JP3774073B2 - 可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置 - Google Patents

可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3774073B2
JP3774073B2 JP34114398A JP34114398A JP3774073B2 JP 3774073 B2 JP3774073 B2 JP 3774073B2 JP 34114398 A JP34114398 A JP 34114398A JP 34114398 A JP34114398 A JP 34114398A JP 3774073 B2 JP3774073 B2 JP 3774073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
throttle
motor
variable throttle
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34114398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000142437A (ja
Inventor
哲也 村上
善和 九郎丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP34114398A priority Critical patent/JP3774073B2/ja
Publication of JP2000142437A publication Critical patent/JP2000142437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3774073B2 publication Critical patent/JP3774073B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、当初は温度低下により粘性が増加すると共にその後は温度上昇により粘性が減少する流体の通路に配置するのに適した可変絞り弁と、この可変絞り弁を用いた油圧パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10に示す従来の可変絞り弁101は、車両の油圧パワーステアリング装置において用いられ、ハウジング102に軸方向移動可能に挿入されるスプール103と、このスプール103にねじ合わされるネジ部材104を回転駆動するステッピングモータ105と、そのネジ部材104の回転によるスプール103の軸方向移動によって開度が変化する可変絞り部106とを備え、そのモータ105は制御装置(図示省略)から送られるパルスの数に応じて回転駆動される。
【0003】
その制御装置は車両の運転条件、例えば車速に応じた数のパルスをモータ105に出力する。これにより、その可変絞り部106の開度が車速に応じて変化し、その油圧パワーステアリング装置は車速に応じた操舵特性を付与できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
冬期や寒冷地においては、油圧パワーステアリング装置の作動油の粘度がエンジン始動当初は大きいため、スプール103の移動が阻止される。そのスプール103の移動阻止力がモータ105の駆動力よりも大きくなると、制御装置からパルスが送られているにも拘らずモータ105が回転しなくなる。そうすると、その後の油温上昇によりモータ105が回転しても、可変絞り部106の開度がモータ105の回転ステップに対応しない脱調現象が生じる。そのため、運転条件に応じた操舵特性を付与できなくなり、操舵フィーリングが悪化する。
【0005】
本発明は、上記問題を解決することのできる可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の可変絞り弁は、ハウジングと、そのハウジングに軸方向移動可能に挿入されるスプールと、制御装置から送られるパルスの数に応じて回転駆動されるステッピングモータと、そのステッピングモータの回転をスプールの軸方向移動に変換する運動変換機構と、そのスプールの軸方向移動によって開度が変化する可変絞り部とを備える。その運動変換機構に、そのスプールの移動が阻止される時にモータの回転ステップに応じて弾性エネルギーを蓄積する手段が設けられ、その移動阻止の解除により、そのスプールは蓄積された弾性エネルギー分だけ軸方向移動可能とされていることを特徴とする。
本発明の構成によれば、可変絞り弁により絞られる流体の粘度が大きいため、スプールの移動阻止力がステッピングモータの駆動力よりも大きい場合、制御装置から送られるパルス数に応じたステップだけモータが回転すると、そのモータの回転ステップに応じた弾性エネルギーが蓄積される。その後の温度上昇により流体の粘度が小さくなると、その蓄積された弾性エネルギー分だけスプールが移動阻止された分だけ移動する。また、その温度上昇までにモータが他方向に回転する場合は、その回転ステップだけ蓄積された弾性エネルギーは開放される。これにより、可変絞り部の開度をモータの回転ステップに対応させることができる。
【0007】
そのスプールの軸方向一方への移動を阻止可能なストッパーを備え、そのストッパーによるスプールの移動阻止位置は変更調節可能とされ、そのモータを一方向に一定ステップだけ回転駆動してスプールの移動を前記ストッパーにより阻止することで原点出しが行われ、その原点出し後におけるモータの他方向への回転ステップに応じて前記可変絞り部の開度が決定されるのが好ましい。
これにより、可変絞り弁により絞られる流体の粘度が小さくスプールの移動が阻止されない場合、その制御装置からの一定パルス数に応じてモータを一方向に一定ステップだけ回転駆動し、スプールの移動をストッパーにより阻止した位置を原点とすることができる。この原点出し後におけるモータの他方向への回転ステップに応じて上記可変絞り部の開度が決定される。そのストッパーを例えばハウジングにねじ合わせ、そのねじ込み量を変更することで、そのストッパーによるスプールの移動阻止位置、すなわち原点位置を変更調節し、その可変絞り部の開度をモータの回転ステップに正確に対応させた所望値に調節できる。
可変絞り弁により絞られる流体の粘度が大きく、スプールの移動阻止力がステッピングモータの駆動力よりも大きい場合、その制御装置から送られる一定パルス数に応じた一定ステップだけモータが回転すると、そのモータの一定回転ステップに応じた一定の弾性エネルギーが蓄積される。その後の温度上昇により流体の粘度が小さくなると、その蓄積された一定の弾性エネルギーによりスプールが移動阻止された一定分だけ移動する。また、その温度上昇までにモータが他方向に回転する場合は、その回転ステップだけ蓄積された弾性エネルギーは開放される。これにより、原点出しを行う場合でも可変絞り部の開度をモータの回転ステップに正確に対応させることができる。
【0008】
前記運動変換機構は前記スプールにねじ合わされるネジ部材を有し、前記弾性エネルギーの蓄積手段は捩じりバネを有し、その捩じりバネを介して前記モータの出力軸と前記ネジ部材とが連結され、そのスプールの移動が阻止される時、そのモータの回転ステップに応じた捩じりバネの捩れ変形量だけ弾性エネルギーが蓄積され、その移動阻止の解除により、その捩れバネの復元変形による前記ネジ部材の回転によって、そのスプールは蓄積された弾性エネルギー分だけ移動可能とされているのが好ましい。これにより、シンプルな構成で弾性エネルギーを蓄積でき、構造の複雑化やコストの増大を防止できる。
【0009】
本発明の油圧パワーステアリング装置は、操舵抵抗に応じて開度が変化する複数の絞り部を有する油圧制御弁を備え、その絞り部の開度変化に応じて操舵補助力発生用油圧アクチュエータに作用する油圧が変更され、その油圧制御弁における複数の絞り部は互いに並列とされた第1の組に属するものと第2の組に属するものとに組分けされ、第2の組に属する絞り部を閉鎖するのに要する操舵抵抗は第1の組に属する絞り部を閉鎖するのに要する操舵抵抗よりも大きくされ、第1の組に属する絞り部により制御される圧油流量の第2の組に属する絞り部により制御される圧油流量に対する割合を変化させることができるように、その第2の組に属する絞り部と直列に本発明による可変絞り弁が接続され、車両の運転条件に応じた数のパルスが前記制御装置からモータに送られることを特徴とする。
本発明の構成によれば、車両の運転条件に応じて、第1の組に属する絞り部により制御される圧油流量の第2の組に属する絞り部により制御される圧油流量に対する割合が変化する。第2の組に属する絞り部により制御される圧油流量の割合が増加すると、操舵抵抗に抗して絞り部を閉鎖するのに要する操舵トルクが大きくなり、走行安定性を向上できる。第1の組に属する絞り部により制御される圧油流量の割合が増加すると、操舵抵抗に抗して絞り部を閉鎖するのに要する操舵トルクが小さくなり、旋回性能を向上できる。この操舵特性を、その可変絞り弁を用いることで冬期や寒冷地においても確実に奏することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に示す本発明の実施形態のラックピニオン式油圧パワーステアリング装置1は、車両のハンドル(図示省略)に連結される入力軸2と、この入力軸2にトーションバー6を介し連結される出力軸3を備えている。そのトーションバー6は、ピン4により入力軸2に連結され、セレーション5により出力軸3に連結されている。その入力軸2は、ベアリング8を介しバルブハウジング7により支持され、また、ブッシュ12を介して出力軸3により支持されている。その出力軸3はベアリング10、11を介してラックハウジング9により支持されている。その出力軸3にピニオン15が形成され、このピニオン15に噛み合うラック16に操舵用車輪(図示省略)が連結される。これにより、操舵による入力軸2の回転は、トーションバー6を介してピニオン15に伝達され、このピニオン15の回転によりラック16は車両幅方向に移動し、このラック16の移動により車両の操舵がなされる。なお、入出力軸2、3とハウジング7との間にはオイルシール42、43が介在する。また、ラック16を支持するサポートヨーク40がバネ41の弾力によりラック16に押し付けられている。
【0011】
操舵補助力発生用油圧アクチュエータとして油圧シリンダ20が設けられている。この油圧シリンダ20は、ラックハウジング9により構成されるシリンダチューブと、ラック16に一体化されるピストン21を備えている。そのピストン21により仕切られる油室22、23に操舵抵抗に応じて圧油を供給するため、ロータリー式油圧制御弁30が設けられている。
【0012】
その制御弁30は、バルブハウジング7に相対回転可能に挿入される筒状の第1バルブ部材31と、この第1バルブ部材31に同軸中心に相対回転可能に挿入される第2バルブ部材32とを備える。その第1バルブ部材31は出力軸3にピン29を介して同行回転するよう連結されている。その第2バルブ部材32は入力軸2の外周部と一体的に成形され、入力軸2と同行回転する。よって、第1バルブ部材31と第2バルブ部材32は、操舵抵抗に応じて前記トーションバー6がねじれることで同軸中心に相対回転する。
【0013】
そのバルブハウジング7に、ポンプ70に接続される入口ポート34と、前記油圧シリンダ20の一方の油室22に接続される第1ポート37と、他方の油室23に接続される第2ポート38と、直接にタンク71に接続される第1出口ポート36と、後述の可変絞り弁60を介してタンク71に接続される第2出口ポート61とが設けられている。各ポート34、36、37、38、61は、その第1バルブ部材31と第2バルブ部材32との内外周間の流路を介して互いに接続されている。
【0014】
すなわち、図3、図4に示すように、第1バルブ部材31の内周に溝50a、50b、50cが、周方向に等間隔をおいた12箇所に形成されている。また、第2バルブ部材32の外周に溝51a、51b、51cが、周方向に等間隔をおいた12箇所に形成されている。図4は実線により第2バルブ部材32の展開図を示し、鎖線により第1バルブ部材31に形成された溝50a、50b、50cを示す。第1バルブ部材31に形成された溝50a、50b、50cの間に第2バルブ部材32に形成された溝51a、51b、51cが位置する。
【0015】
その第1バルブ部材31に、3つの右操舵用溝50aと、3つの左操舵用溝50bと、6つの連絡用溝50cとが形成されている。その右操舵用溝50aは、第1バルブ部材31に形成された流路53と第1ポート37とを介し油圧シリンダ20の右操舵補助力発生用油室22に接続され、互いに周方向に120°離れて配置される。その左操舵用溝50bは、第1バルブ部材31に形成された流路54と第2ポート38とを介し油圧シリンダ20の左操舵補助力発生用油室23に接続され、互いに周方向に120°離れて配置される。
【0016】
その第2バルブ部材32に、6つの圧油供給用溝51aと、3つの第1圧油排出用溝51bと、3つの第2圧油排出用溝51cとが形成されている。その圧油供給用溝51aは、第1バルブ部材31に形成された圧油供給路55と入口ポート34とを介しポンプ70に接続され、互いに周方向に60°離れて配置される。その第1圧油排出用溝51bは、入力軸2に形成された流路52aから入力軸2とトーションバー6との間を通り、入力軸2に形成された流路52b(図1参照)と第1出口ポート36とを介しタンク71に接続され、互いに周方向に120°離れて配置される。その第2圧油排出用溝51cは、第1バルブ部材31に形成された流路59と第2出口ポート61とを介し可変絞り弁60に接続され、互いに周方向に120°離れて配置される。
【0017】
各第1圧油排出用溝51bは右操舵用溝50aと左操舵用溝50bの間に配置され、各第2圧油排出用溝51cは連絡用溝50cの間に配置され、右操舵用溝50aと連絡用溝50cとの間および左操舵用溝50bと連絡用溝50cとの間に圧油供給用溝51aは配置される。
【0018】
その第1バルブ部材31に形成された溝50a、50b、50cの軸方向に沿う縁と第2バルブ部材32に形成された溝51a、51b、51cの軸方向に沿う縁との間が絞り部A、A′、B、B′、C、C′、D、D′を構成する。これにより、各絞り部A、A′、B、B′、C、C′、D、D′はポンプ70とタンク71と油圧シリンダ20とを接続する油路27に配置されている。
【0019】
図5に示すように、その第2バルブ部材32に形成された溝51a、51b、51cの軸方向に沿う縁は面取り部とされている。その圧油供給用溝51aと連絡用溝50cとの間の絞り部A′、C′における圧油供給用溝51aの軸方向に沿う縁(図3において□で囲む)の面取り部の幅をW、連絡用溝50cと第2圧油排出用溝51cとの間の絞り部B′、D′における第2圧油排出用溝51cの軸方向に沿う縁(図3において△で囲む)の面取り部の幅をW′、その他の第2バルブ部材32に形成された溝の軸方向に沿う縁(図3において○で囲む)の面取り部の幅をW″として、図4、図5に示すように、W>W′>W″とされている。操舵抵抗のない状態(図4、図5の状態)から各絞り部A、A′、B、B′、C、C′、D、D′を全閉するのに要する両バルブ部材31、32の相対回転角度(すなわち閉鎖角度)を互いに比較すると、圧油供給用溝51aと連絡用溝50cとの間の絞り部A′、C′の閉鎖角度θrは連絡用溝50cと第2圧油排出用溝51cとの間の絞り部B′、D′の閉鎖角度θsよりも大きく、両閉鎖角度θr、θsは、他の各絞り部A、B、C、Dの閉鎖角度θtよりも大きい。これにより、第1バルブ部材31と第2バルブ部材32との間の各絞り部は、複数の絞り部A、B、C、Dからなる第1の組と、第1の組に属する各絞り部A、B、C、Dよりも閉鎖角度の大きな複数の絞り部A′、B′、C′、D′からなる第2の組とに組分けされ、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′を閉鎖するのに要する操舵抵抗は第1の組に属する絞り部A、B、C、Dを閉鎖するのに要する操舵抵抗よりも大きくされる。また、第2の組に属する絞り部は、連絡用溝50cと第2圧油排出用溝51cとの間の絞り部B′、D′と、この絞り部B′、D′よりも閉鎖角度の大きな圧油供給用溝51aと連絡用溝50cとの間の絞り部A′、C′の2種類とされる。
【0020】
その入力軸2と出力軸3は、路面から車輪を介して伝達される操舵抵抗によるトーションバー6のねじれによって相対回転する。その相対回転により第1バルブ部材31と第2バルブ部材32とが相対回転することで、各絞り部A、B、C、D、A′、B′、C′、D′の流路面積すなわち開度が変化する。すなわち、操舵抵抗に応じて複数の絞り部A、B、C、D、A′、B′、C′、D′の開度が変化する。その開度変化に応じて油圧シリンダ20に作用する油圧が変更されることで、操舵抵抗に応じた操舵補助力が発生する。
【0021】
図4は操舵が行なわれていない状態を示し、両バルブ部材31、32の間の絞り部A、B、C、D、A′、B′、C′、D′は全て開かれ、入口ポート34と各出口ポート36、61とは弁間流路27を介し連通し、ポンプ70から制御バルブ30に流入する油はタンク71に還流し、操舵補助力は発生しない。
【0022】
この状態から右方へ操舵することによって生じる操舵抵抗により両バルブ部材31、32が相対回転すると、図3に示すように、絞り部A、A′の開度が大きくなり、絞り部B、B′の開度が小さくなり、絞り部C、C′の開度が小さくなり、絞り部D、D′の開度が大きくなる。これにより、図中矢印で示す圧油の流れにより油圧シリンダ20の右操舵補助力発生用油室22に操舵抵抗に応じた圧力の圧油が供給され、また、左操舵補助力発生用油室23からタンク71に油が還流し、車両の右方への操向補助力が油圧シリンダ20からラック16に作用する。
【0023】
左方へ操舵すると第1バルブ部材31と第2バルブ部材32とが右方に操舵した場合と逆方向に相対回転し、絞り部A、A′の開度が小さくなり、絞り部B、B′の開度が大きくなり、絞り部C、C′の開度が大きくなり、絞り部D、D′の開度が小さくなるので、車両の左方への操舵補助力が油圧シリンダ20からラック16に作用する。
【0024】
図1、図6に示すように、その第2出口ポート61に通じる可変絞り弁60は、バルブハウジング7に接続される第2バルブハウジング7′と、この第2バルブハウジング7′に形成された挿入孔66に軸方向(図1、図6において上下方向)に移動可能に挿入されたスプール62と、車両に搭載されるコンピュータにより構成される制御装置(図示省略)から送られるパルスの数に応じて回転駆動されるステッピングモータ80と、このモータ80の回転をスプール62の軸方向移動に変換する運動変換機構63とを有する。
【0025】
その運動変換機構63は、そのスプール62にねじ合わされるネジ軸(ネジ部材)64を有する。そのネジ軸64は第2バルブハウジング7′に嵌め合わされたスリーブ65により、軸受75とシールリング74とを介して支持されている。その運動変換機構63に、そのスプール62の移動が阻止される時にモータ80の回転ステップに応じて弾性エネルギーを蓄積する手段が設けられている。すなわち、その前記弾性エネルギーの蓄積手段は捩じりコイルバネ69を有し、この捩じりコイルバネ69を介してネジ軸64とモータ80の出力軸80aが連結される。本実施形態では、その出力軸80aにキャップ80bが同行回転するように嵌め合わされ、そのキャップに捩じりコイルバネ69の一端が連結されている。これにより、そのモータ80の回転を捩じりコイルバネ69を介してネジ軸64に伝達し、そのネジ軸64の回転によりスプール62を軸方向移動させることができる。
【0026】
そのスプール62の移動が阻止される時、そのモータ80の回転ステップに応じて捩じりコイルバネ69が捩れ、また、その捩じれた捩じりコイルバネ69の復元力により静止状態に保持されたモータ80の出力軸80aが回転しないように、モータ80と捩じりコイルバネ69が選定されている。すなわち、モータ80の回転時の出力トルクをTa、モータ80の回転保持トルクをTb、捩じりコイルバネ69の弾力に基づき出力軸80aに作用するトルクをTcとして、Ta>Tb>Tcとされている。また、常温において、スプール62に作用する油の粘性や第2バルブハウジング7′との摩擦等による移動阻止力によるトルクをTdとして、Tc>Tdとされている。よって、冬期や寒冷地等における車両始動時において、油の粘性によりモータ80の駆動力が作用してもスプール62の移動が阻止される場合、その移動阻止力によるトルクをTとして、T>Ta>Tb>Tc>Tdとされる。
【0027】
これにより、モータ80の回転時にスプール62の移動が阻止されると、その捩じりコイルバネ69の捩れ変形量だけ弾性エネルギーが蓄積される。そのスプール62の移動阻止の解除により、その捩じりコイルバネ69が復元変形してネジ軸64が回転し、このネジ軸64の回転によってスプール62は移動する。すなわち、その移動阻止の解除により、スプール62は蓄積された弾性エネルギー分だけ軸方向移動可能とされている。
【0028】
そのネジ軸64の軸心はスプール62の軸心と平行とされることで両軸心は互いに対して偏心され、これによりネジ軸64の回転時におけるスプール62の連れ回りが防止される。なお、両軸心を互いに一致させてもよく、この場合、例えばスプール62の外周に形成する軸方向溝に軸方向相対移動可能に嵌め合わされる突起を第2バルブハウジング7′に設ける等してその連れ回りを防止すればよく、要は連れ回りが防止されていればよい。
【0029】
そのステッピングモータ80に接続される制御装置は、車両の運転条件として車速を検出するセンサ(図示省略)に接続され、検出した車速に応じたステップだけモータ80を回転するためのパルスをモータ80に送る。これにより、高速になるとネジ軸64を一方向に回転させてスプール62を図中上方に変位させ、低速になるとネジ軸64を他方向に回転させてスプール62を図中下方に変位させる。
【0030】
そのスプール62の外周に周溝62aが形成され、その挿入孔66の内周に周溝66aが形成され、両周溝62a、66aの間が可変絞り部67とされている。その可変絞り部67の開度は、そのスプール62の軸方向移動によって変化する。すなわち、その開度は高速になってスプール62が図中上方に変位すると大きくなり、低速になってスプール62が下方に変位すると小さくなる。
【0031】
その挿入孔66の一端は、第2バルブハウジング7′にねじ込まれるストッパー68により閉鎖される。このストッパー68により可変絞り部67の開度を小さくする軸方向一方へのスプール62の移動が阻止される。そのストッパー68の第2バルブハウジング7′へのネジ込み量は変更可能とされ、これにより、このストッパー68によるスプール62の移動阻止位置は変更調節可能とされている。そのストッパー68には回転工具挿入孔68aが形成される。そのスプール62とストッパー68との間に、スプール62のがたつき防止のために圧縮コイルバネ90が配置されている。そのストッパー68の回転防止用ロックナット95が設けられる。その挿入孔66の他端はカバー96により閉鎖されている。
【0032】
車両のエンジン始動当初においては、そのモータ80を一方向に一定ステップだけ回転駆動してスプール62の移動を上記ストッパー68により阻止することで原点出しが行われる。すなわち、可変絞り弁60により絞られる流体の粘度が小さくスプール62の移動が阻止されない場合、上記制御装置からの一定パルス数に応じてモータ80を一方向に一定ステップだけ回転駆動し、スプール62の移動をストッパー68により阻止した位置を原点とすることができる。この原点出し後におけるモータ80の他方向への回転ステップに応じて上記可変絞り部67の開度が決定される。そのストッパー68によるスプール62の移動阻止位置、すなわち原点位置を変更調節できるので、その可変絞り部67の開度をモータ80の回転ステップに正確に対応させた所望値に調節できる。なお、その原点出しに際してモータ80を一方向に回転させるための一定パルス数は、スプール62を確実に原点に位置させるため、スプール62の移動がストッパー68により阻止された原点出し後も幾分かはモータ80に送られるように設定される。この原点出し後に送られるパルス数に対応するモータ80の回転ステップに応じた弾性エネルギーは、その捩じりコイルバネ69に蓄積されるが、原点出し後におけるモータ80の他方向への回転により開放される。
【0033】
その挿入孔66の内周の周溝66aと第2出口ポート61とを連絡する第1連絡流路58が、第2バルブハウジング7′に形成されている。そのスプール62の内周の周溝66aとスプール62に形成された通孔62dとを連絡する径方向孔62cがスプール62に形成されている。そのスプール62の通孔62dは、その挿入孔66におけるスプール62の上下の空間に通じる。そのスプール62の外周の周溝62aは、上記第1出口ポート36に通じるようにバルブハウジング7に形成された第2連絡流路76a(図1参照)に、第2バルブハウジング7′に形成された第3連絡流路76bを介して通じる。
【0034】
図9に示すように、その第2バルブハウジング7′におけるバルブハウジング7との接続面に、スプール62の軸方向に沿う2本の溝98、99が形成され、上記第1連絡流路58は一方の溝98を介して第2出口ポート61に通じ、第3連絡流路76bは他方の溝99を介して第2連絡流路76aに通じる。これにより、第2バルブハウジング7′の第1バルブハウジング7への取り付け位置をスプール62の軸方向に変更でき、可変絞り弁60の配置レイアウトの自由度を向上できる。
【0035】
これにより、ポンプ70から供給される圧油は、前記弁間流路27および第2出口ポート61から第1連絡流路58に導かれ、この第1連絡流路58から可変絞り部67に至り、この可変絞り部67から第3、第2連絡流路76b、76a、第1出口ポート36を介しタンク71に至る。
【0036】
その可変絞り部67の流路面積の最大値は、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積の最大値(両バルブ部材31、32の相対回転角が大きくなる程に流路面積が小さくなる特性における最大値である。すなわち、右操舵時は絞り部B′、C′の合計流路面積の最大値をいい、左操舵時は絞り部A′、D′の合計流路面積の最大値をいう。以下「流路面積の最大値」という場合は同旨)以上、若しくは絞り機能を奏さなくなるまで大きくされている。その可変絞り部67の流路面積の最小値は、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積の最小値(両バルブ部材31、32の相対回転角が大きくなる程に流路面積が小さくなる特性における最小値である。すなわち、右操舵時は絞り部B′、C′の合計流路面積の最小値をいい、左操舵時は絞り部A′、D′の合計流路面積の最小値をいい、全閉状態を含む。以下「流路面積の最小値」という場合は同旨)以下とされる。
【0037】
これにより、図2に示す油圧回路が構成され、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′とタンク71との間の油路に、車速に応じて開度が変化する可変絞り部67が可変絞り弁60により設けられる。上記油圧制御弁30における第1の組に属する絞り部A、B、C、Dと第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′とは互いに並列とされ、第1の組に属する絞り部A、B、C、Dにより制御される圧油流量の第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′により制御される圧油流量に対する割合を変化させることができるように、その第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′と直列に可変絞り弁60が接続される。
【0038】
図7において、実線Xは両バルブ部材31、32の相対回転角に対する第1の組に属する絞り部A、B、C、Dの流路面積の変化特性(その相対回転角が大きくなる程に流路面積が小さくなる特性である。この場合、右操舵時は絞り部B、Cの合計流路面積の変化特性をいい、左操舵時は絞り部A、Dの合計流路面積の変化特性をいう。以下「流路面積の変化特性」という場合は同旨)を示す。1点鎖線Uは、その相対回転角に対する第2の組に属する圧油供給用溝51aと連絡用溝50cとの間の絞り部A′、C′の流路面積の変化特性を示す。1点鎖線Vは、その相対回転角に対する第2の組に属する連絡用溝50cと第2圧油排出用溝51cとの間の絞り部B′、D′の流路面積の変化特性を示す。実線Yは、その絞り部A′、C′の流路面積の変化特性と絞り部B′、D′の流路面積の変化特性を合成した特性を示す。破線Rは可変絞り部67の中速走行時における流路面積を示す。
【0039】
低速走行時においては、スプール62は図1、図6において下方に変位し、このスプール62の変位により可変絞り部67は全閉状態になる。よって、油圧シリンダ20に作用する油圧は、第1の組の絞り部A、B、C、Dの流路面積の変化特性線Xに応じ制御される。この場合、図8において一点鎖線αで示すように、操舵抵抗に対応する操舵入力トルクが小さく、両バルブ部材31、32の相対回転角が小さくても、第1の組に属する絞り部A、B、C、Dの開度は小さいので、操舵入力トルクの変化に対して油圧が殆ど変化することのない不感帯域を小さくし、操舵の高応答性を満足させて旋回性能を向上できる。
【0040】
高速走行時においては、スプール62は図1、図6において上方に変位し、このスプール62の変位によって可変絞り部67の流路面積は、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積の最大値以上になる。よって、油圧シリンダ20に作用する油圧は、第2の組の絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積の変化特性線Y及び第1の組の絞り部A、B、C、Dの流路面積の変化特性線Xの合成特性に応じ制御される。この場合、図8において実線βで示すように、操舵入力トルクが大きく、両バルブ部材31、32の相対回転角が大きくても、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の開度は大きいので、不感帯域を大きくし、高速走行時における操舵の安定性を満足させることができる。
【0041】
中速走行時においては、スプール62の変位により可変絞り部67の流路面積は、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積の最小値よりも大きく最大値よりも小さくなる。これにより、図7に示すように、第1の組に属する絞り部A、B、C、Dの流路面積が最小値(本実施形態では全閉状態)になるまでの間(図7において両バルブ部材の相対回転角がθaになるまでの間)は、その第1の組に属する絞り部A、B、C、Dの流路面積の変化特性線Xに可変絞り部67の流路面積の特性線Rを合成した特性に応じた操舵補助力が付与される。第1の組に属する絞り部A、B、C、Dが全閉状態になった時点から、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積が可変絞り部67の流路面積よりも小さくなるまでの間(図7において両バルブ部材の相対回転角がθaとθbとの間)では、操舵補助力は可変絞り部67の流路面積により定まる一定値になる。しかる後に、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積が可変絞り部67の流路面積よりも小さくなると、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積の変化特性線Yに応じた操舵補助力が付与される。
【0042】
その第1の組に属する絞り部A、B、C、Dが全閉状態になった後に、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積が可変絞り部67の流路面積よりも小さくなるまでの間(θa〜θbの間)は、その第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′が全閉状態になる点と、第1の組に属する絞り部A、B、C、Dが全閉状態になる点との差(θc−θa)を小さくすることなく、小さくされている。すなわち、絞り部B′、D′が絞り部A′、C′と同様に図中1点鎖線Uで示す相対回転角に対する流路面積変化特性を有すると仮定すると、相対回転角に対する第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積の変化特性は、図7において2点鎖線Mで示すものになる。そうすると、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の流路面積が可変絞り部67の流路面積よりも小さくなるまでの間(両バルブ部材の相対回転角がθaとθdとの間)は大きくなるので、図8において2点鎖線で示すように、操舵補助力を操舵抵抗に応じ制御できない領域Lが大きくなる。これに対し、上記実施形態では、絞り部B′、D′の閉鎖角度θsは絞り部A′、C′の閉鎖角度θrよりも小さいので、中速走行時において操舵補助力を操舵抵抗に応じ制御できない領域を小さくできる。しかも、絞り部B′、D′が全閉状態になる点(図7において両バルブ部材の相対回転角がθeの点)では、絞り部A′、C′は未だ閉じていないので、操舵補助力を操舵抵抗に応じ制御できる領域は小さくなることはない。
【0043】
上記構成によれば、寒冷地や冬期における車両の始動当初の原点出し時において、可変絞り弁60により絞られる油圧パワーステアリング装置の作動油の粘度が大きいため、スプール62の移動阻止力がステッピングモータ80の駆動力よりも大きい場合、制御装置から送られる一定パルス数に応じた一定ステップだけモータ80が回転すると、そのモータ80の一定回転ステップに応じた一定の弾性エネルギーが捩じりコイルバネ69に蓄積される。その後の温度上昇により作動油の粘度が小さくなると、その蓄積された一定の弾性エネルギーによりスプール62は移動阻止された一定分だけ移動する。また、その温度上昇までにモータ80が他方向に回転する場合は、その回転ステップだけ蓄積された弾性エネルギーは開放される。さらに、原点出しを行う場合でも可変絞り部67の開度を正確にモータ80の回転ステップに対応させることができ、冬期や寒冷地においても確実に上記操舵特性を奏することができる。しかも、その弾性エネルギーは捩じりコイルバネ69を設けるだけで蓄積でき、構造の複雑化やコストの増大を防止できる。
【0044】
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、捩じりコイルバネに代えてトーションバーによりステッピングモータの出力軸とネジ軸とを連結してもよい。また、車両の運転条件として車速以外の、例えば舵角に応じた数のパルスを制御装置からステッピングモータに送るようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、冬期や寒冷地においてスプール駆動用ステッピングモータの脱調現象を防止し、絞り部の開度を正確に制御できる可変絞り弁と、その可変絞り弁を用いることで冬期や寒冷地においても運転条件に応じた操舵特性を付与できる油圧パワーステアリング装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装置の縦断面図
【図2】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装置の油圧回路を示す図
【図3】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装置における制御弁の横断面構造の説明図
【図4】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装置における制御弁の展開図
【図5】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装置における制御弁の部分拡大図
【図6】本発明の実施形態の可変絞り弁の縦断面図
【図7】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装置における制御弁の絞り部の開度とバルブ部材の相対回転角との関係を示す図
【図8】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装置における入力トルクと油圧との関係及び両バルブ部材の相対回転角と油圧との関係を示す図
【図9】本発明の実施形態の可変絞り弁におけるハウジングの側面図
【図10】従来の可変絞り弁の縦断面図
【符号の説明】
7′ 第2バルブハウジング
20 油圧シリンダ
30 制御弁
60 可変絞り弁
62 スプール
64 ネジ軸(ネジ部材)
67 可変絞り部
68 ストッパー
69 捩じりコイルバネ
70 ポンプ
71 タンク
80 ステッピングモータ
A、B、C、D 第1の組に属する絞り部
A′、B′、C′、D′ 第2の組に属する絞り部

Claims (4)

  1. ハウジングと、
    そのハウジングに軸方向移動可能に挿入されるスプールと、
    制御装置から送られるパルスの数に応じて回転駆動されるステッピングモータと、
    そのステッピングモータの回転をスプールの軸方向移動に変換する運動変換機構と、
    そのスプールの軸方向移動によって開度が変化する可変絞り部とを備える可変絞り弁であって、
    その運動変換機構に、そのスプールの移動が阻止される時にモータの回転ステップに応じて弾性エネルギーを蓄積する手段が設けられ、
    その移動阻止の解除により、そのスプールは蓄積された弾性エネルギー分だけ軸方向移動可能とされていることを特徴とする可変絞り弁。
  2. そのスプールの軸方向一方への移動を阻止可能なストッパーを備え、
    そのストッパーによるスプールの移動阻止位置は変更調節可能とされ、
    そのモータを一方向に一定ステップだけ回転駆動してスプールの移動を前記ストッパーにより阻止することで原点出しが行われ、
    その原点出し後におけるモータの他方向への回転ステップに応じて前記可変絞り部の開度が決定される請求項1に記載の可変絞り弁。
  3. 前記運動変換機構は前記スプールにねじ合わされるネジ部材を有し、
    前記弾性エネルギーの蓄積手段は捩じりバネを有し、
    その捩じりバネを介して前記モータの出力軸と前記ネジ部材とが連結され、
    そのスプールの移動が阻止される時、そのモータの回転ステップに応じた捩じりバネの捩れ変形量だけ弾性エネルギーが蓄積され、
    その移動阻止の解除により、その捩れバネの復元変形による前記ネジ部材の回転によって、そのスプールは蓄積された弾性エネルギー分だけ移動可能とされている請求項1または2に記載の可変絞り弁。
  4. 操舵抵抗に応じて開度が変化する複数の絞り部を有する油圧制御弁を備え、その絞り部の開度変化に応じて操舵補助力発生用油圧アクチュエータに作用する油圧が変更され、その油圧制御弁における複数の絞り部は互いに並列とされた第1の組に属するものと第2の組に属するものとに組分けされ、第2の組に属する絞り部を閉鎖するのに要する操舵抵抗は第1の組に属する絞り部を閉鎖するのに要する操舵抵抗よりも大きくされ、第1の組に属する絞り部により制御される圧油流量の第2の組に属する絞り部により制御される圧油流量に対する割合を変化させることができるように、その第2の組に属する絞り部と直列に請求項1〜3の中の何れかに記載の可変絞り弁が接続され、車両の運転条件に応じた数のパルスが前記制御装置からモータに送られることを特徴とする油圧パワーステアリング装置。
JP34114398A 1998-11-13 1998-11-13 可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP3774073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34114398A JP3774073B2 (ja) 1998-11-13 1998-11-13 可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34114398A JP3774073B2 (ja) 1998-11-13 1998-11-13 可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000142437A JP2000142437A (ja) 2000-05-23
JP3774073B2 true JP3774073B2 (ja) 2006-05-10

Family

ID=18343665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34114398A Expired - Fee Related JP3774073B2 (ja) 1998-11-13 1998-11-13 可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3774073B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100646445B1 (ko) 2005-08-26 2006-11-14 주식회사 만도 자동차의 전자 제어 동력 보조 조향장치
CN102287410A (zh) * 2011-08-25 2011-12-21 浙江工业大学 变面积梯度2d数字液压阀

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000142437A (ja) 2000-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0255262B2 (ja)
JP3469965B2 (ja) 可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置
JP3345148B2 (ja) 油圧パワーステアリング装置
US5954152A (en) Power steering device
JP3774073B2 (ja) 可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置
JP4110909B2 (ja) 車両用スタビライザ装置
JP2000506472A (ja) 減衰弁装置
JPS6216B2 (ja)
JP4577512B2 (ja) 油圧パワーステアリング装置
JP3847486B2 (ja) 可変絞り弁
KR100764580B1 (ko) 위치 결정 기구
JP4042314B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3776271B2 (ja) 位置決め機構
JP3762531B2 (ja) 可変絞り弁
JP3655696B2 (ja) 可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置
JP3420687B2 (ja) 可変絞り弁
JP3690877B2 (ja) ラックピニオン式油圧パワーステアリング装置およびその製造方法
JP3847487B2 (ja) 油圧パワーステアリング装置
JP3894704B2 (ja) 油圧パワーステアリング装置
JP2852997B2 (ja) 油圧パワーステアリング装置
JPH10331996A (ja) 可変絞り弁
JP3810931B2 (ja) 油圧パワーステアリング装置
JP2007196917A (ja) パワーステアリング装置
JPS6246772A (ja) 自動車のステアリング装置
JP2989990B2 (ja) バルブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees