JP2004107001A - 電子ユニットの搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子ユニットに対して上下両方から作業できる搬送装置を提供することを目的とする。
【解決手段】垂直方向に立設された回転体10a,10b間に張架された搬送コンベア11と、この搬送コンベア11上に一定の間隔で設けられた吸着手段13と、搬送コンベア11を駆動する駆動手段3とを有し、吸着手段13で枠体7の側面を吸着する電子ユニットの搬送装置であり、これにより枠体7の側面は吸着手段13で吸着された状態で搬送されるので、電子ユニット4は搬送装置に搭載されたままで、常にその上下両方から作業をすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】垂直方向に立設された回転体10a,10b間に張架された搬送コンベア11と、この搬送コンベア11上に一定の間隔で設けられた吸着手段13と、搬送コンベア11を駆動する駆動手段3とを有し、吸着手段13で枠体7の側面を吸着する電子ユニットの搬送装置であり、これにより枠体7の側面は吸着手段13で吸着された状態で搬送されるので、電子ユニット4は搬送装置に搭載されたままで、常にその上下両方から作業をすることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品が搭載された電子ユニットを搬送する電子ユニットの搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の電子ユニットの搬送装置について図4および図5を用いて説明する。図4は従来の電子ユニットの搬送装置の正面図であり、図5は従来の電子ユニットの搬送装置の上面図である。
【0003】
図4、図5において、1は搬送コンベアである。この搬送コンベアはその搬送面1aが水平となるように設置されている。この搬送コンベア1は2本のローラー2の間に張った状態で架けられている。このローラー2の一方にはモータ3が接続され、このモータ3が回転し搬送コンベア1を動かしている。
【0004】
4は、電子ユニットであり、この電子ユニット4は、電子部品5が搭載されたプリント基板6を、その上下が開放された金属製の枠体7に嵌合したものである。
【0005】
電子ユニット4は、搬送パレット8上に搭載されて、搬送コンベア1で搬送されていた。
【0006】
また、搬送面1aの終点に至ったパレット8は搬送面1aの始点に返送する必要がある。この場合図5に示されるように搬送コンベア1を4本用いて「ロ」の字型に配置する必要があった。
【0007】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1、特許文献2が知られている。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−69437号公報
【特許文献2】
特開2000−16576号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の電子ユニットの搬送装置では、電子ユニットの上側のみが開放となっているので、下側から作業することはできなかった。
【0010】
もし、下面側に対して作業を行うのであれば、一度搬送装置から外し、電子ユニットを一度反転させてから作業することが必要であった。
【0011】
そこで本発明は、この問題を解決したもので、電子ユニットを搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業をすることのできる電子ユニットの搬送装置を提供することを目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の電子ユニットの搬送装置は、垂直方向に立設された回転体間に張架された搬送コンベアと、この搬送コンベア上に一定の間隔で設けられた吸着手段と、前記搬送コンベアを駆動する駆動手段とを有し、前記吸着手段で枠体の側面を吸着したものである。
【0013】
これによって、電子ユニットを搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業をすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、電子部品が搭載されたプリント基板と、このプリント基板が嵌合されるとともに、その少なくとも一方が開放された枠体とからなる電子ユニットを搬送する搬送装置であって、前記搬送装置は、垂直方向に立設された回転体間に張架された搬送コンベアと、この搬送コンベア上に一定の間隔で設けられた吸着手段と、前記搬送コンベアを駆動する駆動手段とを有し、前記吸着手段で前記枠体側面を吸着する電子ユニットの搬送装置であり、これにより前記枠体の側面は前記吸着手段で吸着された状態で搬送されるので、電子ユニットを搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業することができる。
【0015】
また、搬送コンベアは立設して設けられているので、その往路、復路の両面で電子ユニットの搬送が可能であり、搬送コンベアを長くしなくても良く、省スペースの電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0016】
さらに、直接吸着手段で枠体を吸着しているので、パレット等も不要であるとともに、パレット返還のための搬送コンベアも必要ではないので、低価格な電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、吸着手段は、エアー吸引とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより枠体の材質に係わらず吸着することができる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、吸着手段は、磁力とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより金属製の枠体を吸着する場合に容易である。
【0019】
さらに、吸着手段は磁石であるので、枠体の側面に少々の凹凸等が設けられていても吸着することができる。
【0020】
請求項4に記載の発明は、吸着手段は、電磁石とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより搬送の終了した時点で電磁石へ供給する電流を切れば吸着力をなくすことができ、電子ユニットを搬送装置から容易に取り外すことができる。
【0021】
また、回転体の周りを旋回するときに、一つの枠体を吸着している複数個の電磁石のうち一つのみを残して、残りの電磁石の電流を止めれば、枠体は一つの電磁石のみで保持されるので、回転体の周りをスムーズに旋回することができる。
【0022】
請求項5に記載の発明は、吸着手段には、枠体の位置決め用の突起を有した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより電子ユニットの位置を精度良く規制し、所定の位置等で精度良く止めることが可能である。
【0023】
請求項6に記載の発明は、位置決め用の突起は丸ピンとし、枠体には前記丸ピンに契合する丸孔もしくは長孔を設けた請求項5に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより容易に位置決めすることができる。
【0024】
請求項7に記載の発明は、吸着手段は、吸着力の強い第1の吸着手段と、吸着力の弱い第2の吸着手段とから構成され、枠体は前記第1の吸着手段と第2の吸着手段とで吸着された請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより吸着力の弱い側より電子ユニットを外すと、吸着手段から電子ユニットを外す力は小さくても良く、容易に搬送装置から取り外すことができる。
【0025】
請求項8に記載の発明は、枠体の前方を吸着する吸着手段を第1の吸着手段とし、この第1の吸着手段の後方に設けられた吸着手段を第2の吸着手段とした請求項7に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより電子ユニットが回転体の周りに沿って搬送されるときには、後方の吸着手段の吸着力が弱いので、この後方の第2の吸着手段は枠体から外れ、枠体は第1の吸着手段のみで吸着され、その状態のままで電子ユニットの搬送を行うことができる。すなわち、方向回転時においても電子ユニットを取り外す必要はなく、搬送コンベアの全周を利用して電子ユニットの搬送を行うことができる。
【0026】
請求項9に記載の発明は、枠体の前方を吸着する吸着手段を第2の吸着手段とし、この第2の吸着手段の後方であって、枠体の最後方に吸着された吸着手段を第1の吸着手段とした請求項7に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより電子ユニットが回転体の周りに沿って搬送されるときには、前方の吸着手段の吸着力が弱いので、この前方の第2の吸着手段は枠体から外れ、枠体は後方の第1の吸着手段のみで吸着され、その状態で電子ユニットは搬送される。つまり、電子ユニットの前方側は吸着手段から外れて浮いた状態となっているので、この前方部分から電子ユニットを取り外せば容易に取り外すことができる。
【0027】
請求項10に記載の発明は、吸着手段は磁石とし、第1の吸着手段は第2の吸着手段より大きな径とした請求項7に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより磁石の大きさを変えておくだけでよく、容易かつ低価格に吸着力の異なった吸着手段が実現できる。
【0028】
請求項11に記載の発明は、一つの電子ユニットは複数の吸着手段によって吸着され、前記電子ユニットの前方を吸着する吸着手段は永久磁石とし、この永久磁石に続く後方の吸着手段は電磁石あるいはエアー吸引とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより後方の吸着手段の吸着力は、容易にオン、オフすることができる。従って、電子ユニットが回転体の周りを廻るときに、前記吸着力をオフにすれば後方の吸着力はなくなり、電子ユニットの後方は確実に吸着手段から外れ、前方が永久磁石に吸着された状態のままで旋回することができる。
【0029】
請求項12に記載の発明の吸着手段は、保持手段上に設けられており、この保持手段は、電子ユニットが回転体の周りを旋回可能なように搬送コンベアに固定された請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより保持手段は、吸着手段によって電子ユニットを吸着した状態で、回転体の周りを旋回可能なように固定されることとなるので、電子ユニットは回転体の周囲を旋回することができる。
【0030】
請求項13に記載の発明の保持手段は、その前方か後方のどちらか一方は搬送コンベアに固定され、他方を第2の吸着手段によって搬送コンベアに吸着された請求項12に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより搬送コンベアが直線となる場所において、上記吸着手段で吸着し、回転体で旋回時には、上記吸着手段から外すことができるので、旋回することが可能である。
【0031】
請求項14に記載の発明は、吸着手段の枠体吸着部にはゴム状の弾性体を帖設した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより吸着手段と枠体とは直接的に接しないので傷等の発生はない。
【0032】
請求項15に記載の発明の枠体は、吸着手段を略中心として回転可能とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより下面側を上に向けて搬送することができる。
【0033】
請求項16に記載の発明は、吸着手段は搬送コンベアより突出した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより枠体は搬送コンベアと接触しないので、電子ユニットへ傷をつけないで容易に反転させることができる。
【0034】
請求項17に記載の発明は、吸着手段は搬送コンベアに埋設した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより電子ユニットは隙間なく搬送コンベアに吸着されることとなり、枠体の側面全体が搬送コンベアに対向するので、傾き等は発生することはなく、精度良く搬送することができる。
【0035】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1における電子ユニットの搬送装置について説明する。図1は、実施の形態1における電子ユニットの搬送装置の正面図であり、図2は、実施の形態1における電子ユニットの搬送装置の上面図である。
【0036】
図1および図2において、従来の電子ユニットの搬送装置と同じものについては同じ番号を付し、その説明は簡略化してある。
【0037】
10はローラー(回転体の一例として用いた)であり、垂直方向に2本立てて設けられている。11は、ローラー10の周面で旋回が可能な幅に切断された金属製の平板を回転自在につなぎ合わされた搬送コンベアである。この搬送コンベア11は、2本のローラー10a,10bの間に張った状態で架けられ、一方のローラー10bに接続されたモータ3の回転によって動かされる。実施の形態1においては金属製の搬送コンベアとしているので、温度等に対して伸び縮みが小さく、リフロー炉における電子ユニットの搬送手段としても利用できる。
【0038】
12は保持手段である。この保持手段12は、隣接の保持手段12と折り重なるようにして搬送コンベア11の全周上に固定されている。この保持手段12上には一個の電磁石13(吸着手段の一例として用いた)が設けられ、この電磁石13に電流を与えることによって吸着力を発生させる。そしてこの吸着力によって電子ユニット4の金属製枠体7の側面7aを吸着し搬送する。なお、枠体7は磁力によって吸着されるので、枠体の側面に多少の凹凸等を有していても保持することができる。
【0039】
ここで、枠体7の長さは、保持手段12よりも長いので、枠体7は複数個の吸着手段13に吸着されることとなる。また、保持手段12には一定の間隔で枠体7の最前方の位置を規制するための突起14が設けられ、この突起14に枠体7を当接させることにより、電子ユニット4の位置決めを行っている。
【0040】
以上のような構成により、枠体7の側面7aは電磁石13で吸着された状態で搬送されるので、電子ユニット4を搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業をすることができる。
【0041】
なお、実施の形態1においては金属製の搬送コンベアとしたが、これはゴム等による搬送コンベアでも同様の効果を得ることができる。また吸着手段として、1個の強力な電磁石等を用いても良い。
【0042】
次に、ローラー10の周りを旋回する動作について説明する。搬送コンベア11が、ローラー10の円周上に差し掛かると折り重なって配列されていた保持手段12が解かれて旋回する。そこでこの旋回が開始されると、側面7aを吸着している電磁石の内のひとつだけを残して、それ以外の電磁石の電流供給を停止する。
【0043】
これにより、電子ユニット4は強い吸着力を持った電磁石にのみ吸着し、それ以外の電磁石では吸着しない。従って、電子ユニット4は強い吸着力の電磁石のみ保持されて旋回することとなるので、ローラー10の周囲をスムーズに旋回することができる。すなわち、旋回時においても電子ユニット4を取り外す必要はなく、搬送コンベア11の全周を利用して電子ユニット4の搬送を行うことができる。又、強力な1個の吸着手段13の場合は、電磁石の電流供給を停止する必要なく電子ユニット4の搬送を行うことができる。
【0044】
なお、実施の形態1において、吸着手段として電磁石13を使用し、旋回時の電流のオン、オフで吸着力に差を生じさせたが、吸着手段は永久磁石でも良く、この場合にはそれぞれに吸着力が異なった磁石を用いるか、あるいは径の異なる磁石を用いることで吸着力に差を生じさせても良い。
【0045】
次に、実施の形態1における電子ユニットの搬送装置において、電子ユニットを取り外す動作について説明する。ローラー10bの円弧上の保持手段12に近接して出口15が設けられている。この出口15は、上側が開放された「コ」の字型を有し、この出口の下面15aは保持手段12の外周に沿うとともに、枠体7の下面と略同一の高さに配置されている。一方この出口15の一方の側面には、側面7aと平行であるとともに、側面7aと保持手段12との間に割り込むようにしてガイド板16が設けられている。なお、このガイド板16は、保持手段12が旋回時にも当たらない程度に近接して設置されている。これにより電子ユニット4の旋回が開始するときに、最後尾の電磁石以外の電磁石に供給する電流を切れば、電子ユニット4の先頭は保持手段12から遊離し、最後尾の保持手段のみで保持された状態となる。そして、電子ユニット4は、ガイド板16に沿って出口15に誘導され、電子ユニットを搬送装置から容易に取り外すことができる。なお、手等で取り外す場合においても、電子ユニットの一方が遊離して浮いているので、搬送装置から取り外し易くなる。
【0046】
なお、搬送コンベア11は立設して設けられているので、その往路、復路の両面で電子ユニット4の搬送が可能であり、搬送コンベアを長くしなくても良く、省スペースの電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0047】
また、直接電磁石13で枠体7を吸着しているので、パレット等も不要であるとともに、パレット返還のための別の搬送コンベアも必要ではないので、低価格な電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0048】
本実施の形態1において、吸着手段は、電磁石としたが、これはエアー吸引としても良い。この場合、枠体7の材質に係わらず吸着することができる。また、位置決め用の突起は丸ピンとし、枠体には前記丸ピンに契合する丸孔もしくは長孔としても良い。これによりさらに容易に位置決めを行うことができる。
【0049】
(実施の形態2)
以下実施の形態2について説明する。図3は実施の形態2における電子ユニットの搬送装置の要部詳細図である。図3において図1および図2と同じものについては、同じ番号を付し、その説明は簡略化する。
【0050】
図3において、20は搬送コンベアである。この搬送コンベアは金属製のベルトを使用している。この搬送コンベア20には一定の間隔で金属製の保持手段21が配置されている。この保持手段21は、その一方の端部近傍のみで搬送コンベア20に固定され、他方の端部近傍で、搬送コンベア20に配置された磁石22に吸着される。この保持手段21上には、磁石23が設けられ、この磁石23によって枠体7を吸着している。
【0051】
24は磁石23を除いて保持手段21の全面を覆うとともに、磁石の保持手段21からの突出寸法よりも厚いゴム弾性体である。これにより、吸着手段と枠体とは直接的に接しないので、枠体7に傷等は発生しない。
【0052】
以上の構成により、電子ユニットを搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業をすることができる。
【0053】
次に電子ユニットが旋回する動作について説明する。保持手段21は金属製であり、一体的に形成されているので、ローラー10の周りを旋回しはじめると、固定側のみを残して、自動的に後側の磁石が外れて旋回する。つまり保持手段12は旋回中も直線形状を維持するので、後側の磁石は必然的に外れることとなり、電子ユニット4は旋回する。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、搬送装置は、垂直方向に立設された回転体間に張架された搬送コンベアと、この搬送コンベア上に一定の間隔で設けられた吸着手段と、前記搬送コンベアを駆動する駆動手段とを有し、前記吸着手段で前記枠体の側面を吸着するものであるので、前記枠体の側面は前記吸着手段で吸着された状態で搬送されるので、電子ユニットを搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業することができる。
【0055】
また、搬送コンベアは立設して設けられているので、その往路、復路の両面で電子ユニットの搬送が可能であり、搬送コンベアを長くしなくても良く、省スペースの電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0056】
さらに、直接吸着手段で枠体を吸着しているので、パレット等も不要であるとともに、パレット返還のための搬送コンベアも必要ではないので、低価格な電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0057】
さらにまた、実施の形態2において枠体は、電磁石は搬送コンベアの平面上で回転可能としてある。従って、枠体は電磁石を中心として回転することができ、下面側を上に向けて搬送することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電子ユニットの搬送装置の正面図
【図2】同、上面図
【図3】同、要部詳細図
【図4】従来の電子ユニットの搬送装置の正面図
【図5】同、上面図
【符号の説明】
3 モータ
4 電子ユニット
5 電子部品
6 プリント基板
7 枠体
10 ローラー
11 搬送コンベア
13 電磁石
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品が搭載された電子ユニットを搬送する電子ユニットの搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の電子ユニットの搬送装置について図4および図5を用いて説明する。図4は従来の電子ユニットの搬送装置の正面図であり、図5は従来の電子ユニットの搬送装置の上面図である。
【0003】
図4、図5において、1は搬送コンベアである。この搬送コンベアはその搬送面1aが水平となるように設置されている。この搬送コンベア1は2本のローラー2の間に張った状態で架けられている。このローラー2の一方にはモータ3が接続され、このモータ3が回転し搬送コンベア1を動かしている。
【0004】
4は、電子ユニットであり、この電子ユニット4は、電子部品5が搭載されたプリント基板6を、その上下が開放された金属製の枠体7に嵌合したものである。
【0005】
電子ユニット4は、搬送パレット8上に搭載されて、搬送コンベア1で搬送されていた。
【0006】
また、搬送面1aの終点に至ったパレット8は搬送面1aの始点に返送する必要がある。この場合図5に示されるように搬送コンベア1を4本用いて「ロ」の字型に配置する必要があった。
【0007】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1、特許文献2が知られている。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−69437号公報
【特許文献2】
特開2000−16576号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の電子ユニットの搬送装置では、電子ユニットの上側のみが開放となっているので、下側から作業することはできなかった。
【0010】
もし、下面側に対して作業を行うのであれば、一度搬送装置から外し、電子ユニットを一度反転させてから作業することが必要であった。
【0011】
そこで本発明は、この問題を解決したもので、電子ユニットを搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業をすることのできる電子ユニットの搬送装置を提供することを目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の電子ユニットの搬送装置は、垂直方向に立設された回転体間に張架された搬送コンベアと、この搬送コンベア上に一定の間隔で設けられた吸着手段と、前記搬送コンベアを駆動する駆動手段とを有し、前記吸着手段で枠体の側面を吸着したものである。
【0013】
これによって、電子ユニットを搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業をすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、電子部品が搭載されたプリント基板と、このプリント基板が嵌合されるとともに、その少なくとも一方が開放された枠体とからなる電子ユニットを搬送する搬送装置であって、前記搬送装置は、垂直方向に立設された回転体間に張架された搬送コンベアと、この搬送コンベア上に一定の間隔で設けられた吸着手段と、前記搬送コンベアを駆動する駆動手段とを有し、前記吸着手段で前記枠体側面を吸着する電子ユニットの搬送装置であり、これにより前記枠体の側面は前記吸着手段で吸着された状態で搬送されるので、電子ユニットを搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業することができる。
【0015】
また、搬送コンベアは立設して設けられているので、その往路、復路の両面で電子ユニットの搬送が可能であり、搬送コンベアを長くしなくても良く、省スペースの電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0016】
さらに、直接吸着手段で枠体を吸着しているので、パレット等も不要であるとともに、パレット返還のための搬送コンベアも必要ではないので、低価格な電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、吸着手段は、エアー吸引とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより枠体の材質に係わらず吸着することができる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、吸着手段は、磁力とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより金属製の枠体を吸着する場合に容易である。
【0019】
さらに、吸着手段は磁石であるので、枠体の側面に少々の凹凸等が設けられていても吸着することができる。
【0020】
請求項4に記載の発明は、吸着手段は、電磁石とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより搬送の終了した時点で電磁石へ供給する電流を切れば吸着力をなくすことができ、電子ユニットを搬送装置から容易に取り外すことができる。
【0021】
また、回転体の周りを旋回するときに、一つの枠体を吸着している複数個の電磁石のうち一つのみを残して、残りの電磁石の電流を止めれば、枠体は一つの電磁石のみで保持されるので、回転体の周りをスムーズに旋回することができる。
【0022】
請求項5に記載の発明は、吸着手段には、枠体の位置決め用の突起を有した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより電子ユニットの位置を精度良く規制し、所定の位置等で精度良く止めることが可能である。
【0023】
請求項6に記載の発明は、位置決め用の突起は丸ピンとし、枠体には前記丸ピンに契合する丸孔もしくは長孔を設けた請求項5に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより容易に位置決めすることができる。
【0024】
請求項7に記載の発明は、吸着手段は、吸着力の強い第1の吸着手段と、吸着力の弱い第2の吸着手段とから構成され、枠体は前記第1の吸着手段と第2の吸着手段とで吸着された請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより吸着力の弱い側より電子ユニットを外すと、吸着手段から電子ユニットを外す力は小さくても良く、容易に搬送装置から取り外すことができる。
【0025】
請求項8に記載の発明は、枠体の前方を吸着する吸着手段を第1の吸着手段とし、この第1の吸着手段の後方に設けられた吸着手段を第2の吸着手段とした請求項7に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより電子ユニットが回転体の周りに沿って搬送されるときには、後方の吸着手段の吸着力が弱いので、この後方の第2の吸着手段は枠体から外れ、枠体は第1の吸着手段のみで吸着され、その状態のままで電子ユニットの搬送を行うことができる。すなわち、方向回転時においても電子ユニットを取り外す必要はなく、搬送コンベアの全周を利用して電子ユニットの搬送を行うことができる。
【0026】
請求項9に記載の発明は、枠体の前方を吸着する吸着手段を第2の吸着手段とし、この第2の吸着手段の後方であって、枠体の最後方に吸着された吸着手段を第1の吸着手段とした請求項7に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより電子ユニットが回転体の周りに沿って搬送されるときには、前方の吸着手段の吸着力が弱いので、この前方の第2の吸着手段は枠体から外れ、枠体は後方の第1の吸着手段のみで吸着され、その状態で電子ユニットは搬送される。つまり、電子ユニットの前方側は吸着手段から外れて浮いた状態となっているので、この前方部分から電子ユニットを取り外せば容易に取り外すことができる。
【0027】
請求項10に記載の発明は、吸着手段は磁石とし、第1の吸着手段は第2の吸着手段より大きな径とした請求項7に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより磁石の大きさを変えておくだけでよく、容易かつ低価格に吸着力の異なった吸着手段が実現できる。
【0028】
請求項11に記載の発明は、一つの電子ユニットは複数の吸着手段によって吸着され、前記電子ユニットの前方を吸着する吸着手段は永久磁石とし、この永久磁石に続く後方の吸着手段は電磁石あるいはエアー吸引とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより後方の吸着手段の吸着力は、容易にオン、オフすることができる。従って、電子ユニットが回転体の周りを廻るときに、前記吸着力をオフにすれば後方の吸着力はなくなり、電子ユニットの後方は確実に吸着手段から外れ、前方が永久磁石に吸着された状態のままで旋回することができる。
【0029】
請求項12に記載の発明の吸着手段は、保持手段上に設けられており、この保持手段は、電子ユニットが回転体の周りを旋回可能なように搬送コンベアに固定された請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより保持手段は、吸着手段によって電子ユニットを吸着した状態で、回転体の周りを旋回可能なように固定されることとなるので、電子ユニットは回転体の周囲を旋回することができる。
【0030】
請求項13に記載の発明の保持手段は、その前方か後方のどちらか一方は搬送コンベアに固定され、他方を第2の吸着手段によって搬送コンベアに吸着された請求項12に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより搬送コンベアが直線となる場所において、上記吸着手段で吸着し、回転体で旋回時には、上記吸着手段から外すことができるので、旋回することが可能である。
【0031】
請求項14に記載の発明は、吸着手段の枠体吸着部にはゴム状の弾性体を帖設した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより吸着手段と枠体とは直接的に接しないので傷等の発生はない。
【0032】
請求項15に記載の発明の枠体は、吸着手段を略中心として回転可能とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより下面側を上に向けて搬送することができる。
【0033】
請求項16に記載の発明は、吸着手段は搬送コンベアより突出した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより枠体は搬送コンベアと接触しないので、電子ユニットへ傷をつけないで容易に反転させることができる。
【0034】
請求項17に記載の発明は、吸着手段は搬送コンベアに埋設した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置であり、これにより電子ユニットは隙間なく搬送コンベアに吸着されることとなり、枠体の側面全体が搬送コンベアに対向するので、傾き等は発生することはなく、精度良く搬送することができる。
【0035】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1における電子ユニットの搬送装置について説明する。図1は、実施の形態1における電子ユニットの搬送装置の正面図であり、図2は、実施の形態1における電子ユニットの搬送装置の上面図である。
【0036】
図1および図2において、従来の電子ユニットの搬送装置と同じものについては同じ番号を付し、その説明は簡略化してある。
【0037】
10はローラー(回転体の一例として用いた)であり、垂直方向に2本立てて設けられている。11は、ローラー10の周面で旋回が可能な幅に切断された金属製の平板を回転自在につなぎ合わされた搬送コンベアである。この搬送コンベア11は、2本のローラー10a,10bの間に張った状態で架けられ、一方のローラー10bに接続されたモータ3の回転によって動かされる。実施の形態1においては金属製の搬送コンベアとしているので、温度等に対して伸び縮みが小さく、リフロー炉における電子ユニットの搬送手段としても利用できる。
【0038】
12は保持手段である。この保持手段12は、隣接の保持手段12と折り重なるようにして搬送コンベア11の全周上に固定されている。この保持手段12上には一個の電磁石13(吸着手段の一例として用いた)が設けられ、この電磁石13に電流を与えることによって吸着力を発生させる。そしてこの吸着力によって電子ユニット4の金属製枠体7の側面7aを吸着し搬送する。なお、枠体7は磁力によって吸着されるので、枠体の側面に多少の凹凸等を有していても保持することができる。
【0039】
ここで、枠体7の長さは、保持手段12よりも長いので、枠体7は複数個の吸着手段13に吸着されることとなる。また、保持手段12には一定の間隔で枠体7の最前方の位置を規制するための突起14が設けられ、この突起14に枠体7を当接させることにより、電子ユニット4の位置決めを行っている。
【0040】
以上のような構成により、枠体7の側面7aは電磁石13で吸着された状態で搬送されるので、電子ユニット4を搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業をすることができる。
【0041】
なお、実施の形態1においては金属製の搬送コンベアとしたが、これはゴム等による搬送コンベアでも同様の効果を得ることができる。また吸着手段として、1個の強力な電磁石等を用いても良い。
【0042】
次に、ローラー10の周りを旋回する動作について説明する。搬送コンベア11が、ローラー10の円周上に差し掛かると折り重なって配列されていた保持手段12が解かれて旋回する。そこでこの旋回が開始されると、側面7aを吸着している電磁石の内のひとつだけを残して、それ以外の電磁石の電流供給を停止する。
【0043】
これにより、電子ユニット4は強い吸着力を持った電磁石にのみ吸着し、それ以外の電磁石では吸着しない。従って、電子ユニット4は強い吸着力の電磁石のみ保持されて旋回することとなるので、ローラー10の周囲をスムーズに旋回することができる。すなわち、旋回時においても電子ユニット4を取り外す必要はなく、搬送コンベア11の全周を利用して電子ユニット4の搬送を行うことができる。又、強力な1個の吸着手段13の場合は、電磁石の電流供給を停止する必要なく電子ユニット4の搬送を行うことができる。
【0044】
なお、実施の形態1において、吸着手段として電磁石13を使用し、旋回時の電流のオン、オフで吸着力に差を生じさせたが、吸着手段は永久磁石でも良く、この場合にはそれぞれに吸着力が異なった磁石を用いるか、あるいは径の異なる磁石を用いることで吸着力に差を生じさせても良い。
【0045】
次に、実施の形態1における電子ユニットの搬送装置において、電子ユニットを取り外す動作について説明する。ローラー10bの円弧上の保持手段12に近接して出口15が設けられている。この出口15は、上側が開放された「コ」の字型を有し、この出口の下面15aは保持手段12の外周に沿うとともに、枠体7の下面と略同一の高さに配置されている。一方この出口15の一方の側面には、側面7aと平行であるとともに、側面7aと保持手段12との間に割り込むようにしてガイド板16が設けられている。なお、このガイド板16は、保持手段12が旋回時にも当たらない程度に近接して設置されている。これにより電子ユニット4の旋回が開始するときに、最後尾の電磁石以外の電磁石に供給する電流を切れば、電子ユニット4の先頭は保持手段12から遊離し、最後尾の保持手段のみで保持された状態となる。そして、電子ユニット4は、ガイド板16に沿って出口15に誘導され、電子ユニットを搬送装置から容易に取り外すことができる。なお、手等で取り外す場合においても、電子ユニットの一方が遊離して浮いているので、搬送装置から取り外し易くなる。
【0046】
なお、搬送コンベア11は立設して設けられているので、その往路、復路の両面で電子ユニット4の搬送が可能であり、搬送コンベアを長くしなくても良く、省スペースの電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0047】
また、直接電磁石13で枠体7を吸着しているので、パレット等も不要であるとともに、パレット返還のための別の搬送コンベアも必要ではないので、低価格な電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0048】
本実施の形態1において、吸着手段は、電磁石としたが、これはエアー吸引としても良い。この場合、枠体7の材質に係わらず吸着することができる。また、位置決め用の突起は丸ピンとし、枠体には前記丸ピンに契合する丸孔もしくは長孔としても良い。これによりさらに容易に位置決めを行うことができる。
【0049】
(実施の形態2)
以下実施の形態2について説明する。図3は実施の形態2における電子ユニットの搬送装置の要部詳細図である。図3において図1および図2と同じものについては、同じ番号を付し、その説明は簡略化する。
【0050】
図3において、20は搬送コンベアである。この搬送コンベアは金属製のベルトを使用している。この搬送コンベア20には一定の間隔で金属製の保持手段21が配置されている。この保持手段21は、その一方の端部近傍のみで搬送コンベア20に固定され、他方の端部近傍で、搬送コンベア20に配置された磁石22に吸着される。この保持手段21上には、磁石23が設けられ、この磁石23によって枠体7を吸着している。
【0051】
24は磁石23を除いて保持手段21の全面を覆うとともに、磁石の保持手段21からの突出寸法よりも厚いゴム弾性体である。これにより、吸着手段と枠体とは直接的に接しないので、枠体7に傷等は発生しない。
【0052】
以上の構成により、電子ユニットを搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業をすることができる。
【0053】
次に電子ユニットが旋回する動作について説明する。保持手段21は金属製であり、一体的に形成されているので、ローラー10の周りを旋回しはじめると、固定側のみを残して、自動的に後側の磁石が外れて旋回する。つまり保持手段12は旋回中も直線形状を維持するので、後側の磁石は必然的に外れることとなり、電子ユニット4は旋回する。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、搬送装置は、垂直方向に立設された回転体間に張架された搬送コンベアと、この搬送コンベア上に一定の間隔で設けられた吸着手段と、前記搬送コンベアを駆動する駆動手段とを有し、前記吸着手段で前記枠体の側面を吸着するものであるので、前記枠体の側面は前記吸着手段で吸着された状態で搬送されるので、電子ユニットを搬送装置に搭載したままで、常にその上下両方から作業することができる。
【0055】
また、搬送コンベアは立設して設けられているので、その往路、復路の両面で電子ユニットの搬送が可能であり、搬送コンベアを長くしなくても良く、省スペースの電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0056】
さらに、直接吸着手段で枠体を吸着しているので、パレット等も不要であるとともに、パレット返還のための搬送コンベアも必要ではないので、低価格な電子ユニットの搬送装置を実現することができる。
【0057】
さらにまた、実施の形態2において枠体は、電磁石は搬送コンベアの平面上で回転可能としてある。従って、枠体は電磁石を中心として回転することができ、下面側を上に向けて搬送することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電子ユニットの搬送装置の正面図
【図2】同、上面図
【図3】同、要部詳細図
【図4】従来の電子ユニットの搬送装置の正面図
【図5】同、上面図
【符号の説明】
3 モータ
4 電子ユニット
5 電子部品
6 プリント基板
7 枠体
10 ローラー
11 搬送コンベア
13 電磁石
Claims (17)
- 電子部品が搭載されたプリント基板と、このプリント基板が嵌合されるとともに、その少なくとも一方が開放された枠体とからなる電子ユニットを搬送する搬送装置であって、前記搬送装置は、垂直方向に立設された回転体間に張架された搬送コンベアと、この搬送コンベア上に一定の間隔で設けられた吸着手段と、前記搬送コンベアを駆動する駆動手段とを有し、前記吸着手段で前記枠体の側面を吸着する電子ユニットの搬送装置。
- 吸着手段は、エアー吸引とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 吸着手段は、磁力とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 吸着手段は、電磁石とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 吸着手段には、枠体の位置決め用の突起を有した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 位置決め用の突起は丸ピンとし、枠体には前記丸ピンに契合する丸孔もしくは長孔を設けた請求項5に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 吸着手段は、吸着力の強い第1の吸着手段と、吸着力の弱い第2の吸着手段とから構成され、枠体は前記第1の吸着手段と第2の吸着手段とで吸着された請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 枠体の前方を吸着する吸着手段を第1の吸着手段とし、この第1の吸着手段の後方に設けられた吸着手段を第2の吸着手段とした請求項7に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 枠体の前方を吸着する吸着手段を第2の吸着手段とし、この第2の吸着手段の後方であって、枠体の最後方に吸着された吸着手段を第1の吸着手段とした請求項7に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 吸着手段は磁石とし、第1の吸着手段は第2の吸着手段より大きな径とした請求項7に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 一つの電子ユニットは複数の吸着手段によって吸着され、前記電子ユニットの前方を吸着する吸着手段は永久磁石とし、この永久磁石の後方に続く吸着手段は電磁石あるいはエアー吸引とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 吸着手段は、保持手段上に設けられており、この保持手段は、電子ユニットが回転体の周りを旋回可能なように搬送コンベアに固定された請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 保持手段は、その前方か後方のどちらか一方は搬送コンベアに固定され、他方を第2の吸着手段によって搬送コンベアに吸着された請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 吸着手段の枠体吸着部にはゴム状の弾性体を帖設した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 枠体は、吸着手段を略中心として回転可能とした請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 吸着手段は搬送コンベアより突出した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
- 吸着手段は搬送コンベアに埋設した請求項1に記載の電子ユニットの搬送装置。
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JP2002271123A JP2004107001A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 電子ユニットの搬送装置 |
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JP2002271123A Pending JP2004107001A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 電子ユニットの搬送装置 |
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CN106081569A (zh) * | 2016-07-19 | 2016-11-09 | 广东水利电力职业技术学院 | 一种吸盘传送装置及其控制方法 |
JP2017226156A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 化粧板体の製造方法 |
JP2019009302A (ja) * | 2017-06-26 | 2019-01-17 | 東芝産業機器システム株式会社 | 巻鉄心の製造装置、巻鉄心の製造方法 |
CN114044331A (zh) * | 2021-10-25 | 2022-02-15 | 昆山市泽荀自动化科技有限公司 | 用于磁粉芯检测设备的翻面装置 |
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2002
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