JPH08159323A - 可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置 - Google Patents
可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置Info
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- JPH08159323A JPH08159323A JP7160074A JP16007495A JPH08159323A JP H08159323 A JPH08159323 A JP H08159323A JP 7160074 A JP7160074 A JP 7160074A JP 16007495 A JP16007495 A JP 16007495A JP H08159323 A JPH08159323 A JP H08159323A
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Abstract
スプール62にネジ部材64がねじ合わされる。そのネ
ジ部材64の回転によるスプール62の軸方向移動によ
って、可変絞り弁60の絞り部67の開度が変化する。
そのスプール62の軸心とネジ部材64の軸心とが偏心
する。 【効果】 その偏心によりスプールとネジ部材との連れ
回りが防止されるので、その連れ回りを防止するための
専用の部品や平坦面の加工が不要で、部品点数が多くな
ることはなく、構造および組立が簡単になり、コストお
よび工数を低減できる。
Description
に伴い開度が変化する絞り部を備える可変絞り弁と、そ
の可変絞り弁を用いた油圧パワーステアリング装置に関
する。
は、操舵抵抗に応じ開度が変化する複数の絞り部を有す
る油圧制御弁を用い、その絞り部の開度を操舵抵抗に応
じ変化させることで、操舵補助力発生用油圧アクチュエ
ータに作用する油圧を制御している。
る操舵抵抗の関係を、車速や操舵角等の運転条件に応じ
て変化させ、高速になる程に操舵の安定性を向上すると
共に低速になる程に操舵の応答性を向上することを図っ
ている。そのため、その油圧制御弁における複数の絞り
部を第1の組と第2の組とに組分けし、第1の組に属す
る絞り部では第2の組に属する絞り部よりも操舵抵抗の
変化に対する油圧変化割合を大きくし、第1の組に属す
る絞り部により制御される圧油流量の第2の組に属する
絞り部により制御される圧油流量に対する割合を、車速
や操舵角等の運転条件に応じ変化させている。その割合
を変化させるため、運転条件に応じ開度が変化する可変
絞り弁を、その油圧制御弁に接続している。
と、このハウジングに軸方向移動可能に挿入されるスプ
ールと、このスプールにねじ合わされるネジ部材と、こ
のネジ部材を回転駆動するアクチュエータと、そのネジ
部材の回転によるスプールの軸方向移動によって開度が
変化する絞り部とを備える可変絞り弁を用いることがで
きる(米国特許4730687号、実開昭62‐231
71号)。すなわち、そのネジ部材の回転角度をステッ
ピングモータ等のアクチュエータにより、車速や操舵角
等に応じて変化させることで、その絞り部の開度を変化
させ、その絞り部を通過する流体の流量や圧力を制御で
きる。
り部の開度制御を精密に行なうため、スプールのハウジ
ングに対する回転を阻止する回り止め部材が設けられ、
ネジ部材とスプールとの連れ回りが防止されている。ま
た、そのネジ部材のネジ山とスプールのネジ山との間の
遊びによるスプールの変位を防止するため、そのスプー
ルに軸方向の弾力を作用させるバネが設けられている。
いては、上記のような回り止め部材を設ける必要があっ
たため、部品点数が多く構造が複雑で組み立てが面倒な
ものであり、コストおよび工数を増大させるものであっ
た。
周とに軸方向に沿う平坦面をフライス加工等により形成
し、両平坦面を互いに係合させてスプールのハウジング
に対する回り止めを行なうことで、ネジ部材とスプール
との連れ回りを防止することが考えられる。しかし、そ
のような平坦面を形成すると加工工数および加工コスト
が増大する。
は、ネジ部材のネジ山とスプールのネジ山との間に遊び
を必要とする。しかし、そのような遊びによりスプール
が軸方向に変位すると、絞り部の開度制御を精密に行な
うことができず、前記のような油圧パワーステアリング
装置においては所望の操舵特性を得ることができない。
そのため、上記のようなバネによってスプールに軸方向
の弾力を作用させる必要がある。しかし、そのようなバ
ネをハウジング内に組み込むと組み立て工程が煩雑にな
る。また、その絞り部の開度制御を精密に行うために
は、スプールの基準位置を精密に設定する必要がある。
しかし、上記従来技術にはスプールの基準位置を設定す
る手段は開示されていない。
クチュエータは、上記ハウジングの外部に設けられてい
た。そのため、前記のような油圧パワーステアリング装
置においては、そのアクチュエータに雨水や泥水等が浸
入するのを防止する必要があった。そのため、従来はア
クチュエータを合成樹脂材やゴム等のカバーにより覆っ
ていたが、単にカバーで覆うのみでは十分に防水できな
い。また、アクチュエータを挿入したモールド内に合成
樹脂を流し込んで硬化させることで、アクチュエータの
防水を行うことができるが、コストが増大する。
る可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置を提供
することを目的とする。
ハウジングと、このハウジングに軸方向移動可能に挿入
されるスプールと、このスプールにねじ合わされるネジ
部材と、このネジ部材を回転駆動するアクチュエータ
と、そのネジ部材の回転によるスプールの軸方向移動に
よって開度が変化する絞り部とを備え、そのスプールの
軸心とネジ部材の軸心とが偏心していることを特徴とす
る。
手段が設けられているのが好ましい。そのハウジングに
対しねじ合わされる基準位置設定部材を備え、その基準
位置設定部材とスプールとの間に、そのスプールに軸方
向の弾力を作用させるバネが配置され、その基準位置設
定部材とスプールとの当接位置を基準位置として、その
ネジ部材の軸方向移動距離に対応するネジ部材の回転角
度に応じて、その絞り部の開度が制御可能とされ、その
基準位置設定部材のハウジングに対するねじ込み量を変
化させることで、その基準位置は調節可能とされるのが
好ましい。
操舵抵抗に応じ開度が変化する複数の絞り部を有する油
圧制御弁を備え、その絞り部の開度を操舵抵抗に応じ変
化させることで操舵補助力発生用油圧アクチュエータに
作用する油圧が制御され、その油圧制御弁における複数
の絞り部は第1の組と第2の組とに組分けされ、第1の
組に属する絞り部では第2の組に属する絞り部よりも操
舵抵抗の変化に対する油圧変化割合が大きくされ、第1
の組に属する絞り部により制御される圧油流量の第2の
組に属する絞り部により制御される圧油流量に対する割
合を変化させることができるように、上記本発明による
可変絞り弁が油圧制御弁に接続され、その可変絞り弁の
ネジ部材を回転駆動するアクチュエータを運転条件に応
じ制御する手段が設けられていることを特徴とする。
ータ室が形成され、そのアクチュエータ室に前記アクチ
ュエータが内蔵され、そのアクチュエータ室の開口を防
水手段を介し閉鎖するカバーが設けられているのが好ま
しい。
ば、スプールの軸心とネジ部材の軸心とが偏心すること
で、スプールとネジ部材との連れ回りが防止される。こ
れにより、その連れ回りを防止するための専用の部品や
平坦面の加工が不要になる。よって、部品点数が多くな
ることはなく、構造および組立が簡単になり、コストお
よび工数を低減できる。
ことで、ネジ部材のネジ山とスプールのネジ山との間に
遊びを設けてネジ部材を円滑に回転させる場合に、その
遊びによるスプールの軸方向への変位を防止できる。こ
れにより、絞り部の開度制御を精密に行なうことができ
る。
バネを、ハウジングに対しねじ合わされる基準位置設定
部材とスプールとの間に配置することで、組み立て工程
を簡単化できる。すなわち、ハウジングにバネを挿入し
た後に基準位置設定部材をハウジングに対しねじ合わせ
るだけで、そのバネと基準位置設定部材とをハウジング
に組み込むことができる。しかも、その基準位置設定部
材のハウジングに対するねじ込み量を変化させること
で、スプールの基準位置を精密に設定できるので、その
絞り部の開度制御を精密に行うことができる。
れば、本発明による可変絞り弁のスプールを運転条件に
応じ軸方向に変位させることで、第1の組に属する絞り
部により制御される圧油流量の第2の組に属する絞り部
により制御される圧油流量に対する割合を変化させるこ
とができる。その割合の変化により、高速になる程に操
舵の安定性を向上し、低速になるほどに操舵の応答性を
向上することができる。そのスプールの軸方向変位によ
り、可変絞り弁の絞り部の開度制御を精密に行なうこと
で、所望の操舵特性を得ることができる。
ュエータ室に内蔵し、そのアクチュエータ室の開口を防
水手段を介しカバーにより閉鎖することで、アクチュエ
ータの防水を十分かつ低コストに行うことができる。
明する。
テアリング装置1は、車両のハンドル(図示省略)に連
結される入力軸2と、この入力軸2にトーションバー6
を介し連結される出力軸3とを備えている。そのトーシ
ョンバー6は、ピン4により入力軸2に連結され、セレ
ーション5により出力軸3に連結されている。その入力
軸2は、ベアリング8を介しバルブハウジング7により
支持され、また、ベアリング12を介し出力軸3により
支持されている。その出力軸3はベアリング10、11
を介しラックハウジング9により支持されている。その
出力軸3にピニオン15が形成され、このピニオン15
に噛み合うラック16に操舵用車輪(図示省略)が連結
される。これにより、操舵による入力軸2の回転は、ト
ーションバー6を介してピニオン15に伝達される。そ
のピニオン15の回転により、ラック16は車両幅方向
に移動し、このラック16の移動により車両の操舵がな
される。なお、入出力軸2、3とハウジング7との間に
はオイルシール42、43が介在する。また、ラック1
6を支持するサポートヨーク40が、バネ41の弾力に
よりラック16に押し付けられている。
て油圧シリンダ20が設けられている。この油圧シリン
ダ20は、ラックハウジング9により構成されるシリン
ダチューブと、ラック16に一体化されるピストン21
とを備えている。そのピストン21により仕切られる油
室22、23に、操舵方向と操舵抵抗とに応じて圧油を
供給するため、ロータリー式油圧制御弁30が設けられ
ている。
相対回転可能に挿入されている筒状の第1バルブ部材3
1と、この第1バルブ部材31に同軸中心に相対回転可
能に挿入されている第2バルブ部材32とを備えてい
る。その第1バルブ部材31は出力軸3に、ピン29に
より同行回転するよう連結されている。その第2バルブ
部材32は、入力軸2と一体的に成形されている。すな
わち、入力軸2の外周部により第2バルブ部材32が構
成され、第2バルブ部材32は入力軸2と同行回転す
る。よって、第1バルブ部材31と第2バルブ部材32
とは、操舵抵抗に応じ前記トーションバー6がねじれる
ことで、同軸中心に相対回転する。
接続される入口ポート34と、前記油圧シリンダ20の
一方の油室22に接続される第1ポート37と、他方の
油室23に接続される第2ポート38と、直接にタンク
71に接続される第1出口ポート36と、後述の可変絞
り弁60を介しタンク71に接続される第2出口ポート
61とが設けられている。各ポート34、36、37、
38、61は、その第1バルブ部材31と第2バルブ部
材32との内外周間の弁間流路27を介し互いに接続さ
れる。
バルブ部材31の内周に8ケの凹部50a、50b、5
0cが周方向に関し互いに等間隔に形成され、第2バル
ブ部材32の外周に8ケの凹部51a、51b、51c
が周方向に関し互いに等間隔に形成されている。図4は
実線により第2バルブ部材32の展開図を示し、鎖線に
より第1バルブ部材31に形成された凹部50a、50
b、50cを示す。第1バルブ部材31に形成された凹
部50a、50b、50cの間に第2バルブ部材32に
形成された凹部51a、51b、51cが位置する。
は、2ケの右操舵用凹部50aと、2ケの左操舵用凹部
50bと、4ケの連絡用凹部50cとを構成する。その
2ケの右操舵用凹部50aは、第1バルブ部材31に形
成された流路53と前記第1ポート37とを介し油圧シ
リンダ20の右操舵補助力発生用油室22に接続され、
互いに周方向に180°離れて配置される。その2ケの
左操舵用凹部50bは、第1バルブ部材31に形成され
た流路54と前記第2ポート38とを介し油圧シリンダ
20の左操舵補助力発生用油室23に接続され、互いに
周方向に180°離れて配置される。
は、4ケの圧油供給用凹部51aと、2ケの第1圧油排
出用凹部51bと、2ケの第2圧油排出用凹部51cと
を構成する。その4ケの圧油供給用凹部51aは、第1
バルブ部材31に形成された圧油供給路55と前記入口
ポート34とを介しポンプ70に接続され、互いに周方
向に90°離れて配置される。その2ケの第1圧油排出
用凹部51bは、入力軸2に形成された流路52aから
入力軸2とトーションバー6との間を通り、入力軸2に
形成された流路52b(図1参照)と第1出口ポート3
6とを介しタンク71に接続され、互いに周方向に18
0°離れて配置される。その2ケの第2圧油排出用凹部
51cは、第1バルブ部材31に形成された流路59と
第2出口ポート61とを介し可変絞り弁60に接続さ
れ、互いに周方向に180°離れて配置されている。
部50aと左操舵用凹部50bとの間に配置され、各第
2圧油排出用凹部51cは連絡用凹部50cの間に配置
され、右操舵用凹部50aと連絡用凹部50cとの間お
よび左操舵用凹部50bと連絡用凹部50cとの間に圧
油供給用凹部51aは配置される。
50a、50b、50cの軸方向に沿う縁と第2バルブ
部材32に形成された凹部51a、51b、51cの軸
方向に沿う縁との間が絞り部A、A′、B、B′、C、
C′、D、D′を構成する。これにより、各絞り部A、
A′、B、B′、C、C′、D、D′はポンプ70とタ
ンク71と油圧シリンダ20とを接続する弁間流路27
に配置されている。
2に形成された凹部51a、51b、51cの軸方向に
沿う縁は面取り部とされている。その連絡用凹部50c
と第2圧油排出用凹部51cとの間の絞り部B′、D′
における第2圧油排出用凹部51cの軸方向に沿う縁
(図3において△で囲む)の面取り部の幅をW、圧油供
給用凹部51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部
A′、C′における圧油供給用凹部51aの軸方向に沿
う縁(図3において□で囲む)の面取り部の幅をW′、
その他の第2バルブ部材32に形成された凹部の軸方向
に沿う縁(図3において○で囲む)の面取り部の幅を
W″として、図4、図5に示すように、W>W′>W″
とされている。操舵抵抗のない状態(図4、図5の状
態)にある各絞り部A、A′、B、B′、C、C′、
D、D′を全閉するのに要する両バルブ部材31、32
の相対回転角度(以下、「閉鎖角度」という)を互いに
比較すると、連絡用凹部50cと第2圧油排出用凹部5
1cとの間の絞り部B′、D′の閉鎖角度θrは、圧油
供給用凹部51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部
A′、C′の閉鎖角度θsよりも大きく、両閉鎖角度θ
r、θsは、他の各絞り部A、B、C、Dの閉鎖角度θ
tよりも大きい。これにより、第1バルブ部材31と第
2バルブ部材32との間の各絞り部は、複数の絞り部
A、B、C、Dからなる第1の組と、第1の組に属する
各絞り部A、B、C、Dよりも閉鎖角度の大きな複数の
絞り部A′、B′、C′、D′からなる第2の組とに組
分けされる。また、第2の組に属する絞り部は、圧油供
給用凹部51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部
A′、C′と、この絞り部A′、C′よりも閉鎖角度の
大きな連絡用凹部50cと第2圧油排出用凹部51cと
の間の絞り部B′、D′の2種類とされる。
用車輪を介し伝達される抵抗によるトーションバー6の
ねじれによって相対回転する。その相対回転により第1
バルブ部材31と第2バルブ部材32とが相対回転する
ことで、各絞り部A、B、C、D、A′、B′、C′、
D′の流路面積が変化し、油圧シリンダ20が操舵方向
と操舵抵抗に応じた操舵補助力を発生する。第1の組に
属する絞り部A、B、C、Dは第2の組に属する絞り部
A′、B′、C′、D′よりも、閉鎖角度が小さいの
で、その操舵抵抗の変化に対する油圧変化割合は大きく
なる。
状態を示し、両バルブ部材31、32の間の絞り部A、
B、C、D、A′、B′、C′、D′は全て開かれ、入
口ポート34と各出口ポート36、61とは弁間流路2
7を介し連通し、ポンプ70から制御バルブ30に流入
する油はタンク71に還流し、操舵補助力は発生しな
い。
生じる操舵抵抗により両バルブ部材31、32が相対回
転すると、図3に示すように、圧油供給用凹部51aと
右操舵用凹部50aとの間の絞り部Aおよび左操舵用凹
部50bに隣接する圧油供給用凹部51aと連絡用凹部
50cとの間の絞り部A′の流路面積が大きくなり、右
操舵用凹部50aと第1圧油排出用凹部51bとの間の
絞り部Bおよび左操舵用凹部50bに隣接する圧油供給
用凹部51aに隣接する連絡用凹部50cと第2圧油排
出用凹部51cとの間の絞り部B′の流路面積が小さく
なり、圧油供給用凹部51aと左操舵用凹部50bとの
間の絞り部Cおよび右操舵用凹部50aに隣接する圧油
供給用凹部51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部
C′の流路面積が小さくなり、左操舵用凹部50bと第
1圧油排出用凹部51bとの間の絞り部Dおよび右操舵
用凹部50aに隣接する圧油供給用凹部51aに隣接す
る連絡用凹部50cと第2圧油排出用凹部51cとの間
の絞り部D′の流路面積が大きくなる。これにより、図
中矢印で示す圧油の流れにより油圧シリンダ20の右操
舵補助力発生用油室22に操舵方向と操舵抵抗に応じた
圧力の圧油が供給され、また、左操舵補助力発生用油室
23からタンク71に油が還流し、車両の右方への操舵
補助力が油圧シリンダ20からラック16に作用する。
第2バルブ部材32とは、右方に操舵した場合と逆方向
に相対回転し、絞り部A、A′の流路面積が小さくな
り、絞り部B、B′の流路面積が大きくなり、絞り部
C、C′の流路面積が大きくなり、絞り部D、D′の流
路面積が小さくなるの。よって、車両の左方への操舵補
助力が油圧シリンダ20からラック16に作用する。
ート61に連通する可変絞り弁60は、バルブハウジン
グ7に接続された第2バルブハウジング7′と、この第
2バルブハウジング7′に形成された挿入孔66に軸方
向(図1、図8において上下方向)に移動可能に挿入さ
れたスプール62とを有する。その挿入孔66の内周面
とスプール62の外周面は円柱面とされている。
軸心62oと偏心した軸を有する通孔62dが形成され
ている。その通孔62dの内周下部に雌ねじ62d′が
形成され、その雌ねじ62d′にねじ合わされるネジ部
材64が設けられている。これにより、そのスプール6
2の軸心62oとネジ部材64の軸心64oとは、図中
Eだけ偏心する。
置設定部材)68がシールを介しねじ込まれることで閉
鎖され、そのプラグ68の回転はロックナット69によ
りロック可能である。その挿入孔66の他端は、その第
2バルブハウジング7′に形成されたアクチュエータ室
72に、連絡孔73を介して連絡する。その連絡孔73
に、上記ネジ部材64が挿通されている。
材64を回転駆動するステッピングモータ(アクチュエ
ータ)80が内蔵されている。図8、図9に示すよう
に、そのステッピングモータ80の出力軸80aに直方
体形状のブロック91が圧入され、そのブロック91に
ネジ部材64の端部が凹部64aを介して回転伝達に嵌
め合わされている。そのネジ部材64の外周とアクチュ
エータ室72の内周との間にリング状のシール部材92
と、そのシール部材92の保持リング93とが配置され
ている。
チュエータ室72の開口72aを閉鎖するカバー94に
溶接されている。そのカバー94は第2バルブハウジン
グ7′に、防水シール用パッキン95を介して複数のネ
ジ96によって取り付けられている。その防水シール用
部材はパッキン95に限定されず、例えばOリングを用
いてもよい。そのステッピングモータ80は、リード線
80a′を介し車載コントローラ63に接続される。図
9に示すように、そのリード線80a′は、そのカバー
94に形成された通孔94aに嵌め込まれたゴム製の防
水シール用筒状部材97を介して、アクチュエータ室7
2の外部に導出されている。
省略)に接続され、そのステッピングモータ80を車速
に応じ制御する。すなわち、高速になるとネジ部材64
は一方向に回転してスプール62は図中下方に変位し、
低速になるとネジ部材64は他方向に回転してスプール
62は図中上方に変位する。
成され、その挿入孔66の内周に周溝66aが形成さ
れ、両周溝62a、66aの間が絞り部67とされてい
る。その絞り部67の開度は、高速になってスプール6
2が図中下方に変位すると大きくなり、低速になってス
プール62が上方に変位すると小さくなる。
出口ポート61とを連通する連絡流路58が、バルブハ
ウジング7と第2バルブハウジング7′とに亘り形成さ
れ、その連絡流路58からの圧油の漏れを防止するた
め、そのバルブハウジング7と第2バルブハウジング
7′との間にリング状のシール部材98aが配置されて
いる。そのスプール62の外周の周溝62aとスプール
62の通孔62dとを連通する径方向孔62cがスプー
ル62に形成されている。そのスプール62の通孔62
dはスプール62の上方空間に連絡する。そのスプール
62の上方空間と第1出口ポート36とを連通する流路
76が、バルブハウジング7と第2バルブハウジング
7′とに亘り形成され、その連絡流路76からの圧油の
漏れを防止するため、そのバルブハウジング7と第2バ
ルブハウジング7′との間にリング状のシール部材98
bが配置されている。これにより、ポンプ70から供給
される圧油は、前記弁間流路27および第2出口ポート
61から連絡流路58に導かれ、この連絡流路58から
絞り部67に至り、この絞り部67から第1出口ポート
36を介しタンク71に至る。なお、スプール62には
通孔62dと平行にドレン流路62hが形成され、スプ
ール62の上方空間と下方空間とを接続する。
面との当接位置を基準位置として、そのネジ部材64の
軸方向移動距離に対応するネジ部材64の回転角度に応
じて、その絞り部67の開度が制御されている。そのプ
ラグ68の第2ハウジング7′に対するねじ込み量を変
化させることで、その基準位置は調節可能とされてい
る。
間に、圧縮コイルバネ90が配置され、そのバネ90に
よってスプール62に軸方向の弾力が付与されている。
2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の全流路
面積の最大値(両バルブ部材31、32の相対回転角が
大きくなる程に流路面積が小さくなる特性における最大
値である。すなわち、右操舵時は絞り部B′、C′の全
流路面積の最大値をいい、左操舵時は絞り部A′、D′
の全流路面積の最大値をいう。以下「全流路面積の最大
値」という場合は同旨)以上、若しくは絞り機能を奏さ
なくなるまで大きくされている。その絞り部67の流路
面積の最小値は、第2の組に属する絞り部A′、B′、
C′、D′の全流路面積の最小値(両バルブ部材31、
32の相対回転角が大きくなる程に流路面積が小さくな
る特性における最小値である。すなわち、右操舵時は絞
り部B′、C′の全流路面積の最小値をいい、左操舵時
は絞り部A′、D′の全流路面積の最小値をいい、全閉
状態を含む。以下「全流路面積の最小値」という場合は
同旨)以下とされる。
れ、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′と
タンク71との間の油路の流路面積が、車速に応じた可
変絞り弁60の作動により変化する。すなわち、第1の
組に属する絞り部A、B、C、Dにより制御される圧油
流量の、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、
D′により制御される圧油流量に対する割合が、可変絞
り弁60の作動により変化する。
1、32の相対回転角に対する第1の組に属する絞り部
A、B、C、Dの流路面積の変化特性を示す。1点鎖線
Uは、その相対回転角に対する第2の組に属する連絡用
凹部50cと第2圧油排出用凹部51cとの間の絞り部
B′、D′の流路面積の変化特性を示す。1点鎖線V
は、その相対回転角に対する第2の組に属する圧油供給
用凹部51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部A′、
C′の流路面積の変化特性を示す。実線Yは、その相対
回転角に対する第2の組に属する全ての絞り部A′、
B′、C′、D′の流路面積の合成した変化特性を示
す。破線Rは、可変絞り弁60により設定される可変絞
り弁自身の絞り部67a、67bの中速走行時における
流路面積を示す。
は、スプール62は図1、図8において上方に変位し、
このスプール62の変位により可変絞り弁60の絞り部
67は全閉状態になる。よって、油圧シリンダ20に作
用する油圧は、第1の組の絞り部A、B、C、Dの流路
面積の変化特性線Xに応じ制御される。この場合、図6
において一点鎖線で示すように、操舵入力トルクが小さ
く、両バルブ部材31、32の相対回転角が小さくて
も、第1の組に属する絞り部A、B、C、Dの流路面積
を小さくし、操舵補助力を発生させる油圧の増加割合を
大きくし、低速走行時における操舵の高応答性を満足さ
せることができる。
1、図8において下方に変位し、このスプール62の変
位によって可変絞り弁60の絞り部67の流路面積は、
第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の全流
路面積の最大値以上になる。よって、油圧シリンダ20
に作用する油圧は、第2の組の絞り部A′、B′、
C′、D′の流路面積の変化特性線Y及び第1の組の絞
り部A、B、C、Dの流路面積の変化特性線Xの合成特
性に応じ制御される。この場合、図6において実線で示
すように、操舵入力トルクを大きくし、両バルブ部材3
1、32の相対回転角を大きくしない限り、第2の組に
属する絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積は小さ
くなることなく大きく保持され、操舵補助力を発生させ
る油圧の増加割合は小さいので、高速走行時における操
舵の安定性を満足させることができる。
位により可変絞り弁60の絞り部67の流路面積は、第
2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の全流路
面積の最小値よりも大きく最大値よりも小さくなる。こ
れにより、図7に示すように、第1の組に属する絞り部
A、B、C、Dが最小値(本実施例では全閉状態)にな
るまでの間(図7において両バルブ部材の相対回転角が
θaになるまでの間)は、その第1の組に属する絞り部
A、B、C、Dの全流路面積の変化特性線Xに絞り部6
7の流路面積の特性線Rを合成した特性に応じた操舵補
助力が付与される。第1の組に属する絞り部A、B、
C、Dが全閉状態になった時点から、第2の組に属する
絞り部A′、B′、C′、D′の全流路面積が可変絞り
弁60の絞り部67の流路面積よりも小さくなるまでの
間(図7において両バルブ部材の相対回転角がθaとθ
bとの間)では、操舵補助力は絞り部67の流路面積に
より定まる一定値になる。しかる後に、第2の組に属す
る絞り部A′、B′、C′、D′の全流路面積が可変絞
り弁60の絞り部67の流路面積よりも小さくなると、
第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の全流
路面積の変化特性線Yに応じた操舵補助力が付与され
る。
Dが全閉状態になった後に、第2の組に属する絞り部
A′、B′、C′、D′の全流路面積が可変絞り弁60
の絞り部67の流路面積よりも小さくなるまでの間(θ
a〜θbの間)は、その第2の組に属する絞り部A′、
B′、C′、D′が全閉状態になる点と、第1の組に属
する絞り部A、B、C、Dが全閉状態になる点との差
(θc−θa)を小さくすることなく、小さくされてい
る。すなわち、仮に、第2の組に属する圧油供給用凹部
51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部A′、C′
が、連絡用凹部50cと第2圧油排出用凹部51cとの
間の絞り部B′、D′と同様に図中1点鎖線Uで示す相
対回転角に対する流路面積変化特性を有すると仮定する
と、相対回転角に対する第2の組に属する全ての絞り部
A′、B′、C′、D′の全流路面積の合成変化特性
は、図7において2点鎖線Mで示すものになる。そうす
ると、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′
の流路面積が、可変絞り弁60の自身の絞り部67a、
67bの流路面積よりも小さくなるまでの間(両バルブ
部材の相対回転角がθaとθdとの間)は大きくなるの
で、図6において2点鎖線で示すように、操舵補助力を
操舵抵抗に応じ制御できない領域Lが大きくなる。これ
に対し、上記実施例では、第2の組に属する圧油供給用
凹部51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部A′、
C′の閉鎖角度θsは、連絡用凹部50cと第2圧油排
出用凹部51cとの間の絞り部B′、D′の閉鎖角度θ
rよりも小さいので、中速走行時において操舵補助力を
操舵抵抗に応じ制御できない領域を小さくできる。しか
も、圧油供給用凹部51aと連絡用凹部50cとの間の
絞り部A′、C′が全閉状態になる点(図7において両
バルブ部材の相対回転角がθeの点)では、連絡用凹部
50cと第2圧油排出用凹部51cとの間の絞り部
B′、D′は未だ閉じていないので、操舵補助力を操舵
抵抗に応じ制御できる領域は小さくなることはない。
2の軸心とネジ部材64の軸心とが偏心することで、ス
プール62とネジ部材64との連れ回りが防止される。
これにより、その連れ回りを防止するための専用の部品
や平坦面の加工が不要で、部品点数が多くなることはな
く、構造および組立が簡単で、コストおよび工数を低減
できる。また、そのスプール62にバネ90により軸方
向の弾力を作用させることで、ネジ部材64のネジ山と
スプール62の通孔62dに形成された雌ねじ62d′
のネジ山との間に遊びを設けてネジ部材64を円滑に回
転させ、且つ、その遊びによるスプール62の軸方向の
変位を防止できる。これにより、その可変絞り弁60の
絞り部67の開度制御を精密に行ない、所望の操舵特性
を得ることができる。また、そのバルブハウジング7′
にバネ90を挿入した後にプラグ68をバルブハウジン
グ7′に対しねじ合わせるだけで、そのバネ90とプラ
グ68とをバルブハウジング7′に組み込むことができ
るので、組み立て工程を簡単化できる。しかも、そのプ
ラグ68のバルブハウジング7′に対するねじ込み量を
変化させることで、スプールの基準位置を精密に設定で
きるので、その絞り部の開度制御を精密に行うことがで
きる。
ピングモータ80が内蔵されているアクチュエータ室7
2の開口72aを、防水シール用パッキン95を介して
カバー94により閉鎖し、且つ、そのステッピングモー
タ80のコントローラ63との接続用リード線80a′
を、そのカバー94に形成された通孔94aに嵌め込ま
れたゴム製の防水シール用筒状部材97を介してアクチ
ュエータ室72の外部に導出することで、そのステッピ
ングモータ80の防水を十分かつ低コストに行うことが
できる。
条件に応じ自身の絞り部67の流路面積を変化させる可
変絞り弁60を、第2の組に属する絞り部A′、B′、
C′、D′とタンク71との間の油路に設けることで、
第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′が設け
られている油路における油圧と、第1の組に属する絞り
部A、B、C、Dが設けられている油路における油圧と
の差が大きくなることはない。これにより、第1バルブ
部材31と第2バルブ部材32が横断面が楕円形状に変
形するのを防止できる。この場合、第1バルブ部材31
と第2バルブ部材32に形成する凹部はそれぞれ8ケで
よい。これにより、作動不良を防止し、加工コストを低
減し、バルブ部材31、32の径と軸方向寸法を小さく
して装置を小型化できる。また、4つの圧油供給用凹部
51aと各2つの左右操舵用凹部50a、50bとを等
間隔に配置し、圧油供給用凹部51aを左操舵用凹部5
0bおよび右操舵用凹部50aに隣接して配置すること
で、操舵補助力発生用の高圧油を第1バルブ部材31と
第2バルブ部材32とに周方向に等間隔に離れた2位置
から作用させることができる。これにより、第2バルブ
部材32が第1バルブ部材31に偏った油圧の作用によ
り押し付けられるのを防止でき、両バルブ部材31、3
2のこじれによる作動不良を防止できる。さらに、圧油
供給用凹部51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部
A′、C′が全閉状態になる点(図7において両バルブ
部材の相対回転角がθeの時点)では、連絡用凹部50
cと第2圧油排出用凹部51cとの間の絞り部B′、
D′は未だ閉じていないので、圧油の流量が急激に変化
することはなく、圧油の流動音を低減することができ
る。
す。以下、上記第1実施例と同一部分は同一符号で示
し、相違点を説明する。まず、可変絞り弁60のスプー
ル62は、バルブハウジング7に形成された挿入孔66
に軸方向移動可能に挿入されている。その挿入孔66の
一端は第1プラグ68aがシールを介しねじ込まれるこ
とで閉鎖され、他端は第2プラグ68bがシールを介し
圧入されることで閉鎖されている。
じ合わされているネジ部材64は、前記第2プラグ68
bをシール材を介して貫通し、その他端に減速ギア81
が取り付けられている。その減速ギア81に噛み合うピ
ニオンギア82が、そのネジ部材64を回転駆動するス
テッピングモータ80の出力軸に取り付けられている。
そのステッピングモータ80は、挿入孔66を閉鎖する
ようにバルブハウジング7に取り付けられたカバー9
4′に、バルブハウジング7の外部において取り付けら
れ、防水用カバー99により覆われている。
出口ポート61とを連通する連絡流路58がバルブハウ
ジング7に形成され、そのスプール62の外周の周溝6
2aとスプール62の通孔62dとを連通する径方向孔
62cがスプール62に形成され、そのスプール62の
通孔62dはスプール62の上方空間に連通し、そのス
プール62の上方空間と第1出口ポート36とを連通す
る流路76がバルブハウジング7に形成されている。上
記第1実施例では、第2出口ポート61は、入口ポート
34、第1ポート37、第2ポート38よりもピニオン
15側に配置されているが、本第2実施例においては、
ピニオン15とは反対側に配置されている。
aを有する調節ネジ(基準位置設定部材)65が、シー
ル部材を介しスプール62と同軸心にねじ合わされてい
る。その調節ネジ65の端面とスプール62の端面との
当接位置を基準位置として、そのネジ部材64の軸方向
移動距離に対応するネジ部材64の回転角度に応じて、
絞り部67の開度が制御されている。その調節ネジ65
のプラグ68aへのねじ込み量、すなわちハウジング7
に対するねじ込み量を変化させることで、その基準位置
は調節可能とされている。
ンジとスプール62の一端との間に、圧縮コイルバネ9
0が介在され、そのバネ90によってスプール62に軸
方向の弾力が付与される。他は上記第1実施例と同様
で、同一部分は同一符号で示す。
例との相違は、まず、ステッピングモータ80を、バル
ブハウジング7内に設けたアクチュエータ室72に内蔵
し、そのアクチュエータ室72の開口を第2プラグ(カ
バー)68bにより防水シール用Oリング95′を介し
閉鎖している。また、そのステッピングモータ80の出
力軸にネジ部材64を直結している。そのステッピング
モータ80のリード線80a′は、第2プラグ68bを
貫通するピン80bを介して引き出されてコントローラ
63に接続される。また、第2プラグ68bとモータ8
0との間には、モータ80を挿入孔66の内周の段差に
押し付けるバネ95が設けられ、そのバネ95の弾力に
よりモータ80の回り止めがなされる。また、スプール
62に形成されるドレン流路62h′は通孔62dに対
し傾斜し、その通孔62dを介しスプール62の上方空
間と下方空間とを接続する。他は上記第2実施例と同様
で、同一部分は同一符号で示す。
に限定されるものではない。例えば、上記実施例では本
発明をラックピニオン式油圧パワーステアリング装置に
適用したが、例えばボールスクリュー式油圧パワーステ
アリング装置にも適用することができる。また、本発明
の可変絞り弁は、パワーステアリング装置以外の油圧装
置にも適用できる。また、上記実施例では可変絞り弁の
開度を車速に応じ変化させたが、例えば操舵角のような
他の条件に応じ変化させてもよい。
断面図
示す図
断面構造の説明図
トルクと油圧との関係及び両バルブ部材の相対回転角と
油圧との関係を示す図
相対回転角との関係を示す図
の縦断面図
縦断面図
Claims (5)
- 【請求項1】 ハウジングと、このハウジングに軸方向
移動可能に挿入されるスプールと、このスプールにねじ
合わされるネジ部材と、このネジ部材を回転駆動するア
クチュエータと、そのネジ部材の回転によるスプールの
軸方向移動によって開度が変化する絞り部とを備える可
変絞り弁において、そのスプールの軸心とネジ部材の軸
心とが偏心していることを特徴とする可変絞り弁。 - 【請求項2】 そのスプールに軸方向の弾力を作用させ
る手段が設けられている請求項1に記載の可変絞り弁。 - 【請求項3】 そのハウジングに対しねじ合わされる基
準位置設定部材を備え、その基準位置設定部材とスプー
ルとの間に、そのスプールに軸方向の弾力を作用させる
バネが配置され、その基準位置設定部材とスプールとの
当接位置を基準位置として、そのネジ部材の軸方向移動
距離に対応するネジ部材の回転角度に応じて、その絞り
部の開度が制御可能とされ、その基準位置設定部材のハ
ウジングに対するねじ込み量を変化させることで、その
基準位置は調節可能とされている請求項2に記載の可変
絞り弁。 - 【請求項4】 操舵抵抗に応じ開度が変化する複数の絞
り部を有する油圧制御弁を備え、その絞り部の開度を操
舵抵抗に応じ変化させることで操舵補助力発生用油圧ア
クチュエータに作用する油圧が制御され、その油圧制御
弁における複数の絞り部は第1の組と第2の組とに組分
けされ、第1の組に属する絞り部では第2の組に属する
絞り部よりも操舵抵抗の変化に対する油圧変化割合が大
きくされ、第1の組に属する絞り部により制御される圧
油流量の第2の組に属する絞り部により制御される圧油
流量に対する割合を変化させることができるように、請
求項1〜3の何れかに記載の可変絞り弁が油圧制御弁に
接続され、その可変絞り弁のネジ部材を回転駆動するア
クチュエータを運転条件に応じ制御する手段が設けられ
ていることを特徴とする油圧パワーステアリング装置。 - 【請求項5】 そのハウジングに開口を有するアクチュ
エータ室が形成され、そのアクチュエータ室に前記アク
チュエータが内蔵され、そのアクチュエータ室の開口を
防水手段を介し閉鎖するカバーが設けられている請求項
1〜4のいずれかに記載の油圧パワーステアリング装
置。
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