JPH08154867A - 便 器 - Google Patents

便 器

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JPH08154867A
JPH08154867A JP6329467A JP32946794A JPH08154867A JP H08154867 A JPH08154867 A JP H08154867A JP 6329467 A JP6329467 A JP 6329467A JP 32946794 A JP32946794 A JP 32946794A JP H08154867 A JPH08154867 A JP H08154867A
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JP
Japan
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toilet
seat
toilet seat
toilet stool
bowl
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JP6329467A
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Shinji Okita
伸治 沖田
Seiji Murakami
誠司 村上
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Aron Kasei Co Ltd
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Aron Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は病人や老人のような体力のない人手も
使い勝手のよい便器を提供することにある。 【構成】便器11の本体12の上面開口部13の周囲に
便座14を落し込む便座落し込み凹部17を形成して便
座14が便器本体12の上面から殆ど突出しないように
し、かつ便座14の受面23の後部23Aを前部23B
よりも高くして該便座14に使用者が腰を掛けた時、排
便し易い前傾姿勢をとることが出来るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に病人や老人のような
体力のない人のための便器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病人や老人のために主として携帯用の便
器が提供されている。上記便器は便器本体と、該便器本
体上面開口部の周りに載置される便座とからなる。従
来、この種の便器の便座としては図8に示すように便座
(1) の後部周縁(2)を高くし、使用者(3) の臀部を該便
座(1) の後部周縁(2) によって囲繞して安定感を与える
構成が提供されている(例えば実願平4−19294
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の便座の構成では使用者(3) の臀部が便座(1) 内に落
ち込んでしまい、排便に容易な前傾姿勢がとりにくいこ
と、便座(1) の後部周縁(2) が便器上面から突出し、使
用者がベッド等から便座(1) 上に移りにくいことと言う
問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、便器本体(12)と、該便器
本体(12)上面開口部(13)の周りに載置されている便座(1
4)とからなる便器(11)であって、該便座(14)の受面(23)
は前部(23B) より後部(23A) が若干高くなるように設定
されており、更に該便器本体(12)上面には便座落し込み
凹部(17)が形成されており、該便座(14)は該落し込み凹
部(17)に落し込んだ使用状態では該便器本体(12)上面か
ら殆ど突出しない状態となっている便器(11)を提供する
ものであり、更に該便器本体(12)上面前端部の左右両側
に大腿部当接凹陥部(18)が形成されている便器(11)を提
供するものである。
【0005】
【作用】
〔請求項1の作用〕便器本体(12)の上面開口部(13)の周
りに載置されている便座(14)の受面(23)は前部(23B) よ
り後部(23A) が若干高くなるように設定されているか
ら、該便座(14)に腰掛ける使用者(29)は、臀部(29A) が
若干持上るような状態となり前傾姿勢がとり易い。また
該便座(14)は使用状態では便器本体(12)の上面の便座落
し込み凹部(17)に落し込まれているので、該便座(14)は
該便器本体(12)の上面から殆ど突出しない状態となり、
使用者(29)がベッド等から便座(14)上に移り易い。 〔請求項2の作用〕請求項1の作用に加えて使用者(29)
の大腿部(29B) が該便器本体(12)の大腿部当接凹陥部(1
8)に当接し使用者(29)に安定感を与える。
【0006】
【実施例】本発明を図1〜図7に示す一実施例によって
説明すれば、便器(11)は便器本体(12)と、該便器本体(1
2)の上面開口部(13)の周りに載置されている便座(14)
と、該上面開口部(13)を閉鎖する蓋(15)とからなり、該
上面開口部(13)からは便器本体(12)内に便容器(16)が懸
架されている。該便器本体(12)の上面において、図3に
示すように上面開口部(13)の周囲には便座落し込み凹部
(17)が形成されており、更に前端部の左右両側には図4
に示すように大腿部当接凹陥部(18,18) が形成されてい
る。また該便器本体(12)の前面(19)は図5に示すように
前方に若干オーバーハング状に傾斜しており左右両縁(2
0,20) は該前面(19)よりも前方に突出している。更に該
便器本体(12)の両側面には手掛り凹部(21,21) が形成さ
れている。
【0007】該便座(14)はその根端を便器本体(12)後端
にヒンジ部(22)を介して蝶着されており、図2に示す使
用状態では該便座(14)は便器本体(12)の便座落し込み凹
部(17)に落し込まれており、その結果該便座(14)は該便
器本体(12)の上面から殆ど突出しない状態となってい
る。更に該便座(14)は図6に示すように使用者(29)の体
を受ける受面(23)の後部(23A) が前部(23B) より若干高
くなるように設定されている。
【0008】該蓋(15)はその根端を便座(14)と共にヒン
ジ部(22)を介して便器本体(12)の後端に蝶着されてお
り、図7に示すように該蓋(15)は相互蝶着されている前
半部(24)と後半部(25)とからなり、該前半部(24)の後端
からは手掛け凹部(24A) が設けられ、該後半部(25)の前
端からは該手掛け凹部(24A) のガイド凹部(25A) が設け
られている。そして図2に示す開いた状態では二つ折り
状態となり、便器(11)の背後に背もたれを設置した時に
は該背もたれに該蓋(15)が干渉しないようになってお
り、かつ該蓋(15)の下面が露出しないように隠蔽されて
いる。そして図7に示すように該蓋(15)の前半部(24)と
後半部(25)との蝶着部(26)は後半部(25)の前端よりも前
方へオフセットされ、それによって二つ折り状態では図
2に示すように前半部(24)の後端が後半部(25)の前端よ
りも高くなり、蝶着部(26)が前方から見えないようにさ
れている。
【0009】便器本体(12)の上面開口部(13)から便器本
体(12)内に懸架される便容器(16)の上縁には把手(27)が
枢着されており、また該便容器(16)には内蓋(28)が被着
される。
【0010】上記構成の便器(11)においては、図1に示
す蓋(15)で便器本体(12)の上面開口部(13)を閉鎖した不
使用状態から、図2に示す蓋(15)を二つ折りにして便器
本体(12)の上面開口部(13)を開き内蓋(28)を取はずした
使用状態とし、図6に示すように使用者(29)が該便器(1
1)の便座(14)上に腰掛ける。上記したように該便座(14)
は便器本体(12)の便座落し込み凹部(17)に落し込まれて
おり、該便器本体(12)の上面に殆ど突出しない状態とな
っているから、使用者(29)がベッド等から便座(14)上に
移る時に該便座(14)が干渉しない。そして使用者(29)が
該便座(14)上に腰掛けた時、該便座(14)の後部(23A) は
前部(23B) よりも若干高く設定されているから、使用者
(29)の臀部(29A) が若干持上るような状態となり、排便
し易い前傾姿勢をとることが出来る。この状態で使用者
(29)の大腿部(29B,29B) は便器本体(12)の大腿部当接凹
陥部(18,18) に当接し、使用者(29)には安定感が与えら
れる。更に便器本体(12)の前面(19)は前方にオーバーハ
ング状に傾斜しているので、図4に示すように使用者(2
9)が足を鋭角的に曲げることが出来、立ち上がる際に力
が入れ易くなる。便容器(16)の内容物は図3に示すよう
に該便容器(16)を便器本体(12)から取はずし、内蓋(28)
で閉鎖し、把手(27)を持って便所へ運んで流す。
【0011】
【発明の効果】したがって本発明の便器を使用すれば、
使用者が病人や老人のような体力のない人であっても、
該便器に容易に移動して腰掛けることが出来、また排便
が容易な前傾姿勢をとることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図7は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】不使用状態斜視図
【図2】使用状態斜視図
【図3】便座を上げた状態の斜視図
【図4】正面図
【図5】側面図
【図6】使用者腰掛け状態説明図
【図7】蓋の断面図
【図8】従来例の説明図
【符号の説明】
11 便器 12 便器本体 13 上面開口部 14 便座 23 受面 23A 受面後部 23B 受面前部 15 蓋 16 便容器 17 便座落し込み凹部 18 大腿部当接凹陥部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器本体と、該便器本体上面開口部の周り
    に載置されている便座とからなる便器であって、該便座
    の受面は前部より後部が若干高くなるように設定されて
    おり、更に該便器本体上面には便座落し込み凹部が形成
    されており、該便座は該落し込み凹部に落し込んだ使用
    状態では該便器本体上面から殆ど突出しない状態となっ
    ていることを特徴とする便器
  2. 【請求項2】該便器本体上面前端部の左右両側に大腿部
    当接凹陥部が形成されている請求項1に記載の便器
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