JP3648421B2 - 椅子兼用トイレ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、体の不自由な人が自室で用便するのに適した、普段は椅子として使用可能な椅子兼用トイレに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来この種の椅子兼用トイレとしては、例えば特開平11−221171号に記載されているようなものが知られている。これは、腰掛け体(椅子本体)に座板(座板体)を前後方向にスライド自在に取り付け、この座板を後方へスライドさせつつ腰掛け体後方へ傾動落下させて腰掛け体後方に座板を吊り下げ状態に配設し得るように構成したものである。そして、このような椅子兼用トイレは、腰掛け体に便器が備え付けられており、この便器の上方を座板で覆った状態では椅子として使用でき、座板をスライドさせて便器を露出させた状態ではトイレとして使用することができるものである。
【0003】
しかしながら、これらの椅子兼用トイレにおいては、座板体を後方にスライドさせる必要があるため、椅子の後方にある程度のスペースが必要であり、置き場が制限されるという問題があった。また、これらの椅子兼用トイレにおいては、座板体上に手を置いたり腰掛けたりしたときに、不用意に座板体が後方に摺動してしまう虞があった。これらの椅子兼用トイレを使用するのは、主に体の不自由な人であるから、座板体が不用意に摺動してしまうことで重大な事故を招く虞があった。
【0004】
本発明は以上の問題点を解決し、用便時に座板体が邪魔にならず、安全で、部屋のあらゆる場所に設置可能な椅子兼用トイレを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の椅子兼用トイレは、椅子本体と、この椅子本体に取り付けられると共に上方が開口した便器と、この便器の上方を覆うと共に起伏自在かつ腰掛け可能に構成された座板体とを有する椅子兼用トイレにおいて、前記座板体の後部に摺動軸を形成し、前記椅子本体の後部に、前記摺動軸を揺動且つ摺動自在に係合して前記座板体の後方への摺動を防止するように、垂直方向に長さを有する摺動溝を形成すると共に、前記座板体を起こした後、摺動溝に沿って下ろすことで座板体を椅子本体後部に配設可能に構成したものである。
【0006】
本発明は以上のように構成することにより、座板体で便器を覆った状態では、椅子として座板体に腰掛けることができる。そして、座板体の前部を持って起こした後、摺動溝に沿って下ろすことで、座板体を椅子本体後部に配設し、便器を露出させ、用便する。用便後は、座板体の前部を持ち摺動溝に沿って引き上げた後、前方に倒して便器の上方を覆う。また、前記摺動溝が垂直方向に長さを有しているので、摺動軸が後方に摺動せず、従って前記座板体が後方に摺動しない。
【0007】
また、本発明の椅子兼用トイレは、請求項1において、前記摺動溝の前側に、前記椅子本体の後上部連結材を設け、前記摺動溝の後側に、前記椅子本体の脚部同士を連結する連結保持材を設けると共に、これら後上部連結材及び連結保持材で挟まれることによって前記座板体が立状態で保持されるように構成したものである。
【0008】
本発明は以上のように構成することにより、座板体を摺動溝に沿って下ろすと、座板体の前方に前記後上部連結材が位置し、前記座板体の後方に前記連結保持材が位置し、これら後上部連結材及び連結保持材で挟まれることによって座板体が倒れることを防止できる。
【0009】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。1は木製の椅子本体である。この椅子本体1は、一対の脚部たる前脚2と、この前脚2よりも長く形成された一対の脚部たる後脚3と、前記前脚2同士を連結する板状の前部連結材4,5と、前記後脚3同士を連結する連結保持材たる板状の後下部連結材6と、前記前脚2と後脚3を連結する板状の側部連結材7,8と、これらの側部連結材7同士を連結する板状の後上部連結材9と、前記後脚3の上部間に設けられた背もたれ10とで構成されている。なお、前記後脚3は、下半部が上半部に対して前後方向に幅広に形成されていると共に、前記後下部連結材6は、前記後脚3の後端においてこれら後脚3同士を連結している。そして、前記前部連結材4、側部連結材7及び後上部連結材9の下部内側面には、それぞれ桟11が設けられていると共に、この桟11上には便座受け板12が着脱自在に載置されている。この便座受け板12のほぼ中央には、前後方向に長い略楕円状の貫通孔(図示せず)が形成されている。また、前記後上部連結材9の中央上部には、便座14が起伏自在かつ着脱自在に枢着されており、この便座14は、伏時に前記便座受け板12の上部に載置される。そして、前記貫通孔の下方には、便器15が設置されている。また、前記側部連結材7の前部外側面及び後脚3の上部外側面には、取付孔16,17が上下方向に複数形成されており、この取付孔16,17に対して手摺り18が高さ調節自在に取り付けられている。なお19は、前記便座14と便座受け板12の間に置かれて前記貫通孔及び便器15の開口を塞ぐ便器蓋である。
【0010】
前記後脚3の対向する内側面の下半部前方寄りには、それぞれ垂直方向に摺動溝20が形成されている。この摺動溝20の上端は、前記後上部連結材9よりも僅かに高い位置まで延在していると共に、摺動溝20の下端は、前記後脚3の下端近傍で且つ前記後下部連結材6よりも低い位置まで延在している。また、21は便器15等の上方を覆う座板体である。この座板体21は、一対の腕部22と、この腕部22の上方に固定された座板23とで構成されている。そして、前記腕部22の後端近傍には、前記摺動溝20と揺動及び摺動自在に係合する摺動軸24が外向きに設けられている。更に、前記座板23の前端部には、指掛け部(図示せず)が設けられている。
【0011】
次に、本実施形態の作用について説明する。まず、椅子兼用トイレを椅子として使用する場合、使用者は座板体21に腰掛ける。このとき、摺動溝20が垂直方向に形成されているため、摺動軸24が後方に摺動せず、従って座板体21が後方に摺動することはない。同様に、腰掛けるときに座板体21に手などをついても、座板体21が後方に摺動することがない。
【0012】
椅子兼用トイレをトイレとして使用する場合、使用者は指掛け部を持って座板体21の前方を持ち上げる。この時座板体21は、その後方に設けられた摺動軸24を中心に回動する。そして、座板体21をほぼ垂直な状態まで起こした後、この座板体21を摺動溝20に沿って下ろすと、座板体21の後方に設けた摺動軸24が摺動溝20に沿って摺動することで、座板体21は椅子本体1の後方にほぼ垂直な状態で下ろされることになる。そして前記座板体21は、後上部連結材9の後方且つ後下部連結材6の前方に位置することになる。この時、座板体21は後方に設けられた摺動軸24が下方となっており、上方がぐらついた状態となっているが、座板体21の前方に後上部連結材9が設けられ、また座板体21の後方に後下部連結材6が設けられているため、これらに挟まれていることによって、摺動軸24回りの揺動が抑えられる、即ち座板体21が倒れないように保持されることになる。その後、使用者は、便座14を起こして便器蓋19を取り外し、再び便座14を倒してこの便座14に座り、用便する。
【0013】
用便後は便座14を起こして便器蓋19を貫通孔上に置き、便器15の開口を塞いだ後、再び便座14を倒す。そして、指掛け部を持って座板体21を上方に引き上げた後、摺動軸24を中心に回動させて前方に倒すと、便座14の上方が塞がれて、再び座板体21に着座可能となる。
【0014】
以上のように本発明は、便器15を設けた椅子本体1に起伏自在かつ腰掛け可能な座板体21を設け、この座板体21の後方に設けた摺動軸24と前記椅子本体1の後部に垂直に形成した摺動溝20とを係合させることで、用便時には座板体21前方を起こした後、摺動溝20に沿って下ろして座板体21を椅子本体1後部に配設する。そして、便座14を露出させる時及び座板体21を便座14上に戻す時に、座板体21が後方に突出しないので、壁際などに置くことができる。また、連結保持材たる後下部連結材6によって、座板体21が後方に倒れることが防止されるので、壁際から離して置くこともできる。よって、部屋のあらゆる位置に、本例の椅子兼用トイレを置くことができる。
【0015】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、本実施形態においては、摺動溝を後脚に直接形成したが、後脚とは別体の部材を設けて、この部材に摺動溝を形成してもよい。また、本実施形態では、前脚と後脚とを独立した部材として構成したが、前脚、後脚、側部連結材を一体の板状脚部としてもよい。この場合、摺動溝が垂直に形成されている点、後下部連結材が後端に設けられている点及び摺動溝が後下部連結材の前方に形成されている点は共通するが、摺動溝は板状脚部の前方寄りではなく、後下部連結材によって座板体を保持可能とするのに必要な間隔を後下部連結材との間に有して形成することになる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の椅子兼用トイレは、椅子本体と、この椅子本体に取り付けられると共に上方が開口した便器と、この便器の上方を覆うと共に起伏自在かつ腰掛け可能に構成された座板体とを有する椅子兼用トイレにおいて、前記座板体の後部に摺動軸を形成し、前記椅子本体の後部に、前記摺動軸を揺動且つ摺動自在に係合して前記座板体の後方への摺動を防止するように、垂直方向に長さを有する摺動溝を形成すると共に、前記座板体を起こした後、摺動溝に沿って下ろすことで座板体を椅子本体後部に配設可能に構成したものであり、座板体で便器を覆った状態では、椅子として座板体に腰掛けることができ、この際、前記摺動溝が垂直方向に長さを有しているので、摺動軸が後方に摺動せず、従って前記座板体が後方に摺動しないようにすることができる。そして、座板体の前部を持って起こした後、摺動溝に沿って下ろすことで、座板体を椅子本体後部に配設するので、椅子本体の後方に座板体が移動する空間を設けておく必要がなく、従って、椅子を壁際の位置に置くことができる。
【0017】
また、本発明の椅子兼用トイレは、請求項1において、前記摺動溝の前側に、前記椅子本体の後上部連結材を設け、前記摺動溝の後側に、前記椅子本体の脚部同士を連結する連結保持材を設けると共に、これら後上部連結材及び連結保持材で挟まれることによって前記座板体が立状態で保持されるように構成したものであり、座板体を摺動溝に沿って下ろすと、座板体の前方に前記後上部連結材が位置し、前記座板体の後方に前記連結保持材が位置し、これら後上部連結材及び連結保持材で挟まれることによって座板体が倒れることを防止できるので、壁から離した位置にも置くことができ、従って部屋の中の任意の位置に椅子を置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】 同、座板体を持ち上げた状態を示す断面図である。
【図3】 同、座板体を後方に配置した状態を示す断面図である。
【図4】 同、正面図である。
【図5】 同、側面図である。
【図6】 同、座板体を後方に配置した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 椅子本体
2 前脚(脚部)
3 後脚(脚部)
6 後下部連結材(連結保持材)
6 後下部連結材(連結保持部材)
15 便器
20 摺動溝
21 座板体
24 摺動軸

Claims (2)

  1. 椅子本体と、この椅子本体に取り付けられると共に上方が開口した便器と、この便器の上方を覆うと共に起伏自在かつ腰掛け可能に構成された座板体とを有する椅子兼用トイレにおいて、
    前記座板体の後部に摺動軸を形成し、前記椅子本体の後部に、前記摺動軸を揺動且つ摺動自在に係合して前記座板体の後方への摺動を防止するように、垂直方向に長さを有する摺動溝を形成すると共に、前記座板体を起こした後、摺動溝に沿って下ろすことで座板体を椅子本体後部に配設可能に構成したことを特徴とする椅子兼用トイレ。
  2. 前記摺動溝の前側に、前記椅子本体の後上部連結材を設け、前記摺動溝の後側に、前記椅子本体の脚部同士を連結する連結保持材を設けると共に、これら後上部連結材及び連結保持材で挟まれることによって前記座板体が立状態で保持されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の椅子兼用トイレ。
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