JPH08155161A - 環縫いミシン - Google Patents

環縫いミシン

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JPH08155161A
JPH08155161A JP6330553A JP33055394A JPH08155161A JP H08155161 A JPH08155161 A JP H08155161A JP 6330553 A JP6330553 A JP 6330553A JP 33055394 A JP33055394 A JP 33055394A JP H08155161 A JPH08155161 A JP H08155161A
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looper
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drive gear
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Ikuo Tajima
郁夫 田島
Satoru Suzuki
悟 鈴木
Yoichi Mizuguchi
洋一 水口
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Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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    • D05B1/02General types of sewing apparatus or machines without mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making single-thread seams
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    • D05B57/00Loop takers, e.g. loopers
    • D05B57/08Loop takers, e.g. loopers for lock-stitch sewing machines
    • D05B57/22Loop takers, e.g. loopers for lock-stitch sewing machines with spool-size bobbin for lower thread
    • DTEXTILES; PAPER
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    • D05C11/00Devices for guiding, feeding, handling, or treating the threads in embroidering machines; Machine needles; Operating or control mechanisms therefor
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B57/00Loop takers, e.g. loopers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2203/00Selection of machines, accessories or parts of the same kind

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でルーパーの選択および該ルーパ
ーの回転制御を行なうことができ、部品点数を低減し得
てコストの低下を図り得る環縫いミシンを提供する。 【構成】 上下に往復駆動される鉤針6と、針板75の
下方に配設したルーパー17との協働により、加工布に
対し所要の環縫いを行なうようにした環縫いミシンにお
いて、基体11に設けられて回転駆動される大径の駆動
ギヤ22と、前記基体11に横方向へのスライド可能に
支持したルーパー支持体13と、前記ルーパー支持体1
3にそのスライド方向に沿って所定ピッチで配設され、
夫々が回転自在となっている2以上のルーパー17と、
夫々のルーパー17に配設され、前記駆動ギヤ22と噛
合可能な小径の従動ギヤ19と、前記夫々のルーパー1
7を、所要のタイミングで回転不能にロックし得るロッ
ク機構27とから構成したことを特徴とする環縫いミシ
ン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、環縫いミシンに関
し、更に詳細には、上下に往復駆動される鉤針と、該鉤
針と同期的に回転制御されるルーパーとの協動により環
縫いを行なう環縫いミシンにおいて、複数のルーパーを
任意に選択することにより糸替えをなし得るようにした
機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】複数個備えるルーパーを選択することによ
り、糸替えをなし得るようにした環縫いミシンとして
は、例えば特公昭61−27075号公報、特公平1−
53385号公報、特開平5−239757号公報、特
開平6−248560号公報等に開示のミシンが存在す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの公報に開示さ
れる環縫いミシンは、何れもルーパーを回転制御するた
めの駆動機構と、複数のルーパーの中から所望のルーパ
ーを選択するための駆動機構とが夫々独立して個別に設
けられている。このため部品点数が全体として大くな
り、構造が複雑になると共にコスト高となる欠点があっ
た。
【0004】
【発明の目的】この発明は、環縫いミシンに内在してい
る前記課題を好適に解決するべく提案されたものであっ
て、簡単な構成でルーパーの選択および該ルーパーの回
転制御を行なうことができ、部品点数を低減し得てコス
トの低下を図り得る環縫いミシンを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため本発明は、上下に往復駆動される
鉤針と、針板の下方に配設したルーパーとの協働によ
り、加工布に対し所要の環縫いを行なうようにした環縫
いミシンにおいて、基体に設けられて回転駆動される大
径の駆動ギヤと、前記基体に横方向へのスライド可能に
支持したルーパー支持体と、前記ルーパー支持体にその
スライド方向に沿って所定ピッチで配設され、夫々が回
転自在となっている2以上のルーパーと、夫々のルーパ
ーに配設され、前記駆動ギヤと噛合可能な小径の従動ギ
ヤと、前記夫々のルーパーを、所要のタイミングで回転
不能にロックし得るロック機構とから構成したことを特
徴とする。
【0006】
【作用】全てのルーパー(従動ギヤ)をロック機構により
回転不能にロックすると、各従動ギヤが全体でラックを
構成した状態となることから、駆動ギヤを回転駆動する
と各従動ギヤが駆動ギヤに次々と噛合し、これによって
ルーパー支持体がスライド操作されて、ルーパーの選択
を行なうことができる。また、ルーパーの選択操作によ
って駆動ギヤに正対したルーパー(従動ギヤ)のロックを
解除し、駆動ギヤを回転駆動することで、その選択され
たルーパーを回転制御することができる。
【0007】
【実施例】次に本発明につき、環縫い用のヘッドミシン
を2つ備える2頭式環縫いミシンに関し好適な一実施例
を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。図6
に示す環縫いミシンにおいて、上部フレーム1の前面に
は、環縫い用のミシンヘッド2,2が所定間隔で2基配
設されている。夫々のミシンヘッド2には、ミシン主軸
3、針位置制御軸4、方向制御軸5が水平に貫設され、
該ミシン主軸3の回転により鉤針6が上下に往復駆動さ
れ、該針位置制御軸4の回転によって該鉤針6のストロ
ーク高さが制御され、また該方向制御軸5の回転によっ
て該鉤針6の方向(鉤部の向き)の制御がなされるように
なっている。なおミシン主軸3は、上部フレーム1の左
端部後方に固定したサーボモータ7により駆動され、針
位置制御軸4および方向制御軸5は、上部フレーム1の
前面に夫々固定したパルスモータ8,9によって駆動さ
れる。
【0008】図7に示す如く、各ミシンヘッド2の下方
には、ルーパー土台11が対応的に配設されている。す
なわちルーパー土台11は、ミシンテーブル10の下方
に設けた下部フレーム12に固定され、該ルーパー土台
11の前面側にルーパー支持体13が配設されている。
各対応のルーパー支持体13は、図1に示す如く、その
後面に水平に延在する案内レール15,16を備え、こ
れらの案内レール15,16は前記ルーパー土台11の
前面に水平に固定したリニアレール14を上下から挾持
することにより、図6の左右方向にスライド自在となっ
ている。また夫々のルーパー支持体13には、図2およ
び図3に示すように、合計6個のルーパー17が該ルー
パー支持体13のスライド方向に沿って所要間隔で配設
されて、回転自在かつ所定長の上下動自在となってい
る。なお夫々のルーパー17は、その下端部に装着した
コイルばね18によって、常には下方へ弾力的に付勢さ
れている(図3)。
【0009】図8から判明する如くルーパー17は、垂
直に配設した中空軸部17aと、この中空軸部17aの
上端部に取付けた平歯車である従動ギヤ19と、この従
動ギヤ19の上面中心部に固定した中空パイプで、これ
をクランク状に折曲形成してなる糸導出体17bとを備
えている。これら中空軸17aと糸導出体17bは、従
動ギヤ19の中心孔を通じて相互に連通し、該糸導出体
17bの上端開口部が糸導出口17cとなっている。そ
して従動ギヤ19は、図2および図3に示す如く、前記
コイルばね18により常には下方へ弾力的に付勢され
て、ルーパー支持体13の上面25(下位置)に当接して
いる。またこの状態で従動ギヤ19の歯車溝は、ルーパ
ー支持体13の前面板26に突設した位置決めピン27
に係合し、前記ルーパー17を回転不能に位置決めする
と共に、糸導出口17cを最も後方位置へ指向させてい
る。
【0010】夫々のルーパー土台11の前方側には、図
1に示すように、パルスモータ20が固定され、その垂
直なモータ軸21の上部に固定した平歯車からなる駆動
ギヤ22が、前方に正対したルーパー17における前記
従動ギヤ19に噛合するようになっている。なお駆動ギ
ヤ22の直径は、従動ギヤ19の直径の略4倍になるよ
う設定されている。また夫々の従動ギヤ19は、図3に
1点鎖線で示す上位置にあっても、同図に実線で示す下
位置にあっても、対応の駆動ギヤ22と噛合可能になっ
ている。そして全てのルーパー17が図3に実線で示す
下位置にあって、各従動ギヤ19が前記位置決めピン2
7により回転不能にロックされているときは、これらの
従動ギヤ19は横方向に整列したラック歯の如き歯車列
を形成する。先に述べたように、各従動ギヤ19を支持
しているルーパー支持体13は、ルーパー土台11に対
し左右へスライド自在になっているので、この状態で前
記駆動ギヤ22を回転させると、該駆動ギヤ22はピニ
オンとして機能し、ラック歯として機能する従動ギヤ列
19に次々と噛合して、ルーパー支持体13を横方向へ
スライドさせることになる。従って全てのルーパー17
を下位置にした状態では、パルスモータ20により駆動
ギヤ22を回転させることで、所望のルーパー17を該
駆動ギヤ22に正対させることができ、これによりルー
パーの選択が達成されるものである。
【0011】次に、図1および図4に示すように、各ル
ーパー支持体13の下部には糸調子基板30が配設さ
れ、この糸調子基板30は、ルーパーを選択的に操作す
る際に各対応のルーパー支持体13と共に移動する。夫
々の糸調子基板30は、水平配置したリニアレール31
に支持されて、下部フレーム12の前面に対し横方向へ
の移動自在となっており、基板前面に第1糸調子32お
よび第2糸調子33が各ルーパー毎に6個ずつ取付けら
れている。また糸調子基板30の前面中央部には、水平
に延在する糸案内34が取付けられている。
【0012】第1糸調子32は、図1に示す如く、その
後端から調整ピン35を押込むことにより、縫い糸(図
示せず)に対するテンション付与力が解除され、また該
調整ピン35を引出すことにより、該縫い糸へのテンシ
ョン付与が行なわれるようになっている。そして6個の
第1糸調子32に対応する6個の調整ピン35を同時に
押込むために、横長状の押圧板36が糸調子基板30の
背面側に設けられている。すなわち調整ピン35は、図
示しないスプリングの弾力により、突出方向へ常には付
勢されている。また前記押圧板36は、糸調子基板30
の背面に配設した支持部材39に、その下縁部を中心と
して回動可能に枢支され、該押圧板36の後方に設けた
第1板カム37により押圧操作されるようになってい
る。
【0013】この第1板カム37は、図1および図7に
示す如く、各糸調子基板30の後方でかつ下部フレーム
12に固定したブラケット38(複数)に支持した回転軸
40に固定され、該回転軸40は一方のブラケット38
に固定したパルスモータ41に連結されている。更にブ
ラケット38には、図1に示す如く、揺動アーム43が
軸44により揺動可能に支持され、この揺動アーム43
は、長手中央部に枢支したカムフォロア45と、前記回
転軸40に固定した第2板カム46との当接動作により
揺動される。また揺動アーム43の自在端はフォーク4
3aとして形成され、ルーパー17を上動させる駆動レ
バー47の下端に係合されている。すなわち該駆動レバ
ー47は、下部フレーム12の前面に上下動自在に支持
されていて、その上端部にルーパー17の下端と接触す
る押上げ部47aが形成されると共に、その下端部に突
設したピン48を前記揺動アーム43のフォーク43a
に嵌合させている。なお揺動アーム43は、図1におい
て反時計方向に付勢されており、従って駆動レバー47
は下方へ付勢されると共に、カムフォロワ45は第2板
カム46に常に押し付けられている。
【0014】図1に示す如く、夫々のルーパー17を上
動させる駆動レバー47は、側面においてクランク状に
折曲形成され、その水平部47bに先端を垂直上方へ指
向させたストッパピン49(図3)が突設されている。ま
たルーパー支持体13の両下端部間に水平に差渡した渡
し板50に、前記ストッパピン49が嵌合可能な嵌合孔
51が、各ルーパー17の下方部に対応(合計6個)して
所要間隔で形成されている。そしてルーパーの選択操作
によって、前記駆動ギヤ22に正対したルーパー17
が、前記駆動レバー47により上方位置へ持上げられる
と、そのルーパー17における従動ギヤ19が位置決め
ピン27から外れると共に、該駆動レバーのストッパピ
ン49が該ルーパー17に対応する嵌合孔51に嵌合す
ることになる。これによりルーパー支持体13は、スラ
イド不能な状態にロックされると共に、選択されたルー
パー17が駆動ギヤ22による回転可能な状態となるも
のである。
【0015】また図1および図5に示す如く、夫々のル
ーパー土台11の上部に糸切断機構52が装着されてい
る。この糸切断機構52は、前後方向への移動可能に支
持された可動メス53を、ルーパー土台11の外側面に
固定したパルスモータ54で駆動するようにしたもので
ある。可動メス53の下面にはラック55が固定され、
パルスモータ54のモータ軸に固定した駆動ギヤ56が
該ラック55に噛合している。なお可動メス53の先端
部には、糸誘導片53a、円弧形の刃部53b、糸補足
部53c、該糸補足部53cと刃部53bとの間に設け
た段落し部53dが形成され、図5に実線で示す待機位
置にある状態では、該可動メス53の先端部がルーパー
17から後方に離間した位置に後退している。更に図1
に示すように、選択した(駆動ギヤ22の前方に正対し
た)ルーパー17の後方位置に固定メス58が設けられ
ている。この固定メス58は、ルーパー土台11の上面
に固定した支持体60の前方側下面に固定され、その先
端部の下縁が刃部として形成されている。該固定メス5
8の下方には支持ブロック61が配設され、その上面と
固定メス58との間に、前記可動メス53における先端
部の通り抜けを許容する間隙が確保されている。
【0016】固定メス58の後方部には、糸保持体62
を受容する装置空間が構成されている。この糸保持体6
2は合計6個設けられ、その夫々が図4および図8に示
すように、ルーパー支持体13の左右両端に固定したブ
ラケット13a,13aの間に差し渡した上下で対をな
す支持板64,64と、折曲形成した弾性板からなり両
支持板64,64の間に配設した保持板65とから構成
されている。そして各保持板65は、図8に示すよう
に、その自在端が上側の支持板64の下面に弾力的に当
接している。また糸保持体62は、各ルーパーの選択時
にルーパー支持体13と共に移動し、選択したルーパー
17に対応する保持板65が、前記固定メス58の後方
部に対置し得るようになっている。
【0017】図7に示すように、夫々の糸調子基板30
の下方位置に糸立て板70が水平に配設され、この糸立
て板70に各糸調子基板30へ縫い糸を供給する糸駒7
1が6本ずつ立設されている。各糸駒71から繰出した
縫い糸aは、糸案内72を介して糸調子基板30の第1
糸調子32、第2糸調子33、糸案内34、ルーパー支
持体13の下端の糸案内73を通った後に各ルーパー1
7へ導かれる。なお図1に示すように、ルーパー土台1
1の上面およびルーパー支持体13の上方部は、カバー
板74により閉塞され、また選択したルーパー17の直
上に対応する箇所には針板75が取付けられている。針
板75には、鉤針6が貫通可能な針落ち孔76およびそ
の周囲に糸通し孔77が形成されている。
【0018】
【発明の作用】次に、本発明の実施例に係る環縫いミシ
ンの作用について説明する。先ずルーパー支持体13の
各ルーパー17には、例えば色の異なる各色の縫い糸a
が既にセットされており、図8に示すように、糸導出口
17aから導出した縫い糸aが保持板65によって保持
された状態になっているものとする。縫製を開始する際
には、先ず縫い糸a(ルーパー17)の選択が行なわれ
る。このルーパー選択時には、操作パネルからの手動入
力による指令、或いはプログラムに基づく自動指令によ
り前記パルスモータ41が駆動され、その回転によって
第1板カム37、第2板カム46が回転する。そして押
圧板36が第1板カム37の最小径の位置に対応すると
共に、揺動アーム43のカムフォロワ45が第2板カム
46の最小経の位置に対応することで、夫々の第2糸調
子32の調整ピン35が突出して第2糸調子32が全て
の縫い糸aにテンションを付与する状態となる。また揺
動アーム43の自在端が最も下位置となり、駆動レバー
47が下位置となってその押上げ部47aがルーパー1
7の下端から離間した状態となると共に、ストッパピン
49が嵌合孔51から抜けて、ルーパー支持体13がス
ライド可能な状態となる。更にルーパー支持体13のル
ーパー17は全て下位置にある状態となって、各ルーパ
ー17は各従動ギヤ19と位置決めピン27との係合に
よって回転不能の状態となる。この状態となった後に、
操作パネルからの手動入力による指令、或いはプログラ
ムに基づく自動指令によりパルスモータ20が駆動さ
れ、前記駆動ギヤ22と各従動ギヤ19との噛合により
ルーパー支持体13がスライド駆動されて、任意のルー
パー17の選択が行なわれる。
【0019】ルーパー選択動作が終了して、所望のルー
パー17の従動ギヤ19が駆動ギヤ22に正対した時点
で、パルスモータ41に接続する回転軸40が回転され
て、揺動アーム43のカムフォロワ45が第2板カム4
6の最大径の位置に対応するに至る。これにより、揺動
アーム43が時計方向に回動して駆動ロッド47が上位
置に上動し、その押上げ部47aによって選択位置にあ
るルーパー17の下端が押上げられる。従って、ルーパ
ー17の従動ギヤ19が位置決めピン27から外れると
共に、図3に実線で示すように、駆動レバー47のスト
ッパピン49が嵌合孔51に嵌合し、ルーパー支持体1
3がスライド不能の状態にロックされる。図4は、ルー
パー支持体13の右から3番目のルーパー17が選択さ
れ、その従動ギヤ19が駆動ギヤ22に噛合した状態を
示している。
【0020】この後にスタートスイッチをオン作動させ
ると、主軸モータ7の駆動によりミシン主軸3が回転
し、鉤針6が上下駆動されると共に、これと同期して各
パルスモータ20が駆動されてルーパー17の回転が制
御され、所要の環縫いが行なわれる。そして、選択され
ている縫い糸a(ルーパー17)を使用した縫いが終了す
ると、先ずそのルーパー17が下位置に下げられる。す
なわちパルスモータ41の駆動により回転軸40が回転
し、駆動レバー47が下げられることによって、これま
で押上げられていたルーパー17が下位置に下げられ
る。
【0021】その後に、糸切断機構52のパルスモータ
54が駆動され、図5に示す実線位置にあった可動メス
53が左方に移動し、同図に2点鎖線で示す最突出位置
まで移動した後、パルスモータ57が逆方向に駆動され
て可動メス53が待機位置に復動し、その過程で縫い糸
aの切断および糸端の保持動作が行なわれる。すなわ
ち、針板75の針落ち孔76とルーパー17の糸導出口
17cの間で張られた縫い糸aが、固定メス58と支持
ブロック61との間隙を通抜けて前進する可動メス53
の糸誘導片53aとの係合により一旦外方に押しやら
れ、可動メス53が最突出位置まで突出した時点で、縫
い糸aが糸誘導片53aから可動作メス53の糸捕捉部
53c内に入る。その後に可動メス53が待機位置に向
かって後退するが、後退するにつれて縫い糸aが糸捕捉
部53cにより固定メス58に向かって引っ張られ、刃
部53dと固定メス58とにより縫い糸aが切断され
る。切断の際に、可動メス53が下方へ撓もうとする力
を受けるが、支持ブロック61により撓むのが防止され
るので確実な切断が達成される。可動メス53が、固定
メス58との協働により縫い糸aの切断を終えて更に後
退する過程で、ルーパー17側の縫い糸aの糸端は可動
メス53の段落し部53dと固定メス58下端との間を
すり抜け、可動メス53が待機位置へ復帰したときに
は、図8に示すように、ルーパー17側の縫い糸aが保
持板65の弾力により保持板65と上側の支持板64と
の間で保持される。
【0022】以後は、ルーパー支持体13のスライド操
作によるルーパー17の選択から始まり、糸切断するま
での前記一連の動作の繰返しにより、各色の縫い糸a
(各ルーパー17)による多色縫いを行なうことができ
る。なおルーパー17を選択した動作の後、回転軸40
の回転によりルーパー17を、図1に示す如く上位置に
した際に、該回転軸40を更に回転させると、第1板カ
ム37の最大径の位置が押圧板36に対応してこれを回
動させることで、第2糸調子33の調整ピン35が押込
まれ、第2糸調子33の縫い糸aへのテンション付与力
が解除される。従って、回転軸40の回転によりルーパ
ー17を上位置にした後、回転軸を更に回転させるか、
させないかによって、縫い糸aへのテンション付与力を
選択することができ、ループ縫いとチェーン縫いの夫々
に対して適切な糸調子を得ることができる。
【0023】本実施例では、ミシンヘッドを2つ備えた
所謂多頭式環縫いミシンを例に挙げたが、単頭式であっ
ても同様の構成とすることができる。また、各ルーパー
土台にパルスモータを備え、その出力軸で直接に駆動ギ
ヤを駆動するようにしたが、ルーパー土台に駆動軸を貫
通支持すると共にその軸端にモータ軸を連結し、ルーパ
ー土台内の駆動軸に固定した中間ギヤを介して各駆動ギ
ヤを回転駆動するようにしてもよい。更に、本実施例で
は各ルーパーを上下動可能に支持し、ルーパーが下位置
にあるときに、その従動ギヤに嵌合して回転不能にロッ
クするための位置決めピンを設けることでルーパーのロ
ック機構を構成したが、ロック機構は他の構成を採って
もよい。例えば、ルーパーは上下動可能にせず、各ルー
パーを個別にロックおよびその解除を行なうことができ
る機構を、各ルーパーに対応して備えるようにしてもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上に述べた如く、本発明に係る環縫い
ミシンによれば、各ルーパーのロック操作および該ロッ
クの解除操作によって、従動ギヤの駆動のみでルーパー
選択およびルーパーの回転制御を行なうことができ、駆
動機構が簡略化されてコストの低減を図ることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る環縫いミシンにおけるルーパー支
持体および糸調子基板を、右側から観察した側断面図で
ある。
【図2】各ルーパーと駆動ギヤとの位置関係を示す概略
的に示す斜視図である。
【図3】ルーパー支持体の背面図である。
【図4】ルーパー支持体および糸調子基板の拡大正面図
である。
【図5】ルーパー支持体と糸切断機構の関係を示す平面
図である。
【図6】本発明に係る環縫いミシンの正面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】ルーパーと糸保持体との位置関係を示す拡大断
面図である。
【符号の説明】
6 鉤針 11 ルーパー土台(基体) 13 ルーパー支持体 17 ルーパー 19 従動ギヤ 22 駆動ギヤ 27 位置決めピン 75 針板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に往復駆動される鉤針(6)と、針板
    (75)の下方に配設したルーパー(17)との協働により、加
    工布に対し所要の環縫いを行なうようにした環縫いミシ
    ンにおいて、 基体(11)に設けられて回転駆動される大径の駆動ギヤ(2
    2)と、 前記基体(11)に横方向へのスライド可能に支持したルー
    パー支持体(13)と、 前記ルーパー支持体(13)にそのスライド方向に沿って所
    定ピッチで配設され、夫々が回転自在となっている2以
    上のルーパー(17)と、 夫々のルーパー(17)に配設され、前記駆動ギヤ(22)と噛
    合可能な小径の従動ギヤ(19)と、 前記夫々のルーパー(17)を、所要のタイミングで回転不
    能にロックし得るロック機構(27)とから構成したことを
    特徴とする環縫いミシン。
  2. 【請求項2】 前記駆動ギヤ(22)は、基体(11)に固定し
    たモータ(20)により駆動される請求項1記載の環縫いミ
    シン。
  3. 【請求項3】 前記夫々のルーパー(17)はルーパー支持
    体(13)に上下動可能に支持され、各ルーパー(17)が下方
    の定位置に位置しているときに、該ルーパー(17)に設け
    た従動ギヤ(19)と前記ルーパー支持体(13)に近接配置し
    た位置決めピン(27)とが係合して、前記ルーパー(17)を
    回転不能にロックする請求項1記載の環縫いミシン。
  4. 【請求項4】 前記夫々の従動ギヤ(19)はルーパー支持
    体(13)上に整列的に位置し、全てのルーパー(17)を回転
    不能にロックした後に前記駆動ギヤ(22)を回転させる
    と、夫々の従動ギヤ(19)が該駆動ギヤ(22)に順次噛合し
    ていき、前記ルーパー支持体(13)を前記基体(11)に対し
    横方向へスライドさせることにより、任意のルーパー(1
    7)の選択が行なわれる請求項1記載の環縫いミシン。
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