JPH08156613A - ラジエータ及びコンデンサの取付構造 - Google Patents
ラジエータ及びコンデンサの取付構造Info
- Publication number
- JPH08156613A JPH08156613A JP30335194A JP30335194A JPH08156613A JP H08156613 A JPH08156613 A JP H08156613A JP 30335194 A JP30335194 A JP 30335194A JP 30335194 A JP30335194 A JP 30335194A JP H08156613 A JPH08156613 A JP H08156613A
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- JP
- Japan
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- radiator
- bracket
- condenser
- body side
- tank
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- Withdrawn
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P2070/00—Details
- F01P2070/52—Details mounting heat-exchangers
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラジエータを車体側に先付けした後に空調用
のコンデンサを簡易に後付けできるようにして作業時の
負担を軽減する。 【構成】 ラジエータ1の上部タンク1aに立設した上
部ボルト1bをラバーマウント2を介して車体側Bに取
付け、下部タンク1cに立設した下部ボルト1dをラバ
ーマウント5を介して車体側Bに取付ける。上部ボルト
1bに挿入されるラバーマウント2の表面に、上部タン
ク1a及び車体側Bから離隔するように係合部Xを形成
し、この係合部Xに、コンデンサ9の上部ブラケット1
0aに形成した被係合部Yを横方向から係合させる。コ
ンデンサ9のブラケット10aはラジエータ1の上部タ
ンク1a及び車体側Bと非接触状態で支持され、コンデ
ンサ9の下部ブラケット10dはラジエータ1の下部タ
ンク1cに固定される。
のコンデンサを簡易に後付けできるようにして作業時の
負担を軽減する。 【構成】 ラジエータ1の上部タンク1aに立設した上
部ボルト1bをラバーマウント2を介して車体側Bに取
付け、下部タンク1cに立設した下部ボルト1dをラバ
ーマウント5を介して車体側Bに取付ける。上部ボルト
1bに挿入されるラバーマウント2の表面に、上部タン
ク1a及び車体側Bから離隔するように係合部Xを形成
し、この係合部Xに、コンデンサ9の上部ブラケット1
0aに形成した被係合部Yを横方向から係合させる。コ
ンデンサ9のブラケット10aはラジエータ1の上部タ
ンク1a及び車体側Bと非接触状態で支持され、コンデ
ンサ9の下部ブラケット10dはラジエータ1の下部タ
ンク1cに固定される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの冷却に使用
するラジエータと、空気調整装置用(以下「空調用」と
省略する。)のコンデンサを一体的に車両に取付けるた
めのラジエータ及びコンデンサの車両搭載構造に関す
る。
するラジエータと、空気調整装置用(以下「空調用」と
省略する。)のコンデンサを一体的に車両に取付けるた
めのラジエータ及びコンデンサの車両搭載構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンを冷却させるためのラ
ジエータと、空調用のコンデンサは、車両前部において
前後に隣接して配設され、詳しくは図3に示すように、
ラジエータ1の前側にコンデンサ9が配設され、ラジエ
ータ1及びコンデンサ9の上下部がそれぞれラバーマウ
ント5を介して車体側Bのサポート金具6,11に取付
けられている。
ジエータと、空調用のコンデンサは、車両前部において
前後に隣接して配設され、詳しくは図3に示すように、
ラジエータ1の前側にコンデンサ9が配設され、ラジエ
ータ1及びコンデンサ9の上下部がそれぞれラバーマウ
ント5を介して車体側Bのサポート金具6,11に取付
けられている。
【0003】ラバーマウント5は、肉厚円筒状をなし、
中心部に挿入孔5aが形成されている。この挿入孔5a
に、ラジエータ1にあっては、上部タンク1aから突設
された上部ボルト1bと,下部タンク1cから突設され
た下部ボルト1dが挿入され、上部ボルト1bの先端は
サポート金具13に固定した連結金具14の孔14aに
挿入されている。また、下部ボルト1dの先端は、車体
側Bの孔6aに挿入されている。
中心部に挿入孔5aが形成されている。この挿入孔5a
に、ラジエータ1にあっては、上部タンク1aから突設
された上部ボルト1bと,下部タンク1cから突設され
た下部ボルト1dが挿入され、上部ボルト1bの先端は
サポート金具13に固定した連結金具14の孔14aに
挿入されている。また、下部ボルト1dの先端は、車体
側Bの孔6aに挿入されている。
【0004】また、コンデンサ9については、上下部の
ブラケット10f,10gに連結されるボルト15が、
ラバーマウント5の挿入孔5aに挿入され、ボルト15
の先端部がサポート金具13の孔13a及び車体側Bの
孔11aに挿入されている。前述の取付構造は、車両搭
載部にラジエータ1とコンデンサ9を個別にラバーマウ
ント5を介して取付けるため、ラバーマウント5の必要
個数と取付工数が多くコスト高となっている。
ブラケット10f,10gに連結されるボルト15が、
ラバーマウント5の挿入孔5aに挿入され、ボルト15
の先端部がサポート金具13の孔13a及び車体側Bの
孔11aに挿入されている。前述の取付構造は、車両搭
載部にラジエータ1とコンデンサ9を個別にラバーマウ
ント5を介して取付けるため、ラバーマウント5の必要
個数と取付工数が多くコスト高となっている。
【0005】この数を減らすため、図4の取付構造が提
案されている。この取付構造は、コンデンサ9の上部か
ら後方に延ばした上部ブラケット10hをラジエータ1
の上部タンク1aとラバーマウント20との間に挟み込
んでいる。そして、ラジエータ1の上部ボルト1bを上
部ブラケット10hの孔10jとラバーマウント20の
孔20aに挿入し、ラバーマウント20の上部の突部2
0bをサポート金具4から前方に延ばしたブラケット2
2の嵌合孔22aに嵌合させている。なお、コンデンサ
9の下部はボルトにより、下部タンクに固定している
(図示省略)。
案されている。この取付構造は、コンデンサ9の上部か
ら後方に延ばした上部ブラケット10hをラジエータ1
の上部タンク1aとラバーマウント20との間に挟み込
んでいる。そして、ラジエータ1の上部ボルト1bを上
部ブラケット10hの孔10jとラバーマウント20の
孔20aに挿入し、ラバーマウント20の上部の突部2
0bをサポート金具4から前方に延ばしたブラケット2
2の嵌合孔22aに嵌合させている。なお、コンデンサ
9の下部はボルトにより、下部タンクに固定している
(図示省略)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4の取付構
造では、コンデンサ用のラバーマウントを省略できる
が、上部ブラケット10hと上部タンク1aとが直接に
接触してしまう。この接触部分は強固に締付けている分
けではなく、上方からブラケット22を押しあてている
だけのいわゆる浮支持構造であるから、車体の振動によ
って異音が発生することも考えられる。
造では、コンデンサ用のラバーマウントを省略できる
が、上部ブラケット10hと上部タンク1aとが直接に
接触してしまう。この接触部分は強固に締付けている分
けではなく、上方からブラケット22を押しあてている
だけのいわゆる浮支持構造であるから、車体の振動によ
って異音が発生することも考えられる。
【0007】また、ラジエータ1の上部ボルト1bにコ
ンデンサ9の上部ブラケット10hを取付けた状態で、
ラジエータ1とコンデンサ9を一緒にブラケット22に
取付けなければならないので、これらを持つ作業者の重
量負担が非常に大きくなってしまう。
ンデンサ9の上部ブラケット10hを取付けた状態で、
ラジエータ1とコンデンサ9を一緒にブラケット22に
取付けなければならないので、これらを持つ作業者の重
量負担が非常に大きくなってしまう。
【0008】さらに、ラジエータ1の上部ボルト1b,
1bの間隔、及び車体側Bに取付けられたブラケット2
2の孔22a,22aの間隔には製品ごとにバラツキが
あるため、ラバーマウント20,20の突部20b,2
0bがブラケット22の嵌合孔22a,22aに確実に
嵌合できずにガタつくことがある。
1bの間隔、及び車体側Bに取付けられたブラケット2
2の孔22a,22aの間隔には製品ごとにバラツキが
あるため、ラバーマウント20,20の突部20b,2
0bがブラケット22の嵌合孔22a,22aに確実に
嵌合できずにガタつくことがある。
【0009】すなわち、従来構造は突部20b,20b
と嵌合孔22a,22aとの間の取付ピッチを吸収でき
る構造とはなっていないため、上部タンク1aと上部ブ
ラケット10hの間に隙間ができることがあり、両者が
擦れあって異音が発生すると共に耐久性に問題が生じる
こともあった。
と嵌合孔22a,22aとの間の取付ピッチを吸収でき
る構造とはなっていないため、上部タンク1aと上部ブ
ラケット10hの間に隙間ができることがあり、両者が
擦れあって異音が発生すると共に耐久性に問題が生じる
こともあった。
【0010】本発明の目的は、ラジエータ側の取付ボル
ト及びそのラバーマウントを利用してコンデンサを搭載
することにより、ラバーマウントの使用個数を削減する
と共にコンデンサの上部取付用ブラケットとラジエータ
の上部タンクとのラバーマウント部での直接接触を防止
し、かつ、ラジエータを車体側に先付けした後に、コン
デンサを簡易に後付けできるようにして作業時の負担を
軽減することにある。
ト及びそのラバーマウントを利用してコンデンサを搭載
することにより、ラバーマウントの使用個数を削減する
と共にコンデンサの上部取付用ブラケットとラジエータ
の上部タンクとのラバーマウント部での直接接触を防止
し、かつ、ラジエータを車体側に先付けした後に、コン
デンサを簡易に後付けできるようにして作業時の負担を
軽減することにある。
【0011】この目的を達成するために、コンデンサの
上側ブラケットをラジエータの上部タンクに直接ねじ止
めする構造も考えられるが、上部タンクの比較的強度も
あり、ねじ止め可能な部分は、中央上部の狭い領域に限
られ、一方、コンデンサの比較的強度のあるのは、左右
のサポート部だけであるから、このサポート部からラジ
エータ上部タンクの中央上部までブラケットを延ばす
と、その延長距離が長くかつ屈曲するため、十分な取付
け強度を期待することができない。
上側ブラケットをラジエータの上部タンクに直接ねじ止
めする構造も考えられるが、上部タンクの比較的強度も
あり、ねじ止め可能な部分は、中央上部の狭い領域に限
られ、一方、コンデンサの比較的強度のあるのは、左右
のサポート部だけであるから、このサポート部からラジ
エータ上部タンクの中央上部までブラケットを延ばす
と、その延長距離が長くかつ屈曲するため、十分な取付
け強度を期待することができない。
【0012】本発明は、このような経緯に鑑みて提案さ
れたもので、ラジエータの上部タンク及び下部タンクを
上下のラバーマウントを介して車体側に取付け、前記上
下のラバーマウントのいずれか一方の表面に、ラジエー
タ及び車体側から離隔した係合部を形成し、空調用のコ
ンデンサの上部又は下部の一方にラジエータ及び車体側
と非接触で前記係合部に係合可能な被係合部を有するブ
ラケットを配設し、前記ブラケットの被係合部を前記ラ
バーマウントの係合部に係合させると共に、前記コンデ
ンサの反対側をブラケットを介してラジエータに固定し
た構造とした。
れたもので、ラジエータの上部タンク及び下部タンクを
上下のラバーマウントを介して車体側に取付け、前記上
下のラバーマウントのいずれか一方の表面に、ラジエー
タ及び車体側から離隔した係合部を形成し、空調用のコ
ンデンサの上部又は下部の一方にラジエータ及び車体側
と非接触で前記係合部に係合可能な被係合部を有するブ
ラケットを配設し、前記ブラケットの被係合部を前記ラ
バーマウントの係合部に係合させると共に、前記コンデ
ンサの反対側をブラケットを介してラジエータに固定し
た構造とした。
【0013】ラジエータは上下のラバーマウントを介し
て車体側に取付けられているため、路面やエンジン等か
ら伝わる振動は、ラジエータの上部タンク及び下部タン
クに隣接したラバーマウントで効果的に吸収される。
て車体側に取付けられているため、路面やエンジン等か
ら伝わる振動は、ラジエータの上部タンク及び下部タン
クに隣接したラバーマウントで効果的に吸収される。
【0014】また、上下のラバーマウントのいずれか一
方のラバーマウントに形成した係合部に、コンデンサの
ブラケットの被係合部が係合しているため、ブラケット
が直接にラジエータないし車体側と接触することもな
い。
方のラバーマウントに形成した係合部に、コンデンサの
ブラケットの被係合部が係合しているため、ブラケット
が直接にラジエータないし車体側と接触することもな
い。
【0015】さらに、ラジエータを車体に単独で先取付
けした後のラバーマウントの係合部に、コンデンサのブ
ラケットの被係合部を係合させることができるから、ラ
ジエータとコンテンサの一括取付けの必要がなく、重量
負担の少ない組付作業が可能になる。
けした後のラバーマウントの係合部に、コンデンサのブ
ラケットの被係合部を係合させることができるから、ラ
ジエータとコンテンサの一括取付けの必要がなく、重量
負担の少ない組付作業が可能になる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照しながら説明するが、従来例と同一構成部分は同一符
号を付して説明を省略する。
照しながら説明するが、従来例と同一構成部分は同一符
号を付して説明を省略する。
【0017】本実施例を概説すると、ラジエータ1の上
部タンク1aを、ラバーマウント2,2を介して、車体
側Bに固定されているブラケット22に取付けると共
に、ラジエータ1の下部タンク1cをラバーマウント5
を介して車体側Bのサポート金具6に取付けている。こ
のラジエータ1用の上記ラバーマウント2,2を利用し
てコンデンサ9の上部ブラケット10a,10a’を上
部タンク1c及び車体側Bと接触しないように取付け、
コンデンサ9の下部ブラケット10d,10dを下部タ
ンク1cに固定している。
部タンク1aを、ラバーマウント2,2を介して、車体
側Bに固定されているブラケット22に取付けると共
に、ラジエータ1の下部タンク1cをラバーマウント5
を介して車体側Bのサポート金具6に取付けている。こ
のラジエータ1用の上記ラバーマウント2,2を利用し
てコンデンサ9の上部ブラケット10a,10a’を上
部タンク1c及び車体側Bと接触しないように取付け、
コンデンサ9の下部ブラケット10d,10dを下部タ
ンク1cに固定している。
【0018】詳しくは、ラバーマウント2に挿入孔2a
が形成され、その上部には円柱状の突部2bが形成され
ている。このラバーマウント2の外周表面の上下方向中
間位置には、上部タンク1a及び車体側Bから離隔する
ように、円周溝状の係合部Xが形成されている。係合部
Xは、好ましくは上部ブラケット10aの厚みよりやや
細い溝幅とする。
が形成され、その上部には円柱状の突部2bが形成され
ている。このラバーマウント2の外周表面の上下方向中
間位置には、上部タンク1a及び車体側Bから離隔する
ように、円周溝状の係合部Xが形成されている。係合部
Xは、好ましくは上部ブラケット10aの厚みよりやや
細い溝幅とする。
【0019】上記ラバーマウント2を支持するための車
体側のブラケット22の前端には、ラバーマウント2の
突部2bと嵌合可能な嵌合孔22aが形成され、ブラケ
ット22の後端は、ボルト17及びナット18によって
サポート金具4に固定できるようになっている。
体側のブラケット22の前端には、ラバーマウント2の
突部2bと嵌合可能な嵌合孔22aが形成され、ブラケ
ット22の後端は、ボルト17及びナット18によって
サポート金具4に固定できるようになっている。
【0020】車両前部の床側には前記ブラケット22と
向かい合うように、ラジエータ1を載置するためのサポ
ート金具6が配置され、このサポート金具6の前端にラ
ジエータ1の下部ボルト1dを挿入するための孔6aが
形成されている。
向かい合うように、ラジエータ1を載置するためのサポ
ート金具6が配置され、このサポート金具6の前端にラ
ジエータ1の下部ボルト1dを挿入するための孔6aが
形成されている。
【0021】コンデンサ9には左右2本のサポート部1
0,10’が取付けられ、その上部にそれぞれL字状の
上部ブラケット10a,10a’が固定されている。一
方の上部ブラケット10aには、図2に示すように、ラ
バーマウント2の係合部Xに横方向から係合可能な被係
合部Yが形成されている。被係合部Yは、上記ラバーマ
ウント2の溝状の係合部Xの外径とほぼ同等の内径に穿
設された平面形状が真円の孔10bと、この孔10bに
連続し孔10bの内径よりやや幅狭で上部ブラケット1
0aの側方に開口した切欠部10cとから構成される。
他方の上部ブラケット10a’の被係合部Y’は、前記
孔10bの内径と同等の横長の孔10b’と、孔10
b’に連続し孔10b’の内径よりやや幅狭で上部ブラ
ケット10aの側方に開口した切欠部10c’とから構
成される。
0,10’が取付けられ、その上部にそれぞれL字状の
上部ブラケット10a,10a’が固定されている。一
方の上部ブラケット10aには、図2に示すように、ラ
バーマウント2の係合部Xに横方向から係合可能な被係
合部Yが形成されている。被係合部Yは、上記ラバーマ
ウント2の溝状の係合部Xの外径とほぼ同等の内径に穿
設された平面形状が真円の孔10bと、この孔10bに
連続し孔10bの内径よりやや幅狭で上部ブラケット1
0aの側方に開口した切欠部10cとから構成される。
他方の上部ブラケット10a’の被係合部Y’は、前記
孔10bの内径と同等の横長の孔10b’と、孔10
b’に連続し孔10b’の内径よりやや幅狭で上部ブラ
ケット10aの側方に開口した切欠部10c’とから構
成される。
【0022】また、サポート部10,10’の下部に
は、それぞれ下方に延びた下部ブラケット10d,10
dが固定されている。この下部ブラケット10d,10
dの下端部には、ラジエータ1の下部タンク1cにねじ
止めするための取付孔10e,10eが形成されてい
る。一方、ラジエータ1の下部タンク1cの前面下部両
側には、前記取付孔10e,10eと対応する一対のね
じ孔H,Hが形成され、このねじ孔H,Hに、ねじ1
6,16を挿入して下部ブラケット10d,10dを取
付けるように構成されている。
は、それぞれ下方に延びた下部ブラケット10d,10
dが固定されている。この下部ブラケット10d,10
dの下端部には、ラジエータ1の下部タンク1cにねじ
止めするための取付孔10e,10eが形成されてい
る。一方、ラジエータ1の下部タンク1cの前面下部両
側には、前記取付孔10e,10eと対応する一対のね
じ孔H,Hが形成され、このねじ孔H,Hに、ねじ1
6,16を挿入して下部ブラケット10d,10dを取
付けるように構成されている。
【0023】次に、本実施例の組立について説明する。
まず、ラジエータ1の下部ボルト1dをラバーマウント
5の挿入孔5aに挿入した後に、サポート金具6の孔6
aに挿入する。
まず、ラジエータ1の下部ボルト1dをラバーマウント
5の挿入孔5aに挿入した後に、サポート金具6の孔6
aに挿入する。
【0024】また、ラジエータ1の上部ボルト1bをラ
バーマウント2の挿入孔2aに挿入し、ラバーマウント
2の上部の突部2bをブラケット22の嵌合孔22aに
嵌合させる。このブラケット22の後端をボルト17及
びナット18によって、サポート金具4に固定する。こ
のとき、ブラケット22とサポート金具6は平行に固定
され、ラバーマウント2,2が上部タンク1a及びブラ
ケット22と面当たりすると共にラバーマウント5が下
部タンク1cと面当たりし、ラジエータ1が車体側Bか
ら確実に離間して固定される。
バーマウント2の挿入孔2aに挿入し、ラバーマウント
2の上部の突部2bをブラケット22の嵌合孔22aに
嵌合させる。このブラケット22の後端をボルト17及
びナット18によって、サポート金具4に固定する。こ
のとき、ブラケット22とサポート金具6は平行に固定
され、ラバーマウント2,2が上部タンク1a及びブラ
ケット22と面当たりすると共にラバーマウント5が下
部タンク1cと面当たりし、ラジエータ1が車体側Bか
ら確実に離間して固定される。
【0025】次いで、ラバーマウント2,2の係合部
X,Xに上部ブラケット10a,10a’の被係合部
Y,Y’の切欠部10c,10cを横方向から挿入す
る。
X,Xに上部ブラケット10a,10a’の被係合部
Y,Y’の切欠部10c,10cを横方向から挿入す
る。
【0026】ラバーマウント2,2が上部ブラケット1
0a,10a’の孔10b,10b’の位置まで移動す
ると、ラバーマウント2,2の係合部X,Xと上部ブラ
ケット10a,10a’の被係合部Y,Y’とが係合す
る。このとき、孔10bは取付け時の基準となり、孔1
0b’はラバーマウント2,2の取付ピッチを吸収する
作用を奏する。すなわち、孔10bは平面形状が真円で
あり、孔10b’は平面形状が横長の孔となっているた
め、ラバーマウント2,2の間隔にバラツキがあって
も、孔10bで上部ブラケット10aの取付時の基準を
とりつつ、もう一方の孔10b’に上部ブラケット10
a’を確実に支持できる。
0a,10a’の孔10b,10b’の位置まで移動す
ると、ラバーマウント2,2の係合部X,Xと上部ブラ
ケット10a,10a’の被係合部Y,Y’とが係合す
る。このとき、孔10bは取付け時の基準となり、孔1
0b’はラバーマウント2,2の取付ピッチを吸収する
作用を奏する。すなわち、孔10bは平面形状が真円で
あり、孔10b’は平面形状が横長の孔となっているた
め、ラバーマウント2,2の間隔にバラツキがあって
も、孔10bで上部ブラケット10aの取付時の基準を
とりつつ、もう一方の孔10b’に上部ブラケット10
a’を確実に支持できる。
【0027】その結果、ラバーマウント2,2の間隔が
微妙に異なる場合でも、この横方向のバラツキを孔10
b’で吸収してラバーマウント2,2の係合部Xに上部
ブラケット10a,10a’の被係合部Yを確実に係合
できる。
微妙に異なる場合でも、この横方向のバラツキを孔10
b’で吸収してラバーマウント2,2の係合部Xに上部
ブラケット10a,10a’の被係合部Yを確実に係合
できる。
【0028】この状態で、コンデンサ9の下部ブラケッ
ト10d,10dをラジエータ1の下部タンク1cに当
接させ、その取付孔10e,10eとねじ孔H,Hを整
合させて、ねじ16,16をねじ孔H,Hに螺合させる
ことにより、下部ブラケット10d,10dを下部タン
ク1cに固定する。
ト10d,10dをラジエータ1の下部タンク1cに当
接させ、その取付孔10e,10eとねじ孔H,Hを整
合させて、ねじ16,16をねじ孔H,Hに螺合させる
ことにより、下部ブラケット10d,10dを下部タン
ク1cに固定する。
【0029】こうしてコンデンサ9は、専用のラバーマ
ウントを用いることなくラバーマウント部において上部
タンク1aからも、また車体側Bからも離隔された状態
でラジエータ1に固定される。
ウントを用いることなくラバーマウント部において上部
タンク1aからも、また車体側Bからも離隔された状態
でラジエータ1に固定される。
【0030】このように本実施例によれば、ラジエータ
1を先に車体側Bに取付けた後に、ラジエータ1用のラ
バーマウント2にコンデンサ9を後から係止できる。そ
のため、ラジエータ1とコンデンサ9を一括支持して取
付ける場合に比べて、重量負担が少なく、作業者にとっ
て組付作業がしやすい。
1を先に車体側Bに取付けた後に、ラジエータ1用のラ
バーマウント2にコンデンサ9を後から係止できる。そ
のため、ラジエータ1とコンデンサ9を一括支持して取
付ける場合に比べて、重量負担が少なく、作業者にとっ
て組付作業がしやすい。
【0031】また、ラバーマウント2,2の間隔及びそ
の突部2b,2bを嵌合させる嵌合孔22a,22aの
間隔にたとえバラツキがある場合でも、ラバーマウント
2の下面が上部タンク1aの上面と面当たりする一方、
ラバーマウント2の上面がブラケット22の下面にも面
当たりしているためガタツキが矯正される。
の突部2b,2bを嵌合させる嵌合孔22a,22aの
間隔にたとえバラツキがある場合でも、ラバーマウント
2の下面が上部タンク1aの上面と面当たりする一方、
ラバーマウント2の上面がブラケット22の下面にも面
当たりしているためガタツキが矯正される。
【0032】さらに、ラジエータ1及びコンデンサ9を
車体側Bに取付けた後は、走行中等に車体側Bに発生す
る種々の振動を、上部ボルト1bに装着されているラバ
ーマウント2及び下部ボルト1dに装着されているラバ
ーマウント5が緩衝材としての役割を果たして吸収する
ため、ラジエータ1ひいてはコンデンサ9に振動が伝わ
りにくい。特に、上部ブラケット10aは、上部タンク
1a及び車体側Bから離隔してラバーマウント2に係合
されているため、両者が振動によって擦れ合うことがな
く、異音が発生せず耐久性も一層向上できる。また、下
部ブラケット10dは下部タンク1cにねじ16によっ
て一体となるように螺着され、この下部タンク1cはラ
バーマウント5によって車体側Bから離隔して固定され
ているため、ラジエータ1及びコンデンサ9が振動する
こともない。
車体側Bに取付けた後は、走行中等に車体側Bに発生す
る種々の振動を、上部ボルト1bに装着されているラバ
ーマウント2及び下部ボルト1dに装着されているラバ
ーマウント5が緩衝材としての役割を果たして吸収する
ため、ラジエータ1ひいてはコンデンサ9に振動が伝わ
りにくい。特に、上部ブラケット10aは、上部タンク
1a及び車体側Bから離隔してラバーマウント2に係合
されているため、両者が振動によって擦れ合うことがな
く、異音が発生せず耐久性も一層向上できる。また、下
部ブラケット10dは下部タンク1cにねじ16によっ
て一体となるように螺着され、この下部タンク1cはラ
バーマウント5によって車体側Bから離隔して固定され
ているため、ラジエータ1及びコンデンサ9が振動する
こともない。
【0033】加えて、本実施例はラジエータ1のラバー
マウント2,2にコンデンサ9の上部ブラケット10
a,10a’を上述したように簡易に係合できるため、
コンデンサ9を搭載するときの仮置きにも利用できる。
マウント2,2にコンデンサ9の上部ブラケット10
a,10a’を上述したように簡易に係合できるため、
コンデンサ9を搭載するときの仮置きにも利用できる。
【0034】なお、本実施例では、コンデンサ9の上部
ブラケット10aをラジエータ1の上部タンク1a及び
車体側Bと離隔して係合させるようにしたが、これに限
られずコンデンサ9の下部ブラケット10dをラジエー
タ1の下部タンク1c及び車体側Bと離隔して係合さ
せ、上部ブラケット10aを高強度のブラケットを使用
して上部タンク1aに直接に螺着してもよい。
ブラケット10aをラジエータ1の上部タンク1a及び
車体側Bと離隔して係合させるようにしたが、これに限
られずコンデンサ9の下部ブラケット10dをラジエー
タ1の下部タンク1c及び車体側Bと離隔して係合さ
せ、上部ブラケット10aを高強度のブラケットを使用
して上部タンク1aに直接に螺着してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ストアップすることなくラジエータ用のラバーマウント
だけでラジエータとコンデンサを少ない取付工数で車両
に取付けることができる。
ストアップすることなくラジエータ用のラバーマウント
だけでラジエータとコンデンサを少ない取付工数で車両
に取付けることができる。
【0036】また、ラバーマウント部において、コンデ
ンサのブラケットの被係合部をラジエータ用のラバーマ
ウントの係合部に、車体側及びラジエータと非接触で固
定しているため、路面等から伝わる振動による異音が発
生しない。
ンサのブラケットの被係合部をラジエータ用のラバーマ
ウントの係合部に、車体側及びラジエータと非接触で固
定しているため、路面等から伝わる振動による異音が発
生しない。
【0037】さらに、最初にラジエータを車体側に取付
け、後からブラケットを取付けることができるので、作
業性に優れる。
け、後からブラケットを取付けることができるので、作
業性に優れる。
【図1】本発明の一実施例の一部拡大縦断面図。
【図2】本発明の一実施例の一部拡大斜視図。
【図3】従来例の取付構造全体構成図。
【図4】他の従来例の一部拡大縦断面図。
1 ラジエータ 1a 上部タンク 1c 下部タンク 2,5 ラバーマウント 10 空調用のコンデンサ 10a,10d ブラケット B 車体側 X 係合部 Y 被係合部
Claims (1)
- 【請求項1】 ラジエータの上部タンク及び下部タンク
を上下のラバーマウントを介して車体側に取付け、前記
上下のラバーマウントのいずれか一方の表面に、ラジエ
ータ及び車体側から離隔した係合部を形成し、空調用の
コンデンサの上部又は下部の一方にラジエータ及び車体
側と非接触で前記係合部に係合可能な被係合部を有する
ブラケットを配設し、前記ブラケットの被係合部を前記
ラバーマウントの係合部に係合させると共に、前記コン
デンサの反対側をブラケットを介してラジエータに固定
したことを特徴とするラジエータ及びコンデンサの取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30335194A JPH08156613A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | ラジエータ及びコンデンサの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30335194A JPH08156613A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | ラジエータ及びコンデンサの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08156613A true JPH08156613A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17919938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30335194A Withdrawn JPH08156613A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | ラジエータ及びコンデンサの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08156613A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29707571U1 (de) * | 1997-04-26 | 1997-07-10 | Längerer & Reich GmbH, 70794 Filderstadt | Anordnung zur Verbindung von zwei Wärmetauschern |
JP2005349924A (ja) * | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Calsonic Kansei Corp | 車両用熱交換器の取付構造 |
WO2009024062A1 (fr) * | 2007-08-19 | 2009-02-26 | Caterpillar Inc. | Ensemble radiateur thermique |
-
1994
- 1994-12-07 JP JP30335194A patent/JPH08156613A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29707571U1 (de) * | 1997-04-26 | 1997-07-10 | Längerer & Reich GmbH, 70794 Filderstadt | Anordnung zur Verbindung von zwei Wärmetauschern |
JP2005349924A (ja) * | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Calsonic Kansei Corp | 車両用熱交換器の取付構造 |
JP4694151B2 (ja) * | 2004-06-09 | 2011-06-08 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車両用熱交換器の取り付け手順 |
WO2009024062A1 (fr) * | 2007-08-19 | 2009-02-26 | Caterpillar Inc. | Ensemble radiateur thermique |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |