JPH073996Y2 - 便 座 - Google Patents

便 座

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JPH073996Y2
JPH073996Y2 JP1987133758U JP13375887U JPH073996Y2 JP H073996 Y2 JPH073996 Y2 JP H073996Y2 JP 1987133758 U JP1987133758 U JP 1987133758U JP 13375887 U JP13375887 U JP 13375887U JP H073996 Y2 JPH073996 Y2 JP H073996Y2
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JP
Japan
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toilet seat
toilet
stool
seat
present
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987133758U
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English (en)
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JPS6435997U (ja
Inventor
宏一 藤井
Original Assignee
藤井金属化工株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は便座に係り、さらに詳しくは排便を促進しうる
便座の構造に関する。
(従来の技術) 第5図は、従来の和式便器(イ)を使用して排便してい
る状況を示す。屈んだ状態では、尻部が低く、膝部が高
くなって腹圧がかかるため、排便しやすいが、痔の悪い
人には良くないし、病人や老人には楽な姿勢ではなかっ
た。
第6図は、従来の洋式便器(ロ)を使用して排便してい
る状況を示す。腰掛け便器(ハ)の開口上縁に起伏可能
に覆装した便座(ニ)は、側面からみるとその上面が水
平になって覆装されるようになっている。確かに楽な姿
勢で腰掛けることはできるが、腹圧がかかったにせよ微
弱であるため排便に長時間を要するとの欠点を有してい
た。
(考案が解決しようとする問題点) 叙上の事情に鑑み、楽な姿勢で排便を早めることのでき
る便座の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、床に設置してなる腰掛け便器の開口上縁に起
伏可能または取着してなる上面が平面状の便座におい
て、該便座上面を前方が高く後方が低くなるように傾斜
させたことを特徴とする便座であり、そのことにより上
記問題点を解決した。
(作用) 和式便器の場合、屈んだ状態で体重を両足で支えなけれ
ばならないため、老人等にとっては立ち上がりにくくつ
らいものであった。
この点、洋式の腰掛け式便器は、楽な姿勢で排便するこ
とができるとの利点を有していたが、老人等の場合、長
時間座り込んで、用を足すというケースが多かった。こ
れは、大便を排出する場合腹圧を掛けて排便を促進する
必要があるが、洋式の場合、膝頭が尻部と水平ないし低
くなって大腿部は背筋と直角ないしそれ以上の鈍角にな
るので腹圧がかかりにくいため、排便に長時間を要して
いた。
そのため、背筋を前屈みにしたり、両足の爪先を立て
て、きばって排便を促進するというケースもあったが、
便座は水平ないし座高位のものだとする固定概念から従
来は脱却しえなかった。
勿論、幼児用の便座で、便座が水平でないものもある
が、逆に後方が高くなり前方は金かくし兼把手の動物を
あしらったものも出回っている。ただ幼児用の便座の場
合には、全体の高さを低くしているため、膝頭が尻部よ
り高くなって腹圧がかかり、排便しやすいとの利点は有
していた。
従って、大人用の便座とて、膝頭近辺の大腿部の内側を
高く維持し得る便座であることが望ましい。
(実施例) 添付の第1図と第2図に就いて、本考案の便座の実施例
1を説明する。
上面が平面状の便座(1)は、腰掛け便器(2)の開口
上縁(2a)に蝶番(3)に枢着されて、起伏可能に覆装
されているが、便座(1)の上面は、後方(B1)が低
く、前方(F1)が高くなるように、水平な腰掛け便器
(2)に対して、便座(2)の下面に前方(F1)には高
目の支柱(4a)(4a)が、後方(B1)には低目の支柱
(4d)(4d)が垂設され、この間にも両支柱(4a)〜
(4d)間を直線状に結ぶ中間高さの支柱(4b)(4b)と
(4c)(4c)が垂設されている。従って、腰掛け便器
(2)の開口上縁(2a)は水平であるが、便座(1)の
上面は、後方が低くなるとともに前方が高く傾斜してい
る。そのため、腰掛け時に、用便者の後方尻部(5)が
低く、前方膝部(6)が高くなるため、腹部(7)に腹
圧がかかる。
第3図は本考案の実施例2を示す便座である。上面が平
面状の便座(11)は、腰掛け便器(12)の開口上縁が、
後方(B2)は低く前方(F2)は高いために便座上面が傾
斜し、腰掛け時に後方(B2)の尻部(15)が低くなり前
方(F2)の膝部(16)が高くなって、腹部(17)に腹圧
がかかる。
第4図は本考案の実施例3を示す便座である。上面が平
面状の便座(21)は、腰掛け便器(22)の開口上縁に一
体で取着されているが、前2つの実施例の如く、清掃に
便なるよう蝶番にて起伏可能に覆装さしてもよい。この
便器(22)の上面である便座(21)は、後方(B3)が低
く前方(F3)を高くしているので、腰掛け時に後方(B
3)の尻部(25)が低く、前方(F3)の膝部(26)が高
くなって腹部(27)に腹圧がかかる。なお、(28)は肘
掛けで、この腰掛け便器(22)は室内移動用の例を示し
ているが、底部を開放して和式便器をこのように改造す
ることもできる。
本考案の便座は、従来の便器を取替え改造することも可
能であり、その人の座高に応じて高さを調節しうるよう
にしてもよく、また必要に応じて背当ての併用も可能で
ある。要するに、後方の尻部から前方の膝部をどの位の
傾斜角度で高くするかは個人差もあるので、一概には決
めかねるが、従来の水平な便座に対してわずかな傾斜で
も腹圧はかかるようになる。
(考案の効果) 本考案の便座は、和式便座の如く屈みこむ必要がないの
で、楽な姿勢で排便することができる。
本考案の便座は、膝部が高く持ち上がるようにしている
ので、適度の腹圧がかかり、大便が出やすく、排便を促
進させる効果がある。
本考案の便座を取り付けた便器を移動式にすれば室内で
老人や病人に排便させることができ、さらに本考案の便
座に保温用布帛の被覆及びヒーターの取付けも可能であ
る。本考案は社会的ニーズに応じた老人や病人のために
役立つ有用且つ実用的な便座を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の便座の実施例1を示す斜視図、第2図
は同縦断面図、第3図は本考案の便座の実施例2を示す
縦断面図、第4図は本考案の便座の実施例3を示す縦断
面図、第5図は従来の和式便器の例を示す縦断面図、第
6図は従来の洋式便座の例を示す縦断面図である。 図中:(1)(11)(21)…便座、(2)(12)(22)
…腰掛け便器、(2a)…開口上縁、(B1)(B2)(B3)
…後方、(F1)(F2)(F3)…前方。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床に設置してなる腰掛け便器の開口上縁に
    起伏可能または取着してなる上面が平面状の便座におい
    て、該便座上面を前方が高く後方が低くなるように傾斜
    させたことを特徴とする便座。
JP1987133758U 1987-08-31 1987-08-31 便 座 Expired - Lifetime JPH073996Y2 (ja)

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JP1987133758U JPH073996Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 便 座

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JP1987133758U JPH073996Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 便 座

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JPS6435997U JPS6435997U (ja) 1989-03-03
JPH073996Y2 true JPH073996Y2 (ja) 1995-02-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4254514A (en) * 1980-02-06 1981-03-10 Minoru Sakamoto Attachable toilet bowl seat and footrest
JPS62107791U (ja) * 1985-12-24 1987-07-09

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JPS6435997U (ja) 1989-03-03

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