JPH047799Y2 - - Google Patents

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JPH047799Y2
JPH047799Y2 JP1986140741U JP14074186U JPH047799Y2 JP H047799 Y2 JPH047799 Y2 JP H047799Y2 JP 1986140741 U JP1986140741 U JP 1986140741U JP 14074186 U JP14074186 U JP 14074186U JP H047799 Y2 JPH047799 Y2 JP H047799Y2
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JP
Japan
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seat
rising
arm
slit
chair
Prior art date
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JP1986140741U
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English (en)
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JPS6345645U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、座部の高さを調整したり、座部を水
平状としたり傾斜させたり選択できる椅子の構造
に関するものである。
[背景技術] 従来にあつては、座部の高さを調整できる椅子
として実開昭60−145845号公報に示されるものが
知られている。この従来例のものは第7図に示す
ように傾斜板12に傾斜板12と交差する方向に
傾斜する脚部10を取り付けて床に設置するよう
になつており、傾斜板12に縦長のスリツト4を
設け、座部5の後部に連出したアーム部6の先端
部に傾斜板12の背面に当たる背面側当たり部7
を設け、アーム部6にさらに傾斜板12の前面に
当たる前面側当たり部8を設け、座部5に人が座
つた場合の荷重により、前面当たり部8が傾斜板
12の前面に当たるとともに背面当たり部7が傾
斜板12の背面に当たることで座つた状態では座
部5が下に落ちないようにしたものであり、座部
5の高さを調整するには座部5に座らない状態で
座部5を第8図一点鎖線の状態にしてスリツト4
に沿つて上下させるようになつていた。しかしな
がら上記従来例にあつては、単に座部5の上下が
できるのみであり、この椅子を例えば洗面化粧台
の前に置いて座る場合、化粧などをする場合には
座部5に完全に座つて使用できるが、洗髪などを
する場合には、椅子に座りながら半ば尻を浮かし
たような状態で洗髪しなければならず、使用勝手
が悪いという問題があつた。
[考案の目的] 本考案は、上記の従来の問題点に鑑みて考案し
たものであつて、その目的とするところは、使用
者の要望に応じて座部の上下ができるのは勿論の
こと、座部を前下がりに傾斜させることができ、
洗髪などの際に有効に使用できる椅子の構造を提
供するにある。
[考案の開示] 本考案の椅子の構造は、床1に対して傾斜して
設置される下部が前方に位置するように傾斜した
傾斜部2の上端部に上方に向けて立ち上がり部3
を連出し、傾斜部2と立ち上がり部3にわたつて
連続する縦長のスリツト4を設け、座部5の後部
にアーム部6を連出し、アーム部6をスリツト4
に上下移動自在に挿入し、アーム部6の先端部に
傾斜部2の背面乃至立ち上がり部3の背面に当た
る背面側当たり部7を設け、傾斜部2の前面乃至
立ち上がり部3の前面側において座部5の後部付
近に傾斜部2の前面乃至立ち上がり部3の前面に
当たる前面側当たり部8を設けて成るものであつ
て、このような構成を採用することで、上記した
本考案の目的を達成できたものである。すなわち
本考案にあつては、スリツト4に沿つてアーム部
6を移動させることで座部5の高さ調整ができ、
またアーム部6をスリツト4の傾斜部2部分に位
置させるか、あるいはスリツト4の立ち上がり部
3部分に位置させるかによつて座部5の状態を変
える(つまり略水平状態から前下がりの状態に変
える)ことができるようになつたものである。
以下本考案を実施例により詳述する。傾斜部2
は床1に設置した場合、下部が前方に位置するよ
うに傾斜したものであり、この傾斜部2の上部に
立ち上がり部3を連出してあり、実施例において
は傾斜部2と立ち上がり部3とが一枚の板材(例
えばブナのようなむく材、化粧合板等の木質板に
より形成してあるが、金属系あるいは合成樹脂系
の板材であつてもよい。また板材にのみ限定され
ず、パイプのようなものであつてもよい)で形成
されている。立ち上がり部3は図面の実施例では
略垂直となつているが、床1に対して傾斜部2の
傾斜角度よりも大きな傾斜角度であれば斜め上方
に向けて傾斜していてもよいものである。立ち上
がり部3の上部には孔部9が穿孔してある。傾斜
部2の下部から立ち上がり部3の孔部9にかけて
縦長のスリツト4が設けてある。傾斜部2には傾
斜部2に交差する方向に傾斜した脚部10の上部
が取り付けてあり、傾斜部2と脚部10とが床1
に設置されて椅子の姿勢を保つようになつてい
る。座部5には後方に向けて突出するアーム部6
が設けてあり、このアーム部6はスリツト4に上
下移動自在に入れてある。アーム部6の先端部は
上方に向けて弧状に曲がつており、この弧状に曲
がつた先端部分に傾斜部2の背面乃至立ち上がり
部3の背面に当たる背面側当たり部7が設けてあ
り、傾斜部2の前面乃至立ち上がり部3の前面側
において座部5の後部付近に(図面の実施例では
アーム部6に)傾斜部2の前面乃至立ち上がり部
3の前面に当たる前面側当たり部8を設けてあ
る。ここでアーム部6をスリツト4に出し入れす
るには立ち上がり部3に設けたスリツト4に連続
する孔部9から出し入れするものである。しかし
て、上記のような構成の椅子は例えば洗面化粧台
の前に設置して使用し、座部5に座つて化粧など
をするのであるが、この場合座部5に人が座ると
その荷重により前面当たり部8が傾斜部2の前面
に強く当たるとともに背面当たり部7が傾斜部2
の背面に強く当たることで座つた状態では座部5
が下に落ちないようになつている。ここで座部5
の高さ調整をするには座部5に座つていない状態
で第1図の矢印方向に座部5を少し持ち上げて前
面当たり部8を傾斜部2の前面から離すとともに
背面当たり部7を傾斜部2から離して座部5を上
下するものである。ここでアーム部6がスリツト
4の傾斜部2部分に位置している場合には第1図
のように座部5が略水平姿勢となるように設定し
てある。ところで、洗面化粧台で洗髪をする場合
などはアーム部6をスリツト4の立ち上がり部3
部分まで移動させ、この位置で座部5に人が座る
とその荷重により前面当たり部8が立ち上がり部
3の前面に強く当たるとともに背面当たり部7が
立ち上がり部3の背面に強く当たつて座部5が動
かないものであるが、この場合第6図に示すよう
に座部5は前下がりに傾斜した状態となり、使用
者は座部5に座つた場合尻を浮かすことなく前屈
みの姿勢をとつて洗髪ができることとなる。なお
傾斜部2に対して脚部10を回動自在に取り付け
て、脚部10を回動して傾斜部2に重ねてコンパ
クトにして収納することができるようにしてもよ
いものである。
[考案の効果] 本考案にあつては、叙述のように床に対して傾
斜して設置される下部が前方に位置するように傾
斜した傾斜部の上端部に上方に向けて立ち上がり
部を連出し、傾斜部と立ち上がり部にわたつて連
続する縦長のスリツトを設け、座部の後部にアー
ム部を連出し、アーム部をスリツトに上下移動自
在に挿入し、アーム部の先端部に傾斜部の背面乃
至立ち上がり部の背面に当たる背面側当たり部を
設け、傾斜部の前面乃至立ち上がり部の前面側に
おいて座部の後部付近に傾斜部の前面乃至立ち上
がり部の前面に当たる前面側当たり部を設けてあ
るので、アーム部の位置をスリツトに沿つてスラ
イドするだけで、立ち上がり部を背もたれとして
利用でき、また、アーム部をスリツトの傾斜部部
分に位置させた場合と立ち上がり部部分に位置さ
せた場合とで座部の状態を略水平姿勢と一定角度
の前下がり姿勢との2つの異なる姿勢にでき、こ
の2つの姿勢が選択できるものである。特に、傾
斜部のスリツトの任意の位置にアーム部を位置さ
せることで使用者の座高に応じて、座部を任意の
レベルの略水平姿勢とすることができる。また、
洗髪をする場合など座部にすわつて前かがみの状
態で洗髪をするのであるが、この場合は通常水平
姿勢の座部に座つている場合と異なり、少し座部
の位置を高くしなければ前かがみになつて洗髪で
きないので、座部の傾斜角度は一定にする必要が
あるが傾斜した座部の高さは使用者の身長により
により異なる必要がある。しかして、本考案にあ
つては、立ち上がり部のスリツトの任意の位置に
アーム部を位置させることで一定の傾斜姿勢を保
つたまま座部を任意のレベルに調整できるもので
ある。また、前かがみの状態で座部に座つて洗髪
などをする場合、略水平姿勢の座部に座る時に背
もたれとなる立ち上がり部が座部といつしよに前
方に傾くと前かがみの状態で座部に座つて洗髪な
どをする際に背もたれ部分が邪魔になるが、本考
案にあつては、立ち上がりは座部といつしよに傾
かないので、邪魔にならないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の断面図、第2図は同上の正面
図、第3図は同上の一部破断した平面図、第4図
は同上の斜視図、第5図は同上の座部の高さを変
えた状態の断面図、第6図は同上の座部を前下が
りとした状態の断面図、第7図は従来例の斜視
図、第8図は従来例の要部断面図であつて、1は
床、2は傾斜部、3は立ち上がり部、4はスリツ
ト、5は座部、6はアーム部、7は背面側当たり
部、8は前面側当たり部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床に対して傾斜して設置される下部が前方に位
    置するように傾斜した傾斜部の上端部に上方に向
    けて立ち上がり部を連出し、傾斜部と立ち上がり
    部にわたつて連続する縦長のスリツトを設け、座
    部の後部にアーム部を連出し、アーム部をスリツ
    トに上下移動自在に挿入し、アーム部の先端部に
    傾斜部の背面乃至立ち上がり部の背面に当たる背
    面側当たり部を設け、傾斜部の前面乃至立ち上が
    り部の前面側において座部の後部付近に傾斜部の
    前面乃至立ち上がり部の前面に当たる前面側当た
    り部を設けて成る椅子の構造。
JP1986140741U 1986-09-13 1986-09-13 Expired JPH047799Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986140741U JPH047799Y2 (ja) 1986-09-13 1986-09-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986140741U JPH047799Y2 (ja) 1986-09-13 1986-09-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6345645U JPS6345645U (ja) 1988-03-28
JPH047799Y2 true JPH047799Y2 (ja) 1992-02-28

Family

ID=31047877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986140741U Expired JPH047799Y2 (ja) 1986-09-13 1986-09-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237428A (en) * 1975-09-19 1977-03-23 West Electric Co Ltd Automatic exposure control device

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176645U (ja) * 1984-05-02 1985-11-22 高藤 敬弼 座部が高低自在の椅子

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237428A (en) * 1975-09-19 1977-03-23 West Electric Co Ltd Automatic exposure control device

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Publication number Publication date
JPS6345645U (ja) 1988-03-28

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