JPH039077Y2 - - Google Patents

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JPH039077Y2
JPH039077Y2 JP1983125519U JP12551983U JPH039077Y2 JP H039077 Y2 JPH039077 Y2 JP H039077Y2 JP 1983125519 U JP1983125519 U JP 1983125519U JP 12551983 U JP12551983 U JP 12551983U JP H039077 Y2 JPH039077 Y2 JP H039077Y2
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recording
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optical
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レーザビームの照射により各種情報
信号を記録再生することができる光学式情報カー
ドに関し、特に高密度記録に対処することが可能
な光学式情報カードに関する。
〔背景技術とその問題点〕
従来、小型のプラスチツクカードに各種情報信
号を記録した情報カードが広く用いられている
が、この種のカードとしては、磁気ヘツドを用い
て上記カードに設けらる磁性層に所定情報信号の
記録を行なう磁気記録方式の磁気カードが一般に
知られている。この磁気カードは、取り扱いが容
易で手軽に使用することができるので、例えば所
謂キヤツシユカードやクレジツトカード、各種識
別カード等、民生用として広く普及している。
ところで、情報量の増大に伴つて、上記情報カ
ードに記録し得る情報量、すなわち絶対記録容量
を増大するという要求が高まつている。例えば、
銀行等で用いられるキヤツシユカードの記録容量
を大幅に向上することができれば、預金通帳等の
記帳内容を全て記録することができ、このような
通帳が不要となる。あるいは、健康状態や既往症
等を記録し診療記録カードとして用いる等、個人
情報を記録して識別カードとして多目的に利用す
ることが可能となる。また、記録容量を増大する
ことにより機能を充実させることができるので、
安全性や防犯性の点からも有利である。
しかしながら、上述の磁気カードでは、磁気記
録に用いる磁気ヘツドの構造上の制約により記録
トラツクの幅を狭くすることができず、また、ク
ロストークを防止するために無記録部であるガー
ドバンドを各トラツク間に設ける必要があるの
で、キヤツシユカードのようにポケツトサイズの
カードの限られた記録領域に記録し得る情報量に
は限度がある。
また、上述の磁気カードでは、このカードを磁
性体に近づけると記録される情報信号が消失して
しまう虞れがあり、取り扱いに注意を要してい
る。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、上述の従来のものの有する欠
点を解消するために提案されたものであり、限ら
れたスペース内に記録し得る絶対記録容量を飛躍
的に向上することが可能な情報カードを提供する
ことを目的とし、さらに、製造が容易で生産効率
を向上し製造コストを低減することが可能な情報
カードを提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、上述の如き目的を達成するために、
矩形状の透明基板と、この透明基板の少なくとも
一部に上記透明基板上に積層するように設けられ
た記録層と、この記録層上に被着形成されて上記
記録層を保護する保護層とを備え、上記記録層が
設けられた上記透明基板に当該基板外の一点から
所定の半径を有する円弧状に複数の凹溝を形成す
るとともに、これら凹溝間に凸部を形成したもの
である。
〔作用〕
本考案に係る光学式情報カードは、凹溝又は凸
部に沿つて所望の情報信号の記録が行われ、凸部
又は凹溝が情報信号の書き込み又は読み取り時に
レーザビームのガイド作用をなす。
〔実施例〕
以下、本考案の具体的な実施例について、図面
に従つて詳細に説明する。
先ず、本考案を適用した光学式情報カードの構
成を明確なものとするために、その製造方法から
説明する。
本考案による光学式情報カードを製造するため
には、あらかじめ光学式カツテイングを用いて溝
を形成した金型を準備し、この金型を用いて、硬
質透明塩化ビニル樹脂やアクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂等の光を透過する透明樹脂材料を射
出成形し、第1図A及び第1図Bに示すような矩
形状の透明基板1を成形する。この透明基板1の
上面には、幅wが0.8〜1.0μm、深さdが数百〜
数千Åの凹溝2が2μm程度のピツチtで上記基
板1外の点Oを中心とし半径rを有する円弧状に
形成され、また、これら各凹溝2の間には凸部3
が形成されている。なお、上記凹溝2の深さd
は、後述する光学ピツクアツプ装置の性能によつ
て設定されるが、照射されるレーザビームの1/8
波長の深さであることが好ましい。
ところで、上述のように円弧状の凹溝2を設け
た透明基板1を成形するために用いられる金型
は、光学デイスクのカツテイングに使用されてい
る光学式カツテイング装置を用いることによつて
簡単に作成することができる。例えば、第4図に
示すように、あらかじめ感光材を表面に塗布した
原盤21をターンテーブル22上に載置し、高速
で回転駆動しながら径方向に移動する記録レンズ
23を介して一定レベルのレーザビームを照射し
て上記感光材を露光し現像する。なお、上記一定
レベルのレーザビームを得るためには、アルゴン
イオンレーザ発振器24から発振されるレーザビ
ームを、信号源25から一定レベルの信号を与え
て処理回路26を介して光変調器27により一定
の強さとなるように制御すればよい。このように
して同心円状の溝が形成される原盤21に対して
ニツケル等のメツキを施し、このメツキ層を引き
剥して金型28として用いる。そして、第5図A
及び第5図Bに示すように、この金型28に矩形
状の凹部29aを有する金型29を重ね合わせ、
上記樹脂材料を射出成形することにより上記矩形
状の透明基板1が形成される。なお、上記金型2
8を用いて上記樹脂材料をこの金型28と同一径
を有する円盤状に成形し、プレス機等を用いて矩
形状に裁断してもよい。
次に、上記透明基板1に対して、レーザビーム
の照射により光学的性質の変化する光記録材料を
蒸着し、第2図に示すように、上記凹溝2や凸部
3上に記録層4を被着形成する。上記記録材料と
しては、レーザビームの熱によりアモルフアス状
態から金属結晶質へと変化し光の反射率が変化す
るアンチモン−セレン系合金等の金属合金が挙げ
られる。また、記録感度を向上させるため例えば
光記録材料であるアンチモン−セレン系合金薄膜
に熱吸収層としてビスマス−テルル合金薄膜を積
層する等、2層構造としてもよい。
そして、最後に、上記記録層4の損傷等を防止
するために、第3図に示すように0.1〜0.2mmの厚
さの保護層5を被着形成して光学式情報カード1
0を完成する。上記保護層5は、エポキシ樹脂等
のプラスチツク材料や合成ゴム材料をあらかじめ
薄板状に成形して接着剤を用いて貼着してもよい
し、有機溶剤等に溶解した樹脂溶液を塗布するこ
とにより形成してもよい。
次に、得られる光学式情報カード10を第6図
に概略的に示す。このカード10には、上述の凹
溝2及び凸部3、記録層4から成る情報面6が、
従来の磁気カードで規格化されているように、約
7mm幅で透明基板1の長手方向に円弧状の帯状に
設けられる。
ところで、このような光学式情報カード10に
対する情報信号の書き込みや読み取りは、第7図
に示すような構成の光学ピツクアツプ装置7を介
して行なう。
すなわち、信号書き込み時には、供給される情
報信号に応じて駆動する駆動回路8により光学ピ
ツクアツプ装置7内に組み込まれるレーザダイオ
ード11を駆動し、対物レンズ12を通して少な
くとも読み取り時のレーザビームより高出力のレ
ーザビームを透明基板1側から照射して上記凹溝
2(あるいは凸部3)上の記録層4に光の反射率
の異なる記録スポツトを形成する。
また、書き込まれた情報信号を読み取る場合に
は、上記記録層4に対して光学的変化を生じさせ
ないようにレーザダイオード11の出力を下げる
とともに一定レベルのレーザビームを照射し、上
記記録層4からの反射光を光学ピツクアツプ装置
7内の1/4波長板13により偏向角を90度変え、
さらに偏向ビームスプリツタ14で反射して取り
出す。そして、上記記録スポツトによる反射光の
強弱をフオトデイテクタ15で検出することによ
り、情報信号を電気信号として取り出す。
一方、上記光学ピツクアツプ装置7のトラツキ
ング制御は、上記凹溝2及び凸部3を利用して行
なう。
すなわち、例えば凹溝2をトレースする場合に
はこの凹溝2の両側に隣接する凸部3に両端がわ
ずかにかかる程度の径を有するレーザビームを用
い、反射光の一部をハーフミラー16で取り出し
て2分割された検出用フオトデイテクタ17で検
出し、分割された左右のフオトデイテクタの検出
出力の差分に応じて上記対物レンズ12をトラツ
キング制御するというような所謂プツシユプル方
式を用いればよい。このとき、上記凹溝2が円弧
状であるので、上記光学ピツクアツプ装置7は、
トラツキングコイルにより0.1〜0.2μm程度の精
度で対物レンズ12を制御し、且つモータによる
スライダサーボにより上記光学ピツクアツプ装置
7を300μm程度の範囲で上記凹溝2に追随させ
ることが可能な性能を有するものを用いればよ
い。
以上述べたように、上記実施例においては、単
一波長であつて極めて波長の短いレーザビームを
用いた光学記録方式により所定情報信号の書き込
み及び読み取りを行なうようにしてなるのでレー
ザビームを絞り込むことにより記録トラツクの幅
を極めて狭くすることができ、さらに、凹溝2や
凸部3を設け記録トラツクに対するトラツキング
制御を確実なものとしているので上記記録トラツ
クを高密度に形成することが可能となり、情報カ
ードの絶対記録容量を大幅に向上することが可能
となつている。
さらに、上記実施例においては、トラツキング
制御を行なうための凹溝2を形成するために、従
来の光学デイスクで用いられている技術あるいは
装置を適用することができるので、上記情報カー
ド10の製造が極めて容易なものとなつて生産効
率を向上することが可能となり、また、上記凹溝
2の加工精度も向上して信頼性を高めることが可
能となつている。
さらにまた、上記実施例においては、情報面6
が円弧状であるので、所定の追随性を有する専用
装置でないと書き込みや読み取りができず、安全
性が高いものとなつている。
さらにまた、上記カード10の長手方向に傷が
発生したとしても、各記録トラツクに対してはわ
ずかに2ケ所で損傷を与えるだけであるので、再
生信号に与える影響が極めて少なくなつている。
ところで、上記実施例にあつては情報面6を7
mm幅に設定しているが、必要に応じてこの情報面
6の幅を増し、例えば透明基板1の全面に亘つて
情報面6を形成して絶対記録容量をより拡大して
もよい。
さらに、例えば第8図に示すように透明基板1
を保護層5を介して貼り合わせ情報面を両面に形
成し、絶対記録容量をさらに拡張してもよい。な
お、この第8図において、先の実施例と同一の部
材には同一の符号を付してある。
〔考案の効果〕
上述の実施例の説明からも明らかなように、本
考案においては、光学記録方式を用いているので
記録トラツクの幅を極めて微細なものとすること
ができ、さらに凹溝を設けたことにより記録トラ
ツクに対するトラツキング制御が確実なものとな
り高密度記録が可能となつているので、絶対記録
容量を飛躍的に向上することが可能となつてい
る。
また、本考案においては、トラツキング制御の
ための凹溝を円弧状としているので、光学デイス
クの製造技術や装置を利用することができ、製造
工程が極めて容易なものとなつて生産効率を向上
することが可能となる。特に、凹溝が円弧をもつ
て形成されてなることから、原盤に凹溝を形成す
るための装置を構成する記録レンズの制御が容易
となり、凹溝相互間の重なり等を確実に防止で
き、高精度に凹溝及び凸部の形成ができる。
さらに本考案においては、磁性体等の外的要因
で情報信号が消失する虞れがなく、使い勝手が極
めて良好なものとなつている。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案を適用した情報カ
ードの製造工程を示すものであり、第1図Aは透
明基板の模式的な平面図、第1図Bは第1図Aの
A−A線における要部拡大断面図、第2図は記録
層形成工程を示す要部拡大断面図、第3図は保護
層形成工程を示す要部拡大断面図である。第4図
は光学式カツテイング装置の構成を示す模式図、
第5図Aは射出成形に用いられる金型の平面図、
第5図Bは第5図AのB−B線における断面図で
ある。第6図は情報カードの透明基板側から見た
外観斜視図である。第7図は光学ピツクアツプ装
置の構成を示す模式図である。第8図は他の実施
例を示す要部断面図である。 1…透明基板、2…凹溝、3…凸部、4…記録
層、5…保護層、6…情報面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 矩形状の透明基板と、 この透明基板の少なくとも一部に上記透明基板
    上に積層するように設けられた記録層と、 この記録層上に被着形成されて上記記録層を保
    護する保護層とを備え、 上記記録層が設けられた上記透明基板に当該基
    板外の一点から所定の半径を有する円弧状に複数
    の凹溝を形成するとともに、これら凹溝間に凸部
    を形成してなる光学式情報カード。
JP1983125519U 1983-08-15 1983-08-15 光学式情報カ−ド Granted JPS6034664U (ja)

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JP1983125519U JPS6034664U (ja) 1983-08-15 1983-08-15 光学式情報カ−ド

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JP1983125519U JPS6034664U (ja) 1983-08-15 1983-08-15 光学式情報カ−ド

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