等に設置されている画像形成装置1を例に挙げて説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体2と、装置本体2の上方に配置された画像読取部5と、画像読取部5と装置本体2との間に設けられた連結部3とから構成される。
画像形成装置1の外郭を構成する筐体7には、画像形成装置1の様々な機能を実現するための複数の構成機器が収容されている。例えば、筐体7には、画像読取部5、画像形成部12(図2)、定着部13(図2)、給紙部30等が収容されている。
画像読取部5は、原稿搬送部6と、原稿搬送部6により搬送されてくる原稿又は不図示のコンタクトガラスに載置された原稿を光学的に読み取るスキャナーとを有するADF(Auto Document Feeder)である。画像形成装置1が画像読取動作を行う場合、画像読取部5は、原稿搬送部6により搬送されてくる原稿又は不図示のコンタクトガラスに載置された原稿を1枚ずつ読み取ることで、原稿の画像を取得する。なお、画像読取部5は、特許請求の範囲における画像取得部の一例となる。
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を備え、画像読取部5によって読み取られた画像や、ネットワーク接続されたパーソナルコンピューターなどのコンピューター200や他のファクシミリ装置から送られてくる印刷データを用いて、給紙部30から供給される記録紙に画像を形成(印刷)する。画像形成済みの記録紙は定着部13による定着処理を受けた後、排出トレイ4に排出される。
操作部47は、例えば、当該画像形成装置1により可能な機能の実行を指示するためのスタートキーや操作者(例えば、学校の先生などの出題者)の操作を確定させる決定キー(エンターキー)、更に、数値入力を行うための数値入力キー等を備える。
また、操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。表示部473はタッチパネルになっており、操作者は表示部473に表示される画像やアイコンに触れることで画像形成装置1を操作することができる。
次に、画像形成装置1の構成を説明する。図2は画像形成装置1の主要内部構成例を示す機能ブロック図である。
画像形成装置1は、制御ユニット10を備える。制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。
画像読取部5は、制御ユニット10による制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構を備える。画像読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取る。
画像処理部31は、画像読取部5で読み取られた原稿画像を、必要に応じて画像処理する。例えば、画像処理部31は、画像読取部5により読み取られた画像が画像形成部12により画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の予め定められた画像処理を行う。
画像メモリー32は、画像読取部5による読取で得られた原稿画像を一時的に記憶したり、画像形成部12による画像形成の対象となる画像を一時的に保存したりする領域である。
画像形成部12は、画像読取部5で読み取られた原稿画像、ネットワーク接続されたコンピューター200から受信した印刷データ等の画像形成を行う。
定着部13は、画像形成部12の画像形成処理により表面に画像(トナー像)が形成された記録紙を加熱し、熱圧着により当該画像を記録しに定着させる定着処理を行う。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者からの指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送受信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、当該ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内のコンピューター200等と種々のデータの送受信を行う。画像形成装置1には複数のコンピューター200が接続され得る。
HDD(Hard Disk Drive)92は、各種のデータやプログラム、画像読取部5によって読み取られた原稿画像等を記憶する大容量の記憶装置である。また、HDD92は、後述する出題漢字記憶部921と、学年別漢字記憶部922とを備えている。学年別漢字記憶部922には、学校で習う漢字が学年別に分類されて予め記憶されている。具体的には、学年別漢字記憶部922は、図3に示すように、例えば文部科学省の学習指導要領で指定された学年別の漢字(学年別漢字配当表)を記憶する学年別漢字記憶テーブル922aを備えている。なお、図3では、小学校の学年別漢字配当表に基づく漢字を記憶する学年別漢字記憶テーブル922aとしているが、中学校や高校の学年別漢字配当表に基づく漢字を記憶する学年別漢字記憶テーブルを、学年別漢字記憶テーブル922aに替えて、あるいは学年別漢字記憶テーブル922aと共に備えるようにしてもよい。
駆動モーター70は、画像形成部12や定着部13等における各回転部材及び搬送ローラー対等に回転駆動力を付与する駆動源である。
更に、画像形成装置1は、制御ユニット10(より正確に言えば、制御ユニット10における漢字問題生成機能の構成)、出題漢字記憶部921と学年別漢字記憶部922とを備えるHDD92とを備えており、詳細は後述するが、対象者の学力に合わせた漢字問題を生成して印刷することが可能となっている。すなわち、画像形成装置1は、漢字問題生成機能と印刷機能とを有している。
制御ユニット10は、制御部100と、文字認識部101と、平仮名単語特定部102と、漢字特定部103と、学年取得部104と、判定部105と、記憶制御部106と、漢字問題文作成部107と、を備える。
制御ユニット10は、HDD92に記憶された制御プログラムが上記プロセッサーで実行されることにより、制御部100と、文字認識部101と、平仮名単語特定部102と、漢字特定部103と、学年取得部104と、判定部105と、記憶制御部106と、漢字問題文作成部107として機能する。なお、制御ユニット10の上記の各構成要素は、前述の制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。また、制御部100は、画像読取部5、原稿搬送部6、画像処理部31、画像メモリー32、画像形成部12、定着部13、操作部47、表示部473、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス部91、及びHDD(ハードディスクドライブ)92等と接続され、これら各部の駆動制御を行う。
画像読取部5は、対象者(例えば生徒など)が自己のノートブック(以下、適宜に「ノート」と略することがある)、感想文用紙、日記帳、授業で配布される用紙などに手書きした原稿、つまり、手書き文字を含む原稿を読み取ることにより、対象者が書いた手書き文字を含む画像を取得する。なお、対象者が手書きした原稿としては、所謂、漢字書き取りノートを含まない。
文字認識部101は、画像読取部5が取得した画像に含まれる手書き文字を文字認識する。例えば、文字認識部101は、取得した画像中における手書き文字の文字部分を、既知の文字の切り出し処理を行うことにより検出(抽出)し、画像中の手書き文字を特定する。続いて、文字認識部101は、特定した手書き文字と一致するテキスト文字を取得する。例えば、文字認識部101は、既知のOCR処理を行って、画像読取部5が取得した画像中の特定した手書き文字と一致するテキスト文字(テキストデータ)を取得する。このようにして、文字認識部101は、画像読取部5が取得した画像に含まれる手書き文字を文字認識する。
なお、文字認識部101は、取得したテキスト文字(テキストデータ)の文字コードを、テキスト文字ファイルを用いて特定する。このテキスト文字ファイルには、複数のテキスト文字と、当該各テキスト文字を特定するための文字コードとが対応付けて予め記憶されており、文字認識部101は、テキスト文字ファイルを用いて、取得したテキスト文字に対応する文字コードを特定する。
平仮名単語特定部102は、文字認識部101が文字認識した文字のうち平仮名文字で書かれた平仮名単語を特定する。例えば、平仮名単語特定部102は、文字認識部101が文字認識した平仮名文字で書かれた平仮名文字列を、既知の自然言語処理により、平仮名単語を特定する。平仮名単語は、例えば、自然言語処理における形態素解析(つまり、辞書と文法の知識を使って品詞に分解)により、名詞(「いと:糸」、「くるま:車」など)、動詞(「思い:おもい」など)、形容動詞(「きれいで」など)、連体詞(「大きな:おおきな」など)、副詞(「たくさん」など)、助詞(「に」、「が」、「の」、「て」など)の品詞(グループ)ごとに分けることが可能である。例えば、図5(A)に示す対象者(小学一年生)が手書きした平仮名文字列である「ねこのいとぐるま」について、上記の品詞処理を行うと、「ねこ(名詞)/の(助詞)/いと(名詞)/ぐるま(名詞)」の4つの平仮名単語が特定される。
漢字特定部103は、平仮名単語特定部102が特定した平仮名単語に対応する漢字を特定する。例えば、漢字特定部103は、既知の知識処理(つまり、文字列の前後関係を見て平仮名単語が意味する漢字を特定する処理)により、平仮名単語が意味する漢字を特定する。例えば、既知の知識処理では、認識された平仮名単語に対応する漢字を、あらかじめ登録してある漢字辞書(例えば後述する図3に示す学年別漢字記憶テーブル922a)の中から候補漢字としてピックアップし、このピックアップされた候補漢字のうち、文字列の意味合いに一致する候補漢字を、平仮名単語に対応する漢字として特定する。
学年取得部104は、対象者の学年を取得する。例えば、文字認識部101は、画像読取部5が取得した画像に含まれる対象者の学年を示す文字M1(後述する図5(B)に示す「小学一年生」との文字M1)を文字認識する。そして、学年取得部104は、文字認識部101による当該文字認識の結果から対象者の学年を取得する。本実施形態では、図5(B)に示す「小学一年生」との文字M1は、先生などの出題者が手書きすること又は「小学一年生」の判が押されることなどにより、対象者のノートの予め定められた箇所(例えば右下)に形成されている。なお、対象者がノートに手書き又は判を押すことによって文字M1を記載してもよい。
判定部105は、漢字特定部103が特定した漢字が、対象者にとって既に習っている漢字として予め記憶されている学習済み漢字であるか否かを判定する。例えば、判定部105は、漢字特定部103が特定した漢字が、対象者にとって既に習っている学習済み漢字であるか否かを、図3に示す学年別漢字記憶テーブル922aを用いて、判定する。
具体的には、判定部105は、図3に示す学年別漢字記憶テーブル922aに記憶された学年別の漢字のうち、学年取得部104が取得した対象者の学年以下となる段階の学年に分類された漢字に、漢字特定部103にて特定した漢字が含まれている場合に、漢字特定部103にて特定した漢字が学習済み漢字であると判定し、漢字特定部103にて特定した漢字が含まれていない場合に、漢字特定部103にて特定した漢字が学習済み漢字でないと判定する。
記憶制御部106は、判定部105にて漢字特定部103が特定した漢字が学習済み漢字であると判定されると、漢字特定部103が特定した漢字を出題漢字として出題漢字記憶部921に記憶させる。例えば、平仮名単語特定部102が特定した図5(A)に示す4つの平仮名単語「ねこ(名詞)/の(助詞)/いと(名詞)/ぐるま(名詞)」のうち、「いと」と「ぐるま」とについて対応する漢字として、漢字特定部103が「糸」と「車」とを特定する。判定部105は、漢字特定部103が特定した漢字である「糸」と「車」とが、学年別漢字記憶テーブル922aの1年の欄に存在することから、対象者にとって既に習っている学習済み漢字であると判定する。そして、記憶制御部106は、学習済み漢字であると判定された漢字である「糸」と「車」とを、出題漢字として出題漢字記憶部921に記憶させる。
漢字問題文作成部107は、出題漢字記憶部921に記憶された出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する。例えば、漢字問題文作成部107は、出題漢字記憶部921に記憶された出題漢字の読み仮名を、当該出題漢字のテキストデータに基づいて特定する。そして、漢字問題文作成部107は、この特定した読み仮名を記載した漢字問題文を作成する。
画像形成部12は、漢字問題文作成部107が作成した漢字問題文の画像を記録紙に形成する。
次に、本実施形態の画像形成装置1において、漢字問題生成処理を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
なお、対象者(例えば、小学一年生の生徒)は、図5(A)に示すように、対象者(小学一年生)自身のノートに、授業に関する内容が手書きで記載している。そして、学校の先生などの出題者は、当該ノートを生徒から受け取り、図5(B)に示す生徒の学年を示す文字M1(「小学一年生」の文字)を記載している。ここでは、上記前提下における漢字問題生成処理について説明する。
まず、画像形成装置1において、原稿搬送部6に、対象者(小学一年生の生徒)が授業中に手書きしたノート、つまり、対象者が書いた手書き文字を含む原稿が、先生などの出題者によって載置される。図5(B)に示すノートが載置されると、表示部473には、図5(C)に示すように、制御部100による制御の下、セットされたノートのスキャン開始を指示する「開始」のボタンB1が表示される。そして、出題者がボタンB1に触れると、この出題者による接触操作が表示部473のタッチパネル機能によって検出され、操作部47からスキャン開始信号が制御部100に出力される。制御部100は、スキャン開始信号を受信すると、原稿搬送部6に、載置された原稿の搬送を開始させ、原稿搬送部6により搬送される原稿の画像が画像読取部5によって読み取られる(S11)。つまり、生徒のノートがスキャンされる。
文字認識部101は、OCR処理を行って、画像読取部5が取得した画像に含まれる手書き文字を文字認識する(S12)。本実施形態では、図5(B)に示すように、対象者の手書き文字である「ねこのいとぐるま/おかみさん…よかったね。」と、対象者の学年を示す「小学一年生」との文字M1とが文字認識される。
上記S12において、学年取得部104は、画像読取部5が取得した画像に含まれる対象者の学年を示す文字M1(図5(B)に示す「小学一年生」との文字M1)を、文字認識部101が文字認識することにより、対象者の学年を取得する。
平仮名単語特定部102は、文字認識部101が文字認識した平仮名文字で書かれた平仮名文字列を、既知の自然言語処理により、平仮名単語を特定する(S13)。本実施形態では、平仮名単語特定部102は、図5(B)に示す平仮名文字列を、「ねこ/の/いと/ぐるま/おかみ/さん/…/よかった/ね/。」の各平仮名単語に特定する。
漢字特定部103は、既知の知識処理(つまり、文字列の前後関係を見て平仮名単語が意味する漢字を特定する処理)により、「ねこ/の/いと/ぐるま/おかみ/さん/…/よかった/ね/。」のうちの名詞又は動詞である各平仮名単語が意味する漢字特定する(S14)。例えば、既知の知識処理では、認識された平仮名単語に対応する漢字を、あらかじめ登録してある漢字辞書(例えば後述する図3に示す学年別漢字記憶テーブル922a)の中から候補漢字としてピックアップし、このピックアップされた候補漢字のうち、文字列の意味合いに一致する候補漢字を、平仮名単語に対応する漢字として特定する。
判定部105は、図3に示す学年別漢字記憶テーブル922aに記憶された学年別の漢字のうち、学年取得部104が取得した対象者の学年以下となる段階の学年に分類された漢字に、漢字特定部103にて特定した漢字が含まれている場合に、漢字特定部103にて特定した漢字が学習済み漢字であると判定し、漢字特定部103にて特定した漢字が含まれていない場合に、漢字特定部103にて特定した漢字が学習済み漢字でないと判定する(S15)。
記憶制御部106は、判定部105にて漢字特定部103が特定した漢字が学習済み漢字であると判定されると(S15「Yes」)、漢字特定部103が特定した漢字を出題漢字として出題漢字記憶部921に記憶させる(S16)。例えば、判定部105は、漢字特定部103が特定した漢字である例えば「糸」が、学年別漢字記憶テーブル922aの1年の欄に存在することから、対象者にとって既に習っている学習済み漢字であると判定する。そして、記憶制御部106は、学習済み漢字であると判定された漢字である「糸」を、出題漢字として出題漢字記憶部921に記憶させる。
一方、記憶制御部106は、判定部105にて漢字特定部103が特定した漢字が学習済み漢字でないと判定されると(S15「No」)、当該特定した漢字を出題漢字記憶部921に記憶させない。例えば、判定部105は、漢字特定部103が特定した漢字が例えば「夫婦」であった場合、「夫」は、学年別漢字記憶テーブル922aの4年の欄に存在し、「婦」は、学年別漢字記憶テーブル922aの5年の欄に存在することから、対象者にとって既に習っている学習済み漢字でないと判定する。このため、記憶制御部106は、学習済み漢字でないと判定された漢字である「夫」と「婦」とを出題漢字記憶部921に記憶させない。そして、制御部100はS17に処理を進める。
上記S16のあと、又は、漢字特定部103にて特定された漢字が学習済み漢字でないと判定された場合(S15「No」)には、判定部105は、次の特定した漢字の有無を判定し(S17)、次の特定した漢字がある場合(S17「Yes」)にはS15に戻る。例えば、判定部105は、次の特定した漢字である「車」が、学年別漢字記憶テーブル922aの1年の欄に存在することから、対象者にとって既に習っている学習済み漢字であると判定する(S15「Yes」)。そして、記憶制御部106は、学習済み漢字であると判定された漢字である「糸」を、出題漢字として出題漢字記憶部921に記憶させる(S16)。
一方、判定部105は、次の特定した漢字がない場合(S17「No」)には、漢字特定部103にて特定された全ての漢字がそれぞれ学習済み漢字であるか否かが判定されて、対象者が書き取りできなかった漢字が全て出題漢字として出題漢字記憶部921に記憶されており、S18に進む。制御部100は、例えば図6(A)に示す表示画面を表示部473に表示させる。具体的には、制御部100は、図6(A)に示すように、スキャンを続けることを指示するボタンB2と、問題集作成を指示するボタンB3と、本スキャンを取り消して新たなスキャン開始を指示するボタンB4と、対象者の漢字書き取りについての学力結果を示す表示A1とを、表示部473に表示させる。制御部100は、記憶制御部106が出題漢字記憶部921に記憶させた出題漢字に基づいて、対象者(小学一年生の生徒)が習っている漢字なのに漢字で書けなかった単語として、「糸車」、「心」及び「思」の漢字を示す表示A1を表示部473に表示させている。
制御部100は、出題者が図6(A)に示すボタンB2に触れると(S18「スキャン継続」)、この出題者による接触操作が表示部473のタッチパネル機能によって検出され、操作部47からスキャン継続信号が制御部100に出力される。制御部100は、スキャン継続信号を受信すると、原稿搬送部6に、載置された次の原稿の搬送を開始させ、原稿搬送部6により搬送される次の原稿の画像が画像読取部5によって読み取られる(S11)。つまり、スキャンが継続される。
一方、制御部100は、出題者が図6(A)に示すボタンB3に触れると(S18「問題文作成」)、この出題者による接触操作が表示部473のタッチパネル機能によって検出され、操作部47から問題集作成信号が制御部100に出力される。制御部100は、問題集作成信号を受信すると、漢字問題文作成部107に漢字問題文の作成を指示する。漢字問題文作成部107は、出題漢字記憶部921に記憶された出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する(S20)。例えば、漢字問題文作成部107は、図6(B)に示すように、出題漢字の読み仮名である、「いと」、「くるま」、「こころ」、「おも」と、それらの各解答欄である矩形枠とを有する問題文を作成する。そして、上記S20のあと、画像形成部12は、漢字問題文作成部107が作成した漢字問題文の画像を記録紙に形成する。つまり、画像形成部12よって、当該対象者の漢字問題集が印刷される。制御部100は、上記S21のあと、本処理を終了させる。
他方、制御部100は、出題者が図6(A)に示すボタンB4に触れると(S18「取り消す」)、この出題者による接触操作が表示部473のタッチパネル機能によって検出され、操作部47から取り消し信号が制御部100に出力される。制御部100は、取り消し信号を受信すると、上記S16において出題漢字記憶部921に記憶した出題問題を消去し(S19)、もう一度最初からスキャンを開始させる(S11)。
このように本実施形態の画像形成装置1によれば、画像読取部5は、対象者が書いた手書き文字を含む画像を取得する。文字認識部101は、画像読取部5が取得した画像に含まれる手書き文字を文字認識する。平仮名単語特定部102は、文字認識部101が文字認識した文字のうち平仮名文字で書かれた平仮名単語を特定する。漢字特定部103は、平仮名単語特定部102が特定した平仮名単語に対応する漢字を特定する。判定部105は、漢字特定部103が特定した漢字が、対象者にとって既に習っている漢字として予め記憶されている学習済み漢字であるか否かを判定する。すなわち、対象者が手書きした平仮名文字の語句のうち、対象者が既に習っている学習済み漢字を平仮名文字で書いていた場合には、学習済み漢字を書くことができていないと判定される。このため、事前に漢字書き取りテストを行うことなく、対象者の漢字書き取りについての学力を確認することができる。そして、記憶制御部106は、判定部105にて漢字特定部103が特定した漢字が学習済み漢字であると判定されると、漢字特定部103にて特定した漢字を出題漢字として出題漢字記憶部921に記憶させる。漢字問題文作成部107は、出題漢字記憶部921に記憶された出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する。画像形成部12は、漢字問題文作成部107が作成した漢字問題文の画像を記録紙に形成する。すなわち、対象者が書くことができなかった学習済み漢字を出題漢字とする漢字問題文が作成されて印刷される。よって、事前に漢字書き取りテストを行うことなく、対象者の学力に合わせた漢字問題を迅速に作成することができる。
また、判定部105は、学年別漢字記憶部922に記憶された学年別の漢字のうち、学年取得部104が取得した対象者の学年以下となる段階の学年に分類された漢字に、漢字特定部103にて特定した漢字が含まれている場合に、漢字特定部103にて特定した漢字が学習済み漢字であると判定し、漢字特定部103にて特定した漢字が含まれていない場合に、漢字特定部103にて特定した漢字が学習済み漢字でないと判定する。このため、漢字書き取りについての学力を対象者の学年に即して確認することができる。よって、対象者の学力に合わせた漢字問題を適正に作成することができる。
また、学年取得部104は、画像読取部5が取得した画像に含まれる対象者の学年を示す文字を、文字認識部101が文字認識することにより、対象者の学年を取得する。このため、出題者等が対象者の学年を画像形成装置1に指示又は入力する必要がなく、対象者の学年を取得することができる。よって、出題者等に指示又は入力などの作業負担を掛けることなく、対象者の学力に合わせた漢字問題を迅速に作成することができる。
なお、上述した実施形態では、学年取得部104は、画像読取部5が取得した画像に含まれる対象者の学年を示す文字M1(図5(B)に示す「小学一年生」との文字M1)を、文字認識部101が文字認識することにより、対象者の学年を取得しているが、これに限定されない。例えば、学年取得部104は、操作部47(入力部)に入力された対象者の学年を取得するようにしてもよい。例えば、文字M1が文字認識部101にて文字認識できなかったときに、出題者等が対象者の学年を入力する場合でも、対象者の学力に合わせた漢字問題を迅速に作成することができる。すなわち、出題者等が対象者の学年を入力する場合でも、対象者の学力に合わせた漢字問題を迅速に作成することができる。
次に、変形例に係る画像形成装置1について、図7、図8を用いて説明する。図7は、変形例にかかる画像形成装置の主要内部構成例を示す機能ブロック図である。図8は、変形例にかかる漢字問題生成処理の一例を示すフローチャートである。
なお、図7に示す設定部108及び収集部109が前述の実施形態とは異なる構成であるため、変形例では設定部108及び収集部109について説明する。また、図8に示すS11〜S21は、前述の実施形態の図4に示すフローチャートと同じであるため、図8に示すS31及びS32について説明する。
変形例に係る画像形成装置1は、出題者(先生など)による操作に従って、対象者(生徒など)を、個人、グループ、クラス又は学年の何れとするのかの対象者範囲を設定する設定部108と、設定部108が設定した対象者範囲に属する対象者の出題漢字を出題漢字記憶部921から収集する収集部109と、を更に備えている。漢字問題文作成部107は、収集部109が収集した前記対象者範囲に属する対象者の出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する。
図8に示すように、制御部100は、出題者が図6(A)に示すボタンB3に触れると(S18「問題文作成」)、この出題者による接触操作が表示部473のタッチパネル機能によって検出され、操作部47から問題集作成信号が制御部100に出力される。制御部100は、問題集作成信号を受信すると、設定部108に対象者範囲の設定を指示する。
設定部108は、先生などの出題者による操作があると(S31「Yes」))、かかる操作に従って、対象者を、個人、グループ、クラス又は学年の何れとするのかの対象者範囲を設定し、S32に進む。一方、設定部108は、出題者による操作がない場合(S31「No」))、かかる操作があるまでS31において待機する。
収集部109は、設定部108が設定した対象者範囲に属する対象者の出題漢字を出題漢字記憶部921から収集する(S32)。例えば、収集部109は、設定部108が設定した対象者範囲が個人である場合には、当該個人の出題漢字を出題漢字記憶部921から収集し、前記対象者範囲がグループである場合には、当該グループに属する対象者についての出題漢字を出題漢字記憶部921から収集し、前記対象者範囲がクラスである場合には、当該クラスに属する対象者についての出題漢字を出題漢字記憶部921から収集し、前記対象者範囲が学年である場合には、当該学年に属する対象者についての出題漢字を出題漢字記憶部921から収集する。
漢字問題文作成部107は、収集部109が収集した前記対象者範囲に属する対象者の出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する(S20)。例えば、漢字問題文作成部107は、例えば、対象者範囲がグループである場合には、当該グループに属する対象者についての出題漢字、つまり、当該グループの対象者が漢字書き取り出来なかった出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する。そして、上記S20のあとは前述の実施形態と同様であるので、ここでの説明を省略する。
この変形例の画像形成装置1によれば、設定部108は、出題者による操作に従って、対象者を、個人、グループ、クラス又は学年の何れとするのかの対象者範囲を設定する。収集部109は、設定部108が設定した対象者範囲に属する対象者の出題漢字を出題漢字記憶部921から収集する。漢字問題文作成部107は、収集部109が収集した対象者範囲に属する対象者の出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する。このため、個人、グループ、クラス又は学年に応じた漢字問題文を作成することができる。すなわち、対象者の種類に対応させた漢字問題文を作成することができる。よって、対象者の学力に合わせた漢字問題を種々のニーズに合わせて適正に作成することができる。
なお、上述した実施形態では、学年取得部104が取得した対象者の学年以下となる段階の学年に分類された漢字に、漢字特定部103にて特定した漢字が含まれている場合に、漢字特定部103にて特定した漢字が学習済み漢字であると判定しているが、これに限定されない。例えば、学年別漢字記憶部922は、更に、学年別の漢字について、学校で習う時期を示す学習時期が予め記憶されている。また、この学習時期は、例えば、一学年を3つの時期に分割した1学期、2学期及び3学期のことである。文字認識部101は、画像読取部5が取得した画像に含まれる対象者が書いた時期を示す文字(例えば、日付、学期などの時期)を文字認識する。そして、学年取得部104は、対象者の学年を取得するとともに、文字認識部101が文字認識した時期を取得する。判定部105は、学年別漢字記憶部922に記憶された学年別の漢字のうち、学年取得部104が取得した対象者の学年における時期に対応する学習時期(例えば、時期が9月1日であった場合には、少なくとも1学期が終了しているので、学習時期として1学期が特定される)以下となる段階の学年に分類された漢字に、漢字特定部103にて特定した漢字が含まれている場合に、漢字特定部103にて特定した漢字が学習済み漢字であると判定し、漢字特定部103にて特定した漢字が含まれていない場合に、漢字特定部103にて特定した漢字が学習済み漢字でないと判定する。この構成とした場合には、漢字書き取りについての学力を対象者の学年の学習時期(1学期、2学期及び3学期の何れであるのか)に即して確認することができる。よって、対象者の学力に合わせた漢字問題をより適正に作成することができる。
なお、学習時期は、例えば、4月から3月までの各月とし、一学年を12に分割した時期としてもよい。この場合には、学習時期をより細かく特定することができ、対象者の学力に合わせた漢字問題をさらに適正に作成することができる。
次に、別の変形例に係る画像形成装置1について、図9、図10を用いて説明する。図9は、別の変形例にかかる画像形成装置の主要内部構成例を示す機能ブロック図である。図10(A)は、対象者が漢字問題文に解答した解答用紙の一例を示す図であり、図10(B)は、図10(A)に示す解答用紙をスキャンすることで得られた学力結果等を表示する表示部の表示画面例を示す図である。
なお、図9に示す正誤判定部110及び記憶更新部111が前述の変形例とは異なる構成であるため、当該別の変形例では正誤判定部110及び記憶更新部111について説明する。
当該別の変形例に係る画像形成装置1は、画像読取部5は、画像形成部12が画像形成した漢字問題文の記録紙の解答欄に対象者が漢字を記入した図10(A)に示す解答用紙の画像を取得する。文字認識部101は、画像読取部5が取得した図10(A)に示す解答用紙の解答欄の画像に含まれる手書き漢字文字を文字認識する。画像形成装置1は、更に、文字認識部101が文字認識した手書き漢字文字の正誤を判定する正誤判定部110と、正誤判定部110にて前記手書き漢字文字が正しいと判定した場合に、前記手書き漢字文字と一致する、出題漢字記憶部921に記憶されている前記対象者の出題漢字を当該出題漢字記憶部921から削除する記憶更新部111と、を備えている。
当該別の変形例に係る画像形成装置1によれば、対象者が書けなかった出題漢字を書くことができた場合に、この出題漢字が出題漢字記憶部921から削除される。正誤判定部110は、図10(A)に示す解答用紙の各解答欄のうち、「糸」「車」及び「心」の漢字については解答の漢字と一致しており、正解と判定し、「田」の漢字は解答の漢字である「思」と不一致であり、不正解であると判定する。制御部100は、例えば図10(B)に示すように、学力結果を表示部473に表示させる。そして、記憶更新部111は、出題漢字記憶部921に記憶されている対象者の出題漢字としての「糸」「車」及び「心」の漢字を当該出題漢字記憶部921から削除する。このため、対象者の学力に合わせて更新した漢字問題を作成することができる。
なお、上述した実施形態では、画像形成装置1は例えば学校に設置されたものとしているが、塾や会社(例えば教育関連企業)に設置されたものであってもよい。対象者は、漢字書き取り能力の確認を受ける者であればよく、学校の生徒に限らず、塾の生徒、受講生などとしてもよい。
なお、上述した実施形態及び変形例では、画像読取部5が、対象者が書いた手書き文字を含む原稿を読み取っているが、対象者が書いた手書き文字を含む原稿の画像データをコンピューター200から受信したり、携帯端末などで撮影された手書き文字を含む原稿の画像データを当該携帯端末から受信したりすることで取得するようにしてもよい。
なお、図1乃至図10を用いて上記実施形態に示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理はこれに限定されるものではない。
1 画像形成装置
5 画像読取部(画像取得部)
12 画像形成部
10 制御ユニット
47 操作部(入力部)
100 制御部
101 文字認識部
102 平仮名単語特定部
103 漢字特定部
104 学年取得部
105 判定部
106 記憶制御部
107 漢字問題文作成部
108 設定部
109 収集部
110 正誤判定部
111 記憶更新部
921 出題漢字記憶部
922 学年別漢字記憶部
5 画像読取部(画像取得部)
12 画像形成部
10 制御ユニット
47 操作部(入力部)
100 制御部
101 文字認識部
102 平仮名単語特定部
103 漢字特定部
104 学年取得部
105 判定部
106 記憶制御部
107 漢字問題文作成部
108 設定部
109 収集部
110 正誤判定部
111 記憶更新部
921 出題漢字記憶部
922 学年別漢字記憶部
Claims (7)
- 対象者が書いた手書き文字を含む画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部が取得した画像に含まれる手書き文字を文字認識する文字認識部と、
前記文字認識部が文字認識した文字のうち平仮名文字で書かれた平仮名単語を特定する平仮名単語特定部と、
前記平仮名単語特定部が特定した平仮名単語に対応する漢字を特定する漢字特定部と、
前記漢字特定部が特定した漢字が、前記対象者にとって既に習っている漢字として予め記憶されている学習済み漢字であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部にて前記漢字特定部が特定した漢字が前記学習済み漢字であると判定されると、当該漢字特定部が特定した漢字を出題漢字として出題漢字記憶部に記憶させる記憶制御部と、
前記出題漢字記憶部に記憶された前記出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する漢字問題文作成部と、
前記漢字問題文作成部が作成した漢字問題文の画像を記録紙に形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。 - 学校で習う漢字が学年別に分類されて予め記憶された学年別漢字記憶部と、
前記対象者の学年を取得する学年取得部と、を更に備え、
前記判定部は、前記学年別漢字記憶部に記憶された学年別の漢字のうち、前記学年取得部が取得した学年以下となる段階の学年に分類された漢字に、前記漢字特定部にて特定した漢字が含まれている場合に、前記漢字特定部にて特定した漢字が前記学習済み漢字であると判定し、前記漢字特定部にて特定した漢字が含まれていない場合に、前記漢字特定部にて特定した漢字が前記学習済み漢字でないと判定する、請求項1に記載の画像形成装置。 - 操作者による操作に従って、前記対象者を、個人、グループ、クラス又は学年の何れとするのかの対象者範囲を設定する設定部と、
前記設定部が設定した対象者範囲に属する対象者の出題漢字を前記出題漢字記憶部から収集する収集部と、を更に備え、
前記漢字問題文作成部は、前記収集部が収集した前記対象者範囲に属する対象者の出題漢字の読み仮名を記載した漢字問題文を作成する、請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記画像取得部が取得した画像に含まれる前記対象者の学年を示す文字を、前記文字認識部が文字認識し、前記学年取得部は、前記文字認識部による当該文字認識の結果から前記対象者の学年を取得する、請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記対象者の学年が入力される入力部を備え、
前記学年取得部は、前記入力部に入力された対象者の学年を取得する、請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記学年別漢字記憶部には、更に、前記学年別の漢字について、学校で習う時期を示す学習時期が予め記憶されており、
前記画像取得部が取得した画像に含まれる前記対象者が書いた時期を示す文字を、前記文字認識部が文字認識し、
前記学年取得部は、前記対象者の学年を取得するとともに、前記文字認識部が文字認識した時期を取得し、
前記判定部は、前記学年別漢字記憶部に記憶された学年別の漢字のうち、前記学年取得部が取得した学年における前記時期に対応する学習時期以下となる段階の学年に分類された漢字に、前記漢字特定部にて特定した漢字が含まれている場合に、前記漢字特定部にて特定した漢字が前記学習済み漢字であると判定し、前記漢字特定部にて特定した漢字が含まれていない場合に、前記漢字特定部にて特定した漢字が前記学習済み漢字でないと判定する、請求項2乃至請求項5のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 前記画像取得部は、前記画像形成部が画像形成した漢字問題文の記録紙の解答欄に前記対象者が漢字を記入した解答用紙の画像を取得し、
前記文字認識部は、前記画像取得部が取得した前記解答用紙の解答欄の画像に含まれる手書き漢字文字を文字認識し、
当該画像形成装置は、更に、前記文字認識部が文字認識した手書き漢字文字の正誤を判定する正誤判定部と、
前記正誤判定部にて前記手書き漢字文字が正しいと判定した場合に、前記手書き漢字文字と一致する、前記出題漢字記憶部に記憶されている前記対象者の出題漢字を当該出題漢字記憶部から削除する記憶更新部と、を備える、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018248497A JP2020106775A (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018248497A JP2020106775A (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020106775A true JP2020106775A (ja) | 2020-07-09 |
Family
ID=71448980
Family Applications (1)
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JP2018248497A Pending JP2020106775A (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020106775A (ja) |
-
2018
- 2018-12-28 JP JP2018248497A patent/JP2020106775A/ja active Pending
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