JPH08155332A - 磁気選別装置及びそれに用いられる払拭ブラシ - Google Patents

磁気選別装置及びそれに用いられる払拭ブラシ

Info

Publication number
JPH08155332A
JPH08155332A JP6323690A JP32369094A JPH08155332A JP H08155332 A JPH08155332 A JP H08155332A JP 6323690 A JP6323690 A JP 6323690A JP 32369094 A JP32369094 A JP 32369094A JP H08155332 A JPH08155332 A JP H08155332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic material
rotating drum
sorted
transport path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6323690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2788861B2 (ja
Inventor
Hisamine Kobayashi
久峰 小林
Katsuhiro Izuhara
勝宏 出原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tipton Manufacturing Corp
Original Assignee
Tipton Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tipton Manufacturing Corp filed Critical Tipton Manufacturing Corp
Priority to JP6323690A priority Critical patent/JP2788861B2/ja
Priority to US08/564,728 priority patent/US5797498A/en
Publication of JPH08155332A publication Critical patent/JPH08155332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2788861B2 publication Critical patent/JP2788861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07CPOSTAL SORTING; SORTING INDIVIDUAL ARTICLES, OR BULK MATERIAL FIT TO BE SORTED PIECE-MEAL, e.g. BY PICKING
    • B07C5/00Sorting according to a characteristic or feature of the articles or material being sorted, e.g. by control effected by devices which detect or measure such characteristic or feature; Sorting by manually actuated devices, e.g. switches
    • B07C5/34Sorting according to other particular properties
    • B07C5/344Sorting according to other particular properties according to electric or electromagnetic properties

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 選別率を向上させるとともに、残留磁気を減
らす。 【構成】 被選別物が振動搬送されるフィーダ15上に
面して回転ドラム25が設けられており、その回転ドラ
ム25には周方向に沿って磁界が形成され、加工品(磁
性体)がその長手方向を回転ドラム25の回転方向に沿
わした状態で吸着される。また、回転ドラム25には搬
送ベルト27が装着されており、その内側には脱磁装置
33が設けられている。その脱磁装置33には、加工品
の搬送方向に沿って交番磁界を形成するように電磁石3
4が配されており、こりにより均一に脱磁が行われる。
さらに、搬送面27a上及びフィーダ15上には、回転
ブラシ36a〜dが装架されており、その回転ブラシ3
6a〜dは回転ドラム25或いは脱磁装置33からの磁
力により回転し、加工品が滞留することが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被選別物の中から磁性
体のみを選別して取り出すための磁気選別装置及びそれ
に用いる払拭ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種の磁気選別装置はバレル
研磨の後工程において用いられ、研磨装置内で研磨石等
によって磨かれた加工品(磁性体)を研磨石等から選別
する役割を果たしている。以下、図10に基づいて従来
装置の構成を簡単に説明する。
【0003】1は、加振装置付きのフィーダであり、こ
の上をバレル研磨装置から搬出された加工品と研磨石
が、図中右方向に振動搬送されるように構成されてい
る。また、フィーダ1の下流側上方部には、永久磁石を
内蔵した回転ドラム2が加工品等の搬送方向とは反対方
向(図示時計周り方向)に沿って回転するように取り付
けられており、被選別物の中から加工品を吸着して選別
する。さらに、この回転ドラム2と機体3の右端部に設
けられている案内ローラ4との間には搬送ベルト5が装
架されており、吸着された加工品を右方向に搬出するこ
とができるようになっている。この搬送ベルト5の内側
には脱磁装置6が設けられており、搬送ベルト5上に交
番磁界を発生させ、加工品がその磁界内を通過すること
により、回転ドラム2に吸着されて磁性を帯びた加工品
の脱磁が行われる。
【0004】ところで、回転ドラム2内には、図11に
示すように、回転軸方向に沿って3個、周方向に沿って
8個、合計24個の磁石7が、外周面に沿って配置され
ており、回転軸方向に関して中央に位置する磁石がN極
に、その両側に位置する磁石がS極となるように配され
ている。即ち、回転ドラム2からの磁力線は、回転方向
に直交する方向(回転軸方向)に形成されることにな
る。
【0005】また、脱磁装置6内には、図12に示すよ
うに、加工品の搬送方向(矢印a方向)に直交する方向
に、所定間隔で電磁石8が1列配されると共に隣合う電
磁石8の巻線方向は相互に逆向きとなっており、また、
各電磁石8に流れる電流の方向が一定周期毎に逆方向と
なるように切り換える回路又は、交流電源が設けられて
いる。即ち、磁力線は搬送方向に直交する方向(加工品
を鉛直に貫く方向)に形成され、その方向は一定周期毎
に切り換えられる。これによって、搬送ベルト5上に交
番磁界が発生し、磁性を帯びた加工品の脱磁が行われ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁石は、磁
力線に沿って被吸着体を吸着するという特性があるた
め、加工品は回転ドラムによって吸着される場合、その
軸線方向が回転ドラムの軸線方向と一致(平行)した状
態で吸着されやすい。このように回転軸の方向が一致す
ることから、特に、加工品が長尺ボルトのような棒状体
であれば、搬送ベルト上へピックアップされる際に、搬
送ベルト上を転がりながら滑り落ち、回転ドラムの下側
に滞留してしまうことがある。
【0007】また、回転ドラムの下側に滞留することな
く回転ドラムの上側に移送されたとしても、搬送ベルト
上を転がりやすい形状のものであれば、回転ドラムから
離れる際に、回転ドラムからの吸着力の影響を断ち難
く、その位置で空転してしまい、結局回転ドラムから離
れることができずに回転ドラムの境界部分で滞留するこ
とになる。
【0008】さらに、フィーダ上を搬送されてくる加工
品には、微粒の研磨石が載っている場合があり、このよ
うな場合には、研磨粒子を間に挟んで研磨粒子と共に加
工品が回転ドラムに吸着されたり、加工品を吸着するこ
とができなかったりすることがある。以上のような原因
で、従来のものは、選別率の向上を図り難いものとなっ
ていた。
【0009】一方、従来の脱磁装置は、電磁石が1列配
されているのみで、しかも磁力線が搬送方向に直交する
方向に形成されているため、加工品の通過する位置によ
っては磁界に強弱(電磁石に近い位置では強く、離れた
位置では弱い。特に中心部は弱い。)があるから、脱磁
にむらができ、通過する位置によっては加工品の残留磁
気が大きくなってしまう。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、選別率を向上させることができる磁気
選別装置及びそれに用いる払拭ブラシを提供すること、
及び、脱磁力を向上させて残留磁気を減らすことができ
る磁気選別装置を提供するころにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気選別装置は、磁性体と非磁性体とが混
ざり合った被選別物が搬送される搬送路と、この搬送路
に面して配され、被選別物の中から磁性体を吸着して選
別する磁気内蔵の回転ドラムと、回転ドラムに掛装され
回転ドラムによって吸着された磁性体を搬出する搬送ベ
ルトとを備えてなる磁気選別装置において、回転ドラム
には、回転ドラムの周方向に沿ってN極とS極とが交互
に配置されることにより、回転ドラムの周方向に沿う磁
界が形成されることに特徴を有する(請求項1の発
明)。
【0012】上記搬送ベルトの搬送面の上方には、磁性
体の搬送方向に沿って回転かつ磁性体に接触するように
設けられ、回転ドラムからの吸着力に抗して磁性体を下
流側に送り出す送出部材が設けられていてもよい(請求
項2の発明)。
【0013】その送出部材には、螺旋溝が形成されてい
てもよい(請求項3の発明)。
【0014】上記搬送路の上方には、被選別物の搬送方
向に沿って回転可能に配置されて、磁性体の表面を払拭
する払拭部材が設けられていてもよい(請求項4の発
明)。
【0015】その払拭部材の一部には払拭部材を回転ド
ラムに吸着させるための磁性金属部分を設けられること
で、払拭部材を回転ドラムに連動可能としてもよい(請
求項5の発明)。
【0016】また、本発明の磁気選別装置は、磁性体と
非磁性体とが混ざり合った被選別物が搬送される搬送路
と、この搬送路に面して配され、被選別物の中から磁性
体を吸着して選別する磁気内蔵の回転ドラムと、回転ド
ラムに掛装され回転ドラムによって吸着された磁性体を
搬出する搬送ベルトとを備えてなる磁気選別装置におい
て、搬送ベルトに対向して配置されかつ磁性体の搬送方
向に沿って交番磁界を発生する脱磁装置が設けられてい
ることに特徴を有する(請求項6の発明)。
【0017】上記脱磁装置は、搬送ベルトに対向して配
置されかつ磁性体の搬送方向に直交して交番磁界を発生
する複数個の磁極が千鳥状に2列並べられたものであっ
てもよい(請求項7の発明)。
【0018】上記搬送ベルトの搬送面の上方には、磁性
体の搬送方向に沿って回転かつ前記磁性体に接触するよ
うに設けられ、脱磁装置からの吸着力に抗して磁性体を
下流側に送り出す送出部材が設けられていてもよい(請
求項8の発明)。
【0019】さらに、本発明の磁気選別装置に用いられ
る払拭ブラシは、磁性体と非磁性体とが混ざり合った被
選別物が搬送される搬送路と、この搬送路に面して配さ
れ、被選別物の中から磁性体を吸着して選別する磁気内
蔵の回転ドラムと、回転ドラムに掛装され回転ドラムに
よって吸着された磁性体を搬出する搬送ベルトとを備え
てなる磁気選別装置において使用されるものであって、
搬送路に面しつつ回転ドラムに吸着可能に形成されるこ
とで、回転ドラムに連動して被選別物の搬送方向に沿っ
て回転可能としたことに特徴を有する(請求項9の発
明)。
【0020】
【作用】請求項1の発明によれば、回転ドラムからの磁
力線はその周方向に沿って形成される。そのため、搬送
路を非磁性体とともに搬送されてくる磁性体は、その長
手方向を回転ドラムの回転方向に沿わした状態で回転ド
ラムに吸着される。
【0021】請求項2の発明によれば、回転ドラムに吸
着した磁性体は、送出部材によって下流側に送り出され
るから、回転ドラムからの吸着力によって、磁性体が滞
留してしまうことはない。
【0022】請求項3の発明によれば、送出部材には螺
旋溝が形成されている。これにより、磁性体が螺旋溝よ
り小さな場合であっても送出部材が一回転する間に溝縁
が磁性体に触れることにより、磁性体は下流側に送り出
される。
【0023】請求項4の発明によれば、磁性体上に排除
すべき非磁性体が載っていても、払拭ブラシによって払
い落とされるため、磁性体と共に回転ドラムに吸着して
しまうことはない。また、絡み合った磁性体も払拭ブラ
シによって分割されるので、その絡み合った磁性体内に
非磁性体を抱き込むことはない。
【0024】請求項5の発明によれば、払拭ブラシは、
回転ドラムに吸着されるため両間の摩擦力によって回転
ドラムが回転すればそれに連動して回転する。
【0025】請求項6の発明によれば、脱磁装置からの
磁力線は、搬送方向に沿って形成されるため、磁性体の
通過する位置によって交番磁界に強弱はなく、脱磁作用
は均一に行われる。
【0026】請求項7の発明によれば、複数個の磁極が
千鳥状に2列配置されているため、1列目で脱磁が不十
分であった磁性体も2列目で再脱磁される。
【0027】請求項8の発明によれば、交番磁界内を通
過する際に、脱磁装置からの吸着力を受けて下流側に搬
送され難くなってしまう磁性体を、送出部材で下流側に
送り出すことができる。
【0028】請求項9の発明によれば、磁性体上に非磁
性体が載っていても、払い落すことができるため、磁性
体と共に非磁性体を回転ドラムに吸着させてしまうこと
はない。また、絡み合った磁性体も払拭ブラシによって
分割されるので、その絡み合った磁性体内に非磁性体を
抱き込むことはない。
【0029】
【発明の効果】上述したように請求項1の発明によれ
ば、磁性体はその長手方向を回転ドラムの回転方向に沿
わした状態で吸着されるから、棒状のものであっても回
転ドラムの外周面を滑り落ちて回転ドラムの下側に滞留
してしまうことはなく、確実に磁性体を選別して搬送す
ることができ、もって選別率の向上を図ることができる
効果を奏する。
【0030】請求項2の発明によれば、回転ドラムから
の吸着力に抗して磁性体を下流側に搬送することができ
るので、回転ドラムの吸着力で磁性体が滞留してしまう
ことが防止され、選別率を向上させることができる。
【0031】請求項3の発明によれば、螺旋溝を形成す
ることにより、螺旋溝を形成しないものに比べて送出部
材の製造コストの削減を図ることができ、しかも、磁性
体が螺旋溝より小さな場合であっても、有効に滞留を防
止することができる。
【0032】請求項4の発明によれば、磁性体に載った
非磁性体を払い落とすことができるから、誤って非磁性
体を磁性体と共に選別してしまうことが防止され、選別
率を向上させることができる。
【0033】請求項5の発明によれば、払拭ブラシは、
回転ドラムに連動して回転するため、払拭ブラシを回転
させるための動力源を別個に設ける必要がなく、さらに
は払拭ブラシは回転ドラムに吸着されるため、払拭ブラ
シが擦り減っても必ず回転ドラムに連動するから、経済
的かつ永続的に使用することができる。
【0034】請求項6の発明によれば、脱磁作用にむら
ができずに、均一に脱磁が行われるため、磁性体の通過
する位置に係わらず磁性体の残留磁気を減少させること
ができる効果を奏する。
【0035】請求項7の発明によれば、1列目で脱磁が
不十分であった磁性体も2列目で再脱磁されるため、む
らなく脱磁させることができる。
【0036】請求項8の発明によれば、脱磁装置からの
吸着力による磁性体の滞留を防止できるから、磁性体を
下流側に円滑に搬送することができ、もって、選別率を
向上させることができる。
【0037】請求項9の発明によれば、請求項4及び請
求項5と同一の効果を得ることができる。
【0038】
【実施例】
<第一実施例>以下、本発明の磁気選別装置及びそれに
用いられる払拭ブラシの第一実施例について図1乃至図
7を参照して説明する。本実施例の磁気選別装置は、バ
レル研磨の後工程において用いられるものであり、バレ
ル研磨機内で金属製の加工品(磁性体)を研磨石等(非
磁性体)で磨いた後、その加工品を研磨石等と加工品と
が混ざり合った被選別物から選別するためのものであ
る。この磁気選別装置は、振動搬送装置、ピックアップ
搬送機構及び脱磁装置等を備えて構成される。
【0039】図1中、11が振動搬送装置であり、下部
に車輪12を有する機体13に、スプリング14を介し
て水平に懸架されている。この振動搬送装置11は、被
選別物を振動搬送するフィーダ15を有し、そのフィー
ダ15の下面には取付板16を介して一対の加振機17
が設けられている。また、フィーダ15の左側上部に
は、バレル研磨機から排出される被選別物をフィーダ1
5上に導入するためのホッパ18が設けられていると共
に、このホッパ18の出口部分には、図2に示すような
一対のガイド板19が延設されており、被選別物が両側
方へこぼれ落ちないようにしてある。また、このホッパ
18の出口となる開口部分には、フィーダ15上に流出
される被選別物の流量を調節するための流量調節板20
が縦向きに設けれており、その下端とフィーダ15との
間の隙間を調整可能にしてある。さらに、フィーダ15
の終端には、排出路21が連続し、図1に示すように手
前側へ屈曲した後開放し、被選別物からピックアップ搬
送機構22により選別された後の研磨石がここから排出
される。
【0040】フィーダ15の下流側であって機体13の
上部には、ピックアップ搬送機構22を支持する可動台
24が配置されている。この可動台24は、図3に示す
ように、ヒンジ部23を介して機体13上に取り付けら
れ、同図の想像線(二点鎖線)で示すように起立姿勢に
なるまで変位可能としてある。前記ピックアップ搬送機
構22は、可動台24の左端部に配された磁気内蔵の回
転ドラム25と、可動台24の右端部に配された案内ロ
ーラ26との間に搬送ベルト27を装着して構成され
る。この回転ドラム25は、ベルト駆動モータ40によ
り振動搬送方向(図1中矢印b方向)とは反対方向に沿
わして回転可能となるように設けられている。また、こ
の回転ドラム25とフィーダ15との間には被選別物を
通過せることができる程度の隙間が設けられている。こ
の隙間は図示しない調節機構により上記フィーダ15を
上下動させることにより調節される。回転ドラム25
は、可動台24に横架された回転軸28によって回転可
能に支持されるとともに、図4,図5に示すように、断
面がほぼ正8角形をなす回転体29を回転軸28と同軸
に備え、その回転体29の各面には永久磁石30が、軸
方向に3個、周方向に8個、合計24個配されている。
さらに、各磁石30は、軸方向に沿って同極、かつ周方
向に沿って外側面の極がS,Nと交互となるように配さ
れている。即ち、回転ドラム25には回転軸28を中心
に、周方向に沿って磁界が形成される。また、回転体2
9の外側には回転軸28と同軸に非磁性体の外筒31が
嵌めてあり、各磁石30を覆い隠している。
【0041】搬送ベルト27は、回転ドラム25が図示
しない駆動機構により回転されることにより回転し、そ
の上側は加工品を案内ローラ26方向(図1中矢印c方
向)に搬送する搬送面27aとなる。搬送ベルト27の
両側縁には搬送される加工品が側方へ転がり落ちないよ
うにするためのガイド板32が立設されている。
【0042】さらに、回転ドラム25と案内ローラ26
との間であって、搬送ベルト27の搬送面27aの下側
には脱磁装置33が設けられている。この脱磁装置33
は、図7に示すように、選別された加工品の搬送方向
(矢印c方向)に沿って、電磁石34を2個対向して備
え、各電磁石34の横幅は搬送ベルト27の搬送面27
aの横幅とほぼ等しくなっている。さらに、各電磁石3
4の巻線方向は相互に反対向きであるとともに、各電磁
石34には図示しない電気回路より交流電流が供給され
るようになっている。これにより、各電磁石34の磁極
が相互に反対であるとともに、各磁極は一定周期でそれ
ぞれ反対の磁極に切り換えられる。即ち、搬送ベルト2
7の搬送面27a上には、ほぼ横幅一杯に広がりかつ搬
送方向に沿った交番磁界が形成される。
【0043】一方、各ガイド板32には、図示3対の軸
受部35が対向して突設されており、各軸受部35に
は、上方へ開口する切り欠きが形成されている。そし
て、各軸受部対のうち図1に示す左端に位置する軸受部
35間には送出部材に相当する回転ブラシ36aが装架
されている。この回転ブラシ36aは加工品が回転ドラ
ム25の吸着力から解離しようとする境界部分に配置さ
れている。また、図6に示すように、軸受部35の切り
欠きに上方から挿入可能な軸棒37を備え、その軸棒3
7には軸方向に沿って取付金具38(磁性体)が螺旋状
に巻かれている。さらに、その取付金具38には外周縁
にナイロン製のブラシ39が植毛されている。この取付
金具38の螺旋ピッチは、加工品の長手方向を搬送方向
(矢印c方向)に沿わした状態での横幅とほぼ等しくな
っている。また、回転ブラシ36aを軸受部35間に装
架した状態で、ブラシ39の先端が僅かに搬送面27a
触れるようになっている。さらには、回転ブラシ36a
は、回転ドラム25からの磁力を受け、回転ドラム25
の回転に伴ってこれとは反対方向、即ち搬送ベルト27
の搬送方向(矢印c方向)に沿って回転するようになっ
ている。
【0044】さらに、残り2つの回転ブラシ36b,3
6cも上記回転ブラシ36aと同一の構成であるととも
に、これらは、脱磁装置33上方において所定の間隔を
おいて配置されている。この回転ブラシ36b,36c
は、脱磁装置33からの磁力を受け、搬送面27aにブ
ラシ39が僅かに触れる状態で搬送ベルト27の搬送方
向(矢印c方向)に沿って回転する。
【0045】一方、フィーダ15上であって回転ドラム
25の近傍には、払拭部材に相当し、上記同様の回転ブ
ラシ36dがその軸棒37を振動搬送方向(矢印b方
向)に直交する方向に沿わした状態で置かれている。こ
れにより、この回転ブラシ36dは、回転ドラム25か
らの磁力によって吸い寄せられかつ、回転ドラム25の
回転に伴って搬送ベルト27に接触しながらフィーダ1
5上で回転ドラム25とは反対方向に回転する。
【0046】次に、本実施例の作用について述べる。バ
レル研磨機から排出された研磨石等と加工品との被選別
物は、ホッパ18の上方から流入され、流出口からフィ
ーダ15上に徐々に流出される。被選別物は加振機17
による振動移送作用を受けつつ図示b矢視方向に移送さ
れる。そして、回転ブラシ36dを通過して、回転ドラ
ム25のほぼ真下位置まで搬送されると、加工品だけが
回転ドラム25からの磁力により吸い寄せられ、搬送ベ
ルト27上に吸着する。さらに、吸着した加工品は回転
ドラム25の回転とともに、搬送ベルト27に吸着した
まま上方に移動する。
【0047】ここで、従来であれば、加工品が長尺ボル
トのように棒状体のものであり、その長手方向を回転ド
ラム25の回転方向(図1中矢印d)に直交する向きに
て搬送ベルト27に吸着されたとすると、その加工品
は、上方に移動する際に、搬送ベルト27上を転がりな
がら滑り落ちてしまい、回転ドラム25のほぼ真下付近
に滞留してしまう。しかし、本実施例の回転ドラム25
には、磁界が回転方向(矢印d方向)に沿って形成され
ており、磁性体は磁界の向きに沿って吸着されやすいと
いう事情に鑑み、棒状体の加工品はその長手方向を回転
ドラム25の回転方向(矢印d方向)に沿わした状態で
吸着される。従って、従来のように、容易に滑り落ちて
しまうことはない。
【0048】さらに、バレル研磨機から排出された被選
別物において、加工品上に微粒の研磨石が積み重なって
しまうことがあり、そのような場合には、加工品が回転
ドラム25に吸い寄せられる際に研磨石を間に挟んで搬
送ベルト27に吸着されたり、搬送ベルト27に吸着さ
れずに、排出路21から研磨石とともに排出されてしま
うことになる。しかし、本実施例では、フィーダ15上
に回転ブラシ36dが置かれており、この回転ブラシ3
6dが回転ドラム25からの磁力を受けて回転している
ため、加工品がこの回転ブラシ36dの下方を通過する
際に加工品上に載っている研磨石が払い落とされる。
【0049】さて、回転ドラム25の上方に移動した加
工品は、搬送ベルト27により下流側に搬送され、脱磁
装置33による交番磁界内を通過してさらに下流側に搬
送される。この時、下流側に搬送されるのに従って交番
磁界からの磁力が減衰するから、一般的な脱磁方法同
様、回転ドラム25からの磁力によって着磁された加工
品は消磁状態とされ、加工品の脱磁が行われる。さら
に、この際、交番磁界が搬送面27aの横幅一杯に広が
り、しかも横方向に対して磁束密度が均一であるため、
加工品が交番磁界内を通過する位置に係わらず、均一に
脱磁が行われる。
【0050】ここで、回転ドラム25の上方から下流側
に搬送される際に、選別された加工品は回転ドラム25
から磁力を受けるため、転がりやすい形状のものであれ
ば、回転ドラム25からの磁力に吸い寄せられ、下流側
には搬送されずに、搬送ベルト27による搬送力と回転
ドラム25からの磁力が均衡する位置に空転しつつ滞留
してしまう場合があり得る。しかし、本実施例では、回
転ブラシ36aが設けられ、この回転ブラシ36aが回
転ドラム25の磁力により搬送方向(矢印c方向)と同
一方向に沿って回転しているため、回転ドラム25から
強制的な引き離しがなされる。従って、加工品は回転ド
ラム25の境界部分に滞留することなく下流側へ移送さ
れて行く。特に、上記回転ドラム25による磁界の作用
に反して、棒状の加工品が回転ドラム25の回転方向
(矢印d方向)に直交する向きにて吸着され、しかも上
方に搬送された場合には、その加工品は転がりやすいか
ら、回転ブラシ36aは有効に機能する。また、球体に
近い形状の加工品には、回転ドラム25の加工品を長手
方向に吸着させる効果は無効となるため、この回転ブラ
シ36aは特に有効である。
【0051】同様に、脱磁装置33上を通過する際に
も、加工品は脱磁装置33からの磁力を受けるから、転
がりやすい形状のものであれば、脱磁装置33からの磁
力と搬送ベルト27による搬送力とが均衡する一定の位
置に滞留してしまう。しかし、この場合にも、搬送面2
7a上に設けられた2つの回転ブラシ36b,36cが
加工品を下流側に押し出すように機能するため、選別さ
れた加工品の移送に有効である。また、脱磁装置33上
で滞留しないため、脱磁効果が向上する。
【0052】さらに、搬送面27a上に設けられた3つ
回転ブラシ36a〜cは、ブラシ39の螺旋ピッチが加
工品の長手方向を搬送方向(矢印c方向)に沿わした場
合の横幅にほぼ等しくなるようになされているため、加
工品は回転ブラシ36a〜cにより押し出される際に、
その長手方向を搬送方向(矢印c方向)に沿わした姿勢
に矯正されることになり、即ち転がり難い状態とされる
ため、滞留回避により有効となる。さらに、長手方向を
交番磁界に沿わして通過させた方が脱磁を効率よく行え
ることが経験則より解っているため、その状態に適応さ
せることができ一層残留磁気を減らすことができる。
【0053】このように、本実施例では、回転ブラシ3
6dをフィーダ15上に置くことにより確実に加工品の
みが回転ドラム25に吸着され、さらには、搬送面27
a上に3つの回転ブラシ36a〜cを設けると共に回転
ドラム25の磁界を回転方向(矢印d方向)に沿って形
成することにより加工品の滞留が防止されるため、被選
別物に対する加工品の選別率を向上させることができ
る。また、回転ブラシ36a〜dには、螺旋状となるよ
うにブラシ39が植毛されているため、その螺旋ピッチ
より小さな加工品であっても、一回転する間に溝縁に触
れるため加工品を下流側に送り出すことができ、もって
全面にブラシ39を植毛するものに対しコストを削減し
つつ加工品の送り機能を確保できる。さらに、磁性を帯
びた加工品に対して脱磁を均一かつ効率よく行うことが
できるから、脱磁むらがなくなり、もって残留磁気を減
らすことができる。また、回転ブラシ36a〜dは、回
転ドラム25及び脱磁装置33からの磁力により回転す
るため、別個に動力源を設ける必要がなく構成が簡易と
なるばかりか、省エネ対策にもなる。
【0054】なお、ピックアップ搬送機構22はヒンジ
部23を介して機体13に連結されているため、修理、
調整等を行う際には、これらを起立(図3中二点鎖線で
示す)させて行うことができ、作業が非常にしやすいと
いう効果も得ることができる。
【0055】<第二実施例>以下、本発明の第一実施例
を図8及び図9を参照して説明する。本実施例と第一実
施例との相違は、第一実施例では振動搬送装置11(図
1参照)が設けられており、バレル研磨機から排出され
た被選別物がフィーダ15上を振動搬送されるように構
成されていたが、本実施例では、振動搬送機構が設けら
れておらず、直接バレル研磨機の排出口に連結される構
成となっているところにある。
【0056】まず、本実施例におけるバレル研磨機につ
いて簡単に述べると、バレル研磨機は図8及び図9に示
すようにいわゆるサークル形のバレル研磨機41で、研
磨石と加工品とを循環させながら加工品を磨く環状の循
環槽42と、その循環槽42の一端部において開閉可能
となるように設けられ研磨石と加工品との混合物である
被選別物を排出口へと導くフラップ43を有する。そし
て、フラップ43を越えた被選別物は連結路44を通り
終端部に設けられた排出口へと導かれるのであるが、本
実施例の磁気選別装置45はこの排出口の手前に連なる
ように設けられており、被選別物から加工品のみを選別
する。
【0057】本実施例の磁気選別装置45は、車輪46
を備えた車台47に、機体48を立設し、その機体48
の先端部に回動可能となるようにピックアップ搬送機構
49を備えて構成される。このピックアップ搬送機構4
9は、第一実施例同様、回転方向(図8中矢印e方向)
に沿って磁界が形成される回転ドラム50と、機体48
の先端部に設けられた案内ローラ51とに搬送ベルト5
2を装着してなり、その回転ドラム50側が上記バレル
研磨機41の連結路44の終端部に一定の隙間を設けて
連なる。この隙間は、被選別物である研磨石と加工品と
を通過させることができる程度であり、また、ピックア
ップ搬送機構49を機体48の先端部を中心に回動する
ことにより調節することができるようになっている。
【0058】搬送ベルト52の両側縁には搬送ベルト5
2より僅かに上方に突出するガイド板53が設けられて
おり、選別された加工品が搬送される際に転がり落ちな
いようになっている。さらに、搬送ベルト52の下流端
部には、後方斜め下側に延びる搬出板54が設けられて
おり、この搬出板54の前後両側方には上記ガイド板5
3が一体に連なっている。また、搬送ベルト52の下側
には脱磁装置55が設けられており、この脱磁装置55
は、第一実施例同様、加工品が搬送される方向、即ち後
方斜め下側方向(図8中矢印f方向)に沿って交番磁界
が形成されるようになっている。
【0059】次に、本実施例の作用について述べる。バ
レル研磨機41において、フラップ43を閉じた状態
(図8中点線で示される状態)、即ちフラップ43の先
端を循環槽42内まで下げると、今まで循環していた研
磨石と加工品とがフラップ43を越え連結路44へと導
かれる。そして、連絡路44を通り、その終端部で加工
品のみが回転ドラム50に吸い寄せられて搬送ベルト5
2に吸着し、その他のものは循環槽42内へ戻される。
この際、回転ドラム50の磁界が回転方向(矢印e方
向)に沿って形成されているため、加工品が棒状体のも
のであってもその長手方向を回転方向(矢印e方向)に
沿わした状態で吸着され、搬送ベルト52上を転がり落
ちて下側に滞留してしまうことはない。さらに、吸着さ
れた加工品は、上方に移動しながらピックアップ搬送機
構49の下流側に搬送され、脱磁装置55による交番磁
界内を通過して搬出板54上へ搬出される。ここで、搬
出される際、第一実施例同様、加工品の搬送方向(矢印
f方向)に形成された交番磁界内を通過することになる
から脱磁がむらなく均一に行われる。
【0060】なお、図面上には記載されていないが、第
一実施例同様、回転ブラシ36a,36b,36c(図
6参照)を搬送ベルト52上であって回転ドラム50及
び脱磁装置55の上方付近に設けるようにしてもよく、
これにより、回転ドラム50及び脱磁装置55からの磁
力による加工品の滞留が防止されることになる。
【0061】このように本実施例によっても第一実施例
同様の効果である、選別率の向上及び、残留磁気の減少
を図ることができ、さらには、振動搬送装置11(図1
参照)を設けなくてもよいので、その分第一実施例より
構成が簡易となる。
【0062】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、例えば次のように変形して実施すること
ができ、これらの実施態様も本発明の技術的範囲に属す
る。 (1) 上記実施例における回転ブラシ36a〜dは、
回転ドラム25或いは脱磁装置33からの磁力により回
転するように構成されていたが、別個に駆動装置を設け
て回転ブラシを回転させる構成であってもよい。
【0063】(2) 上記実施例における回転ドラム2
5には、永久磁石30が軸方向に沿って同極、周方向に
沿ってS極とN極とが交互に配置されていたが、電磁石
で構成してもよく、或いは、回転ドラムの外筒自体に磁
性を帯びたものを使用してもよい等、要するに周方向に
磁界が形成される構成のものであればよい。
【0064】(3) 上記実施例における脱磁装置3
3,55は、電磁石34を2個対向して備えていたが、
複数個の電磁石を千鳥状に2列配置して脱磁効果を向上
する構成であってもよい。
【0065】(4) 上記実施例において、磁性体とし
て加工品を、非磁性体として研磨石を使用していたが、
非磁性体として加工品を、磁性体として研磨石を使用し
てもよい。要は、磁性体と非磁性体とが混ざり合った被
選別物に適用される。 (5) 上記実施例の回転ブラシ36a〜dは、軸方向
に沿って螺旋状にブラシ39が植毛されて構成されてい
たが、軸棒の全周にブラシを植毛する構成であってもよ
く、また、ブラシに代えてゴムやスポンジ等の弾性体を
装着する構成であってもよい。 その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体を示す正面図である。
【図2】同上面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】図5におけるIVーIV線での断面図である。
【図5】回転ドラムの回転軸に直交する向きで切断する
断面図である。
【図6】回転ブラシ36を示す斜視図である。
【図7】脱磁装置33を示す略平面図である。
【図8】第二実施例全体を示す正面図である。
【図9】同上面図である。
【図10】従来例全体を示す正面図である。
【図11】従来の回転ドラムを示す断面図である。
【図12】従来の脱磁装置33を示す略平面図である。
【符号の説明】
15…フィーダ(搬送路) 25,50…回転ドラム 27,52…搬送ベルト 27a…搬送面 36a〜c…回転ブラシ(送出部材) 36d…回転ブラシ(払拭部材) 33,55…脱磁装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体と非磁性体とが混ざり合った被選別
    物が搬送される搬送路と、 この搬送路に面して配され、前記被選別物の中から前記
    磁性体を吸着して選別する磁気内蔵の回転ドラムと、 前記回転ドラムに掛装され前記回転ドラムによって吸着
    された前記磁性体を搬出する搬送ベルトとを備えてなる
    磁気選別装置において、 前記回転ドラムには、前記回転ドラムの周方向に沿って
    N極とS極とが交互に配置されることにより、前記回転
    ドラムの周方向に沿う磁界が形成されることを特徴とす
    る磁気選別装置。
  2. 【請求項2】前記搬送ベルトの搬送面の上方には、前記
    磁性体の搬送方向に沿って回転かつ前記磁性体に接触す
    るように設けられ、前記回転ドラムからの吸着力に抗し
    て前記磁性体を下流側に送り出す送出部材が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の磁気選別装置。
  3. 【請求項3】前記送出部材には、螺旋溝が形成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の磁気選別装置。
  4. 【請求項4】前記搬送路の上方には、前記被選別物の搬
    送方向に沿って回転可能に配置されて、前記磁性体の表
    面を払拭する払拭部材が設けられていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2又は請求項3記載の磁気選別装
    置。
  5. 【請求項5】前記払拭部材の一部には前記払拭部材を前
    記回転ドラムに吸着させるための磁性金属部分が設けら
    れることで、前記払拭部材が前記回転ドラムに連動可能
    となっていることを特徴とする請求項4記載の磁気選別
    装置。
  6. 【請求項6】磁性体と非磁性体とが混ざり合った被選別
    物が搬送される搬送路と、 この搬送路に面して配され、前記被選別物の中から前記
    磁性体を吸着して選別する磁気内蔵の回転ドラムと、 前記回転ドラムに掛装され前記回転ドラムによって吸着
    された前記磁性体を搬出する搬送ベルトとを備えてなる
    磁気選別装置において、 前記搬送ベルトに対向して配置されかつ前記磁性体の搬
    送方向に沿って交番磁界を発生する脱磁装置が設けられ
    ていることを特徴とする磁気選別装置。
  7. 【請求項7】磁性体と非磁性体とが混ざり合った被選別
    物が搬送される搬送路と、 この搬送路に面して配され、前記被選別物の中から前記
    磁性体を吸着して選別する磁気内蔵の回転ドラムと、 前記回転ドラムに掛装され前記回転ドラムによって吸着
    された前記磁性体を搬出する搬送ベルトとを備えてなる
    磁気選別装置において、 前記搬送ベルトに対向して配置されかつ前記磁性体の搬
    送方向に直交して交番磁界を発生する複数個の磁極が千
    鳥状に2列並べられた脱磁装置が設けられていることを
    特徴とする磁気選別装置。
  8. 【請求項8】前記搬送ベルトの搬送面の上方には、前記
    磁性体の搬送方向に沿って回転かつ前記磁性体に接触す
    るように設けられ、前記脱磁装置からの吸着力に抗して
    前記磁性体を下流側に送り出す送出部材が設けられてい
    ることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の磁気選
    別装置。
  9. 【請求項9】磁性体と非磁性体とが混ざり合った被選別
    物が搬送される搬送路と、 この搬送路に面して配され、前記被選別物の中から前記
    磁性体を吸着して選別する磁気内蔵の回転ドラムと、 前記回転ドラムに掛装され前記回転ドラムによって吸着
    された前記磁性体を搬出する搬送ベルトとを備えてなる
    磁気選別装置において使用されるものであって、 前記搬送路に面しつつ前記回転ドラムに吸着可能に形成
    されることで、前記回転ドラムに連動して前記被選別物
    の搬送方向に沿って回転可能に構成されていることを特
    徴とする磁気選別装置に用いられる払拭ブラシ。
JP6323690A 1994-11-30 1994-11-30 磁気選別装置及びそれに用いられる払拭ブラシ Expired - Fee Related JP2788861B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6323690A JP2788861B2 (ja) 1994-11-30 1994-11-30 磁気選別装置及びそれに用いられる払拭ブラシ
US08/564,728 US5797498A (en) 1994-11-30 1995-11-29 Magnetic separator and sweeping brush used therein

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6323690A JP2788861B2 (ja) 1994-11-30 1994-11-30 磁気選別装置及びそれに用いられる払拭ブラシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08155332A true JPH08155332A (ja) 1996-06-18
JP2788861B2 JP2788861B2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=18157515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6323690A Expired - Fee Related JP2788861B2 (ja) 1994-11-30 1994-11-30 磁気選別装置及びそれに用いられる払拭ブラシ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5797498A (ja)
JP (1) JP2788861B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002192013A (ja) * 2000-12-22 2002-07-10 Kotobuki Sangyo Kk ワイヤーの磁気選別装置
CN105457748A (zh) * 2016-01-11 2016-04-06 青岛双星环保设备有限公司 上吸式废轮胎热解炭黑磁选装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6451207B1 (en) * 1997-06-04 2002-09-17 Dexter Magnetic Technologies, Inc. Magnetic cell separation device
CN1354694A (zh) * 1999-04-14 2002-06-19 艾克斯普技术公司 用于使用电力和磁力分类颗粒的方法和设备
US6412643B1 (en) * 2001-02-21 2002-07-02 Robert T. Wysolmierski Ferrous particle magnetic removal and collection apparatus
US7090080B2 (en) * 2003-01-15 2006-08-15 Action Equipment Co., Inc. Free wire reclaimer system for scrap tire processors
US7438187B2 (en) * 2003-01-15 2008-10-21 Action Equipment Company, Inc. Free wire reclaimer with improved magnetic separation
US20060198547A1 (en) * 2005-03-07 2006-09-07 Motorola, Inc. Apparatus for separating particulates from a speaker system
DE102012002528B4 (de) * 2012-02-09 2017-04-20 Akai Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zur Absonderung aller nichtmagnetischen Bestandteile aus einem Gemenge von Metallschrott zur Gewinnung von reinem Eisenschrott
CN106040427A (zh) * 2016-07-29 2016-10-26 兰庆松 一种磁辊及磁选机
CN106111325A (zh) * 2016-08-24 2016-11-16 桂林浩新科技服务有限公司 一种高效磁力选矿机
CN112387611B (zh) * 2020-12-03 2024-04-12 禹州明旭铸业科技有限公司 一种用于圆锥破铸钢件的多级分拣设备及其使用方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS513087U (ja) * 1974-06-22 1976-01-10
JPS6338918U (ja) * 1986-08-29 1988-03-12
JPS6441482U (ja) * 1987-09-08 1989-03-13

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US294021A (en) * 1884-02-26 Chaeles fabeb
JPS6223458A (ja) * 1985-07-24 1987-01-31 Tipton Mfg Corp 振動搬送式磁気選別装置
FR2614847B1 (fr) * 1987-05-06 1991-04-05 Lohr Sa Attelage court a geometrie variable pour remorques
JP2638103B2 (ja) * 1988-07-27 1997-08-06 松下電器産業株式会社 電子部品実装方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS513087U (ja) * 1974-06-22 1976-01-10
JPS6338918U (ja) * 1986-08-29 1988-03-12
JPS6441482U (ja) * 1987-09-08 1989-03-13

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002192013A (ja) * 2000-12-22 2002-07-10 Kotobuki Sangyo Kk ワイヤーの磁気選別装置
CN105457748A (zh) * 2016-01-11 2016-04-06 青岛双星环保设备有限公司 上吸式废轮胎热解炭黑磁选装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5797498A (en) 1998-08-25
JP2788861B2 (ja) 1998-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2788861B2 (ja) 磁気選別装置及びそれに用いられる払拭ブラシ
EP0699605B1 (en) Apparatus for orienting lids
KR102492031B1 (ko) 컨베이어 이송라인의 고효율 자력선별장치
JP2015044254A (ja) ショットブラスト装置
JP2002143717A (ja) 磁性・非磁性材料部品の選別装置
KR101269151B1 (ko) 마그네틱 드럼을 이용한 자력 선별장치
JPH0448922Y2 (ja)
JP2760285B2 (ja) スチール缶の搬送装置
JP2002119743A (ja) パチンコ玉揚送装置
JPS62221455A (ja) ベルト式セパレ−タ
JPS5851060A (ja) 両頭研削盤における加工物送込み装置
JP2007050936A (ja) パーツフィーダ
JP4243236B2 (ja) ドラム型磁力選別装置
JP2004107001A (ja) 電子ユニットの搬送装置
JPH05269402A (ja) 磁性部品の分別装置
JP7451123B2 (ja) 振分け装置及び仕分けシステム
JP3017415B2 (ja) コンパクト電子部品選別装置
JP3483440B2 (ja) 摩擦帯電装置
JPH075871Y2 (ja) 非磁性金属分離装置
SU1604574A1 (ru) Станок дл магнитно- абразивной обработки рулонного материала
US2957281A (en) Magnetic unloader and method
JPH0582917U (ja) 円柱状部品供給シュート
JPH077852U (ja) 磁気選別装置
JPH03202270A (ja) 磁気ラップ盤
JPS5863615A (ja) 片体の搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140605

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees