JP2018045548A - Fmea作成支援システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記載内容の精度が高いFMEAシートを効率良い作業で作成することを可能にする技術を提供する。【解決手段】既存FMEAシートを利用した新規FMEAシートの作成を支援するFMEA作成支援システムであって、前記新規FMEAシートの第1項目へ作成者により入力された入力情報に関連する内容の第2項目を有する前記既存FMEAシートの前記第2項目を関連第2項目として検索する検索部と、前記関連第2項目から抽出された抽出単語と前記関連第2項目に付加された付加単語とを前記作成者に提示する抽出部と、前記抽出単語のうち前記作成者に選択された単語を前記既存FMEAシートの前記関連文章に付加すると共に、前記抽出単語または前記付加単語のうち前記作成者に選択された登録単語を前記新規FMEAシートの第2項目に登録する付加部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、FMEAシートの作成を支援する技術に関する。
機器などの潜在的な不具合を分析する方法としてFMEA(Failure Mode and Effect Analysis)がある。FMEAシートには、機器を構成する部品および機能毎に、故障モードと、故障モードが機器にもたらす影響とが対応づけて登録される。FMEAでは故障モードを漏れなく列挙することが重要である。FMEAシートを効率よく作成するために、文章で表現された事例データから新規FMEAシートを作成する作業を支援するシステムが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1のシステムは、事例データから語句を抽出し、語句をノードとして意味ネットワークを生成し、意味ネットワークを作成者に提示して意味ネットワーク上でリンクされている複数の語句を作成者に選択させ、選択された各語句を各項目の内容とする新規FMEAシートを作成する。
特開2008−102758号公報
過去の製品で生じた不具合と同様の不具合が新開発の製品にも生じることがある。そのため、新規FMEAシートを作成するときに過去に作成された既存FMEAシートの知見を活かすことは有効である。FMEA単語用概念辞書のようなFMEA作成に必要な知識を体系化したものがあれば、特許文献1の技術を新規FMEAシートの作成に利用できる可能性がある。しかし、FMEA作成に必要な知識を体系化するには多くの人手と時間が必要である。
実際の既存FMEAシートは形式や記載の仕方が共通しておらず、例えば故障モードなどの項目が文章で表現されていたり単語で表現されたりする、また同内容でも作成者により別の同義語が使われたりすることがあり表現が統一されていない。そのため既存FMEAシートを新規FMEAシートの作成に活用するのは容易でない。文章で表現されたり単語で表現されたり、表現が統一されていない項目は、重要なポイントを機械で精度よく判別することは容易でない。人が文章の解読に関与すれば、ポイントの判別は可能になるが、大量な既存FMEAシートを人手により解析するのは多大な工数を要する。そのためFMEA作成支援においては、新規FMEAシートの記載内容の精度と作成作業の効率を両立させることは困難であった。
本発明の目的は、記載内容の精度が高いFMEAシートを効率良い作業で作成することを可能にする技術を提供することである。
本発明の一つの実施態様に従うFMEA作成支援システムは、既存FMEAシートを利用した新規FMEAシートの作成を支援するFMEA作成支援システムであって、前記新規FMEAシートの第1項目へ作成者により入力された入力情報に関連する内容の第2項目を有する前記既存FMEAシートの前記第2項目を関連第2項目として検索する検索部と、前記関連第2項目から抽出された抽出単語と前記関連第2項目の付加単語とを前記作成者に提示し、前記抽出単語または前記付加単語のうち前記作成者に選択された単語を前記既存FMEAシートの前記関連文章に付加単語として付加すると共に、前記抽出単語または前記関連単語のうち前記作成者に選択された登録単語を前記新規FMEAシートの第2項目に登録する付加部と、を有する。
本発明によれば、既存FMEAシートから機械的に単語を抽出し、作成者がその中から選択した単語を新規FMEAシートに登録するので、人間が関与した精度の高い内容を新規FMEAシートに登録することができる。また、作成者の作業は、機械的に抽出された単語の中から、適切な単語を選択するだけなので、新規FMEAシートを効率よく作成することができる。また、作成者が選択した適切な単語を既存FMEAシートの関連文章に付加するので、それ以降にその既存FMEAシートの情報を利用する際には単語抽出の処理が不要となり、処理の簡略化が進行していく。
FMEAシートの一例を示す図である。 本実施形態によるFMEA作成支援システムのブロック図である。 本実施形態によるFMEA作成支援システムの全体動作のフローチャートである。 共起ネットワーク作成処理のフローチャートである。 関連故障モード検索処理のフローチャートである。 新規FMEAシートに登録する単語の候補を表示する画面の一例を示す図である。 共起ネットワークの一例を示す図である。 新規FMEAシートの入力文章から抽出された単語群を類似度算出用に拡張する様子を説明するための模式図である。 抽出単語のスコアを算出する様子を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、FMEAシートの一例を示す図である。FMEAシートは簡略化したものであり、実施形態がこの例に限定されることはない。FMEA情報10は記憶装置に書き込みおよび記憶装置から読み出しが可能な電子データである。本実施形態の説明に用いる簡略化されたFMEA情報10には、エントリ毎に、部品および機能(Item/Function)、故障モード(Failure Mode)、影響(Effect)、および原因(Cause)という項目が含まれている。各エントリがFMEAシートに相当する。
本実施形態のFMEA作成支援システムは、このFMEAシートを新規FMEAシートとして作成を支援するものである。その際、FMEA作成支援システムは、過去に作成された既存FMEAシートの内容を利用して、FMEAシートを作成する作成者の作業を支援する。既存FMEAシートは記述形式や表現が統一されておらず、各項目内の情報が単語で表現されていたり、文章で表現されていたりする。
図2は、本実施形態によるFMEA作成支援システムのブロック図である。FMEA作成支援システムは、クライアントマシン20とサーバマシン30を有している。FMEA作成支援システムは、クライアントマシン20とサーバマシン30が連携して動作し、FMEAシートの作成を支援する処理を行うコンピュータシステムである。クライアントマシン20とサーバマシン30はネットワーク40経由で接続する。
クライアントマシン20はGUI部21と通信部22を有している。GUI部21は、画面を作成者に提示したり、作成者による操作を検知したりする。通信部22はサーバマシン30との通信を行う装置である。
サーバマシン30は、通信部31、共起ネットワーク(NW)作成部32、関連故障モード検索部33、文章クラスタリング部34、キーワード抽出部35、キーワード付加部36、既存FMEA情報37、および共起NW情報38を有している。通信部31はクライアントマシン20との通信を行う装置である。共起NW作成部32は、既存FMEAシートの情報から単語の共起を示す共起ネットワークを作成する。関連故障モード検索部33は、新規FMEAシートへ入力された情報に基づき、既存FMEAシートの中から、関連する故障モード(関連故障モード)を検索する。文章クラスタリング部34は、関連故障モードなどの文章をクラスタリングする。キーワード抽出部35は、複数の関連故障モードの文章から代表的な単語を抽出する。キーワード付加部36は、新規FMEAシートの故障モードなどの項目に単語を登録し、また、単語が付加されていない既存FMEAシートの故障モードなどの項目に単語を付加する。既存FMEA情報37は、既存FMEAシートの情報である。一例として、図1に示したFMEA情報10の形式である。共起NW情報38は、共起ネットワークの情報である。
FMEA作成支援システムの概略動作について説明する。
FMEA作成支援システムは、上述のように、既存FMEAシートを利用した新規FMEAシートの作成を支援するシステムである。関連故障モード検索部33は、新規FMEAシートの第1項目へ作成者により入力された入力情報に関連する内容の第2項目を有する既存FMEAシートの第2項目を関連第2項目(関連故障モード)として検索する。第1項目は作成者が入力する項目であり、ここでは一例として部品および機能の項目である。第2項目は、作成者がFMEA作成支援システムを利用して登録する項目であり、ここでは一例として故障モードである。
キーワード抽出部35は、関連第2項目から抽出された抽出単語と関連第2項目に付加された付加単語とを作成者に提示し、新規FMEAシートの第2項目への登録に使用するものを選択させる。更に、キーワード付加部36は、抽出単語のうち作成者に選択された抽出単語を付加単語として既存FMEAシートの関連文章に付加すると共に、抽出単語または付加単語のうち作成者に選択された登録単語を新規FMEAシートの第2項目に登録する。
本実施形態によれば、既存FMEAシートから機械的に単語を抽出し、作成者がその中から選択した単語を新規FMEAシートに登録するので、人間が関与した精度の高い内容を新規FMEAシートに登録することができる。また、作成者の作業は、機械的に抽出された単語の中から、適切な単語を選択するだけなので、新規FMEAシートを効率よく作成することができる。また、作成者が選択した適切な単語を既存FMEAシートの関連文章に付加するので、それ以降にその既存FMEAシートの情報を利用する際には単語抽出の処理が不要となり、処理の簡略化が進行していく。また、抽出され作成者に候補として提示される単語も、機械が関連文書からキーワード抽出した単語から、以前新規FMEA作成のときに作成者により適切な単語として選択され既存FMEA項目に付加された単語に置き換わっていくため、精度のよい候補を作成者に提示することができ、作成者の選択が容易になっていく。
また、その際、関連故障モード検索部33は、新規FMEAシートの第1項目への入力情報との類似度が高い上位所定個の第2項目を決定する。新規FMEAシートの第1項目へ入力された情報との類似度を見ることで関連の深い第2項目を適切に判断することができる。
また、共起ネットワーク作成部32は、既存FMEAシートの項目の内部に単語が共に出現する項目内共起と同じエントリの別々の項目に単語がそれぞれ出現する項目間共起とを含む単語の共起を、単語をノードで表わし、単語間の共起の存在をリンクで表わし、単語間の共起の個数をリンクの重みで表わすことにより、共起ネットワークを作成する。関連故障モード検索部33は、新規FMEAシートの第1項目への入力情報から抽出された単語に、共起ネットワークでその単語にリンクしている単語を追加することにより検索の対象とする第1対象単語を決定する。また、関連故障モード検索部33は、既存FMEAシートから抽出された単語を第2対象単語と決定する。更に、関連故障モード検索部33は、第1対象単語をベクトルの次元とし第1対象単語の出現回数をベクトルの大きさとする第1ベクトルと、第2対象単語をベクトルの次元とし第2対象単語の出現回数をベクトルの大きさとする第2ベクトルとの角度の余弦を類似度とし、その類似度が高い上位所定個の既存FMEAシートの第2項目を関連第2項目とする。新規FMEAシートの単語を、既存FMEAシートから作成した共起ネットワークを利用して拡張して既存FMEAシートと類似度をみて関連第2項目を決定するので、適切な既存FMEAシートの第2項目から精度の高い内容の新規FMEAシートを作成するのを支援することができる。
また、キーワード抽出部35は、第2項目が文章で表現された関連文書から抽出単語を抽出し、その抽出単語の出現回数と、共起ネットワーク上で抽出単語にリンクする単語の出現回数とを合計し、合計の出現回数を抽出単語のスコアとする。さらに、キーワード抽出部35は、スコアが上位所定個の抽出単語と、関連単語とを作成者に提示する。FMEAシートでは項目内および項目間で同時に出現する単語に関連がある場合が多いので、項目内共起と項目間共起の両方の共起における出現回数の合計をスコアとして用いることで、抽出単語の適切なスコアを得ることができる。
また、キーワード抽出部35は、検索で得られた関連第2項目を、単語が付加されているか否かで分類し、更にその中を類似度に基づいてグループに分類する。キーワード付加部36は、更に、単語が付加されていないグループについては関連第2項目の関連文章から、付加単語の候補を作成者に提示し、その候補の中から少なくとも1つの単語を作成者に選択させ、選択された単語を付加単語として関連第2項目に付加する。関連第2項目を類似度に基づいてグループに分類し、第2項目に単語が付加されていない既存FMEAシートには、グループの関連文章から抽出した単語を第2項目に付加するので、その後、その既存FMEAシートを利用する際には単語抽出の処理が不要となり、処理の簡略化が進行していく。
また、キーワード抽出部35は、抽出単語と関連単語を、それぞれに作成者が選択可能なチェックボックスと共に画面に表示する。これにより作成者は登録単語を容易に決定できる。
また、キーワード抽出部35は、抽出単語を付加単語の候補とし、抽出単語の抽出元の文章を、付加単語を付加する文章の候補として、作成者が選択可能なチェックボックスと共に画面に表示する。これにより作成者は付加単語を付加する文章を容易に決定できる。
以下、更に詳細に説明する。
図3は、本実施形態によるFMEA作成支援システムの全体動作のフローチャートである。
ここでは事前に、共起NW作成部32が、既存FMEA情報37に蓄積されている既存FMEAシートに基づいて共起ネットワークを作成し、共起NW情報38として記録しているものとする。共起ネットワークの作成方法については後述する。
図3を参照すると、まず、GUI部21が、ユーザが新規FMEAシートに入力した部品および機能の情報(入力情報)を検知し(ステップ101)、入力情報を通信部22および通信部32を経由して関連故障モード検索部33に通知する。関連故障モード検索部33は、入力情報である部品および機能に基づいて関連故障モードを検索する(ステップ102)。
次に、キーワード抽出部35は、得られた関連故障モードを、キーワードとなる単語が登録されているか否かで分類し、更に、文章クラスタリング部34を利用して文章の類似度に基づいてクラスタリングし、関連故障モードを複数のグループに分類する(ステップ103)。
続いて、キーワード抽出部35は、ステップ105〜108の処理を全てのグループのそれぞれに対して実行する(ステップ104)。
まず、キーワード抽出部35は、対象としているグループに含まれる既存FMEAシートの(関連)故障モードに単語が付加されているか否か判定する(ステップ105)。故障モードに単語が付加されていれば、キーワード抽出部35は、その単語をチェックボックスと共に画面に表示し、各単語について新規FMEAシートの故障モードに登録するか否かについて作成者に判断を促す(ステップ106)。一方、対象としているグループに含まれる既存FMEAシートの故障モードに単語が付加されていなければ、キーワード抽出部35は、グループに含まれる各関連故障モードの文章から新規FMEAシートに登録する単語(キーワード)の候補を抽出する(ステップ107)。次に、キーワード抽出部35は、新規FMEAシートに登録する単語の候補と、その単語を抽出した元の文章を、それぞれのチェックボックスと共に画面に表示し、各単語を新規FMEAシートに登録するか否かについて作成者に判断を促す(ステップ108)。
全てのグループに対する処理が終了すると、キーワード付加部36は、新規FMEAシートに登録する単語(登録単語)と、既存FMEAシートの故障モードの文章に付加する単語(付加単語)と、付加単語を付加する故障モードについて、GUI部21において作成者(ユーザ)による選択の情報を取得する(ステップ109)。
次に、キーワード付加部36は、選択された全てのグループについて、ステップ111〜113の処理を実行する(ステップ110)。
まず、キーワード付加部36は、対象としているグループに含まれる既存FMEAシートの(関連)故障モードに単語が付加されているか否か判定する(ステップ111)。故障モードに単語が付加されていれば、キーワード付加部36は、選択された単語を新規FMEAシートの故障モードに登録する(ステップ113)。一方、故障モードに単語が付加されていなければ、キーワード付加部36は、作成者に選択された単語を、既存FMEAシートの関連故障モードに付加してから(ステップ112)、ステップ113の処理を実行する。
図4は、共起ネットワーク作成処理のフローチャートである。
共起ネットワークは、既存FMEAシートの各項目の文章に含まれる単語を用いて作成される。共起ネットワークにおける共起には上述した項目内共起と項目間共起が含まれる。
図4を参照し、まず、共起ネットワーク(NW)作成部32は、キーワード抽出部35を利用して、既存FMEA情報37に蓄積された既存FMEAシートの各エントリの各項目から文章を抜き出し、抜き出した文章に対して形態素解析を行うことにより単語を抽出する(ステップ201)。ここでいう項目には、図1に示した、部品および機能、故障モード、原因、影響がある。
次に、共起NW作成部32は、各エントリの各項目の項目内共起をカウントする(ステップ202)。続いて、共起NW作成部32は、各エントリの項目間共起をカウントする(ステップ203)。
そして、共起NW作成部32は、全ての単語の組み合わせについて項目内共起の個数と項目間共起の個数を合計した総個数する(ステップ204)。次に、共起NW作成部32は、各単語をノードとし、単語間の共起をリンクとし、共起の総個数をリンクの重みとして、ネットワークを作成する(ステップ205)。
図5は、関連故障モード検索処理のフローチャートである。
まず、関連故障モード検索部33は、作成者により新規FMEAの部品および機能の項目に入力された文章(入力文章)に対して形態素解析を行うことにより単語を抽出し、各単語の出現回数をカウントする(ステップ301)。
次に、関連故障モード検索部33は、入力文章から抽出された単語および出現回数と共起ネットワークを用いて、既存FMEAシートとの類似度の算出に用いる拡張用単語を決定する(ステップ302)。
その際、関連故障モード検索部33は、まず、抽出された各単語のノードを共起ネットワーク内で特定し、各ノードにつながるリンクを重み順に並べる。次に、関連故障モード検索部33は、特定されたノードにつながるリンクのうち、重みが予め定められた割合の上位であるリンクを特定する。更に、関連故障モード検索部33は、特定されたノードに特定されたリンクで接続されたノードを拡張用単語として抽出する。
次に、関連故障モード検索部33は、入力文章から抽出された単語を、拡張用単語を用いて拡張し、類似度算出用単語とする(ステップ303)。
その際、関連故障モード検索部33は、まず、入力文章から抽出された単語に拡張用単語を追加し、それらを類似度算出用の単語とする。更に、関連故障モード検索部33は、拡張用単語の出現回数に相当する値を算出する。その際、関連故障モード検索部33は、その拡張用単語のつながり元である、抽出された単語の出現回数とその拡張用単語リンクの重みの積を、入力文章から抽出された単語からつながるリンクの重みの最大値で割って、得られた値を拡張用単語の出現回数とする。
次に、関連故障モード検索部33は、既存FMEAシートにおける、その既存FMEAシートと入力文章との類似度の算出に用いる、単語および出現回数を算出する(ステップ304)。
その際、関連故障モード検索部33は、まず、既存FMEA情報37の各エントリについて各項目の文章に対して形態素解析を行うことにより単語を抽出する。既存FMEA情報37の各エントリが既存FMEAシートのそれぞれに相当する。更に、関連故障モード検索部33は、抽出された単語のエントリ内での出現回数をカウントする。
次に、関連故障モード検索部33は、入力情報の類似度算出用単語およびその出現回数と、依存FMEAシートの単語およびその出現回数を用いて、入力文章と既存FMEAシートとの類似度を算出する(ステップ305)。
その際、関連故障モード検索部33は、単語をベクトルの次元とし、その単語の出現回数をベクトルの長さとし、入力文章と既存FMEAシートをベクトルで表し、2つのベクトルのなす角度の余弦を入力文章と既存FMEAシートの類似度とする。入力文章のベクトルは、入力文章の類似度算出用単語およびその出現回数で表される。既存FMEAシートのベクトルは、既存FMEAシートの単語およびその出現回数で表される。入力文章のベクトルと既存FMEAシートのベクトルとの角度をθとすると、cosθが入力文章と既存FMEAシートとの類似度を表す。
次に、関連故障モード検索部33は、関連故障モードを決定する(ステップ306)。その際、関連故障モード検索部33は、既存FMEAシートを類似度でソートし、上位所定個の既存FMEAソートの故障モードを関連故障モードとする。
図6は、新規FMEAシートに登録する単語の候補を表示する画面の一例を示す図である。キーワード付加部36は、新規FMEAシートの故障モードに登録する単語の候補をFMEA候補選択画面41に表示する。
キーワード抽出部35は、上述したステップ106において、関連故障モードに付加されていた関連単語を新規FMEAシートの故障モードに登録する単語(キーワード)の候補として関連単語表示画面42に表示する。それぞれの関連単語にはチェックボックスが付随して表示される。作成者は、関連単語に付随するチェックボックスにチェックを入れることにより、その関連単語を新規FMEAシートに登録するキーワードとして選択することができる。
また、キーワード抽出部35は、上述したステップ108において、関連故障モードから抽出した抽出単語を、新規FMEAシートに登録する単語の候補として、その抽出単語を抽出した元の文章とともに、抽出単語表示画面43に表示する。それぞれの抽出単語にはチェックボックスが付随して表示される。作成者は、抽出単語に付随するチェックボックスにチェックを入れることにより、その抽出単語を新規FMEAシートに登録するキーワードとして選択することができる。また、抽出単語の抽出元のそれぞれの文章もチェックボックスが付随して表示される。作成者は、文章に付随するチェックボックスにチェックを入れることにより、選択した抽出単語を付加単語として付加する、既存FMEAシートの故障モードの文章を選択することができる。
また、キーワード抽出部35は、チェックボックスで選択した情報を確定させるためのFMEA反映ボタン44をFMEA候補選択画面41に表示する。FMEA反映ボタン44がクリックされると、キーワード付加部36は、そのときにチェックボックスにて選択されていた抽出単語および関連単語を新規FMEAシートの故障モードに登録する。また、キーワード付加部36は、チェックボックスにて選択されていた関連単語を、選択されていた文章を有する既存FMEAシートの故障モードに付加する。
図7は、共起ネットワークの一例を示す図である。単語がノード51として表示され、二つの単語が同時に出現(共起)することがリンク52として表現されている。更に、リンク52の重みを、リンク52を示す線の太さにより表現してもよい。
図8は、新規FMEAシートの入力文章から抽出された単語群を類似度算出用に拡張する様子を説明するための模式図である。
関連故障モード検索部33は、キーワード抽出部35を利用して「ベアリングのボールがスムーズに回転する」という入力文章を形態素解析し、「ベアリング」、「ボール」、「スムーズ」、「回転」という単語を抽出する。更に、関連故障モード検索部33は、共起ネットワークを利用して単語の拡張を行う。図8の共起ネットワークでは、入力文章から抽出された単語にハッチングが施されている。関連故障モード検索部33は、ハッチングされた単語とリンクしている「レース」、「保持」、「リテーナ」、「ボールナット」という単語を追加することで、類似度算出用の単語を拡張する。
図9は、抽出単語のスコアを算出する様子を説明するための模式図である。
キーワード付加部36は、関連故障モードの文章から抽出単語を抽出し、その抽出単語の出現回数と、関連故障モードと同じグループに属し、共起ネットワーク上で抽出単語にリンクする単語の出現回数とを合計し、合計の出現回数を抽出単語のスコアとする。
図9の上段には、単語A〜Jの共起ネットワークが示されている。図9の下段の共起ネットワークには、上段に示した各単語の出願回数がノード内に記載されている。
ここで単語Dに着目すると、上段の共起ネットワーク上で、単語Dは、単語A、単語H、単語C、単語Gにリンクしている。下段の共起ネットワークでは、単語Dおよび単語Dにリンクしている単語が線61で囲われている。下段の共起ネットワークにおいて、単語Dの出現回数は3であり、単語Aの出現回数は2であり、単語Hの出現回数は2であり、単語Cの出現回数は2であり、単語Gの出現回数は5である。したがって、単語Dのスコアは、3+2+2+3+5=17である。このスコアが上位所定個の抽出単語が新規FMEAシートに登録する単語の候補となる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
例えば、本実施形態では、部品および機能の項目に対する作成者による入力に基づいて故障モードの項目の内容を作成するのを支援する例を示したが、実施態様がこの例に限定されることは無い。影響や原因など他の項目の内容を作成するのを支援するのに本発明を適用することもできる。また、他の項目に入力された情報に基づいてFMEAシートの作成を支援することも可能である。
10…FMEA情報、20…クライアントマシン、21…GUI部、22…通信部、30…サーバマシン、31…通信部、32…共起NW作成部、32…共起ネットワーク作成部、32…作成部、32…通信部、33…関連故障モード検索部、34…文章クラスタリング部、35…キーワード抽出部、36…キーワード付加部、37…既存FMEA情報、38…共起NW情報、40…ネットワーク、41…FMEA候補選択画面、42…関連単語表示画面、43…抽出単語表示画面、44…FMEA反映ボタン、51…ノード、52…リンク、61…線

Claims (9)

  1. 既存FMEAシートを利用した新規FMEAシートの作成を支援するFMEA作成支援システムであって、
    前記新規FMEAシートの第1項目へ作成者により入力された入力情報に関連する内容の第2項目を有する前記既存FMEAシートの前記第2項目を関連第2項目として検索する検索部と、
    前記関連第2項目から抽出された抽出単語と前記関連第2項目に付加された付加単語とを前記作成者に提示する抽出部と、
    前記抽出単語のうち前記作成者に選択された単語を前記既存FMEAシートの前記関連文章に付加すると共に、前記抽出単語または前記付加単語のうち前記作成者に選択された単語を前記新規FMEAシートの第2項目に登録する付加部と、を有するFMEA作成支援システム。
  2. 前記検索部は、前記新規FMEAシートの前記第1項目への入力情報との類似度が高い上位所定個の第2項目を決定する、請求項1に記載のFMEA作成支援システム。
  3. 前記既存FMEAシートの項目の内部に単語が共に出現する項目内共起と別々の項目に単語がそれぞれ出現する項目間共起とを含む単語の共起を、単語をノードで表わし、単語間の共起の存在をリンクで表わし、単語間の共起の個数をリンクの重みで表わすことにより、共起ネットワークを作成する共起ネットワーク作成部を更に有し、
    前記検索部は、前記新規FMEAシートの前記第1項目への前記入力情報から抽出された単語に、前記共起ネットワークで該単語にリンクしている単語を追加することにより検索の対象とする第1対象単語を決定し、前記既存FMEAシートから抽出された単語を第2対象単語と決定し、前記第1対象単語をベクトルの次元とし前記第1対象単語の出現回数をベクトルの大きさとする第1ベクトルと、前記第2対象単語をベクトルの次元とし前記第2対象単語の出現回数をベクトルの大きさとする第2ベクトルとの角度の余弦を類似度とし、該類似度が高い上位所定個の既存FMEAシートの第2項目を前記関連第2項目とする、
    請求項1に記載のFMEA作成支援システム。
  4. 前記既存FMEAシートの項目の内部に単語が共に出現する項目内共起と前記既存FMEAシートの別々の項目に単語がそれぞれ出現する項目間共起とを含む単語の共起を、単語をノードで表わし、単語間の共起の存在をリンクで表わし、単語間の共起の個数をリンクの重みで表わすことにより、共起ネットワークを作成する共起ネットワーク作成部を更に有し、
    前記抽出部は、前記第2項目が文章で表現された関連文書から前記抽出単語を抽出し、該抽出単語の出現回数と、前記共起ネットワーク上で該抽出単語にリンクする単語の出現回数とを合計し、合計の出現回数を前記抽出単語のスコアとし、前記スコアが上位所定個の抽出単語と、前記関連単語とを前記作成者に提示する、
    請求項1に記載のFMEA作成支援システム。
  5. 前記抽出部は、検索で得られた前記関連第2項目を、単語が付加されているか否かで分類し更にその中を前記類似度に基づいてグループに分類し、単語が付加されていないグループについては関連第2項目の関連文章から、付加単語の候補を前記作成者に提示し、前記候補の中から少なくとも1つの単語を前記作成者に選択させ、
    前記付加部は選択された単語を付加単語として前記関連第2項目に付加する、
    請求項1に記載のFMEA作成支援システム。
  6. 前記抽出部は、前記抽出単語と前記関連単語を、それぞれに前記作成者が選択可能なチェックボックスと共に画面に表示する、
    請求項1に記載のFMEA作成支援システム。
  7. 前記抽出部は、前記抽出単語を前記付加単語の候補とし、前記抽出単語の抽出元の文章を、前記付加単語を付加する文章の候補として、前記作成者が選択可能なチェックボックスと共に画面に表示する、
    請求項1に記載のFMEA作成支援システム。
  8. 前記第1項目が部品およびその機能の情報を登録する項目であり、前記第2項目が故障モードを登録する項目である、
    請求項1に記載のFMEA作成支援システム。
  9. 既存FMEAシートを利用した新規FMEAシートの作成を支援するためのFMEA作成支援方法であって、
    検索手段が、前記新規FMEAシートの第1項目へ作成者により入力された入力情報に関連する内容の第2項目を有する前記既存FMEAシートの前記第2項目を関連第2項目として検索し、
    抽出手段が、前記関連第2項目から抽出された抽出単語と前記関連第2項目に付加された付加単語とを前記作成者に提示し、
    付加手段が、前記抽出単語のうち前記作成者に選択された単語を前記既存FMEAシートの前記関連文章に付加すると共に、前記抽出単語または前記付加単語のうち前記作成者に選択された単語を前記新規FMEAシートの第2項目に登録する、
    FMEA作成支援方法。
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