JPH08147433A - 光カード - Google Patents

光カード

Info

Publication number
JPH08147433A
JPH08147433A JP6282142A JP28214294A JPH08147433A JP H08147433 A JPH08147433 A JP H08147433A JP 6282142 A JP6282142 A JP 6282142A JP 28214294 A JP28214294 A JP 28214294A JP H08147433 A JPH08147433 A JP H08147433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical recording
layer
recording layer
optical
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6282142A
Other languages
English (en)
Inventor
Takako Hattori
貴子 服部
Tetsuo Komori
哲夫 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP6282142A priority Critical patent/JPH08147433A/ja
Publication of JPH08147433A publication Critical patent/JPH08147433A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程が簡単で、しかも精細なトラックパ
ターンを備えた光カードを提供する。 【構成】 透明保護層の内側に光記録層2が形成され、
この光記録層2を挟持するようにしてカード基材が接着
層を介して積層され、さらに透明保護層の外側に表面硬
化層が積層されてなる光カードCにおいて、レーザー光
Rを照射することにより光記録層2に1000〜300
0本のトラックパターン2tをそれぞれ平行に形成す
る。同時に各トラックパターン2tの間にピットを形成
してもよい。光記録層2のレーザー光Rが照射された部
分が熱により融解等の変化を生じ、その他の部分との間
で反射率に大きな差ができることでトラックパターン2
tが形成される。レーザー光Rを用いて光記録層2に直
接トラックパターンを形成するので製造工程が簡単で、
しかも精度のよいトラックパターンを形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレジットカード、キ
ャッシュカード、医療カード等に使用される光カードに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気カード、ICカードより大き
な記憶容量を有するカード形態のメディアとして、光学
的な情報記録部をプラスチックカードに内蔵したいわゆ
る光カードが開発されている。この光カードの記録方法
は、記録するデジタル情報を決められたルールに従って
微細な点情報として光記録層に書き込み、光学的な反射
部と非反射部を設けることで行われる。また、この情報
記録部の読み取りは、記録層の反射率変化をセンサーに
より電気信号に変換し、信号処理を行うことで情報記憶
データを再生するものである。そして、このような情報
の書込み及び読取りを行う上で、情報記録部にはレーザ
ー光を案内するためのトラックパターンが設けられてい
る。
【0003】上記の光カードは、一般に透明保護層とカ
ード基材の間に光記録層を設けたもので、透明保護層の
片面に凹凸状の前記トラックパターンが一体形成されて
おり、この透明保護層のパターン面にTeOx等の薄膜
を形成し、これにカード基材を接着剤で貼り合わせて作
製されている。そして、透明保護層上にトラックパター
ンを形成する方法としては、一般に既知の2P法(Ph
oto Polymer法)、インジェクション法、キ
ャスティング法等が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたト
ラックパターン形成方法のうち2P法による方法は、パ
ターニングされた原版から一旦マザー版を作成し、この
マザー版を大量複製用の原版として用い、型取りによっ
てパターニングされた透明保護層を得ている。このよう
に、2P法では煩雑な工程を行っているのが現状であ
る。一方、インジェクション法、キャスティング法等
は、比較的工程が簡単ではあるものの、精細なトラック
パターンを形成しにくいという問題点がある。
【0005】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、製造工程が
簡単で、しかも精細なトラックパターンを備えた光カー
ドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、透明保護層の内側に光記録層が形成さ
れ、この光記録層を挟持するようにしてカード基材が接
着層を介して積層され、さらに透明保護層の外側に表面
硬化層が積層されてなる光カードにおいて、レーザー光
を照射することにより前記光記録層に1000〜300
0本のトラックパターンをそれぞれ平行に形成したこと
特徴としており、さらには、前記光記録層に前記トラッ
クパターンを形成すると同時に各トラックパターンの間
にピットを記録してもよいものである。
【0007】
【作用】上述の構成からなる光カードでは、光記録層の
レーザー光が照射された部分が熱により融解等の変化を
生じ、レーザー光が照射されていない部分との間で反射
率に大きな差ができることにより、1000〜3000
本の精細なトラックパターンが一度に形成される。さら
に、必要に応じてそれと同時に各トラックパターンの間
にピットが記録される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0009】図1は本発明に係る光カードの一実施例を
示す断面図である。同図に示されるように、本実施例の
光カードは、透明保護層1の下面に光記録層2が設けら
れ、この光記録層2を挟持するようにしてカード基材3
が接着層4を介して積層されており、さらに透明保護層
1の外側に表面硬化層5が積層された構成になってい
る。そして、光記録層2にはレーザー光を照射して形成
されたトラックパターン2tが設けられている。
【0010】上記の構成からなる光カードの製造工程は
次のようである。
【0011】まず、シート成形した厚さ0.4mmのポ
リカーボネート(分子量25000)を透明保護層1と
して使用し、これにスピンコート法或いはロールコート
法でハードコート剤(東レ製、UH−001)を塗布し
て表面硬化層5を形成した。次いで、TeOxをスパッ
タリングして透明保護層1の裏側の所定位置に光記録層
2を形成した。形成された光記録層2の厚みは500Å
である。一方、0.26mmの乳白塩ビからなるコアシ
ートの両面にシルクオフセットの印刷を行い、これを
0.05mmのオーバーシート2枚で挟み込み、熱融着
にて3層構成のカード基材3を作成した。なお、オーバ
ーシートの片面には650エルステッドの磁気テープを
形成しておいた。そして、光記録層2を挟み込むように
して、カード基材3と透明保護層1をウレタン系の接着
層4を介してラミネートすることにより光カードCを作
製した。
【0012】上記のようにして作製した光カードCの光
記録層2にレーザー光を用いてトラックパターン2tを
形成する。具体的には、図2に示すように、多数の平行
なレーザー光Rを出力する半導体レーザー11を使用
し、これを光カードCのカード面と平行に走査させ、光
カードCの記録面側から光記録層2にレーザー光Rを照
射した。これにより光記録層2の所定部分が熱で融解
し、2603本のトラックパターン2tを形成すること
ができた。これと同時に各トラックパターン2tの間の
所定位置にプレフォーマットとしてピットを記録した。
【0013】このようにして作製したトラックパターン
付きの光カードCに対し、レーザー光により書込みと読
取りを行ったところ、トラックパターン2tをガイドと
して良好に操作を行えた。
【0014】なお、上記実施例ではガイドとなるトラッ
クパターン2tとプレフォーマットとしてのピットを光
記録層2に同時に形成したが、光記録層2にトラックパ
ターン2tのみを形成しておき、使用時に際してプレフ
ォーマットとしてのピットを記録するようにしてもよ
い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光カード
は、レーザー光を用いて光記録層に直接トラックパター
ンを形成したものであるので、従来の2P法によりトラ
ックパターンを形成するものに比べて製造工程が簡単で
あり、しかも精度もよいトラックパターンを形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光カードの一例を示す断面図であ
る。
【図2】レーザー光により光記録層にトラックパターン
を形成する具体例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 透明保護層 2 光記録層 3 カード基材 4 接着層 5 表面硬化層 C 光カード R レーザー光

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明保護層の内側に光記録層が形成さ
    れ、この光記録層を挟持するようにしてカード基材が接
    着層を介して積層され、さらに透明保護層の外側に表面
    硬化層が積層されてなる光カードにおいて、レーザー光
    を照射することにより前記光記録層に1000〜300
    0本のトラックパターンをそれぞれ平行に形成したこと
    特徴とする光カード。
  2. 【請求項2】 前記光記録層に前記トラックパターンを
    形成すると同時に各トラックパターンの間にピットを記
    録したことを特徴とする請求項1記載の光カード。
JP6282142A 1994-11-16 1994-11-16 光カード Pending JPH08147433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6282142A JPH08147433A (ja) 1994-11-16 1994-11-16 光カード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6282142A JPH08147433A (ja) 1994-11-16 1994-11-16 光カード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08147433A true JPH08147433A (ja) 1996-06-07

Family

ID=17648659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6282142A Pending JPH08147433A (ja) 1994-11-16 1994-11-16 光カード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08147433A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999051446A1 (es) * 1998-04-03 1999-10-14 I.D. Tec, S.L. Estructura multicapa polimerica y procedimiento de obtencion de cubiertas protectoras para documentos de identidad de alta seguridad
US6060773A (en) * 1997-05-15 2000-05-09 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Semiconductor chip and method of manufacturing the same
ES2157153A1 (es) * 1998-04-03 2001-08-01 I D Tec S L Mejoras introducidas en la patente de invencion p-9800712, por: estructura de cubierta protectora de plastico para documentos de identidad y procedimiento de obtencion.

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6060773A (en) * 1997-05-15 2000-05-09 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Semiconductor chip and method of manufacturing the same
WO1999051446A1 (es) * 1998-04-03 1999-10-14 I.D. Tec, S.L. Estructura multicapa polimerica y procedimiento de obtencion de cubiertas protectoras para documentos de identidad de alta seguridad
ES2157153A1 (es) * 1998-04-03 2001-08-01 I D Tec S L Mejoras introducidas en la patente de invencion p-9800712, por: estructura de cubierta protectora de plastico para documentos de identidad y procedimiento de obtencion.
ES2157718A1 (es) * 1998-04-03 2001-08-16 I D Tec S L Estructura de cubierta protectora de plastico para documentos de identidad y procedimiento de obtencion.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS601634A (ja) 光学的記録媒体
JPH07101188A (ja) 複合カード
JPH08147433A (ja) 光カード
WO1988006337A1 (en) Optical recording medium
EP0720160B1 (en) Optical disk with pits formed by stamper and method for fabricating the same
EP0259151A2 (en) Optical card and process for producing it
JPH0411221Y2 (ja)
JPH08123925A (ja) 光カード
JPH0793817A (ja) 情報記録媒体
JP3522937B2 (ja) 光ディスクの信号記録再生方法
JP3671484B2 (ja) 光学記録媒体
JP3522938B2 (ja) 光ディスクの信号記録再生方法
JPH039077Y2 (ja)
JP2658205B2 (ja) 光学記録媒体の製造方法
JP2734003B2 (ja) 光カード
JPH0228544Y2 (ja)
EP0404951B1 (en) Optical recording medium and a method of producing the same
JPS605437A (ja) 光学記録媒体
JP2710609B2 (ja) 記録媒体用カードの製造方法
JPS6151634A (ja) 光学式情報記録媒体の製造方法
JPH03141050A (ja) 光記録媒体
JPH01227239A (ja) 光情報記録媒体
JPS63313333A (ja) 光記録カードの製造方法
JPS60173732A (ja) 光学デイスク
JPH09128816A (ja) 光カードの製造方法