JP2016103147A - 答案採点装置および答案採点プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】グラフを含む答案を自動採点出来る答案採点装置を提供する。【解決手段】出題された問題に対する模範解答と答案を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された模範解答において、採点に用いるための単位となるオブジェクトとして、模範解答の文章部分、模範解答の表部分及び模範解答のグラフ部分からオブジェクトを抽出して特定の順序で記憶部に記憶させ、記憶部に記憶された答案のそれぞれにおいて、オブジェクトとして、答案の文章部分、答案の表部分及び答案のグラフ部分からオブジェクトを抽出し、抽出したオブジェクトを特定の順序で記憶部に記憶させる答案解析部11aと、特定の順序で記憶されたオブジェクトどうしを比較して、自動採点を行う答案評価部11bと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、試験問題に対する受験生の答案を自動的に採点する答案採点装置および答案採点プログラムに関する。
従来、答案を自動採点するための様々な工夫が行われてきた。
例えば、特許文献1において開示された技術では、学習することが望まれる項目が理解されているか否か、その傾向を分析するために、まず受験者が理解すべき小項目を含む問題文を作成する。各小項目には、「ターム」と呼ぶ数値の集まりや、式、文、単語などが含まれるようにする。
そして、問題文に対して自由記述形式での解答例を幾つか作成し、解答例ごとに、どのタームが含まれているかをチェックするチェックリストを作成し、どのチェックボックスがチェックされたかをパターン化し、複数の解答パターンを作成しておく。
そして、受験生による実際の解答を採点する際には、作成したリストのチェックボックスをチェックする。これにより、実際の解答がどの解答パターンと同じであるかを判断する。最終的に、どの解答パターンの解答が多いかを集計して、受験生の理解の傾向を分析している。
特開2009−229606号公報
上述した特許文献1における自動採点上のポイントは、正解に含まれるであろう数値の集まりや、式、文、単語などを「ターム」と呼ぶ文字列で捉え、このタームの有無により正答か否かの判断を行っている点である。
このように、特許文献1の技術では、特定の文字列を用いて処理を行うため、小論文や国語など答案を文章により記述する試験問題に向いていると考えられる。
少なくとも、答案にグラフや図形を含むことになる数学の問題では、答案を適切に採点することは出来なかった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、グラフや図形を含む答案を自動採点することが出来る答案採点装置および答案採点プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る答案採点装置は、出題された問題に対する模範解答と前記問題に対し作成された答案とを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記模範解答において、採点に用いるための単位となるオブジェクトとして、前記模範解答の文章部分から論述オブジェクトを抽出し、前記模範解答の表部分から表オブジェクトを抽出し、前記模範解答のグラフ部分または図形部分からグラフオブジェクトを抽出し、抽出した前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを、特定の順序で、模範解答オブジェクト表として、前記記憶部に記憶させ、前記記憶部に記憶された前記答案において、前記オブジェクトとして、前記答案の文章部分から前記論述オブジェクトを抽出し、前記答案の表部分から前記表オブジェクトを抽出し、前記答案のグラフ部分または図形部分から前記グラフオブジェクトを抽出し、抽出した前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを、前記特定の順序で、答案オブジェクト表として、前記記憶部に記憶させる答案解析部と、前記模範解答オブジェクト表および前記答案オブジェクト表の間で、前記特定の順序で記憶された前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを比較して、自動採点を行う答案評価部とを備える。そのため、グラフや図形を含む答案を自動採点することが出来る
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る答案採点装置では、前記答案解析部は、前記表部分から前記表オブジェクトを抽出するとき、前記表を構成する各ますに含まれた要素それぞれを独立した表オブジェクトとして抽出する構成でもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る答案採点装置では、前記答案解析部は、前記グラフ部分または図形部分から前記グラフオブジェクトを抽出するとき、前記グラフまたは前記図形を構成する線を解析し、前記グラフまたは前記図形に含まれる文字を解析し、前記線の解析結果および前記文字の解析結果に基づいて、前記線および前記文字間の関連を分析し、前記答案を作成する上でポイントとなる箇所を解析し、前記解析の結果として得られた前記グラフオブジェクトを纏めてグラフオブジェクト表を生成する構成でもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る答案採点プログラムは、記憶部に記憶された、出題された問題に対する模範解答において、採点に用いるための単位となるオブジェクトとして、前記模範解答の文章部分から論述オブジェクトを抽出し、前記模範解答の表部分から表オブジェクトを抽出し、前記模範解答のグラフ部分または図形部分からグラフオブジェクトを抽出し、抽出した前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを、特定の順序で、模範解答オブジェクト表として、前記記憶部に記憶させ、前記記憶部に記憶された、前記問題に対する前記答案において、前記オブジェクトとして、前記答案の文章部分から前記論述オブジェクトを抽出し、前記答案の表部分から前記表オブジェクトを抽出し、前記答案のグラフ部分または図形部分から前記グラフオブジェクトを抽出し、抽出した前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを、前記特定の順序で、答案オブジェクト表として、前記記憶部に記憶させ、前記模範解答オブジェクト表および前記答案オブジェクト表の間で、前記特定の順序で記憶された前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを比較して、自動採点を行う手順をコンピューターに実行させる。
以上のように、本発明によれば、グラフや図形を含む答案を自動採点することが出来る。
答案採点装置が一般的なコンピューターにより構成される場合の構成図である。 CPU11においてプログラムが実行されることにより実現される機能ブロックの図である。 模範解答DB17aおよび答案DB17bの構成図である。 答案解析部11aが答案などからオブジェクトを抽出する処理の概要を表す処理内容一覧表PCLを示す図である。 出題される問題文の例を示す図である。 出題された問題文に対する答案の例を示す図である。 答案の例のうち、論述オブジェクトを抽出する文章部分を示す図である。 論述オブジェクトの属性を決定するための論述属性一覧表SALの図である。 答案の例のうち、論述オブジェクトとして抽出された箇所を示す図である。 論述オブジェクトが記載された答案オブジェクト表AOTの例を示す図である。 答案の例のうち、表オブジェクトを抽出する表部分を示す図である。 増減表TIDから抽出された表オブジェクトを示す図である。 論述オブジェクトおよび表オブジェクトが記載された答案オブジェクト表AOTの例を示す図である。 答案の例のうち、グラフオブジェクトを抽出するグラフ部分を示す図である。 グラフGRHから抽出されたグラフオブジェクトの例を示す図である。 グラフGRHから抽出された全てのグラフオブジェクトを纏めたグラフオブジェクト表GOTの例を示す図である。 論述オブジェクト、表オブジェクト、およびグラフオブジェクトが記載された答案オブジェクト表AOTの例を示す図である。 答案評価部11bにおける全体的な処理の流れについて説明するためのフローチャートである。 答案評価部11bにおける模範解答CAと答案ASとの比較処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[概要]
最初に、本発明の一実施形態に係る答案採点装置の概要を説明する。
本発明の一実施形態に係る答案採点装置は、グラフや表を含んだ論述形式の答案を、予め用意された模範解答と比較して自動的に採点するものである。グラフや表の部分も適切に模範解答と比較するために、グラフや表から細かなオブジェクトを抽出し、同じく模範解答から抽出したオブジェクトと比較することで、グラフや表を含んだ論述形式の答案であっても、適切に自動採点を行うことが出来る。
以上、本発明の一実施形態に係る答案採点装置の概要を説明した。
[構成]
次に、本発明の一実施形態に係る答案採点装置の構成について説明する。答案採点装置は、専用のハードウェアやソフトウェアにより構成されていてもよいし、一般的なコンピューターにより構成されてもよい。答案採点装置が一般的なコンピューターにより構成される場合の構成図を図1に示す。
同図に示すように、答案採点装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、操作入力部14、通信部15、表示部16、および記憶部17を有し、これら各ブロックがバス18を介して接続されている。
ROM12は、各種の処理を実行するためのファームウェア等の複数のプログラムやデータを記憶する。RAM13は、CPU11の作業用領域として用いられ、OS(Operating System)、実行中の各種アプリケーション、処理中の各種データを一時的に保持する。
記憶部17は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリー、その他の不揮発性メモリーである。記憶部17には、OSや各種アプリケーション、各種データ、後述する模範解答DB(Database)17aおよび答案DB17bが記憶される。
通信部15は、外部の機器と情報のやりとりを行う為のネットワークと結ばれている。
CPU11は、ROM12や記憶部17に格納された複数のプログラムのうち、操作入力部14から与えられる命令に対応するプログラムをRAM13に展開し、この展開されたプログラムにしたがって、表示部16及び記憶部17を適宜制御する。
操作入力部14は、例えばマウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の操作装置である。
表示部16は、例えば液晶ディスプレイ、EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ等である。
次に、CPU11においてプログラムが実行されることにより実現される機能ブロックについて説明する。図2は、CPU11においてプログラムが実行されることにより実現される機能ブロックの図である。
答案採点装置10のCPU11において実現される機能ブロックは、答案解析部11aおよび答案評価部11bである。
答案解析部11aは、予め用意されている模範解答CAおよび受験生により作成された答案ASを解析し、模範解答CAおよび答案ASを比較する単位であるオブジェクトを抽出する。抽出されたオブジェクトは、模範解答DB17aの模範解答オブジェクト表CAOTおよび答案DB17bの答案オブジェクト表AOTに記憶される。
答案評価部11bは、各受験生の答案ASと模範解答CAとを比較し、答案ASを評価し採点する。具体的には、模範解答DB17aの模範解答オブジェクト表CAOTに記載されたオブジェクトと、答案DB17bの答案オブジェクト表AOTに記載されたオブジェクトとを比較し、同一であるか否かをオブジェクトごとに判断する。採点結果は答案DB17bの答案採点結果SCRに記憶される。
次に、記憶部17に記憶される模範解答DB17aおよび答案DB17bについて簡単に説明する。図3は、模範解答DB17aおよび答案DB17bの構成図である。
模範解答DB17aは、予め用意されている1つ以上の模範解答CAおよび各模範解答CAから答案解析部11aにより抽出されたオブジェクトを表形式で記憶させた模範解答オブジェクト表CAOTを含んでいる。
答案DB17bは、受験生により作成された答案AS、各答案ASから答案解析部11aにより抽出されたオブジェクトを表形式で記憶させた答案オブジェクト表AOT、および答案評価部11bによる各答案ASの採点結果である答案採点結果SCRを含んでいる。
以上、答案採点装置10の構成について説明した。
[オブジェクト抽出処理の概要]
次に、答案解析部11aが答案などからオブジェクトを抽出する処理の概要について説明する。図4は、答案解析部11aが答案などからオブジェクトを抽出する処理の概要を表す処理内容一覧表PCLを示す図である。なお、図中では、オブジェクトの抽出をオブジェクト化と呼んでいる。
処理内容一覧表PCLに示す手順は、答案ASや模範解答CAに記載されている文章、表、およびグラフからキーポイントとなる部分(オブジェクト)を抽出する方法を示したものである。
処理内容一覧表PCLに示す手順において、答案解析部11aは、まず、解答AS内に記述された文章部分の解析を行う(実行順1)。
実行順1の手順における解析では、まず、文章を答案ASの比較に最適な長さに区切る。次に、数式に関する文章およびグラフや表を参照している文章をオブジェクトとして抽出する。次に、文章どうしの関連および依存関係について解析する。
なお、答案解析部11aは、文章内において、記述した数式等を示す為の注目番号(「式1」、「式2」など)が記載されている場合、その番号も抽出しておく。
次に、答案解析部11aは、解析された文章と、文章内で参照されている表およびグラフとの関係を明らかにする(実行順2)。
実行順2の手順における処理では、図表により表現された情報と、文章により記述された情報との整合性がとれているかを確認する。
次に、答案解析部11aは、グラフ(図形)の解析を行う(実行順3から6)。
図形の解析では、まず、図形を構成する線に対する解析を行う(実行順3)。
線の解析では、対象とする線が、図形の構成要素であるか、グラフの一部であるか、基軸(X軸、Y軸など)であるか、補助線であるか、図やグラフを説明するための線であるか、などについて解析する。
次に、答案解析部11aは、図形内に記述された文字を解析する(実行順4)。
文字の解析では、図形内に記述された文字または文字列が、近傍に描かれた線、面、または立体の尺(大きさ)や座標を説明するものであるかを解析したり、近傍に描かれた線、面、または立体の名称を表したものであるかを解析したりする。
次に、答案解析部11aは、実行順3の解析結果に基づき、さらに図形に対し、交点、頂点、極値点などを解析し、図形内の全てのオブジェクトを抽出する(実行順5)。ここでは、問題に解答する上でポイントとなる箇所の解析を行う。
なお実行順5では、図形の相似性およびグラフの並行性について解析したり、グラフの軌跡の特徴について解析したりしてもよい。
図形の解析の最後において、答案解析部11aは、抽出した図形内のオブジェクトを構造化する(実行順6)。
構造化は、具体的には、抽出した図形に関するオブジェクトを整列させる。これは、答案ASと模範解答CAを比較する際の利便性を向上させる為である。
次に、答案解析部11aは、表の解析を行う(実行順7)。
表の解析では、何に関する表であるか、記述されている数字および記号にはどのような意味があるか、および記述の順序が意味するものは何か、などについての解析が行われる。
以上が、答案ASまたは模範解答CAからオブジェクトを抽出するための手順の概要である。なお。図形の解析と表の解析は、答案ASに書かれた文章において参照された順序で解析されるため、上述した実行順のとおりに実行されるとは限らない。
以上、答案解析部11aが答案などからオブジェクトを抽出する処理の概要について説明した。
[オブジェクト抽出処理の具体例]
次に、上述したオブジェクト抽出処理の具体例について説明する。なお、以下の説明では、図5に示す問題「平面上の曲線y=x−29x−60x+900の極大値・極小値を求めよ。」が出題されたと仮定し、図6に示す答案ASが得られたと仮定する。
図6に示す答案ASは、文章により記述された部分と、増減表により記述された部分と、グラフにより記述された部分とから構成されている。
<文章からのオブジェクトの抽出>
まず、図7に示すように、文章により記述された部分を対象に、オブジェクトを抽出する。なお、文章から抽出されるオブジェクトを論述オブジェクトと呼ぶ。
論述オブジェクトを抽出するためには、文章内の各論述オブジェクト候補(オブジェクトとなり得る長さの文字列)間の関係を解析し、各論述オブジェクトの属性を決定する必要がある。そのため、図8に示す論述属性一覧表SALを用いる。
論述属性一覧表SALでは、論述オブジェクトの属性に対して、属性を決定するための記述の具体例が関連付けられている。例えば、答案の1行目には、「f(x)=x−29x−60x+900とおくと」の記述があるため、論述属性一覧表SALの具体例に「〜とおくと」がある論述オブジェクトの属性は、「定義」であることが分かる。
このようにして、答案解析部11aは、論述オブジェクトとして、図9に示すように、論述オブジェクト1から論述オブジェクト6までを抽出し、論述属性一覧表SALを参照して論述オブジェクト1から論述オブジェクト6の属性を決定する。
なお、図9に示す論述属性一覧表SALにおいて、論述オブジェクトの属性として「定義」の他、「理由」、「条件」、「転換」、「並列」、「挿入」、「代入」、及び「代名詞」がある。
また、答案解析部11aは、図10に示すように、抽出された6つの論述オブジェクトに関する表(答案オブジェクト表AOT)を生成する。
図10に示す答案オブジェクト表AOTでは、抽出されたオブジェクトのそれぞれに対して、属性、利用するオブジェクトと利用方法、および利用するオブジェクトを参照する図オブジェクト・表オブジェクトが関連付けられている。例えば、論述オブジェクト1に関し、論述の属性が「定義」になっていることや、例えば、論述オブジェクト4に関し、論述の属性が「理由」であり、利用するオブジェクトは論述オブジェクト3であり、表(増減表)を参照していることが分かる。
以上の手順により、答案オブジェクト表AOTには、答案ASの文章部分から抽出された論述オブジェクトが記載された状態となる。
<表からのオブジェクトの抽出>
次に、図11に示すように、答案解析部11aは、表(増減表TID)により表現された部分を対象に、オブジェクトを抽出する。なお、表から抽出されるオブジェクトを表オブジェクトと呼ぶ。
表オブジェクトを抽出する場合、まず、表を構成する各セル(縦線および横線により区切られた1ます)を区別するために、各セルを(i,j)のように表す。左上のセルを(0,0)とし、そこから右に行くとiを増加させ、下に行くとjを増加させる。
このようにして、各セルから抽出した表オブジェクトは、図12に示すように表すことが出来る。
例えば、左上のセルには「x」という記述があるので、「(0,0)=x」となり、上から3行目で左から5列目のセルには「極小」という記述があるので、「(4,2)=極小」となる。
答案解析部11aは、答案オブジェクト表AOTを参照する。答案オブジェクト表AOTにおいて、以上のように抽出された表オブジェクトが論述オブジェクト4で参照されていることが分かるので、答案解析部11aは、図13に示すように、表オブジェクトを答案オブジェクト表AOTの論述オブジェクト4と論述オブジェクト5の間の行に挿入する。
以上の手順により、答案オブジェクト表AOTには、答案ASの文章部分から抽出された論述オブジェクトと、増減表部分から抽出された表オブジェクトとが記載された状態となる。
<グラフからのオブジェクトの抽出>
次に、答案解析部11aは、図14に示すように、グラフGRHにより表現された部分を対象に、オブジェクトを抽出する。なお、グラフから抽出されるオブジェクトをグラフオブジェクトと呼ぶ。
グラフオブジェクトの抽出は、上述した処理内容一覧表PCLの実行順3から6の処理により抽出される。図15は、グラフGRHから抽出されたグラフオブジェクトの例を示す図である。抽出されたグラフオブジェクトとしては、例えば、X軸が基軸GO1として、X軸に添えられた「x」の文字がX軸を示す説明GO12として、f(x)の曲線が「線グラフ(N型)」GO7として、点(20,f(20))が極小値GO14として抽出されている。
グラフGRHから抽出された全てのグラフオブジェクトは、整列され、f(x)に関する情報として、図16に示すグラフオブジェクト表GOTに纏められる。グラフオブジェクト表GOTからは、グラフの型がN型であり、極大値がx=−1で得られ、極小値がx=20で得られることが分かる。
答案解析部11aは、答案オブジェクト表AOTを参照する。答案オブジェクト表AOTにおいて、以上のように抽出されたグラフオブジェクトは、グラフGRHが論述オブジェクト5で参照されていることが分かるので、答案解析部11aは、図17に示すように、図形オブジェクトを、答案オブジェクト表AOTの論述オブジェクト5と論述オブジェクト6の間の行に挿入する。
以上の手順により、答案オブジェクト表AOTには、答案ASの文章部分から抽出された論述オブジェクトと、増減表部分から抽出された表オブジェクトと、グラフ部分から抽出されたグラフオブジェクトとが特定の順序で記載され、完成された状態となる。
以上、オブジェクト抽出処理の具体例について説明した。なお模範解答オブジェクト表CAOTも同様の手順にて作成される。
[答案評価部11bにおける処理の流れ]
次に、答案評価部11bにおける処理の流れについて説明する。図18は、答案評価部11bにおける全体的な処理の流れについて説明するためのフローチャートであり、図19は、答案評価部11bにおける模範解答CAと答案ASとの比較処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
なお、答案評価部11bでの処理を行う前に、模範解答CAおよび答案ASからのオブジェクトの抽出は完了しているものとする。
また、ここでは、1つの答案ASについて、用意されているn個の模範解答CAとの比較を行っているが、答案ASが複数ある場合は、それぞれの答案ASについて、以下で述べる処理を繰り返すことは言うまでも無い。
以下の説明では、模範解答CAはn種類あるとし、最初の模範解答CAを模範解答(1)と表現し、n番目の模範解答CAを模範解答(n)と表現する。
また、各模範解答CAには、正解フラグおよびオブジェクト一致数の二つの変数を持ち、n番目の模範解答に属する各変数は、正解フラグ(n)およびオブジェクト一致数(n)として表現する。
また、1つの答案オブジェクト表AOTまたは1つの模範解答オブジェクト表CAOTの中で、最初に記載されているオブジェクトをオブジェクト(1)とし、m番目に記載されているオブジェクトをオブジェクト(m)とする。
<全体的な処理の流れ>
図18に基づいて説明する。
まず、答案評価部11bは、変数nを1に設定する(ステップS1)。
次に、答案評価部11bは、模範解答(n)が存在するか否かを判断する(ステップS2)。
模範解答(n)が存在する場合(ステップS2のYES)、答案評価部11bは、模範解答(n)と答案ASとの比較を抽出されているオブジェクトごとに行う(ステップ3)。
次に、答案評価部11bは、nを1だけ増加させ、処理をステップS2に戻す(ステップS4)。
模範解答(n)が存在しない場合(ステップS2のNO)、答案評価部11bは、答案ASの採点情報を記憶部17に記憶させ、処理を終了する(ステップS5)。
<模範解答(n)と答案ASとの比較処理の流れ>
図19に基づいて説明する。
まず、答案評価部11bは、変数mを1に設定する(ステップS10)。
次に、答案評価部11bは、オブジェクト一致数(n)を0に設定する(ステップS11)。
次に、答案評価部11bは、正解フラグ(n)をYESに設定する(ステップS12)。
次に、答案評価部11bは、模範解答(n)の模範解答オブジェクト表CAOTおよび答案ASの答案オブジェクト表AOTにはm番目のオブジェクトがあるか否かを判断する(ステップS13)。
m番目のオブジェクトが無い場合(ステップS13のNO)、1つの模範解答(n)との比較は終了したと考え、m−1の数をオブジェクト一致数(n)に設定して、全体の処理に戻る(ステップS17)。
m番目のオブジェクトがある場合(ステップS13のYES)、答案評価部11bは、模範解答(n)の模範解答オブジェクト表CAOTおよび答案ASの答案オブジェクト表AOTのm番目のオブジェクトが等しいか否かを判断する(ステップS14)。
m番目のオブジェクトが等しい場合(ステップS14のYES)、次のオブジェクトどうしを比較するために、変数mを1だけ増加させ、処理をステップS13に戻す(ステップS15)。
m番目のオブジェクトが等しくない場合(ステップS14のNO)、答案評価部11bは、正解フラグ(n)にNGを設定し(ステップS16)、m−1の数をオブジェクト一致数(n)に設定して、全体の処理に戻る(ステップS17)。
以上、答案評価部11bにおける処理の流れについて説明した。
[補足事項]
その他、本発明は、上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 … 答案採点装置
11 … CPU
11a… 答案解析部
11b… 答案評価部
12 … ROM
13 … RAM
14 … 操作入力部
15 … 通信部
16 … 表示部
17 … 記憶部
18 … バス

Claims (4)

  1. 出題された問題に対する模範解答と前記問題に対し作成された答案とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記模範解答において、採点に用いるための単位となるオブジェクトとして、前記模範解答の文章部分から論述オブジェクトを抽出し、前記模範解答の表部分から表オブジェクトを抽出し、前記模範解答のグラフ部分または図形部分からグラフオブジェクトを抽出し、抽出した前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを、特定の順序で、模範解答オブジェクト表として、前記記憶部に記憶させ、
    前記記憶部に記憶された前記答案において、前記オブジェクトとして、前記答案の文章部分から前記論述オブジェクトを抽出し、前記答案の表部分から前記表オブジェクトを抽出し、前記答案のグラフ部分または図形部分から前記グラフオブジェクトを抽出し、抽出した前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを、前記特定の順序で、答案オブジェクト表として、前記記憶部に記憶させる答案解析部と、
    前記模範解答オブジェクト表および前記答案オブジェクト表の間で、前記特定の順序で記憶された前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを比較して、自動採点を行う答案評価部と
    を備えた
    答案採点装置。
  2. 請求項1に記載の答案採点装置であって、
    前記答案解析部は、
    前記表部分から前記表オブジェクトを抽出するとき、前記表を構成する各ますに含まれた要素それぞれを独立した表オブジェクトとして抽出する
    答案採点装置。
  3. 請求項1または2に記載の答案採点装置であって、
    前記答案解析部は、
    前記グラフ部分または図形部分から前記グラフオブジェクトを抽出するとき、
    前記グラフまたは前記図形を構成する線を解析し、
    前記グラフまたは前記図形に含まれる文字を解析し、
    前記線の解析結果および前記文字の解析結果に基づいて、前記線および前記文字間の関連を分析し、
    前記答案を作成する上でポイントとなる箇所を解析し、
    前記解析の結果として得られた前記グラフオブジェクトを纏めてグラフオブジェクト表を生成する
    答案採点装置。
  4. 記憶部に記憶された、出題された問題に対する模範解答において、採点に用いるための単位となるオブジェクトとして、前記模範解答の文章部分から論述オブジェクトを抽出し、前記模範解答の表部分から表オブジェクトを抽出し、前記模範解答のグラフ部分または図形部分からグラフオブジェクトを抽出し、抽出した前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを、特定の順序で、模範解答オブジェクト表として、前記記憶部に記憶させ、
    前記記憶部に記憶された、前記問題に対する前記答案において、前記オブジェクトとして、前記答案の文章部分から前記論述オブジェクトを抽出し、前記答案の表部分から前記表オブジェクトを抽出し、前記答案のグラフ部分または図形部分から前記グラフオブジェクトを抽出し、抽出した前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを、前記特定の順序で、答案オブジェクト表として、前記記憶部に記憶させ、
    前記模範解答オブジェクト表および前記答案オブジェクト表の間で、前記特定の順序で記憶された前記論述オブジェクト、前記表オブジェクト、および前記グラフオブジェクトを比較して、自動採点を行う
    手順をコンピューターに実行させるための答案採点プログラム。
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