JP4119332B2 - 肘掛け装置付き椅子 - Google Patents

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本願発明は、肘掛け装置付きの椅子に関するものである。
背もたれが後傾動する椅子に肘掛け装置を設ける場合、一般に、座板の下面にねじ止めで固定していることが多い。しかし、これでは背もたれが後傾動すると背もたれと肘掛け装置との間隔が広がるため、ロッキング時に着座者に違和感を与える虞があった。
他方、肘掛け装置をベースに後傾動可能に取り付けて、肘掛け装置に背もたれを取り付けることも一部で行われるているが、これでは、背もたれの後傾角度をあまり大きくすることができないためロッキング機能が低いのみならず、背もたれの後傾動に座を連動して後傾動(及び後退動)させることはできないため、いわゆるシンクロ椅子には適用できないという問題がある。
また、肘掛け装置はユーザーのオプションで取り付けたり取り付けなかったりすることが多いが、肘掛け装置に背もたれを取り付ける、肘掛け装置がないタイプの椅子は揃えることができないという問題もある。
これに対して本願出願人は、特許文献1において、ベースに後傾動自在に取り付けられた揺動アームに背もたれを取り付けて成る椅子において、揺動アームに肘掛け装置を着脱可能に取り付けることを開示した。
特開2002−172040号公報
特許文献1の構成によると、肘掛け装置はロッキング式椅子に付加的に設けるものであるため、肘掛け装置を設けることによってロッキング機能を損なうことはない。また、肘掛け装置は揺動フレームに後付けするものであるため、椅子としては、肘掛け装置を備えているものと備えていないものとで1種類の揺動フレームを用意しておけばよく、品揃えも支障無く行える。更に、シンクロ椅子にも支障無く適用することができる。
本発明はこの先願発明を更に発展させたもので、肘掛け装置をより堅牢な状態に取付けできるようにしたものである。
請求項1の発明では、脚支柱の上端に設けたベースに、背もたれを支持する揺動アームがばね手段の弾性に抗して後傾動し得るように取り付けられており、更に、肘掛け装置を備えている、という椅子において、前記揺動アームは、前記ベースに連結されていて略前後方向に延びる後ろ向き部と、前記後ろ向き部の後端から略上向きに立ち上がって背もたれの裏側に位置する起立部とを備えている一方、前記肘掛け装置は、着座者の肘部が載る略水平状の肘当て部と、前記肘当て部の前端又は前後中途部を下方から支持する支持部と、前記肘当て部の後端から背もたれの裏側に向けて略水平状に延びる内向き部とを備えており、前記支持部の下端を揺動アームの後ろ向き部に固定して内向き部を揺動アームの起立部に連結している。
請求項2の発明は、請求項1において、前記肘掛け装置における左右内向き部の先端には、揺動アームの起立部に連結された下向きの足部が一体に設けられており、前記肘掛け装置の足部と揺動アームの起立部とがブラケットを介して背もたれに固定されている。
請求項3の発明は、請求項において、前記背もたれは基板を備えている一方、前記肘掛け装置における左右内向き部の先端には、揺動アームの起立部に連結された下向きの足部一体に設けられており、肘掛け装置の足部と左右揺動アームの起立部との4者を背もたれに直接に固定している。固定手段はねじ止めが簡単で良い。
本発明によると、揺動アームと肘掛け装置とが側面視でループ状に連続するため、部材同士が互いに補強し合って高い強度を確保できる。このため、肘掛け装置を薄肉化することも簡単に実現できる。
すなわち、肘掛け装置と揺動アームと背もたれとが互いに補強し合う状態になり、より堅牢な構造になる。更に請求項3の構成では、構造が簡単となってコストダウンできる利点がある。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図8では第1実施形態を示している。
(1).概要
まず、図1〜図4に基づいて概要を説明する。図1は右側面図、図2は正面図、図3は背面図、図4は部分的な斜視図である。
椅子は、脚装置1と支基部2と座部3と背もたれ部4と肘装置5とを備えている。脚支柱1は、先端にキャスター6を設けた枝足部7と、枝足部7の中心部に高さ調節自在に設けた脚支柱(ガスシリンダー)8とを備えている。
他方、支基部2は、脚支柱8の上端に固定したベース9を備えており、このベース9で座部3を支持している。詳細は省略するが、座部3は座板(座インナーシェル)の上面にクッション材を張った構造になっており、中間部材10に取り付いている。
中間部材10は金属板製で正面視下向き開口コ字状の形態であり、左右側板の前部は第1軸11でベース9に連結されているが、ベース11における第1軸11の挿通穴12は前後方向に長い長穴としており、このため、中間部材10(及び座部3)は後退動しつつ後傾動し得る。
ベース9は上向きに開口した箱状に形成されており、その左右側方に揺動アーム13を配置している。揺動アーム13は、側面視後傾した姿勢で前後方向に延びる後ろ向き部13aと、その後端から略上向きに立ち上がった起立部13bとを備えていて全体として側面視略L字状の形態になっており、後ろ向き部13aの前端は、左右長手の第2軸14によってベース9に後傾動自在に連結されている。
また、揺動アーム13における後ろ向き部13aと中間部材10とは、左右長手の第3軸15で連結されている。このため、揺動アーム13(及び背もたれ4)が後傾すると、座部3も後退動及び後傾する。ベース9の内部には揺動アーム13の後傾動を弾性的に支持するばね手段(例えばコイルばね)が配置されている。ばね手段の弾性力は摘まみ16で調節し得る。
(2).細部の詳細
次に、図5以下の図面も参照して詳述する。図5は主要部材の斜視図、図6は肘掛け装置5の側面図、図7のうち(A)は揺動アーム13における後ろ向き部13aの断面図、(B)は図6の VII-VII矢視方向から見た状態での締結箇所の断面図、図8は図3のVIII−VIII視断面図である。
揺動アーム13は例えばアルミ等のダイキャスト製品(樹脂製品や板金製品等でも良い)であり、後向き部13aは、図7(A)に示すように、全体として平坦状でかつ下面は左右外側に向けて上傾した傾斜面13a′になっている(もちろん、他の断面形状でも良い)。
また、揺動アーム13の後向き部13aは中空状になっており、内部には適当な間隔で多数の補強リブ18を形成している。揺動アーム13の起立部13bには上向きに開口した穴が空いている。なお、後向き部13aと起立部13bとは緩く湾曲した状態に連続しても良いのであり、両者の境界を特に明確に定める必要はない。
肘掛け装置5は、上面にパット5′を設けた肘当て部5aと、その前端に滑らかに連続しながら斜め後方に向けて延びる支持部5bと、肘当て部5aの後端から背もたれ4の裏側に向けて略水平状に延びる内向き部5cと、内向き部5cの先端から下向きに延びる足部5dとを備えている。
支持部5bの先端は瘤状に膨れた取付け部5eになっており、この取付け部5eを揺動アーム13における後向き部13aの傾斜面13a′にねじ(ボルト)20で締結している。ねじ20は取付け部5eに斜め下方から挿入されているので、ねじ20の頭及び取付け穴が人目に触れることはなく、このため、単にねじ20で締結しただけであっても美観の問題は生じない。
本実施形態では、パット5′もねじ止めしており、このため支持部5aにはねじが挿通する穴21が空いている。もちろん、パット5′は接着剤で固定するなどしても良い。
図8に示すように、背もたれ4は、合板等の木製基板28と、その前後両面に張ったクッション材29と、表裏のクッション材29をすっぽり包む袋状の表皮材30とで構成されており、揺動フレーム13の起立部13bと肘掛け装置5の足部5dとに貫通したねじ(ビス)17を基板28にねじ込むことにより、背もたれ4と肘掛け装置5と揺動アーム13とを一体化している。
揺動フレーム13の起立部13bには上向きの穴が空いている一方、肘掛け装置5の足部5dには下向きの穴が空いており、両部材の穴にパイプ又は棒等の連結材を差し込んでいる。このため、足部5dと起立部13bとの一体性が高まって、連結強度がより高くなっている。
そして、ねじ17は足部5dと起立部13bとに挿通した連結棒22に貫通している。また、背もたれの基板28には鬼目ナット17′を埋没している。なお、ねじ17は必ずしも連結棒22に貫通させなくてもよい。
以上の構成において、肘掛け装置5と揺動アーム13とはループ状の形態になっているため、肘掛け装置5の取付け強度を格段に向上することができる。このため、肘当て部5aや支持部5bを薄肉化してすっきりしたデザインとすることも簡単に実現できる。また、肘掛け装置5の支持部5aは支持強度に優れているため、前後方向に長く延びる形態とすることも簡単に実現できる。
本実施形態のように、肘掛け装置5の足部5dと揺動フレーム13の起立部13bとをねじ17で背もたれ4に直接に締結すると、構造が簡単となってコストダウンでき利点がある。肘掛け装置5の内向き部5cを背もたれ4にねじで締結することも可能である。なお、背もたれ4は他の構造でも良い。
なお、肘掛け装置や5や揺動アーム13の側面形状は自由に設定することができる。例えば、図1に一点鎖線で示すように、肘掛け装置5の支持部5bを肘当て部5aの前後中途部から下向きに延出した形態としても良い。支持部5bを複数本設けることも可能である。更に、支持部5bを薄い板状に形成することも可能である。
また、揺動アームを左右に分離した構成とせずに全体として一体構造とすることも可能である。また、揺動アームの後向き部と起立部とを別部材として、互いに連結することも可能である。更に、肘掛け装置や揺動アームに、後述する第2実施形態のブラケットに相当する部材を一体に形成することも可能である。
(2).他の実施形態(図9〜図11)
図9〜図11では他の実施形態を示している。この実施形態はブラケットを介して肘掛け装置5と揺動アーム13と背もたれ4を一体に固定したものである。図9は背面図、図10は図9の X-X視断面図、図11は図9のXI−XI視断面図である。
この例では、揺動アーム13の起立部13bと肘掛け装置5の足部5dとにブラケット23をビス24で締結することにより、2本ずつの足部5dと2本ずつの起立部13bの四者を一体に連結している。ビス24は連結棒22にねじ込まれている。
ブラケット23は、起立部13及び足部5dに内側から重なる平面視L字状の縦部材23aと、左右の縦部材23aに重なった横部材23bとに分離しており、縦部材23aと横部材23bと背もたれ4とをビス25で共締めしている。もちろん、ブラケット23は1枚の金属体を折曲げることによって形成しても良いし、また、複数の部材で構成する場合、横部材23bは1枚又は3枚以上でも良い。ブラケット23は後方からカバー26で覆われている。
この例では、ビス25を背もたれ4の基板28に直接ねじ込んでいるが、第1実施形態と同様に鬼目ナットを使用してもよい。
(3).その他
本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。
例えば、肘掛け装置における肘当て部の内向き部を揺動アームの起立部のみに固定することも可能である。
第1実施形態の右側面図である。 第1実施形態の正面図である。 第1実施形態の背面図である。 部分的な斜視図である。 主要部材の斜視図である。 肘掛け装置の側面図である。 (A) は揺動アームにおける後ろ向き部の断面図、 (B)は図6の VII-VII矢視方向から見た状態での支持部の締結箇所の断面図である。 図3のVIII−VIII視断面図である。 第2実施形態の一部破断背面図である。 図8のX −X 視断面図である。 図8のXI-XI 視断面図である。
符号の説明
1 脚装置
2 支基部
3 座部
4 背もたれ
5 肘掛け装置
5a 肘当て部
5b 支持部
5c 内向き部
5d 足部
9 ベース
13 揺動アーム
13a 後向き部
13b 起立部
23 ブラケット

Claims (3)

  1. 脚支柱の上端に設けたベースに、背もたれを支持する揺動アームがばね手段の弾性に抗して後傾動し得るように取り付けられており、更に、肘掛け装置を備えている、という椅子であって、
    前記揺動アームは、前記ベースに連結されていて略前後方向に延びる後ろ向き部と、前記後ろ向き部の後端から略上向きに立ち上がって背もたれの裏側に位置する起立部とを備えている一方、
    前記肘掛け装置、着座者の肘部が載る略水平状の肘当て部と、前記肘当て部の前端又は前後中途部を下方から支持する支持部と、前記肘当て部の後端から背もたれの裏側に向けて略水平状に延びる内向き部とを備えており、前記支持部の下端揺動アームの後ろ向き部に固定して内向き部を揺動アームの起立部に連結している、
    肘掛け装置付きの椅子。
  2. 前記肘掛け装置における左右内向き部の先端には、揺動アームの起立部に連結された下向きの足部が一体に設けられており、前記肘掛け装置の足部と揺動アームの起立部とがブラケットを介して背もたれに固定されている、
    請求項1に記載した
  3. 前記肘掛け装置における左右内向き部の先端には、揺動アームの起立部に連結された下向きの足部一体に設けられており、肘掛け装置の足部と左右揺動アームの起立部との4者を背もたれに直接に固定している、
    請求項1に記載した肘掛け装置付き椅子。
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