JPH08144B2 - パチンコ機の入賞検出装置 - Google Patents
パチンコ機の入賞検出装置Info
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- JPH08144B2 JPH08144B2 JP61094149A JP9414986A JPH08144B2 JP H08144 B2 JPH08144 B2 JP H08144B2 JP 61094149 A JP61094149 A JP 61094149A JP 9414986 A JP9414986 A JP 9414986A JP H08144 B2 JPH08144 B2 JP H08144B2
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Description
本発明は、パチンコ機の入賞検出装置の雑音による誤
動作を防止すると共に、故障と不正の発生を防止した入
賞検出装置に関する。
動作を防止すると共に、故障と不正の発生を防止した入
賞検出装置に関する。
近年のパチンコ機は、一段と電子制御化が図られてい
る。その一例として、特定入賞口に入賞した時に、例え
ば、３桁の数字をランダムに変動させるような偶然性に
左右される事象を生起せしめ、その生起された事象の特
定の組合せにより、当たりモードを決定し、その当たり
モードに応じて、遊戯盤中央部に形成されたより入賞確
率の高い大入賞口の開放を制御しているものがある。か
かるパチンコ機の大入賞口の開放継続条件は、娯楽性を
適度に保ち遊戯者の射幸心を過度にあおることのないよ
うに、厳格に定められている。例えば、最も入賞確率が
高い大当たりモードでは、大入賞口を30秒間または大入
賞口へ10個の入賞があるまで開放し、更に、大入賞口の
一部に設けられたＶ入賞口に入賞する毎に、上記開放継
続条件が完了された後も、引続き上記開放継続条件が完
了されるまで、大入賞口を継続して開放するという動作
を最大10回繰り返すことが出来るようにしている。 したがって、上記開放継続条件の判定に大入賞口及び
Ｖ入賞口に入賞した球を検出する検出装置が必要とな
る。かかる装置の検出不良は、直接遊戯者とその提供者
の利益に関与し、両者間のトラブルの原因となる。この
ため、故障が少なくかつ正確に入賞球を検出する装置が
必要である。従来は、係る装置に、一般的には、機械的
接触を利用したマイクロスイッチが使用されていた。ま
た、マイクロスイッチの欠点を改良するため、金属球の
検出に電磁気的特性の変化を利用した非接触の検出装
置、例えば、実開昭60−20276号、実開昭60−190376号
が提案されている。
る。その一例として、特定入賞口に入賞した時に、例え
ば、３桁の数字をランダムに変動させるような偶然性に
左右される事象を生起せしめ、その生起された事象の特
定の組合せにより、当たりモードを決定し、その当たり
モードに応じて、遊戯盤中央部に形成されたより入賞確
率の高い大入賞口の開放を制御しているものがある。か
かるパチンコ機の大入賞口の開放継続条件は、娯楽性を
適度に保ち遊戯者の射幸心を過度にあおることのないよ
うに、厳格に定められている。例えば、最も入賞確率が
高い大当たりモードでは、大入賞口を30秒間または大入
賞口へ10個の入賞があるまで開放し、更に、大入賞口の
一部に設けられたＶ入賞口に入賞する毎に、上記開放継
続条件が完了された後も、引続き上記開放継続条件が完
了されるまで、大入賞口を継続して開放するという動作
を最大10回繰り返すことが出来るようにしている。 したがって、上記開放継続条件の判定に大入賞口及び
Ｖ入賞口に入賞した球を検出する検出装置が必要とな
る。かかる装置の検出不良は、直接遊戯者とその提供者
の利益に関与し、両者間のトラブルの原因となる。この
ため、故障が少なくかつ正確に入賞球を検出する装置が
必要である。従来は、係る装置に、一般的には、機械的
接触を利用したマイクロスイッチが使用されていた。ま
た、マイクロスイッチの欠点を改良するため、金属球の
検出に電磁気的特性の変化を利用した非接触の検出装
置、例えば、実開昭60−20276号、実開昭60−190376号
が提案されている。
上記いずれの検出装置においても、それは、電気的な
検出信号をパチンコ機を電子的に制御する制御装置に出
力するものである。制御装置は遊戯盤の背部に設けられ
ており、入賞口に配設された入賞検出装置と制御装置と
はシールドしていない電線により接続している。ところ
が、パチンコ球は、球同士の衝突や遊戯盤上を回転し、
それと摩擦しながら落下するため、静電気を帯電してい
る。したがって、遊戯盤背部には、パチンコ球の移動に
よる雑音が発生し、前記電線に雑音が誘起される。この
ため、入賞の検出が正確に行われないという問題があっ
た。又、電線の断線、短絡等の故障も発生し易かった。
さらに、電線で接続されているので、遊戯提供者は、大
入賞口も開放継続条件を遊戯者にとって、より有利に作
用させるため、例えば、10個の入賞球を検出する入賞球
検出装置を無効にし、故障状態とは別の入賞球が検出さ
れていない通常状態を示す信号を出力する目的で、作意
的に信号線を切断したり、短絡したりすることが容易に
行われる可能性があった。 本発明は、係る欠点を改良する為に、なされたもので
あり、その目的とするところは、入賞検出装置の誤動作
及び不正を防止すると共に故障を少なくすることであ
る。
検出信号をパチンコ機を電子的に制御する制御装置に出
力するものである。制御装置は遊戯盤の背部に設けられ
ており、入賞口に配設された入賞検出装置と制御装置と
はシールドしていない電線により接続している。ところ
が、パチンコ球は、球同士の衝突や遊戯盤上を回転し、
それと摩擦しながら落下するため、静電気を帯電してい
る。したがって、遊戯盤背部には、パチンコ球の移動に
よる雑音が発生し、前記電線に雑音が誘起される。この
ため、入賞の検出が正確に行われないという問題があっ
た。又、電線の断線、短絡等の故障も発生し易かった。
さらに、電線で接続されているので、遊戯提供者は、大
入賞口も開放継続条件を遊戯者にとって、より有利に作
用させるため、例えば、10個の入賞球を検出する入賞球
検出装置を無効にし、故障状態とは別の入賞球が検出さ
れていない通常状態を示す信号を出力する目的で、作意
的に信号線を切断したり、短絡したりすることが容易に
行われる可能性があった。 本発明は、係る欠点を改良する為に、なされたもので
あり、その目的とするところは、入賞検出装置の誤動作
及び不正を防止すると共に故障を少なくすることであ
る。
本発明は、パチンコ球が通過する通過孔の形成された
枠体を有し、前記通過孔の対角線上の側壁に対向して一
対の開口部を形成し、一方の開口部に電気信号を光信号
に変換する発光素子を配設し、該発光素子に給電する給
電線を発光素子に接続し、他方の開口部に前記発光素子
により発光された光を受光する端面を有した光ファイバ
ーを配設した光スイッチを、入賞口に配設し、 前記発光素子に給電する給電回路と、光信号を電気信
号に変換する受光回路と、前記受光回路の出力信号から
パチンコ球の入賞に対応した検出信号を出力する信号処
理回路と、から成る検出回路を、パチンコ機の遊戯盤の
背部に設けられ、パチンコ機を電子制御する制御装置を
搭載した制御板上に配設し、 前記光スイッチの給電線を前記給電回路に接続し、前
記光スイッチの前記光ファイバーを前記受光回路に光学
的に接続して成るパチンコ機の入賞検出装置である。 ここで、前記発光素子の端子間にコンデンサまたは双方
向に定電圧ダイオードを接続することにより、給電線に
誘導される雑音による影響を防止することが出来る。 また、給電回路の出力を断続信号として、入賞球が検
出されていない通常状態での受光回路の受信信号を断続
的に変化させるようにしても良い。この場合には、消費
電力を低減する事が出来る。
枠体を有し、前記通過孔の対角線上の側壁に対向して一
対の開口部を形成し、一方の開口部に電気信号を光信号
に変換する発光素子を配設し、該発光素子に給電する給
電線を発光素子に接続し、他方の開口部に前記発光素子
により発光された光を受光する端面を有した光ファイバ
ーを配設した光スイッチを、入賞口に配設し、 前記発光素子に給電する給電回路と、光信号を電気信
号に変換する受光回路と、前記受光回路の出力信号から
パチンコ球の入賞に対応した検出信号を出力する信号処
理回路と、から成る検出回路を、パチンコ機の遊戯盤の
背部に設けられ、パチンコ機を電子制御する制御装置を
搭載した制御板上に配設し、 前記光スイッチの給電線を前記給電回路に接続し、前
記光スイッチの前記光ファイバーを前記受光回路に光学
的に接続して成るパチンコ機の入賞検出装置である。 ここで、前記発光素子の端子間にコンデンサまたは双方
向に定電圧ダイオードを接続することにより、給電線に
誘導される雑音による影響を防止することが出来る。 また、給電回路の出力を断続信号として、入賞球が検
出されていない通常状態での受光回路の受信信号を断続
的に変化させるようにしても良い。この場合には、消費
電力を低減する事が出来る。
給電回路から給電線を介して光スイッチの発光素子に
給電される。発光素子は光スイッチに形成された通過孔
の一つの開口部から光を放射する。放射された光は、対
向する開口部で受光され、光ファイバーを伝搬し、受光
回路で電気信号に変換される。パチンコ球が、光スイッ
チの通過孔を通過していない通常状態では、発光素子で
発光された光は、一方の開口部、他方の開口部、光ファ
イバーを介して受光回路に、そのまま、伝搬され電気信
号に変換される。これに対し、パチンコ球が通過孔を通
過すると、発光素子により放射された光は、パチンコ球
に遮られ他方の開口部に伝搬されない。したがって、受
光回路に伝搬される光信号は、パチンコ球が通過孔を通
過する度に遮断された信号となる。信号処理回路は、係
る信号を波形整形して、パチンコ球の入賞検出信号とし
て出力する。 ここで、制御板に配設された受光回路と入賞口に配設
された光スイッチとの間を接続する信号線は、光ファイ
バーで構成されている。したがって、この信号線で雑音
を拾うことがないので、入賞検出装置の耐雑音性が向上
する。また検出回路は、制御板に配設されているので、
容易に電磁遮蔽を行うことが出来る。 又、光ファイバーを用いているので、電線のように、
給電線と信号線との線間短絡、信号線の地絡等の故障及
び故意の不正を防止出来る。
給電される。発光素子は光スイッチに形成された通過孔
の一つの開口部から光を放射する。放射された光は、対
向する開口部で受光され、光ファイバーを伝搬し、受光
回路で電気信号に変換される。パチンコ球が、光スイッ
チの通過孔を通過していない通常状態では、発光素子で
発光された光は、一方の開口部、他方の開口部、光ファ
イバーを介して受光回路に、そのまま、伝搬され電気信
号に変換される。これに対し、パチンコ球が通過孔を通
過すると、発光素子により放射された光は、パチンコ球
に遮られ他方の開口部に伝搬されない。したがって、受
光回路に伝搬される光信号は、パチンコ球が通過孔を通
過する度に遮断された信号となる。信号処理回路は、係
る信号を波形整形して、パチンコ球の入賞検出信号とし
て出力する。 ここで、制御板に配設された受光回路と入賞口に配設
された光スイッチとの間を接続する信号線は、光ファイ
バーで構成されている。したがって、この信号線で雑音
を拾うことがないので、入賞検出装置の耐雑音性が向上
する。また検出回路は、制御板に配設されているので、
容易に電磁遮蔽を行うことが出来る。 又、光ファイバーを用いているので、電線のように、
給電線と信号線との線間短絡、信号線の地絡等の故障及
び故意の不正を防止出来る。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
第２図、第３図において、大入賞口１は、変動入賞装置
10に形成されており、その変動入賞装置10は、取り付け
基板13により、パチンコ機の遊戯盤（図示略）の中央部
に配設される。取り付け基板13の正面上部には、開閉パ
ネル11が回動自在に取り付けられており、開閉パネル11
は、図示しないソレノイドの作動状態により、閉状態に
保持され、ソレノイドを非作動状態とすることにより、
その自重により開放される。取り付け基板13の裏面に
は、入賞領域を構成する包囲枠14が一体に形成され、こ
の包囲枠14の後端開口部には蓋体15が接合されて入賞領
域の後部を閉塞している。包囲体14の内部には、通常の
入賞口12a、12bとＶ入賞口12cを形成する蓋体15に固設
された仕切り板14a、14bが配設されている。また、取り
付け基板13の背面には、入賞口12a、12b、Ｖ入賞口12c
に入賞した球を開口部16に案内する半円弧上のレール17
が配設されている。この開口部16に、通過孔18が位置す
るように光スイッチ20の枠体21が配設されている。又、
Ｖ入賞口12cを通過した球を検出するように、Ｖ入賞口1
2cと通過口18aが一致するように、他の光スイッチ20aが
配設されている。 光スイッチ20の外観は、第４図に示すように、通過孔
18が形成された、枠体21を有しており、通過孔18の側壁
23には、対向する位置に孔24、25が形成されており、そ
の孔には、レンズ26、27が配設されている。レンズ26に
は、発光ダイオードPDが接続されており、その陽極は抵
抗R1を介して給電線28aに接続されており、その陰極は
給電線28bに接続されている。また発光ダイオードPDの
両端子間にはコンデンサＣが接続されている。レンズ27
には、枠体21の内部に配設された光ファイバー29が光学
的に結合している。 検出回路は、第１図に示すように構成されている。給
電回路30は給電線28a、28bに接続されており、受光回路
として、フォトトランジスタPTと抵抗R2との直列回路が
形成されている。また、信号処理回路として、コンパレ
ータCPと基準電圧を発生する抵抗R3と抵抗R4の直列接続
が形成されている。 パチンコ球が通過孔18を通過しない通常状態におい
て、発光ダイオードLDによって、発光された光は、レン
ズ27を介して光ファイバーの一端面から入射し、光ファ
イバー29を伝搬して、フォトトランジスタPTにより受光
される。受光時フォトトランジスタPTは、導通状態にあ
り、その出力信号S1は低レベルになる。その信号S1は、
コンパレータCPにより基準電圧S2と比較され、波形整形
された信号S3が出力される。この信号は、パチンコ球を
検出していない通常状態において、高レベルとなる。 これに対し、パチンコ球が通過孔18を通過すると、そ
の通過時間だけ、光スイッチ20で、光が遮断され、フォ
トトランジスタPTには、光が伝搬されない。したがっ
て、フォトトランジスタPTは、非導通状態となり、その
出力信号S1は高レベルとなる。その結果、信号S1の電圧
は基準電圧S2より高くなり、コンパレータCPの出力S3は
低レベルとなる。したがって、信号S3が低レベルに変化
したことをもって、パチンコ球の入賞と判定することが
出来る。 発光回路、受光回路、信号処理回路は、他のパチンコ
機を電子的に制御する制御装置と共に遊戯盤の背部にあ
る制御板にシールドされて配設されており、係る回路部
で雑音を拾うことはない。また、入賞口に配設された光
スイッチ20までの、シールドされていない部分の内、信
号線は、光ファイバーで構成されているので、雑音が誘
導されない。また、給電線28a、28b上に誘導される雑音
は、コンデンサＣで吸収され発光ダイオードPDの端子間
電圧を変化させない。このため、発光ダイオードPDは雑
音の影響がなく安定して発光される。以上のことから、
本装置は雑音による誤動作が防止される。 また、往路と復路の信号形態を異にしているため、従
来良く発生した、給電線と信号線との線間短絡、信号線
の地絡等の障害や、これを故意に行う不正を防止する事
が出来る。 上記実施例では、光スイッチの開口部にレンズを配設
しているが、レンズを設けなくとも良い。 又、第５図に示すように、光スイッチへの入力を電気
で行い、入賞球の検出信号を光信号として検出回路へ出
力するようにしても良い。ここで、発光ダイオードPDに
より発光された光は、光ファイバー29を伝搬して、光ス
イッチに至、通過孔18を経て、フォトトランジスタPTで
受光される。受光された信号は電気信号に変換されて、
信号線32a、32bを介して、コンパレータCPに入力し、基
準値と比較され、信号は波形整形され、球の検出に応じ
て、オンオフ信号が得られる。又、送信される光は、矩
形波発振回路34で矩形波として出力しても良い。かかる
場合には、球が検出されていない通常時には、短周期の
矩形波の振動波形となり、球が検出されると、フォトト
ランジスタPTがオフし、コンパレータCPの出力は低レベ
ルとなる。このため、信号線32aと信号線32bが故意又は
故障により短絡されると、コンパレータCPの出力は、常
時、高レベルとなり、球を検出していない通常状態と区
別することが出来きる。したがって、信号線を故意に短
絡させて、パチンコ球が通過孔18を通過しても検出信号
は球の検出状態とならないようにする従来の不正が防止
出来ると共に短絡故障の発見が速くなる。
第２図、第３図において、大入賞口１は、変動入賞装置
10に形成されており、その変動入賞装置10は、取り付け
基板13により、パチンコ機の遊戯盤（図示略）の中央部
に配設される。取り付け基板13の正面上部には、開閉パ
ネル11が回動自在に取り付けられており、開閉パネル11
は、図示しないソレノイドの作動状態により、閉状態に
保持され、ソレノイドを非作動状態とすることにより、
その自重により開放される。取り付け基板13の裏面に
は、入賞領域を構成する包囲枠14が一体に形成され、こ
の包囲枠14の後端開口部には蓋体15が接合されて入賞領
域の後部を閉塞している。包囲体14の内部には、通常の
入賞口12a、12bとＶ入賞口12cを形成する蓋体15に固設
された仕切り板14a、14bが配設されている。また、取り
付け基板13の背面には、入賞口12a、12b、Ｖ入賞口12c
に入賞した球を開口部16に案内する半円弧上のレール17
が配設されている。この開口部16に、通過孔18が位置す
るように光スイッチ20の枠体21が配設されている。又、
Ｖ入賞口12cを通過した球を検出するように、Ｖ入賞口1
2cと通過口18aが一致するように、他の光スイッチ20aが
配設されている。 光スイッチ20の外観は、第４図に示すように、通過孔
18が形成された、枠体21を有しており、通過孔18の側壁
23には、対向する位置に孔24、25が形成されており、そ
の孔には、レンズ26、27が配設されている。レンズ26に
は、発光ダイオードPDが接続されており、その陽極は抵
抗R1を介して給電線28aに接続されており、その陰極は
給電線28bに接続されている。また発光ダイオードPDの
両端子間にはコンデンサＣが接続されている。レンズ27
には、枠体21の内部に配設された光ファイバー29が光学
的に結合している。 検出回路は、第１図に示すように構成されている。給
電回路30は給電線28a、28bに接続されており、受光回路
として、フォトトランジスタPTと抵抗R2との直列回路が
形成されている。また、信号処理回路として、コンパレ
ータCPと基準電圧を発生する抵抗R3と抵抗R4の直列接続
が形成されている。 パチンコ球が通過孔18を通過しない通常状態におい
て、発光ダイオードLDによって、発光された光は、レン
ズ27を介して光ファイバーの一端面から入射し、光ファ
イバー29を伝搬して、フォトトランジスタPTにより受光
される。受光時フォトトランジスタPTは、導通状態にあ
り、その出力信号S1は低レベルになる。その信号S1は、
コンパレータCPにより基準電圧S2と比較され、波形整形
された信号S3が出力される。この信号は、パチンコ球を
検出していない通常状態において、高レベルとなる。 これに対し、パチンコ球が通過孔18を通過すると、そ
の通過時間だけ、光スイッチ20で、光が遮断され、フォ
トトランジスタPTには、光が伝搬されない。したがっ
て、フォトトランジスタPTは、非導通状態となり、その
出力信号S1は高レベルとなる。その結果、信号S1の電圧
は基準電圧S2より高くなり、コンパレータCPの出力S3は
低レベルとなる。したがって、信号S3が低レベルに変化
したことをもって、パチンコ球の入賞と判定することが
出来る。 発光回路、受光回路、信号処理回路は、他のパチンコ
機を電子的に制御する制御装置と共に遊戯盤の背部にあ
る制御板にシールドされて配設されており、係る回路部
で雑音を拾うことはない。また、入賞口に配設された光
スイッチ20までの、シールドされていない部分の内、信
号線は、光ファイバーで構成されているので、雑音が誘
導されない。また、給電線28a、28b上に誘導される雑音
は、コンデンサＣで吸収され発光ダイオードPDの端子間
電圧を変化させない。このため、発光ダイオードPDは雑
音の影響がなく安定して発光される。以上のことから、
本装置は雑音による誤動作が防止される。 また、往路と復路の信号形態を異にしているため、従
来良く発生した、給電線と信号線との線間短絡、信号線
の地絡等の障害や、これを故意に行う不正を防止する事
が出来る。 上記実施例では、光スイッチの開口部にレンズを配設
しているが、レンズを設けなくとも良い。 又、第５図に示すように、光スイッチへの入力を電気
で行い、入賞球の検出信号を光信号として検出回路へ出
力するようにしても良い。ここで、発光ダイオードPDに
より発光された光は、光ファイバー29を伝搬して、光ス
イッチに至、通過孔18を経て、フォトトランジスタPTで
受光される。受光された信号は電気信号に変換されて、
信号線32a、32bを介して、コンパレータCPに入力し、基
準値と比較され、信号は波形整形され、球の検出に応じ
て、オンオフ信号が得られる。又、送信される光は、矩
形波発振回路34で矩形波として出力しても良い。かかる
場合には、球が検出されていない通常時には、短周期の
矩形波の振動波形となり、球が検出されると、フォトト
ランジスタPTがオフし、コンパレータCPの出力は低レベ
ルとなる。このため、信号線32aと信号線32bが故意又は
故障により短絡されると、コンパレータCPの出力は、常
時、高レベルとなり、球を検出していない通常状態と区
別することが出来きる。したがって、信号線を故意に短
絡させて、パチンコ球が通過孔18を通過しても検出信号
は球の検出状態とならないようにする従来の不正が防止
出来ると共に短絡故障の発見が速くなる。
本発明は、パチンコ機の入賞検出装置において、パチ
ンコ球が通過する通過孔を有した枠体と、前記通過孔の
対角線上の側壁に相互に対向して開口部を形成し、一方
の開口部に給電線により給電されて発光する発光素子を
配設し、他方の開口部には、放射された光を受光する光
ファイバーを配設して成る光スイッチを入賞口に配設
し、電気回路で構成される検出回路への検出信号の伝送
を光ファイバーにより行うことを特徴としている。 したがって、シールドされていない光スイッチからの
検出信号の伝送路を光ファイバーで構成しているため、
パチンコ球等により発生される電磁雑音を誘導すること
がなく、雑音に強い入賞検出装置を得ることが出来る。
又、給電線と信号線との線間短絡、信号線の地絡等の故
障及び不正を防止出来る。
ンコ球が通過する通過孔を有した枠体と、前記通過孔の
対角線上の側壁に相互に対向して開口部を形成し、一方
の開口部に給電線により給電されて発光する発光素子を
配設し、他方の開口部には、放射された光を受光する光
ファイバーを配設して成る光スイッチを入賞口に配設
し、電気回路で構成される検出回路への検出信号の伝送
を光ファイバーにより行うことを特徴としている。 したがって、シールドされていない光スイッチからの
検出信号の伝送路を光ファイバーで構成しているため、
パチンコ球等により発生される電磁雑音を誘導すること
がなく、雑音に強い入賞検出装置を得ることが出来る。
又、給電線と信号線との線間短絡、信号線の地絡等の故
障及び不正を防止出来る。
第１図は、本発明の具体的な一実施例に係る入賞検出装
置の電気的構成を示したブロックダイヤグラム、第２図
は、同装置の光スイッチが配設される大入賞口を有した
変動入賞装置の構成を示した正面斜視図、第３図は、そ
の内部を背面から見た斜視図、第４図は、実施例装置の
光スイッチの外観を示した斜視図である。第５図は、他
の変形例に係る入賞検出装置の電気的構成を示したブロ
ックダイヤグラムである。 １……大入賞口、10……変動入賞装置、11……開閉プレ
ート、12a、ｂ……入賞口、12c……Ｖ入賞口、13……取
り付け基板、14……包囲枠、16……開口部、17……レー
ル、18……通過孔、15……蓋体、20……光スイッチ、21
……枠体、26、27……レンズ、28a、28b……給電線、29
……光ファイバー、32a、32b……信号線
置の電気的構成を示したブロックダイヤグラム、第２図
は、同装置の光スイッチが配設される大入賞口を有した
変動入賞装置の構成を示した正面斜視図、第３図は、そ
の内部を背面から見た斜視図、第４図は、実施例装置の
光スイッチの外観を示した斜視図である。第５図は、他
の変形例に係る入賞検出装置の電気的構成を示したブロ
ックダイヤグラムである。 １……大入賞口、10……変動入賞装置、11……開閉プレ
ート、12a、ｂ……入賞口、12c……Ｖ入賞口、13……取
り付け基板、14……包囲枠、16……開口部、17……レー
ル、18……通過孔、15……蓋体、20……光スイッチ、21
……枠体、26、27……レンズ、28a、28b……給電線、29
……光ファイバー、32a、32b……信号線
Claims (2)
- 【請求項１】パチンコ球が通過する通過孔の形成された
枠体を有し、前記通過孔の対角線上の側壁に対向して一
対の開口部を形成し、一方の開口部に電気信号を光信号
に変換する発光素子を配設し、該発光素子に給電する給
電線を発光素子に接続し、他方の開口部に前記発光素子
により発光された光を受光する端面を有した光ファイバ
ーを配設した光スイッチを、入賞口に配設し、 前記発光素子に給電する給電回路と、光信号を電気信号
に変換する受光回路と、前記受光回路の出力信号からパ
チンコ球の入賞に対応した検出信号を出力する信号処理
回路と、から成る検出回路を、パチンコ機の遊戯盤の背
部に設けられ、パチンコ機を電子制御する制御装置を搭
載した制御板上に配設し、 前記光スイッチの給電線を前記給電回路に接続し、前記
光スイッチの前記光ファイバーを前記受光回路に光学的
に接続して成るパチンコ機の入賞検出装置。 - 【請求項２】前記発光素子の端子間にコンデンサまたは
双方向に定電圧ダイオードが接続されていることを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載のパチンコ機の入賞検
出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61094149A JPH08144B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | パチンコ機の入賞検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61094149A JPH08144B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | パチンコ機の入賞検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62249666A JPS62249666A (ja) | 1987-10-30 |
| JPH08144B2 true JPH08144B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=14102323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61094149A Expired - Fee Related JPH08144B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | パチンコ機の入賞検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08144B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63105782A (ja) * | 1986-10-24 | 1988-05-11 | 山佐株式会社 | 出力ユニツトを有するパチンコ機 |
| JP3656644B2 (ja) * | 2002-12-19 | 2005-06-08 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
| JP2008043384A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Kita Denshi Corp | 遊技機 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5291281U (ja) * | 1975-12-29 | 1977-07-07 | ||
| JPS58177178U (ja) * | 1982-04-24 | 1983-11-26 | アイ・シ−電子工業株式会社 | 光フアイバ−によるパチンコ玉検出器 |
-
1986
- 1986-04-22 JP JP61094149A patent/JPH08144B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62249666A (ja) | 1987-10-30 |
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Legal Events
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