JPH08153184A

JPH08153184A - 画像ファイリング装置

Info

Publication number: JPH08153184A
Application number: JP6315744A
Authority: JP
Inventors: Tomiaki Tanaka; 富明田中
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1994-11-25
Filing date: 1994-11-25
Publication date: 1996-06-11

Abstract

(57)【要約】【目的】読み込まれた文書のそれぞれのページの用紙
方向が統一されていないとき、利用者の手をわずらわせ
ずに、各ページの順次表示などの際は、全てのページと
も、自動的に文字が上向きになるようにできる画像ファ
イリング装置を提供する。【構成】文書を読み取る画像読み取り装置と、読み取
った文書をファイリングする記憶装置と、文書を表示す
る表示装置とを備えた画像ファイリング装置において、
読み取った文書のそれぞれのページのページ番号の位置
から用紙方向を認識する用紙方向認識部12と、それぞれ
のページを表示装置４に表示するとき上記用紙方向認識
部12の認識結果に従ってページ番号の上方が表示装置４
の上方に向くように一部のページを回転表示する回転表
示部18とを備えた構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は文書等の画像情報を編集
して登録し、必要時に所望の画像情報を検索して表示す
る電子ファイリング装置の改良に関し、特に電子ファイ
リングのために読み取った文書の方向がページによって
異なっていたとしても、ページめくりなどの際に表示す
るときには、自動的に文字方向を上向きの一方向に揃え
ることができる画像ファイリング装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、文書等の画像情報を編集して登
録し、必要時に所望の画像情報を検索して表示する電子
ファイリング装置が知られているが、図５や図15に示す
ように、画像ファイリング装置に登録される文書は、ペ
ージによってたて方向（用紙の長手方向を上下方向と平
行にしたとき文字の方向が上下方向）であったり、横方
向（文字方向が横方向）であったり、一様でない。その
ため、登録後に、表示装置にそれぞれのページ番号を順
次表示するいわゆるページめくりをする際などは、横方
向のページが混在して非常に見ずらい。

【０００３】このような問題を解決するために、登録時
に、一旦、１文書の全ページを記憶装置に格納した後、
各ページを順次表示装置に表示し、文字方向（上向き、
左向き、右向きなど）を各ページに対応付けて設定、保
管し、画面上でのページめくりの際などには、設定され
た文字方向（用紙方向）を参照し、文字方向が左向きや
右向きのページがあると、文字方向が上向きになるよう
に回転表示させるようにしたファイリング装置も提案さ
れている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
改良された従来技術には、利用者がページ毎に文字方向
（用紙方向）を設定しなければならないというわずらわ
しさがある。

【０００５】

【発明の目的】本発明は上記のような従来技術の問題を
解決し、読み込まれた文書のそれぞれのページの用紙方
向（文字方向）が統一されていないとき、利用者の手を
わずらわせずに、各ページの順次表示などに際しては、
全てのページを一律に、自動的に文字が上向きになるよ
うにできる画像ファイリング装置を提供することを目的
としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】第１の手段として、文書
を読み取る画像読み取り装置と、読み取った文書をファ
イリングする記憶装置と、文書を表示する表示装置とを
備えた画像ファイリング装置において、読み取った文書
のそれぞれのページのページ番号の位置から用紙方向を
認識する用紙方向認識部と、それぞれのページを表示装
置に表示するとき上記用紙方向認識部の認識結果に従っ
てページ番号の上方が表示装置の上方に向くように一部
のページを回転表示する回転表示部とを備えた構成にし
た。

【０００７】第２の手段として、上記において、読み取
った文書のそれぞれのページのページ番号を含む領域を
切り出して一覧表示するページ番号一覧表示部と、上記
ページ番号一覧表示部による一覧表示結果に基づいて基
準用紙方向とするページ番号を指定する基準用紙方向指
定手段とを備え、且つそれぞれのページを表示装置に表
示するとき、用紙方向認識部の認識結果に従って、ペー
ジ番号表示方向が上記基準用紙方向指定手段の指定する
ページのページ番号表示方向となるように一部のページ
を回転表示する回転表示部とする構成にした。

【０００８】第３の手段として、上記第１の手段におい
て、用紙方向認識部を、ページ番号を認識する文字認識
部を備え、ページ番号の向きから用紙方向を認識する構
成にした。第４の手段として、上記第２の手段におい
て、用紙方向認識部を第３の手段の用紙方向認識部と
し、ページ番号一覧表示部を、上記用紙方向認識部によ
って認識されたページ番号に従って発生させた文字パタ
ーンを認識された文字方向で表示するページ番号一覧表
示部とする構成にした。

【０００９】第５の手段として、文書を読み取る画像読
み取り装置と、読み取った文書をファイリングする記憶
装置と、文書を表示する表示装置とを備えた画像ファイ
リング装置において、読み取った文書のそれぞれのペー
ジの文字列の文字方向から用紙方向を認識する用紙方向
認識部と、それぞれのページを表示装置に表示するとき
上記用紙方向認識部の認識結果に従ってページ番号の上
方が表示装置の上方に向くように一部のページを回転表
示する回転表示部とを備えた構成にした。第６の手段と
して、上記第１〜４の手段において、ページ番号基準位
置を設定する構成にした。

【００１０】

【作用】第１の手段では、読み取った文書のそれぞれの
ページのページ番号の位置から用紙方向を認識する用紙
方向認識部と、それぞれのページを表示装置に表示する
とき上記用紙方向認識部の認識結果に従ってページ番号
の上方が表示装置の上方に向くように一部のページを回
転表示する回転表示部とを備えた構成にしたので、読み
取った文書のなかに文字が横向きのページがあっても、
表示する際は、いずれのページも自動的に文字が上方を
向いた状態となる。

【００１１】第２の手段では、上記において、読み取っ
た文書のそれぞれのページのページ番号を含む領域を切
り出して一覧表示するページ番号一覧表示部と、上記ペ
ージ番号一覧表示部による一覧表示結果に基づいて基準
用紙方向とするページ番号を指定する基準用紙方向指定
手段とを備え、且つそれぞれのページを表示装置に表示
するとき、用紙方向認識部の認識結果に従って、ページ
番号表示方向が上記基準用紙方向指定手段の指定するペ
ージのページ番号表示方向となるように一部のページを
回転表示する回転表示部とする構成にしたので、それぞ
れのページを表示する際、いずれのページも、誤りなく
文字方向を所望方向に向けられる。

【００１２】第３の手段では、上記第１の手段におい
て、用紙方向認識部は、ページ番号を認識する文字認識
部を備え、ページ番号の向きから用紙方向を認識する構
成にしたので、ページの一覧表示をしなくても、それぞ
れのページを表示する際、誤りなく上向きに揃えられ
る。第４の手段では、上記第２の手段において、用紙方
向認識部を第３の手段の用紙方向認識部とし、ページ番
号一覧表示部を、上記用紙方向認識部によって認識され
たページ番号に従って発生させた文字パターンを認識さ
れた文字方向で表示するページ番号一覧表示部とする構
成にしたので、それぞれのページを表示する際、いずれ
のページも、誤りなく文字方向を所望方向に向けられ
る。

【００１３】第５の手段では、読み取った文書のそれぞ
れのページの文字列の文字方向から用紙方向を認識する
用紙方向認識部と、それぞれのページを表示装置に表示
するとき上記用紙方向認識部の認識結果に従ってページ
番号の上方が表示装置の上方に向くように一部のページ
を回転表示する回転表示部とを備えた構成にしたので、
ページの一覧表示をしなくても、それぞれのページを表
示する際、誤りなく上向きに揃えられる。第６の手段で
は、上記第１〜４の手段において、ページ番号基準位置
を設定する構成にしたので、ページ番号位置の認識をよ
り短時間で実行できる。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。図１は本発明の一実施例の画像ファイリング装
置の全体構成図である。図において、符号１は画像ファ
イリング装置に対し様々な指示を与えたり情報を入力す
るための入力装置、２は入力装置１を制御する入力制御
部、３は画像ファイリング装置全体の制御・管理を行う
処理装置、４は文書やメッセージなどを表示する表示装
置、５は表示装置４の画面などを制御する画面制御部、
６は文書などを保管しておく記憶装置、７は記憶装置６
を制御する記憶制御部、８は文書を読み取る画像読み取
り装置、９は画像読み取り装置８を制御する画像読み取
り制御部である。

【００１５】図２に、処理装置３の詳細な構成と記憶装
置６を示す。以下、図３の動作フロー図、および上記図
１、図２に従って本実施例の文書登録時の要部の動作を
説明する。

【００１６】まず、複数ページから成る文書が画像読み
取り装置８にセットされ、入力装置１からの指示により
読み取り指示が処理指示部11から画像読み取り制御部９
に出され、最初のページが画像読み取り装置８により読
み取られ、画像読み取り制御部９および画像データ制御
部15を介して画像データが画像データ部16に格納される
( Ｓ１) 。上記において、処理指示部11はＣＰＵ（処理
装置３内の各構成部により共有される）と、ＲＯＭ内の
対応するプログラムによって構成される。画像データ制
御部15および後述する用紙方向認識部12、認識結果デー
タ制御部13、登録処理部17なども同様である。また、上
記画像データ部16はＲＡＭの一領域である。

【００１７】続いて、用紙方向認識部12によって読み取
られた画像データ中の用紙方向（文字方向）の認識が実
行されるが、これは、ページ番号が用紙（ページ）のど
の位置に書かれているか認識することによって行われる
（Ｓ２）。図４は本認識方法を示す説明図であり、図４
（ａ）は上向きの用紙で右上にページ番号があり、
（ｂ）は左向きの用紙で左上にページ番号があり、
（ｃ）は右向きの用紙で右下にページ番号がある。ま
た、（ｄ）は上向きの用紙で下中央にページ番号があ
り、（ｅ）は左向きの用紙で右中央にページ番号があ
り、（ｆ）は右向きの用紙で左中央にページ番号があ
る。

【００１８】つまり、右上か下中央にページ番号があれ
ば上向き、左上か右中央にページ番号があれば左向き、
右下か左中央にページ番号があれば右向きというように
用紙方向を認識できるので、ページ番号の位置から用紙
方向（文字方向）を認識できるわけである。なお、各用
紙のどの位置にページ番号があるかは、それぞれの位置
に対応した画像データ部16のそれぞれの領域のデータを
読み出し、それぞれの領域のデータのなかに‘黒画素’
（文字部が黒画素の場合）が所定量以上あるか否かによ
り判定できる。続いて、認識結果データ制御部13は上記
の認識結果についての情報を用紙方向認識部12より取得
し、用紙方向データ部14の対応する領域に格納する（Ｓ
３）。例えば10ページから成る文書が図５に示すように
読み込まれる場合、最初のページの用紙方向は‘上’と
設定される。なお、上記用紙方向データ部14もＲＡＭの
一領域である。

【００１９】このような処理が、最終ページまでくり返
され（Ｓ４）、終了となる。

【００２０】登録後、ページ順に順次表示するいわゆる
ページめくりを行うような場合、本実施例によれば、図
５の例で、ページ４〜６のように、用紙方向（文字方
向）が上方向でないページを自動的に上方向になるよう
に回転して表示できる。つまり、ページめくり時、入力
装置１から‘次ページ表示’の指示があると、その指示
を受理した処理指示部11は回転表示部18に指示して次ペ
ージの用紙方向を用紙方向データ部14から取得させ、も
しもその方向が上記ページ４〜６のように左向きであれ
ば、回転表示部18は画像データ部16の内のそのページの
データ（画像記憶部21から読み出されているとする）を
右方向に90度回転し、画面制御部５に回転したデータを
渡す。その結果、表示装置４には用紙方向（文字方向）
が上を向いた画像が表示される。同様に、左方向や下方
向を向いた用紙も上方向に向きを変えられて表示され
る。

【００２１】なお上記において、たて長の表示装置であ
ると、ページ４〜６の左右の一部は画面から欠落してし
まい同時には表示されないが、横方向スクロールにより
表示させることができる。また、回転表示部18はＲＯＭ
内の対応するプログラムと共有ＣＰＵと回転処理回路か
ら構成されている。回転処理回路は当業者には公知の技
術であるので、説明を省略する。

【００２２】ところで、上記の実施例のように構成した
場合、まれではあるが図６のように横書きの用紙におい
てページ番号が上部中央に付されていると、用紙方向を
下向きと判定してしまう。図７、図８、図９に示す次の
実施例はこのような不具合を解消するものであり、ペー
ジ番号を含む領域を切り出して一覧表示し、利用者に揃
えるべき用紙方向、つまり基準用紙方向を指定させる。

【００２３】そのため本実施例では、図８に示すよう
に、それぞれのページのページ番号を含む領域を切り出
して一覧表示するページ番号一覧表示部19を備え、更
に、図７に示すように、一覧表示されたページ番号に基
づいて基準用紙方向とするページを指定する基準用紙方
向指定手段10を備える。基準用紙方向指定手段10は、図
のように入力装置１、入力制御部２、処理装置３、表示
装置４、画面制御部５から構成される。以下、図９に示
す動作フロー図、および図７、図８に従って本実施例の
動作を説明する。

【００２４】図９において、Ｓ11の処理は図３のＳ１と
同じである。Ｓ12ではＳ２のページ番号位置認識処理を
行うと共に、ページ番号位置と認識された領域について
の画像情報の複製をページ番号一覧表示部19に割り当て
られたＲＡＭ領域の対応する位置に作成する。これに続
いて、認識したページ番号位置を用紙方向データ部14ａ
の対応する領域に格納する（Ｓ13）。この格納する値
は、例えば‘上中央’とか‘左上’などページ番号位置
を示す数値である。Ｓ11〜Ｓ13の処理が最終ページまで
くり返され（Ｓ14）、続いてページ番号一覧表示部19に
よって、上記のようにしてＲＡＭ領域に複製化された各
ページのページ番号の切り出し画像の一覧が表示装置４
に表示される（Ｓ15）。

【００２５】図10は図５に対応したページ番号一覧表示
を示す画面図である。また、基準用紙方向指定手段10を
構成する処理装置３の処理指示部11は、図10に示すよう
に‘基準用紙方向とするページ番号を入力して下さい’
というようなメッセージを、画面制御部５を介して表示
装置４に表示させる。利用者はこのメッセージに応じ、
表示されたページ番号の向きから判断して、つまり一般
には上向きのページ番号（文字の上方が上側のページ番
号）を基準用紙表示方向として指示するわけである（Ｓ
16）。処理指示部11は取得した基準ページ番号を回転表
示部18に与え、回転表示部18は文書表示時のために与え
られた基準ページ番号を保持しておく。

【００２６】その後、ページめくりのような各ページの
順次表示が行われる際に、回転表示部18はそれぞれのペ
ージを表示する度毎に用紙方向データ部14ａ内の対応す
るページのデータを参照し、そのページのページ番号位
置が基準ページ番号のページ番号位置と同じならば画像
データ部16内の対応するページの画像情報を回転を行わ
ずに画面制御部５に渡す。それに対して、ページ番号位
置が異なる場合は回転処理を行って画面制御部５に渡
す。例えば、図10の例で、利用者がページ１を基準に指
定したとすると、このページ番号位置は図５に示す様に
‘右上’であり、ページ４のページ番号位置は‘左上’
であるので、ページ４を表示する際に右へ90度回転して
表示させる。この結果、全てのページの文字の向きを一
律に設定できる。

【００２７】図12に示した本発明の他の実施例では、ペ
ージ番号を文字認識して文字方向から用紙方向を認識す
る。この方法によれば、利用者が介在しなくても図11の
（ａ）の場合は上向き、（ｂ）の場合は下向きであるこ
とを認識できる。図12は本実施例の要部を示す構成ブロ
ック図である。図に示すように、本実施例では用紙方向
認識部12ａ内に文字認識部22を備え、読み取った画像デ
ータ中から前記のようにしてページ番号位置を認識し、
且つそのページ番号位置にあるページ番号を文字として
認識し、その文字の向きから用紙方向を認識する。

【００２８】図13は本発明の更に他の実施例を示す構成
ブロック図である。本実施例では、用紙方向認識を、図
12に示す実施例と同様に文字認識部22を備えた用紙方向
認識部12ａで行い、更に文字認識結果データ部20を備
え、上記文字認識結果データ部20に格納された各ページ
のページ番号と文字方向（ページ番号の文字方向）に基
づいて表示装置４にページ番号の一覧を表示し、利用者
に基準用紙方向を指定させる。つまり、図13に示すペー
ジ番号一覧表示部19ａは文字認識結果データ部20に格納
された各ページのページ番号（コード情報）とその文字
方向（文字方向は用紙方向データ部14の値を使用しても
よい）に基づいて、処理装置３が備えているキャラクタ
ジェネレータにより、図５に示すようなページ番号一覧
を表示する。

【００２９】本実施例の動作フローを図14に示す。図に
おいて、Ｓ21、Ｓ24、Ｓ26は図９に示すＳ11、Ｓ14、Ｓ
16と同じである。本実施例では、文書を読み取ると（Ｓ
21）、文字認識部22によりページ内に付されたページ番
号を認識し（Ｓ22）、認識結果を文字認識結果データ部
20などに格納する（Ｓ23）。ページ番号一覧表示（Ｓ2
5）については上記のとおりである。

【００３０】本発明の更に他の実施例によれば、図12に
示す用紙方向認識部12ａがページ番号の文字方向を認識
する代りに、図15に示すような各ページの文章内容を構
成する文字列（ページ番号を除く）の文字方向を認識す
るようにして、前記実施例と同様の目的を達成できる。
この場合、ページ内の全ての文字を認識する必要はな
く、例えば冒頭の１行から漢字を除く文字を数文字認識
するようにすればよい。

【００３１】上記実施例の場合にも、基準文字方向を上
向きとしてその方向に全てのページの方向を揃える方法
と、利用者に基準文字方向（用紙方向）を指定させる方
法が可能である。前者のように基準文字方向を一律に上
向きとする場合には、要部構成図は図12の用紙方向認識
部12ａ、文字認識部22を上記のような用紙方向認識部12
ｂ、文字認識部22ａに置換した構成となり（図は示して
いない）、後者のように利用者に指定させる場合の要部
構成図は図13で同様の置換を行った構成図となる。

【００３２】なお、前記ページ番号位置認識に際し、利
用者が基準位置を設定するようにすることが可能であ
る。もしも利用者によって基準位置が設定されていない
ならば、ページ番号位置を認識するために、図16（ａ）
に示すように例えば最悪８箇所（Ａ〜Ｈ）で認識処理を
行わねばならないが、例えば利用者が、（ｂ）に示すＡ
部を基準位置として設定した場合は、まずＡ部にページ
番号があるか否か認識処理を行い、その位置にあればそ
の時点で処理終了となり、その位置にページ番号がない
場合でも（ｃ）のＣ部および（ｄ）のＧ部での確認を行
って終了となるので、処理時間の短縮化を図れる。つま
り、ページ番号基準位置を予め設定するので、ページ番
号位置の認識をより短時間で実行できるので、操作性が
更に向上する。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第１に、読み取った文書を構成するそれぞれのページの
ページ番号の記載位置から用紙方向を認識する用紙方向
認識部と、それぞれのページを表示装置に表示するとき
上記用紙方向認識部の認識結果に従ってページ番号の上
方が表示装置の上方に向くように一部のページを回転表
示する回転表示部とを備えた構成にしたことにより、読
み取った文書のなかに文字が横向きのページがあって
も、表示する際は、いずれのページも自動的に文字が上
方を向くので、利用者の手をわずらわせずに見やすい文
書表示を実現できる。

【００３４】第２に、上記において、読み取った文書の
それぞれのページのページ番号を一覧表示するページ番
号一覧表示部と、上記ページ番号一覧表示部による一覧
表示結果に基づいて基準用紙方向とするページ番号を指
定する基準用紙方向指定手段とを備え、且つそれぞれの
ページを表示装置に表示するとき、用紙方向認識部の認
識結果に従って、ページ番号表示方向が上記基準用紙方
向指定手段の指定するページのページ番号表示方向とな
るように一部のページを回転表示する回転表示部を備え
たので、それぞれのページを表示する際、いずれのペー
ジも、誤りなく文字方向を所望方向に向けられるので、
見やすい文書表示のために利用者は手をわずらわせずに
すみ、且つ機械的に９０度回転可能な表示装置などにも
対応できる。

【００３５】第３に、用紙方向認識部を、文字認識をし
てページ番号や文字の向きから用紙方向を認識するよう
にした構成では、ページの一覧表示をしなくても、それ
ぞれのページを表示する際、誤りなく上向きに揃えられ
るので、見やすい文書表示のために利用者は更にいっそ
う手をわずらわせずに済む。第４に、上記において、ペ
ージ番号基準位置を設定する構成では、ページ番号位置
の認識をより短時間で実行できるので、操作性が更に向
上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す画像ファイリング装置
全体の構成ブロック図。

【図２】本発明の一実施例を示す画像ファイリング装置
要部の構成ブロック図。

【図３】本発明の一実施例を示す画像ファイリング装置
要部の動作フロー図。

【図４】(a) 乃至(f) は本発明の一実施例を示す画像フ
ァイリング装置を説明する説明図。

【図５】本発明の一実施例を示す画像ファイリング装置
を説明する他の説明図。

【図６】本発明の他の実施例を示す画像ファイリング装
置を説明する説明図。

【図７】本発明の他の実施例を示す画像ファイリング装
置全体の構成ブロック図。

【図８】本発明の他の実施例を示す画像ファイリング装
置要部の構成ブロック図。

【図９】本発明の他の実施例を示す画像ファイリング装
置要部の動作フロー図。

【図10】本発明の他の実施例を示す画像ファイリング装
置を説明する説明図。

【図11】(a) 及び(b) は本発明の他の実施例を示す画像
ファイリング装置を説明する説明図。

【図12】本発明の他の実施例を示す画像ファイリング装
置要部の構成ブロック図。

【図13】本発明の他の実施例を示す画像ファイリング装
置要部の構成ブロック図。

【図14】本発明の他の実施例を示す画像ファイリング装
置要部の動作フロー図。

【図15】本発明の他の実施例を示す画像ファイリング装
置を説明する説明図。

【図16】(a) 乃至(d) は本発明の他の実施例を示す画像
ファイリング装置を説明する説明図。

【符号の説明】

１…入力装置、２…入力制御部、３…処理装置、４…表
示装置、５…画面制御部、６…記憶装置、７…記憶制御
部、８…画像読み取り装置、９…画像読み取り制御部、
10…基準用紙方向指示手段、11…処理指示部、12…用紙
方向認識部、13…認識結果データ制御部、14…用紙方向
データ部、15…画像データ制御部、16…画像データ部、
17…登録処理部、18…回転表示部、19…ページ番号一覧
表示部、21…画像記憶部、22…文字認識部。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｈ０４Ｎ 1/21 1/387 Ｇ０６Ｆ 15/64 ３２５Ｈ 15/66 ３５０Ｂ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】文書を読み取る画像読み取り装置と、該
画像読み取り装置が読み取った文書についての画像デー
タをファイリングする記憶装置と、記憶された文書内容
を表示する表示装置とを備えた画像ファイリング装置に
おいて、読み取った文書のそれぞれのページのページ番
号の位置から用紙方向を認識する用紙方向認識部と、そ
れぞれのページを表示装置に表示するとき上記用紙方向
認識部の認識結果に従ってページ番号の上方が表示装置
の上方に向くように一部のページを回転表示する回転表
示部とを備えたことを特徴とする画像ファイリング装
置。
【請求項２】上記画像読み取り装置が読み取った文書
のそれぞれのページのページ番号を含む領域を切り出し
て一覧表示するページ番号一覧表示部と、上記ページ番
号一覧表示部による一覧表示結果に基づいて基準用紙方
向とするページ番号を指定する基準用紙方向指定手段と
を備え、且つそれぞれのページを上記表示装置に表示す
るとき、上記用紙方向認識部の認識結果に従って、ペー
ジ番号表示方向が上記基準用紙方向指定手段の指定する
ページのページ番号表示方向となるように一部のページ
を回転表示する回転表示部とを備えたことを特徴とする
請求項１記載の画像ファイリング装置。
【請求項３】上記用紙方向認識部は、ページ番号を認
識する文字認識部を備え、ページ番号の向きから用紙方
向を認識する構成にしたことを特徴とする請求項 1記載
の画像ファイリング装置。
【請求項４】上記用紙方向認識部は、ページ番号を認
識する文字認識部を備え且つページ番号の向きから用紙
方向を認識する構成を備え、上記ページ番号一覧表示部
は、上記用紙方向認識部によって認識されたページ番号
に従って発生させた文字パターンを認識された文字方向
で表示するページ番号一覧表示部であることを特徴とす
る請求項２記載の画像ファイリング装置。
【請求項５】文書を読み取る画像読み取り装置と、画
像読み取り装置が読み取った文書についての画像データ
をファイリングする記憶装置と、記憶された文書内容を
表示する表示装置とを備えた画像ファイリング装置にお
いて、読み取った文書のそれぞれのページの文字列の文
字方向から用紙方向を認識する用紙方向認識部と、それ
ぞれのページを表示装置に表示するとき上記用紙方向認
識部の認識結果に従ってページ番号の上方が表示装置の
上方に向くように一部のページを回転表示する回転表示
部とを備えたことを特徴とする画像ファイリング装置。
【請求項６】請求項１、２、３又は４記載の画像ファ
イリング装置において、ページ番号基準位置を設定する
構成にしたことを特徴とする画像ファイリング装置。