JP2733912B2 - パチンコ機の入賞検出装置 - Google Patents

パチンコ機の入賞検出装置

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JP2733912B2 JP61094150A JP9415086A JP2733912B2 JP 2733912 B2 JP2733912 B2 JP 2733912B2 JP 61094150 A JP61094150 A JP 61094150A JP 9415086 A JP9415086 A JP 9415086A JP 2733912 B2 JP2733912 B2 JP 2733912B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明は、外部の制御装置との接続を容易にしたパチ
ンコ機の入賞検出装置に関する。 【従来技術】 近年のパチンコ機は、一段と電子制御化が図られてい
る。その一例として、特定入賞口に入賞した時に、例え
ば、3桁の数字をランダムに変動させるような偶然性に
左右される事象を生起せしめ、その生起された事象の特
定の組合せにより、当たりモードを決定し、その当たり
モードに応じて、遊戯盤中央部に形成されたより入賞確
率の高い大入賞口の開放を制御しているものがある。か
かるパチンコ機の大入賞口の開放継続条件は、娯楽性を
適度に保ち遊戯者の射幸心を過度にあおることのないよ
うに、厳格に定められている。例えば、最も入賞確率が
高い大当たりモードでは、大入賞口を30秒間または大入
賞口へ10個の入賞があるまで開放し、更に、大入賞口の
一部に設けられたV入賞口に入賞する毎に、上記開放継
続条件が完了された後も、引続き上記開放継続条件が完
了されるまで、大入賞口を継続して開放するという動作
を最大10回繰り返すことが出来るようにしている。 したがって、上記開放継続条件の判定に大入賞口及び
V入賞口に入賞した球を正確に検出する検出装置が必要
となる。かかる装置の検出不良は、直接遊戯者とその提
供者の利益に関与し、両者間のトラブルの原因となる。
このため、故障が少なくかつ正確に入賞球を検出する装
置が必要である。従来は、係る装置に、一般的には、機
械的接触を利用したマイクロスイッチが使用されてい
た。しかし、機械的接点は応答性の点で劣ること、チャ
タリングが発生し易いこと、故障し易いこと、等の欠点
があり、金属球の接近により電磁気的特性が変化する近
接スイッチを用いること、例えば、実開昭60−20276
号、実開昭60−190376号が提案されている。 【発明が解決しようとする問題点】 この内、近接スイッチを用いる入賞検出装置は、2端
子素子で構成されており、トランジスタ等の能動素子を
用いていることから、外部制御回路とを接続するリード
線の極性が定められている。ところで、入賞検出装置
は、大入賞口を形成した変動入賞装置といわれる個別装
置に配設され、その変動入賞装置はパチンコ機の遊戯盤
に配設され、それは交換や保守を容易にするため、遊戯
盤に対し取り外し自在になっている。 一方、パチンコ機を制御する制御装置は、遊戯盤背部
に設けられた制御板上に配設される。このため、パチン
コ機全体を組み立てる時、入賞検出装置と制御装置とを
リード線で接続しなければならない。そして、リード線
は極性を有しているので、極性を間違わずに制御装置側
に接続しなければならないという問題があった。また、
内部配線を熟知しないパチンコ機の利用者が変動入賞装
置を交換した時、リード線の接続の極性を誤り、入賞検
出装置の電子素子を破壊するという問題があった。 本発明は係る上記の欠点を解決するためになされたも
のであり、その目的は、入賞検出装置のリード線の極性
を無くし、取り付けを容易にすることである。 【問題点を解決するための手段】 上記問題点を解決するための発明の構成は、パチンコ
球が通過する通過孔を一部に有した枠体と、 通過孔の側壁に配設されパチンコ球の通過にしたがっ
て電気的物理量が変化するセンサ部と、センサ部の電気
的物理量の変化をそれに対応した電気信号に変換し、パ
チンコ球が通過孔を通過するに応じて、2値状態をとる
検出信号を出力する球検出回路と、を枠体の基部に配設
し、球検出回路に給電し、検出信号を出力する2本の線
を配線して成るパチンコ機の入賞検出装置に於いて、 球検出回路の入出力端子と2本の線との間に介在させ
た全波整流回路を枠体の基部に設け、全波整流回路の1
次側を2本の線に接続し、2次側を球検出回路の入出力
端子に接続することにより、2本の線のいずれからも給
電が可能で且ついずれにも検出信号の出力が可能とした
ことである。 ここで、前記センサ部は、発振回路を構成するコイル
で構成し、球がコイルを通過する時に、発振状態を変化
させるもの、又、ホール素子で構成し、球の通過により
閉磁気回路を構成し、その磁束を検出するようにしたも
のが使用出来る。 【作用】 前記球検出回路は、枠体の基部に設けられた全波整流
回路を介して、外部から給電し且つ検出信号を出力する
ための2本の線(リード線)に接続されている。そし
て、枠体からは、枠体内部に配設された全波整流回路の
1次側に接続された上記2本のリード線が張り出されて
いる。したがって、このリード線の極性を逆にして外部
の給電回路に接続しても、全波整流回路の作用により、
球検出回路には、常に、所定の入力端子から電流が流入
し、他の所定の出力端子から検出信号が出力する。よっ
て、本発明の入賞検出装置は、そのリード線の極性を意
識することなく、外部の、給電回路、制御回路に接続す
る事が出来、パチンコ遊戯盤への取り付けが容易とな
る。 【実施例】 以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
第2図、第3図において、大入賞口1は、変動入賞装置
10に形成されており、その変動入賞装置10は、取り付け
基板13により、パチンコ機の遊戯盤(図示略)の中央部
に配設される。取り付け基板13の正面上部には、開閉パ
ネル11が回動自在に取り付けられており、開閉パネル11
は、図示しないソレノイドの作動状態により、閉状態に
保持され、ソレノイドを非作動状態とすることにより、
その自重により開放される。取り付け基板13の裏面に
は、入賞領域を構成する包囲枠14が一体に形成され、こ
の包囲枠14の後端開口部には蓋体15が接合されて入賞領
域の後部を閉塞している。包囲体14の内部には、通常の
入賞口12a、12bとV入賞口12cを形成する蓋体15に固設
された仕切り板14a、14bが配設されている。また、取り
付け基板13の背面には、入賞口12a、12b、V入賞口12c
に入賞した球を開口部16に案内する半円弧上のレール17
が配設されている。この開口部16に、通過孔18が位置す
るように入賞検出装置20が蓋体15の下部に配設されてい
る。又、V入賞口12cを通過した球を検出するように、
V入賞口12cと通過口18aが一致するように、他の入賞検
出装置20aが配設されている。 入賞検出装置20の外観は、第4図に示すように、通過
孔18が一部に形成された、枠体21を有しており、その基
部22には、電子回路が内蔵されている。通過孔18の側壁
23には、センサ部を構成するコイル30が埋設されてい
る。枠体21からは、電子回路に電流が、流入、流出する
2本の線(リード線)50、51が外部に引き出されてい
る。本入賞検出装置は、リード線50から給電され、信号
線51から入賞検出信号が出力されるようになっている。 球検出回路は、第1図に示すように構成されており、
発振回路31にコイル30から成るインダクタンスが接続さ
れている。球検出回路として発振回路31と検波回路32と
波形整形回路33が設けられている。本入賞検出装置に接
続される制御装置側の信号処理回路40は、リード線51が
接続される抵抗R1と抵抗R2との直列回路とその分割点の
信号を入力するトランジスタTrとそのコレクタ端子電圧
を入力するインバータIVとから成る。そして、リード線
50は、24V電源に接続され、リード線51は、抵抗R1とR2
の直列接続を介して接地されている。又、リード線50と
51には、全波整形回路35が接続されており、その2次側
は、球検出回路の入出力端子に接続されている。電流は
リード線50、全波整流回路35を介して球検出回路に給電
され、全波整流回路35、リード線51、抵抗R1、R2を介し
て検出信号として帰還される。即ち、本発明の入賞検出
装置は、直列2端子素子として使用され、2端子間の抵
抗が、2値的に入賞球の検出により変化する。 このように、制御装置側の信号処理回路40を接続した
状態において、本実施例の入賞検出装置は、次の様に作
動する。パチンコ球Bがコイル30を通過しない時は、発
振回路31は所定の周波数で発振しているが、パチンコ球
Bがコイル30のうちを通過すると、パチンコ球に誘導さ
れる渦電流による損失が大きくなり、発振回路31は、発
振を停止する。かかる信号S1は検波回路32に出力され、
その包絡線が検波され、その検波信号S2は波形整流回路
33に入力して、矩形波に整形される。したがって、波形
整形回路33の出力S3は、パチンコ球を検出していない通
常状態においては、高レベルにあり、パチンコ球を検出
すると低レベルとなる。抵抗R1とR2の接続点の信号S4
は、信号S3に比例し、信号S4の信号レベルに応じて、ト
ランジスタTrがオンオフする。トランジスタTrのコレク
タ信号は、インバータIVで反転されるので、その出力信
号S5は、信号S3と対応したものとなる。 この様にして、入賞球をオンオフ信号として検出する
ことが出来る。 上記実施例では、リード線50を制御装置側の信号処理
回路のa端子に接続し、リード線51をb端子に接続して
いるが、リード線50をb端子に、リード線51をa端子に
接続しても、全波整流回路35の作用により、球検出回路
には、常に、一方の方向から電流が供給され、他方の端
子から流出するように制御することが出来る。したがっ
て、リード線50と51の極性を考慮せずに、制御装置側の
信号処理回路に接続することが出来る。 【発明の効果】 本発明は、パチンコ球の検出状態により、端子間の抵
抗が2値的に変化するようにした、直列2端子の入賞検
出装置において、その入出力端子を2次側に接続した全
波整流回路を設け、その1次側にリード線を接続し、こ
のリード線を入賞検出装置に対する給電線と信号の取り
出し線としたことを特徴とするものである。 したがって、本入賞検出装置が接続される制御装置側
の信号処理回路に対し、リード線の極性を反転しても、
本入賞検出装置の内部回路には、常に、一方の方向から
給電されるので、本装置は破壊されることなく正常に作
動する。このため、本装置の信号処理回路への取り付け
が容易となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の具体的な一実施例に係る入賞検出装
置の電気的構成を示したブロックダイヤグラム、第2図
は、同装置が配設される大入賞口を有した変動入賞装置
の構成を示した正面斜視図、第3図は、その内部を背面
から見た斜視図、第4図は、実施例の入賞検出装置の外
観を示した斜視図である。 1……大入賞口、10……変動入賞装置、11……開閉プレ
ート、12a、b……入賞口、12c……V入賞口、13……取
り付け基板、14……包囲枠、16……開口部、17……レー
ル、18……通過孔、15……蓋体、20……入賞検出装置、
21……枠体、22……基部、35……全波整流回路、40……
信号処理回路、50、51……リード線

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.パチンコ球が通過する通過孔を一部に有した枠体
    と、 前記通過孔の側壁に配設されパチンコ球の通過にしたが
    って電気的物理量が変化するセンサ部と、前記センサ部
    の電気的物理量の変化をそれに対応した電気信号に変換
    し、前記パチンコ球が前記通過孔を通過するに応じて、
    2値状態をとる検出信号を出力する球検出回路と、を前
    記枠体の基部に配設し、前記球検出回路に給電し、前記
    検出信号を出力する2本の線を配線して成るパチンコ機
    の入賞検出装置に於いて、 前記球検出回路の入出力端子と前記2本の線との間に介
    在させた全波整流回路を前記枠体の基部に設け、全波整
    流回路の1次側を前記2本の線に接続し、2次側を球検
    出回路の入出力端子に接続することにより、前記2本の
    線のいずれからも給電が可能で且ついずれにも前記検出
    信号の出力が可能としたことを特徴とするパチンコ機の
    入賞検出装置。 2.前記センサ部は、発振回路を構成するコイルである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のパチンコ
    機の入賞検出装置。 3.前記センサ部は、パチンコ球によって閉成される磁
    気回路の磁束を検出するホール素子であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のパチンコ機の入賞検出
    装置。
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JPS6020276U (ja) * 1983-07-20 1985-02-12 オムロン株式会社 金属球検出装置
JPH0626303Y2 (ja) * 1984-05-21 1994-07-20 株式会社ソフィア 遊技機における通過球検出装置

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