JPH08148580A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH08148580A
JPH08148580A JP7114896A JP11489695A JPH08148580A JP H08148580 A JPH08148580 A JP H08148580A JP 7114896 A JP7114896 A JP 7114896A JP 11489695 A JP11489695 A JP 11489695A JP H08148580 A JPH08148580 A JP H08148580A
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JP
Japan
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mos transistor
type mos
semiconductor integrated
integrated circuit
circuit device
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Application number
JP7114896A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Kubo
和昭 久保
Masaki Miyagi
雅記 宮城
Yukio Suzuki
幸夫 鈴木
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Priority to CNA021482586A priority patent/CN1492444A/zh
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    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/06Sense amplifiers; Associated circuits, e.g. timing or triggering circuits
    • G11C7/062Differential amplifiers of non-latching type, e.g. comparators, long-tailed pairs

Abstract

(57)【要約】 【目的】 極低電源電圧での動作を可能にする半導体集
積回路装置を得る。 【構成】 半導体基板上の異なる最低動作電源電圧で動
作するMOSトランジスタ回路において,最低動作電源
電圧が低い方で動作するMOSトランジスタのしきい値
電圧を下げさらにこのトランジスタのチャネル長をのば
した構成とした。さらに、センスアンプ回路は一対の入
力端子を有する差動増幅回路とプリチャージ回路及びロ
ード回路により構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は低電源電圧域とりわけ
乾電池一本の終止電圧0.9Vという極低電源電圧での
動作を要求される半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,複数MOSトランジスタで構成さ
れるMOS回路は,一入力ゲートでいえば図9に示すよ
うなCMOSインバータ回路が知られていた。(図10
は従来の回路の平面パターン図である。) PMOSトランジスタ91とNMOSトランジスタ92
はそれぞれの動作時,電源電圧Vcc分の充分なゲート
バイアスVGが与えられて良好なスイッチング動作,オ
ン電流が得られるようにしていた。そのためには各MO
Sトランジスタのしきい値電圧Vthは大幅に高すぎな
い値(絶対値で約0.9V以下)が設定され,また電源
電圧VccはこのVthより充分高い値(たとえば1.
8V)に設定する必要があった。
【0003】一方,半導体チップのスタンバイ電流に大
きく影響を与えるMOSトランジスタのオフリーク電流
発生を抑えるためにVthは大幅に低すぎない値(約
0.7V以上)が設定されていた。半導体集積回路装置
は、メモリ素子のON状態とOFF状態を判別してデー
タ0とデータ1を出力する。前記メモリ素子のON状態
とOFF状態をデータ0とデータ1に変換する回路がセ
ンスアンプ回路である。
【0004】最近、半導体集積回路装置の低電圧化が求
められており、特に、携帯機器市場においては、電池1
本(0.9〜1.5V)での動作が要求されている。そ
のため、センスアンプ回路も低電圧で動作する必要がで
ていた。図17は従来のセンスアンプ回路図である。
【0005】バッファ回路106の入力には、プリチャ
ージ回路101とロード回路102が接続される構成と
なっている。次に、回路の動作概要を説明する。メモリ
素子109がOFF状態の場合、ロード回路102には
電流が流れないので、プリチャージ回路101によりバ
ッファ回路106の入力の電位はVccレベルまで持ち
上がる。よって、センスアンプ回路出力207はデータ
0となる。
【0006】メモリ素子109がON状態の場合、ロー
ド回路102に電流が流れるので、バッファ回路106
の入力の電位はGND側に引き下げられる。よって、セ
ンスアンプ回路出力207はデータ1となる。図18に
回路動作時の各信号の電位を示す。
【0007】センスアンプ回路のイネーブル信号201
(202は201の反転信号)をVccレベルにする
と、センスアンプ回路はイネーブル状態となる。同時
に、カラムデコード信号203とロウデコード信号20
4及び書き込み反転信号206をそれぞれVccレベル
にすることにより、メモリ素子109がセレクト状態に
なる。この時、メモリ素子109のコントロール信号2
05は、電位Vcgとする(Vcgは、VccとGND
の間の電位)。メモリ素子109がOFF状態の時に
は、センスアンプ出力207はデータ0となり、メモリ
素子109がON状態の時には、センスアンプ出力20
7はデータ1となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来技術のMO
S回路はVccがVthより充分大きな値(たとえば
1.8V以上)ではゲートバイアスも充分与えられて,
良好な動作が可能だが,Vccが下がって極低電源電圧
域(0.9V近傍)になるとMOSトランジスタのVt
hがほぼVccの値と同じくらいになってくるのでゲー
トバイアスが弱くなり充分なスイッチング動作,オン電
流が得られなくなって,出力遅延の増大,出力ドライバ
ビリテイの低下という問題につながった。
【0009】とりわけ,温度変動等によってVthが上
昇して0.9V以上になった場合,Vccが0.9Vの
時は全くMOSトランジスタはオンしなくなり機能をは
たさなくなる。また、従来のセンスアンプ回路は、Vc
cが3V以下の場合、メモリ素子109の電流駆動能力
の低下により、メモリ素子109がON状態の場合でも
バッファ回路106の入力の電位が入力反転電圧まで下
がらなくなっていた。そのため、Vccが3V以下での
データの読み出しはできなかった。
【0010】このように従来技術は,極低電源電圧域で
は利用できないという課題があった。この発明は,従来
のこのような課題を解決するために極低電源電圧(0.
9V)でも充分動作し,なおかつ従来どおりの低スタン
バイ電流等の特性を維持させる回路を作成することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の手段として選択的
に,必要とされる各MOSトランジスタのVthを従来
より下げた値に設定した。これは温度変動等によってV
thの値が上昇しても決して極低電源電圧(0.9V)
にまでには届かないような値に設定する。
【0012】第2の手段としてP型MOSトランジスタ
及びN型MOSトランジスタのそれぞれにおいて,しき
い値電圧の低いほうのMOSトランジスタのチャネル長
を,しきい値電圧の高いほうのMOSトランジスタのチ
ャネル長よりも長くした。第3の手段としてスタンバイ
電流に影響を与えるオフリーク電流が発生する経路のし
きい値電圧の低いほうのMOSトランジスタのチャネル
長のみを大きくした。
【0013】第4の手段として半導体集積回路が,第1
の電源電圧範囲で動作する回路部分と,最低動作電圧が
第1の電源電圧範囲よりも高い第2の電源電圧範囲で動
作する回路部分を有する構成とした。第5の手段として
センスアンプ回路は一対の入力端子を有する差動増幅回
路と、該一対の入力端子の一方に接続される第1のプリ
チャージ回路及び第1のロード回路と、一対の入力端子
の他方に接続される第2のプリチャージ回路及び第2の
ロード回路からなる構成とした。
【0014】第6の手段としてセンスアンプ回路の第1
及び第2のプリチャージ回路をN型MOSトランジスタ
で構成した。第7の手段としてセンスアンプ回路の第1
及び第2のプリチャージ回路をP型MOSトランジスタ
で構成した。
【0015】第8の手段としてセンスアンプ回路の差動
増幅回路をP型MOSトランジスタとN型MOSトラン
ジスタで構成した。
【0016】
【作用】第1の手段によりVthを下げられたMOSト
ランジスタは電源電圧がたとえ0.9VでもVthが低
いため,ゲートバイアスは充分与えられ,正常なスイッ
チング動作,オン電流が得られる。
【0017】第2の手段によりVthを下げた場合でも
必要部分のL長をのばしたことによって,MOSトラン
ジスタのオフリークを大幅に抑えることができる。第3
の手段により必要部のみのL長を大きくしただけなので
面積増大を最小限に抑えることができる。
【0018】第4の手段によりVthを従来の設定のま
まにしておきたい回路のVthを下げる必要がなく,消
費電流等の低減につながる。第5から第8の手段により
従来の電圧を検出する方法から、わずかな電流の差を検
出する精度の高い電流比較の方法になるので、低電圧で
のメモリ装置のデータの読み出しが可能なセンスアンプ
回路を実現できる。
【0019】
【実施例】以下に,本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は,本発明の実施例をCMOSインバータ
回路を例として示してある。図2はその回路の平面パタ
ーン図である。本回路は半導体基板上に存在する全回路
のうちの一部であり,他回路は,本回路と同等技術の回
路と,従来技術の回路とが存在する。
【0020】図1,2において,電源間にはPMOSト
ランジスタ1とNMOSトランジスタ2が直列に接続さ
れてCMOSインバータが形成されている。またポリシ
リコンゲート3のチャネル長(L長)は従来サイズ(例
えば2μm)よりのばしてある(例えば3μmまでのば
す)。このPMOSトランジスタとNMOSトランジス
タのそれぞれのしきい値電圧Vthは従来の値より下げ
られており(例えばVtp=−0.6V,Vtn=0.
55V),Vccが0.9Vの場合でも充分各トランジ
スタにゲートバイアスが伝わるようになっている。すな
わち,入力がフルスイング(0V〜Vcc)して入力に
0V電位が与えられたときは,PMOSトランジスタに
はVth(絶対値で0.6V)より大きいVcc分の電
圧(0.9V)のゲートバイアスが与えられるのでPM
OSトランジスタはしっかりオンする(NMOSはオフ
する)。一方入力にVcc電位が与えられたときはPM
OSはオフしNMOSがオンすることになる。
【0021】ここで図3にPMOSまたはNMOSトラ
ンジスタのVthと温度との関係を示すが,このような
温度変動によるVth上昇があった場合でもVthは
0.9Vより下になるような設定が必要である。例えば
従来のようなVthが0.85Vと高いような場合には
Vthの値がVccの値に近づいて,ゲートバイアスが
充分でなかったため動作しなかったのである。これに対
し、例えばVthを0.60Vに設定することにより温
度が低下した場合であっても十分ゲートバイアスを印加
することが可能となる。
【0022】ここでVthを低くしたことによってMO
Sトランジスタのオフリーク増大を考慮しなくてはなら
ない。図4にPMOSトランジスタのオフリークのVt
h依存性を示すが,Vthを低くしたことによってリー
ク電流が増大している。これは半導体チップのスタンバ
イ電流に大きく影響するものであり,従来の低スタンバ
イ電流という好特性を損ねることになる。
【0023】そこでVthを下げた回路のL長を従来の
Vthの高い回路のL長よりのばしたことによってこの
影響を緩和させている。図5にオフリーク電流のL長依
存性を示すが,L長をのばすことによってリーク電流は
大幅に抑えることができる。図2ではPMOS,NMO
SのどちらもL長をのばしているが,半導体チップがス
タンバイ状態で各トランジスタのノード端子の電位が必
然的に決まるような場合にはどちらか一方のL長をのば
せばよい。すなわち入力がHigh電位に定まっている
場合にはPMOSトランジスタがオフリークの経路とな
るのでこのL長をのばしNMOSは従来サイズでよい。
一方入力がLow電位のときは逆にNMOSのL長だけ
のばせばよい。この方法は多入力ゲートであるNORゲ
ートやNANDゲートにもいえることである。図6の
(a),(b),(c)は2NORゲート回路が3パタ
ーンの入力を与えられている図である。
【0024】図6(a)ではPMOSの61,62のど
ちらか一方のL長をのばせば貫通経路がなくなる。
(b)ではPMOS61だけL長をのばせばよい。
(c)ではNMOS63,64のどちらのL長ものばす
ことによって経路がなくなる。図7は2NANDの場合
であるが,各ノード電位がスタンバイ時に(a),
(b),(c)のように決まっているときは,(a)で
はNMOS73,74のどちらか一方を,(b)ではN
MOS73を,(c)ではPMOS71、72のふたつ
とも,それぞれL長をのばせばよい。これは3入力以上
の回路でも同様なことである。
【0025】ここまで,オフリークのVth依存性が顕
著なのがPMOS,NMOSのどちらもということで説
明してきたが,PMOSが大きく顕著で,NMOSが大
して顕著でないという場合にはNMOSのL長はのばす
必要がなく,PMOSだけでよい。逆にNMOSのオフ
リークだけ顕著な場合はNMOSのL長だけのばせばよ
い。
【0026】以上オフリーク防止のためのL長の延長は
全トランジスタに及ぶものでなく,スタンバイ電流に影
響を与えるオフリーク電流が発生する経路のしきい値の
低いMOSトランジスタのチャネル長のみを大きくすれ
ばよい。このように選択的にL長を大きくすることによ
って回路の面積増大は最小限に抑えることができる。
【0027】次にVthを下げる必要のある回路につい
て考える。極低電源電圧(0.9V)を含めた第1の電
源電圧範囲(例えば0.9V〜5.5V)で動作させる
回路はすべてVthを下げなくてはならない。しかし,
製品仕様上この電圧範囲で動作させる回路と,これより
最低動作電圧が高い第2の電源電圧範囲(例えば1.8
V〜5.5V)で動作させる回路が半導体基板上にあっ
た場合,第1の電源電圧範囲で動作する回路部分のみの
MOSトランジスタのしきい値電圧を下げ,第2の電源
電圧範囲で動作させるほうの回路のVthは下げる必要
はない。そしてこのVthを下げない回路はオフリーク
の影響がないのでL長をのばす必要がなく,Vthを下
げた必要部のL長のみのばせばよい。このことによって
も面積縮小,消費電流低減が可能となる。
【0028】図8はEEPROM半導体チップの簡略図
である。半導体チップ内にメモリ84、デコーダ83お
よびメモリ84を動作するための読み出し用回路82と
書き込み用回路85が形成さている。この全回路が0.
9Vで動作しなくてはならない場合,全回路のVthを
下げなくてはならない。しかし,EEPROMは大きく
分けて読み出し(READ)と書き込み(WRITE)
の動作があり,このそれぞれの最低動作電圧仕様が0.
9V,1.8Vというような場合はREAD動作時のみ
働く回路だけVthを下げればよい。ここでWRITE
時のみ動作する回路(例えばチャージポンプ,リングオ
シレータ等)のVthを下げてしまった場合にはリング
オシレータ等の動作時消費電流が大幅に増加してしまい
特性を損ねることになる。
【0029】Vth制御はMOSトランジスタのチャネ
ル部へのチャネルドープ工程によって制御されるが,V
thを下げる必要のない部分にはマスキングし,必要の
ある部分にインプラをすることにより選択的にVthを
かえることができる。図8に示すように,WRITE時
のみに動作しREAD時には動作しない書き込み用回路
85にはマスキングを行い,チャネルドープインプラを
行うことによって実現できる。
【0030】これはいいかえれば1.8V READ,
1.8V WRITEの仕様で作成した半導体チップ
(必要部のL長はあらかじめのばしておく)はチャネル
ドープインプラ工程の追加だけで0.9V READ,
1.8V WRITEの仕様の製品に作成可能というこ
とである。
【0031】このように選択的にVthを下げ,必要部
分だけのL長をのばすことにより,各電圧仕様にあった
半導体チップを作成でき,また面積の縮小,消費電流の
削減が可能となる。図11は、本発明に係わる第1の実
施例のセンスアンプ回路図である。 差動増幅回路10
5の一対の入力端子には、それぞれプリチャージ回路1
01,103とロード回路102,104が接続されて
おり、差動増幅回路105の出力はバッファ回路106
の入力に接続されている。プリチャージ回路101,1
03はそれぞれN型MOSトランジスタで構成されてお
り、しきい値電圧は約0.05Vである。
【0032】さらに、定電圧回路107の出力は、ロー
ド回路102,104、差動増幅回路105及びバッフ
ァ回路106に接続されている。定電圧回路108の出
力はロード回路104のトランジスタのうち、ロード回
路102のメモリ素子109に相当する位置のトランジ
スタのゲートに入力され、基準電圧として動作する。ロ
ード回路104はリファレンス電流を作りだす。
【0033】本発明の実施例においては、差動増幅回路
105の一対の入力端子に対して、対称な回路構成をし
ているので、電源電圧の変化に対し、一対の入力端子の
電位も同様に変化するので、広い電源電圧で動作が可能
である。さらに、プリチャージ回路101,103のN
型MOSトランジスタでの電圧降下分がほぼ0Vである
ので、低電圧での動作が可能となる。
【0034】図12は、図11の実施例を使用した不揮
発性メモリ装置のデータ読み出し特性で、差動増幅回路
105の入力トランジスタのしきい値電圧Vtp(横
軸)に対するデータ読み出しを行う最低電圧Vcc M
in.(READ)(縦軸)の関係を示す。
【0035】図13は、上記装置の温度特性で使用温度
範囲でVtpが0.7V以下ならばVcc0.9V以下
の実現を裏付けている。Vtpが0.7V以下において
Vcc0.9V以下でのデータ読み出しを十分実現して
いる。図14は、本発明に係わる第2の実施例のセンス
アンプ回路図である。
【0036】基本的な構成は図11の実施例と同じであ
る。差動増幅回路105のN型MOSトランジスタはゲ
ート絶縁膜の異なる2種類のトランジスタを使用してい
る。トランジスタ401のゲート絶縁膜厚は600オン
グストロームであり、定電圧回路107を構成するトラ
ンジスタと同種にすることにより、電流の制御性を高め
ている。
【0037】トランジスタ402、403はカレントミ
ラー回路を構成しており、ゲート絶縁膜厚は350オン
グストロームである。ここは、トランジスタの電流駆動
能力を大きくすることにより、センスアンプの高速化を
計っている。図15及び図16は、本発明に係わる第3
の実施例のセンスアンプ回路図である。
【0038】基本的な構成は図11の実施例と同じであ
る。プリチャージ回路101は、直列接続されたトラン
ジスタ501,502およびトランジスタ501,50
2に並列接続されたトランジスタ503で構成されてお
り、ロード回路102に流れる電流の増加に対応できる
ようになっている。プリチャージ回路103は、プリチ
ャージ回路101と同じ構成であるが、差動増幅回路1
05の入力電圧に差をつけるために出力の取り出し位置
を変えている。
【0039】ロード回路102はトランスファゲート5
04がフィードバック回路を構成しており、メモリ素子
109に電流が流れるとトランスファゲート504は電
流を流そうとし、メモリ素子109に電流が流れないと
トランスファゲート504は電流を抑制する。
【0040】このような構成にすることにより、センス
アンプの高速化が可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は従来の低
スタンバイ電流特性を維持したまま,極低電源電圧
(0.9V)での動作を可能にした。また,チャネルド
ープマスク工程追加だけで高電圧仕様から低電圧仕様に
でき,面積の縮小,消費電流低減の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路装置の中のCMOSイ
ンバータの回路図である。
【図2】本発明の半導体集積回路装置の中のCMOSイ
ンバータの平面パターン図である。
【図3】MOSトランジスタのしきい値電圧Vthと温
度との関係を示すグラフである。
【図4】MOSトランジスタのオフリーク電流としきい
値電圧Vthとの関係を示すグラフである。
【図5】MOSトランジスタのオフリーク電流とチャネ
ル長(L長)との関係を示すグラフである。
【図6】3パターンの電圧を入力された2NOR回路の
回路図である。
【図7】3パターンの電圧を入力された2NAND回路
の回路図である。
【図8】本発明のEEPROM半導体チップの簡略図で
ある。
【図9】従来の半導体集積回路装置の中のCMOSイン
バータの回路図である。
【図10】従来の半導体集積回路装置の中のCMOSイ
ンバータの平面パターン図である。
【図11】本発明の第1の実施例を示すセンスアンプ回
路図である。
【図12】図11のセンスアンプ回路を使用した半導体
不揮発性メモリ装置の読み出し電圧のPMOSトランジ
スタしきい値電圧依存性を示したグラフである。
【図13】図11のセンスアンプ回路を使用した半導体
不揮発性メモリ装置の読み出し電圧の温度特性を示した
グラフである。
【図14】本発明の第2の実施例を示すセンスアンプ回
路図である。
【図15】本発明の第3の実施例を示すセンスアンプ回
路のうち、差動増幅回路、バッファ回路、定電圧回路の
回路図である。
【図16】本発明の第3の実施例を示すセンスアンプ回
路のうちプリチャージ回路、ロード回路、定電圧回路の
回路図である。
【図17】従来の技術によるセンスアンプ回路図であ
る。
【図18】図11,14,15,16,17のセンスア
ンプ回路動作時の各信号レベルを示すタイミング図であ
る。
【符号の説明】
1、61、62、71、72、91 PMOSトランジ
スタ 2、63、64、73、74、92 NMOSトランジ
スタ 3 ポリシリコンゲート 4 Nウエル 81 チャネルドープマスキング部分 101,103 プリチャージ回路 102,104 ロード回路 105 差動増幅回路 201 センスアンプイネーブル信号 202 センスアンプイネーブル反転信号 203 カラムデコード信号 204 ロウデコード信号 205 コントロール信号 206 書き込み反転信号 207 センスアンプ出力信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 27/115 H01L 27/10 434

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つ以上の複数のしきい値電
    圧を有するP型MOSトランジスタ、もしくは、N型M
    OSトランジスタを同一の半導体基板上に構成する半導
    体集積回路装置において、該P型MOSトランジスタも
    しくは該N型MOSトランジスタの最低動作電圧の絶対
    値が0.9V以下であり、かつ、最高動作電圧の絶対値
    が5.5V以上であることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  2. 【請求項2】 該P型MOSトランジスタの第1のしき
    い値電圧が−0.3V〜−0.7Vであり、第2のしき
    い値電圧が−0.7V〜−0.9Vであることを特徴と
    する請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 該N型MOSトランジスタの第1のしき
    い値電圧が0.3V〜0.7Vであり、第2のしきい値
    電圧が0.7V〜0.9Vであることを特徴とする請求
    項1記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 該第1のしきい値電圧を有するP型MO
    SトランジスタまたはN型MOSトランジスタのチャネ
    ル長は、該第2のしきい値電圧を有するP型MOSトラ
    ンジスタまたはN型MOSトランジスタのチャネル長よ
    り長いことを特徴とする請求項2乃至3のいずれか1項
    に記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 該第2のしきい値電圧を有するP型MO
    SトランジスタまたはN型MOSトランジスタのチャネ
    ル長が2.0μm以下であり、該第1のしきい値電圧を
    有するP型MOSトランジスタまたはN型MOSトラン
    ジスタのチャネル長が2.6μm以上であることを特徴
    とする請求項4記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 該半導体集積回路装置がスタンバイ状態
    においてゲートにHigh電位が印加される第1のしき
    い値電圧を有するP型MOSトランジスタのチャネル長
    は、前記スタンバイ状態においてゲートにLow電位が
    印加される第1のしきい値電圧を有するP型MOSトラ
    ンジスタのチャネル長より大きいことを特徴とする請求
    項2乃至4乃至5のいずれか1項に記載の半導体集積回
    路装置。
  7. 【請求項7】 該半導体集積回路装置がスタンバイ状態
    においてゲートにLow電位が印加される第1のしきい
    値電圧を有するN型MOSトランジスタのチャネル長
    は、前記スタンバイ状態においてゲートにHigh電位
    が印加される第1のしきい値電圧を有するN型MOSト
    ランジスタのチャネル長より大きいことを特徴とする請
    求項3乃至4乃至5のいずれか1項に記載の半導体集積
    回路装置。
  8. 【請求項8】 該最低動作電圧で動作するP型MOSト
    ランジスタもしくはN型MOSトランジスタを含む回路
    領域には第1の電源電圧が与えられ、該最高動作電圧で
    動作するP型MOSトランジスタもしくはN型MOSト
    ランジスタを含む回路領域には第2の電源電圧が与えら
    れていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1
    項に記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 該第1の電源電圧の範囲は0.9V〜
    5.5Vであり、該第2の電源電圧の範囲は1.8V〜
    5.5Vであることを特徴とする請求項8記載の半導体
    集積回路装置。
  10. 【請求項10】 該半導体集積回路装置は不揮発性記憶
    回路を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか
    1項に記載の半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 該不揮発性記憶回路は不揮発性素子へ
    の書き込み用回路と不揮発性素子からの読み出し用回路
    とを含み、該読み出し用回路には該第1の電源電圧が与
    えられ、該書き込み用回路には該第2の電源電圧が与え
    られることを特徴とする請求項10記載の半導体集積回
    路装置。
  12. 【請求項12】 該読み出し回路は一対の入力端子を有
    する差動増幅回路と、該一対の入力端子の一方に接続さ
    れる第1のプリチャージ回路及び第1のロード回路と、
    一対の入力端子の他方に接続される第2のプリチャージ
    回路及び第2のロード回路からなることを特徴とする請
    求項11記載の半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 該第1及び第2のプリチャージ回路が
    N型MOSトランジスタからなることを特徴とする請求
    項12記載の半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 該第1及び第2のプリチャージ回路が
    P型MOSトランジスタからなることを特徴とする請求
    項12記載の半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 該差動増幅回路がP型MOSトランジ
    スタとN型MOSトランジスタからなることを特徴とす
    る請求項12記載の半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 該差動増幅回路のP型MOSトランジ
    スタのしきい値電圧が−0.3〜−0.7Vであること
    を特徴とする請求項15記載の半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 該差動増幅回路のN型MOSトランジ
    スタのしきい値電圧が0.3〜0.7Vであることを特
    徴とする請求項15記載の半導体集積回路装置。
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