JP2658205B2 - 光学記録媒体の製造方法 - Google Patents

光学記録媒体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本発明は、光学的に読み取り可能な情報が記録される
記録層を基材上に形成して成る光カードなどの光学記録
媒体の製造方法の改良に関する。
B 発明の概要 本発明は、光学的に読み取り可能な情報が記録される
記録層を基材上に形成して成る光カードなどの光学記録
媒体の製造方法において、円形状の基材上に光学的に読
み取り可能な情報が記録される記録層を形成し、上記記
録層上に保護層をスピンコーティングにより形成し、上
記円形状の基材上に記録層および保護層を形成してなる
光学記録媒体基材を所定形状に分割して複数の光カード
を製造することにより、光カードを効率良く製造できる
ようにしたものである。
C 従来の技術 一般に、キャッシュカード,クレジットカード,身分
証明カード等の各種情報メモリカードとして用いられる
光カードは、光学的に透明なプラスチック基材上に、光
学的に読み取り可能な情報が記録される記録層を保護層
を介して形成し、さらに、上記記録層上に保護層を介し
て保護フィルムをラミネートした構造になっている。
上記光カードにおける情報の記録再生原理は、記録層
の反射率や透過率の違いを識別して電気信号に変換する
もので、上記記録層としては、情報を光学的に記録・再
生可能な金属や合金の薄膜、色素等の有機系薄膜等が用
いられている。上記記録層は、光学的に均質な媒体であ
る必要がある。一般に、上記金属や合金の薄膜による記
録層は、蒸着やスパッタ等の真空成膜法により基材上に
形成され、また、上記有機系薄膜による記録層は、スピ
ンコータやロールコータにて有機色素を塗料の形で基材
上にコーティングすることにより形成される。
D 発明が解決しようとする課題 ところで、光カードは、一般に矩形状に形成されてお
り、矩形状の基材を用いて1枚ずつ製造したのでは、そ
の製造工程中で真空成膜やスピンコーティングにより光
学的に均質な記録層を形成するのが難しく、従来の製造
方法では品質の良好な製品を安定に製造することが困難
であった。特に、スピンコーティングを行う場合には、
矩形状の基材のコーナ部分で塗料が裏面側に回り込んで
しまうので、極めて製造歩留りが低く、製造コストが高
くなってしまう。
そこで、本発明は、上述の如き従来の実情に鑑み、ス
ピンコーティングにより、光カードなどの光学記録媒体
の製造歩留りを高くして製造コストを下げるともに、品
質の良好な製品を安定に製造できるようにすることを目
的とし、円形の基材に記録層を設けることにより光学記
録媒体基材を形成し、この光学記録媒体基材を所定形状
に分割するようにした光学記録媒体の製造方法を提供す
るものである。
E 課題を解決するための手段 本発明方法は、上述の目的を達成するために、円形状
の基材上に光学的に読み取り可能な情報が記録される記
録層を形成し、上記記録層上に保護層をスピンコーティ
ングにより形成し、上記円形状の基材上に記録層および
保護層を形成してなる光学記録媒体基材を所定形状に分
割して複数の光学記録媒体を製造することを特徴とす
る。
F 作用 本発明方法では、円形状の基材上に光学的に読み取り
可能な情報が記録される記録層を形成する。上記記録層
は、情報や光学的に記録・再生可能な金属や合金の蒸着
やスパッタ等の真空成膜により上記円形状の基材上に均
質に形成される。また、上記記録層は、有機色素系塗料
を上記円形状の基材上にスピンコーティングすることに
より均質な有機系薄膜として形成することもできる。上
記記録層上に形成する保護層は、スピンコーティングの
際に上記円形状の基材の裏面側に回り込むことがない。
さらに、上記円形状の基材上に記録層および保護層を形
成してなる光学記録媒体基材を所定形状に分割して複数
の光学記録媒体を製造するので、構造効率が良い。
G 実施例 以下、本発明方法の一実施例について、図面に従い詳
細に説明する。
第2図に示す如き大きさが直径が310mmで厚さが0.7mm
の透明ポリカーボネート板を円形状の基材(1)として
基準し、第1図のフローチャートに示す製造工程の実施
例にて、上記透明ポリカーボネート板から第3図に示す
如き断面構造のカード基材(10)を形成し、このカード
基材(10)を分割して54×86mmの大きさの第4図に示す
如き外観の追記型(WO:Write Once Memory)メモリカー
ド(15)を11枚製造した。
第1図のフローチャートに示す実施例において、第1
工程では、上記円形状の基材(1)すなわち透明ポリカ
ーボネート板の片面(情報読み取り面)に紫外線硬化型
樹脂をスピンコータにより数μmの厚さにコーティング
して、上記情報読み取り面を傷や汚れから保護するハー
ドコート層(2)を形成する。
第2工程では、上記円形状の基材(1)すなわち透明
ポリカーボネート板の他面(情報記録面)に紫外線硬化
型樹脂をスピンコータにより数μmの厚さにコーティン
グして第1保護層(3)を形成する。
第3工程では、上記第1保護層(3)上に光学的に書
き込み読み取り可能な情報の記録媒体としてカルコゲナ
イド系合金であるSb2Se3およびBi2Te3を順次に真空蒸着
やスパッタ等の真空成膜法にて成膜することにより、記
録層(4)を形成する。
上記記録層(4)は、最初に光学的反射率が極小(8
%程度)になる条件に膜厚を調整して形成しておくこと
により、7000〜9000Åの長波長半導体レーザビームがフ
ォーカスされさて照射されると、Sb2Se3層とBi2Te3層が
拡散して合金化し、反射率が40%程度に上昇する。従っ
て、上記記録層(4)には、レーザビームの照射により
情報を書き込むことができ、また、書き込んだ情報を上
記反射率の変化により読み取り再生することができる。
ここで、上記第3工程では、光学的に書き込み読み取
り可能な情報の記録媒体として有機系色素樹脂塗料をス
ピンコータにより上記第1保護層(3)上にコーティン
グして上記記録層(4)を形成しても良い。
次の第4工程では、上記記録層(4)上に紫外線硬化
型樹脂をスピンコータにより数μmの厚さにコーティン
グして、第2保護層(5)を形成する。
ここで、上記第1工程、第2工程および第4工程で
は、数10cp程度の低粘度のアクリル系紫外線硬化型樹脂
をそれぞれ数μmの厚さにスピンコーティングした。上
記第1保護層(3)および第2保護層(5)は、上記基
材(1)の熱的保護および上記基材(1)や後述する保
護フィルム(6)との接着性を確保するとともに、上記
記録層(4)を保護する目的で上記記録層(4)を両面
側から挟み込むように形成されるもので、目的に応じて
熱硬化型樹脂を用いて形成しても良い。
また、第6工程では、保護フィルム(6)として準備
した厚さが0・05〜0.1mm程度のポリエステルフィルム
に片面に第5工程において熱硬化型の接着剤(7)を10
μm〜数10μmの厚さにコーティングしておき、上記第
2保護層(5)上に上記保護フィルム(6)を上記接着
剤(7)にてラミネートする。上記保護フィルム(6)
には、予め必要な印刷情報の印刷処理を施しておく。
第7工程では、上記接着剤(7)を固化する。
次の第8工程では、このようにして形成した第3図に
示す如き断面構造のカード基材(10)すなわち光学記録
媒体基材を打ち抜き法やレーザトリミング法等にて所定
のカード形状に分割する。この実施例では、上記カード
基材を54×86mmの大きさのカード形状に金型成形により
打ち抜き11分割して、11枚の追記型メモリカード(15)
を形成した。
なお、上記保護フィルム(6)として、50μm〜400
μm程度の厚さの白無地や透明のポリエステルフィルム
を用いるようにして、凹板印刷情報をパッドにより転写
するパッド印刷機により、上記第8工程の後で、カード
1枚毎に所望の印刷処理を施すようにしても良い。
上記第1工程から第8工程にて構成されるこの実施例
の製造方法では、円形状の基材(1)を用いているの
で、上記第1工程から第4工程において、上記円形状の
基材(1)を回転させることにより、上記ハードコート
層(2),第1保護層(3),記録層(4)および第2
保護層(5)をそれぞれ均一な厚みで光学的に均質に形
成することができ、しかも、上記第6工程において上記
第2保護層(5)上に保護フィルム(6)をラミネート
して形成したカード基材(10)を上記第8工程で所望の
カード形状に分割することにより、品質の良好な追記型
メモリカード(15)を効率良く製造することができた。
ここで、予め記録した情報の読み取り専用の所謂ROM
(ROM:Read Only Memory)タイプの光カードを製造する
場合には、上述の第1図のフローチャートに示した製造
方法における第3工程すなわち記録層(4)の形成工程
を第5図のように変更すれば良い。
すなわち、第5図において、A工程では、上述の第2
工程にて形成した第1保護層(3)上にアルミニウム等
の高反射率層を真空成膜法にて形成する。次の、B工程
では、上記高反射率上にスピンコータにてレジストをコ
ーティングしてレジスト層を形成する。そして、C工程
にて、所望の情報を上記レジスト層にマスク露光して、
D工程で上記高反射率層にエッチング処理を施すことに
より、上記所望の情報を書き込んだROMタイプの記録層
(4)を形成する。
このようにROMタイプの記録層(4)を形成する場合
にも、上記円形状の基材(1)を回転させることによ
り、上記A工程における高反射率層の真空成膜やB工程
におけるレジストのスピンコーティングを高い精度で効
率よく行うことがき、品質の良好なROMタイプの光カー
ドを効率良く製造することができる。
H 発明の効果 本発明方法では、円形状の基材上に光学的に読み取り
可能な情報が記録される記録層を形成するので、真空成
膜法やスピンコート法を用いて上記記録層を光学的に均
質に効率良く形成することができ、上記記録層上に形成
する保護層もスピンコーティングの際に上記円形状の基
材の裏面側に回り込むことがなく、品質の高い光学記録
媒体基材を得ることができる。さらに、上記円形状の基
材上に記録層および保護層を形成してなる光学記録媒体
基材を所定形状に分割して複数の光学記録媒体を形成す
るので製造効率が良く、光カードなどの光学記録媒体の
製造歩留りを高くして製造コストを下げることができ
る。従って、本発明方法によれば、品質の良好な光カー
ドなど光学記録媒体を安定に製造することがきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施例を示すフローチャート、
第2図は上記実施例に用いた基材の平面図、第3図は上
記実施例にて形成したカード基材の断面図、第4図は上
記実施例にて形成した上記光カードの外観斜視図、第5
図は上記実施例をROMタイプの光カードの製造方法に変
更する場合の、記録層の製造工程を示すフローチャート
である。 1……基材 4……記録層 5……保護層 10……カード基材 15……追記型メモリカード(光カード)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形状の基材上に光学的に読み取り可能な
    情報が記録される記録層を形成し、上記記録層上に保護
    層をスピンコーティングにより形成し、上記円形状の基
    材上に記録層および保護層を形成してなる光学記録媒体
    基材を所定形状に分割して複数の光学記録媒体を形成す
    ることを特徴とする光学記録媒体の製造方法。
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