JPH0816048B2 - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JPH0816048B2 JPH0816048B2 JP63118197A JP11819788A JPH0816048B2 JP H0816048 B2 JPH0816048 B2 JP H0816048B2 JP 63118197 A JP63118197 A JP 63118197A JP 11819788 A JP11819788 A JP 11819788A JP H0816048 B2 JPH0816048 B2 JP H0816048B2
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q11/00—Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/96—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
- A61K8/97—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
- A61K8/9783—Angiosperms [Magnoliophyta]
- A61K8/9789—Magnoliopsida [dicotyledons]
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
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- A61K8/9783—Angiosperms [Magnoliophyta]
- A61K8/9794—Liliopsida [monocotyledons]
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、植物から抽出した有効成分を含有し口臭を
消臭する口腔用組成物に関し、さらに詳しくは、一般に
熟柿香といわれる特に飲酒後の口臭を消臭する植物性有
効成分を含有する口腔用組成物に関する。
消臭する口腔用組成物に関し、さらに詳しくは、一般に
熟柿香といわれる特に飲酒後の口臭を消臭する植物性有
効成分を含有する口腔用組成物に関する。
種々の植物抽出成分が各種の臭気に対して特異的な消
臭作用を有することが知られている。例えば、特開昭57
−203445号にはセージ、ローズマリーの消臭物質、特開
昭59−66号にはツバキ科植物の消臭組成物、特開昭59−
6056号にはシソ科植物の消臭物質、特開昭59−13712号
は 等の植物の口腔用組成物、特開昭59−66839号にはツバ
キ科植物の口臭除去菓子、特開昭59−227814号にはハイ
ビスカスの消臭組成物、特開昭60−153778号にはツバキ
科植物の口臭除去菓子、特公昭61−19230号にはユッカ
属植物の呼気脱臭剤、特開昭61−119268号にはレンギョ
ウの消臭剤、特開昭61−135667号にはウーロン茶の消臭
剤、特開昭61−139340号にはツバキ科植物の口臭消去用
嗜好品、特開昭61−143065号及び特開昭61−143066号に
ムラサキカタバミ等の消臭剤、特開昭61−260012号には
ウイキョウの口腔用組成物、特開昭61−286315号にはゲ
ンゲ属植物の口腔用組成物がそれぞれ開示されている。
また、植物成分と包接化合物を形成するシクロデキスト
リンとの併用も有用であることが特開昭61−128973号に
開示され、さらに例えばカルノソール等の化学物質が特
にメルカプタン等の硫黄化合物を悪臭源とするものに有
用であることが特開昭59−103665号に開示されている。
臭作用を有することが知られている。例えば、特開昭57
−203445号にはセージ、ローズマリーの消臭物質、特開
昭59−66号にはツバキ科植物の消臭組成物、特開昭59−
6056号にはシソ科植物の消臭物質、特開昭59−13712号
は 等の植物の口腔用組成物、特開昭59−66839号にはツバ
キ科植物の口臭除去菓子、特開昭59−227814号にはハイ
ビスカスの消臭組成物、特開昭60−153778号にはツバキ
科植物の口臭除去菓子、特公昭61−19230号にはユッカ
属植物の呼気脱臭剤、特開昭61−119268号にはレンギョ
ウの消臭剤、特開昭61−135667号にはウーロン茶の消臭
剤、特開昭61−139340号にはツバキ科植物の口臭消去用
嗜好品、特開昭61−143065号及び特開昭61−143066号に
ムラサキカタバミ等の消臭剤、特開昭61−260012号には
ウイキョウの口腔用組成物、特開昭61−286315号にはゲ
ンゲ属植物の口腔用組成物がそれぞれ開示されている。
また、植物成分と包接化合物を形成するシクロデキスト
リンとの併用も有用であることが特開昭61−128973号に
開示され、さらに例えばカルノソール等の化学物質が特
にメルカプタン等の硫黄化合物を悪臭源とするものに有
用であることが特開昭59−103665号に開示されている。
一方、消臭すべき悪臭源は、ヘテロ原子としてイオウ
を含むイオウ化合物を悪臭成分とするもの（にんにく
臭、ぎょうざ臭）、ヘテロ原子として窒素を含む窒素化
合物を悪臭成分とするもの（タバコ臭、歯肉炎）ヘテロ
原子を含まない有機化合物を主要な悪臭成分とし悪臭成
分が多数の有機化合物の混合物からなるもの（一般に熟
柿香といわれる特に飲酒後に生じる口臭）等に分類する
ことができる。従来の口腔用組成物の大半は、硫化水
素、メチルメルカプタンまたはジメチルサルファイドの
ようなイオウ化合物の消臭を目的とするものであり、ア
ンモニア、トリメチルアミン等の窒素化合物の消臭を目
的とするものもいくつかあるが、前記した熟柿香の消臭
に有効なものは未だ開発されていない。例えば、本出願
人によるフラボノのように、イオウ化合物に有効なクロ
ロフィルと窒素化合物に有効な緑茶フラボノイドとを併
用して広範囲の悪臭を消臭できるよう企図したものでも
熟柿香の悪臭を有効に消臭することは困難であった。
を含むイオウ化合物を悪臭成分とするもの（にんにく
臭、ぎょうざ臭）、ヘテロ原子として窒素を含む窒素化
合物を悪臭成分とするもの（タバコ臭、歯肉炎）ヘテロ
原子を含まない有機化合物を主要な悪臭成分とし悪臭成
分が多数の有機化合物の混合物からなるもの（一般に熟
柿香といわれる特に飲酒後に生じる口臭）等に分類する
ことができる。従来の口腔用組成物の大半は、硫化水
素、メチルメルカプタンまたはジメチルサルファイドの
ようなイオウ化合物の消臭を目的とするものであり、ア
ンモニア、トリメチルアミン等の窒素化合物の消臭を目
的とするものもいくつかあるが、前記した熟柿香の消臭
に有効なものは未だ開発されていない。例えば、本出願
人によるフラボノのように、イオウ化合物に有効なクロ
ロフィルと窒素化合物に有効な緑茶フラボノイドとを併
用して広範囲の悪臭を消臭できるよう企図したものでも
熟柿香の悪臭を有効に消臭することは困難であった。
飲酒後に生じる悪臭である熟柿香は、アルデヒド類、
アルコール類、アミン類、有機酸類等の多数の成分から
なる複雑な混合臭である。その全成分組成は完全には解
明されていないが、例えば、小泉武夫、醸造協会誌Vol.
69,No.5,319−325には飲酒後に生じる熟柿香の成分の分
析例として次に示す呼気凝縮液のガスクロデータが記載
されている： このように熟柿香は、ヘテロ原子を含まない有機化合
物を主要な悪臭成分とし、悪臭成分が多数の有機化合物
の混合物からなるため、その消臭いは容易ではない。し
かしながら、特に飲酒後に生ずる熟柿香いたる悪臭は、
周囲の人々に不快感を与える場合がしばしばあり、従来
のものでは消臭困難な熟柿香を有効に消臭する手段の開
発が望まれている。
アルコール類、アミン類、有機酸類等の多数の成分から
なる複雑な混合臭である。その全成分組成は完全には解
明されていないが、例えば、小泉武夫、醸造協会誌Vol.
69,No.5,319−325には飲酒後に生じる熟柿香の成分の分
析例として次に示す呼気凝縮液のガスクロデータが記載
されている： このように熟柿香は、ヘテロ原子を含まない有機化合
物を主要な悪臭成分とし、悪臭成分が多数の有機化合物
の混合物からなるため、その消臭いは容易ではない。し
かしながら、特に飲酒後に生ずる熟柿香いたる悪臭は、
周囲の人々に不快感を与える場合がしばしばあり、従来
のものでは消臭困難な熟柿香を有効に消臭する手段の開
発が望まれている。
本発明は、一般に熟柿香といわれる特に飲酒後に生ず
る口臭を消臭する植物性有効成分を含有する口腔用組成
物を提供することを目的とする。
る口臭を消臭する植物性有効成分を含有する口腔用組成
物を提供することを目的とする。
穏和で安全な作用を有し複数の有効成分の混然一体と
なった協同作用を望み得る天然起源の植物性抽出物に熟
柿香の消臭効果を与えるものを求め、果実、野菜、種子
等を植物系天然物数十種を各種溶剤を用い種々の抽出方
法で抽出してその抽出物の熟柿香に対する消臭作用を試
験したところ、ある種の植物性抽出物が熟柿香の消臭に
極めて有効であることをこの度突き止めた。
なった協同作用を望み得る天然起源の植物性抽出物に熟
柿香の消臭効果を与えるものを求め、果実、野菜、種子
等を植物系天然物数十種を各種溶剤を用い種々の抽出方
法で抽出してその抽出物の熟柿香に対する消臭作用を試
験したところ、ある種の植物性抽出物が熟柿香の消臭に
極めて有効であることをこの度突き止めた。
本発明によれば、飲酒後の口臭を消臭する口腔用組成
物であって、ブドウ果実から抽出した抽出物を有効成分
として含有することを特徴とする口腔用組成物が提供さ
れる。
物であって、ブドウ果実から抽出した抽出物を有効成分
として含有することを特徴とする口腔用組成物が提供さ
れる。
口腔用組成物が、ブドウ果実から有機溶剤、水蒸気蒸
留または超臨界抽出で抽出した抽出物を有効成分として
含有すれば好適である。
留または超臨界抽出で抽出した抽出物を有効成分として
含有すれば好適である。
有機溶剤は脂溶性物質を溶解し得る有機溶剤とするこ
とができる。水蒸気蒸留では比較的極性の低い成分が優
先的に抽出されるが、得られる抽出物は、本発明の飲酒
後の口臭を消臭する口腔用組成物の有効成分として好適
である。超臨界抽出で得られる抽出物も本発明の有効成
分として好適であり、例えば、炭酸ガスによる超臨界ガ
ス抽出法は、溶剤として無害の不活性ガスを用いるた
め、安全性を十分考慮すべき食品への応用に付加的な利
点を有する。
とができる。水蒸気蒸留では比較的極性の低い成分が優
先的に抽出されるが、得られる抽出物は、本発明の飲酒
後の口臭を消臭する口腔用組成物の有効成分として好適
である。超臨界抽出で得られる抽出物も本発明の有効成
分として好適であり、例えば、炭酸ガスによる超臨界ガ
ス抽出法は、溶剤として無害の不活性ガスを用いるた
め、安全性を十分考慮すべき食品への応用に付加的な利
点を有する。
本発明で使用するブドウ果実は、ブドウの果肉、果皮
または種子のいずれでもよく、果実全体を用いて抽出す
ることもできる。ブドウの種類はコントコード種が好ま
しいが、ジンファンデル種、マスカット種等も使用する
ことができ、特に限定されない。
または種子のいずれでもよく、果実全体を用いて抽出す
ることもできる。ブドウの種類はコントコード種が好ま
しいが、ジンファンデル種、マスカット種等も使用する
ことができ、特に限定されない。
これらの果肉、果皮または種子を乾燥粉砕し、エタノ
ール、アセトン、ヘキサン、酢酸エチル、エーテル、石
油エーテル等の脂溶性物質を溶解可能な有機溶剤を用い
て抽出を行う。抽出方法は通常用いられる方法でもよい
が、室温で抽出を行うのが好適である。抽出液は源圧下
で濃縮を行い、有機溶剤を除去し、消臭有効成分を固形
物として得る。
ール、アセトン、ヘキサン、酢酸エチル、エーテル、石
油エーテル等の脂溶性物質を溶解可能な有機溶剤を用い
て抽出を行う。抽出方法は通常用いられる方法でもよい
が、室温で抽出を行うのが好適である。抽出液は源圧下
で濃縮を行い、有機溶剤を除去し、消臭有効成分を固形
物として得る。
この消臭有効成分の固形物を口腔用組成物に対し重量
基準で、適切には0.0001〜10％好適には0.001〜２％含
有させれば、飲酒後の口臭を消臭を有効な口腔用組成物
を例えばガム、キャンディーのような固形食品、練歯磨
のような粘剤として得ることができる。
基準で、適切には0.0001〜10％好適には0.001〜２％含
有させれば、飲酒後の口臭を消臭を有効な口腔用組成物
を例えばガム、キャンディーのような固形食品、練歯磨
のような粘剤として得ることができる。
別に、有効成分としてブドウフレーバー（天然フレー
バー、合成フレーバー）を含有してもよい。
バー、合成フレーバー）を含有してもよい。
ブドウ果実から脂溶性物質を溶解し得る有機溶剤で抽
出した本発明の抽出物が、ヘテロ原子を含まない有機化
合物を主要な悪臭成分とし悪臭成分が多数の有機化合物
の混合物からなる一般に熟柿香といわれる悪臭に対しど
のような作用で消臭効果を発揮するのか、その作用機構
自体は明らかではない。しかしながら、ブドウ果実抽出
物に含まれる多数の有機化合物の混然一体となった協同
作用により、消臭効果が有効に実現されるものと推定さ
れる。
出した本発明の抽出物が、ヘテロ原子を含まない有機化
合物を主要な悪臭成分とし悪臭成分が多数の有機化合物
の混合物からなる一般に熟柿香といわれる悪臭に対しど
のような作用で消臭効果を発揮するのか、その作用機構
自体は明らかではない。しかしながら、ブドウ果実抽出
物に含まれる多数の有機化合物の混然一体となった協同
作用により、消臭効果が有効に実現されるものと推定さ
れる。
イオウ化合物を悪臭成分とする悪臭や窒素化合物を悪
臭成分とする悪臭では、悪臭の原因となる化合物は比較
的少数かつ明確であるため、例えばそれらの化合物と特
異的に結合あるいは包接するものを消臭剤に配合すれば
比較的容易に目的を達成することができる。これに対
し、熟柿香は多数の有機化合物の混合物を悪臭成分とす
るため、単一あるいは少数の消臭作用のある化合物を用
いるのみでは消臭が困難と推定される。熟肺香の悪臭成
分はアルデヒド類、アルコール類、アミン類、有機酸類
等の互いに化学的性質の異なる化合物の混合物であるた
め、複数の有効成分が混然一体となった協同作用を望み
得る天然起源の抽出物を用いた方がより有効に消臭効果
が発揮される可能性が高い。本発明のブドウ果実抽出物
中にはそのような作用を営み得る有効成分が多数含まれ
ていると推定される。
臭成分とする悪臭では、悪臭の原因となる化合物は比較
的少数かつ明確であるため、例えばそれらの化合物と特
異的に結合あるいは包接するものを消臭剤に配合すれば
比較的容易に目的を達成することができる。これに対
し、熟柿香は多数の有機化合物の混合物を悪臭成分とす
るため、単一あるいは少数の消臭作用のある化合物を用
いるのみでは消臭が困難と推定される。熟肺香の悪臭成
分はアルデヒド類、アルコール類、アミン類、有機酸類
等の互いに化学的性質の異なる化合物の混合物であるた
め、複数の有効成分が混然一体となった協同作用を望み
得る天然起源の抽出物を用いた方がより有効に消臭効果
が発揮される可能性が高い。本発明のブドウ果実抽出物
中にはそのような作用を営み得る有効成分が多数含まれ
ていると推定される。
ブドウ抽出物の消臭作用は、従来、悪臭物質に対する
消臭作用が強いといわれている柑橘類の果実よりも強
い。本発明を適用して菓子等を製造することにより熟柿
香消臭機能を有する製品を提供することができ、さら
に、クロロフィルおよび緑茶フラボノイドと併用して使
用すればより完全な口臭除去製品を提供することができ
る。
消臭作用が強いといわれている柑橘類の果実よりも強
い。本発明を適用して菓子等を製造することにより熟柿
香消臭機能を有する製品を提供することができ、さら
に、クロロフィルおよび緑茶フラボノイドと併用して使
用すればより完全な口臭除去製品を提供することができ
る。
本発明によれば、一般に熟柿香といわれる特に飲酒後
に生ずる口臭を消臭する口腔用組成物を得ることができ
る。口腔用組成物はガム、キャンディー等の形態とする
ことができ、これらを摂取することにより、例えば飲酒
後に生ずる熟柿香たる悪臭により周囲の人々に与える不
快感を解消することができる。
に生ずる口臭を消臭する口腔用組成物を得ることができ
る。口腔用組成物はガム、キャンディー等の形態とする
ことができ、これらを摂取することにより、例えば飲酒
後に生ずる熟柿香たる悪臭により周囲の人々に与える不
快感を解消することができる。
以下に実施例により本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例にのみ限定されるものではな
い。まず、熟柿香消臭効果の評価方法、次に菓子等の具
体的製品の形態をとらない試験用に配合し消臭効果を評
価する評価試験用組成物を用いる評価試験、さらに本発
明を適用した菓子等の具体的製品の調製について説明す
る。
が、本発明は以下の実施例にのみ限定されるものではな
い。まず、熟柿香消臭効果の評価方法、次に菓子等の具
体的製品の形態をとらない試験用に配合し消臭効果を評
価する評価試験用組成物を用いる評価試験、さらに本発
明を適用した菓子等の具体的製品の調製について説明す
る。
消臭効果試験方法 次の組成の熟柿香基準液を用い消臭効果を官能的に評
価した。
価した。
熟柿香基準液の組成 アセトアルデヒド 362ppm アセトン 93ppm 酢酸エチル 263ppm エチルアルコール 45400ppm ｎ−プロピルアルコール 205ppm イソブチルアルコール 327ppm イソアミルアルコール 263ppm エタノールアミン 82ppm イソブチルアミン 60ppm （上記成分を含有する水溶液とする） 消臭効果を官能的に評価するに際しては、熟柿香基準
液に被験液を添加後、次の官能評価基準によって官能的
に評価した。
液に被験液を添加後、次の官能評価基準によって官能的
に評価した。
官能評価基準 0:強烈な臭いがする。
1:強い臭いがする。
2:楽に感知できる臭いがする。
3:何の臭いであるかわかる。
4:ほとんど感知できないほどの臭い。
5:無臭。
評価試験用組成物を用いる評価試験 ブドウ抽出物または各種フレーバーを添加した評価試
験用組成物を調製し、熟柿香基準液に添加し、官能評価
基準に従って消臭効果を評価した。
験用組成物を調製し、熟柿香基準液に添加し、官能評価
基準に従って消臭効果を評価した。
実施例１ 幾種かのブドウ抽出物を0.75％濃度で用い10％エタノ
ール溶液を調製し評価試験用組成物とした。この1mlを3
0mlのバイアルビンに入れた熟柿香基準液1mlに添加し、
１分間よく混合した後、10名の専門パネルにより消臭効
果を官能的に評価した。比較対照物として各種果実の抽
出物を用い同様に官能評価を行った。結果を次に示す。
ール溶液を調製し評価試験用組成物とした。この1mlを3
0mlのバイアルビンに入れた熟柿香基準液1mlに添加し、
１分間よく混合した後、10名の専門パネルにより消臭効
果を官能的に評価した。比較対照物として各種果実の抽
出物を用い同様に官能評価を行った。結果を次に示す。
実施例２ 果実香料の熟柿香基準液に対する消臭作用の官能評価
を行った。実験方法は実施例１と同様であるが、各フレ
ーバーは10％アルコール溶液で希釈して濃度0.1％と
し、その1mlを使用した、結果を次に示す。
を行った。実験方法は実施例１と同様であるが、各フレ
ーバーは10％アルコール溶液で希釈して濃度0.1％と
し、その1mlを使用した、結果を次に示す。
評価試験の結果香 料 評 価 コンコードグレープ 4.5 グレープフルーツ 3.8 ストロベリー 3.0 バナナ 2.5 青リンゴ 2.2 リンゴ 2.0 パイナップル 2.0 無添加コントロール ０ 菓子等の製品の調製 本発明を適用した菓子等の具体的製品の調製処方を以
下に示す。これらの処方に従い原料を配合し、常法によ
り各種製品を製造すれば、飲酒後の熟柿香を消臭し得る
優れた口腔用組成物を種々の具体的実用製品として提供
することができる。
下に示す。これらの処方に従い原料を配合し、常法によ
り各種製品を製造すれば、飲酒後の熟柿香を消臭し得る
優れた口腔用組成物を種々の具体的実用製品として提供
することができる。
実施例３（チューインガムの処方）成 分 組 成（重量％） ガムベース 20.0％ 砂糖 55.0％ グルコース 15.0％ 水飴 9.3％ 香料 0.5％ ブドウノヘキサン抽出物 0.2％ 100.0％ 実施例４（キャンディーの処方）成 分 組 成（重量％） 砂糖 50.0％ 水飴 34.0％ クエン酸 1.0％ ブドウのアルコール抽出物 0.2％ 水 残 100.0％ 実施例５（練歯磨の処方）成 分 組 成（重量％） 炭酸カルシウム 50.0 ％ グリセリン 20.0 ％ カラゲーナン 0.5 ％ カルボキシメチルセルロース 1.0 ％ ラウリルエタノールアマイド 1.0 ％ ショ糖モノラウレート 2.0 ％ ブドウのアルコール抽出物 1.0 ％ 銅クロロフィリンナトリウム 0.1 ％ クロルヘキシジン 0.01％ サッカリン 0.1 ％ 水 残 100.0％ 実施例６（錠菓の処方）成 分 組 成（重量％） 砂糖 76.4 ％ グルコース 19.0 ％ ショ糖脂肪酸エステル 0.15 ブドウの水蒸気蒸留抽出物 0.1 ％ 水 残 100.0 ％
Claims (5)
- 【請求項１】飲酒後の口臭を消臭する口腔用組成物であ
って、ブドウ果実から抽出した抽出物を有効成分として
含有することを特徴とする口腔用組成物。 - 【請求項２】ブドウ果実から有機溶剤、水蒸気蒸留また
は超臨界抽出で抽出した抽出物を有効成分として含有す
る請求項１記載の口腔用組成物。 - 【請求項３】口腔用組成物が固形食品である請求項１記
載の口腔用組成物。 - 【請求項４】口腔用組成物がガムである請求項１記載の
口腔用組成物。 - 【請求項５】口腔用組成物がキャンディーである請求項
１記載の口腔用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63118197A JPH0816048B2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63118197A JPH0816048B2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 口腔用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01290621A JPH01290621A (ja) | 1989-11-22 |
| JPH0816048B2 true JPH0816048B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=14730577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63118197A Expired - Fee Related JPH0816048B2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0816048B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000256154A (ja) * | 1999-03-12 | 2000-09-19 | Sunstar Inc | 歯肉結合組織の退化又は歯槽骨の減少を伴う疾患の治療または予防用の医薬組成物、口腔用組成物及び飲食品組成物 |
| JP3423664B2 (ja) * | 1999-09-24 | 2003-07-07 | アサヒ飲料株式会社 | リンゴポリフェノールを含有する飲料 |
| JP4424871B2 (ja) | 2001-03-19 | 2010-03-03 | 高砂香料工業株式会社 | 抗菌剤 |
| AU2002311922A1 (en) * | 2001-05-15 | 2002-11-25 | The Procter And Gamble Company | Oral care compositions |
| DE10300187B4 (de) * | 2003-01-08 | 2007-03-29 | Cognis Ip Management Gmbh | Kaugummizusammensetzung mit pflanzlichen Wirkstoffen |
| JP5311364B2 (ja) * | 2007-07-25 | 2013-10-09 | 国立大学法人 岡山大学 | 抗炎症用組成物 |
| KR101554537B1 (ko) * | 2014-03-17 | 2015-10-06 | 고려대학교 산학협력단 | 율피 추출물을 유효성분으로 포함하는 노인성 체취 제거용 소취제 조성물 및 이의 제조방법 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5144642A (ja) * | 1974-10-13 | 1976-04-16 | Aritsune Kaji | |
| JPS5666839A (en) * | 1979-11-06 | 1981-06-05 | Seiko Epson Corp | Data imprinting device for camera |
-
1988
- 1988-05-17 JP JP63118197A patent/JPH0816048B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS5666839A (en) * | 1979-11-06 | 1981-06-05 | Seiko Epson Corp | Data imprinting device for camera |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01290621A (ja) | 1989-11-22 |
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