JPH0876681A - 画像処理装置及び問題用紙作成・採点システム - Google Patents

画像処理装置及び問題用紙作成・採点システム

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JPH0876681A
JPH0876681A JP21158194A JP21158194A JPH0876681A JP H0876681 A JPH0876681 A JP H0876681A JP 21158194 A JP21158194 A JP 21158194A JP 21158194 A JP21158194 A JP 21158194A JP H0876681 A JPH0876681 A JP H0876681A
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JP21158194A
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Masaaki Nagano
雅昭 永野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル複写機等の画像処理装置を利用し
て、複数枚に亘る問題用紙の作成及びその回答用紙の自
動採点を誰でも簡単且つ正確にできるようにする。 【構成】 画像読取手段Aで読み取った画像情報を問題
用紙の情報として、原稿ページ識別手段Fによる識別結
果と対応させて画像記憶手段Bに記憶させ、問題出力指
示手段Eの指示により、ページ識別画像出力手段Hが画
像出力手段Cに複数ページの問題を出力させる。採点時
には、画像読取手段Aで回答用紙の画像情報を読み取
り、問題と回答情報を認識して正解情報と比較して採点
手段Oで採点し、その採点結果を画像出力手段Cに出力
させる。その際、ページ識別用情報を認識して、画像読
取手段Aの読取モードを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル複写機のよ
うに、原稿の画像を読み取る画像読取手段と、該手段に
よって読み取った画像情報を記憶する画像記憶手段と、
該画像記憶手段に記憶された画像情報を用紙上に画像形
成して出力する画像出力手段とを備えた画像処理装置
に、テストの問題用紙を作成する機能を持たせたもの、
及びその回答用紙を自動採点する機能を持たせたもの、
ならびにその両機能を有する問題用紙作成・採点システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】学校や学習塾を始め各種教育の場等で
は、生徒や学習者の学習成果を確認したりその学習成果
に応じた成績を判定したり、資格を与えたり、あるいは
入学者を決めるためなどに頻繁に試験(テスト)が実施
されている。その各種試験に使用する問題用紙は、教師
等の試験実施者が自分で問題及び原稿を作成して必要枚
数の問題用紙を複写機でコピーしたり簡易印刷機で印刷
するか、あるいは専門の業者に印刷させたものや、業者
自身が問題も作成して印刷したものなどが使用される。
【0003】また、受験者が回答を記入した用紙である
回答用紙(解答用紙あるいは答案用紙とも云う)の採点
も、学校などでは試験実施者である教師が手作業で行な
うのが一般的であるが、入学試験や資格試験、あるいは
大規模な模擬試験などの場合には、大勢の採点者が分担
して行なったり、コンピュータを用いた自動採点システ
ムによる自動採点も行なわれている。また、多数の受験
者の回答用紙の採点結果をコンピュータを用いて集計
し、平均点や偏差値等の計算を行なったり、表やグラフ
を作成することも行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、頻繁に
テストを行なう場合、その問題用紙の作成が大変であ
り、現在小学校等で実施されているテストには、業者か
ら購入した問題用紙が使用されることが多く、その場
合、別の学校で先にテストが行なわれるとその情報が学
習塾等で交換され、テストを行なう前に受験者(生徒)
に問題が知られてしまうことがある等の社会問題も発生
している。
【0005】また、回答用紙の採点を手作業で行なう場
合には、相当の手間がかかり採点効率が悪いばかりか、
誤った採点を行なってしまう恐れもある。そこで、前述
のような自動採点を行なう場合には、予め回答用紙の回
答欄に塗り潰しマーク等の決められた方法で回答させる
マークシート方式が多く採用されているが、回答方法が
極めて単純なものに規制されてしまうばかりか、その採
点装置も専用のもので、短時間に大量の回答用紙を読み
込んで採点する高速処理の装置であり、大容量のメモリ
も必要とするために非常に高価なものとなっている。さ
らに、装置が大きくその使用方法も特殊なため、個々の
学校や学習教室などでは使用することができなかった。
【0006】その上、マークシートを読むこと以外はで
きないため、専用機として購入する必要があり、ダウン
サイジング(分散化)への障害となっている。そこで、
回答用紙がマークシートに制限されず、任意の回答用紙
に直接採点でき、しかも教師等がパーソナルで手軽に使
用できる自動採点・集計システムが開発されている。
【0007】このシステムでは、採点台上の所定の位置
に採点する回答用紙をセットして、回答欄の回答に対し
て従来の手作業による採点方法と同様に赤ペン等で○や
×を付けていくと、それを自動的に読み取って合計点を
算出し、そのデータをデータベースに蓄積して、個人別
の成績表を作成したり、設問ごとの正解率や平均点など
の統計情報も提供できる。
【0008】しかしながら、このようなシステムでは、
採点(○×をつけること)自体は人手によって行なわな
ければならず、採点した答案用紙への合計点の記入も、
ディスプレイに表示される点数を採点者が転記しなけれ
ばならないなどの手間がかかり、殆ど省力化には役立た
ない。
【0009】さらに、これらの問題を改善するため、原
稿の画像を読み取ってその画像情報を記憶し、その記憶
した画像情報によって出題して問題用紙を作成したり、
回答用紙の画像を読み取って、その画像情報から出題さ
れた問題と受験者が記入した回答とを認識し、その認識
した問題に対して予め記憶している正解と認識した回答
とを問題毎に比較することによって自動採点を行ない、
その採点結果をディスプレイに表示したり、紙に印刷し
て出力するようにしたものも提案されている。
【0010】しかし、従来のこのような装置では、1人
当たり1回のテストに用いられる問題は1枚の紙の表面
のみを使用するようになっており、多数の問題を一度に
出題したり、その多数の問題に対する回答をまとめて自
動採点することができなかった。また、受験者が問題の
回答を所定の回答欄に書ききれない場合、残りの回答を
書けずに困る場合があった。
【0011】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、学校等にも広く普及している
複写機、特に近年急速に普及してきているデジタル複写
機を利用して、問題用紙の作成を簡単に行なえるように
し、さらにその問題用紙に受験者が回答を記入した回答
用紙の採点も、何等人手を要さず自動的に行なえるよう
にすること、特に、1人当たり1回(1科目)のテスト
に用いる問題用紙が複数のページになる(紙の表裏両面
に問題が印刷されたり何枚かの紙になる)場合でも、そ
の問題用紙を簡単に作成でき、それに回答を記入した回
答用紙の自動採点も問題なく行なえるようにすることを
目的とする。
【0012】また、受験者が回答を回答用紙の所定の回
答欄に書ききれなくなった場合でも、残りの回答を余白
や裏面に記載することができ、そのような回答用紙でも
自動採点できるようにすることも他の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、図1の機能ブロック図に示すように、原
稿の画像を読み取る画像読取手段Aと、該手段Aによっ
て読み取った画像情報を記憶する画像記憶手段Bと、該
画像記憶手段Bに記憶された画像情報を用紙上に画像形
成して出力する画像出力手段Cとを備えた画像処理装置
において、次のD〜Hの各手段を設けた問題作成機能を
有する画像処理装置を提供する。
【0014】D:画像読取手段Aによって読み取った画
像情報を問題用紙の画像情報として画像記憶手段Bに登
録する際に、その問題用紙の登録番号等の問題用紙デー
タを登録する問題用紙データ登録手段、 E:画像記憶手段Bに登録された問題用紙の画像情報を
画像出力手段Cによって用紙上に画像形成して出力させ
る問題用紙出力指示手段、 F:画像読取手段Aにおいて読み取った原稿のページを
識別する原稿ページ識別手段、 G:原稿ページ識別手段Fで識別したページとそのペー
ジの画像情報とを対応づけて画像記憶手段Bに記憶させ
る画像情報ページ識別手段、 H:画像記憶手段Bにページごとに分けて記憶されてい
る画像情報をページ指定して前記画像出力手段Cに出力
させるページ識別画像出力手段、
【0015】さらに図2に示すように、上記問題作成機
能を有する画像処理装置において、次のI〜Kの各手段
を設けるとよい。 I:問題用紙を出力する際に、出力する問題用紙のペー
ジ番号,部数,または両面/片面の区別等のページ識別
用情報を検知するページ識別用情報検知手段I、 J:
ページ識別用情報検知手段Iによって検知したページ識
別用情報をバーコード等の画像情報に変換する変換手段
J、 K:変換手段Jにより変換されたページ識別用画像情報
を出力するページの問題用紙の画像情報に書き加えるペ
ージ識別用画像情報描画手段K、
【0016】また、図3の機能ブロック図に示すよう
に、原稿の画像を読み取る画像読取手段Aと、該手段A
によって読み取った画像情報を記憶する画像記憶手段B
と、該画像記憶手段Bに記憶された画像情報を用紙上に
画像形成して出力する画像出力手段Cとを備えた画像処
理装置において、次のL〜Rの各手段を設けた自動採点
機能を有する画像処理装置も提供する。
【0017】L:画像読取手段Aによって読み取った原
稿の画像情報から該原稿上の出題された問題を認識する
問題認識手段、 M:上記画像情報から出題された問題に対する回答情報
を認識する回答認識手段、 N:出題される問題に対する正解情報を保持する正解情
報保持手段、 O:回答認識手段Mが認識した回答情報と問題認識手段
Lが認識した問題に対して正解情報保持手段Nが保持し
ている正解情報とを各問題ごとに比較して回答の正否を
判断する採点手段、 P:採点手段Oによる採点結果を出力する採点結果出力
手段、 Q:画像読取手段Aによって読み取った原稿の画像情報
からページ識別用情報を認識するページ識別用情報認識
手段、 R:ページ識別用情報認識手段Qによって認識した情報
に基づいて画像読取手段Aの原稿読取モードを変更設定
する原稿読取モード設定手段、
【0018】さらに図4に示すように、上記自動採点機
能を有する画像処理装置において、画像読取手段Aによ
って読み取った原稿の画像情報から該原稿上の回答位置
指定情報を認識する回答位置指定情報認識手段Sを設
け、回答認識手段Mを、回答位置指定情報認識手段Sの
認識結果に基づいて指定された回答位置の画像情報から
回答情報を認識する手段にするとよい。
【0019】また、図5に示すように、図2に示した問
題作成機能を有する画像処理装置と同様に、A〜Cを備
えた画像処理装置に、D〜Kの各手段を有する問題用紙
作成部と、図3で説明したL〜Rを有する破線で囲んで
示す採点部とを設けた、問題用紙作成・採点システムも
提供する。なお、画像読取手段Aは、問題用紙作成部と
採点部とで共用する。
【0020】さらにまた、図6に示すように、問題用紙
作成装置Tと、該装置Tによって作成された問題用紙V
に受験者によって回答が記入された回答用紙Wを自動採
点する採点装置Uとからなる問題用紙作成・採点システ
ムも提供する。この問題用紙作成装置Tは、図2に示し
た問題作成機能を有する画像処理装置の構成と同様に構
成されている。なお、問題用紙V及び回答用紙Wにはペ
ージ識別用の情報IDが画像形成されて付加されてい
る。採点装置Uは、図3に示した自動採点機能を有する
画像処理装置と同様に構成されているが、画像記憶手段
B及び画像出力手段Cは必須ではないので、省略してい
る。
【0021】
【作用】この発明による図1乃至図4に示した画像処理
装置あるいは図5に示した問題用紙作成・採点システム
は、原稿として通常のコピー原稿をADF付スキャナ等
の画像読取手段Aにセットして読み取らせれば、その読
み取った画像情報を画像記憶手段(画像メモリ)Bに一
旦記憶し、その記憶した画像情報をプリンタ等の画像出
力手段Cよって用紙上に画像形成して出力するので、従
来のデジタル複写機と同様に必要な枚数のコピーを簡単
にとることができる。
【0022】そして、図1に示した画像処理装置は、画
像読取手段Aによって読み取った画像情報を問題用紙の
画像情報として画像記憶手段Bに登録することができ、
その際にその問題用紙の登録番号等の問題用紙データを
問題用紙データ登録手段Dによって登録する。また、画
像読取手段Aにおいて読み取った原稿のページを原稿ペ
ージ識別手段Fによって識別し、画像情報ページ識別手
段Gがその識別されたページとそのページの画像情報と
を対応づけて画像記憶手段Bに記憶させる。そして、問
題用紙出力指示手段Eの指示により、ページ識別画像出
力手段Hが、画像記憶手段Bにページごとに分けて記憶
されている画像情報をページ指定して画像出力手段Cに
出力させる。
【0023】したがって、1回のテストに用いる1人当
たり複数ページに亘る問題用紙も、その各ページの画像
情報を予め読み取らせて登録しておけば、その各画像情
報を必要に応じて随時用紙に画像形成して出力させ、容
易に複数ページに亘る問題用紙を作成することができ
る。
【0024】さらに、図2に示した画像処理装置によれ
ば、問題用紙を出力する際に、ページ識別用情報検知手
段Iが出力する問題用紙のページ番号,部数,または両
面/片面の区別等のページ識別用情報を検知し、その検
知したページ識別用情報を変換手段Jによってバーコー
ド等の画像情報に変換して、その変換したページ識別用
画像情報を、ページ識別用画像情報描画手段Kによって
出力するページの問題用紙の画像情報に書き加える。
【0025】したがって、作成した問題用紙にページ番
号,部数,または両面/片面の区別等のページ識別用情
報が、バーコード等の画像として付加されるので、複数
ページに亘る問題用紙の管理及びテスト後の自動採点を
効率よく行なうことが可能になる。
【0026】また、図3に示した画像処理装置は、画像
読取手段Aによって読み取って画像記憶手段Bに一時記
憶した原稿の画像情報から、問題認識手段Lが原稿上の
出題された問題を認識し、回答認識手段Mがその出題さ
れた問題に対する回答情報を認識する。そして、採点手
段Oがその認識された回答情報と正解情報保持手段Nが
保持している認識された問題に対応する正解情報とを各
問題ごとに比較して回答の正否を判断して採点し、その
採点結果を採点結果出力手段Pによってディスプレイに
表示させたり、画像出力手段Cにより用紙に画像形成さ
せて出力する。
【0027】その際、ページ識別用情報認識手段Qによ
って原稿の画像情報からページ識別用情報を認識し、そ
の認識した情報に基づいて画像読取手段Aの原稿読取モ
ード(両面/片面,連続,終了など)を原稿読取モード
設定手段Rにより変更設定することができ、複数ページ
に亘る回答用紙の採点を効率よく確実に行なうことがで
きる。
【0028】さらに、図4に示す画像処理装置によれ
ぱ、画像読取手段Aによって読み取った原稿の画像情報
から回答位置指定情報認識手段Sによりその原稿上の回
答位置指定情報を認識し、回答認識手段Mが、その認識
結果に基づいて指定された回答位置の画像情報から回答
情報を認識する。したがって、受験者が回答用紙の所定
の回答欄に回答を書ききれないような場合にも、他の余
白や裏面等に回答位置を指定して回答を書くことがで
き、その指定された回答位置の回答を認識して採点する
ことができる。
【0029】図5に示した問題用紙作成・採点システム
によれば、1台の装置でシステムを構成し、前述したコ
ピー機能,問題用紙作成機能,及び自動採点機能を選択
的に使用することができる。したがって、その問題用紙
作成機能によって作成した複数ページの問題用紙を、テ
スト後回答用紙として回収して、自動採点機能によって
自動採点することができる。その際に、回答用紙に画像
形成されているページ識別用情報によって、効率よく採
点処理を行なうことができる。
【0030】図6に示した問題用紙作成・採点システム
によれば、問題用紙作成装置Tによって、各ページにペ
ージ識別用情報IDを付加した複数ページの問題用紙V
を作成してテストを実施し、その各問題用紙Vに受験者
が回答を記入した回答用紙Wを回収して、採点装置Uの
画像読取装置(ADF付スキャナ)Aにセットして読み
取らせれば、自動的に効率よく採点処理を行なうことが
できる。
【0031】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面の図7以降を
参照して具体的に説明する。図7は、この発明の一実施
例である問題用紙作成機能と自動採点機能を備えた画像
処理装置の基本構成を示すブロック図である。
【0032】この画像処理装置1は、デジタル複写機2
に、この発明による問題用紙作成処理及び採点処理を実
現するためのアプリケーション部3を、ケーブル4を介
して接続して構成される。このケーブル4は、デジタル
複写機2とアプリケーション部3との間で、相互の命令
の通信や画像の入出力に使用される。デジタル複写機2
とアプリケーション部3には、それぞれを制御するマイ
クロコンピュータ(CPUと略称する)20,30を備
えている。
【0033】これをもう少し具体的に示したのが図8で
あり、アプリケーション部3はOSにより管理されるC
PUを含むアプリ制御部31と、各種認識,採点,作画
等の処理を行なうアプリベースボード32とをバス接続
しており、デジタル複写機2との間でRS232Cの通
信コマンドによりビデオデータの入出力を行なう。ま
た、ICカード33によってアプリケーション・プログ
ラムをアプリケーション部3に提供したり、辞書やフォ
ント・データ、問題データ(正解,配点データを含む)
等をICカード33によって供給してもよい。
【0034】あるいは、これらの情報を通信回線を介し
て外部の画像処理装置(ファクシミリ装置あるいはファ
クシミリ機能を有する各種装置)5から取り込んだり、
あるいはSCSIによって接続した光磁気ディスク装置
(MO),フロッピディスク装置(FDD),ハードデ
ィスク装置(HDD)等の外部記憶装置6の記録媒体を
データベース等として使用することもできる。さらに、
パソコン,ワークステーションなどのホスト7とも、ア
プリケーション部3を通して接続することができる。L
CD34は、アプリケーション部3の専用液晶表示器で
あるが、これはデジタル複写機2の操作部に設けられて
いる表示部を兼用することができる。
【0035】図9は、この実施例におけるデジタル複写
機2の機構部の構成例を示す。このデジタル複写機2
は、大きく分けて上部にある画像読取手段としてのAD
F付スキャナ(以下「スキャナ部」という)100と、
その下に配置された画像出力手段としてのレーザプリン
タ(以下「プリンタ部」という)200で構成されてい
る。図10は、そのプリンタ部の感光体ドラム回りの画
像形成作用を示す拡大説明図である。
【0036】スキャナ部100の上部に、原稿を配置す
るコンタクトガラス101(画像読取部)が設置されて
おり、その上に自動原稿送り装置(ADF)102が取
り付けられている。自動原稿送り装置102は、多数枚
の原稿Dをセットできる原稿載置台107、この原稿載
置台107上の原稿を一枚ずつ分離して繰り出す呼出し
ローラ108、その繰り出された一枚の原稿を画像面を
下向きにしてコンタクトガラス101の方向に導く給紙
ローラ109、その導かれた原稿をコンタクトガラス1
01上の所定位置に搬送する搬送ベルト110を有して
いる。
【0037】さらに、搬送ベルト110の原稿排出方向
(図9の右方向)の端部近くには、両面原稿を自動的に
反転させる原稿反転機構111が設けてある。この原稿
反転機構111は、反転ローラ112と切替爪113と
で構成されており、切替爪113が図9に実線で示す位
置にあるときは、片面の画像を読み取った原稿を反転ロ
ーラ112に右回りに巻き込んで、表裏を反転させて再
びコンタクトガラス101と搬送ベルト110の間に図
9の右方向から送り込み、再びコンタクトガラス101
上の所定位置へ搬送する。一方、片面原稿の場合は、切
替爪113が図9に想像線で示す位置となり、片面の画
像を読み取った原稿を反転ローラ112に左回りに巻き
込んで、排紙テーブル114上に排出する。
【0038】また、コンタクトガラス101の下方に
は、光学走査系103が設けられている。コンタクトガ
ラス101上に載置された原稿は、その下側の面が光学
走査系103の露光ランプ104によって露光され、そ
の反射光つまり画像光が、光学走査系103に設けられ
ている各種ミラー及びレンズ105を通って、光電変換
デバイスである一次元CCDイメージセンサ(以下単に
「CCD」という)106の受光面に結像される。
【0039】光学走査系103は、機械的な駆動系によ
って図面の左右方向に駆動されるので、原稿面の各部の
露光によって得られる画像光が順次1ライン毎にCCD
106に読み取られる。このCCD106によって読み
取られた画像情報は、後述する画像メモリに一旦記憶さ
れて画像処理を経た後に出力画像データに変換され、レ
ーザプリンタ200の書込装置201に送出される。
【0040】それによって、書込装置201から出力画
像データに応じて変調されたレーザ光が書込用の光学系
を通って射出され、図10にも明示するように、矢示方
向に回転する感光体ドラム202の表面を露光する。そ
の感光体ドラム202の表面は、予め帯電チャージャ2
03によって全面が均一に所定の高電位に帯電されてお
り、レーザ光の照射を受けると、その光強度に応じて電
荷が消失して電位が変化し、画像に対応する電位分布つ
まり静電潜像が形成される。
【0041】感光体ドラム202に形成された静電潜像
は、それが現像ユニット204を通過する時に、現像ロ
ーラR1,R2(図10)によって供給される現像剤と
接触し、そのトナーを吸着して可視化され、トナー像を
形成する。
【0042】一方、給紙カセット212又は213のう
ち選択されたものから記録紙(普通紙)が給紙ローラ群
214又は215によって繰り出され、その記録紙はレ
ジストローラ対216によって、感光体ドラム202上
のトナー像の形成タイミングに同期して感光体ドラム2
02の表面に重なるように送り込まれる。続いて、プラ
スのバイアス電圧を印加された画像出力部を形成する転
写ベルト208によって、マイナスに帯電したトナー像
を記録紙P(図10)に転写する。
【0043】その転写後、記録紙Pを分離爪209によ
って感光体ドラム202から分離させて、転写ベルト2
08によって定着ユニット217へ搬送し、その定着ユ
ニット217によって記録紙上のトナー像を熱定着す
る。その後、その記録紙Pは排紙ローラ群218によっ
て排紙トレイ219上に排出される。
【0044】一方、トナー像の転写及び記録紙の分離
後、感光体ドラム202の表面の残留トナーをクリーニ
ングユニット210のクリーニングブラシBKとクリー
ニングブレードCBによってクリーニングし、除電用L
ED211による全面露光と除電チャージャのACコロ
ナ放電によって残留電荷を消去して、次回の画像形成に
備える。
【0045】また、220は手差し給紙部であり、給紙
カセット212,213にセットされている記録紙と異
なるサイズや種類の記録紙にコピーしたい場合に、同給
紙部220に設けた手差しトレイ221からその記録紙
を挿入して給紙させることができる。手差しトレイから
供給した記録紙は、給紙コロ222によってレジストロ
ーラ対216に送られ、感光体ドラム202へと導かれ
る。
【0046】さらに、プリンタ部200には、記録紙の
両面にコピー(両面コピー)したり合成コピーをする場
合の再給紙ユニット223を設けている。この再給紙ユ
ニット223は、排紙ローラ群218の近傍に設けた切
替爪224、湾曲形状の反転ガイド板225、搬送ガイ
ド226、再給紙ローラ群227を備えた構成となって
いる。
【0047】すなわち、片面コピー済みの記録紙を再給
紙する場合は、切替爪224が図9に実線で示した位置
になり、排紙ローラ群に巻き込まれる直前の記録紙を反
転ガイド板225へ導く。反転ガイド板225は、その
湾曲形状に沿って記録紙を反転させ、搬送ガイド226
に送り込む。そして、再給紙ローラ227によって記録
紙を搬送し、レジストローラ対216へと記録紙を再給
紙する。
【0048】この実施例では、上述した自動原稿送り装
置102における反転ローラ112の近傍から、手差し
給紙部220に設けた給紙コロ222の近傍にかけて原
稿搬送路(原稿搬送手段)228を形成している。この
原稿搬送路228は、ガイド板229と複数対の搬送ロ
ーラ230で構成してあり、コンタクトガラス101上
での画像の読み取りが終了した原稿を搬送して、手差し
給紙部220から感光体ドラム202へと供給し、その
原稿の読取面に新たな画像を形成できるようにする。
【0049】この原稿搬送路228へと原稿を導くた
め、反転ローラ112の近傍には切替爪231が設けて
あり、この切替爪231によってコンタクトガラス10
1側から送られてきた原稿を、反転ローラ112に巻き
込ませるか、原稿搬送路228へ送り込むかを切り替え
る。搬送ローラ対230のうちの一方は駆動ローラと
し、その駆動力によって原稿をガイド板229に沿って
搬送する。
【0050】図11は、このデジタル複写機2の操作パ
ネルの一例を示す平面図である。この操作パネル10
は、図で左端部寄りに、図7及び図8のアプリケーショ
ン部3の機能選択に使用するこの発明に係わるキー群、
すなわち採点キー11,グラフキー12,表キー13,
出題キー14,登録キー15,印刷キー16,及び登録
No.キー17が設けられている。
【0051】これらの各キーによって、回答用紙(回答
原稿)を採点する採点モード、一連の採点後あるいは蓄
積した採点結果の画像データ(採点データ)のグラフ化
又は表化モード、問題用紙(問題原稿)を作成する出題
モード、新たな問題用紙の画像データを登録する登録モ
ード、登録されている問題データ(問題の画像デー
タ),回答データ(回答の画像データ),採点データを
印刷する印刷モードの各モードの選択、及び登録データ
に対応する問題登録番号を指定することができる。
【0052】34は図8にも示したLCDであり、これ
らの各モードにおけるガイダンスや採点結果の点数など
を表示する。また、このLCD34の画面上には多数の
キーを配設したタッチパネルが取り付けられており、そ
れらのキーのタッチ入力により上述と同様の指定を行な
うこともできる。
【0053】この操作パネル10には、これらの他にス
タートキー18,テンキー19,割り込みキー120,
用紙選択キー121,受験者指定キー122(後述す
る),排紙トレイ選択キー123,モード選択キー12
4,縮小キー125,拡大キー126,ズームキー12
7,ソートキー128,両面キー129,スタックキー
130,ステープルキー131と、さらに各種キーを有
する制御キー群132を備えている。
【0054】なお、合成プリント(回答用紙の画像と採
点結果の画像を同時にプリントする)、図8に示した外
部の画像処理装置5や外部記憶装置6又はホスト7への
データ送信あるいはそれからのデータ受信などは、制御
キー群132あるいはLCD34のタッチ入力等によっ
て選択できる。
【0055】次に、図8に示した画像処理装置1におけ
るデジタル複写機2及びアプリケーション部3のデータ
処理及び制御系の構成例を図12に示す。この図の下側
に並んでいるのが、コピー制御用CPU20によって制
御あるいは使用されるデジタル複写機2側の各部であ
り、前述したスキャナ部100,ADF102,プリン
タ部200,及び操作パネル10(アプリケーション部
3側に図示している)の他に、画像処理部21及びアプ
リケーションI/F22を備えている。
【0056】コピー制御用CPU20は、中央処理装置
(CPU),ROM,RAM,I/O等からなるマイク
ロコンピュータであり、このデジタル複写機2全体を統
括的に制御する。画像処理部21は、スキャナ部100
によって読み取った画像データ(画像情報)に対して各
種の補正やカラー処理,ディザ処理等の各種画像処理を
施す。
【0057】アプリケーションI/F22は、コピー制
御用CPU20の制御により、アプリケーション部3へ
応答データを送ったり、アプリケーション部3からコマ
ンドを受信したり、アプリケーション部3との間で画像
データのやりとりを行なったりするRS232C等の双
方向I/Fである。
【0058】ADF102は、前述したように図9の原
稿載置台107にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ
コンタクトガラス101上の露光位置に自動給送する動
作を行なう。このADF102は、前述したように片面
印刷の原稿はもちろん、表裏両面に印刷された原稿も読
み取ることができる。
【0059】また、その原稿給送毎に所定の信号又はコ
マンドをコピー制御用CPU20へ出力する。それによ
って、コピー制御用CPU20は複数枚の原稿のページ
の区切れを検知でき、アプリケーションI/F22を介
して送出する応答データによりスキャナ部100で読み
取った画像データのページの区切れをアプリケーション
部3へ通知することができる。このとき、転送する画像
情報のページ数,表面か裏面かの情報も、応答データと
してアプリケーション部3へ通知することができる。
【0060】なお、コピー制御用CPU20はスキャナ
部100に複数枚の原稿の画像を読み取らせ、その各読
み取り画像データをアプリケーション部3へ送信すると
きに、その送信すべき画像データのページ数やその読み
取り面が表面か裏面かを示す情報を応答データとしてア
プリケーション部3へ通知することもできる。
【0061】スキャナ部100はADF付スキャナであ
り、前述したようにADF102によってコンタクトガ
ラス101上の露光位置にセットされた原稿の画像を読
み取り、その画像データをA/D変換する。なお、この
スキャナ部100はアプリケーション部3からのコマン
ドによって指定された読み取りエリア内の画像だけを読
み取ることもできる。
【0062】プリンタ部200はプリンタエンジンであ
り、前述したように送られてくるビデオデータに基づい
て画像形成(印刷)動作を行なう。なお、そのビデオデ
ータはスキャナ部100,画像処理部21,あるいはア
プリケーション部3から送出される。
【0063】図12の上側に並んでいるのが、アプリ制
御用CPU30によって制御あるいは使用されるアプリ
ケーション部3側の各部であり、ROM23,RAM2
4,OCR部25,バーコード認識部26,辞書検索部
27,辞書部28,不揮発性メモリ29,音声出力装置
36,タイマ37,問題用紙データメモリ38,データ
記憶部39,解答データメモリ40,画像メモリ41,
及び採点処理部42,画像情報ページ識別メモリ50
と、コピーI/F43,操作パネルI/F44,外部メ
モリI/F45,FAXI/F46,ホストI/F4
7,ICカードI/F48,及び拡張ボードI/F49
の各種I/Fとを備えている。
【0064】アプリ制御用CPU30は、中央処理装置
(CPU),ROM,RAM,I/O等からなるマイク
ロコンピュータであり、ROM23やその他の記憶装置
に記憶されたプログラムに従ってアプリケーション部3
全体を統括的に制御する。例えば、操作パネルI/F4
4を介して操作パネル10の制御を行なったり、コピー
I/F43を介してデジタル複写機2に対するコマンド
の発行や応答データの管理を行なったり、タイマ設定や
メモリ管理を行なったりする。
【0065】ROM23は、アプリ制御用CPU30を
動作させるためのアプリケーションプログラムやフォン
トデータ,コンスタントデータなどを格納する固定メモ
リである。RAM24は、入力データのバッファメモ
リ,アプリ制御用CPU30の作業用メモリ,認識結果
や採点結果等の一時記憶メモリなどに使用されるメモリ
である。
【0066】OCR部25は、スキャナ部100で読み
取った画像データから、答案用紙に印刷されている問題
の文字や回答欄などの罫線、受験者番号(受験者N
o.)や回答の手書きされた文字,記号又はマークを認
識するが、その認識した文字等を辞書検索部27によっ
て辞書部28内の単語等を検索して照合する。辞書部2
8は単語等を記憶しており、新規の語句の登録/変更も
可能である。
【0067】バーコード認識部26は、スキャナ部10
0で読み取った画像データから、ページ識別用情報や問
題番号等を示すバーコード、あるいは個々の問題に対す
る正解を示すバーコード等のバーコードを認識する。不
揮発性メモリ29は、EEPROMやバッテリでバック
アップされたRAM等であり、画像処理装置1のメンテ
ナンス情報や各種のモード設定情報を記憶しておく。ま
た、必要に応じてその他の情報を記憶しておくこともで
きる。
【0068】音声出力装置36は、ユーザに誤操作の警
報音又は操作ガイダンスのメッセージ音声等を出力する
ブザー又はスピーカである。タイマ37は時計機能を有
し、時間計測を行なってアプリ制御用CPU30が定期
的に必要なタイマインタラプト信号等を発生する。問題
用紙データメモリ38は、スキャナ部100が読み取っ
た画像データのうちの答案用紙に描写されている問題デ
ータを記憶するRAM又は不揮発性メモリである。
【0069】データ記憶部39は、問題データや正解デ
ータと配点データ,注釈データ,採点パターン(○,
×,△等),及び管理データなどを記憶するRAM又は
不揮発性メモリである。解答データメモリ40は、スキ
ャナ部100で読み取った画像データから、回答用紙に
バーコード等で印刷されている正解情報を認識した場合
に、その正解情報情を格納するRAM又は不揮発性メモ
リである。
【0070】画像メモリ41は、スキャナ部100で読
み取った画像データ(必要に応じて画像処理部21で画
像処理を施す)あるいはプリンタ部200へ出力すべき
画像データ(ビデオデータ)を記憶・登録するRAM又
は不揮発性メモリである。採点処理部42は、回答用紙
の採点に係る処理を行なうが、その詳細は後述する。
【0071】画像情報ページ識別メモリ50は、RA
M,不揮発性メモリなどで構成され、問題登録,問題作
成,採点,採点結果の印刷等において、登録あるいは参
照する問題用紙,正解(模範解答)用紙,又は回答用紙
(採点用紙)のページ識別情報を記憶しておく。その詳
細については後述する。
【0072】コピーI/F43は、アプリ制御用CPU
30の制御によって、デジタル複写機2へ各種コマンド
を送ったり、アプリケーション部3からその状態を示す
応答データを受信したり、ビデオ信号線,制御信号線を
通してデジタル複写機2との間で画像データのやりとり
を行なったりするRS232C等の双方向I/Fであ
る。
【0073】操作パネルI/F44は、アプリ制御用C
PU30の制御により、操作パネル10へ表示データを
送ったり、操作パネル10からキー操作信号を受信した
りするRS232C等の双方向I/Fである。外部メモ
リI/F45は、アプリ制御用CPU30の制御によ
り、外部記憶装置6との間でデータの送受信(通信)を
行なうSCSII/Fである。
【0074】FAXI/F46は回線制御部(NCU)
等からなり、アプリ制御用CPU30の制御により、外
部の画像処理装置5(図3参照)との間でデータの送受
信を行なう。ホストI/F47は、ホスト7(図3参
照)との間でデータの送受信を行なうセントロニクスI
/F,RS232C,RS422,あるいはインサーネ
ット等のI/Fである。
【0075】ICカードI/F48は、JEIDA準拠
のICカード33(図8参照)を着脱自在に装着するた
めのI/Fである。拡張ボードI/F49は、この画像
処理装置1にこの発明に関わる採点機能とは別の新たな
機能を持たせるアプリケーションプログラムが格納され
た拡張ボードを着脱自在に装着するためのI/Fであ
る。
【0076】ここで、この実施例の画像処理装置によっ
て、問題登録,問題印刷,回答用紙採点の各処理を行な
う場合の操作手順を簡単に説明する。
【0077】[問題を登録する場合] 1.登録する問題を記載した用紙(原稿)をページ順に揃
えて図9のADF102にセットする。 2.図11の登録キー15を押す(登録モードに入
る)。 3.図11のテンキー19により登録番号を指定する。 4.図11のスタートキー18を押してスキャナ部10
0により原稿の各ページの画像(問題の画像)を順次読
み込ませる。 5.ADF102にセットした全ての原稿の読み込みが
終了したら、図11の登録キー15を再度押して登録モ
ードを解除する(登録キーは1回押すと登録モードに入
り、2回目に押されると登録モードを抜ける)。
【0078】[問題を印刷する場合] 1.図11の出題キー14を押して出題モードに入る。 2.問題の印刷部数を図11のテンキー19で入力す
る。 3.出題する問題の登録番号を図11のテンキー19で
入力する。 4.図11のスタートキー18を押すと問題の印刷を開
始する。
【0079】[回答用紙を採点する場合] 1.ADF102に採点する回答用紙をページ順を揃え
てセットする。 2.図11の採点キー11を押して採点モードに入る。 3.図11のスタートキー18を押すとADF102か
ら回答用紙を順次給紙し、 スキャナ100でその画像
情報を読み取って採点を実施する。
【0080】図1の機能ブロック図における原稿ページ
識別手段Fは、画像読取手段Aであるスキャナ部100
で読み取る原稿のページを識別するものであり、問題を
登録する場合及び回答用紙を採点する場合に動作する。
問題登録時においては、ADF102,スキャナ部10
0,コピー制御用CPU20が主としてこの原稿ページ
識別手段Fとして機能する。
【0081】問題登録時における原稿ページ識別手段F
の動作フローを図13に示す。この図13の処理がスタ
ートすると、まずADF102に原稿(問題原稿)Dが
セットされているか否かを、ADFに設けられている原
稿セット検知センサからの信号によってチェックする。
原稿がセットされていなければ処理を終了するが、セッ
トされていれば、ADF102にセットされている原稿
をスキャナ部の読取位置に給紙する。
【0082】そして、ADF102で原稿のページを更
新するごと(原稿の給紙時又は原稿の裏返し処理をした
時)にコピー制御部がセットしている原稿のページ情報
(給紙した原稿のページ、表面/裏面の情報)をアプリ
ケーション部3に応答データにより通知する。次いで、
読取位置にある原稿の画像をスキャナ部100で読み取
り、その読み取った画像情報をアプリケーション部3へ
転送する。
【0083】その後、操作パネル10の印刷指定情報を
認識し、両面キー129の操作によって両面原稿の指定
がされているか否かをチェックする。そして、片面原稿
の場合は、読み取りを終了した原稿を排紙して、原稿が
セットされているか否かの判断へ戻る。両面原稿が指定
されている場合は、原稿の表面を読み取ったのか否かを
チェックし、表面であった場合は裏面の読み取りのため
に原稿を裏返し、原稿のページ情報を通知する処理に戻
る。裏面であった場合は、読み取りを終了した原稿を排
紙して、原稿がセットされているか否かの判断へ戻る。
以上の動作をADF102にセットされている原稿がな
くなるまで実施する。
【0084】図14に、問題登録時における原稿ページ
識別手段Fの図13の方法とは少し違った処理の動作フ
ローを示す。図13と図14との違いは原稿の両面/片
面の指定条件の入力手段だけである。図13の場合は、
両面原稿か否かがチェックされる両面/片面の指定は、
操作パネル10の両面キー129入力で行なうが、図1
4の場合には、ユーザが原稿に両面/片面を示す情報を
記入しておいて、その情報を読取画像情報から印刷指定
情報として認識することにより行なう。
【0085】この図14の処理によって原稿ページ識別
を行なう場合は、図12の画像メモリ41及びバーコー
ド認識部26も、原稿ページ識別手段Fの構成要素とし
て機能する。例えば、図14における原稿上の印刷指定
情報を認識する処理は、アプリケーション部3の画像メ
モリ41に転送された原稿の画像データの中から、両面
/片面の情報をバーコードで表わしている印刷指定情報
をバーコード認識部26を使って認識することによって
行なう。
【0086】回答用紙採点の時は、主として図12にお
けるADF102,スキャナ部100,コピー制御用C
PU20,画像情報ページ識別メモリ50,データ記憶
部39,バーコード認識部26が原稿ページ識別手段F
として機能する。図15は回答用紙採点時の原稿ページ
識別手段Fの動作フローである。その大部分の処理は図
13と同様であるが、両面原稿か否かをチェックするた
めに原稿上のページID情報を認識することと、ユーザ
の採点指定情報を認識する処理は、アプリケーション部
3が行なう。
【0087】アプリケーション部3は、デジタル複写機
2から転送された原稿の画像情報を画像メモリ41に記
憶しておき、その画像情報の中からバーコードで表わさ
れているページID情報を、バーコード認識部26を使
って認識する。ページID情報については後述する。ペ
ージID情報を認識することにより、この原稿が片面の
み印刷されたものか、両面印刷されたものか、また、何
ページ目かを知ることができる。
【0088】図1等における画像読取手段Aは、主とし
てADF付のスキャナ部100であるが、そのスキャナ
部100で読み取った画像データをアプリケーション部
3に転送するために、図12に示したコピー制御用CP
U20,画像処理部21、及びアプリケーションI/F
22も画像読取手段Aに一部含まれる。
【0089】画像情報ページ識別手段Gは、主として図
12に示した画像情報ページ識別メモリ50のことであ
る。問題の登録時においては、原稿ページ識別手段によ
り通知されるページ情報を受け取り、そのページの画像
情報(画像メモリ41に記憶・登録される)と対応づけ
て記憶・登録している。
【0090】図16にこの画像情報ページ識別手段Gの
処理フローを示す。まず、原稿ページ識別手段Fから通
知されてくる原稿のページ情報を受け取る。そして、そ
の受け取ったページ情報を画像情報,問題情報と関連づ
けるように処理をしページ識別情報として、画像情報ペ
ージ識別メモリに50に登録する。さらに、その登録し
たページ識別情報が示す画像情報の記憶領域に問題の画
像情報を記憶する。
【0091】画像記憶手段Bは、原稿の画像データを記
憶する画像メモリ41である。問題用紙データ登録手段
Dは、問題登録時に指定する問題の登録番号の指定手
段、および登録した問題番号と問題を印刷させるための
情報を記憶させるメモリであり、図12のデータ記憶部
39などで構成されている。
【0092】問題番号(No.)は、この実施例では1回
の問題登録ごとに割り付けられる。従って問題文の長さ
等の条件によって1回の登録で1問の時もあり得るし、
複数問がまとまって登録されることもあり得る。その指
定手段としては、操作パネル10、またはホストからの
コマンド、あるいは問題登録用のデータが印字されてい
る紙などがある。問題を印刷させるための情報として
は、その問題登録時の画像情報ページ識別メモリ50の
テーブルへのポインタなどがある。
【0093】画像出力手段Cは、画像データを印刷する
プリンタ部200である。ページ識別画像出力手段H
は、図12のデータ記憶部39、画像情報ページ識別メ
モリ50などで構成される。このページ識別画像出力手
段Hは、印刷すべき問題のページ数だけ画像出力手段C
に印刷させること、画像出力手段Cにユーザに指定され
た両面/片面の印刷条件を指定すること、画像出力手段
Cが印刷する各々のページにページID情報を作成して
描画させること、の各機能を持っている。
【0094】この実施例ではページID情報は、バーコ
ードにして描画する。バーコードの描画は、アプリ制御
用CPU30がROM23内のバーコード描画プログラ
ムを実行することによって描画するが、バーコード描画
用の装置を用いてもよい。図17及び図18にページ識
別画像出力手段Hの動作フローを示す。図17の処理を
開始すると、まずユーザが設定した片面/両面の印刷条
件を印刷条件設定手段(操作パネル10、図8のホスト
からのコマンド、印刷条件設定用紙(印刷条件を書いた
紙)などから読み取る。
【0095】次に印刷すべきページ数を、図12のデー
タ記憶部39や画像情報ページ識別メモリ50を参照す
ることにより求める。そして、印刷すべきページをチェ
ックして、印刷すべきページ(残ページ)があるかどう
か判断する。なければ処理を終了するが、あればこれか
ら印刷すべき1ページに付加するためのページID情報
を作成する。
【0096】ページID情報には、図24乃至26に示
すような情報が必要なので、指定された印刷モードや一
組の問題としての通し番号(ページ)情報などを該当す
るコードデータ(使用するバーコードで表わせる数字や
文字のコードデータ)に変換して、ページID情報描画
のために記憶しておく。
【0097】そして、このページの印刷に使用する画像
メモリ41内の画像データのアドレスを画像情報ページ
識別メモリ50を参照して求め、このアドレスなどを基
に先に求めたページID情報を印刷すべき画像メモリ4
1にバーコードとして描画する。その後、ページID情
報を描画してある画像データをアプリケーション部3か
らデジタル複写機2へ転送して、このページの印刷を行
なう。次いで、印刷条件が両面印刷か片面印刷かのチェ
ックをする。両面印刷の場合、表面印刷か裏面印刷かの
チェックをする。
【0098】そして、表の面に印刷した後であれば、表
の面に印刷終了した紙を裏返して裏面の印刷用にこの用
紙を再給紙する。このときこの1ページ分の印刷が終了
したことをカウントし、最終ページか否かを判断して、
最終ページでなければページID情報を作成する処理へ
戻り、印刷すべきページがなくなるまでこの処理を繰り
返す。両面印刷でないとき、両面印刷の裏面に印刷した
とき、及び最終ページを印刷したときには、印刷終了し
た紙を排紙し、このページ(1ページ分)が終了したこ
とをカウントして、残ページありか否かの判断に戻る。
【0099】図17と図18の違いは片面/両面を検知
する処理をどこで行なうかが異なっているが、これは全
ページ共通に両面/片面の処理を行なう(図17)か、
1ページごとに両面/片面の設定ができるようにする
(図18)の2つの例を示している。
【0100】問題用紙出力指示手段Eは、問題用紙の印
刷をユーザが指定するためのもので、操作パネル10、
またはホスト7からのコマンドによる指定を実現するた
めのホストI/F47、または問題用紙印刷指定用のデ
ータが印字されている紙による印刷の指定を実現するた
めのスキャナ部100,OCR部25,バーコード認識
部26などで構成されている。
【0101】図27はページ認識情報について説明して
いる。(a)は、問題の登録番号によって出題する問題
情報及びページ認識情報を検索するための問題登録No.
テーブルである。このテーブルは1人当たり1回のテス
トで使用する問題の登録番号ごとに管理している。図2
7の(b)は、問題登録No.テーブルで管理している問
題登録No.に対応する問題情報を管理するための問題
情報テーブルである。(c)は、問題登録No.に対応
するページ識別情報を管理するためのページ識別情報テ
ーブルである。
【0102】図28の(a)は、問題情報テーブルで管
理されている問題情報がもつデータの種類を示してお
り、1人あたりの1回のテストで出題する何個かの問題
全体に関する情報であり、(b)はその問題情報に含ま
れている1題ごとの問題に対する情報の内容を示してい
る。
【0103】図28の(c)はページ識別情報テーブル
で管理されるページ識別情報がもつデータの内容を示し
ている。1人あたり1回のテスト用に印刷すべき問題用
紙のページ数、両面/片面で登録されたかどうか等を示
す制御情報、(d)に示す各々のページごとの情報が記
憶されている。(d)の1ページごとの情報は、そのペ
ージを描画するための画像データの情報(アドレス、ビ
ットマップの幅,高さ,解像度など)および両面/片
面,表面/裏面,排紙トレイなどの制御情報、およびそ
のページ用のページID情報の記憶・更新ができるよう
になっている。
【0104】図24は、ページID情報の一例を示した
ものであり、バーコード部はバーコードで描画し、文字
部は文字で描画する。本例ではバーコード部と文字部の
両方を持っている例を示したが、バーコード部のみある
いは文字部のみでもよい。この例では、バーコード部に
はページ識別情報と問題情報部があり、文字部にはユー
ザ情報がある。ページ識別情報には、何ページ目、両面
/片面,何部目かを示す情報を有し、問題情報部は問題
登録番号を、ユーザ情報はユーザ名を示す情報を有す
る。
【0105】図25はバーコード部の情報の一例を示
し、3ページ目,両面,32部,問題登録番号が43で
あることを示している。図26は文字部の情報の一例を
示し、ユーザ名が「ABC」,問題登録番号が43,3
ページを示している。
【0106】図29は、採点指定情報として回答位置指
定情報を用いる場合の問題用紙の例を示しており、
(a)は表面,(b)は裏面を示す。図30は、この問
題用紙に回答を記入した回答用紙の例であり、(a)は
表面,(b)は裏面を示す。
【0107】この回答用紙の表面の回答欄の最後の行に
採点指定情報すなわち回答位置指定情報として「うら
へ」と書かれており、この実施例の画像処理装置は図4
に示した回答位置指定情報認識手段Sを備えており、こ
の回答用紙の表面の画像情報をスキャナ部100で読み
取った際に、その画像情報からこの「うらへ」と書かれ
ていることを認識し、それによってADF102にその
回答用紙を反転させてスキャナ部100によって裏面の
画像情報も読み取って採点処理を行なうようにする。
【0108】以下、この本発明による画像処理装置の操
作とその動作について説明する。 1)問題を登録する場合の操作と動作を図19に示す。
まず、ユーザがADF102に登録する問題の原稿をセ
ットする。そして、図11の登録キー15をユーザが押
して登録モードにする。この画像処理装置は操作パネル
10の登録キー15が押されたことを検知して問題登録
モードに入る。問題登録モードは、これから読み込む原
稿を登録用の問題として処理する。
【0109】なお、この例では操作パネルのキー操作に
よって登録モードに入るようにしたが、ホストからのコ
マンドにより、あるいは問題登録用のデータが描画され
た紙を原稿の始めに読み込ませることにより登録モード
に入るようにしてもよい。ついで登録する問題の登録番
号や紙サイズ,両面/片面の指定などの登録条件を図1
1に示した操作パネル10のテンキー19,用紙選択キ
ー121,両面キー129により入力する。この例では
登録条件の入力は操作パネル10のキー操作により実施
するようにしたが、ホストからのコマンドにより、ある
いは登録条件設定用のデータが描画された紙を原稿の始
めに読み込ませることにより、登録条件を入力するよう
にしてもよい。
【0110】そして、操作パネル10のスタートキー1
8をユーザが押すと、ADF102が起動してスキャナ
部100による原稿の読み取りが開始する。すなわち、
この装置はスタートキー18が押されたことをアプリケ
ーション部3が検知すると、ADF102を含むスキャ
ナ部100などを動作させて原稿の読み取り動作を開始
する。
【0111】その際、ADFに読み込むべき原稿がある
かないかチェックする。あれば原稿を1枚給紙してその
原稿の画像情報を読み取る。その読取処理は既に図13
及び図14によって説明した。そして、登録処理を行な
うが、これは図16によって既に説明したが、アプリケ
ーション部3が読み取った画像情報の認識,ページ識
別,問題データとしての登録などの処理を行なう。
【0112】以上の処理を読み込むべき原稿がなくなる
まで繰り返す。読み込むべき原稿がなくなったら、操作
パネル10の表示部であるLCD34に、読み込むべき
原稿の読み込みが終了したことをユーザが分かるように
表示させる。それによって、ユーザは読み込むべき原稿
の読み込みが終了したから、図11の登録キー15を再
度押して登録モードを解除させる。
【0113】アプリケーション部は登録モードにおいて
登録キー15が押されたことを検知したら、登録モード
を解除する。この例では、登録モードの解除を操作パネ
ルにより指定するが、ホストからのコマンド、または最
初に登録すべき原稿のページ数などのデータを記入した
紙を読み込ませてその指示に従って動作させる、または
原稿の最後だという情報のデータが記入された紙を原稿
の最後に読み込ませるようにしておいてもよい。上述の
動作で原稿のページを識別しての問題登録を実現でき
る。
【0114】2)問題を印刷する場合の操作と動作を図
20のフローを用いて説明する。ユーザが図11の出題
キー14を押して問題印刷モードにする。アプリケーシ
ョン部3は操作パネル10の出題キー14が押されたこ
とを検知すると問題印刷モードに入る。ついで問題の印
刷部数,印刷する問題の登録番号,紙サイズ,両面/片
面の指定,拡大/縮小などの印刷条件を、図11のテン
キー19,用紙選択キー121,両面キー129,縮小
キー125,拡大キー126,ズームキー127等でユ
ーザが入力する。
【0115】この例では、印刷条件の入力は操作パネル
10のキー操作により行なうようにしたが、ホストから
のコマンドにより、あるいは印刷条件設定用のデータが
描画された紙を読み込ませることにより入力するように
してもよい。そして、ユーザが操作パネル10のスター
トキー18を押して印刷スタートを指示すると、問題の
印刷が開始する。すなわち、アプリケーション部は問題
印刷モードにおいてスタートキーが押されると、問題の
印刷を指定された部数印刷する処理を開始する。
【0116】次に、アプリケーション部で印刷すべき一
人当りの問題用紙のページ数を求め、入力された印刷部
数,両面/片面の指定に従って全部の印刷枚数を算出す
る。そして、印刷すべきページ(残ページ)があるかど
うかのチェックをする。あれば、その問題用紙に描画す
るページID情報を作成する。ページID情報は、一人
当たりの問題用紙としてのページ情報と、印刷部数の何
部目かの情報などを持っているので、一人当たりの複数
の問題用紙の中で回答者が名前を記入するのは1枚だけ
でも、採点時において、他のページは何部目の問題用紙
かを認識することにより、どの回答者のものかを識別可
能である。
【0117】そして、ページID情報及び問題の印刷を
行ない、両面/片面などの印刷条件に応じてページ更新
の処理を行なう。この印刷の処理については、図17及
び図18によって既に説明したとうりである。複数の部
数を印刷するときのページの印刷順序は、問題の1ペー
ジ目を印刷設定枚数だけ印刷した後、問題の2ページ目
を印刷設定枚数だけ印刷し、以後、同様に問題の3ペー
ジ目を印刷設定枚数だけ印刷、問題のnページ目を印刷
設定枚数だけ印刷する順番、あるいは、問題の1ページ
目を1枚、2ページ目を1枚,……,nページ目を1枚
と印刷し、これを印刷設定枚数分繰り返す方法の2通り
を選択的に指定することも、ページの印刷順序を制御す
ることにより可能である。
【0118】印刷すべき問題用紙を全て印刷終了する
と、問題印刷モードを自動的に解除する。以上のように
して、問題のページを認識して問題用紙を印刷すると共
に印刷した問題用紙にそのときの印刷設定条件を表わし
た情報(本例ではページID情報)を印刷することが可
能である。
【0119】3)回答用紙を採点する場合の操作と動作
を図21を用いて説明する。ユーザがADF102に原
稿(回答用紙)をセットし、操作パネル10の採点キー
11を押して採点モードにする。アプリケーション部3
は採点キー11が押されたことを検知すると採点モード
に入る。そこで、合格/不合格点基準の設定,排紙トレ
イの設定,正解及び解説情報を付加するか否かなどの採
点条件を、操作パネル10のモード選択キー124,テ
ンキー19,排紙トレイ選択キー123を操作して入力
する。
【0120】そして、操作パネル10のスタートキー1
8を押して採点処理開始を指示すると、採点処理がスタ
ートする。アプリケーション部3は採点モードにおいて
スタートキー18が押されたことを検知すると、採点条
件を考慮して採点処理をスタートし、読み込むべき回答
用紙(残原稿)がADF102にあるかどうかチェック
する。あれば原稿の画像データを読み取る。
【0121】そして、読み取った画像データからページ
識別ID情報を認識し、画像データにユーザが記入した
採点指定情報(回答位置指定情報)があるかどうかチェ
ックし、あればそれを認識する。ついで採点処理を実行
し、問題情報と回答情報を認識して、その問題の正解情
報と回答情報とを比較することにより採点を行なう。ペ
ージ識別ID情報,ユーザが記入した採点指定情報,両
面/片面の指定に従って、回答用紙の両面/片面読み込
み処理を行なう。
【0122】また、ページID情報による回答用紙の管
理も行なうことが可能である。すなわち、回答用紙がバ
ラバラに読み込まれた時、つながりのあるページを見つ
けて採点することができる。何部目の問題用紙かの情報
や回答者No.を認識することによりそれを実現でき
る。その採点結果を操作パネル10のLCD34に表示
する。そして、採点結果を印刷するかどうかを判断する
この例では、操作パネル10のモード選択キー124と
テンキー19の組合せ操作により採点結果を印刷するモ
ードと印刷しないモードを設定可能である。
【0123】また、採点結果を印刷する場合、スキャナ
部100で読み取った回答用紙を図9の原稿搬送路22
8へ送り込んで、作像部へ再給紙することにより回答用
紙に採点結果を直接印刷するか、新規な用紙に印刷する
かの指定も可能である。そして、設定された印刷条件に
伴って採点結果の印刷を行なう。その際、新規な用紙に
回答用紙の画像データと採点結果の画像データとを合成
して印刷することも可能である。
【0124】採点がすべて終った時、採点モードを自動
的に解除する。この例では操作パネル10のキー操作に
より設定,入力,起動したものは、ホスト7からのコマ
ンド、または設定用のデータが描画された紙を読み込む
ことにより設定,入力することも可能である。
【0125】図22も同じく回答用紙採点時の操作及び
動作フローである。このフローでは、回答用紙をすべて
アプリケーション部3内に記憶してから、採点を行な
う。このため必要なメモリ量は図21のフローの場合に
比べ大きくなるが、採点処理のためADF102などを
待たせる時間は短くなる、また採点処理はいつでもでき
ることになり、この画像処理装置が採点処理中のために
他の用途での使用を待たせる時間は短くなる。以上のよ
うにして回答用紙の各ページを識別して採点することが
実現できる。この採点結果は、表示及び印刷するだけで
なく、ホストコンピュータ等の外部装置へ送信すること
も可能である。
【0126】図23も回答用紙採点時のフロー図であ
り、これは画像処理装置の動作で表わしている。この例
は、図30に示したように採点指定情報として採点位置
指定情報を有する回答用紙を採点できるようにしたもの
である。ADF102に回答用紙がセットされているこ
とを検知し、操作パネル10の採点キー11が押される
と採点モードに移行する。そして、スタートキー18が
押されることによる採点のスタート指示を検知すると、
スキャナ部100によって回答用紙の画像情報を読み込
む。
【0127】次いで、その画像情報の中から回答情報を
認識して採点処理を行なう。さらに、採点指定情報(こ
の場合は回答位置指定情報)を認識し、それが裏面に回
答が描画されていることを示しているか否かをチェック
する。その結果、裏面に回答がないと判断すればそのま
ま処理を終了するが、有ると判断した場合は、回答用紙
の裏返し処理を行なって裏面の画像情報を読み込み、回
答情報の認識及び採点処理を行なった後処理を終了す
る。
【0128】したがって、図30の(a)に示すような
回答用紙の表面の画像情報を読み込んで採点処理を行な
ったとき、回答欄の画像情報の最後の行に採点指定情報
(回答位置指定情報)である「うらへ」があるので、こ
れをOCR部25によって認識すると、この回答用紙を
反転させて同図(b)に示す裏面の画像情報を読み込
み、その回答情報を認識して採点処理を行なう。このよ
うにすれば、受験者は回答用紙の回答欄に回答を書きき
れなかった場合でも、裏面に回答の続きを書いて採点し
てもらうことができる。
【0129】また、回答位置指定情報を「べっし」ある
いは「2まいめ」として、別の用紙に回答の続きを書い
ても採点可能にすることもできる。これらの場合に記載
する採点指定情報(回答位置指定情報)は、特定のマー
クや記号で表わしてもよいし、回答欄とは別にそのチェ
ック欄を設けてもよい。あるいは、回答欄に全部記載さ
れている場合は、これらの回答位置指定情報がなくても
裏面の画像情報の読み込みを行なうようにしてもよい。
【0130】図31は、別の回答用紙の一例であり、こ
の回答用紙70は、問題欄72と回答欄74,受験者番
号欄73,バーコードによるページID情報71等が印
刷された問題用紙に、受験者の番号と氏名、及び回答欄
74の1〜8に回答の記号がカタカナで記入されたもの
である。
【0131】このような回答用紙を読み込んで採点した
結果を、回答用紙70の読取画像(画像メモリ41に記
憶している)と合成して新規な用紙に画像形成して出力
すると、図32に示すような採点用紙80を出力するこ
とができる。すなわち、回答用紙と同じ画像を印刷する
と共に、その回答欄の各回答に対して、合っている回答
には○、間違っている回答には×のマーク84を印刷
し、得点欄には得点85を印刷する。その他に、間違っ
ている回答に対しては正解や解説情報も印刷するように
してもよい。
【0132】この採点結果を回答用紙の画像とは異なる
色(例えば回答用紙の画像を黒で、採点情報を朱色)で
印刷すれば、先生が手で採点したのに近い採点用紙にな
り、受験者に渡して見直させるのに分かり易いものとな
る。また、新規な用紙を使用せずに、回答用紙自体の画
像に重ねて採点結果を朱色等の異なる色で印刷するよう
にしても、同様な採点用紙を得ることができ、受験者に
とっては自分で書いた回答用紙に直接採点して返される
ことになるので、好ましい。しかも余分な紙を使用せず
に済むので、省資源上も好ましい。
【0133】以上説明した実施例では、デジタル複写機
に問題作成機能と採点機能を持たせるためのアプリケー
ション部を組み込んだ、図5に示した機能を持つ画像処
理装置について説明したが、これを問題用紙作成・採点
システムとして構成してもよいし、図1及び図2に示し
たように問題作成機能のみを有するようにしてもよい
し、図3及び図4に示したように採点機能のみを有する
ようにしてもよい。さらに、それらを組み合わせて図6
に示したような問題用紙作成・採点システムを構成する
こともできる。
【0134】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る問題用紙作成機能を有する画像処理装置、あるいは問
題用紙作成・採点システムによれば、1人当たりの1回
のテストで出題する問題が複数のページに亘る場合で
も、その問題を簡単に登録し、必要に応じて随時紙に画
像形成(印刷)して問題用紙として出力させることがで
きる。また、この発明による採点機能を有する画像形成
装置、あるいは問題用紙作成・採点システムによれば、
1人当たりの1回のテストで出題する問題が複数のペー
ジに亘る場合の回答用紙でも、簡単且つ確実に自動採点
処理を行なうことができる。
【0135】さらに、問題用紙作成時にページ識別用情
報を付加するようにすれば、その問題用紙に回答が記入
された回答用紙を採点する際に、そのページ識別用情報
を認識して、採点すべき回答用紙が両面か片面か、何ペ
ージ目の用紙か等の情報が予め判るので原稿を読み込む
ときADFの余分な裏面読みとりを処理しなくて済み、
採点のスピードアップを計ることができる。請求項4
【0136】また、回答用紙の回答欄に回答を書ききれ
ない場合、他の場所に回答をかくことを指定でき、採点
時にはその指定情報に基づいて書ききれなかった回答を
認識して採点できるので、必ずしも回答欄に拘束されず
に回答を書くことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明による問題用紙作成機能を有す
る画像処理装置の機能ブロック図である。
【図2】請求項2の発明による問題用紙作成機能を有す
る画像処理装置の機能ブロック図である。
【図3】請求項3の発明による採点機能を有する画像処
理装置の機能ブロック図である。
【図4】請求項4の発明による採点機能を有する画像処
理装置の機能ブロック図である。
【図5】請求項5の発明による問題作成・採点システム
の機能ブロック図である。
【図6】請求項6の発明による問題作成・採点システム
のシステム構成図である。
【図7】この発明の一実施例である画像処理装置の基本
構成を示すブロック図である。
【図8】同じくそれをさらに具体的に示すブロック図で
ある。
【図9】図7及び図8におけるデジタル複写機2の機構
部の構成例を示す図である。
【図10】同じくそのプリンタ部200の感光体ドラム
回りの画像形成作用を示す拡大説明図である。
【図11】同じくこのデジタル複写機2の操作部の一例
を示す平面図である。
【図12】図3に示した画像処理装置1におけるデジタ
ル複写機2及びアプリケーション部3のデータ処理及び
制御系の構成を示すブロック図である。
【図13】この実施例による問題登録時の原稿ページ識
別手段の動作フロー図である。
【図14】同じくその一部が異なる動作フロー図であ
る。
【図15】この実施例による回答用紙採点時の原稿ペー
ジ識別手段の動作フロー図である。
【図16】この実施例による画像情報ページ識別手段に
よる登録処理のフロー図である。
【図17】この実施例によるページ識別画像出力手段の
動作フロー図である。
【図18】同じくその一部が異なる動作フロー図であ
る。
【図19】この実施例による問題登録時の操作及び動作
のフロー図である。
【図20】同じく問題印刷時の操作及び動作のフロー図
である。
【図21】同じく回答用紙採点時の操作及び動作のフロ
ー図である。
【図22】同じく回答用紙採点時の異なる操作及び動作
のフロー図である。
【図23】同じく回答用紙採点時のさらに異なる動作の
フロー図である。
【図24】ページID情報の形式の一例を示す説明図で
ある。
【図25】図24におけるバーコード部のデータ例を示
す説明図である。
【図26】図24における文字部のデータ例を示す説明
図である。
【図27】この実施例で使用する問題登録No.テーブ
ルに関する説明図である。
【図28】図27における問題情報テーブルの問題内容
及びページ識別情報テーブルのページ識別情報の内容を
示す説明図である。
【図29】この実施例で作成される問題用紙の表面及び
裏面の一例を示す説明図である。
【図30】同じく図29の問題用紙に回答を記入した回
答用紙の表面及び裏面の一例を示す説明図である。
【図31】回答用紙の他の例を示す説明図である。
【図32】同じくその採点結果を出力する採点用紙の一
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,5:画像処理装置 2:デジタル複写機 3:アプリケーション部 4:ケーブル部 6:外部記憶装置 7:ホスト 10:操作パネル 11:採点キー 12:グラフキー 13:表キー 14:出題キー 15:登録キー 16:印刷キー 17:登録No.キー 18:スタートキー 19:テンキー 20:コピー制御用CPU 21:画像処理部 23:ROM 24:RAM 25:OCR部 26:バーコード認識部 30:アプリ制御用CPU 31:アプリ制御部 32:アプリベースボード 33:ICカード 34:LCD 38:問題用紙データメモリ 39:データ記憶部 40:解答データメモリ 41:画像メモリ 42:採点処理部 50:画像情報ページ識別メモリ 100:ADF付スキャナ(スキャナ部) 102:自動原稿送り装置(ADF) 106:CCDイメージセンサ 200:レーザプリンタ(プリンタ部) 223:レーザダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00 // G06F 17/00 G06F 15/62 410 Z 15/20 102

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取った画像情報を記憶する画像記憶
    手段と、該画像記憶手段に記憶された画像情報を用紙上
    に画像形成して出力する画像出力手段とを備えた画像処
    理装置において、 前記画像読取手段によって読み取った画像情報を問題用
    紙の画像情報として前記画像記憶手段に登録する際に、
    その問題用紙の登録番号等の問題用紙データを登録する
    問題用紙データ登録手段と、 前記画像記憶手段に登録された問題用紙の画像情報を前
    記画像出力手段によって用紙上に画像形成して出力させ
    る問題用紙出力指示手段と、 前記画像読取手段において読み取った原稿のページを識
    別する原稿ページ識別手段と、 該原稿ページ識別手段で識別したページとそのページの
    画像情報とを対応づけて前記画像記憶手段に記憶させる
    画像情報ページ識別手段と、 前記画像記憶手段にページごとに分けて記憶されている
    画像情報をページ指定して前記画像出力手段に出力させ
    るページ識別画像出力手段とを設けたことを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記問題用紙を出力する際に、出力する問題用紙のペー
    ジ番号,部数,または両面/片面の区別等のページ識別
    用情報を検知するページ識別用情報検知手段と、 該手
    段によって検知したページ識別用情報をバーコード等の
    画像情報に変換する変換手段と、 該変換手段により変換されたページ識別用画像情報を出
    力するページの問題用紙の画像情報に書き加えるページ
    識別用画像情報描画手段とを設けたことを特徴とする画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取った画像情報を記憶する画像記憶
    手段と、該画像記憶手段に記憶された画像情報を用紙上
    に画像形成して出力する画像出力手段とを備えた画像処
    理装置において、 前記画像読取手段によって読み取った原稿の画像情報か
    ら該原稿上の出題された問題を認識する問題認識手段、
    及び前記画像情報から出題された問題に対する回答情報
    を認識する回答認識手段と、 出題される問題に対する正解情報を保持する正解情報保
    持手段と、 前記回答認識手段が認識した回答情報と前記問題認識手
    段が認識した問題に対して前記正解情報保持手段が保持
    している正解情報とを各問題ごとに比較して回答の正否
    を判断する採点手段と、 該採点手段による採点結果を出力する採点結果出力手段
    と、 前記画像読取手段によって読み取った原稿の画像情報か
    らページ識別用情報を認識するページ識別用情報認識手
    段と、 該手段によって認識した情報に基づいて前記画像読取手
    段の原稿読取モードを変更設定する原稿読取モード設定
    手段とを設けたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理装置において、 前記画像読取手段によって読み取った原稿の画像情報か
    ら該原稿上の回答位置指定情報を認識する回答位置指定
    情報認識手段を有し、 前記回答認識手段が、前記回答位置指定情報認識手段の
    認識結果に基づいて指定された回答位置の画像情報から
    回答情報を認識する手段であることを特徴とする画像処
    理装置。
  5. 【請求項5】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取った画像情報を記憶する画像記憶
    手段と、該画像記憶手段に記憶された画像情報を用紙上
    に画像形成して出力する画像出力手段とを備え、 前記画像読取手段によって読み取った画像情報を問題用
    紙の画像情報として前記画像記憶手段に登録する際に、
    その問題用紙の登録番号等の問題用紙データを登録する
    問題用紙データ登録手段と、 前記画像記憶手段に登録された問題用紙の画像情報を前
    記画像出力手段によって用紙上に画像形成して出力させ
    る問題用紙出力指示手段と、 前記画像読取手段において読み取った原稿のページを識
    別する原稿ページ識別手段と、 該原稿ページ識別手段で識別したページとそのページの
    画像情報とを対応づけて前記画像記憶手段に記憶させる
    画像情報ページ識別手段と、 前記画像記憶手段にページごとに分けて記憶されている
    画像情報をページ指定して前記画像出力手段に出力させ
    るページ識別画像出力手段と、 前記問題用紙を出力する際に、出力する問題用紙のペー
    ジ番号,部数,または両面/片面の区別等のページ識別
    用情報を検知するページ識別用情報検知手段と、 該手
    段によって検知したページ識別用情報をバーコード等の
    画像情報に変換する変換手段と、 該変換手段により変換されたページ識別用画像情報を出
    力するページの問題用紙の画像情報に書き加えるページ
    識別用画像情報描画手段とを有する問題用紙作成部と、 前記画像読取手段によって読み取った原稿の画像情報か
    ら該原稿上の出題された問題を認識する問題認識手段、
    及び前記画像情報から出題された問題に対する回答情報
    を認識する回答認識手段と、 前記問題用紙作成部が出題する問題に対する正解情報を
    保持する正解情報保持手段と、 前記回答認識手段が認識した回答情報と前記問題認識手
    段が認識した問題に対して前記正解情報保持手段が保持
    している正解情報とを各問題ごとに比較して回答の正否
    を判断する採点手段と、 該採点手段による採点結果を出力する採点結果出力手段
    と、 前記画像読取手段によって読み取った原稿の画像情報か
    ら前記ページ識別用情報を認識するページ識別用情報認
    識手段と、 該手段によって認識した情報に基づいて前記画像読取手
    段の原稿読取モードを変更設定する原稿読取モード設定
    手段とを有する採点部と、 を設けたことを特徴とする問題用紙作成・採点システ
    ム。
  6. 【請求項6】 問題用紙作成装置と、該装置によって作
    成された問題用紙に回答が記入された回答用紙を採点す
    る採点装置とからなる問題用紙作成・採点システムであ
    って、 前記問題用紙作成装置は、 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、該手段によって
    読み取った画像情報を記憶する画像記憶手段と、該画像
    記憶手段に記憶された画像情報を用紙上に画像形成して
    出力する画像出力手段とを備えると共に、 前記画像読取手段によって読み取った画像情報を問題用
    紙の画像情報として前記画像記憶手段に登録する際に、
    その問題用紙の登録番号等の問題用紙データを登録する
    問題用紙データ登録手段と、 前記画像記憶手段に登録された問題用紙の画像情報を前
    記画像出力手段によって用紙上に画像形成して出力させ
    る問題用紙出力指示手段と、 前記画像読取手段において読み取った原稿のページを識
    別する原稿ページ識別手段と、 該原稿ページ識別手段で識別したページとそのページの
    画像情報とを対応づけて前記画像記憶手段に記憶させる
    画像情報ページ識別手段と、 前記画像記憶手段にページごとに分けて記憶されている
    画像情報をページ指定して前記画像出力手段に出力させ
    るページ識別画像出力手段と、 前記問題用紙を出力する際に、出力する問題用紙のペー
    ジ番号,部数,または両面/片面の区別等のページ識別
    用情報を検知するページ識別用情報検知手段と、 該手
    段によって検知したページ識別用情報をバーコード等の
    画像情報に変換する変換手段と、 該変換手段により変換されたページ識別用画像情報を出
    力するページの問題用紙の画像情報に書き加えるページ
    識別用画像情報描画手段とを有し、 前記採点装置は、 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、 該画像読取手段によって読み取った原稿の画像情報から
    該原稿上の出題された問題を認識する問題認識手段、及
    び前記画像情報から出題された問題に対する回答情報を
    認識する回答認識手段と、 出題される問題に対する正解情報を保持する正解情報保
    持手段と、 前記回答認識手段が認識した回答情報と前記問題認識手
    段が認識した問題に対して前記正解情報保持手段が保持
    している正解情報とを各問題ごとに比較して回答の正否
    を判断する採点手段と、 該採点手段による採点結果を出力する採点結果出力手段
    と、 前記画像読取手段によって読み取った原稿の画像情報か
    ら前記ページ識別用情報を認識するページ識別用情報認
    識手段と、 該手段によって認識した情報に基づいて前記画像読取手
    段の原稿読取モードを変更設定する原稿読取モード設定
    手段とを有することを特徴とする問題用紙作成・採点シ
    ステム。
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