JPH0427439Y2 - - Google Patents

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JPH0427439Y2
JPH0427439Y2 JP1987155411U JP15541187U JPH0427439Y2 JP H0427439 Y2 JPH0427439 Y2 JP H0427439Y2 JP 1987155411 U JP1987155411 U JP 1987155411U JP 15541187 U JP15541187 U JP 15541187U JP H0427439 Y2 JPH0427439 Y2 JP H0427439Y2
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JP
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seat
center
seat plate
gravity
bather
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JP1987155411U
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Description

【考案の詳細な説明】 {産業上の利用分野} この考案は浴室で使用される腰掛に関するもの
である。
{従来の技術} 浴室で使用される腰掛として、例えば第5〜6
図に示したものが知られている。
この腰掛は、座板1の端縁に同心円状に筒状の
支脚4が設けられ、かつこの座板1の上面を、そ
の中心部に向けて球面状にややくぼませるととも
に、中心部に排水用の孔3を設けて、全体がプラ
スチツクなどで形成されている。
{考案が解決しようとする問題点} 前記従来の浴室用腰掛は、その座板1の上面
を、その中心部に向けてやや傾斜させているか
ら、これに入浴者が腰を掛けた場合、腰は座板1
の前記傾斜に沿つて、座板1の中心部に位置する
ようになる。換言すると、入浴者の体重は腰掛の
重心位置に作用するようになる。したがつて、身
体をほぼ真つ直ぐな状態にしているとき、または
前方に倒したときは、腰掛の前方に位置した足が
身体を支えるようになるから、腰掛が倒れるよう
なことなく、安定よく座ることができる。
しかし、身体を後方にやや倒して、その重心が後
方に移動すると、この身体の重心の移動距離が、
そのまま腰掛の重心位置との差になつて、倒した
身体の重心と腰掛の重心位置との距離が大きくな
るから、腰掛の後方に対しては身体を少し倒して
も腰掛が不安定な状態になりやすく、腰掛に座つ
て身体を動かせるときには注意が必要であるなど
の問題がある。
この考案は上記のような問題を解決するもので
あつて、腰掛に座つて身体を後方に倒し、その重
心を移動した場合にも、安定した状態を維持する
ことが可能な腰掛をうることを目的とするもので
ある。
{問題点を解決するための手段} この考案の浴室用腰掛は、円形の座板の端縁部
に支脚が設けられ、かつ前記座板の端縁一部に、
座板の前位置を示す切除部が設けられるととも
に、座板の左右方向における支脚下端間のほぼ中
心を、座板の前後方向に通過する線上において、
座板前後方向の支脚下端間の中心よりも前側の位
置を中心位置として、座板の上面のほぼ全体を下
向きの斜面にしてなることを特徴とする。
{作用} この浴室用腰掛は、円形座板の端縁一部に切除
部を設けて、その前位置を示しているから、この
切除部を前側して座板に座るものである。そし
て、前記座板上面の斜面の中心位置が、前記位置
に設定されている。したがつて、この座板に座つ
たときは、前記くぼみに腰が沿つて、腰掛の前後
方向の支脚下端間の中心部よりも前寄りに座るよ
うになり、座つた人の重心は、腰掛の重心位置よ
りも前方に位置するようになる。
すなわち、座つた人の重心から前方の腰掛の寸
法よりも、前記重心から後方の腰掛の寸法の方が
大きくなる。換言すけば、腰掛の重心位置よりも
前寄りの位置に座るようになる。
したがつて、腰掛に座つて身体を後方に倒した
ことによつて、後方に移動した身体の重心と腰掛
の重心位置との差を小さくして、腰掛が後方に倒
れるように不安定な状態になることを防止する。
そして、腰掛が前方に倒れることに対しては、
座つた人の足が倒れることを防ぐようになる。し
たがつて、座つた身体をほぼ真つ直ぐな状態にし
ているとき、または前方に倒したときは、腰掛が
倒れるようなことなく安定よく座つていることが
できる。
{実施例} この考案の浴室用腰掛の実施例を第1〜2図に
ついて説明する。
第1〜2図において、1は座板で、円形に形成
されかつその一部にほぼ直線の切除部2を設けて
腰掛の前側を示している。3は座板1の前後方向
の中心部を左右方向に通過する線Aよりも、切除
2側において、座板1の左右方向の中心部に中心
Bを位置させて形成された排水用の孔で、この孔
3に向けて座板1の上面を下向きの斜面にしてい
る。
座板1に対する前記孔3の位置は、座板1に座
ることに対して支障がない範囲において、切除部
2寄りにすることが適する。
4は座板1の周縁部に同心円状に設けられた筒
状の支脚であつて、この座板1と支脚4はプラス
チツクで一体に形成されている。
この腰掛は、その切除部2を前側として使用す
る。そして、座板1の上面が孔3に向けて傾斜し
ているから、孔3の部分をほぼ中心として座るよ
うになる。したがつて、入浴者が座板1に座つた
場合、腰掛の前寄りに座るようになる。
しかし、腰掛の前側は入浴者の足が支えるよう
になるから、前方に対しては腰掛が不安定になる
ことはない。
そして、座つた入浴者が身体を後方に倒して、
その重心が後方に移動しても、前記のように、あ
らかじめ腰掛の前側にすわつているから、前記後
方に移動した入浴者の重心は、腰掛の重心位置に
近くなる程度であつて、腰掛が後方に対して不安
定な状態になることを防ぐことができる。
また、腰掛の重心位置よりも入浴者の重心が後
方に移動したとしても、両重心の間隔を、前記従
来例の腰掛の場合よりも小さくできることが明瞭
であるから、腰掛の後方に対する安定度を向上さ
せて、腰掛が後方に不安定になつたり、倒れるよ
うなことを防ぐことが可能である。したがつて、
身体を洗うことなどを、ほぼ任意の姿勢で安定よ
く行うことができる。
なお、支脚4は座板1の四隅部や前後または左
右部のみに設けるなど任意である。
第3〜4図は別実施例を示すものである。
この実施例では、座板1のほぼ中心位置に排水
用の孔3が形成され、かつこの排水孔3に向けて
座板1の上面をくぼませている。そして、この座
板1に対して設ける支脚4は、座板1の前側にお
ける、その端縁と支脚4の下端部との平面での寸
法よりも、座板1の後側における、その端縁と支
脚4の下端部との平面での距離の方向が大きくな
るように形成されている。
したがつて、腰掛の前後方向の支脚下端間の中
心を示す線Aよりも前側に前記排水孔3の中心B
が位置するようになる。他の構成は前記第1〜2
図に示した実施例と同じであるから、同符号を付
して示した。
この実施例の腰掛も、その座板1に座つた入浴
者の重心は、支脚4の前後方向の下端間の中心よ
りも前側の位置に作用するようになる。したがつ
て、座板1に座つた入浴者が、身体を後方に倒し
ても、腰掛が不安定な状態になるこことはほとん
どなく、安定よく座ることができる。
{考案の効果} この考案の浴室用腰掛は、上記のように、円形
座板の端縁一部に切除部を設けて、その前位置を
示し、かつ座板上面の斜面の中心位置が、座板の
左右方向における支脚下端間のほぼ中心を、座板
の前後方向に通過する線上において、座板の前後
方向の支脚下端間の中心位置よりも前側の位置に
設定されている。
したがつて、前記切除部で座板の前後を容易に
見定めて座ることが可能である。そして、腰掛の
前後方向を定めて、入浴者が座つて後方に身体を
倒し、身体の重心が後方に移動した場合も、あら
かじめ座板の前寄りの位置に座つているから、後
方に移動した入浴者の重心と腰掛の重心位置のず
れの差を小さくすることができる。このため、入
浴者がその重心を後方に移動させることによつ
て、腰掛が安定を失つて後方に倒れるようになる
ことを防ぐことができ、座つて身体を洗うことな
どを、ほぼ任意の姿勢で安定よく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図はこの考案の実施例を示し、第1図
は平面図、第2図は断面図、第3〜4図は別実施
例を示し、第3図は平面図、第4図は断面図、第
5〜6図は従来例を示し、第5図は平面図、第6
図は断面図である。 1……座板、4……支脚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円形の座板の端縁部に支脚が設けられ、かつ前
    記座板の端縁一部に、座板の前位置を示す切除部
    が設けられるとともに、座板の左右方向における
    支脚下端間のほぼ中心を、座板の前後方向に通過
    する線上において、座板前後方向の支脚下端間の
    中心よりも前側の位置を中心位置として、座板の
    上面のほぼ全体を下向きの斜面にしてなる浴室用
    腰掛。
JP1987155411U 1987-10-08 1987-10-08 Expired JPH0427439Y2 (ja)

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JPH0159487U JPH0159487U (ja) 1989-04-14
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