JPH08158460A - グレーチングの支持装置 - Google Patents

グレーチングの支持装置

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JPH08158460A
JPH08158460A JP27320394A JP27320394A JPH08158460A JP H08158460 A JPH08158460 A JP H08158460A JP 27320394 A JP27320394 A JP 27320394A JP 27320394 A JP27320394 A JP 27320394A JP H08158460 A JPH08158460 A JP H08158460A
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grating
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push rod
drainage groove
receiving portion
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JP27320394A
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Tadashi Ueda
匡 植田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車の走行などによる路面の振動などに影響
されず支持装置を排水溝の所定位置に長期に亘って保持
できるようにする。 【構成】排水溝2の長さ方向に沿う内面の上端近傍に形
成された受け部3上に載せられ隣り合うグレーチング間
を連結させる手段を持つグレーチングの支持装置であっ
て、前記受け部3下側の排水溝2の内壁に圧接する圧締
手段としてのボルト14を本体8の長さ方向両端部の板部
8d,8dのねじ孔に螺合させて設けてなり、前記ボル
ト14を受け部3下側の排水溝2の内壁に圧接させて支持
装置7の位置決めを行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物内、建物外を問わ
ず排水溝上端を覆う蓋として設けられるグレーチングを
支持するためのグレーチングの支持装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、排水溝上端を覆う蓋として敷設さ
れるグレーチングは排水溝の長さにもよるが、通常1本
の排水溝に対して複数枚が使用される場合が多く、排水
溝からのグレーチングの浮き上がり防止や盗難防止など
のために、隣り合うグレーチング間に介在されるグレー
チングの支持装置が本出願人によって種々提案されてい
る。
【0003】すなわち、既提案のグレーチングの支持装
置は、本体の長さ方向両端に側板部に対して直角で鉛直
方向に向く板部を設け、この板部にねじ孔を形成して、
このねじ孔に先端が板部から水平に突出するようにボル
トを螺合させ、支持装置の長さ方向両端を排水溝の受け
部上に載せて支持装置をセットするとき、ボルトの先端
を排水溝の受け部の立ち上がり壁に圧接させるように構
成してあり、これにより排水溝からの支持装置、延いて
はグレーチングの盗難防止を行なえるようになってい
る。
【0004】しかしながら、前記排水溝の受け部の立ち
上がり壁は僅かな角度で上拡がり状に傾斜している場合
が多く、ボルトを締め付けてボルトの先端を排水溝の受
け部の立ち上がり壁に圧接させた直後は支持装置は排水
溝の所定位置に収まっているが、自動車の走行などによ
る路面の振動などによって、支持装置が傾斜する立ち上
がり壁に沿って徐々に浮き上がるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、自動車の走行などによる路面の振
動などに影響されず支持装置を排水溝の所定位置に長期
に亘って保持できるようにすることを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、排水溝の長さ方向に沿う内面の上端近傍に
形成された受け部上に載せられ隣り合うグレーチング間
を連結させる手段を持つグレーチングの支持装置であっ
て、前記受け部下側の排水溝の内壁に圧接する圧締手段
を備えてなることを要旨とするものである。
【0007】
【作用】この構成により、支持装置の圧締手段を受け部
下側の排水溝の内壁に圧接させて支持装置の位置決めを
行なっているので、上拡がり状に傾斜している受け部の
立ち上がり壁に圧締手段を圧接させて支持装置の位置決
めを行なうようにしたもののように自動車の走行などに
よる路面の振動などに影響されず、支持装置を排水溝の
所定位置に長期に亘って保持できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。先ず、図1〜図6に示す第1実施例につ
いて説明すると、1は排水溝2の長さ方向に沿う内面の
上端近傍に形成された受け部3上に長さ方向に沿う両側
が載せられるグレーチングで、ステンレスや鉄などの金
属により作られている。さらに詳しくは、グレーチング
1は等間隔おきに互いに平行に並べられた多数本のメイ
ンバー4を、このメインバー4に対して直交するクロス
バー5により連結し、長さ方向に沿う両側に枠材6が取
り付けられてなる構成である。
【0009】前記グレーチング1は排水溝2の長さにも
よるが、1本の排水溝2に対して複数枚が使用される場
合が多く、隣り合うグレーチング1,1間に支持装置7
が介在される。
【0010】前記支持装置7は長さ方向両端が前記受け
部3上に載る断面ほぼU字状の長尺状の本体8と、この
本体8の長さ方向の両端近傍を含む複数箇所において本
体8の両方の側板部8a,側板部8bの上下方向中間部
のねじ孔9,10に螺入され先端が側板部8a,8bから
水平に突出するように設けられたボルト11と、前記本体
8の上から本体8に被さる断面ほぼ逆U字状の長尺状の
カバー12とから構成されている。さらに詳しくは、前記
本体8は長さ方向に沿い長さ方向両端における下端が側
面形状矩形に切除された側板部8a,8bと、前記切除
部における上下で側板部8a,8bの両端部間を繋ぐ板
部8c,8cおよび8d,8dを備え、さらに前記側板
部8a,8bの長さ方向の両端近傍を含む複数箇所にお
いて側板部8a,8bの上下方向中間部に形成された切
り込みで囲まれる部分を外側に向けて折って本体8の下
端から突設したL型の係合片8e,8fを備えている。
そして、この本体8は前述のように切除された長さ方向
両端が排水溝2の受け部3上で受けられ、切除部間にお
ける側板部8a,8bは前記受け部3下側の排水溝2内
に嵌入するようになっている。前記受け部3下側の排水
溝2内に嵌入する側板部8a,8bの両端部間を繋ぐ板
部8d,8dにはそれぞれねじ孔13を形成して、このね
じ孔13に先端が板部8dから水平に突出するようにボル
ト14を螺合させ、支持装置7の長さ方向両端を前記受け
部3上に載せて支持装置7をセットするとき、ボルト14
の先端を受け部3下側の排水溝2の内壁に圧接させるよ
うに構成してあり、これにより排水溝2からの支持装置
7、延いてはグレーチング1の盗難防止を確実に行なえ
るようになっている。また、前記カバー12は本体8に被
さった状態において側板部8a,8b上に載る水平板部
12aと、この水平板部12aの幅方向両端から直角に下向
きに折曲される側板部12b,12cとを備え、長さ方向一
端が前記本体8の長さ方向一端に軸15により枢結され、
カバー12が本体8に被さった状態において側板部12b,
12cには前記ボルト11に嵌合する切り欠き部12b′,12
c′が形成されている。なお、前記本体8およびカバー
12はステンレスや鉄などの金属あるいは合成樹脂などに
より作られている。16は本体8の前記切除部より上側に
おける長さ方向他端部において側板部8a,8bの下端
部間を繋ぐ水平な板部8g上に溶接にて取り付けられた
U字環で、カバー12の長さ方向他端部にはカバー12が本
体8に被さった状態においてこのU字環16を嵌入させて
外方に突出させるスリット17が形成され、スリット17か
ら外方に突出したU字環16に鍵18を掛けることによりカ
バー12の開き防止、即ち支持装置7の盗難防止がなされ
るようになっている。
【0011】上記構成において、排水溝2の上端にグレ
ーチング1を敷設する場合、先ず排水溝2の上端近傍の
受け部3上に複数枚のグレーチング1を並べて載せ、隣
り合うグレーチング1,1間に前記支持装置7を位置さ
せる。このとき、支持装置7のカバー12を立てた状態で
本体8の長さ方向両端を前記受け部3上に載せるととも
に、前記ボルト14の先端を受け部3下側の排水溝2の内
壁に圧接させて支持装置7の位置決めを行ない、その状
態で前記係合片8e,8fに隣り合うグレーチング1,
1の端部に位置するメインバー4をそれぞれ載せる。こ
の状態で先ず一方の側板部8aに取り付けたボルト11を
回してボルト11の先端を隣り合うグレーチング1,1の
一方のグレーチング1の端部に位置するメインバー4の
外面に押し当て、このメインバー4をボルト11と係合片
8eとの間で挟着し、次に他方の側板部8bに取り付け
たボルト11を回してボルト11の先端を隣り合うグレーチ
ング1,1の他方のグレーチング1の端部に位置するメ
インバー4の外面に押し当て、このメインバー4をボル
ト11と係合片8fとの間で挟着する。この状態で前記カ
バー12を倒して本体8に被せる。次に、前記カバー12の
長さ方向他端部のスリット17から突出するU字環16に鍵
18を掛ける。なお、前記係合片8e,8fの上端に内側
に直角に折れ曲がる折曲片を設け、この折曲片の先端が
グレーチング1の端部に位置するメインバー4に当接係
合するように構成しても良い。
【0012】前記支持装置7は図6に示すように隣り合
うグレーチング1,1間全てに亘って設けても良く、あ
るいは図7に示すように適当な位置における隣り合うグ
レーチング1,1間に設けても良い。要は隣り合うグレ
ーチング1,1間の遊びを無くし、グレーチング1が排
水溝2に強固に取り付けられるようにすれば良い。
【0013】ところで、支持装置7はカバー12を倒して
本体8に被せた状態において、カバー12の上端がグレー
チング1の上端より若干低くなるように構成され、支持
装置7には上方より人の体重などの荷重が掛かりにくい
ようになっている。さらに、前記カバー12の上面に滑り
止め加工を施しておいても良く、これによりカバー12上
面でのノンスリップ効果が得られ、またカバー12の上面
に着色したり、反射シートを装着しても良く、これによ
り特に夜間などにおけるグレーチング1の所在を知らし
め、グレーチング1敷設部でのスリップなどの事故を未
然に防止することができる。
【0014】ところで、前記第1実施例のボルト14に代
えて、図8および図9に示す第2実施例のような圧締手
段を用いることができる。即ち、第2実施例の圧締手段
は、側板部8a,8bの両端部間を繋ぐ各板部8dの内
側に板部8dに形成された孔19に一端が合致するように
水平に取り付けられ外面に雄ねじ20が形成された筒体21
と、この筒体21の一端側および前記孔19から突出する押
し棒22と、筒体21の内部で押し棒22の端部に当接するよ
うに設けられたばね23と、このばね23を介して押し棒22
を筒体21の一端側および前記孔19から突出する方向に押
すための押し部材24と、前記筒体21の外面の雄ねじ20に
螺合し前記押し部材24が押し棒22を押す方向に押し部材
24を操作するナット状締め付け部材25とから構成されて
いる。さらに詳しくは、前記押し部材24には筒体21に形
成された長孔21aに嵌入し外方に突出するピン24aを備
え、このピン24aにナット状締め付け部材25が当接して
押し部材24に締め付け力が作用するようになっている。
また、前記押し棒22にも筒体21に形成された前記長孔21
aに嵌入するピン22aが設けられ、筒体21からの抜け外
れが防止されている。
【0015】従って、このような圧締手段によれば、ナ
ット状締め付け部材25の締め付けによりその締め付け力
が押し部材24、ばね23、押し棒22に伝達され、押し棒22
の先端が受け部3下側の排水溝2の内壁に圧接されるこ
とにより排水溝2に対し支持装置7が固定されるもので
ある。また、押し棒22と押し部材24との間にばね23が介
在されているので、熱による膨張、収縮を吸収し、さら
には前記ナット状締め付け部材25の緩み止めをも行なう
ことができる。
【0016】なお、支持装置7を受け部3下側の排水溝
2の内壁に圧接することにより固定させる手段として
は、図10に示す第3実施例のような圧締手段を採用する
こともできる。即ち、この第3実施例の圧締手段は、前
記第2実施例の圧締手段を長さ方向両端に備えた筒体26
を前記本体8の側板部8a,8bの両端部間を繋ぐ前記
板部8dと板部8dとの間に介在させて構成されてい
る。この第3実施例において、ナット状締め付け部材25
が螺合する雄ねじ20は筒体26の長さ方向両端に形成され
ている。
【0017】また、支持装置7を受け部3下側の排水溝
2の内壁に圧接することにより固定させる手段として
は、図11〜図13に示す第4実施例のような圧締手段を採
用することもできる。
【0018】この第4実施例の圧締手段は、本体8の下
側に本体8の長さ方向に沿って設けられた筒体27と、こ
の筒体27の長さ方向両端部から一端側が突出し筒体27の
長さ方向に移動可能な押し棒28,28と、筒体27の内部で
押し棒28の他端部に一端側が当接するように設けられた
ばね29,29と、このばね29,29の他端部に当接する球状
体30,30と、この球状体30,30間に介在され前記筒体27
の長さ方向中間部において水平な軸31をもって枢支され
両端が球状体30,30間に位置した状態において球状体3
0、ばね29を介して押し棒28を筒体27の長さ方向端部か
ら突出させる押し部材32とから構成されている。さらに
詳しくは、前記押し部材32には上側にレバー32aを一体
に備え、本体8の上側から操作できるようになってい
る。なお、筒体27の長さ方向両端近傍には長さ方向に長
孔27aが形成され、この長孔27aに前記押し棒28に設け
たピン28aが嵌入して筒体27からの押し棒28の抜け外れ
が防止されている。
【0019】従って、この第4実施例のような圧締手段
によれば、本体8の上側からレバー32aを操作して押し
部材32の両端を球状体30,30間に位置させることによっ
て押し棒28が筒体27の長さ方向端部から突出し、押し棒
28の先端が受け部3下側の排水溝2の内壁に圧接して排
水溝2に対し支持装置7が固定されるものである。ま
た、押し棒28と押し部材32との間にばね29が介在されて
いるので、押し棒28を弾性をもって排水溝2の内壁に圧
接させることができる。
【0020】さらに、支持装置7を受け部3下側の排水
溝2の内壁に圧接することにより固定させる手段として
は、図14に示す第5実施例のような圧締手段を採用する
こともできる。
【0021】この第5実施例の圧締手段は、前記第2実
施例の圧締手段の変形例であって、第5実施例の圧締手
段は、側板部8a,8bの両端部間を繋ぐ各板部8dの
内側に板部8dに形成された孔19に一端が合致するよう
に水平に取り付けられた内面が角筒状となった筒体33
と、この筒体33の一端側および前記孔19から突出する押
し棒34と、筒体33の内部で押し棒34の端部に当接するよ
うに設けられたばね35と、このばね35を介して押し棒34
を筒体33の一端側および前記孔19から突出する方向に押
すために外面が前記筒体33の内面の形状に合致して周り
止め状態で筒体33に嵌入するナット状の押し部材36と、
頭部37aが筒体33の他端側に突出するとともに前記押し
部材36の中心の雌ねじ部に螺合する雄ねじ軸部37bを備
えたボルト状の締め付け部材37とから構成されている。
さらに詳しくは、前記押し棒34には前記筒体33に形成さ
れた長孔33aに嵌入し外方に突出するピン34aが設けら
れ、筒体33からの抜け外れが防止されている。また、前
記締め付け部材37には前記頭部37aの近傍位置で雄ねじ
軸部37bに軸芯方向に直角なピン37cが突設され、筒体
33の他端側に内向きに設けられたストッパー33bにピン
37cが当たることにより筒体33の他端側からの締め付け
部材37の抜け外れが防止されている。
【0022】従って、このような圧締手段によれば、締
め付け部材37の締め付けによりその締め付け力が押し部
材36、ばね35、押し棒34に伝達され、押し棒34の先端が
受け部3下側の排水溝2の内壁に圧接されることにより
排水溝2に対し支持装置7が固定されるものである。ま
た、押し棒34と押し部材36との間にばね35が介在されて
いるので、熱による膨張、収縮を吸収し、さらには前記
締め付け部材37の緩み止めをも行なうことができる。
【0023】さらに、支持装置7を受け部3下側の排水
溝2の内壁に圧接することにより固定させる手段として
は、図15に示す第6実施例のような圧締手段を採用する
こともできる。
【0024】即ち、この第6実施例の圧締手段は、側板
部8a,8bの両端部間を繋ぐ各板部8dの内側に板部
8dに形成された孔19から先端が突出するように本体8
に水平にスライド自在に支持され外面が角型で周り止め
された押し棒38と、この押し棒38に一体に押し棒38の軸
芯と同一軸芯状となるように設けられた雄ねじ軸部39
と、両側の雄ねじ軸部39,39が螺入する雌ねじ部を内面
に持つナット状の締め付け部材40と、この締め付け部材
40の端面と前記押し棒38の端面との間に介在されたばね
41とから構成されている。さらに詳しくは、前記両側の
雄ねじ軸部39,39のねじの向きは互いに反対方向に向い
ており、前記締め付け部材40を回すことにより所謂ター
ンバックルと同様にして両側の押し棒38が互いに遠近移
動できるようになっている。
【0025】従って、このような圧締手段によれば、締
め付け部材40の締め付けによりその締め付け力が雄ねじ
軸部39を介して押し棒38に伝達され、押し棒38の先端が
受け部3下側の排水溝2の内壁に圧接されることにより
排水溝2に対し支持装置7が固定されるものである。ま
た、締め付け部材40の端面と押し棒38の端面との間にば
ね41が介在されているので、締め付け部材40の雌ねじ部
と雄ねじ軸部39との螺合部での遊びを吸収し、さらには
前記締め付け部材40の緩み止めをも行なうことができ
る。
【0026】さらに、支持装置7を受け部3下側の排水
溝2の内壁に圧接することにより固定させる手段として
は、図16に示す第7実施例のような圧締手段を採用する
こともできる。
【0027】この第7実施例も前記第6実施例と同様の
ターンバックル式の圧締手段であって、異なるところは
押し棒38と雄ねじ軸部39を別部材で構成するとともに、
雄ねじ軸部39の先端を押し棒38の内部に周り止めならび
に抜け止め状態で嵌入させ、雄ねじ軸部39の先端と押し
棒38の内端との間にばね42を介在させている点である。
【0028】従って、このような圧締手段によれば、締
め付け部材40の締め付けによりその締め付け力が雄ねじ
軸部39、ばね42、押し棒38に伝達され、押し棒38の先端
が受け部3下側の排水溝2の内壁に圧接されることによ
り排水溝2に対し支持装置7が固定されるものである。
また、押し棒38と雄ねじ軸部39との間にばね42が介在さ
れているので、熱による膨張、収縮を吸収し、さらには
前記締め付け部材40の緩み止めをも行なうことができ
る。
【0029】さらに、支持装置7を受け部3下側の排水
溝2の内壁に圧接することにより固定させる手段として
は、図17〜図19に示す第8実施例のような圧締手段を採
用することもできる。
【0030】この第8実施例の圧締手段は、前記本体8
の側板部8a,8bの両端部間を繋ぐ各板部8dの内側
に板部8dに形成された孔43に一端が合致するように水
平に取り付けられた筒体44と、この筒体44の一端側およ
び前記孔43から突出する先端が尖った押し棒45と、筒体
44の内部で押し棒45の端部に当接するように設けられ押
し棒45を前記孔43から突出する方向に付勢するばね46
と、各板部8dの内側の押し棒45,45間を繋ぐワイヤー
などの索状体47と、押し棒45,45間の中央部に位置する
ように前記側板部8a,8b間にまたがって溶接などで
取り付けられた取付板48の孔部49に上から差し込まれ回
転自在に抜け止め支持され前記索状体47を挿通させる孔
部50を有する操作軸51とから構成されている。さらに詳
しくは、前記押し棒45には前記筒体44に形成された長孔
44aに嵌入し外方に突出するピン45aが設けられ、筒体
44からの抜け外れが防止されている。また、前記ばね46
は筒体44の他端側に内向きに設けられたストッパー44b
に当たることにより筒体44の他端側からの抜け外れが防
止されている。
【0031】従って、このような圧締手段によれば、両
側の押し棒45,45はそれぞれ前記ばね46によって前記孔
43から突出する方向に付勢されているので、排水溝2の
上端にグレーチング1を敷設するに当たって、支持装置
7の本体8の長さ方向両端を前記受け部3上に載せるに
際し、前記操作軸51を回して索状体47を操作軸51に巻き
付けることにより押し棒45をばね46の付勢力に抗して前
記孔43から突出しない状態にしておき、かかる状態で支
持装置7を排水溝2に載せ、前記操作軸51から手を離す
ことにより各押し棒45はばね46の付勢力で孔43から突出
する方向に作動し、押し棒45の先端が受け部3下側の排
水溝2の内壁に圧接して支持装置7の位置決めが行なわ
れるものである。
【0032】ところで、支持装置7とグレーチング1と
の連結については、前記第1実施例の構成に限定される
ものではなく、他の構成を採用することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、支持装置
の圧締手段を受け部下側の排水溝の内壁に圧接させて支
持装置の位置決めを行なっているので、上拡がり状に傾
斜している受け部の立ち上がり壁に圧締手段を圧接させ
て支持装置の位置決めを行なうようにしたもののように
自動車の走行などによる路面の振動などに影響されず、
支持装置を排水溝の所定位置に長期に亘って保持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるグレーチングの支
持装置およびグレーチングの斜視図である。
【図2】同グレーチングの支持装置のカバーを倒した状
態を示す斜視図である。
【図3】同グレーチングの支持装置を隣り合うグレーチ
ング間に位置させた状態を示す断面図である。
【図4】同グレーチングの支持装置を隣り合うグレーチ
ング間に位置させグレーチングを支持した状態を示す断
面図である。
【図5】同グレーチングの支持装置を排水溝にセットし
た状態を示す要部拡大側面図である。
【図6】同グレーチングの支持装置を隣り合うグレーチ
ング間に位置させグレーチングを支持した状態を示す平
面図である。
【図7】同グレーチングの支持装置の異なった使用例を
示す平面図である。
【図8】本発明の第2実施例におけるグレーチングの支
持装置の要部拡大斜視図である。
【図9】同グレーチングの支持装置を排水溝にセットし
た状態を示す要部切り欠き側面図である。
【図10】本発明の第3実施例におけるグレーチングの
支持装置を排水溝にセットした状態を示す要部切り欠き
側面図である。
【図11】本発明の第4実施例におけるグレーチングの
支持装置の斜視図である。
【図12】同グレーチングの支持装置の要部切り欠き側
面図である。
【図13】同グレーチングの支持装置を排水溝にセット
した状態を示す側面図である。
【図14】本発明の第5実施例におけるグレーチングの
支持装置を排水溝にセットした状態を示す要部切り欠き
側面図である。
【図15】本発明の第6実施例におけるグレーチングの
支持装置を排水溝にセットした状態を示す要部切り欠き
側面図である。
【図16】本発明の第7実施例におけるグレーチングの
支持装置を排水溝にセットした状態を示す要部切り欠き
側面図である。
【図17】本発明の第8実施例におけるグレーチングの
支持装置の要部切り欠き斜視図である。
【図18】同グレーチングの支持装置を排水溝にセット
する状態を示す要部切り欠き側面図である。
【図19】同グレーチングの支持装置を排水溝にセット
した状態を示す要部切り欠き側面図である。
【符号の説明】
1 グレーチング 2 排水溝 3 受け部 4 メインバー 7 支持装置 8 本体 8a,8b 側板部 8c,8d 板部 8e,8f 係合片 8g 板部 9,10 ねじ孔 11 ボルト 12 カバー 12a 水平板部 12b,12c 側板部 12b′,12c′ 切り欠き部 13 ねじ孔 14 ボルト 15 軸 16 U字環 17 スリット 18 鍵 19 孔 20 雄ねじ 21 筒体 21a 長孔 22 押し棒 23 ばね 24 押し部材 24a ピン 25 ナット状締め付け部材 26,27 筒体 28 押し棒 29 ばね 30 球状体 31 軸 32 押し部材 32a レバー 33 筒体 34 押し棒 35 ばね 36 押し部材 37 締め付け部材 38 押し棒 39 雄ねじ軸部 40 締め付け部材 41,42 ばね 43 孔 44 筒体 45 押し棒 46 ばね 47 索状体 48 取付板 49,50 孔部 51 操作軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水溝の長さ方向に沿う内面の上端近傍
    に形成された受け部上に載せられ隣り合うグレーチング
    間を連結させる手段を持つグレーチングの支持装置であ
    って、前記受け部下側の排水溝の内壁に圧接する圧締手
    段を備えてなることを特徴とするグレーチングの支持装
    置。
JP27320394A 1994-10-06 1994-11-08 グレーチングの支持装置 Pending JPH08158460A (ja)

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JP6-241733 1994-10-06
JP24173394 1994-10-06
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