JPH08150801A - 農用車輪 - Google Patents
農用車輪Info
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- JPH08150801A JPH08150801A JP29335794A JP29335794A JPH08150801A JP H08150801 A JPH08150801 A JP H08150801A JP 29335794 A JP29335794 A JP 29335794A JP 29335794 A JP29335794 A JP 29335794A JP H08150801 A JPH08150801 A JP H08150801A
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Abstract
防止して大きな牽引力を奏しながら排土性を良くした農
用車輪を提供する。 【構成】 弾性輪体5のトレッド部に直進ラグ6と推進
ラグ7とを列設し、推進ラグ7には輪体5のサイドウオ
ール部にて防止翼8を一体に形成している農用車輪1で
ある。
Description
に、畑地での中耕、除草、溝堀、穴堀、培土、土入れ、
ハウス内床作り等の管理作業を行う管理機用車輪として
利用される。
輪は、その弾性輪体のトレッド部に、直進ラグと推進ラ
グとを周方向の所定間隔を有して列設することでトレッ
ド踏面模様を有しており、同一農用車輪で、舗装路、地
道、畑、湿田等における要求性能(牽引力、土はけ、振
動等)のすべてを満足することは困難でいずれかの性能
を犠牲にしているため、補助車輪を付帯等しているのが
現実である。
して畑地等を走行しているとき、推進ラグがスリップす
ると、このスリップ防止機能がないため、車輪は沈み込
みラグ間に泥土等が詰まってしまい車輪が所謂丸坊主と
なって本機は脱出不能になる場合がある。そこで、水田
用車輪ではあるものの、可撓性の受圧翼を設けて浮力を
向上、すなわち、車輪の沈み込みを防止するようにした
車輪が提案されている(実開昭55−78501号公報
参照)。
受圧翼が周方向に連続して形成されているため、この受
圧翼の内周面に土等が乗り上がると、これを排土するこ
とができ難く、水田用はともかく畑地での管理作業にあ
っては、燃費の無駄とともに牽引力のロスを招くという
課題があった。そこで本発明は、直進ラグによって横振
れを防止しかつ推進ラグで充分な牽引力を確保する農用
車輪、特に、畑地用を対象とし、車輪が沈み込むのを確
実に防止しながら排土性を約束して走行性能の良い農用
車輪を提供することが目的である。
トレッド部に、直進ラグ6と推進ラグ7とを備えている
農用車輪1において、前述の目的を達成するために次の
技術的手段を講じている。すなわち、請求項に1に係る
本発明では、前記打弾性輪体5のサイドウォール部に位
置づけして周方向の間隔をおいて沈み込み防止翼8を一
体に形成したことを特徴とするものである。
進ラグ7の軸方向延伸端に、沈み込み防止翼8を一体に
形成し、該防止翼8を弾性輪体5のサイドウオール部に
位置づけして周方向の間隔をおいて備えていることを特
徴とするものである。また、請求項3に係る本発明で
は、直進ラグ6と推進ラグ7とが一体に連設されて接地
面が略T字形またはL字形とされていて推進ラグ7が左
右千鳥状に配列してあり、該推進ラグ7の軸方向延伸端
に一体に形成した沈み込み防止翼8が左右千鳥状に配列
してあることを特徴とするものである。
グ6と推進ラグ7とが周方向に間隔をおいて配列してあ
り、該推進ラグ7には直進案内部7Bを一体に有して接
地面が略十字形とされており、前記推進ラグ7の軸方向
延伸端に沈み込み防止翼8が一体に形成してあることを
特徴とするものである。また、請求項5に係る本発明で
は、推進ラグ7と沈み込み防止翼8とが側面視において
略T字形または略L字形として連設されていることを特
徴とするものである。
輪に装着して走行すると、弾性輪体5のトレッド部に備
えている直進ラグ6によって横振れ(蛇行)を防止しつ
つ推進ラグ7によって牽引力を発生して対象圃場を走行
する。対象圃場を走行中に、車輪1が沈み込むのは、弾
性輪体5のサイドウォール部に形成した沈み込み防止翼
8又は推進ラグ7の軸方向延伸端に一体として形成した
防止翼8が反力を受け浮力を得ることとなり、防止翼8
の内周面に土が乗り上がったとしても、図1及び図4で
示す如く防止翼8は周方向で間隔をおいてサイドウオー
ル部に備えてあることから、周方向で隣り合う空間部9
によって乗り上がった土を排土する。
形しようとするのを併せて阻止することとなって、大き
な牽引力を付与するのに寄与される。
説明する。なお、以下の図示例ではゴム焼付形の農用車
輪1で専ら説明するが、本発明に係る車輪1は空気入り
車輪であっても良いことは勿論である。図1および図2
(A)(B)は本発明の第1実施例を示しており、車軸
への取付ボス2より放射状にスポーク3が突出されてお
り、該スポーク3の外端にはパイプ材で示した円環状リ
ム4が固着されていて、該リム4には実質ゴムより成る
弾性輪体5が被覆されて焼付け固着されている。
ッド部が偏平円弧面に形成されていて該トレッド部に直
進ラグ6と推進ラグ7とが一体に連設され、その接地面
が略T字形とされ、図2(A)で示すように推進ラグ7
が左右千鳥状に配列してある。直進ラグ6は、トレッド
部の略中央部位において周方向に延伸され、その断面形
状は略台形であり、この直進ラグ6の中途から軸方向の
一方に推進ラグ7が延伸され、該推進ラグ7の延伸端は
弾性輪体5のサイドウオール部を超えており、その延伸
端は鉛直面7Aとされ、ここに、推進ラグ7のラグ高さ
が充分に確保されて大きな牽引力を得るようにされてい
る。
ていて延伸端にはサイドウオール部に位置付けされて周
方向前後に延びた受圧翼、すなわち、沈み込み防止翼8
が一体に連設され、第1実施例では、推進ラグ7と防止
翼8とは図1で示す如く側面視において略T字形として
連設されている。このように、推進ラグ7と防止翼8と
を側面視において略T字形に連設することにより、図1
の矢示Xの如く車輪1が回転して圃場Gを走行すると
き、推進ラグ7のラグ高さを大きくして跳面の増大を図
っても該ラグ7の変形は防止翼8にて防止され、ここ
に、ラグ剛性が高くなって大きな牽引力を得るのに寄与
され、また、車輪1が圃場Gの耕盤G1に接する程に沈
み込む現象は、防止翼8による担持(受圧)によって阻
止され、このとき、防止翼8に矢示Fが作用しても推進
ラグ7に連設されていることから、該翼8の過度の弾性
変形は防止されて担持機能は充分に確保されることにな
る。
隔をおいて備えられていることから、翼8間は空間部9
となって、泥土、軟土等の上層土G2が防止翼8の内周
面8Aに乗り上がっても、該乗土G3は車輪1の回転に
伴って内周面8Aを滑って空間部9より排土され、ここ
に、乗土G3の持上げはなくなり、円滑かつ軽快な走行
を確保するとともに、燃費の無駄もなくなるだけでな
く、管理作業における苗倒れ等の不測事態を防止でき
る。
略T字形に連設することによって正逆転(前後進)のい
ずれにおいても上述の作用を行うこととなり、又、防止
翼8の周長Lをラグ7の高さHよりやや長くすることで
受圧域を広くすることが望ましい。但し、周長Lと高さ
Hは略等しくすることは自由である。図3(A)(B)
は本発明の第2・3実施例を示しており、図3(A)は
推進ラグ7がトレッド中央域に直進案内部7Bを有して
接地面が略十字形とされているとともに、直進ラグ6は
トレッド中央域において前記推進ラグ7とを独立して交
互に列設してあり、略十字形とされた推進ラグ7の軸方
向両端延伸部に沈み込み防止翼8を左右に配置したもの
である。
実施例と同等な作用を奏する他、推進ラグ7が所謂横一
文字であることから、第1実施例の車輪1よりも大きな
牽引力を得ることができることになる。図3(B)に示
した第3実施例は既述した第1実施例における推進ラグ
7を斜めラグとして配置したものであり、このとき、直
進ラグ6との連設部を広幅とすることで、第1実施例よ
りも大きな牽引力を得ることができることになる。
(A)に示した推進ラグ7に適用することができる。更
に、図4は本発明の第4実施例を示しており、推進ラグ
7と防止翼8との連設部分が側面視において略L字形と
されたもので、その他の構成は既述した第1〜3実施例
と共通している。
は前後進兼用であったものが、前進専用となる代わり
に、ゴム量が少なくできて軽量化に寄与する。図5
(A)(B)は、本発明の第5・6実施例を示してお
り、(A)は第5実施例で推進ラグ7を横一文字とし、
直進ラグ6を縦一文字としてそれぞれ独立したものであ
り、(B)は、第6実施例を示し、沈み込み防止翼8を
直進ラグ6と同長又はやや長く形成して、弾性輪体5の
サイドウォール部に周方向の所定間隔をおいて推進ラグ
7とは独立して形成したものである。
用として説明した農用車輪1は、直進ラグ6と推進ラグ
7の接地面外径は同一円周状にあって、かつ、小ピッチ
とされることによって地道等の走行時の振動が抑制され
るのは勿論のこと、本発明に係る農用車輪1は、これを
田植機等の水田用駆動車輪として採用することは自由で
あり、このとき、防止翼8はフロート羽根として機能す
る。
走行性、振動抑制並びに必要かつ充分な牽引力を確保し
ながら、過度の沈下を確実に防止しつつ土の持廻りを少
なくし排土性を向上できる農用車輪が提供できる。
る。
面図、(B)は立断面図である。
実施例の平面図、(B)は第3実施例の平面図である。
る。
実施例の平面図、(B)は第6実施例の平面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 弾性輪体(5)のトレッド部に、直進ラ
グ(6)と推進ラグ(7)とを備えている農用車輪
(1)において、 前記弾性輪体(5)のサイドウォール部に位置づけて周
方向の間隔をおいて沈み込み防止翼(8)を一体に形成
したことを特徴とする農用車輪。 - 【請求項2】 弾性輪体(5)のトレッド部に、直進ラ
グ(6)と推進ラグ(7)とを備えている農用車輪
(1)において、 前記推進ラグ(7)の軸方向延伸端に、沈み込み防止翼
(8)を一体に形成し、該防止翼(8)を弾性輪体
(5)のサイドウオール部に位置づけして周方向の間隔
をおいて備えていることを特徴とする農用車輪。 - 【請求項3】 直進ラグ(6)と推進ラグ(7)とが一
体に連設されて接地面が略T字形またはL字形とされて
いて推進ラグ(7)が左右千鳥状に配列してあり、該推
進ラグ(7)の軸方向延伸端に一体に形成した沈み込み
防止翼(8)が左右千鳥状に配列してあることを特徴と
する請求項2記載の農用車輪。 - 【請求項4】 直進ラグ(6)と推進ラグ(7)とが周
方向に間隔をおいて配列してあり、該推進ラグ(7)に
は直進案内部(7B)を一体に有して接地面が略十字形
とされており、前記推進ラグ(7)の軸方向延伸端に沈
み込み防止翼(8)が一体に形成してあることを特徴と
する請求項2記載の農用車輪。 - 【請求項5】 推進ラグ(7)と沈み込み防止翼(8)
とが側面視において略T字形または略L字形として連設
されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに
記載の農用車輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29335794A JP3635502B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 農用車輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29335794A JP3635502B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 農用車輪 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08150801A true JPH08150801A (ja) | 1996-06-11 |
JP3635502B2 JP3635502B2 (ja) | 2005-04-06 |
Family
ID=17793750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29335794A Expired - Fee Related JP3635502B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 農用車輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3635502B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107891705A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-04-10 | 何德珍 | 微耕机行走机构 |
CN107933189A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-04-20 | 何德珍 | 微耕机行走轮 |
CN108076708A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-05-29 | 何德珍 | 带复合行走轮的小型微耕机 |
CN108093716A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-06-01 | 何德珍 | 小型微耕机 |
CN108099485A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-06-01 | 何德珍 | 一种小型微耕机复合式行走轮 |
CN108128091A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-06-08 | 何德珍 | 微耕机行走轮轮辋 |
CN108162681A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-06-15 | 何德珍 | 一种窄幅轮辋结构 |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP29335794A patent/JP3635502B2/ja not_active Expired - Fee Related
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