JP2002291808A - 腰掛座面 - Google Patents

腰掛座面

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JP2002291808A
JP2002291808A JP2001093540A JP2001093540A JP2002291808A JP 2002291808 A JP2002291808 A JP 2002291808A JP 2001093540 A JP2001093540 A JP 2001093540A JP 2001093540 A JP2001093540 A JP 2001093540A JP 2002291808 A JP2002291808 A JP 2002291808A
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JP
Japan
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seat
buttocks
person
support surface
hole
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Pending
Application number
JP2001093540A
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English (en)
Inventor
Ritsuko Hideshima
律子 秀島
Takeshi Motohashi
毅 本橋
Atsuro Ono
敦郎 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢者、下肢障害者等、臀部の肉が落ちた人
が座っても、臀部が排便用穴に落ち込まず、臀部が痛く
ならず、骨盤が後傾しない腰掛座面を提供する。 【解決手段】 排泄用穴の周囲に座骨支持面と仙骨支持
面と大腿部裏面支持用凸部とが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排便用穴が形成さ
れた腰掛座面に関するものである。
【0002】
【従来の技術】排便用穴が形成された腰掛座面が、ポー
タブルトイレ、シャワーチェア、通常の便座等に広く使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】排便用穴が形成された
腰掛座面に、高齢者、下肢障害者等、臀部の肉が落ちた
人が座ると、臀部が排便用穴に落ち込む、臀部の一部の
みが座面に当たって臀部が痛くなる、骨盤が後傾し臀部
が前方へずれて姿勢が悪くなる、等の不愉快な状況に陥
る場合がある。本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
であり、高齢者、下肢障害者等、臀部の肉が落ちた人が
座っても、臀部が排便用穴に落ち込まず、臀部が痛くな
らない腰掛座面を提供することを目的とする。更に本発
明は、骨盤が後傾しない腰掛座面を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、排泄用穴の周囲に座骨支持面と
仙骨支持面とが形成されていることを特徴とする腰掛座
面を提供する。座骨支持面が座骨部を支えるので、高齢
者、下肢障害者等、臀部の肉が落ちた人が座っても、臀
部は排便用穴に落ち込まない。仙骨支持面が仙骨部を支
えることにより、臀部支持面積が増加するので、高齢
者、下肢障害者等、臀部の肉が落ちた人が座っても、臀
部は痛くならない。
【0005】本発明の好ましい態様においては、腰掛座
面は大腿部裏面支持用凸部を備えている。大腿部裏面支
持用凸部が大腿部裏面に当接して臀部が前方へずれるの
を防止するので、骨盤は後傾せず、姿勢は悪くならな
い。
【0006】本発明の好ましい態様においては、座面が
後方へ向けて下方へ傾斜している。座面が後方へ向けて
下方へ傾斜していると、臀部が前方へずれるのが防止さ
れ、骨盤の後傾が防止され、姿勢の悪化が防止される。
【0007】本発明の好ましい態様においては、排泄用
穴の周囲がすり鉢状に形成されている。排泄用穴の周囲
がすり鉢状に形成されていると、臀部及び大腿部と座面
との接触面積が増加するので、臀部の排便用穴への落ち
込み、臀部の痛み、骨盤の後傾が抑制される。
【0008】本発明の好ましい態様においては、座骨支
持面と仙骨支持面とが柔軟な素材で形成されている。座
骨支持面と仙骨支持面とが柔軟な素材で形成されていれ
ば、臀部の痛みが緩和される。座面全体が柔軟な素材で
形成されている場合に比べて、座った時の安定性が高
い。
【0009】本発明の好ましい態様においては、腰掛座
面は、腰椎後部を支持する背もたれを備える。背もたれ
により腰椎後部が支持されると、姿勢が良くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】トイレキャリーの座面として具現
化された本発明の実施例に係る腰掛座面を説明する。図
1に示すように、高齢者、下肢障害者用のトイレキャリ
ー1は、腰掛座面2を備えるキャスター付きの椅子とし
て構成されている。腰掛座面2には、排便用穴3が形成
されている。図2に示すように、腰掛座面2には、排泄
用穴3の周囲に、一対の座骨支持面2aと仙骨支持面2
bと一対の大腿部裏面支持用凸部2cとが形成されてい
る。図1から分かるように、高齢者、下肢障害者等が腰
掛けたトイレキャリー1が、便座4aを押し上げた状態
の便器4の直上へ移動し、高齢者、下肢障害者は、トイ
レキャリー1に腰掛けたままで、排便する。
【0011】図2、3から分かるように、座骨支持面2
aが座骨部を支えるので、高齢者、下肢障害者等、臀部
の肉が落ちた人が座っても、臀部は排便用穴3に落ち込
まない。仙骨支持面2bが仙骨部を支えることにより、
臀部支持面積が増加するので、高齢者、下肢障害者等、
臀部の肉が落ちた人が座っても、臀部は痛くならない。
大腿部裏面支持用凸部2cが大腿部裏面に当接して臀部
が前方へずれるのを防止するので、骨盤は後傾せず、姿
勢は悪くならない。図4に従来の腰掛座面の座圧測定結
果を示す。図5に本実施例に係る腰掛座面の座圧測定結
果を示す。従来の腰掛座面では仙骨部で座圧が発生して
いないが、本実施例に係る腰掛座面においては、仙骨部
でも座圧が発生していることが分かる。本実施例に係る
腰掛座面の座圧傾斜は、従来の腰掛座面に比べて緩やか
であることが分かる。図5から、本実施例に係る腰掛座
面では、臀部の広い部位が座面によって支持されるの
で、臀部の排便用穴への落ち込み、臀部の痛み、骨盤の
後傾が防止されることが理解される。
【0012】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。図6に示すように、臀部
裏面支持用凸部2cに代えて、座面を後方へ向けて下方
へ傾斜させても良い。座面が後方へ向けて下方へ傾斜し
ていると、図7から分かるように、臀部が前方へずれる
のが防止され、骨盤の後傾が防止され、姿勢の悪化が防
止される。排泄用穴3の周囲をすり鉢状に形成しても良
い。排泄用穴3の周囲がすり鉢状に形成されていると、
臀部及び大腿部と座面との接触面積が増加するので、臀
部の排便用穴3への落ち込み、臀部の痛み、骨盤の後傾
が抑制される。図8に排泄用穴3の周囲をすり鉢状に形
成した腰掛座面の座圧計測結果を示す。図5と比較する
と、座圧分布面積が増加しており、座圧傾斜が緩やかに
なっていることが分かる。座骨支持面2aと仙骨支持面
2bとを柔軟な素材で形成しても良い。座骨支持面2a
と仙骨支持面2bとが柔軟な素材で形成されていれば、
臀部の痛みが緩和される。座面全体が柔軟な素材で形成
されている場合に比べて、座った時の安定性が高い。図
3で一点鎖線で示すように、腰掛座面2に、腰椎後部を
支持する背もたれ5を取り付けても良い。背もたれ5に
より腰椎後部が支持されると、姿勢が良くなる。本発明
に係る腰掛座面は、トイレキャリーのみならず、ポータ
ブルトイレ、シャワーキャリー、通常の便座等に広く使
用可能である。
【0013】
【発明の効果】上記説明から分かるように、本発明に係
る腰掛座面においては、座骨支持面が座骨部を支えるの
で、高齢者、下肢障害者等、臀部の肉が落ちた人が座っ
ても、臀部は排便用穴に落ち込まない。仙骨支持面が仙
骨部を支えることにより、臀部支持面積が増加するの
で、高齢者、下肢障害者等、臀部の肉が落ちた人が座っ
ても、臀部は痛くならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る腰掛座面を備えるトイレ
キャリーの斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る腰掛座面の斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係る腰掛座面の使用状態を示
す側面図である。
【図4】従来の腰掛座面の座圧分布図である。
【図5】本発明の実施例に係る腰掛座面の座圧分布図で
ある。
【図6】腰掛座面の変形例の斜視図である。
【図7】図6の腰掛座面の使用状態を示す側面図であ
る。
【図8】変形例に係る腰掛座面の座圧分布図である。
【符号の説明】
1 トイレキャリー 2 腰掛座面 2a 座骨支持部 2b 仙骨支持部 2c 大腿部裏面支持用凸部 4 便器 5 背もたれ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 敦郎 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D037 AA12 AD15 EA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排泄用穴の周囲に座骨支持面と仙骨支持
    面とが形成されていることを特徴とする腰掛座面。
  2. 【請求項2】 排泄用穴の周囲に大腿部裏面支持用凸部
    が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の腰
    掛座面。
  3. 【請求項3】 座面が後方へ向けて下方へ傾斜している
    事を特徴とする請求項1又は2に記載の腰掛座面。
  4. 【請求項4】 排泄用穴の周囲がすり鉢状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記
    載の腰掛座面。
  5. 【請求項5】 座骨支持面と仙骨支持面とが柔軟な素材
    で形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何
    れか1項に記載の腰掛座面。
  6. 【請求項6】 腰椎後部を支持する背もたれを備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の腰
    掛座面。
JP2001093540A 2001-03-28 2001-03-28 腰掛座面 Pending JP2002291808A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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