JPS63204526A - 光学的情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の分野］ 本発明は、高エネルギー密度のレーザービームな用いて
情報の書き込み及び／又は読み取りを行なうフレキシブ
ルな光学的情報記録媒体に関するものである。

［発明の技術的前Ｊ１−］ 近年において、レーザー光等の高エネルギー密度のビー
ムを用いる光学的情報記録媒体が開発さわ、実用化され
ている。この光学的情報記録媒体は光ディスクと称され
、ビデオ・ディスク、オーディオ・ディスク、さらには
大容量静止画像ファイルおよび大容量コンピュータ用デ
ィスク・メモリーとして使用しつるものである。

光ディスクは、基本構造としてプラスチック、ガラス等
からなる円盤状の透明基板と、この−トに設けられた記
録層とを有する。光ディスクへの情報の一丁き込みは、
たとえば、レーザービームをこの光ディスクに照射する
ことにより行なわれ、記録層の照射部分がその光を吸収
して局所的に温度上昇する結果、物理的あるいは化学的
な変化を生じてその光学的特性を変わることにより情報
が記録される。光ディスクからの情報の読み取りもまた
、レーザービームを光ディスクに照射することなどによ
り行なわれ、記録層の光学的特性の変化に応じた反射光
または透過光を検出することにより情報が再生される。

光学的情報記録媒体は、前述のように種々の分野におい
て非常に利用価値が高いものであり、その記録感度が高
く、かつ情報記録を省１が多いことか望ましい。このう
ち特に情報記２１　ｒｄの多さは光学的情報記録媒体の
主要特性と呼べるものであるため、その特性を更に向上
させるために高密度記録を［］的とした研究が行なわれ
ている。しかしながら、記録密度を高めた場合にはクロ
ストークが発生しやすいとの問題があり、このためトラ
ッキングガイドを設けて、レーザービームの走査方向を
厳密に指定することが行なわれている。トラッキングガ
イドは一般に、ディスク状の光学的記録媒体の記録層の
上もしくは下に、同心円を形成するような渦巻状に連続
形成された凸部または凹部（溝）からなるものである。

このような層の凹凸に基づくトラッキングガイドは実用
的に１ｆｋＦＩだものであるが、フレキシブルな（可撓
性を有する）基板上に凹凸形状に基づくトラッキングガ
イドを高精度に形成するのは非常に困難であり、仮に得
られたとしても、光学的情報記録媒体が高価なものとな
りやすいとの欠点もある。さらにまた、基板をフレキシ
ブルな樹脂材料からなるフィルムから形成した場合には
、凹凸形状に基づくトラッキングガイドの形状劣化が発
生しやすいとの問題もある。

［発明の［Ｉ的］ 本発明は、トラッキング精度が向上した光学的情報記録
媒体を提供することを目的とするものである。

本発明は特に、情報の記録あるいは読み取り手段として
レーザー光を利用するフレキシブルな樹脂材料からなる
基板を用いた光学的情報記録媒体てあって、容易に製造
ができ、かつトラッキング精度が向上した光学的情報記
録媒体を提供することを目的とするものである。

［発明の構成］ 本発明は、トラッキングガイド層と記録層とが「ｉ１尭
性基板上に備えられてなるフレキシブルな光学的＋Ｉ′
を報記録媒体であって、該トラッキングガイド層のトラ
ッキングガイドが、トラック中心線の両側に交互に設け
られた、トラッキングガイド層の構成材料と光学的特性
の異なる部分からなる、感光材料の感光により形成され
た繰返し模様からなり、かつ隣接する各模様部分はトラ
ック中心線上に仮想される中心点に対して点対称の関係
にあるように配置されていることを特徴とする光学的情
報記録媒体にある。

本発明の光学的情報記録媒体は、たとえば以下のような
方法により製造することができる。

本発明において使用する基板は、可撓性を有する基板で
あり、可撓性を有するプラスチック材料の薄板（フィル
ム）を使用する。そのようなプラスチック材料としては
、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポ
リアミド、ポリイミドなどを挙げることができる。

基板のＪ１メさについては、特に制限はなく、たとえば
ｌＯμｍ〜数ｍｍの範囲内において、必要な可撓性ある
いは柔軟性を考慮して、自由に基板の厚さを選ぶことが
できる。

記録層が設けられる側の基板表面には、平面性の数音、
接着力の向上および記録層の変質の防止の目的で、下ｌ
ｐ層（および／または中間層）が設けられていてもよい
。

本発明の光学的情報記録媒体は、トラッキングガイド層
と記録層とが可撓性基板上に備えら打てなる基本構成を
有するものである。トラッキングガイド層と記録層とは
どちらが上に配置されていてもよい。

第１図は、基板１１の上に、トラッキングガイド層１２
と記録層１３とがこの順に積層され、その上に保護層１
４が設けられた構成を示している。

第２図は、基板２１の上に、記録層２３とトラッキング
ガイド層２２とがこの順に積層され、その上に保護層２
４が設けられた構成を示している。

以下、第１図の構成を存する態様を例にして、本発明の
光学的情報記録媒体の構成を詳しく説明する。

本発明の光学的情報記録媒体のトラッキングガイド層に
おけるトラッキングガイドは、トラック中心線の両側に
交互に設けられた、トラッキングガイド層の構成材料と
光学的特性の異なる部分からなる繰返し模様からなり、
かつ隣接する各模様部分はトラック中心線上に仮想され
る中心点に対して点対称の関係にあるように配置されて
いることを特徴とする。

ガラス板、硬質プラスチック板を基板として、第３図に
示すようにトラック部３１を透明部分として、非トラッ
ク部３２を着色部分とするような縞状にして、この光学
的特性の相違に基づいて、集光レンズ３３により集光さ
れたレーザービーム３４を用いてトラッキングを行なう
タイプの光学的情報記録媒体は既に知られているが、本
発明の光学的情報記録媒体のトラック部は、たとえば第
４図に示されたような模様からなるものである。

第４図に示された例では、本発明の情報記録媒体のトラ
ッキングガイドは、トラック中心線４１０両側に交互に
設けられた。トラッキングガイド層の構成材料と光学的
特性の異なる部分からなる正方形の繰返し模様４２ａ、
４２ｂ、４２ｃ、４２ｄ、４２ｅ、４２ｆ、４２ｇ、４
２　ｉ　、　・・・・・・・・・・・・、からなり１．
かつ隣接する各模様部分（たとえば、４２ｂと４２ｃ）
は、トラック中心線４１の上に仮想される中心点４３に
対して点対称の関係にあるように配置されている。

第４図に示したトラッキングガイドを利用するレーザー
ビームによる走査は、従来と同様に集光レンズ４４によ
り集光さねたレーザービーム４５を用い、トラック中心
線４１上をレーザービームスポットの中心が移動するよ
うにして行なう。

このような構成からなる本発明の光学的情報記録媒体の
トラッキングガイドは、そのｄｌｑｌ想定が高いため、
高錆度のトラッキングが可能となる。

その理由を、第５図と第６図とを参照しながら説明する
。

第５図は、第３図に示した公知のトラッキングガイドを
利用してレーザービームのトラッキングを行なった場合
において、レーザービームスポットが正しい位置に在る
場合Ａ、および距離として１０％右側にずれた場合Ｂの
状態を模式的に示している。ここで、Ａの状態で測定し
たスポットの透過率を１００％とすると、Ｂの状態で測
定したスポットの透過率は９４％となり、その差は６％
となる。

一方、第６図は、第４図に示した本発明のトラッキング
ガイドを利用してレーザービームのトラッキングを行な
った場合において、レーザービームスポットが正しい位
置に在る場合Ａおよび距離として１０％右側にずれた場
合Ｂの状態を模式的に示している。Ａの状態で測定した
スポットの透過率を１００％とすると、Ｂの状態で測定
したスポットの透過率は８７％となり、その差は１３％
である。

すなわち、本発明のトラッキングガイドでは、僅かなレ
ーザービームのずれに対しても、大きな透過率変化を示
すため、トラッキング粒度が顕著に向上する。このよう
な特性は、透過率のみならず、光反射率を利用する場合
にも同様である。

本発明のトラッキングガイドの模様について、特別な制
限はなく、また両側の模様は連続的である必要もない。

たとえば、第７図に示されているように、中心線上に想
定される対称点に対して点対称である限り、模様は不連
続であってもよい。

また、第８図に示されているように、中心線上に想定さ
れる対称点に対して点対称である限り、一方の側の模様
部分が他方の側に延びていていもよい。さらに、模様部
分が長方形、正方形などの四辺形である必要はなく、た
とえば、第９図に示されているように、模様部分が波形
形状をなしていてもよい。ただし、いずれの場合も模様
部分の一部が中心線に接していることが望ましい。

このようなトラッキングガイド層の模様は、たとえば、
基板上に銀塩乳剤などの感光材料層を塗布、形成したの
ち、その上にトラッキングガイドの模様を有するマスク
を密着させて部分的に露光させたのち、現像する方法な
どを利用して容易に形成することができる。また、銀塩
乳剤層の代わりにジアゾ感光材料層を利用してもよい。

銀塩乳剤を用いた場合には、構成材料が実質的に無色で
あって、模様は一般に黒色像となる。ジアゾ感光材料を
用いた場合には、その色材に応じて、各種の色からなる
模様が得られる。

すなわち、本発明の光学的情報記録媒体のフレキシブル
な記録媒体では、可撓性のある柔軟な基板を使用する必
要があり、一方、そのような基板では、従来においてト
ラッキングガイドとして利用されていたグループなどの
利用が非常に困難であることは１１η述のとおりである
。これに対して、本発明においては、基板上、あるいは
基板の記録層の上に所定の繰り返し模様を感光材料を用
いて形成することにより、フレキシブルな基板上に高精
度、かつ安定性の優れたトラッキングガイドを容易に形
成している。このようにして形成されたトラッキングガ
イドは記録媒体の曲げなどの変形によっても殆ど影晋が
ないため、フレキシブルな光学的情報記録媒体として実
用的に非常に優れたものとなる。

次に、トラッキングガイド層の上には、記録層が設けら
れる。

記録層に用いられる材料の例としては、Ｔｅ、Ｚｎ、Ｉ
　ｎ、Ｓｎ％　Ｚｒ、Ａｌ１．Ｔｉ、Ｃｕ、Ｇｅ、Ａｕ
、Ｐｔ等の金属；Ｂｉ、Ａｓ、Ｓｂ等の半金属；Ｓｉ等
の半導体：およびこれらの合金またはこれらの組合せを
挙げることができる。

また、これらの金属、半金属または半導体の硫化物、酸
化物、ホウ化物、ケイ素化合物、炭化物および窒化物等
の化合物；およびこれらの化合物と金属との混合物も記
録層に用いることができる。記録層には、さらに記録層
材料として公知の各種の金属、半金属あるいはそれらの
化合物などが含有されていてもよい。

上記のような金属および／または半金属からなる記録層
は、上記材料を蒸着、スパッタリング、イオンブレーテ
ィングする方法などにより形成することができる。

記録層の記録材料としては、色素、色素とポリマー、色
素と前掲の金属および半金属との組合わせを利用するこ
ともできる。また、記録材料として、特願昭６１−１９
３３７６号、同６１−２０３４８３号、同６１−２１４
５８１号、同６１−２１４５８２号に記載された有機金
属錯体もしくはその分解物、あるいは特願昭６１−１８
１４４２号、同６１−１８１４４３号、同６１−１８１
４４４号、同６１−１８４５３９号、同６１−１８４５
４０号、同６１−１８４５４１号に記載された、温度変
化に応じて相溶状態と相分離状態との状態をとりつるポ
リマーブレンドからなる記録材料を用いることもできる
。

記録層は単層または重層でもよいが、その層厚は光情報
記録に要求される光学濃度の点から一般に１００〜５５
００又の範囲であり、好ましくは１５０〜１０００λの
範囲である。

記録層の上には、機械的強度の向上などの目的で、たと
えばゼラチン、ゼラチン誘導体等の天然高分子物質；セ
ルロース誘導体、ポリサッカライド、ラテックス状ビニ
ルポリマー、エチレン・酢酸ビニル共重合体等の合成高
分子物質などからなる保諾膜が設けられていてもよい。

本発明の光学的情報記録媒体は、いわゆる貼り合わせタ
イプのものでもよく、あるいは一枚の情報記録ユニット
からなる片面タイプのものであってもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の光学的情報記録媒体の構成例を示す
部分断面図である。 第２図は、本発明の光学的情報記録媒体の別の構成例を
示す部分断面図である。 第３図は、公知の光学的情報記録媒体のトラッキングガ
イドの例を示す模式図である。 第４図は、本発明の光学的情報記録媒体のトラッキング
ガイドの例を示す模式図である。 第５図および第６図は、それぞれ第３図のトラッキング
ガイドおよび第４図のトラッキングガイドを用いた場合
の、レーザービームのビームスポットのずれを説明する
模式図である。 第７．８および９図は、本発明の光学的情報記録媒体の
トラッキングガイドの他の例を示す模式１に基板、１２
ニドラッキングガイド層、１３：記録層、１４：保護層 ２１：基板、２２ニドラッキングガイド層、２３：記録
層、２４：保護層 ３１ニドラック部、３２：非トラック部、３３：集光レ
ンズ、３４：レーザービーム４１ニドラツク中心線 ４２ａ、４２ｂ、４２ｃ、４２ｄ、４２ｅ。 ４２ｆ、４２ｇ、４２１：正方形の繰返し模様４３：中
心点、４４：集光レンズ ４４．４５：レーザービーム Ａ：正しい位置に在る場合のレーザービームスポット Ｂ：距離として１０％右側にずれた場合のレーザービー
ムスポット 特許出願人　富士写真フィルム株式会社代　理　人　弁
理士　　柳　川　泰　男七ｍ 句− 第５図　　　Ｍ６図 第７図　第８図　第９図 ３Ｆ条んネ市ｊ’ｌｉ’ｉｌ！−７ 昭和６２年　３月３０［１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １。トラッキングガイド層と記録層とが可撓性基板上に
   備えられてなるフレキシブルな光学的情報記録媒体であ
   って、該トラッキングガイド層のトラッキングガイドが
   、トラック中心線の両側に交互に設けられた、トラッキ
   ングガイド層の構成材料と光学的特性の異なる部分から
   なる、感光材料の感光により形成された繰返し模様から
   なり、かつ隣接する各模様部分はトラック中心線上に仮
   想される中心点に対して点対称の関係にあるように配置
   されていることを特徴とする光学的情報記録媒体。 ２。隣接する各模様部分がトラック中心線上に仮想され
   る中心点を介して互いに接していることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の光学的情報記録媒体。 ３。トラッキングガイド層の構成材料が実質的に無色で
   あり、それと光学的特性の異なる部分からなる模様が銀
   塩乳剤から形成された黒色像もしくはジアゾ感光材料か
   ら形成された有色像であることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の光学的情報記録媒体。 ３。模様部分が長方形もしくは正方形の形状にあること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光学的情報記
   録媒体。 ４。模様部分が波形形状をなすことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の光学的情報記録媒体。