JPH0816097A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0816097A
JPH0816097A JP6144962A JP14496294A JPH0816097A JP H0816097 A JPH0816097 A JP H0816097A JP 6144962 A JP6144962 A JP 6144962A JP 14496294 A JP14496294 A JP 14496294A JP H0816097 A JPH0816097 A JP H0816097A
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JP6144962A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kagawa
哲也 香川
Tomohito Shimizu
智人 清水
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 学校等にも広く普及している複写機、特に近
年急速に普及してきているデジタル複写機のような画像
処理装置を利用して、任意の答案の採点を誰でも簡単に
できるようにする。 【構成】画像読取手段Aで模範解答用紙および答案用紙
の画像を読み取って画像記憶手段Bに一旦記憶させ、各
用紙の画像情報の解答領域から文字を認識し、次いで認
識した文字列の単語を判別し、その単語から解答を特定
してそれぞれ模範解答記憶手段Hおよび答案記憶手段I
に記憶させる。さらに各解答を呼び出して解答比較手段
Jによって比較し、最後に採点結果出力手段Kがその比
較結果を「正解」「間違い」等の採点情報に変換して出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル複写機のよ
うに、原稿の画像情報を読み取る画像読取手段と、該手
段によって読み取った画像情報を記憶する画像記憶手段
と、該画像記憶手段に記憶された画像情報を用紙上に画
像形成して出力する画像出力手段とを備えた画像処理装
置に関し、特に答案の自動採点機能を持つ画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】学校や学習塾を始め各種教育の場等で
は、生徒や学習者の学習成果を確認したりその学習成果
に応じた成績を判定したり、資格を与えたり、あるいは
入学者を決めるためなどに頻繁に試験(テスト)が実施
されている。
【0003】その試験後の解答用紙の採点は、学校など
では試験実施者である教師が手作業で行なうのが一般的
であるが、入学試験や資格試験、あるいは大規模な模擬
試験などの場合には、大勢の採点者が分担して行なった
り、コンピュータを用いた自動採点システムによる自動
採点も行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、答案用
紙の採点を手作業で行なう場合には、相当の手間がかか
り採点効率が悪いばかりか、誤った採点を行なってしま
うおそれもある。一方、自動採点を行なう場合には、予
め解答用紙の解答欄に塗り潰しマーク等の決められた方
法で解答させるマークシート方式が多く採用されている
が、解答方法が極めて単純なものに規制されてしまうば
かりか、その採点装置も専用のもので、短時間に大量の
解答用紙を読み込んで採点する高速処理の装置であり、
大容量のメモリも必要とするために非常に高価なものと
なっている。
【0005】さらに、装置が大きくその使用方法も特殊
なため、個々の学校や学習教室などでは使用することが
できなかった。その上、マークシートを読むこと以外は
できないため、専用機として購入する必要があり、ダウ
ンサイジング(分散化)への障害となっている。
【0006】そこで、解答用紙がマークシートに制限さ
れず、任意の答案用紙に直接採点でき、しかも教師等が
パーソナルで手軽に使用できる自動採点・集計システム
が開発された。このシステムは、採点台上の所定の位置
に採点する答案用紙をセットして、解答欄の解答に対し
て従来の手作業による採点方法と同様に赤ペン等で○や
×を付けていくと、それを自動的に読み取って合計点を
算出し、そのデータをデータベースに蓄積して、個人別
の成績表を作成したり、設問ごとの正解率や平均点など
の統計情報も提供できるようになっている。
【0007】しかしながら、このシステムによっても、
採点(○×をつけること)自体は人手によって行なわな
ければならず、採点結果もディスプレイに表示されるの
みで、それを採点者が答案用紙に転記しなければならな
いなどの手間がかかり、殆ど省力化には役立たなかっ
た。
【0008】この発明は上述したような問題を解決する
ためになされたものであり、学校等にも広く普及してい
る複写機、特に近年急速に普及してきているデジタル複
写機のように、画像読取手段(イメージスキャナ)とそ
の読み取った画像情報を記憶する画像記憶手段(画像メ
モリ)、およびその記憶された画像情報を用紙上に画像
形成して出力する画像出力手段(プリンタ部)を備えた
画像処理装置を利用して、任意の答案の採点を誰でも簡
単にできるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、図1の機能ブロック図に示すように、
原稿の画像を読み取る画像読取手段(イメージスキャ
ナ)Aと、該手段によって読み取った画像情報を記憶す
る画像記憶手段(画像メモリ)Bと、該画像記憶手段B
に記憶された画像情報を用紙上に画像形成して出力する
画像出力手段(プリンタ)Cとを備えた画像処理装置に
おいて、次の各手段を設けたものである。
【0010】画像読取手段Aによって読み取る原稿を、
模範解答用紙または答案用紙に選別する原稿選別手段
D、この原稿選別手段Dによって選別した模範解答用紙
または答案用紙上の解答領域に記載されている文字を認
識する文字認識手段E、この文字認識手段により認識さ
れた文字列から該模範解答用紙または答案用紙上の解答
領域に記載されている単語を判別する単語判別手段F、
この単語判別手段Fの判別結果に基づいて該模範解答用
紙または答案用紙上の解答領域に記載されている解答を
特定する解答特定手段G、この解答特定手段Gによって
特定した模範解答用紙上の解答を記憶する模範解答記憶
手段H、解答特定手段Gによって特定した答案用紙上の
解答を記憶する答案記憶手段I、模範解答記憶手段Hか
ら読み出した模範解答用紙上の解答と答案記憶手段Iか
ら読み出した答案用紙上の解答とを比較する解答比較手
段J、この解答比較手段Jによる比較結果を所定の採点
情報に変換して出力する採点結果出力手段K。
【0011】また上記の構成において、画像記憶手段B
が複数の原稿の画像情報を記憶するとともに、答案記憶
手段Iが複数の答案用紙上の解答を記憶するようにし、
さらに解答比較手段Jが該答案記憶手段Iから順次読み
出される答案用紙上の解答を、模範解答記憶手段Hから
読み出された模範解答用紙上の解答と比較するようにす
ることもできる。
【0012】この場合、図2の機能ブロック図に示すよ
うに、解答比較手段Jの比較結果を記憶する採点結果記
憶手段Lと、この採点結果記憶手段Lに記憶してある比
較結果を呼び出して採点結果出力手段Kに送る採点結果
呼出手段Mとを設けるとよい。
【0013】さらに、図3の機能ブロック図に示すよう
に、画像読取手段Aによって読み取った答案用紙の画像
に、該答案用紙に対応する前記採点情報を付加する採点
情報付加手段Nを設け、この採点情報付加手段Nにより
採点情報を付加した答案用紙の内容を画像出力手段Cに
よって用紙に画像形成して出力するようにしてもよい。
【0014】また、図4の機能ブロック図に示すよう
に、答案用紙に記載された受験者に関する個人情報を認
識する受験者情報認識手段Oを設け、採点結果記憶手段
Lが該個人情報と関連付けて各答案用紙に対する比較結
果を記憶するとともに、採点結果呼出手段Mが該個人情
報に基づいて任意の答案用紙に対する比較結果を呼び出
して採点結果出力手段Kに出力させることもできる。
【0015】この場合、図5の機能ブロック図に示すよ
うに、採点結果呼出手段Mにより呼び出された比較結果
に対応する答案用紙の画像情報を、該答案用紙に記載さ
れた受験者に関する個人情報に基づいて画像記憶手段B
から抽出する答案用紙抽出手段Pと、該抽出した答案用
紙の画像情報に呼び出された比較結果に基づく採点情報
を付加する採点情報付加手段Qとを設け、この採点情報
付加手段Qにより採点情報を付加した答案用紙の内容を
画像出力手段Cによって用紙に画像形成して出力するよ
うにしてもよい。
【0016】また、図6の機能ブロック図に示すよう
に、同一の問題に対する模範解答用紙および答案用紙に
共通に付与された問題識別情報を認識する問題認識手段
Rと、該手段によって認識した問題識別情報と関連付け
て該模範解答用紙上の解答を模範解答記憶手段Hに記憶
させる識別情報付与手段Sと、問題認識手段Rによって
認識した答案用紙の問題識別情報に対応する問題識別情
報を有した模範解答用紙を、模範解答記憶手段Hから呼
び出す模範解答呼出手段Tとを設け、該呼び出した模範
解答用紙上の解答と該答案用紙上の解答とを解答比較手
段Jで比較して得た比較結果を、採点結果記憶手段Lが
問題認識手段Rにより認識した問題識別情報と関連付け
て記憶するとともに、採点結果呼出手段Mが該問題識別
情報に基づいて任意の答案用紙に対する比較結果を呼び
出して採点結果出力手段Kに出力させることもできる。
【0017】この場合、図7の機能ブロック図に示すよ
うに、採点結果呼出手段Mにより呼び出された比較結果
に対応する答案用紙の画像情報を、該答案用紙に付与さ
れた問題識別情報に基づいて画像記憶手段Bから抽出す
る答案用紙抽出手段Pと、該抽出した答案用紙の画像情
報に呼び出された比較結果に基づく採点情報を付加する
採点情報付加手段Qとを設け、この採点情報付加手段Q
により採点情報を付加した答案用紙の内容を画像出力手
段Cによって用紙に画像形成して出力するようにしても
よい。
【0018】
【作用】この発明による画像処理装置は、原稿として通
常のコピー原稿をセットして画像読取手段Aに読み取ら
せれば、その読み取った画像情報を画像記憶手段Bに一
旦記憶し、その記憶した画像情報を用紙上に画像形成し
て出力するので、従来のデジタル複写機と同様に必要な
枚数のコピーを簡単にとることができる。
【0019】また、原稿として、模範解答の記載された
模範解答用紙、または受験者の解答が記載された答案用
紙をセットして画像読取手段Aに読み取らせれば、ま
ず、それぞれの原稿における解答領域に記載されている
文字を認識し、次いで認識した文字列から特定の単語を
判別する。その結果、この判別された単語から解答を特
定することができる。続いて、模範解答用紙上に記載さ
れていた解答と、答案用紙上に記載されていた受験者の
解答とを解答比較手段により比較して、自動的に採点情
報を出力することができる(図1参照)。
【0020】この画像処理装置は複数の原稿、特に複数
の答案用紙を連続して読み取るようにすることもでき
る。この場合には、自動原稿送り装置(ADF)を使用
し連続して読み取った答案用紙の画像情報を画像記憶手
段Bに記憶し、順次、該画像情報を読み出して解答領域
に記載されている文字の認識,単語の判別,乃至解答の
特定を行ない、答案記憶手段Iに記憶させていく。その
後、模範解答と各答案用紙の解答とを比較して採点処理
を行ない、その比較結果を採点結果記憶手段Lに記憶さ
せる。記憶した比較結果は任意に呼び出して、正解,誤
り等の採点情報に変換して出力することができる(図2
参照)。なお、該記憶手段Lには、常に複数の答案用紙
に対する比較結果が記憶されるというものではなく、一
の答案用紙の比較結果だけが記憶されることも勿論あり
える。
【0021】採点情報は、例えばLCD等を使用した表
示部に表示して出力することができる。また、デジタル
複写機の印字機能を用いて用紙に答案用紙の画像と採点
情報の画像とを重ね合わせて描画出力することもでき
る。この場合には、画像記憶手段Bに記憶してある答案
用紙の画像情報を呼び出すとともに、該答案用紙に対応
する採点情報を採点結果記憶手段Lから呼び出し、この
採点情報を答案用紙の画像情報に付加して描画出力する
(図3参照)。
【0022】また、採点結果記憶手段Lに記憶した比較
結果を呼び出す場合、答案用紙に記入された受験者の個
人情報、例えば、受験番号,氏名などを任意に特定し
て、該受験者の答案用紙に関する比較結果を呼び出し、
その採点情報を得るようにすることがユーザにとって都
合のよい場合が多い。そのためには、答案用紙の比較結
果を受験者の個人情報と対応付けて記憶しておき、採点
結果呼出手段Mは任意に特定された個人情報が対応付け
られている比較結果を採点結果記憶手段Lから呼び出し
て出力するようにする(図4参照)。
【0023】受験者の個人情報を任意に特定して比較結
果を呼び出せば、これを採点情報に変換し、答案用紙の
画像情報と重ね合わせて用紙に印字出力してもよい。こ
の場合は、答案用紙抽出手段Pも答案用紙に記載された
受験者の個人情報を認識し、該採点情報に対応する答案
用紙の画像情報を抽出して採点情報付加手段に出力する
(図5参照)。
【0024】また、模範解答についても予め複数種類の
問題に対する模範解答を模範解答記憶手段Hに記憶して
おけば、複数種類の問題について受験者が解答した答案
用紙を速やかに採点することができる。すなわち、同一
の問題に対する模範解答用紙および答案用紙には、共通
の問題識別情報を付与しておき、まず模範解答用紙を読
み取った際に、該識別情報を問題認識手段Rで認識し、
同用紙上の解答と関連付けて記憶しておく。答案用紙を
読み取ったときも、問題認識手段Rで問題識別情報を認
識する。そして、この問題識別情報に基づき同一の問題
に関する模範解答を模範解答記憶手段Hから呼び出し
て、答案用紙上の解答と比較してその比較結果を記憶し
ておく(図6参照)。
【0025】このようにすれば、採点結果呼出手段Mは
問題識別情報を特定することにより、所望の問題に関す
る比較結果を採点結果記憶手段Lから呼び出すことがで
きる。さらに、問題識別情報に基づいて答案用紙抽出手
段Pが、特定の問題に関する答案用紙を画像記憶手段B
から抽出して、該答案用紙の採点情報を付加して用紙に
描画出力することもできる(図7参照)。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面の図8以降を
参照して詳細に説明する。図8は、この発明の実施例に
係る画像処理装置(デジタル複写機)の機構部の構成例
を示す。このデジタル複写機は、大きく分けて上部にあ
る画像読取手段としてのイメージスキャナ(以下「スキ
ャナ部」という)100と、その下に配置された画像出
力手段としてのレーザプリンタ(以下「プリンタ部」と
いう)200で構成されている。図9は、そのプリンタ
部の感光体ドラム回りの画像形成作用を示す拡大説明図
である。
【0027】スキャナ部100の最上部に、原稿を配置
するコンタクトガラス101が設置されており、その上
に自動原稿送り装置(ADF)102が取り付けられて
いる。自動原稿送り装置102は、多数枚の原稿を配置
できる原稿配置台107、この原稿配置台107上の原
稿を一枚一枚分離する呼出しローラ108、分離した一
枚の原稿を画像面が下向きの姿勢でコンタクトガラス1
01の方向に導く給紙ローラ109、導かれた原稿をコ
ンタクトガラス101の所定位置に配置する搬送ベルト
110を有している。
【0028】さらに、搬送ベルト110の原稿排出方向
(図8の右方向)の端部近くには、両面原稿を自動的に
反転させる原稿反転機構111が設けてある。この原稿
反転機構111は、反転ローラ112と切替爪113と
で構成されており、切替爪113が図8の実線の位置に
あるとき、反転ローラ112に巻き込んだ原稿を、再び
コンタクトガラス101と搬送ベルト110の間に図8
の右方向から送り込み、同ガラス101上の所定位置に
配置する。一方、片面原稿の場合は、切替爪113が図
8の想像線の位置となり、反転ローラ112に巻き込ん
だ原稿を排紙テーブル114に排出する。
【0029】また、コンタクトガラス101の下方に
は、光学走査系103が設けられている。コンタクトガ
ラス101上に載置された原稿は、その下側の面が光学
走査系103の露光ランプ104によって露光され、そ
の反射光つまり画像光が、光学走査系103に設けられ
ている各種ミラーおよびレンズ105を通って、光電変
換デバイスである一次元CCDイメージセンサ(以下単
に「CCD」という)106の受光面に結像される。
【0030】光学走査系103は、機械的な駆動系によ
って図面の左右方向に駆動されるので、原稿面の各部の
露光によって得られる画像光が順次1ライン毎にCCD
106に読み取られる。このCCD106によって読み
取られた画像情報は、後述する画像メモリに一旦記憶さ
れて画像処理を経た後に出力画像データに変換され、プ
リンタ部200の書込装置201に送出される。
【0031】それによって、書込装置201から出力画
像データに応じて変調されたレーザ光が書込用の光学系
を通って射出され、図9にも明示するように、矢示方向
に回転する感光体ドラム202の表面を露光する。その
感光体ドラム202の表面は、予め帯電チャージャ20
3によって全面が均一に所定の高電位に帯電されてお
り、レーザ光の照射を受けると、その光強度に応じて電
荷が消失して電位が変化し、画像に対応する電位分布つ
まり静電潜像が形成される。
【0032】感光体ドラム202に形成された静電潜像
は、それが現像ユニット204を通過する時に、現像ロ
ーラR1,R2(図9)によって供給される現像剤と接
触し、そのトナーを吸着して可視化され、トナー像を形
成する。
【0033】一方、給紙カセット212または213の
うち選択されたものから記録紙(普通紙)が給紙ローラ
群214または215によって繰り出され、その記録紙
はレジストローラ対216によって、感光体ドラム20
2上のトナー像の形成タイミングに同期して感光体ドラ
ム202の表面に重なるように送り込まれる。続いて、
プラスのバイアス電圧を印加された画像出力部を形成す
る転写ベルト208によって、マイナスに帯電したトナ
ー像を記録紙P(図9)に転写する。
【0034】その転写後、記録紙Pを分離爪209によ
って感光体ドラム202から分離させて、転写ベルト2
08によって定着ユニット217へ搬送し、その定着ユ
ニット217によって記録紙上のトナー像を熱定着す
る。その後、その記録紙Pは排紙ローラ群218によっ
て排紙トレイ219上に排出される。
【0035】一方、トナー像の転写および記録紙の分離
後、感光体ドラム202の表面の残留トナーをクリーニ
ングユニット210のクリーニングブラシBKとクリー
ニングブレードCBによってクリーニングし、除電用L
ED211による全面露光と除電チャージャのACコロ
ナ放電によって残留電荷を消去して、次回の画像形成に
備える。
【0036】また、220は手差し給紙部であり、給紙
カセット212,213にセットされている記録紙と異
なるサイズや種類の記録紙にコピーしたい場合に、同給
紙部220に設けた手差しトレイ221からその記録紙
を挿入して給紙させることができる。手差しトレイから
供給した記録紙は、給紙コロ222によってレジストロ
ーラ対216に送られ、感光体ドラム202へと導かれ
る。
【0037】さらに、プリンタ部200には、記録紙の
両面にコピー(両面コピー)したり合成コピーをする場
合の再給紙ユニット223が設けてある。この再給紙ユ
ニット223は、排紙ローラ群218の近傍に設けた切
替爪224、湾曲形状の反転ガイド板225、搬送ガイ
ド226、再給紙ローラ群227を備えた構成となって
いる。
【0038】すなわち、片面コピー済みの記録紙を再給
紙する場合は、切替爪224が図8の実線で示した位置
になり、排紙ローラ群に巻き込まれる直前の記録紙を反
転ガイド板225へ導く。反転ガイド板225は、その
湾曲形状に沿って記録紙を反転させ、搬送ガイド226
に送り込む。そして、再給紙ローラ群227によって記
録紙を搬送し、レジストローラ対216へと記録紙を再
給紙する。
【0039】図10はこの発明の実施例に係る画像処理
装置のデータ処理及び制御系の構成を示す図である。3
3はCPUバスで、図示のように操作部10、スキャナ
部(画像読取手段)100、プリンタ部(画像出力手
段)200、画像メモリ(画像記憶手段)21、解答認
識部22、辞書23、模範解答メモリ(模範解答記憶手
段)24、答案メモリ(答案記憶手段)25、解答比較
部(解答比較手段)26、採点処理部(採点結果出力手
段)27、採点メモリ(採点結果記憶手段)28、作画
部(採点情報付加手段)29、受験者情報認識部(受験
者情報認識手段)30、問題識別情報認識部(問題認識
手段)31の各部をシステム制御部(CPU)32に接
続している。
【0040】操作部10は、図11に示すように、図示
左端部寄りに、この発明の採点機能に係わるキー群、す
なわち模範解答登録用のキー(模範解答キー)11,答
案採点処理用のキー(答案採点キー)12,採点結果出
力モードの選択キー(出力モードキー)13,採点結果
出力キー14,後述する第三,第四の採点機能において
特定の受験者の採点情報を出力させるための受験者指定
キー15,さらに後述する第四の採点機能において所望
の問題に関する採点情報を出力させるための問題指定キ
ー16が設けてある。
【0041】このうち、模範解答キー11および答案採
点キー12は原稿選別手段として機能し、スキャナ部1
00で読み込む原稿の種類をこれらのキーで指定するこ
とにより、模範解答用紙または答案用紙のいずれかに選
別して、後述するこの発明の採点機能を動作させる。1
7はLCDからなる表示器であり、採点結果出力手段と
して採点情報を表示したり、その他に操作ガイダンスな
どを表示する。この実施例では、採点結果出力手段とし
て、表示器17の他にプリンタ部200を使用して印字
出力する構成も備えている。
【0042】操作部10には、これらの他に通常のコピ
ーモードでも使用するスタートキー18およびストップ
キー19、コピー枚数等の数値入力用のテンキー20な
どの各種キーを備えている。スキャナ部100およびプ
リンタ部200は、図8および図9に基づいて上記説明
したとおりの構成となっている。なお、プリンタ部20
0には、スキャナ部100で読み込んだ画像情報の画像
処理に関する構造も備わっている。その画像処理方式に
ついては、従来公知のデジタル複写機と同様であるた
め、その詳細は省略する。
【0043】画像メモリ21は、スキャナ部100で読
み込んだ原稿のイメージ画像データ(画像情報)を記憶
しておくメモリである。解答認識部22は、スキャナ部
100で読み込んだ模範解答用紙または答案用紙の解答
領域に記載されている文字を認識するとともに(文字認
識手段)、認識された文字列につき辞書23を参照して
一定の単語を判別し(単語判別手段)、さらに判別した
単語から模範解答用紙または答案用紙に記載されていた
解答を特定する(解答特定手段)という一連の機能を有
している。
【0044】この実施例で使用する模範解答用紙および
答案用紙の一例を図18,図19に示す。これら各図に
示した模範解答用紙1および答案用紙2は、それぞれ上
部が問題領域3になっており、「この絵は何でしょう
?」という設問および問題となる絵を記載してある。そ
して、各用紙1,2の下部にそれぞれ解答領域4,5が
設定してあり、模範解答用紙1の場合は、この解答領域
4に正しい解答として「いぬ」という単語があらかじめ
記載してあり、一方、答案用紙2の場合は、この解答領
域5に受験者が解答を記載するようになっている。
【0045】模範解答メモリ24は、解答認識部22で
特定した模範解答用紙1上の解答を記憶するメモリであ
る。また、答案メモリ25は、同じく解答認識部22で
特定した答案用紙2上の解答を記憶するメモリである。
解答比較部26は、模範解答メモリ24に記憶した模範
解答用紙1上の解答と、答案メモリ25に記憶した答案
用紙2上の解答とを比較して、双方の解答が一致または
それに相当するものであるか否かを判別する。
【0046】採点処理部27は、解答比較部26での比
較結果を所定の採点情報に変換して出力する。採点情報
としては、例えば、「正解」,「間違い」等の文字や、
○,×等の記号の他、解答に対する採点結果を示す任意
の標識や文章等を設定することができる。ここで、比較
結果が一致またはそれに相当するものであった場合に
は、正解を意味する採点情報を出力し、一方、比較結果
が不一致であった場合には、誤答を意味する採点情報を
出力すべきことは勿論である。
【0047】採点メモリ28は、スキャナ部100から
複数の答案用紙の画像情報が読み込まれた場合に、それ
ら答案用紙と模範解答用紙との比較結果について記憶し
ておくメモリである。作画部29は、プリンタ部200
を使用して採点情報を答案用紙の画像情報に付加した状
態で印字出力する場合、画像メモリ21から答案用紙の
画像情報を取り込むとともに、該画像情報に採点情報を
重ね合わせた画像を形成する機能を有している。
【0048】図20は、答案用紙の画像情報に採点情報
を付加して印字出力した採点用紙6の一例を示してい
る。すなわち、答案用紙の解答欄に記入された受験者の
解答(同図では「ねこ」と解答)に対し、正解または誤
りを〇×等の記号(同図では誤りを示す「×」)で示し
た採点情報が付加されている。
【0049】受験者情報認識部30は、答案用紙の受験
者に記入された受験者の個人情報を認識する。例えば図
21に示すように、受験者の個人情報記入欄(受験者情
報記入欄)7が設けられた答案用紙2を使用して、この
答案用紙2をスキャナ部100で読み込み、該受験者情
報記入欄7に記入された受験者の個人情報(同図では受
験者の氏名「山田太郎」)を受験者情報認識部30で認
識する。この認識方法は、例えば上記解答認識部22と
同様に、まず同欄7に記入された文字を認識し、次いで
認識した文字から単語を判別し、その単語から受験者の
氏名を特定すればよい。
【0050】問題識別情報認識部31は、模範解答用紙
1および答案用紙2に記入された問題識別情報を認識す
る。例えば図22に示すように、問題識別欄8が設けら
れた答案用紙2を使用して、この答案用紙2をスキャナ
部100で読み込み、問題識別欄8に記入された問題識
別情報を問題識別情報認識部31で認識する。問題識別
情報は、該答案用紙2で出題された問題を特定するため
の情報、例えば算数,国語,理科,社会等の問題分野と
「001」等の問題番号を予め定めておく。問題識別欄
8には、同一の問題に関する模範解答用紙1および答案
用紙2について、共通の問題識別情報を記入する。シス
テム制御部32は、後述する画像処理装置の動作フロー
に従って上記各部を制御する。
【0051】上述した画像処理装置を通常のコピー機能
で使用する際には、図8に示した自動原稿送り装置10
2の原稿配置台107上に原稿をセットし、図11に示
した操作部10のテンキー20によってコピー枚数を指
定した後(1枚の場合は枚数指定不要)、スタートキー
18を押せば、スキャナ部100によってその画像を読
み取り、その画像データを画像処理して画像メモリ21
に記憶した後、それをプリンタ部200で記録紙に指定
された枚数だけ画像形成しコピーとして排出する。この
通常のコピー動作は従来のデジタル複写機と同じなの
で、詳細な説明は省略する。
【0052】次に、この実施例における第一の採点機能
について、図12,図13に示したフローチャートを参
照して説明する。図11に示した操作部10に設けてあ
る模範解答キー11を押すと、システム制御部32が、
次に読み込まれる原稿を模範解答用紙1として認識し、
該模範解答用紙1に記載されている解答を模範解答メモ
リ24に記憶するための模範解答登録モードに設定され
る。
【0053】続いて、図8に示した自動原稿送り装置1
02の原稿配置台107上に模範解答用紙1をセット
し、スタートキー18を押せば、自動原稿送り装置10
2によって模範解答用紙1がコンタクトガラス101上
に画像面を下向きにして配置され、スキャナ部100が
その画像を読み取り、画像処理した後、模範解答用紙1
の画像情報を画像メモリ21に記憶する。
【0054】次いで、システム制御部32からの指令に
基づき、模範解答用紙1の画像情報を画像メモリ21か
ら読み出して解答認識部22に送り、解答領域4に記載
されている解答の認識処理を行なう。ここでは、まず模
範解答用紙1の画像情報から解答領域4を認識しなけれ
ばならない。そこで、例えば予め模範解答用紙1におけ
る解答領域4の位置を解答認識部22にインプットして
おく。このインプット作業には、操作部10のテンキー
20を使用すればよい。また、解答領域4に記載する解
答を、模範解答用紙の他の画像情報とは異なった情報形
態(例えば、異なった色彩)で表示することにより、該
情報形態の画像情報のみを認識するようにしてもよい。
この場合は、解答領域を認識しなくとも解答を読み取る
ことができる。
【0055】解答の認識処理は、まず解答領域4に記載
されている文字を認識し、その文字列から辞書23を参
照して一定の単語を判別し、さらに判別した単語から解
答を特定するという順序で行なう。このようにして模範
解答用紙1に記載されていた解答を特定した後、その解
答情報を模範解答メモリ24に格納して、模範解答登録
モードが終了する。このとき、システム制御部32から
操作部10にメッセージ指令を送り、表示器17に「読
み取り完了」の表示を行なうようにしてもよい。
【0056】次に、図11に示した操作部10に設けて
ある答案採点キー12を押すと、システム制御部32
が、次に読み込まれる原稿を答案用紙2として認識し、
該答案用紙2の採点処理を行なう答案採点モードに設定
される。この答案採点モードにおいて、答案用紙2に記
載された解答を答案メモリ25に格納するまでの処理
は、上述した模範解答登録モードとほぼ同様の動作で行
なわれる。
【0057】すなわち、図8に示した自動原稿送り装置
102の原稿配置台107上に、図19のような答案用
紙2をセットし、スタートキー18を押せば、自動原稿
送り装置102によって該答案用紙2がコンタクトガラ
ス101上に画像面を下向きにして配置され、スキャナ
部100がその画像を読み取り、画像処理した後、答案
用紙2の画像情報を画像メモリ21に記憶する。
【0058】続いて、システム制御部32が画像メモリ
21に記憶した答案用紙2の画像情報を読み出して解答
認識部22に送り、解答領域5に記載されている解答の
認識処理を行なう。ここでの解答領域5の認識やその領
域内の文字情報の認識は、上記模範解答用紙1に対する
処理と同様であり、その手順についても解答領域5に記
載されている文字を認識し、その文字列から辞書23を
参照して一定の単語を判別し、さらに判別した単語から
解答を特定するという順序で行なう。このようにして答
案用紙2に記載されていた解答を特定した後、その解答
情報を答案メモリ25に格納する。
【0059】その後、模範解答用紙1から読み取り模範
解答メモリ24に格納した解答、および答案用紙2から
読み取り答案メモリ25に格納した解答を、それぞれシ
ステム制御部32が読み出し、解答比較部26へ出力す
る。解答比較部26ではそれぞれの解答を比較し、比較
結果が一致またはそれに相当するものであるか否かを判
別する。この比較結果は採点処理部27に送られ、正解
または誤りを意味する採点情報に変換して出力される。
【0060】この採点情報の出力モードとしては、表示
器17へ表示する「表示モード」と、答案用紙2の画像
情報に採点情報を付加して用紙に印字出力する「印字モ
ード」が備わっており、そのいずれかを操作部10の出
力モードキー13で予め選択する。ここでは、表示モー
ドが選択されたとして、次の動作を説明していく。すな
わち、採点情報は操作部10にある表示器17に出力さ
れ、正解の場合は、例えば「正解」の文字が該表示器1
7に表示される。また、誤りの場合には、例えば「間違
い」の文字が表示器17に表示される。この採点情報の
表示によって答案採点モードが終了する。
【0061】次に、この実施例における第二の採点機能
について、図14に示したフローチャートを主に参照し
て説明する。第二の採点機能は、複数の答案用紙2をス
キャナ部100から読み取り、連続して採点処理するこ
とを想定して構成されている。したがって、この採点機
能における模範解答登録モードは、上述した第一の採点
機能と同じである(図12参照)。そこで以下の説明
は、模範解答登録モードが終了したものとして、続いて
行なう答案採点モードから進めていく。
【0062】図11に示した操作部10に設けてある答
案採点キー12を押すと、システム制御部32が、次に
読み込まれる原稿を答案用紙2として認識し、該答案用
紙2の採点処理を行なう答案採点モードに設定される。
図8に示した自動原稿送り装置102の原稿配置台10
7上に、図19に示したような複数の答案用紙2をセッ
トし、スタートキー18を押せば、自動原稿送り装置1
02によって一枚の答案用紙2が給送されてコンタクト
ガラス101上に画像面を下向きにして配置され、スキ
ャナ部100がその画像を読み取り、画像処理した後、
答案用紙2の画像情報を画像メモリ21に記憶する。画
像情報が読み取られた答案用紙2は、自動原稿送り装置
102の排紙テーブル114に排出される。
【0063】同様にして、原稿配置台107上にセット
された複数の答案用紙2の画像情報をスキャナ部100
で読み取り、画像メモリ21に記憶する。複数の答案用
紙2の画像情報をすべて画像メモリ21に記憶した後、
システム制御部32が画像メモリ21に記憶した各答案
用紙2の画像情報を順次読み出して解答認識部22に送
り、解答領域5に記載されている解答の認識処理を行な
う。ここでの解答領域5の認識やその領域内の文字情報
の認識は、上述した第一の採点機能の場合と同様であ
り、各答案用紙2の画像情報についてそれぞれ解答領域
5に記載されている文字を認識し、その文字列から辞書
23を参照して一定の単語を判別し、さらに判別した単
語から解答を特定するという順序で行なう。このように
して特定した答案用紙2上の解答は、答案メモリ25に
順次格納していく。
【0064】その後、模範解答用紙1から読み取り模範
解答メモリ24に格納してあった解答、および答案メモ
リ25へ最初に格納した一の答案用紙2の解答を、それ
ぞれシステム制御部32が読み出して解答比較部26へ
入力する。解答比較部26ではそれぞれの解答を比較
し、比較結果が一致またはそれに相当するものであるか
否かを判別する。この比較結果は採点メモリ28に記憶
させる。続いて、答案メモリ25から答案用紙2の解答
を順次読み出し、模範解答用紙1の解答との比較処理を
行ない、その比較結果を採点メモリ28に記憶させてい
く。
【0065】答案メモリ25に記憶してあった答案用紙
2の解答をすべて読み出し、模範解答用紙1の解答と比
較して、その比較結果を採点メモリ28に記憶させた
後、操作部10に設けた表示器17に、採点結果を出力
できる旨の表示(採点出力待機表示)をする。
【0066】ここでも出力モードは「表示モード」が選
択されているものとし(「印字モード」については後述
する)、ユーザが上記採点出力待機表示に応じて採点結
果出力キー14を押すと、システム制御部(採点結果呼
出手段として機能)32によって採点メモリ28から各
答案用紙2に関する比較結果が順次呼び出され、採点処
理部27で上述したような所定の採点情報に変換された
後、操作部10にある表示器17に出力される。ここ
で、例えば、採点情報の出力順序をスキャナ部100で
画像情報を読み取った答案用紙2の順序に対応させてお
けば、表示された採点情報がどの答案用紙2のものであ
るか容易に判別することができる。そして、すべての答
案用紙に関する採点情報を表示したことによって答案採
点モードが終了する。
【0067】次に、この実施例における第三の採点機能
について、図15に示したフローチャートを参照して説
明する。第三の採点機能は、図21に示したような受験
者情報記入欄7を設けた答案用紙2の画像情報を読み込
み、この欄7に記入された受験者情報を解答と関連付け
て処理する内容となっている。
【0068】操作部10に設けた模範解答キー11を押
して模範解答登録モードに設定し、模範解答用紙1上の
解答を図10に示した模範解答メモリ24に記憶した
後、操作部10にある表示器17に「読み取り完了」の
表示をして該モードを終了する。ここまでの処理は、上
述した第一,第二の採点機能と同じなので詳細な説明は
省略する(図12参照)。
【0069】次に、操作部10に設けてある答案採点キ
ー12を押して、システム制御部32を、答案採点モー
ドに設定する。続いて、図8に示した自動原稿送り装置
102の原稿配置台107上に、複数の答案用紙2をセ
ットし、スタートキー18を押せば、自動原稿送り装置
102によって一枚の答案用紙2が給送されてコンタク
トガラス101上に画像面を下向きにして配置され、ス
キャナ部100がその画像を読み取り、画像処理した
後、答案用紙2の画像情報を画像メモリ21に記憶す
る。画像情報が読み取られた答案用紙2は、自動原稿送
り装置102の排紙テーブル114に排出される。
【0070】同様にして、原稿配置台107上にセット
された複数の答案用紙2の画像情報をスキャナ部100
で読み取り、画像メモリ21に記憶する。複数の答案用
紙2の画像情報をすべて画像メモリ21に記憶した後、
システム制御部32が画像メモリ21に記憶した各答案
用紙2の画像情報を順次読み出して受験者情報認識部3
0に送り、受験者情報記入欄7に記入されている受験者
情報の認識処理を行なう。例えば、該個人情報として受
験者の氏名が記入されていれば、その氏名を構成する文
字について認識し、認識した文字から辞書23を参照し
ながら姓と名前を判別して氏名を特定すればよい。
【0071】さらに、画像メモリ21から読み出した各
答案用紙2の画像情報は、解答認識部22にも送られ、
ここで解答領域5に記載されている解答の認識処理を行
なう。ここでの解答領域5の認識やその領域内の文字情
報の認識は、上述した各採点機能の場合と同様であり、
各答案用紙2の画像情報についてそれぞれ解答領域5に
記載されている文字を認識し、その文字列から辞書23
を参照して一定の単語を判別し、さらに判別した単語か
ら解答を特定するという順序で行なう。このようにして
特定した答案用紙2上の解答は、上記受験者情報認識部
30で認識した受験者情報と関連付けて、答案メモリ2
5に順次格納していく。
【0072】その後、模範解答用紙1から読み取り模範
解答メモリ24に格納してあった解答、および答案メモ
リ25に格納した一の答案用紙2の解答を、それぞれシ
ステム制御部32が読み出して解答比較部26へ入力す
る。解答比較部26ではそれぞれの解答を比較し、比較
結果が一致またはそれに相当するものであるか否かを判
別する。この比較結果は受験者情報と関連付けて採点メ
モリ28に記憶させる。
【0073】続いて、答案メモリ25から答案用紙2の
解答を順次読み出し、模範解答用紙1の解答との比較処
理を行ない、その比較結果を採点メモリ28に記憶させ
ていく。答案メモリ25に記憶してあった答案用紙2の
解答をすべて読み出し、模範解答用紙1の解答と比較し
て、その比較結果を受験者情報と関連付けて採点メモリ
28に記憶させた後、操作部10に設けた表示器17
に、採点結果を出力できる旨の表示(採点出力待機表
示)をする。
【0074】ここで、出力モードとして「印字モード」
が選択された場合について説明する。ユーザが出力モー
ドキー13で「印字モード」を選択すると、採点情報の
出力を希望する答案用紙2について、受験者情報で指定
することを促す表示(受験者指定要求)、例えば「受験
者の氏名を選択してください」というメッセージと、答
案用紙2を提出した受験者の氏名が表示器17に表示さ
れる。受験者の氏名については、システム制御部32が
採点メモリ28から該受験者の氏名に関する記憶内容の
みを引き出し、表示器17に出力することで表示するこ
とができる。
【0075】ユーザがこの表示を参照しながら特定の受
験者をテンキー20等から指定すると、その指定された
受験者情報が関連付けられている比較結果を、システム
制御部(採点結果呼出手段として機能)32が採点メモ
リ28から呼び出してきて、採点処理部27に出力す
る。採点処理部27では、入力した比較結果を、例えば
〇×等の採点情報に変換して作画部29に出力する。
【0076】一方、システム制御部(答案用紙抽出手段
として機能)32は、受験者情報記入欄7に指定された
受験者情報の記入されている答案用紙2の画像情報を画
像メモリ21から読み出して、作画部29に出力する。
作画部29は、画像メモリ21から入力した答案用紙2
の画像情報に、採点処理部27から入力した採点情報を
重ね合わせ、採点情報の付加された答案用紙2の画像情
報を作画する(図20参照)。
【0077】続いて、ユーザが操作部10にあるスター
トキー18を押してプリンタ部200を作動させると、
作画部29で形成した答案用紙2の画像情報(採点情報
付加)がプリンタ部200に出力され、通常のデジタル
複写機の機能をもって用紙に印字出力される。このよう
に答案用紙および採点情報の印字された出力用紙は、あ
たかも受験者の解答した答案用紙に先生が採点したよう
な形態となるため、受験者はこの出力用紙をその後の復
習等にそのまま利用することができる。また、先生にと
っても、採点結果をいちいち答案用紙に転記する必要が
ないため、採点作業の効率化を図ることができる。
【0078】このようにして希望する答案用紙の採点出
力をすべて終えたら、例えばストップキー19やテンキ
ー20を用いてシステム制御部32に答案採点モードの
終了を指示して該モードが終了する。
【0079】次に、この実施例における第四の採点機能
について、図16,図17に示したフローチャートを主
に参照して説明する。第四の採点機能は、模範解答登録
モードにおいて、問題識別情報の記入された模範解答用
紙を読み込み、該情報を解答に関連付けて処理するとと
もに、答案採点モードにおいて、受験者情報記入欄7に
加えて問題識別欄8を設けた答案用紙2(図22参照)
の画像情報を読み込み、これらの欄7,8に記入された
受験者情報および問題識別情報を解答と関連付けて処理
する内容となっている。
【0080】操作部10に設けた模範解答キー11を押
して模範解答登録モードに設定し、図8に示した自動原
稿送り装置102の原稿配置台107上に、模範解答用
紙をセットし、スタートキー18を押せば、自動原稿送
り装置102によって一枚の模範解答用紙が給送されて
コンタクトガラス101上に画像面を下向きにして配置
され、スキャナ部100がその画像を読み取り、画像処
理した後、模範解答用紙の画像情報を画像メモリ21に
記憶する。画像情報が読み取られた模範解答用紙は、自
動原稿送り装置102の排紙テーブル114に排出され
る。
【0081】この採点機能では模範解答用紙を複数枚連
続して読み取ることができ、その場合は原稿配置台10
7上にセットした複数の模範解答用紙の画像情報をスキ
ャナ部100で読み取り、画像メモリ21に記憶する。
複数の模範解答用紙の画像情報をすべて画像メモリ21
に記憶した後、システム制御部32が画像メモリ21に
記憶した各模範解答用紙の画像情報を順次読み出して解
答認識部22に送り、ここで解答領域4に記載されてい
る解答を認識処理、すなわち、解答領域4に記入されて
いる文字を認識し、認識した文字から単語を特定し、最
後に特定した単語から解答を判別する。
【0082】さらに、画像メモリ21から読み出した各
模範解答用紙の画像情報は、問題識別情報認識部31に
も送られ、ここで問題識別欄8に記載されている問題識
別情報、例えば出題された問題の分野と問題番号が認識
される。そして、上記のように解答認識部22で特定さ
れた模範解答用紙上の解答は、問題識別情報認識部31
で認識した問題識別番号と関連付けて、模範解答メモリ
24に格納される。複数の模範解答用紙の解答を模範解
答メモリ24に記憶した後、操作部10にある表示器1
7に「読み取り完了」の表示をして該モードを終了す
る。
【0083】次に、操作部10に設けてある答案採点キ
ー12を押して、システム制御部32を、答案採点モー
ドに設定する。続いて、図8に示した自動原稿送り装置
102の原稿配置台107上に、複数の答案用紙2をセ
ットし、スタートキー18を押せば、自動原稿送り装置
102によって一枚の答案用紙2が給送されてコンタク
トガラス101上に画像面を下向きにして配置され、ス
キャナ部100がその画像を読み取り、画像処理した
後、答案用紙2の画像情報を画像メモリ21に記憶す
る。画像情報が読み取られた答案用紙2は、自動原稿送
り装置102の排紙テーブル114に排出される。
【0084】同様にして、原稿配置台107上にセット
された複数の答案用紙2の画像情報をスキャナ部100
で読み取り、画像メモリ21に記憶する。複数の答案用
紙2の画像情報をすべて画像メモリ21に記憶した後、
システム制御部32が画像メモリ21に記憶した各答案
用紙2の画像情報を順次読み出して受験者情報認識部3
0に送り、受験者情報記入欄7に記入されている受験者
情報の認識処理を第三の採点機能の場合と同様にして行
なう。
【0085】また、画像メモリ21から読み出した各答
案用紙2の画像情報は、解答認識部22にも送られ、こ
こで解答領域5に記載されている解答を認識処理、すな
わち、解答領域5に記入されている文字を認識し、認識
した文字から単語を特定し、最後に特定した単語から解
答を判別する。さらに、画像メモリ21から読み出した
各答案用紙2の画像情報は、問題識別情報認識部31に
も送られ、ここで問題識別欄8に記載されている問題識
別情報、例えば出題された問題の分野と問題番号が認識
される。
【0086】そして、上記のように解答認識部22で特
定された答案用紙2上の解答は、受験者情報認識部30
で認識した受験者情報、および問題識別情報認識部31
で認識した問題識別番号と関連付けて、答案メモリ25
に格納される。その後、答案メモリ25に格納した一の
答案用紙2の解答を、システム制御部32が読み出して
解答比較部26へ入力する。それと同時に、読み出した
答案用紙2の問題識別情報と同一の識別情報が付与され
ている模範解答用紙上の解答を、システム制御部(模範
解答呼出手段として機能)32が模範解答メモリ24か
ら読み出して解答比較部26へ入力する。
【0087】解答比較部26ではそれぞれの解答を比較
し、比較結果が一致またはそれに相当するものであるか
否かを判別する。この比較結果は受験者情報および問題
識別情報と関連付けて採点メモリ28に記憶させる。同
様にして、答案メモリ25から答案用紙2の解答を順次
読み出し、同一の問題識別情報の付与されている模範解
答用紙の解答と比較処理を行ない、その比較結果を採点
メモリ28に記憶させていく。
【0088】答案メモリ25に記憶してあった答案用紙
2の解答をすべて読み出し、答案用紙の解答と比較し
て、採点メモリ28に記憶させた後、操作部10に設け
た表示器17に、採点結果を出力できる旨の表示(採点
出力待機表示)をする。ここで、ユーザが出力モードキ
ー13で「印字モード」を選択した場合には、続いて採
点情報の出力を希望する答案用紙2を、受験者情報およ
び問題識別情報で指定することを促す表示(答案指定要
求)を表示器17に表示する。
【0089】例えば「受験者の氏名と問題分野・問題番
号を選択してください」というメッセージと、答案用紙
2を提出した受験者の氏名,問題分野,問題番号が表示
される。これらの表示内容については、システム制御部
32が採点メモリ28から該受験者の氏名,問題分野,
問題番号に関する記憶内容のみを引き出し、表示器17
に出力することで表示することができる。
【0090】ユーザがこの表示を参照しながら特定の受
験者,問題分野,問題番号をテンキー20等から指定す
ると、その指定された受験者,問題分野,問題番号が関
連付けられている比較結果を、システム制御部(採点結
果呼出手段として機能)32が採点メモリ28から呼び
出してきて、採点処理部27に出力する。採点処理部2
7では、入力した比較結果を、例えば〇×等の採点情報
に変換して作画部29に出力する。
【0091】一方、システム制御部(答案用紙抽出手段
として機能)32は、指定された受験者情報および問題
識別情報の記入されている答案用紙2の画像情報を画像
メモリ21から読み出して、作画部29に出力する。作
画部29は、画像メモリ21から入力した答案用紙2の
画像情報に、採点処理部27から入力した採点情報を重
ね合わせ、採点情報の付加された答案用紙2の画像情報
を作画する。
【0092】続いて、ユーザが操作部10にあるスター
トキー18を押してプリンタ部200を作動させると、
作画部29で形成した答案用紙2の画像情報(採点情報
付加)がプリンタ部200に出力され、通常のデジタル
複写機の機能をもって用紙に印字出力される。このよう
にして希望する答案用紙の採点出力をすべて終えたら、
例えばストップキー19やテンキー20を用いてシステ
ム制御部32に答案採点モードの終了を指示して該モー
ドが終了する。
【0093】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れるものではない。例えば、第一から第四の採点機能の
いずれかを単独で備える構成としてもよく、また、第
一,第二の採点機能において答案用紙の画像情報に採点
情報を付加して用紙に印字出力する(印字モード)こと
ができ、逆に、第三,第四の採点機能において表示器1
7に採点情報を表示する(表示モード)こともできる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、学校等にも広く普及している複写機、特に近年急速
に普及してきているデジタル複写機のように、画像読取
手段(イメージスキャナ)とその読み取った画像情報を
記憶する画像記憶手段(画像メモリ)、およびその記憶
された画像情報を用紙上に画像形成して出力する画像出
力手段(プリンタ部)を備えた画像処理装置を利用し
て、任意の答案の採点を誰でも簡単にできるようにする
ことができる。
【0095】さらに、請求項2の発明によれば、複数の
答案用紙を連続して採点して、採点作業の効率化を図る
ことができる。また、請求項4の発明によれば、受験者
情報の指定によって、所望の受験者の提出した答案につ
いての採点結果を即座に抽出できるので、受験者個人個
人の教育指導に効率的に役立たせることができる。請求
項6の発明によれば、複数の問題に関し模範解答と答案
とを登録して連続的な採点処理ができるので、一層効率
のよい採点作業が可能となる。
【0096】そして、請求項3,5,7の発明によれ
ば、採点結果を答案用紙の画像に付加して印字出力でき
るので、ユーザが採点結果を答案用紙に転記する必要が
なくなり、一層採点処理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による採点機能を有する画像処理装置
の第一の構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明による採点機能を有する画像処理装置
の第二の構成例を示す機能ブロック図である。
【図3】この発明による採点機能を有する画像処理装置
の第三の構成例を示す機能ブロック図である。
【図4】この発明による採点機能を有する画像処理装置
の第四の構成例を示す機能ブロック図である。
【図5】この発明による採点機能を有する画像処理装置
の第五の構成例を示す機能ブロック図である。
【図6】この発明による採点機能を有する画像処理装置
の第六の構成例を示す機能ブロック図である。
【図7】この発明による採点機能を有する画像処理装置
の第七の構成例を示す機能ブロック図である。
【図8】この発明の実施例に係る画像処理装置の機構を
示す構成図である。
【図9】図8のプリンタ部200の感光体ドラム周りの
画像形成作用を示す拡大説明図である。
【図10】同装置のシステム構成例を示すブロック図で
ある。
【図11】同装置の操作部をの一例示す平面図である。
【図12】同装置の第一の採点機能を説明するためのフ
ローチャートである。
【図13】図12に続くフローチャートである。
【図14】同装置の第二の採点機能を説明するためのフ
ローチャートである。
【図15】同装置の第三の採点機能を説明するためのフ
ローチャートである。
【図16】同装置の第四の採点機能を説明するためのフ
ローチャートである。
【図17】図16に続くフローチャートである。
【図18】模範解答用紙の一例を示す平面図である。
【図19】答案用紙の一例を示す平面図である。
【図20】採点結果の出力用紙の一例を示す平面図であ
る。
【図21】受験者情報記入欄の設けられた答案用紙の一
例を示す平面図である。
【図22】問題識別欄の設けられた答案紙の一例を示す
平面図である。
【符号の説明】
1:模範解答用紙 2:答案用紙 3:問題領域 4,5:解答領域 7:受験者情報記入欄 8:問題識別欄 10:操作部 11:模範解答キー 12:答案採点キー 15:受験者指定キー 16:問題指定キー 17:表示器 21:画像メモリ 22:解答認識部 24:模範解答メモリ 25:答案メモリ 26:解答比較部 27:採点処理部 28:採点メモリ 29:作画部 30:受験者情報認識部 31:問題識別情報認識部 32:システム制御部 33:CPUバス 100:スキャナ部 200:プリンタ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取った画像情報を記憶する画像記憶
    手段と、該画像記憶手段に記憶された画像情報を用紙上
    に画像形成して出力する画像出力手段とを備えた画像処
    理装置において、 前記画像読取手段によって読み取る原稿を、模範解答用
    紙または答案用紙に選別する原稿選別手段と、 この原稿選別手段によって選別した模範解答用紙または
    答案用紙上の解答領域に記載されている文字を認識する
    文字認識手段と、 この文字認識手段により認識された文字列から該模範解
    答用紙または答案用紙上の解答領域に記載されている単
    語を判別する単語判別手段と、 この単語判別手段の判別結果に基づいて該模範解答用紙
    または答案用紙上の解答領域に記載されている解答を特
    定する解答特定手段と、 この解答特定手段によって特定した模範解答用紙上の解
    答を記憶する模範解答記憶手段と、 前記解答特定手段によって特定した答案用紙上の解答を
    記憶する答案記憶手段と、 前記模範解答記憶手段から読み出した模範解答用紙上の
    解答と前記答案記憶手段から読み出した答案用紙上の解
    答とを比較する解答比較手段と、 この解答比較手段による比較結果を所定の採点情報に変
    換して出力する採点結果出力手段とを設けたことを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記画像記憶手段が複数の原稿の画像情報を記憶すると
    ともに、前記答案記憶手段が複数の答案用紙上の解答を
    記憶し、かつ前記解答比較手段が該答案記憶手段から順
    次読み出される答案用紙上の解答を前記模範解答記憶手
    段から読み出された模範解答用紙上の解答と比較するよ
    うにしてあり、 さらに前記解答比較手段の比較結果を記憶する採点結果
    記憶手段と、この採点結果記憶手段に記憶してある比較
    結果を呼び出して前記採点結果出力手段に送る採点結果
    呼出手段とを設けたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の画像処理装置に
    おいて、 前記画像読取手段によって読み取った答案用紙の画像
    に、該答案用紙に対応する前記採点情報を付加する採点
    情報付加手段を設け、この採点情報付加手段により採点
    情報を付加した答案用紙の内容を前記画像出力手段によ
    って用紙に画像形成して出力するようにしたことを特徴
    とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像処理装置において、 前記答案用紙に記載された受験者に関する個人情報を認
    識する受験者情報認識手段を設け、 前記採点結果記憶手段が該個人情報と関連付けて各答案
    用紙に対する比較結果を記憶するとともに、前記採点結
    果呼出手段が該個人情報に基づいて任意の答案用紙に対
    する比較結果を呼び出して前記採点結果出力手段に出力
    するようにしたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像処理装置において、 前記採点結果呼出手段により呼び出された比較結果に対
    応する答案用紙の画像情報を、該答案用紙に記載された
    受験者に関する個人情報に基づいて前記画像記憶手段か
    ら抽出する答案用紙抽出手段と、該抽出した答案用紙の
    画像情報に前記呼び出された比較結果に基づく採点情報
    を付加する採点情報付加手段とを設け、この採点情報付
    加手段により採点情報を付加した答案用紙の内容を前記
    画像出力手段によって用紙に画像形成して出力するよう
    にしたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または4記載の画像処理装置に
    おいて、 同一の問題に対する模範解答用紙および答案用紙に共通
    に付与された問題識別情報を認識する問題認識手段と、
    該手段によって認識した問題識別情報と関連付けて該模
    範解答用紙上の解答を前記模範解答記憶手段に記憶させ
    る識別情報付与手段と、 前記問題認識手段によって認識した答案用紙の問題識別
    情報に対応する問題識別情報を有した模範解答用紙を、
    前記模範解答記憶手段から呼び出す模範解答呼出手段と
    を設け、 該呼び出した模範解答用紙上の解答と該答案用紙上の解
    答とを前記解答比較手段で比較して得た比較結果を、前
    記採点結果記憶手段が前記問題認識手段により認識した
    問題識別情報と関連付けて記憶するとともに、前記採点
    結果呼出手段が該問題識別情報に基づいて任意の答案用
    紙に対する比較結果を呼び出して前記採点結果出力手段
    に出力するようにしたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の画像処理装置において、 前記採点結果呼出手段により呼び出された比較結果に対
    応する答案用紙の画像情報を、該答案用紙に付与された
    問題識別情報に基づいて前記画像記憶手段から抽出する
    答案用紙抽出手段と、該抽出した答案用紙の画像情報に
    前記呼び出された比較結果に基づく採点情報を付加する
    採点情報付加手段とを設け、この採点情報付加手段によ
    り採点情報を付加した答案用紙の内容を前記画像出力手
    段によって用紙に画像形成して出力するようにしたこと
    を特徴とする画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016103147A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 答案採点装置および答案採点プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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